JP3185997U - 密封装置 - Google Patents

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神田  剛
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Abstract

【課題】ダストリップによる外部の異物に対するシール性を向上させると共に、摺動トルクの増大を来たさない密封装置を提供する。
【解決手段】外部空間B側を向いて延びるダストリップ3の内周面に、円周方向へ延びる複数の凹凸条32が形成されると共に、外部空間B側へ向けて開いた略V字形の複数の凹部33が凹凸条32を円周方向へ分割するように円周方向所定間隔で形成され、凹凸条32は、その各山部を通る仮想面が回転体200と同心の円筒状をなすように軸方向に並んでいることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、自動車や一般機械、産業機械等における回転体の外周を密封する密封装置であって、特に、外部からのダスト等の浸入を防止するためのダストリップを有するものに関する。
従来から、回転体の外周をシールリップによって密封する密封装置には、外部からのダストや泥水等の浸入を防止するためのダストリップを有するものがある。図5及び図6は、この種の密封装置100の典型的な従来技術を示すもので、ハウジング(不図示)の軸孔の内周面に密嵌固定される外径部101と、その内周から機内空間A側へ延びる主シールリップ102と、この主シールリップ102の外部空間B側に位置して前記外径部101の内周に設けられて外部空間B側へ延びるダストリップ103を備え、主シールリップ102が、前記軸孔に挿通された回転軸200の外周面に摺動可能に密接されることによって、機内空間Aのオイル等を密封すると共に、ダストリップ103が、回転軸200の外周面に摺動可能に密接されることによって、外部空間Bからのダストなど異物の浸入を防止するものである。
また、ダストリップ102は、図5に示すように、回転軸200の外周面に対して非接触にしたもの(例えば下記の特許文献1参照)と、図6に示すように、ダストリップ103の内周面に複数の突起(又は凹部)103aを設け、回転軸200の外周面に対して締め代をもって接触させるようにしたもの(例えば下記の特許文献2参照)がある。
特開2008−75679号公報 特開平8−61512号公報
しかしながらダストリップ103が回転軸200と非接触のものは、外部空間Bの異物に対するシール性の低下が避けられず、また、ダストリップ103に締め代を持たせたものは、回転軸200との摺動トルクによって動力損失を増大させてしまう懸念がある。
本考案は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、ダストリップによる外部の異物に対するシール性を向上させると共に、摺動トルクの増大を来たさない密封装置を提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の考案に係る密封装置は、外部空間側を向いて延び回転体の外周面と対向されるダストリップの内周面に、円周方向へ延びる複数の凹凸条が形成されると共に、外部空間側へ向けて開いた略V字形の複数の凹部が前記凹凸条を円周方向へ分割するように円周方向所定間隔で形成され、前記凹凸条は、その各山部を通る仮想面が前記回転体と同心の円筒状をなすように軸方向に並んでいるものである。
請求項2の考案に係る密封装置は、請求項1に記載された構成において、ダストリップの内径が、その内周側の回転体の外径以上であることを特徴とするものである。
請求項3の考案に係る密封装置は、請求項1又は2に記載された構成において、ダストリップの内周面に、凹凸条の内径と同径の円筒面が形成されたものである。
請求項1の考案に係る密封装置によれば、ダストリップの内周面に形成されたV字形の凹部が、回転体の回転に伴って、空気を外部空間側へ吐き出す作用を奏すると共に、凹凸条に沿って円周方向への空気の流れを惹起するため、空気と共に外部空間から浸入しようとする異物に対するシール性を向上することができる。
また、請求項2の考案に係る密封装置によれば、回転体に対するダストリップの締め代が付与されないため、請求項1による効果に加え、ダストリップの摺動トルクによる回転体の動力損失の増大を防止することができる。
また、請求項3の考案に係る密封装置によれば、請求項1又は2による効果に加え、ダストリップの内周面に形成された円筒面が、回転体の外周面に対する軸受面となるため、回転体の外周面との接触による凹凸条の摩耗を防止することができる。
本考案に係る密封装置の好ましい第一の実施の形態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 図1の要部拡大図である。 本考案に係る密封装置の好ましい他の実施の形態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 図3の要部拡大図である。 従来の技術に係る密封装置の一例を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 従来の技術に係る密封装置の他の例を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。
以下、本考案に係る密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1及び図2は、第一の実施の形態を示すものである。
図1に示す密封装置は、金属製の補強環1に、主シールリップ2、ダストリップ3及び固定シール部4が一体的に設けられたものである。主シールリップ2、ダストリップ3及びその外周側の固定シール部4は、ゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなるものであって、互いに連続している。また、主シールリップ2の先端近傍の外周面にはガータスプリング5が装着されている。
補強環1は鋼板などを打ち抜きプレス成形することにより製作されたものであって、外径筒部11と、装着状態において外部空間B側となる前記外径筒部11の端部から内径側へ延びる内向き鍔部12からなる。
主シールリップ2は、補強環1の内向き鍔部12の内周側の位置から、装着状態において機内空間A側となる方向へ延び、その先端近傍の内周に、図3に示す回転軸200の外周面と摺動可能に密接される断面山形のリップエッジ部2aを有する。なお、回転軸200は、請求項1に記載された回転体に相当するものである。
ダストリップ3は、補強環1の内向き鍔部12の内周側の位置から、主シールリップ2と反対側(装着状態において外部空間B側となる方向)へ円錐筒状に延び、その先端部31が回転軸200の外周面と同心の円筒状をなして、この回転軸200の外周面と径方向に対向している。
ダストリップ3における円筒状の先端部31の内周面には、円周方向へ延びる複数の凹凸条32が形成されると共に、外部空間B側へ向けて開いた略V字形の複数の凹部33が前記凹凸条32を円周方向へ分割するように円周方向所定間隔で形成されている。また、前記凹凸条32は、図2に拡大して示すように、その各山部を通る仮想面iが回転軸200と同心の円筒状をなすように軸方向に並んでいる。また、ダストリップ3の円筒状先端部31の内径、言い換えれば前記仮想面iの径Dは、回転軸200の外周面と同等又はそれより僅かに大径となっている。
固定シール部4は、主シールリップ2及びダストリップ3と連続したゴム状弾性材料が、外径筒部11の外周側へ廻り込んで形成されたもので、不図示のハウジングの内周面に、径方向に適当に圧縮された状態で密嵌固定されるものである。
ガータスプリング5は、金属製のコイルスプリングを環状に繋げたものであって、主シールリップ2における先端近傍の外周面にリップエッジ部2aの外周側に位置して形成された環状溝25に嵌着されている。
以上の構成を備える密封装置は、主シールリップ2が機内空間A側を向くように、固定シール部4が不図示のハウジングの内周面に圧入装着されると共に、主シールリップ2におけるリップエッジ部21が、回転軸200の外周面に摺動可能に密接されることによって、機内空間Aのオイルが軸周から外部空間B側へ漏洩するのを防止するものである。
また、ダストリップ3は、その先端部31の内径Dが、回転軸200の外周面と同等又はそれより大径であるため、回転軸200の外周面に対して締め代を有さない。このため摺動トルクによる回転軸200の動力損失を増大させることがなく、ダストリップ3の摩耗も来たさない。しかも、ダストリップ3の円筒状先端部31の内周面に形成された複数の凹凸条32は、その各山部を通る仮想面iが回転軸200と同心の円筒状をなすように軸方向に並んでいるため、ラビリンスシール機能が惹起される。
そして、回転軸200の回転に伴って、その外周面に接する空気が引きずられて回転流動するため、ダストリップ3の円筒状先端部31の内周面に形成されたV字形の凹部33に入り込んだ空気は、その流れの下流側で凹部33の斜めの縁にぶつかって、図2に矢印F又はF’で示すように外部空間B側へ吐き出される。また、前記凹部33に入り込んだ空気の一部は、凹凸条32と回転軸200の外周面との間の隙間を、凹凸条32に沿って円周方向へ流れる。そしてこれらの作用によって、外部空間Bから浸入しようとする異物に対するシール性を向上することができるのである。
図3及び図4は、本考案に係る密封装置の好ましい他の実施の形態を示すもので、この実施の形態において図1及び図2に示す第一の実施の形態と異なるところは、ダストリップ3の先端部31における凹凸条32より内側(主シールリップ2側)に、前記凹凸条32の内径と同径、すなわち前記凹凸条32の各山部を通る仮想面iの径Dと同径の円筒面34を形成した点にある。
図3及び図4に示す密封装置によれば、先に説明した第一の実施の形態による効果に加え、ダストリップ3の先端部31の内周面に形成された円筒面34が、回転軸200の外周面に対する軸受面となるため、回転軸200の外周面との摺動による凹凸条32の摩耗を抑制し、初期の性能を長期にわたって維持することができる。
1 補強環
2 主シールリップ
3 ダストリップ
31 先端部
32 凹凸条
33 凹部
200 回転軸(回転体)
A 機内空間
B 外部空間
i 仮想面

Claims (3)

  1. 外部空間側を向いて延び回転体の外周面と対向されるダストリップの内周面に、円周方向へ延びる複数の凹凸条が形成されると共に、外部空間側へ向けて開いた略V字形の複数の凹部が前記凹凸条を円周方向へ分割するように円周方向所定間隔で形成され、前記凹凸条は、その各山部を通る仮想面が前記回転体と同心の円筒状をなすように軸方向に並んでいることを特徴とする密封装置。
  2. ダストリップの内径が、その内周側の回転体の外径以上であることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. ダストリップの内周面に、凹凸条の内径と同径の円筒面が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の密封装置。
JP2013003782U 2013-07-02 2013-07-02 密封装置 Expired - Lifetime JP3185997U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103742651A (zh) * 2014-01-29 2014-04-23 烟台润蚨祥油封有限公司 一种低摩擦往复运动密封件
CN104358880A (zh) * 2014-11-18 2015-02-18 烟台润蚨祥油封有限公司 一种旋转运动油封

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