JP3185924U - 地図印刷シートおよび配布物 - Google Patents

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Abstract

【課題】何度も折り畳んでも折れ皺が回復可能な地図印刷シートおよびその地図印刷シートからなる配布物を提供する。
【解決手段】セル11の径が100μmを超えない独立気泡発泡体からなるシート10の一方の面に、耐水性インクにより地図の印刷が施されてなる地図印刷シートおよびその地図印刷シートからなる配布物。
【選択図】図3

Description

本考案は、地図が印刷された地図印刷シートおよびその地図印刷シートからなる配布物に関する。
従来から、屋外で利用することを目的とした地図は知られている。例えば、特許文献1では、屋外で利用すると水や雨に浸れば破れ易いので、水や雨に侵されない材質である合成樹脂フィルムを用いた地図を印刷した地図ステッカーが開示されている。
また、例えば、特許文献2では、常温ガラスコーティング層が形成された紙製アウトドア用地図が開示されている。この紙製アウトドア用地図は、紙製の用品芯材からなり、その用品芯材の表面に、ガラス化に必要な触媒としてホウ素イオン及びハロゲンイオンを含み、アルコールに溶融した加水分解可能な有機金属化合物の組成の常温ガラスコーティング層を形成することで、撥水性や耐水性を備える。
実開平6−37865号公報 登録実用新案公報第3066036号
しかし、従来技術のように、合成樹脂フィルムやガラスコーティング層を表面に備えた紙を材質に用いると、何度も折り畳んでいると折れ皺が発生して、印刷された地図が見にくくなったり、その皺から水分が侵入して破れ易くなったりしていた。
そこで、本考案の目的とするところは、何度も折り畳んでも折れ皺が回復可能な地図印刷シートおよびその地図印刷シートからなる配布物を提供するものである。
上記課題を解決するために、セルの径が100μmを超えない独立気泡発泡体からなるシートの一方の面に、耐水性インクにより地図の印刷が施されてなる地図印刷シートが提供される。
これによれば、独立気泡発泡体からなるシートに、耐水性インクにより地図の印刷が施されることで、降雨等の中、屋外で何度も折り畳んで利用しても、折れ皺が回復可能な地図印刷シートを提供できる。また、セル径が100μmを超えない独立気泡を有するシートを使用することにより、微細な地図でも鮮明に印刷を施すことが可能である。
さらに、地図は、スキー場、山小屋、キャンプ地、観光地、山岳地、国公立公園、自然公園、テーマパークを含む遊園地、プール、海水浴場、ゴルフ場、競技場を含む各種イベント会場、フィールドアスレチック(登録商標)を含む野外運動施設、またはショッピングモールを含む大型小売店舗の中から選択される1または複数の組合せに関する地図であることを特徴としてもよい。
これによれば、特に屋外でよく用いられるスキー場等の地図を印刷し、ポケット等に収納した後、取り出して利用しても折れ皺が回復可能な地図印刷シートを提供できる。また、手に手袋を着けていても、独立気泡発泡体からなるシートからなるので、折り畳んだ地図印刷シートを容易に開くことができる。また、独立気泡発泡体からなるシートからなるので保温性が良いことから、スキー場等の寒冷地で使用しても温かみのある触感を有する地図を提供することができる。なお、本発明の地図印刷シートは、独立気泡の発泡体からなり弾性を有することから、折り畳んだ地図を開く場合も紙の地図に対して格段に開きやすい。また、ことさら折り畳んで収納する必要はなく、クシャクシャに丸めて押し込み収納したとしても、取り出してシートの一部を保持するだけで、地図が一覧できるシート状態に容易に開くことが可能である。
さらに、地図は文字を含み、その文字の最小のフォントサイズが2ポイントであることを特徴としてもよい。
これによれば、セル径が100μmを超えない独立気泡を有するシートに対して、地図情報やそれに付随する文字を微細に印刷することが可能であり、詳細な情報を多量にしかも鮮明に印刷することができ、限られた面積に多くの情報が記載できる。
さらに、一方の面は、セル構造が裁断されてセル断面が露出された面であることを特徴としてもよい。
これによれば、セル径が100μmを超えない独立気泡構造のセルであることから、印刷面にセル膜が露出した表面であっても、微細な印字が可能である。本考案に使用される発泡体は、押出し成形等により製造される。特に、押出し成形により口金から排出、成形されるシート表面は、口金と接触することでシート内深部よりも冷やされ、スキン層といわれる無発泡に近い表皮層が形成される。このスキン層に印刷することも可能である一方、成形された樹脂発泡体を剥いでセル断面を表面とし印刷することも可能である。樹脂発泡体を剥いで得られる表面は、気泡(セル)断面が並んだ構造となるとともに、独立気泡であることからセル膜を凹部とする微細な凹凸構造となっている。
さらに、印刷にインクジェット方式が用いられることを特徴としてもよい。これによれば、スキン層に印刷可能であることは言うまでも無く、セル構造が裁断され、セル断面が露出された面であっても、該セルの凹部内壁面にインクが付着し、発泡体内深部に浸透することがないため、インクを無駄にすることもなく、鮮明な印刷が可能となる。
さらに、セルは、超臨界発泡法により得られることを特徴としてもよい。
これによれば、化学発泡剤を使用することなく、二酸化炭素や窒素等の不活性ガスを発泡剤として使用する超臨界発泡法により成形されるため、セル径が均一微細に形成されるので、微細な印刷が可能となるとともに保温性を有する独立気泡構造からなる地図印刷シートを提供できる。
別の観点によれば、上記課題を解決するために、上記の地図印刷シートからなる配布物が提供される。
これによれば、何度も折り畳んでも折れ皺が回復可能な地図が印刷されたシートからなる配布物を提供することができる。
以上説明したように、本考案によれば、何度も折り畳んでも折れ皺が回復可能な地図印刷シートおよびその地図印刷シートからなる配布物を提供することができる。
本考案に係る実施例の地図印刷シートを構成する独立気泡発泡体からなるシートの断面図。 本考案に係る実施例の地図印刷シートの印刷面を示す平面図。 本考案に係る実施例の地図印刷シートの断面図(図2のI−I断面における)。
以下では、本考案について詳細に説明する。
本考案に係る地図印刷シートは、独立気泡発泡体からなるシートから構成される。この発泡体の原材料となる樹脂は、熱可塑性エラストマーや各種熱可塑性樹脂がコンパウンドされた樹脂組成物等が挙げられ、具体的には、例えば、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー等である。特に、汎用的に用いられ撥水性があり耐久性、成形性から、ポリオレフィン系であることが好ましい。
図1を参照しながら、本発泡体について説明する。本発泡体100は、その内部に複数のセル111を有する。ここでいう「セル」とは、発泡剤を添加して樹脂組成物を発泡させる際にできた独立気泡(空隙部分)である。
本発泡体100は、独立気泡のセル111から構成されることで保温性を有し、本考案に係る地図印刷シートを、例えば寒冷地の屋外で使用する使用者にとって、温かさを感じさせるものとなる。この温かさは、防寒具等に使用される衣料素材が有する断熱保温性能をいう。発泡体のセル径を小さくするほど、熱伝導率を低くすることができる。本発泡体の熱伝導率は、JIS−A1412−2に準拠した場合、0.050W/m・K以下であることが好ましい。測定方法は、試験片寸法200mm×200mmの平面サンプルを積層させ、概ね20mm程度の厚みとしたサンプルをJIS−A1412−2熱流計法(HFM法)で測定する。なお、この測定は、英弘精機(株)製の熱伝導率測定装置HC−072型を用いる。
また、本発泡体100の密度は、20kg/m3以上70kg/m3以下であることが好ましく、30kg/m3以上70kg/m3以下であることがより好ましく、35kg/m3以上70kg/m3以下であることが更に好ましい。密度を上記範囲とすることで、本発泡体を高発泡(概ね発泡倍率が15倍以上)とすることができる。なお、発泡体の密度は、JIS−K7112に準拠した水中置換法で、ミラージュ貿易(株)製の電子比重計MD−200Sを用いて測定される。
本考案に係る地図印刷シートは、セルの径が100μmを超えない発泡体からなるシートから構成される。セル111の細かさ(分布)は、以下の指標を用いて評価する。発泡体100の表層(スキン層)をスライサー等で剥いで分離した断面(セル断面)において、500μm角の正方形(以下、「仮想枠」)が形成されるように長さ500μmの任意の仮想直線を4本引き、形成された仮想枠内に含まれる全てのセル111のうち100μm以下のセル径を有するセル111の存在率が80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、95%以上であることが更に好ましく、98%以上が特に好ましい。
100μm以下のセル径を有するセル111の存在率がこの範囲であるということは、発泡体100内にセル111がきめ細かく形成されていることを意味する。従って、100μm以下のセル径を有するセル111の存在率をこの範囲に設定することで、断熱性をより高くすることができるとともに、印刷の鮮明性を向上させることができる。尚、100μm以下のセル径を有するセル111の存在率の上限値は特に規定するものではなく、100%、すなわち、仮想枠内に含まれるセル111の全てが100μm以下のセル径を有するものであってもよい。セル径は、100〜50μm、好ましくは80〜50μm、さらに好ましくは70〜60μmである。このように、セル径が100μmを超えない独立気泡を有するシートを使用することにより、保温性を高くし、微細な地図でも鮮明に印刷を施すことが可能である。
100μm以下のセル径を有するセル111の存在率は、以下のようにして測定することができる。まず、発泡体100の表層つまりスキン層をスライサー等を用いて裁断する。次いで、裁断後の発泡体100のセル断面を電子顕微鏡(公序良俗違反につき、不掲載)を用いて写真撮影し、この撮影画像のコントラストを調整し、最も鮮明な画像に対して、500μm角の正方形(仮想枠)が形成されるように長さ500μmの任意の仮想直線を4本引く。そして、形成された仮想枠内に少なくとも一部が含まれるセル111の数及び各セル111のセル径を計測し、この計測結果から、100μm以下のセル径を有するセル111の数を仮想枠内に含まれる全てのセル111の数で除することによって、100μm以下のセル径を有するセル111の存在率を算出することができる。なお、セル111のセル径として、セル111の最大径の値を採用することとする。
発泡体100は、シート状の形状を有しており、その少なくとも一方の面に外部に露出したセル断面120を有する。ここでいう「セル断面」とは、発泡体100の少なくとも一方の面の表層が裁断、切断又は剥離等されることで、発泡体100内部のセル111の内壁が外部に露出される部位であって、発泡体100の少なくとも一方の表面に形成されるセル111由来の凹部121のことをいう。発泡体100のシートの厚さは特に限定されないが、おおよそ0.1〜3mm、好ましくは、0.3〜1.5mmである。
発泡体100を得るための方法は、化学発泡剤の配合による方法や、発泡剤として含浸させた窒素やCO2など超臨界不活性ガスに浸漬して除圧後発泡させる超臨界発泡による方法などが挙げられるが、発泡体中の気泡のサイズをより微細にするために超臨界発泡法が好ましい。超臨界発泡法は、温度および圧力が臨界点を超えた状態(超臨界状態)のガスを樹脂に溶解させて押出成型または射出成形する方法であり、微細な泡を均一に分散することが可能となる。化学反応によってガスを発生させる必要が無いため、低VOCで環境等に対して非常にクリーンであると共に、身体に直接触れる部材でも安心して使用できる。また化学反応により発泡させる製法では、セル径が約300μm以上と比較的大きくかつバラつくのに比べ、超臨界発泡法によれば非常に均一微細なセル構造を形成する事ができ、ポイントの低い細かい文字や細部まで鮮明な画像を印刷できるとともに高い保温性を有するシートとすることができる。また、かかる均一微細な気泡とすることで、シート表面に低反射、発色性、好触感、深みなどを与えることができる。
地図印刷シートは、上述したシートの一方の面に印刷が施されている。シートの面は、成形された発泡体表層付近にセルの観察されない層即ちスキン層130と、その表層を裁断等し、セル111の内壁が外部に露出され、セル構造が裁断されてセル断面120が露出された面の2種類有りうる。印刷が施される面は、この2つの面のいずれであってもよい。スキン層のある面は、表面が平滑で光に反射することから、印刷画像に光沢が出て、ツヤのある強い質感の映像表現が可能となる。一方、セル断面が露出された面は、表面に多孔質の凹凸があることで、印刷画像に光沢がなく、マットな質感の映像表現が可能となる。
印刷が施される面が、セル構造が裁断されてセル断面120が露出された面である場合、セル径が100μmを超えない独立気泡構造のセルであることから、微細な地図でも鮮明に印刷することが可能である。本考案に使用される発泡体は、押出し成形により製造されることから、口金から排出、成形されるシート表面は、口金と接触することでシート内深部よりも冷やされ、スキン層130といわれる無発泡に近い表皮層が形成される。
印刷は、インクジェット方式、グラビア方式、スクリーン方式、スタンプ方式などで行うことができ、特に限定されないが、インクジェット方式が好ましい。これによれば、スキン層130に印刷可能であることは言うまでも無く、セル構造が裁断され、セル断面120が露出された面であっても、該セルの凹部内壁面にインクが付着し、発泡体内深部に浸透することがないため、インクを無駄にすることもなく、鮮明な印刷が可能となる。また、印刷は、耐水性インクにより施される。これによれば、独立気泡発泡体からなるシートに、耐水性インクにより地図の印刷が施されることで、降雨等の中、屋外で何度も折り畳んで利用しても、折れ皺が回復可能な地図印刷シートを提供できる。また、インクジェット方式である場合、インクは紫外線硬化型のインクであることが好ましい。紫外線を照射するとほぼ瞬時に硬化することから、速乾性が得られる。
上述したシートからなる地図印刷シートは、セルの径が100μmを超えない独立気泡発泡体からなるシートの一方の面に、耐水性インクにより地図の印刷が施されてなることで、微細な地図でも鮮明に印刷を施すことができ、降雨等の中、屋外で何度も折り畳んで利用しても、折れ皺が回復可能な地図印刷シートを提供できる。また、この独立気泡発泡体シートからなることで高い保温性を有するので、寒冷地屋外で使用した時に、使用者は温かみを感じることができる。
図2および図3を参照し、地図印刷シート10を説明する。地図印刷シート10の大きさは、印刷物の規格、A版、B版等に従い、適宜の寸法に裁断される。地図印刷シート10の印刷面は、セルの径が100μmを超えないセル111の独立気泡から構成される発泡体100からなるシートにより構成される。そして、その一方の面11に耐水性インクにより地図の印刷が施され、セル断面の凹部にインクジェットで印刷されたインク13が付着している。地図印刷シート10の外形は矩形であるが、これに限定されず、いかなる外形であってもよい。なお、地図印刷シート10を構成するシート状の発泡体100は、(公序良俗違反につき、不掲載)、およそ100μm以下で分布するセル径を有し、片面のスキン層が剥がされた厚さ0.8mmのオレフィン樹脂発泡体を使用することが好ましい。なお、本発泡体については、特願2013−70425号を参照するとよい。
地図印刷シート10の印刷面11における印刷内容は地図に関し、その地図に含まれる文字の最小のフォントサイズが2ポイントである。セル径が100μmを超えない独立気泡を有するシートに対して、地図やそれに付随する文字を微細に印刷しても、詳細な情報を多量にしかも鮮明に印刷することができ、限られた面積に多くの情報が記載できる。地図印刷シート10は、セル構造が裁断されてセル断面が露出された面120を印刷面11としているが、もちろんスキン層130に印刷されてもよい。
印刷面11に印刷された地図は、ゲレンデマップ11aである。他の地図としては、広域のスキー場、山小屋、キャンプ地、観光地、山岳地、国公立公園、自然公園、テーマパークを含む遊園地、プール、海水浴場、ゴルフ場、競技場を含む各種イベント会場、フィールドアスレチック(登録商標)を含む野外運動施設、またはショッピングモールを含む大型小売店舗などの中から選択される1または複数の組合せに関する地図であってもよい。これによれば、特に屋外でよく用いられるスキー場等の地図を印刷し、ポケット等に収納した後、取り出して利用しても折れ皺が回復可能な地図印刷シートを提供できる。また、手に手袋を着けていても、独立気泡発泡体からなるシートからなるので、折り畳んだ地図印刷シートを容易に開くことができる。また、独立気泡発泡体からなるシートからなるので保温性が良いことから、スキー場等の寒冷地で使用しても温かみのある触感を有する地図を提供することができる。なお、本発明の地図印刷シートは、独立気泡の発泡体からなり弾性を有することから、折り畳んだ地図を開く場合も紙の地図に対して格段に開きやすい。また、ことさら折り畳んで収納する必要はなく、クシャクシャに丸めて押し込み収納したとしても、取り出してシートの一部を保持するだけで、地図が一覧できるシート状態に容易に開くことが可能である。
図2や図3に示す地図印刷シート10は、地図印刷シート10からなる配布物であってもよい。これによれば、上記特徴を備える、地図が印刷されたシートからなる配布物を提供することができる。この配布物は、公的機関、スキー場の運営者、観光地等の観光協会や各店舗などが、使用者や来訪者に対して広く配る物として使用されるものであり、特に配布する主体や目的、対象者などを限定するものではなく、また、能動的に配布するものでなく、例えば、この配布物をいずれかに配置し、使用者が勝手に持っていくような物であってもよいことは言うまでも無い。
なお、本考案は、例示した実施例に限定するものではなく、実用新案登録請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本考案は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本考案の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、原料、材料、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
10 地図印刷シート
11 印刷面
11a ゲレンデマップ
13 印刷されたインク
100 発泡体
111 セル
120 セル断面
121 凹部
130 スキン層
さらに、地図は、スキー場、山小屋、キャンプ地、観光地、山岳地、国公立公園、自然公園、テーマパークを含む遊園地、プール、海水浴場、ゴルフ場、競技場を含む各種イベント会場、野外運動施設、またはショッピングモールを含む大型小売店舗の中から選択される1または複数の組合せに関する地図であることを特徴としてもよい。
これによれば、特に屋外でよく用いられるスキー場等の地図を印刷し、ポケット等に収納した後、取り出して利用しても折れ皺が回復可能な地図印刷シートを提供できる。また、手に手袋を着けていても、独立気泡発泡体からなるシートからなるので、折り畳んだ地図印刷シートを容易に開くことができる。また、独立気泡発泡体からなるシートからなるので保温性が良いことから、スキー場等の寒冷地で使用しても温かみのある触感を有する地図を提供することができる。なお、本発明の地図印刷シートは、独立気泡の発泡体からなり弾性を有することから、折り畳んだ地図を開く場合も紙の地図に対して格段に開きやすい。また、ことさら折り畳んで収納する必要はなく、クシャクシャに丸めて押し込み収納したとしても、取り出してシートの一部を保持するだけで、地図が一覧できるシート状態に容易に開くことが可能である。
100μm以下のセル径を有するセル111の存在率は、以下のようにして測定することができる。まず、発泡体100の表層つまりスキン層をスライサー等を用いて裁断する。次いで、裁断後の発泡体100のセル断面を電子顕微鏡を用いて写真撮影し、この撮影画像のコントラストを調整し、最も鮮明な画像に対して、500μm角の正方形(仮想枠)が形成されるように長さ500μmの任意の仮想直線を4本引く。そして、形成された仮想枠内に少なくとも一部が含まれるセル111の数及び各セル111のセル径を計測し、この計測結果から、100μm以下のセル径を有するセル111の数を仮想枠内に含まれる全てのセル111の数で除することによって、100μm以下のセル径を有するセル111の存在率を算出することができる。なお、セル111のセル径として、セル111の最大径の値を採用することとする。
図2および図3を参照し、地図印刷シート10を説明する。地図印刷シート10の大きさは、印刷物の規格、A版、B版等に従い、適宜の寸法に裁断される。地図印刷シート10の印刷面は、セルの径が100μmを超えないセル111の独立気泡から構成される発泡体100からなるシートにより構成される。そして、その一方の面11に耐水性インクにより地図の印刷が施され、セル断面の凹部にインクジェットで印刷されたインク13が付着している。地図印刷シート10の外形は矩形であるが、これに限定されず、いかなる外形であってもよい。なお、地図印刷シート10を構成するシート状の発泡体100は、およそ100μm以下で分布するセル径を有し、片面のスキン層が剥がされた厚さ0.8mmのオレフィン樹脂発泡体を使用することが好ましい。なお、本発泡体については、特願2013−70425号を参照するとよい。

Claims (7)

  1. セルの径が100μmを超えない独立気泡発泡体からなるシートの一方の面に、耐水性インクにより地図の印刷が施されてなる地図印刷シート。
  2. 前記地図は、スキー場、山小屋、キャンプ地、観光地、山岳地、国公立公園、自然公園、テーマパークを含む遊園地、プール、海水浴場、ゴルフ場、競技場を含むイベント会場、フィールドアスレチック(登録商標)を含む野外運動施設、またはショッピングモールを含む大型小売店舗の中から選択される1または複数の組合せに関する地図であることを特徴とする請求項1に記載の地図印刷シート。
  3. 前記地図は文字を含み、該文字の最小のフォントサイズが2ポイントであることを特徴とする請求項1または2に記載の地図印刷シート。
  4. 前記一方の面は、前記セル構造が裁断されてセル断面が露出された面であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の地図印刷シート。
  5. 前記印刷にインクジェット方式が用いられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の地図印刷シート。
  6. 前記セルは、超臨界発泡法により得られることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の地図印刷シート。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の地図印刷シートからなる配布物。
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