JP3185663U - 時計用文字板、時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】明るい場所では、高級感を備える外観と、暗い場所では、明るい場所とは異なる趣の外観を備えた時計用文字板および時計を提供する。
【解決手段】時計用文字板10は、表面20aに凹部21が形成される下基板20と、凹部の内部に充填される蓄光性夜光剤30と、凹部が形成された表面側に重ね合わされる光半透過性の磁器基板11と、を備える。凹部の平面形状は、たとえばブランド名などの文字であり、時計には、このような時計用文字板が組み込まれている。明るいところでは、磁器特有の透明感がある乳白色の磁器基板11のみが見える。暗いところでは、下基板20に設けられた文字や商標、草花や任意の模様などの図柄が磁器基板を透して浮き上がるように見える。
【選択図】図2

Description

本考案は、時計用文字板および時計に関する。
従来の時計用の夜光文字板には、自発光する放射性物質を含む夜光剤や、照射された光エネルギーを蓄積した後、光エネルギーを放出する蓄光性夜光剤が用いられてきた。最近では、放射性物質を含まない蓄光性夜光剤が用いられることが一般的である。たとえば特許文献1には、金属製の下板の上面に形成された多数の凹部に、蓄光性夜光剤を充填し、その蓄光性夜光剤の表面にクリアラッカーを塗布した後、このクリアラッカーの上面にすりガラス製の上面部材を接着剤によって固着する時計用文字板が開示されている。
特開平7−43477号公報
特許文献1に記載されている時計用文字板によれば、蓄光性夜光剤が金属製の下板上面に格子状に形成された凹部内に充填されているので、暗い場所では、時計用文字板の上面から格子状に区画された模様が上面部材を通して視認でき、旧来の文字板全体に蓄光性夜光剤を塗布するものに比べて、異なった趣の文字板装飾を実現できる。
しかしながら、下板と上面部材とは近接しているため明るい場所では上面部材を透して蓄光性夜光剤が視認できてしまい、必ずしも良好な装飾性が得られない。また、このような時計用文字板は、明るいところでは格子模様を見えなくし、暗い場所では格子模様が見えるというような、明るいところと、暗いところとでは、趣の異なる外観を得ることができない。
また、上面部材がすりガラスで形成されているので、時計用文字板の上面側からみたときに、すりガラス素材がそのまま見えてしまい、高価格品には向かない外観になってしまう。
本考案は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、明るいところでは高級感を備える外観を備え、暗いところでは、明るいところとは異なる趣の外観を備える時計用文字板を提供することである。
上記課題を解決するために、本考案の時計用文字板は、表面に凹部が形成された下基板と、凹部の内部に入れられた蓄光性夜光剤と、下基板の凹部が形成された表面側に重ね合わされる光半透過性の磁器基板と、を備えていることとする。
また、上記考案に加えて、蓄光性夜光剤は、アルミン酸塩化合物を主成分に希土類元素の賦活剤を添加させた発光基体を用いている、ことが好ましい。
また、上記考案に加えて、蓄光性夜光剤の厚みは、0.1mmから0.3mmの範囲に形成されている、ことが好ましい。
また、上記考案に加えて、磁器基板の凹部の形成領域と重ならない領域には、陶芸用絵具によって絵付されている、ことが好ましい。
また、上記考案に加えて、磁器基板の表面には、光半透過性または光透過性を備える釉薬が焼き付けられている、ことが好ましい。
また、本考案の時計は、上記記載の時計用文字板を組み込んだこととする。
本考案の第1実施例に係る時計用文字板を示す平面図である。 図1のA−A線で切断した断面図である。 蓄光性夜光剤の厚みと輝度の関係を示すグラフである。 第1実施例に係る時計用文字板を搭載した腕時計を示す平面図である。
以下、本考案の実施の形態に係る時計用文字板10について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各実施例では、時計用文字板10として、腕時計1に搭載される文字板を例示するものとする。
(第1実施例)
図1は、第1実施例に係る時計用文字板10を示す平面図であり、図2は、図1のA−A線で切断した断面図である。図1、図2に示すように、時計用文字板10は、光半透過性の磁器基板11と下基板20とが重ね合わされている。そして、下基板20の表面20aに凹部21が形成されている。下基板20と磁器基板11は、両者の間に介在される接着層40によって固着されている。凹部21の内部には、蓄光性夜光剤30が塗布され、凹部21内が蓄光性夜光剤30によって埋められている。時計用文字板10の中心部には、下基板11と磁器基板20とを貫通する孔25が開けられている。この孔25には不図示の指針支持軸が挿通される。
磁器基板11の表面11aには、時刻表示目盛6が設けられている。時刻表示目盛6は、インクや顔料、陶芸用絵具などを用いて印刷することで形成される。あるいは、金属片で時刻表示目盛6そのものを製作し、磁器基板11の表面11aの所定位置に貼着することで時刻表示目盛6を形成してもよい。
磁器基板11は、陶石を原料とする磁器用粘土を練って板状に形成した後、1300℃程度の高温で焼成される青みがかった乳白色の透明感を備える磁器製の基板である。磁器としては、たとえば有田焼または伊万里焼に代表され、一般に白磁と呼ばれるものが好ましい。本実施例では、磁器基板11は、高温焼成された後に厚みが0.3mmになるように表裏両面を研磨している。磁器基板11は、厚み0.3mm前後において光半透過性を備える。なお、焼成された磁器表面が平滑であれば、研磨はしなくてもよく、表面11aまたは裏面11bのどちらか一方を研磨してもよい。
下基板20は、黄銅や洋白(洋銀)などの金属板で形成されており、裏面20bには、2本の文字板足13が立てられている。文字板足13は、時計用文字板10を不図示の時計体に固定する機能を有する。本実施例では、下基板20の厚みは、0.3mm〜0.4mmに設定されている。凹部21の深さは、下基板20の加工性や強度が許す限り深い方がよく、下基板20の厚みが0.3mmの場合には、0.15mm±0.05mmの範囲で設定し、下基板20の厚みが0.4mmの場合には、0.2mm±0.1mmの範囲で設定する。凹部21内には、蓄光性夜光剤30が充填されることから、凹部21の深さは蓄光性夜光剤30の厚みに相当する。
なお、下基板20の厚みをXとし、凹部21の深さをYとして一般式化すると、深さYは、(X÷2)−(X÷4)≦Y≦(X÷2)+(X÷4)の範囲が好ましく、(X÷2)−(X÷6)≦Y≦(X÷2)+(X÷6)の範囲がより好ましい。
また、凹部21の深さは、充填される蓄光性夜光剤30の輝度に影響するが、このことについては、図3を参照して後述する。
下基板20に形成される凹部21の平面形状は、たとえば、ブランド名などの文字である。図1に図示する第1実施例では、ブランド名(公序良俗違反につき、不掲載)を例示している。凹部21は、ブランド名以外に、時計の商品名、商標、または磁器基板の原料産地、製造産地もしくは商標、または草花や任意の模様などの図柄で形成してもよく、意匠的にデザインされたものであれば、自在に選択可能である。
磁器基板11と下基板20とは、接着層40によって接合されている。接着層40は接着材であって、UV接着剤(紫外線硬化型接着剤)、熱硬化性接着剤もしくは嫌気性接着剤、または粘着材を用いることが可能である。接着層40は、光透過性が高いものを選択し、接合強度を保持できれば薄いほどよい。
蓄光性夜光剤30は、アルミン酸塩化合物を主成分に希土類元素の賦活剤を添加させた発光基体を用いたものであって、太陽光や蛍光灯などの光(紫外線)を吸収し、暗いところでは長時間にわたって自然発光する。本実施例では、磁器基板11を透過した光エネルギーを蓄光性夜光剤30で吸収し、暗いところで発光する。磁器基板11は光半透過性を備えているので、明るいところでは蓄光性夜光剤30を視認できない。一方、暗いところ、またはブラックライトによって紫外線を照射したときには、蓄光性夜光剤30が発光する光は磁器基板11を透過し、蓄光性夜光剤30で形成されるブランド名などを視認できる。なお、蓄光性夜光剤としては、蓄光性夜光顔料や硫化亜鉛タイプのものがあるが、高輝度にできないことや、残光時間が短いことから、それらは時計用文字板10には適さないが、蓄光性夜光剤として採用してもよい。
蓄光性夜光剤30の輝度は、蓄光夜光剤30の塗布厚みによって変化する。そのことについて、図3を参照して説明する。
図3は、蓄光性夜光剤30の厚みと蓄光性輝度率の関係を示すグラフである。横軸に蓄光性夜光剤30の厚み(mm)、縦軸に蓄光性輝度率(%)を表している。なお、蓄光性輝度率は、蓄光性夜光剤30が備える標準輝度に対する各厚みにおける輝度の割合を表している。図3に示すように、蓄光性輝度率は0.3mm付近で100%に近づき、蓄光性夜光剤30をそれ以上厚くしても輝度は高くならない。また、厚み0.2mm付近で95%の蓄光性輝度率、厚み0.1mm付近で80%の蓄光性輝度率が得られる。また、0.1mm以下では、蓄光性夜光剤30が薄くなるに従い蓄光性輝度率は急激に低下し、十分な輝度が得られないことが分かる。
本実施例では、既述したように、下基板20の厚みが0.3mmの場合には、凹部21の深さを0.1mm〜0.2mmの範囲に形成し、下基板20の厚みが0.4mmの場合には、凹部21の深さを0.10mm〜0.3mmの範囲で形成する。蓄光性夜光剤30は、凹部21内に充填されていることから、蓄光性夜光剤30の厚みは、0.1mm〜0.3mmとなり、蓄光性輝度率は80%以上を確保できる。下基板20の厚みは、腕時計1のケース構造やデザインなどから決められる総厚みの設定によって選択される。
続いて、本実施例に係る時計用文字板10を組み込んだ腕時計1について図面を参照しながら説明する。
図4は、第1実施例に係る時計用文字板10を搭載した腕時計1を示す平面図であって、(A)は明るいところで視認した外観を示し、(B)は暗いところで視認した外観を示している。図4に例示した腕時計1には、時計用文字板10が装着された不図示の時計体(ムーブメントと呼ばれる)が時計ケース2内に格納されている。時計用文字板10には、時刻表示目盛6が設けられ、不図示の指針軸に取付けられた時針3、および分針4を備えている。時計ケース1の3時方向には、リュウズ7が取り付けられている。図4(A)に示すように、明るいところでは、蓄光性夜光剤30((公序良俗違反につき、不掲載)の文字)は視認できずに、腕時計1の全体を見ることができる。
暗いところ、または紫外線を腕時計1に照射すると、図4(B)に示すように、蓄光性夜光剤30で記されたブランド名である(公序良俗違反につき、不掲載)の文字が、まるで浮かび上がったように見える。なお、図4(B)は、腕時計1の全体が見えるように図示しているが、暗闇のような環境下では、蓄光性夜光剤30で記されたブランド名である(公序良俗違反につき、不掲載)の文字以外は見えない。また、ブラックライトを照射したときには、(公序良俗違反につき、不掲載)の文字は鮮明に見え、時計ケース2、時針3、分針4、および時刻表示目盛6なども視認できる。
以上説明した第1実施例は、特許文献1のように、金属製の下板の上面に形成された多数の凹部に蓄光性夜光剤を充填し、蓄光性夜光剤の表面にはクリアラッカーを塗布し、このクリアラッカーの上面にすりガラス製の上面部材を設ける構造ではない。第1実施例に示すものは、下基板20の表面20aに形成される凹部21の内部に蓄光性夜光剤30を充填し、下基板20に光半透過性の磁器基板11を重ね合わせて固着する構造である。
このような構造によれば、明るいところでは、下基板20に形成された文字や商標、草花や任意の模様などの図柄は見えず、磁器特有の透明感がある乳白色の磁器基板11のみが見える。また、暗いところでは、下基板20に設けられた文字や商標、草花や任意の模様などの図柄が磁器基板11を透して浮き上がるように見える。このように、明るいところと、暗いところとでは異なる趣の外観を備える時計用文字板10を提供できる。
また、暗闇のような暗さではなくても、ブラックライトによって紫外線を磁器基板11に照射すれば、下基板20に形成された文字や商標、草花や任意の模様などの図柄が、磁器基板11を透して浮き上がるように見え、見る人にとって驚きを与える。
また、磁器基板11は、白磁特有の質感を備えており、有田焼(伊万里焼)などは、磁器そのものの質感が高級感をもって受け入れられている。このような磁器基板11が取り付けられた時計用文字板10を明るいところで見ると、いわゆる高級品(高価格品)の腕時計としての質感が得られる。
(第2実施例)
続いて、本考案の第2実施例に係る時計用文字板10について説明する。第2実施例は、磁器基板11の表面11aに、陶芸用絵具によって模様や文字などが絵付されていることを特徴とする。図示は省略するが、磁器基板11の表面11aの蓄光性夜光剤30が充填される凹部21とは重ならいない領域に、陶芸用絵具によって模様や文字など絵付されている。陶芸用絵具としては、赤色系、青色系、黄色系、緑色系などがあり、様々な色調の図柄を表現できる。
磁器基板11の原料が、有田焼(または伊万里焼)の磁器(白磁)の場合には、呉須と呼ばれる絵具を用いて、伝統的な図柄を絵付すれば(染付と呼ばれる)、有田焼の伝統的な藍色と装飾性を備える時計用文字板10を実現できる。このように、磁器基板11の表面11aに絵付することで、白磁の地肌とは異なる趣の外観、および様々なデザインの時計用文字板10を実現できる。
(第3実施例)
次に、本考案の第3実施例に係る時計用文字板10について説明する。第3実施例は、磁器基板11の表面11aに、釉薬が焼き付けられていることを特徴とする。図示は省略するが、磁器基板11の表面11aには、釉薬がかけられ焼成されている。釉薬としては、光透過性が高い透明釉薬や光半透過性の白磁釉薬などがある。
このように、磁器基板11に釉薬をかけることによって、磁器(白磁)の質感を変えることができる。また、磁器基板11の表面11aには、非常に細かい凹凸があり、釉薬によって、表面11aを平滑な表面に仕上げることができる。表面11aの凹凸は、光を散乱させる。蓄光性夜光剤30から発光される光が散乱すると、文字等の図柄が柔らかく表現できるが、表面11aに釉薬をかけて滑らかにすると、表面11aにおける光の散乱は減少し、文字等の図柄が鮮明に視認可能となる。なお、釉薬は、磁器基板11の表面全体にかけてもよい。
なお、第2実施例のように、磁器基板11の表面11aに絵付(下絵付という)したうえで釉薬をかけて焼成してもよく、釉薬をかけたのちに焼成し、絵付(上絵付という)をしてもよい。また、磁器基板11を焼成せずに、釉薬をかけた後に焼成をしてもよい。
以上説明した各実施例において、薄い磁器基板11の裏面側に、蓄光性夜光剤30を配置することで、明るいところでは、従来にない磁器の質感を備える時計用文字板10となり、暗いところでは、蓄光性夜光剤30の発光によりブランド名などの図柄が浮き上がるように見えるというように、明るいところとは異なる趣の外観を備えた時計用文字板10を実現し、意匠性が高い腕時計1を提供することができる。
また、磁器基板11は、白磁の基板を用いること、磁器に絵付をすること、或いは磁器に釉薬をかけることなど、伝統的な技法を用いて形成すれば、伝統技術を陶磁器以外の商品に活用することが可能となるほか、伝統産業の育成や発展に寄与することができる。
なお、本考案による時計用文字板10は、腕時計1に搭載する場合を例示したが、腕時計に限らず、置き時計や掛け時計などにも応用できる。
また、上述の各実施例では磁器基板11と下基板20の間に接着層40を設けたが、クリップなど他の部材で一体化させるようにしてもよい。また、下基板20を備えず、磁器基板11の裏面11bに凹部を設け、その凹部内に蓄光性夜光剤30を入れるようにしてもよい。
さらに、本考案の技術は、時計用文字板10に限らず、磁器製品の裏面側に蓄光性夜光剤30を塗布すること、または蓄光性夜光剤30で図柄などを描くこと、に応用可能である。このようにすれば、明るいところでは磁器特有の質感が得られ、暗いところでは、蓄光夜光剤30による図柄を浮き出させることができ、従来とは趣の異なる意匠性を備える磁器製品を提供できる。
1…腕時計、10…時計用文字板、11…磁器基板、11a…磁器基板の表面、20…下基板、20a…下基板の表面、21…凹部(下基板の)、30…蓄光性夜光剤、40…接着層(接着剤)。
下基板20に形成される凹部21の平面形状は、たとえば、ブランド名などの文字である。図1に図示する第1実施例では、ブランド名「BRAND NAME」を例示している。凹部21は、ブランド名以外に、時計の商品名、商標、または磁器基板の原料産地、製造産地もしくは商標、または草花や任意の模様などの図柄で形成してもよく、意匠的にデザインされたものであれば、自在に選択可能である。
図4は、第1実施例に係る時計用文字板10を搭載した腕時計1を示す平面図であって、(A)は明るいところで視認した外観を示し、(B)は暗いところで視認した外観を示している。図4に例示した腕時計1には、時計用文字板10が装着された不図示の時計体(ムーブメントと呼ばれる)が時計ケース2内に格納されている。時計用文字板10には、時刻表示目盛6が設けられ、不図示の指針軸に取付けられた時針3、および分針4を備えている。時計ケース1の3時方向には、リュウズ7が取り付けられている。図4(A)に示すように、明るいところでは、蓄光性夜光剤30(BRAND NAMEの文字)は視認できずに、腕時計1の全体を見ることができる。
暗いところ、または紫外線を腕時計1に照射すると、図4(B)に示すように、蓄光性夜光剤30で記されたブランド名である「BRAND NAME」の文字が、まるで浮かび上がったように見える。なお、図4(B)は、腕時計1の全体が見えるように図示しているが、暗闇のような環境下では、蓄光性夜光剤30で記されたブランド名である「BRAND NAME」の文字以外は見えない。また、ブラックライトを照射したときには、「BRAND NAME」の文字は鮮明に見え、時計ケース2、時針3、分針4、および時刻表示目盛6なども視認できる。

Claims (6)

  1. 表面に凹部が形成された下基板と、
    前記凹部の内部に入れた蓄光性夜光剤と、
    前記下基板の凹部が形成された表面側に重ね合わされる光半透過性の磁器基板と、を備えている、
    ことを特徴とする時計用文字板。
  2. 請求項1に記載の時計用文字板において、
    前記蓄光性夜光剤は、アルミン酸塩化合物を主成分に希土類元素の賦活剤を添加させた発光基体を用いている、
    ことを特徴とする時計用文字板。
  3. 請求項2に記載の時計用文字板において、
    前記蓄光性夜光剤の厚みは、0.1mmから0.3mmの範囲に形成されている、
    ことを特徴とする時計用文字板。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の時計用文字板において、
    前記磁器基板の前記凹部の形成領域と重ならない表面領域には、陶芸用絵具によって絵付されている、
    ことを特徴とする時計用文字板。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の時計用文字板において、
    前記磁器基板の表面には、光半透過性または光透過性を備える釉薬が焼き付けられている、
    ことを特徴とする時計用文字板。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の時計用文字板を組み込んだことを特徴とする時計。
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CN111511541A (zh) * 2017-12-19 2020-08-07 鹤卷京彦 片材构件
CN111752132A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 精工电子有限公司 钟表用文字板和钟表

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