JP3184899B2 - 有機性廃棄物処理システムおよび有機性廃棄物処理車 - Google Patents

有機性廃棄物処理システムおよび有機性廃棄物処理車

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JP3184899B2
JP3184899B2 JP12292098A JP12292098A JP3184899B2 JP 3184899 B2 JP3184899 B2 JP 3184899B2 JP 12292098 A JP12292098 A JP 12292098A JP 12292098 A JP12292098 A JP 12292098A JP 3184899 B2 JP3184899 B2 JP 3184899B2
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義政 加藤
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広瀬興業株式会社
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業集落排水汚泥
や食品工場排出汚泥などの有機性廃棄物の処理に適した
有機性廃棄物処理システムおよび有機性廃棄物処理車に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有機性廃棄物を醗酵処理するに
は、醗酵槽を設置し、電気ヒーターを用いて醗酵槽の内
部を所定の醗酵温度に加熱して、廃棄物を醗酵させる方
法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、電気ヒーターによる加熱のため、加熱効率が
悪く、処理に時間がかかるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、効率良く短時間で処理することが
できる有機性廃棄物処理システムおよび有機性廃棄物処
理車を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る有機性廃棄物処理システムは、醗酵機
と、ボイラーと、ホッパーとを有し、前記醗酵機はスチ
ーム槽と醗酵槽とシャフトと攪拌羽根とを有し、前記ス
チーム槽は蒸気取入口と蒸気排出口とを有して密閉さ
れ、前記醗酵槽は前記スチーム槽の内部に収容され、廃
棄物投入口と処理物取出口とを有し、前記シャフトは前
記醗酵槽を貫通し、動力によって回転可能に設けられ、
管状であって両端が前記スチーム槽に連通しており、前
記攪拌羽根は前記シャフトに放射状に固定され、前記ボ
イラーは蒸気吐出口が前記スチーム槽の蒸気取入口に接
続され、前記ホッパーは前記醗酵槽の処理物取出口に接
続されており、前記シャフトの開口または内部に、シャ
フトの回転とともに回転してシャフト内の蒸気の通過を
促進する回転羽根が設けられていることを、特徴とす
る。
【0006】本発明に係る有機性廃棄物処理車は、請求
項1の有機性廃棄物処理システムを一体的に搭載したこ
とを特徴とする。
【0007】醗酵機には、脱臭機が接続されていること
が好ましい。醗酵槽は、2槽に分かれていることが好ま
しい。ホッパーと醗酵槽の処理物取出口とは、コンベヤ
により接続されていることが好ましい。有機性廃棄物処
理車は、発電機を搭載していることが好ましい。シャフ
トの開口または内部には、シャフトの回転とともに回転
するプロペラその他の回転羽根を設け、シャフト内の蒸
気の通過を促進するようにする。
【0008】本発明に係る有機性廃棄物処理システムお
よび有機性廃棄物処理車では、有機性廃棄物を処理する
際、有機性廃棄物を醗酵槽の廃棄物投入口に投入する。
ボイラーが発生した蒸気は蒸気吐出口からスチーム槽の
蒸気取入口に送られ、スチーム槽は蒸気により内部の醗
酵槽を加熱する。醗酵槽の内部では、シャフトおよび攪
拌羽根が回転し、内部の有機性廃棄物を攪拌する。スチ
ーム槽の蒸気は、シャフトの内部にも送られ、スチーム
槽の内部の加熱効率を高める。醗酵槽の内部の有機性廃
棄物は、加熱により乾燥、滅菌され、醗酵菌を加えられ
て醗酵が促進される。醗酵後の処理物は、醗酵槽の処理
物取出口からホッパーに送られる。処理物は、ホッパー
から醗酵肥料として袋詰めされる。
【0009】さらに、本発明に係る有機性廃棄物処理車
は、有機性廃棄物の処理が必要な場所に自由に移動し
て、処理することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。図1および図2は、本発明の
実施の形態を示している。図1に示すように、有機性廃
棄物処理車1は、有機性廃棄物処理システムを一体的に
搭載している。有機性廃棄物処理システムは、醗酵機2
と、脱臭機3と、ボイラー4と、ホッパー5とを有して
いる。
【0011】図2に示すように、醗酵機2は、スチーム
槽6と醗酵槽7とシャフト8と攪拌羽根9とを有してい
る。スチーム槽6は、蒸気取入口6aと蒸気排出口6b
とを有して密閉されている。醗酵槽7は、スチーム槽6
の内部に収容されている。醗酵槽7は、2槽に分かれて
おり、各槽に廃棄物投入口と処理物取出口とを有してい
る。シャフト8は、醗酵槽7を貫通している。シャフト
8は、有機性廃棄物処理車1に搭載された発電機10に
よって回転可能に設けられている。シャフト8は、管状
であって両端がスチーム槽6に連通している。攪拌羽根
9は、複数本がシャフト8に垂直に放射状に固定されて
いる。
【0012】脱臭機3はオゾン脱臭機から成り、醗酵槽
7に接続されていて醗酵槽7で発生する臭気を脱臭す
る。ボイラー4は、蒸気吐出口がスチーム槽6の蒸気取
入口6aに接続されている。ホッパー5は、醗酵槽7の
処理物取出口にスクリューコンベヤ11を介して接続さ
れている。脱臭機3およびスクリューコンベヤ11は、
発電機10により駆動される。有機性廃棄物処理車1に
搭載される有機性廃棄物処理システムは、開閉可能なウ
イング12により包囲、収容される。
【0013】次に、作用について説明する。有機性廃棄
物処理車1は、有機性廃棄物の処理が必要な場所に自由
に移動して、処理することができる。処理に適した有機
性廃棄物は、農業集落排水汚泥や、おから等の食品工場
排出汚泥、家庭残渣などである。有機性廃棄物処理車1
に搭載される有機性廃棄物処理システムで有機性廃棄物
を処理する場合、まず、別車両に搭載した脱水機に有機
性廃棄物を投入する。脱水機により、有機性廃棄物は8
0〜85%程度の脱水率まで遠心脱水される。脱水機か
ら取り出した脱水物を2槽の一方の醗酵槽7の廃棄物投
入口に投入する。他方の醗酵槽7には、1日サイクルを
ずらして脱水物を投入する。
【0014】ボイラー4が発生した蒸気は蒸気吐出口か
らスチーム槽6の蒸気取入口6aに送られ、スチーム槽
6は蒸気により内部の醗酵槽7を加熱する。醗酵槽7の
内部では、シャフト8および攪拌羽根9が回転し、内部
の有機性廃棄物を攪拌する。スチーム槽6の蒸気は、シ
ャフト8の内部にも送られ、スチーム槽6の内部の加熱
効率を高める。醗酵槽7の内部の有機性廃棄物は、80
〜90℃の温度の加熱により乾燥、滅菌され、醗酵菌を
加えられて60〜80℃の温度で醗酵が促進される。醗
酵槽7で発生する臭気は、脱臭機3により脱臭される。
【0015】醗酵後の処理物は、醗酵槽7の処理物取出
口からスクリューコンベヤ11によりホッパー5に送ら
れる。処理物は、ホッパー5から袋詰め装置13により
醗酵肥料として袋詰めされる。この有機性廃棄物処理シ
ステムによれば、有機性廃棄物を効率良く約48時間で
処理することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る有機性廃棄物処理システム
および有機性廃棄物処理車によれば、有機性廃棄物を効
率良く短時間で処理することができる。また、シャフト
の開口または内部には、シャフトの回転とともに回転す
る回転羽根が設けられ、シャフト内の蒸気の通過を促進
する。特に、本発明に係る有機性廃棄物処理車によれ
ば、自由に移動して処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の有機性廃棄物処理車の概
略図である。
【図2】図1の有機性廃棄物処理車に搭載される醗酵機
の概略断面図である。
【符号の説明】
1 有機性廃棄物処理車 2 醗酵機 3 脱臭機 4 ボイラー 5 ホッパー 6 スチーム槽 7 醗酵槽 8 シャフト 9 攪拌羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 C02F 11/02 - 11/04 C05F 7/00 - 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】醗酵機と、ボイラーと、ホッパーとを有
    し、 前記醗酵機はスチーム槽と醗酵槽とシャフトと攪拌羽根
    とを有し、前記スチーム槽は蒸気取入口と蒸気排出口と
    を有して密閉され、前記醗酵槽は前記スチーム槽の内部
    に収容され、廃棄物投入口と処理物取出口とを有し、前
    記シャフトは前記醗酵槽を貫通し、動力によって回転可
    能に設けられ、管状であって両端が前記スチーム槽に連
    通しており、前記攪拌羽根は前記シャフトに放射状に固
    定され、 前記ボイラーは蒸気吐出口が前記スチーム槽の蒸気取入
    口に接続され、 前記ホッパーは前記醗酵槽の処理物取出口に接続されて
    おり、 前記シャフトの開口または内部に、シャフトの回転とと
    もに回転してシャフト内の蒸気の通過を促進する回転羽
    根が設けられていることを、 特徴とする有機性廃棄物処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の有機性廃棄物処理システム
    を一体的に搭載したことを特徴とする有機性廃棄物処理
    車。
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