JP3184839U - 自動開封可能なフィルムパックカートリッジ用吐出ヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】自動開封可能なフィルムパックカートリッジ用吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】2成分反応性の流動性材料である第1成分1A、第2成分1Bが別々に充填され、少なくとも1端がクリップ4A、4Bで封止したフィルムパック2A、2Bとこれらを収容するフィルムパックカートリッジに使用される吐出ヘッド5は、第1、第2成分を充填したフィルムパックを収容するための有底円筒状の第1、第2フィルムパック収容部と、これらの底面を連結する連結部、ミキシングノズル6装着部からなり、連結部内部は、前記収容部内側底面に凹状空間を形成し、かつミキシングノズル装着部内部の先端まで貫通し、隔壁で分割した第1流路、第2流路となっており、前記凹状空間の縦幅は、第1、第2フィルムパック収容部底面の各円中心を超えない幅で、それにより第1、第2フィルムパック2A、2Bの各クリップが凹状空間に入り込まない。
【選択図】図1
【解決手段】2成分反応性の流動性材料である第1成分1A、第2成分1Bが別々に充填され、少なくとも1端がクリップ4A、4Bで封止したフィルムパック2A、2Bとこれらを収容するフィルムパックカートリッジに使用される吐出ヘッド5は、第1、第2成分を充填したフィルムパックを収容するための有底円筒状の第1、第2フィルムパック収容部と、これらの底面を連結する連結部、ミキシングノズル6装着部からなり、連結部内部は、前記収容部内側底面に凹状空間を形成し、かつミキシングノズル装着部内部の先端まで貫通し、隔壁で分割した第1流路、第2流路となっており、前記凹状空間の縦幅は、第1、第2フィルムパック収容部底面の各円中心を超えない幅で、それにより第1、第2フィルムパック2A、2Bの各クリップが凹状空間に入り込まない。
【選択図】図1
Description
本考案は、例えば、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂など2成分反応性の接着剤、充填剤等をフィルムパックに収納し、前記フィルムパックを平行に連結された一対の円筒状のホルダーに挿入し、押し出しガン等の吐出装置によって押し出すためのフィルムパックカートリッジ用吐出ヘッドに関する。
従来、ラミネートフィルム(以下、フィルムともいう。)などの可とう性を有する折りたたみ可能なチューブ等(以下、フィルムパックという。)に収容された2成分反応性接着剤に使用されるフィルムパックカートリッジとして、第1成分と第2成分をそれぞれ別々のフィルムパックに充填し、これらを吐出ヘッドで並列に接続したフィルムパックカートリッジがある。
このようなフィルムパックカートリッジを使用する場合、フィルムパックを、2本の円筒体が並置され、円筒状ホルダー内部にそれぞれ長手方向に摺動可能なピストンが装着されているホルダーに挿入し、押し出し出しガンなどの吐出装置にセットして、2成分反応性接着剤を吐出させる。また、吐出ヘッドの吐出側にはミキシングノズルを装着しており、第1成分と第2成分は自動的に混合されながら吐出される。
このようなフィルムパックカートリッジを使用する場合、フィルムパックを、2本の円筒体が並置され、円筒状ホルダー内部にそれぞれ長手方向に摺動可能なピストンが装着されているホルダーに挿入し、押し出し出しガンなどの吐出装置にセットして、2成分反応性接着剤を吐出させる。また、吐出ヘッドの吐出側にはミキシングノズルを装着しており、第1成分と第2成分は自動的に混合されながら吐出される。
フィルムパックカートリッジを使用開始する際には、フィルムパックを開封する必要がある。一般には、押し出しガンなどで、前記ピストンを介してフィルムパックを押すことにより、自動開封される。
例えば、以下の特許文献1には、穿刺手段によって能動的に又はフィルムに弱化部を設けることにより開封させることが記載されている(同書段落0023参照)。
また、特許文献2には、フィルムパックの穿刺手段として、吐出ヘッドにヘラ状の穴あけ機構が記載されている(同書図1〜2参照、及び本願明細書に添付する図12参照)。
また、以下の特許文献3には、吐出ヘッドにシャベル状の刃の先端部分がフィルムパックの前面部分に触れる程度の長さで設けることが記載されている(同書図1〜4参照、本願明細書に添付する図11参照)。
さらに、以下の特許文献4には、フィルムの一部を弱化させるためにとして、加熱処理により形成され、かつ、予定破損箇所として作用する衰弱領域を設けることが記載されている(同書請求項1参照)。
例えば、以下の特許文献1には、穿刺手段によって能動的に又はフィルムに弱化部を設けることにより開封させることが記載されている(同書段落0023参照)。
また、特許文献2には、フィルムパックの穿刺手段として、吐出ヘッドにヘラ状の穴あけ機構が記載されている(同書図1〜2参照、及び本願明細書に添付する図12参照)。
また、以下の特許文献3には、吐出ヘッドにシャベル状の刃の先端部分がフィルムパックの前面部分に触れる程度の長さで設けることが記載されている(同書図1〜4参照、本願明細書に添付する図11参照)。
さらに、以下の特許文献4には、フィルムの一部を弱化させるためにとして、加熱処理により形成され、かつ、予定破損箇所として作用する衰弱領域を設けることが記載されている(同書請求項1参照)。
穿刺手段として吐出ヘッドにヘラ状又はシャベル状のような突起部を設けた従来技術の吐出ヘッドでは、輸送中の振動や衝撃によりフィルムパックが突起部に当たり、予期せず開封してしまう恐れがあった。また、吐出ヘッドとフィルムパックを接着剤で接続する際に、穿刺部分に接着剤が固着しフィルムパックが自動的に開封できない恐れや、フィルムパックの穿刺部分で突き刺すだけであるため、フィルムパックの開封が小さくなったり、穿刺部分が内容物の流路を狭めたりするおそれがあるために吐出抵抗が上昇するという問題もあった。
一方、フィルムに弱化部分を設けた場合は、輸送中の振動や衝撃によりフィルムパックが切れて予期せず開封する恐れや、フィルムパックに弱化部分を設けるための工程が増えるために生産性が劣りコストアップするという問題もあった。
つまり、従来技術の吐出ヘッドはいずれの場合も、フィルムパックの予期せぬ開封やフィルムパックの自動開封性やコスト面での問題課題があった。
一方、フィルムに弱化部分を設けた場合は、輸送中の振動や衝撃によりフィルムパックが切れて予期せず開封する恐れや、フィルムパックに弱化部分を設けるための工程が増えるために生産性が劣りコストアップするという問題もあった。
つまり、従来技術の吐出ヘッドはいずれの場合も、フィルムパックの予期せぬ開封やフィルムパックの自動開封性やコスト面での問題課題があった。
本考案者は、前記従来技術の吐出ヘッドに伴う問題を解決するために、鋭意研究し実験を重ねた結果、吐出ヘッドの連結部内面に所定領域の凹状空間を設け、該凹状空間でフィルムパックを膨らませ、さらに加圧することでフィルムが伸びきれなくなり、裂開するようにして自動開封することで該問題を解決することを見出し、本考案に至ったものである。
すなわち、本考案は以下の通りのものである。
すなわち、本考案は以下の通りのものである。
[1]2成分反応性の流動性材料である第1成分、第2成分が別々に充填され、少なくとも1端がクリップで封止されたフィルムパックとこれらを収容するフィルムパックカートリッジに使用される吐出ヘッドにおいて、該吐出ヘッドは、
離間して並置された、第1成分を充填したフィルムパックを収容するための有底円筒状の第1フィルムパック収容部と、第2成分を充填したフィルムパックを収容するための有底円筒状の第2フィルムパック収容部、
前記第1、第2フィルムパック収容部の底面を連結する連結部、及び
ミキシングノズル装着部
からなり、
前記連結部内部は、前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面に凹状空間を形成し、かつ、前記ミキシングノズル装着部内部の先端まで貫通し、隔壁により分割された第1流路、第2流路となっており、そして
前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面に形成された凹状空間の縦幅は、該第1、第2フィルムパック収容部底面の各円中心を超えない幅であり、それにより前記第1、第2フィルムパックの各クリップが該凹状空間に入り込まないことを特徴とする吐出ヘッド。
離間して並置された、第1成分を充填したフィルムパックを収容するための有底円筒状の第1フィルムパック収容部と、第2成分を充填したフィルムパックを収容するための有底円筒状の第2フィルムパック収容部、
前記第1、第2フィルムパック収容部の底面を連結する連結部、及び
ミキシングノズル装着部
からなり、
前記連結部内部は、前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面に凹状空間を形成し、かつ、前記ミキシングノズル装着部内部の先端まで貫通し、隔壁により分割された第1流路、第2流路となっており、そして
前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面に形成された凹状空間の縦幅は、該第1、第2フィルムパック収容部底面の各円中心を超えない幅であり、それにより前記第1、第2フィルムパックの各クリップが該凹状空間に入り込まないことを特徴とする吐出ヘッド。
[2]前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面の前記凹状空間の縁の全部又は一部に凸状リブがある、前記[1]に記載の吐出ヘッド。
[3]前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面の凹状空間の縁の凸状リブが、該第1、第2フィルムパック収容部底面の各円中心を囲む凸状リングの一部となっている、前記[2]に記載の吐出ヘッド。
[4]前記凹状空間の底部にカット刃を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐出ヘッド。
[5]前記カット刃がノコ刃状である、前記[4]に記載の吐出ヘッド。
[6]前記連結部が第1、第2フィルムパック収容部底面外側に凸状となっており、縦サイドに、円周方向に延びる補強リブがある、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の吐出ヘッド。
本考案に係る吐出ヘッドを使用すれば、吐出ガン等の吐出装置で、フィルムパックを押しつぶし、フィルムパック内に充填された2成分反応性の流動性材料を吐出させる際に、吐出ヘッド連結部の所定領域の凹状空間内でフィルムパックを膨らませ、さらに加圧することでフィルムが伸びきれなくなり、裂開するようにしてフィルムパックを自動開封するようになっているため、輸送中の振動や衝撃等での予期せぬ開封がなく、フィルムパックが大きく開封し、さらに、内容物の流路を狭めることがないために吐出抵抗を小さくすることができる。また、本考案に係る吐出ヘッドは、フィルムパックに弱化部を設ける必要もないために生産性が高い吐出ヘッドである。
以下、本考案について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、フィルムパックカートリッジは、2成分反応性の流動性材料の第1成分(1A)、第2成分(1B)が別々に充填された2本のフィルムパック2A、2Bと、該フィルムパックを連結する吐出ヘッド5からなる。
吐出ヘッド5にミキシングノズル6を装着し、前記フィルムパック2A、2Bを、2本の円筒体が並置された円筒状ホルダー内部にそれぞれ長手方向に摺動可能なピストン(図示せず)が装着されているホルダー3に挿入し、押し出し出しガンなどの吐出装置(図示せず)により吐出する。
図1に示すように、フィルムパックカートリッジは、2成分反応性の流動性材料の第1成分(1A)、第2成分(1B)が別々に充填された2本のフィルムパック2A、2Bと、該フィルムパックを連結する吐出ヘッド5からなる。
吐出ヘッド5にミキシングノズル6を装着し、前記フィルムパック2A、2Bを、2本の円筒体が並置された円筒状ホルダー内部にそれぞれ長手方向に摺動可能なピストン(図示せず)が装着されているホルダー3に挿入し、押し出し出しガンなどの吐出装置(図示せず)により吐出する。
フィルムパック2A、2Bは、柔軟性を有するフィルムなどの可とう性の有する折りたたみ可能なチューブ等に2成分反応性の流動性材料の第1成分(1A)、第2成分(1B)をそれぞれ収納し、少なくとも1端、好ましくはその両端をクリップ4A、4Bでそれぞれ封止し、ソーセージ状となっている。
フィルムパック2A、2Bに使用するフィルムの材質は特に限定しないが、ポリエチレンフィルム(PE)、延伸ナイロンフィルム(ON)、ペットフィルム(PET)など単独のフィルムや、これらのフィルムとアルミニウム箔(AL)を多層にラミネートしたラミネートフィルムが挙げられる。
フィルムパック2A、2Bに使用するフィルムの材質は特に限定しないが、ポリエチレンフィルム(PE)、延伸ナイロンフィルム(ON)、ペットフィルム(PET)など単独のフィルムや、これらのフィルムとアルミニウム箔(AL)を多層にラミネートしたラミネートフィルムが挙げられる。
図2〜10に示すように、本考案の吐出ヘッド5は離間して並置された、第1成分(A剤)を充填したフィルムパック2Aを収容する有底円筒状の第1フィルムパック収容部51Aと第2成分(B剤)を充填したフィルムパック2Bを収容する有底円筒状の第2フィルムパック収容部51Bを有する。収容部51A、51Bの底面は連結部52により接続されており、該連結部52には、ミキシングノズル6を装着するために外周をネジ加工した円筒状のミキシングノズル装着部55が設けられている。連結部52には、第1フィルムパック収容部51A、及び第2フィルムパック収容部51Bの内側底面に対して凹状空間53A、53Bが形成され、かつ、ミキシングノズル装着部55内部の先端まで貫通し、隔壁58により分割された第1成分の流路(第1流路)54A、第2成分の流路(第2流路)54Bとなっている(図7〜10参照)。
凹状空間53A、53Bは、フィルムパックから内容物を吐出させるために、押し出しガンなどの吐出装置によりフィルムパックを押しつぶした際に、フィルムパックが膨らみ、さらに加圧されることで、フィルムが伸びなくなり裂開するための空間である。このため、前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面に形成された凹状空間53A、53Bの縦幅(W1)は、前記第1、第2フィルムパック収容部51A、51B底面の各円中心を超えない幅であり、それにより前記第1、第2フィルムパックの各クリップ4A、4Bが該凹状空間に入り込まないものとする(図8、図10参照)。ここで、縦幅(W1)とは、第1、第2フィルムパック収容部51A、51B底面の各円中心を結ぶ線方向の距離を意味し、また、縦幅(W1)が第1、第2フィルムパック収容部51A、51B底面の各円中心を超えない幅であるとは、凹状空間が、第1、第2フィルムパック収容部51A、51B底面の各円中心から、第1、第2フィルムパック収容部が連結部に向かって偏在していることを意味する。各円中心を超える幅とした場合、凹状空間53A、53Bにフィルムパック2A、2Bのクリップ4A、4Bが入り込む恐れが高く、開封時のフィルムパック2A、2Bの膨らみが小さくなり、さらに加圧しても裂開に至らなくなる。
一方、第1、第2フィルムパック収容部内側底面に形成された凹状空間53A、53Bの横幅(W2)、深さ(H)は特に限定しないが、押し出しガン等の吐出装置でフィルムパックを押しつぶした際に、凹状空間53A、53Bの内部でフィルムパックが膨らみ、さらに加圧され、フィルムが伸びきれなくなり裂開に至らせるために必要な凹状空間の体積を得るように設定する(図8、10参照)。横幅(W2)は第1、第2フィルムパック収容部内側底面の直径の1/3〜1/5が好ましく、深さ(H)は5〜15mmが好ましい。
第1、第2フィルムパック収容部内側底面に形成された凹状空間53A、53Bには、図3に示すように、前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面の凹状空間53A、53Bの縁に沿って、凸状リブ57A、57Bを設けることが好ましい。
これは、前記したように、凹状空間53A、53Bにフィルムパック2A、2Bのクリップ4A、4Bが入り込み、開封時のフィルムパック2A、2Bの膨らみが小さくなり、さらに加圧しても裂開に至らなくなることを防止するためであり、凸状リブの高さ(フィルムパック保持部底面からの高さ)は特に限定しないが8mm以下、好ましくは5mm以下である。
これは、前記したように、凹状空間53A、53Bにフィルムパック2A、2Bのクリップ4A、4Bが入り込み、開封時のフィルムパック2A、2Bの膨らみが小さくなり、さらに加圧しても裂開に至らなくなることを防止するためであり、凸状リブの高さ(フィルムパック保持部底面からの高さ)は特に限定しないが8mm以下、好ましくは5mm以下である。
また、図4に示すように、凸状リブ57A’、57B’は、凹部空間53A、53Bの縁の全体にわたり設ける必要はなく、凹部空間の53A、53Bの縁のフィルムパック収容部の中心側に一部だけに有ってもよい。
さらに、図5、6に示すように、前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面の凹状空間の縁の凸状リブが、該第1、第2フィルムパック収容部底面の各円中心を囲む凸状リング57A”、57B”の一部となっていることが好ましい。これは、クリップ4A、4Bが凸状リング57A”、57B”の内部に固定されるため、製造時において、吐出ヘッド5とフィルムパック2A、2Bの接着工程で、クリップ4A、4Bの位置を安定して固定することができるためである。凸状リング57A”、57B”の形状は、円形、半円、半月型、弓形など特に限定されるものではない。また、寸法は使用するクリップ4A、4Bの大きさで決まるが、直径5〜10mm程度が好ましい。
また、特に限定するものではないが、図7に示すように、連結部52は、第1、第2フィルムパック収容部51A、51Bの底面外側に向かって凸状として形成される。この場合、形状は、長方形、小判型又は楕円形に、あるいは前記凹状空間53A、53Bの形状のまま凸状に形成されてもよい。例えば、凹状空間53A、53Bの形状のままとした場合には、凹部空間53A、53B部の縦幅(W1)、横幅(W2)、深さ(H)は、連結部52の縦幅、横幅、高さと言い換えることができる(図7〜10参照)。
特に限定されるものではないが、廃棄物削減のためにフィルムパック収容部51A、51Bの底部は薄肉化されるため、連結部の側面には縦幅方向に、円周方向に延びた補強リブ59を設けることが好ましい(図7〜9参照)。
また、連結部52とミキシングノズル装着部55の角部にはフィルムパックの開封をより確実にするためのカット刃56A、56Bを設けることが好ましい(図2〜6、及び8参照)。これは、万一フィルムパックが伸びきっても開封できない場合にフィルムがカット刃56A、56Bに当たりフィルムが確実にカットされるからである。カット刃56A、56Bの形状は、先端が鋭利でありフィルムを突き刺す効果が発揮できればいずれでも構わないが、3〜5山のノコ刃状のカット刃56A、56Bを設けることで、フィルムパック端部の皺に対して直角方向にカット刃56A、56Bが当たるため、より自動開封の確実性が向上する。連結部52とミキシングノズル装着部55の角部である位置にカット刃を設けたとしても、使用する前のフィルムパックはカット刃56A、56Bに当たらないため、輸送中の振動や衝撃で予期せず開封することはないし、フィルムパックが膨らみ、フィルムが伸びきった状態でカット刃に当たるため開封口も大きくなる。
第1、第2フィルムパック収容部51A、52Aの径は、使用される2成分反応性材料の混合比、使用するホルダー、吐出装置等により決まるものである。
本考案の吐出ヘッド5の材質は特に限定しないが、一般的には、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂であり、これを射出成型して吐出ヘッドを製造する。
本考案における2成分の流動性材料1A、1Bは特に限定されるものではないが、A剤、B剤の2成分を既定の混合比で混合して注入材料として使用されるものであり、エポキシ樹脂やビニルエステル樹脂、ウレタンアクリレート樹脂などが挙げられる。一般にはこれらの樹脂に炭酸カルシウム、シリカ、珪砂などを混合したものが使用される。
本考案の吐出ヘッド5の材質は特に限定しないが、一般的には、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂であり、これを射出成型して吐出ヘッドを製造する。
本考案における2成分の流動性材料1A、1Bは特に限定されるものではないが、A剤、B剤の2成分を既定の混合比で混合して注入材料として使用されるものであり、エポキシ樹脂やビニルエステル樹脂、ウレタンアクリレート樹脂などが挙げられる。一般にはこれらの樹脂に炭酸カルシウム、シリカ、珪砂などを混合したものが使用される。
1A、1B 流動性材料の第1成分(A剤)、第2成分(B剤)
2A、2B フィルムパック
3 ホルダー
4A、4B クリップ
5 吐出ヘッド
51A、51B フィルムパック収容部
52 連結部
53A、53B 凹状空間
54A、54B 流路
55 ミキシングノズル装着部
56A、56B カット刃
57A、57B、57A’、57B’、57A”、57B” 凸状リング
58 隔壁
59 補強リブ
5’ 従来技術の吐出ヘッド
6 ミキシングノズル
2A、2B フィルムパック
3 ホルダー
4A、4B クリップ
5 吐出ヘッド
51A、51B フィルムパック収容部
52 連結部
53A、53B 凹状空間
54A、54B 流路
55 ミキシングノズル装着部
56A、56B カット刃
57A、57B、57A’、57B’、57A”、57B” 凸状リング
58 隔壁
59 補強リブ
5’ 従来技術の吐出ヘッド
6 ミキシングノズル
Claims (6)
- 2成分反応性の流動性材料である第1成分、第2成分が別々に充填され、少なくとも1端がクリップで封止されたフィルムパックとこれらを収容するフィルムパックカートリッジに使用される吐出ヘッドにおいて、該吐出ヘッドは、
離間して並置された、第1成分を充填したフィルムパックを収容するための有底円筒状の第1フィルムパック収容部と、第2成分を充填したフィルムパックを収容するための有底円筒状の第2フィルムパック収容部、
前記第1、第2フィルムパック収容部の底面を連結する連結部、及び
ミキシングノズル装着部
からなり、
前記連結部内部は、前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面に凹状空間を形成し、かつ、前記ミキシングノズル装着部内部の先端まで貫通し、隔壁により分割された第1流路、第2流路となっており、そして
前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面に形成された凹状空間の縦幅は、該第1、第2フィルムパック収容部底面の各円中心を超えない幅であり、それにより前記第1、第2フィルムパックの各クリップが該凹状空間に入り込まないことを特徴とする吐出ヘッド。 - 前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面の前記凹状空間の縁の全部又は一部に凸状リブがある、請求項1に記載の吐出ヘッド。
- 前記第1、第2フィルムパック収容部内側底面の凹状空間の縁の凸状リブが、該第1、第2フィルムパック収容部底面の各円中心を囲む凸状リングの一部となっている、請求項2に記載の吐出ヘッド。
- 前記凹状空間の底部にカット刃を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐出ヘッド。
- 前記カット刃がノコ刃状である、請求項4に記載の吐出ヘッド。
- 前記連結部が第1、第2フィルムパック収容部底面外側に凸状となっており、縦サイドに、円周方向に延びる補強リブがある、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吐出ヘッド。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108367308A (zh) * | 2015-12-18 | 2018-08-03 | 喜利得股份公司 | 包括薄膜包装和压出装置的组件和薄膜包装 |
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2013
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CN108367308A (zh) * | 2015-12-18 | 2018-08-03 | 喜利得股份公司 | 包括薄膜包装和压出装置的组件和薄膜包装 |
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