JP3184577U - 鏡面ボード - Google Patents

鏡面ボード Download PDF

Info

Publication number
JP3184577U
JP3184577U JP2013002276U JP2013002276U JP3184577U JP 3184577 U JP3184577 U JP 3184577U JP 2013002276 U JP2013002276 U JP 2013002276U JP 2013002276 U JP2013002276 U JP 2013002276U JP 3184577 U JP3184577 U JP 3184577U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
coating film
thickness
resin
melamine resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2013002276U
Other languages
English (en)
Inventor
大明 陳
Original Assignee
寧波東誠家居用品製造有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 寧波東誠家居用品製造有限公司 filed Critical 寧波東誠家居用品製造有限公司
Priority to JP2013002276U priority Critical patent/JP3184577U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3184577U publication Critical patent/JP3184577U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】表面の光沢性及び透明性を大幅にアップさせるようにした鏡面ボードを提供する。
【解決手段】ボード11の表面にはメラミン樹脂層12が形成され、該メラミン樹脂層の上にはポリウレタン樹脂の透明塗膜13が形成され、該ポリウレタン樹脂の透明塗膜の上には紫外線硬化型樹脂の透明塗膜14が形成され、該紫外線硬化型樹脂の透明塗膜の表面が鏡面仕上げされている。メラミン樹脂層は0.1mm以上の厚さに形成され、ポリウレタン樹脂の透明塗膜は厚さ0.1mm以上の膜厚に形成し、紫外線硬化型樹脂の透明塗膜は厚さ0.15mm以上の膜厚に形成するのがよい。
【選択図】図2

Description

本考案は鏡面ボードに関し、特に透明性及び光沢性に優れた鏡面ボードに関する。
リビングテーブルやセンターテーブルなどの天板には木目の美しい鏡面ボードがよく用いられる。
この鏡面ボードを製造する場合、天然の板材の表面にポリエステル樹脂塗料などを塗って硬化させ平滑に研磨するという作業を繰り返した後、最後にバフによって光沢研磨仕上げを行うようにした方法が知られている(特許文献1)。
しかし、この鏡面ボードでは板材の木目がそのまま見えるので、高級感のある木目鏡面ボードを製造する場合には木目の美しい高級な板材を使用する必要があってコスト高になる。
他方、中密度繊維板(以下、「MDF」という) の表面に下地塗料を塗布し、硬化後に研磨し、その上に天然木の木目模様を転写又は印刷した後、透明な仕上げ塗料を塗布し、硬化後に仕上げ研磨をして製造するようにした鏡面ボードが提案されている(特許文献2、特許文献3)。
しかし、この鏡面ボードでは天然木に樹脂塗料を塗布する場合に比較して安価であるものの、印刷層や転写層が非常に薄く、その木目模様から受ける印象が薄っぺらで天然木とは大きく相違し、見栄えの点で劣る。
また、木目模様を有する厚さ0.15mm以上のメラミン樹脂シートを中密度繊維板に積層して高圧プレスすることによって中密度繊維板の表面に厚さ0.1mm以上のメラミン樹脂層を形成し、メラミン樹脂層の上には厚さ0.05mm以上のポリウレタン樹脂塗膜を研磨・塗り重ねることによって0.1mm以上のポリウレタン樹脂の透明塗膜を形成し、ポリウレタン樹脂の透明塗膜の表面を鏡面仕上げするようにした鏡面ボードが提案されている(特許文献4)。
特開2006−181492号公報 特開2007−111859号公報 特開2000−61392号公報 実用新案登録第3181575号公報
特許文献4記載の鏡面ボードでは特許文献1〜3記載の鏡面ボードに比較して表面の光沢度が優れているものの、光沢度をさらにアップすることが求められていた。
本考案はかかる状況において、表面の光沢度を大幅にアップさせるようにした鏡面ボードを提供することを課題とする。
そこで、本考案に係る鏡面ボードは、ボードの表面にはメラミン樹脂層が形成され、該メラミン樹脂層の上にはポリウレタン樹脂の透明塗膜が形成され、該ポリウレタン樹脂の透明塗膜の上には紫外線硬化型樹脂の透明塗膜が形成され、該紫外線硬化型樹脂の透明塗膜の表面が鏡面仕上げされていることを特徴とする。
本件考案者らが、MDFに木目模様を転写しあるいは印刷しその上に透明塗膜を形成した木目鏡面ボードについて検討したところ、転写層や印刷層は0.05mm以下と非常に薄く、木目模様も薄っぺらな印象を受け、天然木の木目とは受ける印象が大きく相違していた。
本考案の特徴の1つは転写層や印刷層ではなく、メラミン樹脂シートを用い、加熱によってボード表面にメラミン樹脂層を形成するようにした点にある。
これにより、メラミン樹脂層は表面が綺麗なままでボード上に形成されるので、メラミン樹脂層に木目模様を形成すると、木目模様から天然木の木目に似た印象を受けることが確認された。その結果、天然の板材を用いた木目ボードと見間違えるような高級感のある木目鏡面ボードを製造できる。
また、本考案の主たる特徴はボードのメラミン樹脂層の上にポリウレタン樹脂の透明塗膜を形成し、その上に紫外線硬化型樹脂の透明塗膜を形成し、その表面を鏡面仕上げするようにした点にある。
これにより、紫外線硬化型樹脂の特性に起因し、ポリウレタン樹脂の透明塗膜の場合に比較して表面の光沢度が大幅にアップし、しかも透明度が優れており、非常に美麗な鏡面ボードを製造できる。
メラミン樹脂層、ポリウレタン樹脂の透明塗膜及び紫外線硬化樹脂の透明塗膜の厚みについては、例えばメラミン樹脂層は0.1mm以上の厚さに形成し、ポリウレタン樹脂の透明塗膜は0.1mm以上の膜厚に形成し、紫外線硬化型樹脂の透明塗膜は0.15mm以上の膜厚に形成するのがよい。
メラミン樹脂シートはメチロールメラミンを溶剤に溶かし、紙などの充填剤に含浸させたもので、このメラミン樹脂シートを加熱すると、メチロールメラミンが液状化して重縮合を起こし架橋することで熱硬化性のメラミン樹脂となる。
また、紫外線硬化樹脂の塑性は特に限定されず、エポキシ変成アクレート、ウレタン変成アクリレート、シリコーン変成アクリレートを主成分とするアクリレートラジカル重合系の樹脂、あるいはエポキシカチオン重合系の樹脂を用いることができる。
本考案に係る木目鏡面ボードの実施形態を示す概略斜視図である。 上記実施形態を示す要部断面図である。 上記実施形態の製造工程を示す図である。
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本考案に係る木目鏡面ボードの好ましい実施形態を示す。図において、木目鏡面ボード10は木製ボード11をベースに製造されている。この木製ボード11の表面及び側端面には厚さ0.1mmの木目模様のメラミン樹脂層12が形成され、メラミン樹脂層12の上側には厚さ0.1mmのポリウレタン樹脂(PU樹脂)の透明塗膜13が形成され、PU樹脂の透明塗膜13の上には厚さ0.15mm〜0.2mmの紫外線硬化樹脂(UV樹脂)の透明塗膜14が形成され、その表面が鏡面仕上げされている。
本例の木目鏡面ボード10を製造する場合、木目模様を有する厚さ0.15mmのメラミン樹脂シートを準備する。このメラミン樹脂シート12を所定の厚みの木製ボード11、例えばMDF、合板、パーティクルボードなどの上面に重ねる(ステップS10)。
次に、メラミン樹脂シート12を積層した木製ボード11を上下2枚のステンレス板で挟み、メラミン樹脂シート12のメチロールメラミンが液化する温度域、例えば180°C〜190°Cの範囲内の温度に加熱し加圧する(ステップS11)。
すると、メラミン樹脂シートのメチロールメラミンが液状化して木製ボード11に貼着されるとともに、メチロールメラミンが重縮合を起こし架橋することで熱硬化性のメラミン樹脂となり、メラミン樹脂層12が形成される。加熱前のメラミン樹脂シートの厚さは0.15mm以上であるので、メラミン樹脂層12は表面の木目模様が綺麗なまま均一に液化して0.1mm程度にまで減少する。
このメラミン樹脂層12の表面には石油製品に由来する油脂分が付着しているので、研磨布などを用いて油脂分を除去する(ステップS12)。そのとき、メラミン樹脂層12が破れないように慎重に研磨する。
次に、メラミン樹脂層12の上に透明なPU樹脂塗料をスプレー、刷毛又はロールコータなどを用いて塗布する。塗料が硬化すると、研磨後の塗膜の厚みが0.05mm以上となるように、研磨布などを用いて表面を平滑に研磨する(ステップS13)。塗料の硬化の方法は焼き付けなど、特に限定されず、公知の方法を採用できる。
この透明塗膜の上に透明なPU樹脂塗料を塗布し、塗料が硬化すると、研磨後の塗膜の厚みが0.05mm以上となるように、研磨布などを用いて表面を平滑に研磨し(ステップS14)、全体として厚さ0.1mm以上のPU樹脂の透明塗膜13を形成する。
このポリウレタン樹脂の透明塗膜13の上に、UV樹脂塗料をスプレー、刷毛又はロールコータなどを用いて塗布し、紫外線を照射して塗料を硬化させる。塗料が硬化すると、研磨後の塗膜の厚みが0.15mm〜0.2mmとなるように、バフなどを用いて表面を平滑に鏡面仕上げを行うと(ステップS15)、表面光沢度及び透明性に優れた高硬度の木目鏡面ボードが得られる。
一般的に、塗膜の性状は下地に依存し、下地が平滑で高い硬度でなければ、得られる塗膜の硬度及び平滑度は十分なものではない。
本例において、UV樹脂の塗膜14の性状を考えた場合、下地が硬質で平滑なメラミン樹脂層12であるので、得られるUV樹脂の塗膜14も平滑で、高い硬度であり、しかも透明性及び表面光沢度に優れた鏡面ボード10が得られることとなる。
本例の木目鏡面ボード10は家具や内装建材など、木板を使用するあらゆる用途に木板の代用品として用いることができる。
なお、上記の例では木目鏡面メラミン樹脂層を形成するようにしたが、無地の鏡面メラミン樹脂層を形成するようにしてもよい。また、上記の例ではMDF、合板、パーティクルボードなどの木製ボードを用いたが、コンクリートと石英砂などを積層した防火板などのボードを用いることもできる。
10 木目鏡面ボード
11 木製ボード
12 メラミン樹脂層
13 ポリウレタン樹脂透明塗膜
14 紫外線硬化樹脂透明塗膜

Claims (3)

  1. ボード(11)の表面にはメラミン樹脂層(12)が形成され、該メラミン樹脂層(12)の上にはポリウレタン樹脂の透明塗膜(13)が形成され、該ポリウレタン樹脂の透明塗膜(13)の上には紫外線硬化型樹脂の透明塗膜(14)が形成され、該紫外線硬化型樹脂の透明塗膜(14)の表面が鏡面仕上げされていることを特徴とする鏡面ボード。
  2. 上記メラミン樹脂層(12)は0.1mm以上の厚さに形成され、上記ポリウレタン樹脂の透明塗膜(13)は0.1mm以上の膜厚に形成され、上記紫外線硬化型樹脂の透明塗膜(14)は0.15mm以上の膜厚に形成されている請求項1記載の鏡面ボード。
  3. メラミン樹脂層(12)には木目模様が形成されている請求項1記載の鏡面ボード。
JP2013002276U 2013-04-22 2013-04-22 鏡面ボード Expired - Lifetime JP3184577U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002276U JP3184577U (ja) 2013-04-22 2013-04-22 鏡面ボード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002276U JP3184577U (ja) 2013-04-22 2013-04-22 鏡面ボード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3184577U true JP3184577U (ja) 2013-07-04

Family

ID=50428434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013002276U Expired - Lifetime JP3184577U (ja) 2013-04-22 2013-04-22 鏡面ボード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3184577U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2744252C2 (ru) Панель пола и способ изготовления панели пола
JP5711971B2 (ja) 装飾模様入り積層体を製造するための方法
US8366854B2 (en) Method for producing a laminate
JP5473904B2 (ja) 積層化粧板とその製造方法
RU2731530C2 (ru) Способ изготовления тисненых субстратов с цифровой печатью
US11673384B2 (en) Transfer film and membrane coverings for panel products
US20210039372A1 (en) Pressed laminate panel with a single layer elastomeric treated paper
US20200030846A1 (en) Pressable coating system for the production of panel products
US20110091735A1 (en) Manufacturing Process for a Laminated Structure
US20110052905A1 (en) Process of providing press plates with a flouro-polymer impregnated hard coating
JP3839944B2 (ja) 木質化粧板およびその製造方法
US11020948B2 (en) High pressure decorative laminate having a top layer of energy cured acrylated urethane polymer
JPWO2006080348A1 (ja) 賦型シート
US20040026027A1 (en) Method of applying a thermoset polymeric surface layer to noncellulose-based substrates and product of same
JP3184577U (ja) 鏡面ボード
JP3164487U (ja) 木目鏡面ボード
JP6204054B2 (ja) 鏡面ボード及びその製造方法
JP2009107161A (ja) 化粧板およびその製造方法
JP5235391B2 (ja) 凹凸模様を有する化粧板の製造方法
JP6720102B2 (ja) 鏡面ボードの製造方法
JP7127348B2 (ja) 印刷用チタン紙及び化粧板
JP6451991B2 (ja) 鏡面化粧板
JPH09277449A (ja) 熱硬化性樹脂化粧材およびその製造方法
KR100549696B1 (ko) 가구재용 오버레이 화장판 제조방법 및 그로부터 제조되는가구재용 오버레이 화장판
KR101314782B1 (ko) 투명시트에 엠보싱이 형성된 표면재의 제조방법 및 엠보싱이 형성된 표면재

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3184577

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term