JP3184153U - 切削工具用水止めナット - Google Patents

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Abstract

【課題】特に切削工具に使用し、水漏れを防止するための水止めナットを提供する。
【解決手段】前端の中央に階段状孔11が形成されるナット10と、階段状孔11に取り付けられ、中央に切削工具挿設孔21が形成され、切削工具挿設孔21の内周面の中央に内嵌合溝が形成され、内嵌合溝の前側に直状内周面、内嵌合溝の後側に凹状内周面が設けられる。また、凹状内周面から延出する仮想の面と直状内周面から延出する仮想の面との間に注入口が形成され、注入口の深さが内嵌合溝の深さの半分より浅い水止めリング20と、内嵌合溝に設置され、外周面が内嵌合溝の内周面に当接されると共に、内周部が内嵌合溝を越えて内部に突出し、断面が円形の封止リング30とを有する切削工具用水止めナットである。
【選択図】図1

Description

本考案は、特に切削工具に使用し、水漏れを防止するための水止めナットに関するものである。
既存の切削工具用水止めナットは、ナットの前端に、水止めリングが装着される階段状孔が形成され、また、この階段状孔と水止めリングとの間に封止リングが設置され、この水止めリングの中央に切削工具挿設孔が形成され、この切削工具挿設孔の内周壁に封止溝が形成され、この封止溝にさらに、封止リングが設置される。
既存の切削工具用水止めナットを使用するときは、その水止めナットを、切削工具の前端に螺合すると共に、カッタが設置されたチューブを保持する。この時、カッタは、水止めリングの切削工具挿設孔を通って前方に向かうように装着されることから、封止リングがカッタの外周面に当接されることによって、水止め効果を提供できる。
しかしながら、既存の切削工具用水止めナットは、カッタが封止リングと当接することによって、水止め効果を提供することはできるが、その封止リングがカッタを締め付けられないことから、水止め効果が劣るので、冷却液を大きな圧力で切削工具に注入させる場合に、その冷却液がカッタと封止リングとの隙間から漏れてしまう恐れがある。特に長い期間使用すると、その封止リングの弾力が低下していくにつれて封止効果も徐々に低下してしまう。
本考案に係る切削工具用水止めナットは、
前端の中央に階段状孔が形成されるナットと、
前記階段状孔に取り付けられ、中央に切削工具挿設孔が形成され、該切削工具挿設孔の内周面の中央に内嵌合溝が形成され、該切削工具挿設孔の内周面における内嵌合溝の前側に直状内周面が設けられ、該切削工具挿設孔の内周面における内嵌合溝の後側に凹状内周面が設けられ、その内、該内嵌合溝の内周面から該直状内周面までの距離を該内嵌合溝の深さLとし、該内嵌合溝の前後方向の幅Wが該内嵌合溝の深さLより大きく、該凹状内周面の内径が直状内周面の内径より大きく、また、該凹状内周面から延出する仮想の面と該直状内周面から延出する仮想の面との間に注入口が形成され、該注入口の深さが内嵌合溝の深さLの半分より浅い水止めリングと、
前記内嵌合溝に設置され、直径Rが該内嵌合溝の深さLから該内嵌合溝の前後方向の幅Wまでの範囲であり、外周面が該内嵌合溝の内周面に当接されると共に、内周部が該内嵌合溝を越えて内部に突出し、断面が円形の封止リングと、を有するものである。
また、かかる切削工具用水止めナットにおいて、前記凹状内周面は、後端内径が前端内径より小さいと共に、前端から後端へ行くにつれて内径が縮小するテーパー状の傾斜面であり、
また、前記注入口における前端開口が後端開口より大きいことがあってもよい。
また、かかる切削工具用水止めナットにおいて、前記凹状内周面は直状の平面であり、
前記注入口の前端開口が後端開口と同一の深さを有してもよい。
上述の構造によれば、本考案に係る切削工具用水止めナットを使用する時、まずナットをカッタシャフトに螺合する。尚、この時、切削工具のカッタの直径は、切削工具挿設孔の直径、及び直状内周面の内径と同一であることから、カッタが切削工具挿設孔を通って前端に向かって取り付けられるので、封止リングの内周面をカッタの外周面にぴったりと当接させることができる。
更に、カッタシャフトの後端から冷却液を注入すると、その冷却液がナットから注入口を通って内嵌合溝1内の封止リングの後側の隙間に流れ込む。その注入口から流れ込んだ冷却液は、注入口の深さが内嵌合溝の深さの半分より浅いという構造を有することから、封止リングの後面の内周付近にぶつかることによって、封止リングを変形させる。また、封止リングの外周面が内嵌合溝の内周面に当接されると共に、その当接した箇所に、封止リングの変形により反力が発生し、この反力により、封止リングが内周面を介してカッタを締め付けることが出来る。
故に、冷却液を注入する圧力が大きければ大きいほど、封止するための反力が大きくなり、水止めナットの封止効果に優れるので、冷却液のカッタの周囲からの漏れを防止することが出来る。
本考案に係る切削工具用水止めナットの第一実施例の断面図である。 本考案に係る切削工具用水止めナットの第一実施例の部分拡大断面図である。 本考案に係る切削工具用水止めナットの第一実施例において、切削工具を組み合わせた状態を示す説明図である。 本考案に係る切削工具用水止めナット第一実施例において、切削工具を組み合わせた状態を示す部分拡大の説明図である。 本考案に係る切削工具用水止めナット第一実施例において、切削工具を組み合わせた状態を示す部分拡大の説明図である。 本考案に係る切削工具用水止めナット第一実施例において、切削工具を組み合わせた状態を示す部分拡大の説明図である。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、本考案に係る切削工具用水止めナットにおける第一実施例は、ナット10と、水止めリング20と、封止リング30とを有する。
その内、ナット10は、前端の中心部に階段状孔11が形成され、この階段状孔11は、小径の前段部と大径の後段部を備え、該後段部に外嵌合溝12が凹設され、該外嵌合溝12に外周封止リング13が設置される。
前記水止めリング20は、円環状を呈し、階段状孔11に取り付けられ、中心部に切削工具挿設孔21が形成され、該切削工具挿設孔21の内周面の中央に内嵌合溝211が形成され、該切削工具挿設孔21の内周面における該内嵌合溝211の前側に直状内周面212が設けられ、該切削工具挿設孔21の内周面における内嵌合溝211の後側に凹状内周面213が設けられる。
尚、前記嵌合溝211の内周面から直状内周面212までの距離は、内嵌合溝211の深さLと同一であり、一方、その内嵌合溝211の前後方向の幅Wは、内嵌合溝211の深さLより大きい。
前記凹状内周面213の内径は、直状内周面212の内径より大きく、また、凹状内周面213における後端内径が前端内径より小さいと共に、前端から後端へ行くにつれて内径が縮小するテーパー状の傾斜面が設けられる。
更に、前記凹状内周面213から延出する仮想の面と直状内周面212から延出する仮想の面との間に、前端開口が後端開口より大きな注入口22が形成され(図2の如く)、この注入口22における前端の深さ及び後端の深さはそれぞれ、内嵌合溝211の深さLの半分より浅く形成されている。
前記封止リング30は、内嵌合溝211に設置されると共に、円形の断面を備え、その直径Rは、内嵌合溝211の深さLから内嵌合溝211の前後方向の幅Wまでの範囲とし、また、封止リング30の外周面が内嵌合溝211の内周面に当接されると共に、内周部が内嵌合溝211を越えて内部に突出する。
本考案に係る切削工具用水止めナットは、第一実施例のように凹状内周面213がテーパー状の傾斜面であってもよく、以下の第二実施例のように凹状内周面213が直状の平面としてもよい。図6に示すように、本考案の第二実施例では、凹状内周面213Aの内径が直状内周面212の内径より大きいと共に、凹状内周面213Aから延出する仮想の面が直状内周面212から延出する仮想の面と平行する。すなわち、その凹状内周面213Aの前端開口が後端開口と同一の深さを有する注入口22Aが形成されている。
本考案の第一実施例に係る切削工具用水止めナットを使用する時は、ナット10をカッタシャフト40の先端に螺合すると共に、ナット10をカッタシャフト40に組み合わせてチューブ50を保持し、そのチューブ50にカッタ60を挿設する。該カッタ60の直径は、切削工具挿設孔21の直径、直状内周面212の内径と同一であることから、カッタ60が切削工具挿設孔21を通って前端に向かって取り付けられると、封止リング30の内周面がカッタ60の外周面に当接する。
図3乃至図5に示すように、カッタシャフト40の後端から冷却液を注入すると、冷却液がナット10の内部に流れ込んで水止リング20に接触する。この時、冷却液は、凹状内周面213とカッタ60の外周面との間の注入口22を通って内嵌合溝211内の封止リング30の後側の隙間に流れ込む。
また、前記注入口22の深さは内嵌合溝211の深さの半分より浅い構造であることから、冷却液が封止リング30の後面の内周付近にぶつかって封止リング30を変形させることにより、封止リング30の外周面を内嵌合溝211の内周面に当接されるので、封止リング30の内周面をしっかりとカッタ60に当接させることができる。
前記の構成によれば、冷却液を注入する圧力が大きければ大きいほど、封止の力が大きくなり、封止の効果が高まるので、冷却液のカッタ60の周囲からの漏れを防止することが出来る。
10 ナット
11 階段状孔
12 外嵌合溝
13 外周封止リング
20 水止めリング
21 切削工具挿設孔
211 内嵌合溝
212 直状内周面
213、213A 凹状内周面
22、22A 注入口
30 封止リング
40 カッタシャフト
50 チューブ
60 カッタ
R 封止リングの直径
L 内嵌合溝の深さ
W 内嵌合溝の前後方向の幅

Claims (3)

  1. 前端の中央に階段状孔が形成されるナットと、
    前記階段状孔に取り付けられ、中央に切削工具挿設孔が形成され、該切削工具挿設孔の内周面の中央に内嵌合溝が形成され、該切削工具挿設孔の内周面における内嵌合溝の前側に直状内周面が設けられ、該切削工具挿設孔の内周面における内嵌合溝の後側に凹状内周面が設けられ、その内、該内嵌合溝の内周面から該直状内周面までの距離を該内嵌合溝の深さLとし、該内嵌合溝の前後方向の幅Wが該内嵌合溝の深さLより大きく、該凹状内周面の内径が直状内周面の内径より大きく、また、該凹状内周面から延出する仮想の面と該直状内周面から延出する仮想の面との間に注入口が形成され、該注入口の深さが内嵌合溝の深さLの半分より浅い水止めリングと、
    前記内嵌合溝に設置され、直径Rが該内嵌合溝の深さLから該内嵌合溝の前後方向の幅Wまでの範囲であり、外周面が該内嵌合溝の内周面に当接されると共に、内周部が該内嵌合溝を越えて内部に突出し、断面が円形の封止リングと、を有することを特徴とする切削工具用水止めナット。
  2. 前記凹状内周面は、後端内径が前端内径より小さいと共に、前端から後端へ行くにつれて内径が縮小するテーパー状の傾斜面であり、
    また、前記注入口における前端開口が後端開口より大きいことを特徴とする請求項1に記載の切削工具用水止めナット。
  3. 前記凹状内周面は直状の平面であり、
    前記注入口の前端開口が後端開口と同一の深さを有することを特徴とする請求項1に記載の切削工具用水止めナット。
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