JP3183531B2 - 流体ディスペンサ - Google Patents

流体ディスペンサ

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JP3183531B2 JP18232791A JP18232791A JP3183531B2 JP 3183531 B2 JP3183531 B2 JP 3183531B2 JP 18232791 A JP18232791 A JP 18232791A JP 18232791 A JP18232791 A JP 18232791A JP 3183531 B2 JP3183531 B2 JP 3183531B2
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    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の分野】本発明は、一般的には流体ディスペンサ
に関し、さらに詳しくは可撓性の使い捨て流体ディスペ
ンサに関する。
【０００２】
【発明の背景】可撓性プラスチック製又はガラス製の使
い捨て流体ディスペンサが現在すべての種類の液体、又
は液状物質を必要量ずつ分配するのに使用されている。
例えば、持ち帰り食品レストランは長方形のパウチに似
たプラスチック製の使い捨てディスペンサに容れて客に
ケチャップやマスタードを提供し、化粧品製造業者はシ
ャンプーやモイスチャライザ等の種々の製品の一回使用
分の見本をプラスチック製又はガラス製の使い捨てディ
スペンサに容れて顧客に提供している。同様に、製薬会
社は、使い捨ての一回投与用ディスペンサに容れて液体
ビタミンや軟膏等の薬品を分配している。
【０００３】使用者は、裂いたり、切ったり、穴をあけ
るかしてディスペンサを開ける。ディスペンサの設計に
応じて、使用者は、その特定の部分を切るか引き裂くか
して、代表的には切り取り線に沿って、鋭利な物で穴を
あけるか、或いはポンと開くまでディスペンサに圧搾力
を加えるかしてディスペンサを開けることができる。使
用者が切り取り線に沿ってディスペンサを引き裂くと
き、使用者はディスペンサを開ける前にその一部を引き
ちぎってしまうことがよくある。すると、使用者は、始
終ディスペンサの内容物が切り取り線を通して方々に飛
び出さないことを願いながらディスペンサに圧搾力を加
えてさらにディスペンサを裂かなければならない。
【０００４】穴をあけることによってディスペンサを開
けようとする使用者は、内容物を予測できない、しばし
ば制御できない方向に噴出させてしまうことがある。例
えば、ディスペンサの特定の所に穴をあけようとした使
用者が、力を入れすぎてディスペンサに圧搾力を加え、
別の、しばしば思わぬ所でディスペンサを裂いてしまう
ことがある。そのようなときには、ディスペンサの内容
物はその裂け目を通ってこぼれ出るかもしれない。多く
の持ち帰り食品の客が、うっかりケチャップディスペン
サを裂いてケチャップを自分の上のいたるところにこぼ
したという同じような経験を持っている。もし、ケチャ
ップではなく、ディスペンサに液体薬品や反応性化学物
質が入っているならば、内容物を飛び散らせることが重
大な結果を生むかもしれない。そこで必要とされるの
が、予測できる仕方で予測できる所が開く使い捨てディ
スペンサである。
【０００５】予測不可能なディスペンサは、使用者に二
次的な関連した問題、すなわち、一旦ディスペンサを開
けた後、ディスペンサから出る液体の量を制御する問題
をもたらす。例えば、使用者がディスペンサを開けるた
めディスペンサに圧搾力を加えるとき、使用者は力を入
れすぎて比較的多量の流体をディスペンサを開けた所か
ら飛び出させてしまうかもしれない。同様に、一旦ディ
スペンサを開けた後には、次にディスペンサを搾ると、
ディスペンサを搾った人が少量しか必要としていないの
に多量の流体を分配させてしまうかもしれない。そこで
必要とされるのが、制御できる仕方で液体内容物を放出
するディスペンサである。
【０００６】
【発明の概要】本発明は、容器の外面に圧力を加えたと
き容器の内部に発生する力を容器の或る領域に集中させ
るように形作られたシールを含む可撓性の流体ディスペ
ンサである。この力集中領域の容器の壁は容器に十分な
力を加えたときに破れるが、シールの残りの部分は無傷
のままである。したがって、使用者が容器を開けるため
容器に圧搾力を加えると、容器は、力集中シールの力が
集中されるシールの領域で開く、すなわち破れる。かく
して、容器は予測可能な破壊点を有する。
【０００７】第１の実施例では、容器は一方の端に内方
に向いた「Ｖ字形」シールを含む。Ｖ字形シールの頂点
は容器の中心の方を向いている。使用者が容器を開ける
ため容器に圧搾力を加えると、容器の内部に発生した力
は内方に向いたＶ字形シールの頂点に集中される。集中
された圧力はこの頂点のところで容器の壁を剪断し、ほ
ぼこの頂点の大きさの開口を作る。容器の壁が開くと容
器内の圧力が解放され、容器の内容物はこの開口を通っ
て外に溢れる、すなわち飛び出すかもしれない。
【０００８】本発明を実施するもう１つのディスペンサ
は、同じ位置で容器の周囲よりも小さい周囲を有する力
集中シールを含む。かくして、このシールは容器内に発
生する力をシールの領域全体に亘って集中させる。使用
者がこの容器を開けるため容器に圧搾力を加えると、容
器の壁は力集中シールのところで破れ、開口はほぼシー
ルの大きさになる。
【０００９】容器から放出される流体を特定の方向に向
けるため容器にシールドを取り付けてもよい。シールド
は、容器に殺菌性又は毒性の流体が入っているときに特
に有用である。なぜならば、使用者は流体を所望の目標
に向けるために流体に触れなくて済むからである。種々
のシールを在来のシール法を用いて形成することができ
る。しかしながら、超音波シールが力集中シールを形成
する好ましい方法である。このシールを形成するため、
シール機構が、所望のシールを形作るように形作られた
ダイの間に容器の両側の対応する部分を合わせてプレス
する。すると、シール機構は、ダイの間の容器の壁を振
動させ加熱するのに十分なエネルギーを容器に与える。
容器の材料は融け、エネルギーがもはや与えられなくな
ると、容器の壁は互いに融着してシールを形成する。
【００１０】エネルギーが与えられる側の材料はその他
方の側の材料よりも多く融ける。したがって、容器の一
方の側が他方の側よりもより平らにかつ薄くなり、かく
して、シールはその一方の側が他方の側よりも弱くな
る。使用者が容器を開けるため容器に圧搾力を加える
と、その弱い方のシールの壁が破れる。すると、容器内
の圧力が開口を介して解放される。シールの残りの部分
および容器の壁は無傷のままである。
【００１１】本発明の特徴、利点および目的をさらに十
分に理解するため、以下の詳細な説明および添付図面を
参照すべきである。
【００１２】
【実施例】図１に示すように、本発明の第１の実施例に
よって作られたディスペンサ１０は容器１２を含み、容
器１２は、一方の端１５にほぼ直線状のシール１４を有
し、その反対側の端１７に内方に向いたＶ字形シール１
６を有する。内方に向いたＶ字形シール１６は、シール
の頂点１８がほぼ直線状のシール１４の方を向くように
配向されている。ディスペンサ１０は、比較的可撓性の
物質、例えば、ポリエチレンのようなプラスチックでで
きている。
【００１３】シール１４および１６は任意の在来のシー
ル法を用いて形成することができる。しかしながら、シ
ールを形成する好ましい方法は、超音波シーラーを用い
る方法である。シーラーは、容器の頂側と底側に圧力を
加えるため所望のシールの形状に作ったダイを使用す
る。すなわち、シーラーはシールすべき容器の壁の部分
を互いにプレスする。次いで、シーラーは付形したダイ
のうちの一方を介してシール領域に超音波エネルギーを
与える。それによって生じる熱によって、加圧された壁
の部分が互いに接着する。エネルギーがもはや与えられ
なくなると、シールはただちに冷える。次いで、ダイを
取り除く。
【００１４】ディスペンサ１０に液体を貯えるため、適
当に形作られたダイを用いて、先ず容器の一方の端、例
えば、端１７で容器１２をシールする。次いで、容器１
２に液体を充填し、容器１２の開放端１５をシールす
る。エネルギーが与えられるダイによって接触される材
料の最終特性は、他方のダイによって接触される材料の
最終特性と異なる。したがって、シールは、その一方の
側が他方の側よりも弱くなる。その後、容器を開けるた
め容器に十分な圧力を加えると、シールのところでこの
容器の弱い方の側が開く、すなわち破れる。
【００１５】ディスペンサ１０の全体構造、さらに特定
的には、一方の端の内方に向いたＶ字形シール１６によ
って、ディスペンサ１０は予測どおり頂点１８のところ
で開く。使用者がディスペンサ１０に圧搾力を加える
と、それによって生じる応力は容器の壁およびシール１
４全体に亘って分布する。直線シール１４が受ける力は
シールの一方の側に作用し、他方、Ｖ字形シールの幾何
学的形状のため、シール１６が受ける応力はシールの２
つの側に作用する。頂点から離れたシールの領域では、
力はシールの両側に別々に作用する。しかしながら、頂
点では、シールの両側が互いに近づいており、力はほぼ
相加的になり、これによって、頂点１８は、シールのそ
の他のいかなる部分よりも大きな応力を受ける。この応
力によって、容器の壁は頂点１８のところで剪断する、
すなわち破れる。
【００１６】ディスペンサ１０を開けるのに必要な力
は、ディスペンサ１０の寸法および形状、ディスペンサ
１０を作る材料、および頂点の先端のシールの面積によ
って変わる。しかしながら、使用者は、ディスペンサ１
０に圧搾力を加える前に、ディスペンサ１０がどこで開
くかがわかる。容器の壁が開くと、容器内の力は解放さ
れる。かくして、容器の壁の開口はシールの力集中部分
の大きさにとどまる。次いで、使用者は、容器の壁をさ
らに破ることなく容器にさらに圧力を加えて容器から流
体を押し出すことができる。
【００１７】シール１４は、このシールが内部の力がシ
ールの一方の側だけに作用するように位置決めされてい
る限り、任意の形状を有してよい。シール１４はＣ字形
であってもよいし、又は、頂点が容器の中心から遠ざか
る方向に向いたＶ字形であってもよい。ディスペンサ１
０が頂点１８のところで開くようになるならば、在来の
任意シール法を用いて種々のシールを形成してよい。し
かしながら、ディスペンサ１０に油状流体を容れようと
するならば、超音波シールが好ましいシール法である。
超音波シール法で、互いに押し合うダイの圧力と、ダイ
の一方にエネルギーを与えることによって生じるシール
の位置における容器の壁の振動との組み合わせを利用し
て容器の２つの側の間から流体を追い出す。このような
圧力と振動の組み合わせによってシールの位置から油状
流体の痕跡がすべて追い出され、容器の壁を互いにしっ
かりとシールすることができる。例えば、ヒートシール
では、シールの位置から油状流体を全部は追い出すこと
ができず、すると、残った流体によって、壁が互いに接
着して正しいシールを形成することが妨げられる。
【００１８】ディスペンサが開く側が使用者にとって重
要ならば、シールのところの容器の一方の側を他方の側
よりも弱くする在来の方法を用いて破壊点がディスペン
サの特定の側にあるようにすることができる。例えば、
ディスペンサの一方の側の材料が、少なくともシールの
領域において、他方の側の材料よりも薄くなっているの
がよい。そうすると、容器に圧力を加えたときに、薄
い、したがって、弱い側が力集中シールのところで破れ
る。
【００１９】図２は、本発明の第２の実施例によって作
られたディスペンサ２０を示す。ディスペンサ２０はほ
ぼ直線状のシール１４および２２を有する。一方の端近
くに第３の円形シール２４が配置されている。シール２
４の周は端シール１４および２２のいずれの長さよりも
小さい。円形シール２４は、好ましくは超音波シールで
ある。
【００２０】ディスペンサ２０を開けるためには、使用
者はシール１４とシール２４の間でディスペンサ２０に
圧搾力を加える。使用者が十分な力で圧搾力を加える
と、ディスペンサの壁はシール２４で破れる、すなわち
開く。容器の内部の力がシール２４に集中されるため、
容器は直線シール１４および２２のいずれかで破れる前
にシール２４で破れる。
【００２１】シール２４は、その周囲長さがシール１４
又は１６のいずれかの長さよりも小さい限り、任意の形
状、例えば、星形や正方形であってよい。シール１４の
長さとシール２４との比、およびシール２２とシール２
４との比は、使用者がディスペンサ２０を開けるためど
の程度の力をディスペンサ２０に加えなければならない
かに影響を与える。もし、それらの比が大きければ、使
用者はディスペンサ２０を開けるため比較的小さな力を
加えるだけでよい。しかしながら、もし、それらの比が
小さいならば、使用者はより大きな力を加えなければな
らない。
【００２２】図３はアプリケータ２８の図である。アプ
リケータ２８は、取り付けられた２つの部品、すなわ
ち、図１のディスペンサ１０又は図２のディスペンサ２
０と同じディスペンサ３０と、含浸可能な端部品３２と
からなる。含浸可能な端部品３２は、綿又はその他任意
の含浸可能な材料でできている。好ましい実施例では、
アプリケータ２８は、図１のディスペンサ１０と同じデ
ィスペンサ３０を含む。
【００２３】アプリケータ２８を使用するために、使用
者は２つのシール１４と１６の間の箇所でディスペンサ
３０に圧搾力を加える。図１と関連して前に説明したよ
うに、ディスペンサ３０は逆Ｖ字形シール１６の頂点１
８で開く。使用者は、ディスペンサ３０中の流体が端部
品３２又はその一部を含浸するまでディスペンサ３０に
圧搾力を加え続ける。次いで、使用者は、アプリケータ
の端部品３２で面をこすることによって流体を面の上で
のばすのがよい。もし、使用者がさらに流体を必要とす
るならば、使用者は面にアプリケータの端部品３２をこ
すりつけながらディスペンサ３０に圧搾力を加え続ける
のがよい。かくして、使用者は、流体に触れることなく
面に所望の量の流体を付けることができる。したがっ
て、アプリケータ２８を用いて身体に殺菌クリームを塗
ったり、或いは特定の面に化学物質を付けたりすること
ができる。
【００２４】ディスペンサ１０および２０およびアプリ
ケータ２８は数えきれない使用法がある。１つの特別な
使用法は、本発明と同じ譲受人に譲受された「化学物質
検出キット」という名称の米国特許出願０７／３５８、
５５６の対象である化学物質検出キットと関連してい
る。化学物質検出キットは、特定の化学物質の痕跡があ
るかどうかについて物質を検査する、例えば、鉛の痕跡
があるかどうかについてペンキを検査するのに使用され
る。
【００２５】キットは、多孔性スワッチを容れた透明
な、部分的にシールしたパウチからなる。スワッチには
検出用化学物質、この場合には鉛感受性の化学物質が含
浸されている。ペンキのサンプルを検査するために、使
用者はペンキの粒子をパウチに入れ、パウチを操作して
粒子をスワッチに接触させる。次いで、使用者は活性化
剤、例えば、水をパウチに加え、検出用化学物質を活性
化させる。次いで、使用者はパウチを操作して粒子およ
びスワッチを浸漬させる。もし、粒子が鉛を含有してい
れば、スワッチはそのことを示す色に変わる。
【００２６】前記の米国特許出願は、点眼器を使用して
パウチに活性化剤を供給することを説明している。活性
化剤として水を用い、その水が鉛の痕跡を含有している
ならば、水は検体を汚染する。検体の汚染を避けるため
に、ディスペンサ１０又は２０に容れた鉛を含有しない
水をキットに入れるのがよい。使用者の便宜のために、
その他の活性化剤を使用するときにも、活性化剤をディ
スペンサ１０又は２０に容れてキットに入れるのがよ
い。
【００２７】活性化剤をディスペンサ１０に容れてキッ
トに入れるならば、使用者は、ディスペンサ１０の分配
端１７をペンキ粒子を容れたパウチに簡単に挿入する。
次いで、使用者は、ディスペンサ１０に圧搾力を加えて
ディスペンサ１０を開け、圧搾力を加え続けてパウチに
所望の量の活性化剤を送る。ディスペンサ１０が開き、
流体を必要量ずつ分配するこの予測可能な仕方によっ
て、使用者は検査パウチに供給される流体の量を制御す
ることができる。
【００２８】検出用化学物質を含んだアプリケータを用
いて、ペンキを塗った面をサンドペーパでこすることに
よって生じる埃のような微粒子に特定の物質、例えば、
鉛の痕跡があるかどうかを検査することができる。使用
者は、埃が載った面、例えば、床を乾いたアプリケータ
の端部品３２で拭い、埃を採取する。次いで、使用者は
ディスペンサ３０に圧搾力を加えてディスペンサ３０を
開き、検出用化学物質を放出する。もし、埃に鉛が含ま
れていれば、放出された化学物質が埃と接触したときに
端部品３２は鉛が含まれていることを示す色に変わる。
かくして、アプリケータ２８を用いて、小さすぎてパウ
チに入れることができない粒子を検査することができ
る。
【００２９】図４は、上記のディスペンサ１０又は２０
のいずれかと同じであるのがよいディスペンサ３８を示
す。力集中シールが配置された流体を容れるためのディ
スペンサの端は、ディスペンサから放出された流体を特
定の方向に向けるためのシールド４２を支持している。
かくして、シールドは、容器から放出された流体を矢の
方向に向ける。シールドは、流体を所望の方向に向ける
限り、任意の形状を有してよい。シールド４２は、容器
が開いたとき容器から噴出する傾向のある希薄な流体を
特定の方向に向けるのに特に有用である。
【００３０】図５は、円筒形シールド４６によって取り
囲まれたディスペンサ４４を示す。ディスペンサ４４
は、一方の端にディスペンサ４４から放出された流体を
吸収する突出した綿棒４８を有する。このディスペンサ
を、例えば、上記の鉛検査キットの別の構成に使用する
ことができる。したがって、綿棒４８はペンキ粒子を検
査するのに必要な検出用化学物質を含み、ディスペンサ
４４は鉛が存在するときに検出用化学物質と反応して検
出用化学物質を鉛の存在を示す色に変える活性化剤を含
む。
【００３１】先ず初めに、使用者は、突出した綿棒４８
を用いてペンキ粒子を採取する。次いで、使用者はシー
ルド４６に圧搾力を加え、それによって、ディスペンサ
４４に圧力を加え、ディスペンサ４４をシール５０のと
ころで破る。すると、ディスペンサ４４は活性化剤を放
出し、シールド４２は放出された流体を綿棒４８に向け
る。綿棒４８が活性化剤で含浸されると、活性化剤は検
出用化学物質と反応する。もし、綿棒４８によって採取
されたペンキが鉛を含有するならば、ペンキ粒子は鉛の
存在を示す色に変わる。このディスペンサ、綿棒、およ
びシールドの構成によって、使用者は、汚染や漏れの危
険なしに制御された仕方で活性化剤を放出させることが
できる。
【００３２】これまでの説明は、本発明のいくつかの特
定の実施例に限られてきた。しかしながら、本発明を変
形および変更して本発明の利点のいくつか或いはすべて
を達成することができることは明らかである。したがっ
て、特許請求の範囲の対象は、本発明の真の精神および
範囲に入るかかるすべての変形および変更を含む。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例によって作られたディス
ペンサの図である。
【図２】本発明の第２の実施例によって作られたディス
ペンサの図である。
【図３】一方の端に含浸可能なカバーを備えた図１のデ
ィスペンサの図である。
【図４】シールドが取り付けられている図３のディスペ
ンサの図である。
【図５】シールドを備えたディスペンサのもう１つの実
施例の図である。
【符号の説明】
１０、２０、３０、３８、４４ ディスペンサ １４、２２ 直線シール １６ Ｖ字形シール ２４ 円形シール ２８ アプリケータ ３２ 端部品 ４２ シールド ４８ 綿棒

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 流体を容れるための可撓性の容器を含む
    流体ディスペンサにおいて、前記容器は、 頂壁および底壁と、 力を容器に加えることによって流体内に発生される圧力
    から生じる力を或る領域に集中させるためのシールから
    なる装置と、を含み、前記シールは、前記頂壁を前記底
    壁にシールしており、前記シールは、シールの位置で容
    器の直径よりも小さい周囲を有する円形シールであり、 前記容器は、前記頂壁又は前記底壁のうちの弱い方の壁
    が、流体を必要量ずつ分配する開口を形成するために加
    えられた力に応答して前記力の集中する領域で破れるよ
    うに、十分に強いことを特徴とする流体ディスペンサ。
  2. 【請求項２】 流体を容れるための可撓性の容器を含む
    流体ディスペンサにおいて、前記容器は、 頂壁および底壁と、 力を容器に加えることによって流体内に発生される圧力
    から生じる力を或る領域に集中させるためのシールから
    なる装置と、を含み、前記シールは、前記頂壁を前記底
    壁にシールしており、 代表的には容器の内容物を面に付けるための流体吸収性
    アプリケータをさらに含み、このアプリケータは、容器
    の内容物が容器の壁の開口を通って流れるときに容器の
    内容物を吸収するように配置されており、 前記容器は、前記頂壁又は前記底壁のうちの弱い方の壁
    が、流体を必要量ずつ分配する開口を形成するために加
    えられた力に応答して前記力の集中する領域で破れるよ
    うに、十分に強いことを特徴とする流体ディスペンサ。
  3. 【請求項３】 前記シールはＶ字形に作られており、そ
    の頂点は前記容器の中心の方を向いており、それによっ
    て、前記シールは前記力を前記頂点に集中させ、容器の
    壁が前記頂点で破れる、すなわち開くことを特徴とする
    請求項２に記載の流体ディスペンサ。
  4. 【請求項４】 流体を容れるための容器を含む流体ディ
    スペンサにおいて、前記容器は、 頂壁および底壁と、 力を容器に加えることによって流体内に発生される圧力
    から生じる力を或る領域に集中させるためのシールから
    なる装置と、を含み、前記シールは、前記頂壁を前記底
    壁にシールしており、 放出された流体を所望の方向に向けるためのシールドを
    含み、 前記容器は、前記シールのところの前記頂壁又は前記底
    壁のうちの弱い方の壁が流体を必要量ずつ分配する開口
    を形成するため加えられた力に応答して前記力の集中す
    る領域で破れるように、十分に強いことを特徴とする流
    体ディスペンサ。
  5. 【請求項５】 前記シールはＶ字形に作られており、そ
    の頂点は前記容器の中心の方を向いており、前記シール
    の頂点が前記力の集中領域であることを特徴とする請求
    項４に記載の流体ディスペンサ。
  6. 【請求項６】 前記シールは、シールの位置で容器の直
    径よりも小さい周囲を有する円形シールであり、この円
    形シールの縁が前記力の集中領域であることを特徴とす
    る請求項４に記載の流体ディスペンサ。
  7. 【請求項７】 流体を容れるための可撓性の容器を含む
    流体ディスペンサにおいて、前記容器は、 頂壁および底壁と、 力を容器に加えることによって流体内に発生される圧力
    から生じる力を或る領域に集中させるためのシールから
    なる装置と、を含み、前記シールは、前記頂壁を前記底
    壁にシールしており、前記シールは超音波によって形成
    されており、前記容器は、前記シールのところの前記頂
    壁又は前記底壁のうちの弱い方の壁が流体を必要量ずつ
    分配する開口を形成するために加えられた力に応答して
    前記力の集中する領域で破れるように、十分に強く、前
    記シールは、シールの位置で容器の直径よりも小さい周
    囲を有する円形シールであり、この円形シールの縁が前
    記力の集中領域であることを特徴とする流体ディスペン
    サ。
  8. 【請求項８】 流体を容れるための可撓性の容器を含む
    流体ディスペンサにおいて、前記容器は、 頂壁および底壁と、 力を容器に加えることによって流体内に発生される圧力
    から生じる力を或る領域に集中させるためのシールから
    なる装置と、を含み、前記シールは、前記頂壁を前記底
    壁にシールしており、前記シールは超音波によって形成
    されており、前記容器は、前記シールのところの前記頂
    壁又は前記底壁のうちの弱い方の壁が流体を必要量ずつ
    分配する開口を形成するために加えられた力に応答して
    前記力の集中する領域で破れるように、十分に強く、 放出された流体を所望の方向に向けるためのシールドを
    さらに含むことを特徴とする流体ディスペンサ。
  9. 【請求項９】 流体を容れるための可撓性の容器を含む
    流体ディスペンサにおいて、前記容器は、 頂壁および底壁と、 力を容器に加えることによって流体内に発生される圧力
    から生じる力を或る領域に集中させるためのシールから
    なる装置と、を含み、前記シールは、前記頂壁を前記底
    壁にシールしており、前記シールは超音波によって形成
    されており、前記容器は、前記シールのところの前記頂
    壁又は前記底壁のうちの弱い方の壁が流体を必要量ずつ
    分配する開口を形成するために加えられた力に応答して
    前記力の集中する領域で破れるように、十分に強く、 代表的には容器の内容物を面に付けるための流体吸収性
    アプリケータをさらに含み、このアプリケータは、容器
    の内容物が容器の壁の開口を通って流れるときに容器の
    内容物を吸収するように配置されていることを特徴とす
    る流体ディスペンサ。
  10. 【請求項１０】 前記シールはＶ字形に作られており、
    その頂点は前記容器の中心の方を向いており、それによ
    って、前記シールは前記力を前記頂点に集中させ、容器
    の壁が前記頂点で破れる、すなわち開くことを特徴とす
    る請求項８または９に記載の流体ディスペンサ。
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