JP3183150U - 自動車内装部品 - Google Patents

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雅光 近藤
武広 砥上
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Abstract

【課題】自動車内装部品と車室の壁との摩擦による自動車走行中の異音を緩和し、また、自動車内装部品の揮発臭、VOC対策にも使用できる自動車内装部品を提供する。
【解決手段】自動車内装部品は、車室内に装着される自動車内装部品7であって、本体と、緩衝性を有すると共に通気を遮断するガスバリア性を有するポリエチレン袋又はビニール袋からなり、前記本体の全体を覆う袋体8と、を含んでおり、前記袋体は、クラフトテープ80による接着、輪ゴムによる結束又はクリップ留めにて前記本体に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本考案は、自動車の車室の床をサイドシルに合わせて高く設定する嵩上げ材、フットレスト用ティビアパッド等を緩衝性を有する袋体で梱包した自動車内装部品に関する。
自動車内装部品として、嵩上げ材、ティビアパッドがある。これらの用途を以下に記載する。
図4は、従来の自動車の車室(3)を示す斜視図であり、図5は、図4の丸印Bで囲んだ部分の拡大斜視図である。車室(3)には、フロア(4)上に左右一対のフロントシート(30)が配設され、その後部にはリアシート(31)が設けられ、フロア(4)上面には、カーペット(5)が敷設されている。
図5に示すように、乗用車の車種によっては、ドア(図示せず)開口部の下部に位置するサイドシル(32)が、室内のフロア(4)面より高いものがあり(車室(3)の右側サイドシル(32)の矢印H参照)、このような車種ではリアシート(31)の乗員は乗降時にサイドシル(32)を跨ぐようにして、足を移動させねばならないという不具合がある。また、リアシート(31)の乗員の視線を高めることにより、開放感のある前方視界を得ることを目的として、座面を高く設定する場合がある。このような場合に、車種毎に専用で高さを違えたフロア(4)を設計すると、非常に多くの製造工数がかかってしまう。
そのため、従来のフロア(4)をそのまま利用し、フロア(4)の上面にウレタンパッド等の嵩上げ材を置くことにより、車両のフロア構造を変更しないで、高いフロア面を得るという方法がとられている。
図6は、図5をX−X線を含む面にて破断し矢視した断面図である。フロントシート(30)とリアシート(31)との間の乗員の足元に、図5に示すようにフロア(4)の上面に発泡樹脂製の嵩上げ材(1)が置かれ、嵩上げ材(1)の上にカーペット(5)が敷設される(例えば、特許文献1参照)。これにより、フロア(4)を各車種で共通化しつつ、高いフロア面を得ている。
また、フロントシート(30)の乗員用のフットレストとして、図7に示すような発泡樹脂製のティビアパッド(6)が車室(3)内に配備される(例えば、特許文献2参照)。
図8は、従来の嵩上げ材(1)の平面図である。嵩上げ材(1)の本体(10)は車室(3)内に装着されるが、自動車走行中の振動により、本体(10)が車室(3)に対して擦れ、異音が発生する虞れがある。
そこで、本体(10)の底面にて、車室(3)の底壁(34)との接触箇所に、フェルト等の布体(2)を取り付けていた。即ち、布体(2)を緩衝材として用い、本体(10)と底壁(33)との摩擦による異音を抑えていた。ティビアパッド(6)についても同様に底面に布体(2)を貼り付けていた。
特開2000−280809号公報 特開2007−98964号公報
本体(10)に布体(2)としてフェルトを取り付けて、車室(3)内に装着した状態では、時間の経過と共に、フェルトが凹み、本体(10)が車室(3)に対して沈下する状態が生じた。
即ち、時間の経過と共に、フェルトが凹むことにより、本体(10)とフロア(4)の接触箇所が変化し、当初設定していなかった箇所からの異音が生じた。フェルトは不織布に比して厚いから、沈下量にバラ付きが生じやすく、自動車走行中の異音発生を完全に防止することは難しい。
フェルトに比して薄く、凹み量が少ない不織布を布体(2)として本体(10)の底面に貼り付けた場合であっても、例えば本体(10)の側面と車室(3)の側面が擦れることにより、自動車走行中に異音を生じる虞れがある。
本考案は、自動車内装部品と車室の壁との摩擦による自動車走行中の異音を緩和することにある。また、後記の如く、自動車内装部品の揮発臭、VOC対策も併せて目的とする。
本考案に係る自動車内装部品は、
車室内に装着される自動車内装部品であって、
本体と、
緩衝性を有すると共に通気を遮断するガスバリア性を有するポリエチレン袋又はビニール袋からなり、前記本体の全体を覆う袋体と、
を含んでおり、
前記袋体は、クラフトテープによる接着、輪ゴムによる結束又はクリップ留めにて前記本体に取り付けられる。
前記本体は、嵩上げ材又はティビアパッドとすることができる。
自動車内装部品の本体(10)は、全体が緩衝性を有すると共に通気を遮断するガスバリア性を有する袋体(8)にて覆われる。従って、本体(10)と車室(3)との間に生じた隙間によって、本体(10)が車室(3)内でガタ付いた場合でも、袋体(8)が車室(3)の壁と擦れ、本体(10)が直接に車室(3)の壁と擦れることはないから、本体(10)と車室(3)の壁との摩擦による自動車走行中の異音を緩和することができる。
また、本体(10)は揮発臭を発する合成樹脂から成形されることが多いが、袋体(8)はガスバリア性が高いから、本体(10)の揮発臭が袋体(8)の外に漏れることを防止することができる。また、近年、環境対策の観点から揮発性有機化合物(VOC)の発散を規制することが求められているが、本体(10)全体を袋体(8)にて覆うことにより、VOCの発散規制にも効果がある。
本例に於ける嵩上げ材の平面図である。 嵩上げ材を袋体にて梱包した自動車内装部品の斜視図である。 図2の自動車内装部品をA−A線を含む面にて破断し矢視した断面図である。 従来の自動車の車室を示す斜視図である。 図4の丸印Bで囲んだ部分の拡大斜視図である。 図5をX−X線を含む面にて破断し矢視した断面図である。 ティビアパッドの斜視図である。 従来の嵩上げ材の平面図である。
以下、本考案の一実施例について、図面を用いて詳述する。
図1は、本例に於ける自動車内装部品、具体的には嵩上げ材(1)の平面図である。尚、以下では説明の便宜上、自動車内装部品として、嵩上げ材(1)を例示するが、ティビアパッド(6)でもよい。
嵩上げ材(1)は発泡性の合成樹脂、例えば発泡性ポリスチレン系樹脂、スチレン改質ポリエチレン系樹脂(具体的には、積水化成品工業株式会社製の商品名:ピオセラン(登録商標))等にて成形される。嵩上げ材(1)の厚みは、1−20cmであり、嵩上げすべき車種によって厚さが決定される。また、出願人は、発泡樹脂として原料粒子を50倍に予備発泡して得られた発泡樹脂ビーズを用いることを想定しているが、この倍率に限定されない。
また、発泡樹脂ビーズを構成する樹脂としては、スチレン改質ポリエチレン系樹脂(具体的には(公序良俗違反につき、不掲載))、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−エチレン共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が挙げられ、これら合成樹脂の混合物やモノマーの共重合体も使用することができる。
図2は、嵩上げ材(1)を袋体(8)にて梱包した自動車内装部品(7)の斜視図、図3は、図2の自動車内装部品(7)をA−A線を含む面にて破断し矢視した断面図である。嵩上げ材(1)の本体(10)は、全体がポリエチレン袋、ビニール袋等の緩衝性があり且つガスバリア性の高い袋体(8)にて梱包され、該袋体(8)は、クラフトテープ(80)による接着、又は輪ゴム(図示せず)による結束にて嵩上げ材(1)に取り付けられる。嵩上げ材(1)は、袋体(8)に梱包された自動車内装部品(7)の状態で車室(3)内に取り付けられる。尚、袋体(8)の接着具はクラフトテープに、結束具は輪ゴムに夫々限定されず、例えば袋体(8)はクリップ等で留められてもよい。
嵩上げ材(1)の本体(10)は、全体が緩衝性を有する袋体(8)にて覆われる。従って、本体(10)と車室(3)との間に生じた隙間によって、本体(10)が車室(3)内でガタ付いた場合でも、袋体(8)が車室(3)の壁と擦れ、本体(10)が直接車室(3)の壁と擦れることはないから、本体(10)と車室(3)の壁との摩擦による自動車走行中の異音の発生を緩和することができる。
また、嵩上げ材(1)は発泡性ポリスチレン系樹脂等にて成形されるから、揮発臭を発生し易い。嵩上げ材(1)の車室(3)への取付け時には、この揮発臭が残存していることがある。本例にあっては、嵩上げ材(1)の本体(10)全体がガスバリア性の高い袋体(8)にて覆われて、接着具又は結束具により塞がれているから、揮発臭が袋体(8)の外に漏れることを防止することができる。従って、自動車の製造工程に於いて、嵩上げ材(1)を車室(3)に取り付ける際の作業性も改善することができる。
更に、近年、環境対策の観点から揮発性有機化合物(VOC)の発散を規制することが求められているが、本体(10)全体を袋体(8)にて覆うことにより、VOCの発散規制にも効果がある。
従って、本体(10)と車室(3)の壁との摩擦による自動車走行中の異音の発生を緩和する目的だけであれば、通気性のある、例えば不織布製の袋体(8)を用いることができるが、揮発臭及びVOCの発散規制対策であれば、通気性のある袋体(8)を用いることは効果が薄い。
上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
(1) 嵩上げ材
(3) 車室
(6) ティビアパッド
(7) 自動車内装部品
(8) 袋体
(10) 本体
以下、本考案の一実施例について、図面を用いて詳述する。
図1は、本例に於ける自動車内装部品、具体的には嵩上げ材(1)の平面図である。尚、以下では説明の便宜上、自動車内装部品として、嵩上げ材(1)を例示するが、ティビアパッド(6)でもよい。
嵩上げ材(1)は発泡性の合成樹脂、例えば発泡性ポリスチレン系樹脂、スチレン改質ポリエチレン系樹脂(具体的には、積水化成品工業株式会社製の商品名:ピオセラン(登録商標))等にて成形される。嵩上げ材(1)の厚みは、1−20cmであり、嵩上げすべき車種によって厚さが決定される。また、出願人は、発泡樹脂として原料粒子を50倍に予備発泡して得られた発泡樹脂ビーズを用いることを想定しているが、この倍率に限定されない。
また、発泡樹脂ビーズを構成する樹脂としては、スチレン改質ポリエチレン系樹脂(同上)、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−エチレン共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が挙げられ、これら合成樹脂の混合物やモノマーの共重合体も使用することができる。

Claims (2)

  1. 車室内に装着される自動車内装部品であって、
    本体と、
    緩衝性を有すると共に通気を遮断するガスバリア性を有するポリエチレン袋又はビニール袋からなり、前記本体の全体を覆う袋体と、
    を含んでおり、
    前記袋体は、クラフトテープによる接着、輪ゴムによる結束又はクリップ留めにて前記本体に取り付けられる、
    ことを特徴とする自動車内装部品。
  2. 前記本体は、嵩上げ材又はティビアパッドである、請求項1に記載の自動車内装部品。
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