JP3182059B2 - 移動無線パケットデータ通信システムにおける交換局間キャリアへの均等アクセス - Google Patents
移動無線パケットデータ通信システムにおける交換局間キャリアへの均等アクセスInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に無線移動通
信システムを用いるデータパケットの通信に関し、特
に、前記システムにおいて長距離すなわち交換局間キャ
リアへの均等アクセスを前記システムのユーザーに提供
することに関する。
信システムを用いるデータパケットの通信に関し、特
に、前記システムにおいて長距離すなわち交換局間キャ
リアへの均等アクセスを前記システムのユーザーに提供
することに関する。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】最近、移
動データ通信ユーザーに無線パケットデータサービスを
提供することに多くの注目が寄せられている。例えば、
“セルラーデジタルパケットデータシステム仕様”リリ
ース１．０（１９９３年７月１９日）には、既存データ
網に同等網無線拡張を提供するコネクションレス方式多
重プロトコル網サービスであって、データ通信の一方ま
たは両方の端末が移動端末装置でも良いものが開示され
ている。音声網と同様に、データ通信網は、典型的に２
つのエンドポイント間に１つ以上のパスを有する。デー
タ網機器は、ルーティング情報プロトコルやオープンシ
ョーテストパス等のプロトコルを用いて、それらのパス
がどんなものかをまず確認し、次にどのパスが所定の一
組の端末装置間の最良ルートに相当するかを確認するこ
とができる。しかしながら、これらのプロトコルは、交
換局間キャリアへの非差別的な交換アクセスを提供し、
かつ網サービスのユーザーすなわち加入者に、データが
端末装置間で通信されているルートを選択させる均等ア
クセスの概念の反対のものを動かす。均等アクセスは、
加入者に、少なくとも加入者が代金を支払うそれらのパ
スに関してデータがやり取りされるルートを選択する機
会を与える。
動データ通信ユーザーに無線パケットデータサービスを
提供することに多くの注目が寄せられている。例えば、
“セルラーデジタルパケットデータシステム仕様”リリ
ース１．０（１９９３年７月１９日）には、既存データ
網に同等網無線拡張を提供するコネクションレス方式多
重プロトコル網サービスであって、データ通信の一方ま
たは両方の端末が移動端末装置でも良いものが開示され
ている。音声網と同様に、データ通信網は、典型的に２
つのエンドポイント間に１つ以上のパスを有する。デー
タ網機器は、ルーティング情報プロトコルやオープンシ
ョーテストパス等のプロトコルを用いて、それらのパス
がどんなものかをまず確認し、次にどのパスが所定の一
組の端末装置間の最良ルートに相当するかを確認するこ
とができる。しかしながら、これらのプロトコルは、交
換局間キャリアへの非差別的な交換アクセスを提供し、
かつ網サービスのユーザーすなわち加入者に、データが
端末装置間で通信されているルートを選択させる均等ア
クセスの概念の反対のものを動かす。均等アクセスは、
加入者に、少なくとも加入者が代金を支払うそれらのパ
スに関してデータがやり取りされるルートを選択する機
会を与える。
【０００３】音声通信網において、加入者は、サービス
の購入契約をする時に長距離キャリアを選ぶことができ
る。また、加入者は、構内サービス供給業者と交信する
ことによりいつでも簡単に長距離キャリアを変えること
ができる。さらに、加入者は、発呼毎を基本として長距
離キャリアを選択することができる。しかしながら、パ
ケットデータ網は本質的にコネクションレスになってい
る。換言すれば、データのパケットは、明快にコネクシ
ョンを確立することなくいつでもどの端末装置対間でも
やり取りすることができる。したがって、パケットデー
タ網は、加入者に、端末装置間でそのデータを転送する
ＬＡＴＡ(Local Access Transport Area) 間データキャ
リアまたは交換局間キャリアを選ぶ機会を与える方法を
決定する際の独特の問題を提出する。
の購入契約をする時に長距離キャリアを選ぶことができ
る。また、加入者は、構内サービス供給業者と交信する
ことによりいつでも簡単に長距離キャリアを変えること
ができる。さらに、加入者は、発呼毎を基本として長距
離キャリアを選択することができる。しかしながら、パ
ケットデータ網は本質的にコネクションレスになってい
る。換言すれば、データのパケットは、明快にコネクシ
ョンを確立することなくいつでもどの端末装置対間でも
やり取りすることができる。したがって、パケットデー
タ網は、加入者に、端末装置間でそのデータを転送する
ＬＡＴＡ(Local Access Transport Area) 間データキャ
リアまたは交換局間キャリアを選ぶ機会を与える方法を
決定する際の独特の問題を提出する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、コネクション
レス方式でデータを送受信し、加入者に、特定のセショ
ンの間移動無線端末装置との間でデータをやり取りする
ために優先交換局間キャリアを指定させる移動無線端末
装置を適宜含むことができる移動無線パケットデータ通
信システムを開示している。また、このシステムは、移
動無線端末装置から優先交換局間装置に対応する識別子
を受信し、優先交換局間キャリアに対応する識別子を移
動無線端末装置と関連するホーム移動データ中間装置に
送信するサービング移動データ中間装置を含むことがで
きる。さらに、このシステムは、加入者が通信システム
より提供されるサービスを使用するために許される前に
アクセスしなければならないホーム移動データ中間装置
を含むことができ、ここで、ホーム移動データ中間装置
は、サービング移動データ中間装置への特定のセション
のための加入者の優先交換局間キャリアを確認する。ま
た、複数の交換局間キャリアは、通信システムの構成要
素間のコネクションレス方式のデータの送信のためのシ
ステムに含まれる。ホーム移動データ中間装置は、移動
無線端末装置がその固定ホームエリア外に位置する場合
は、特定のセションの間優先交換局間キャリアを介して
順方向トラフィックを送る。さらに、サービング移動デ
ータ中間装置は、特定のセションの間優先交換局間キャ
リアを介して逆方向トラフィックを送る。本発明の他の
特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び付随の図面の参
照により容易に明らかになる。
レス方式でデータを送受信し、加入者に、特定のセショ
ンの間移動無線端末装置との間でデータをやり取りする
ために優先交換局間キャリアを指定させる移動無線端末
装置を適宜含むことができる移動無線パケットデータ通
信システムを開示している。また、このシステムは、移
動無線端末装置から優先交換局間装置に対応する識別子
を受信し、優先交換局間キャリアに対応する識別子を移
動無線端末装置と関連するホーム移動データ中間装置に
送信するサービング移動データ中間装置を含むことがで
きる。さらに、このシステムは、加入者が通信システム
より提供されるサービスを使用するために許される前に
アクセスしなければならないホーム移動データ中間装置
を含むことができ、ここで、ホーム移動データ中間装置
は、サービング移動データ中間装置への特定のセション
のための加入者の優先交換局間キャリアを確認する。ま
た、複数の交換局間キャリアは、通信システムの構成要
素間のコネクションレス方式のデータの送信のためのシ
ステムに含まれる。ホーム移動データ中間装置は、移動
無線端末装置がその固定ホームエリア外に位置する場合
は、特定のセションの間優先交換局間キャリアを介して
順方向トラフィックを送る。さらに、サービング移動デ
ータ中間装置は、特定のセションの間優先交換局間キャ
リアを介して逆方向トラフィックを送る。本発明の他の
特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び付随の図面の参
照により容易に明らかになる。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は、典型的なパケットデータ
システム１００の基本構成を示す。加入者は、例えば、
組み込み無線通信部及びアンテナと、インターネット
プロトコルデータパケットを用いてインターネットに通
信できるアプリケーションとを有するラップトップコン
ピュータ等の移動端末装置（Ｍ−ＥＳ）を介してシステ
ム１００へのアクセスを得ることができる。Ｍ−ＥＳ装
置は携帯でき、かつ、移動データ基地局（ＭＤＢＳ）で
カバーされる地域で限定することができるセル、例えば
セル１３０〜１３２、として知られるエリア間を移動す
ることができる。ＭＤＢＳは無線インターフェースの詳
細な制御の責任を負っており、Ｍ−ＥＳ装置は適当な無
線周波数を用いてＭＤＢＳと直接通信する。ＭＤＢＳ
は、１つの移動データ中間装置（ＭＤ−ＩＳ）、例えば
ＭＤ−ＩＳ１２５、の制御下にある。このＭＤ−ＩＳ
は、Ｍ−ＥＳ装置の現在位置の認識に基づいてルーティ
ング機能を実行し、従来のデータ交換局間網すなわち中
間装置、例えば中間装置１４０〜１４３、からＭ−ＥＳ
装置の移動を隠す。１つのＭＤ−ＩＳの制御下で結合さ
れる全ＭＤＢＳの地域はルーティングエリアサブドメイ
ン、例えばサブドメイン１２０を定義する。
システム１００の基本構成を示す。加入者は、例えば、
組み込み無線通信部及びアンテナと、インターネット
プロトコルデータパケットを用いてインターネットに通
信できるアプリケーションとを有するラップトップコン
ピュータ等の移動端末装置（Ｍ−ＥＳ）を介してシステ
ム１００へのアクセスを得ることができる。Ｍ−ＥＳ装
置は携帯でき、かつ、移動データ基地局（ＭＤＢＳ）で
カバーされる地域で限定することができるセル、例えば
セル１３０〜１３２、として知られるエリア間を移動す
ることができる。ＭＤＢＳは無線インターフェースの詳
細な制御の責任を負っており、Ｍ−ＥＳ装置は適当な無
線周波数を用いてＭＤＢＳと直接通信する。ＭＤＢＳ
は、１つの移動データ中間装置（ＭＤ−ＩＳ）、例えば
ＭＤ−ＩＳ１２５、の制御下にある。このＭＤ−ＩＳ
は、Ｍ−ＥＳ装置の現在位置の認識に基づいてルーティ
ング機能を実行し、従来のデータ交換局間網すなわち中
間装置、例えば中間装置１４０〜１４３、からＭ−ＥＳ
装置の移動を隠す。１つのＭＤ−ＩＳの制御下で結合さ
れる全ＭＤＢＳの地域はルーティングエリアサブドメイ
ン、例えばサブドメイン１２０を定義する。
【０００６】Ｍ−ＥＳ装置が現在位置するセルをカバー
するＭＤ−ＩＳはサービングＭＤ−ＩＳと呼ぶことがで
きる。しかしながら、どのＭ−ＥＳ装置も、論理的に
は、ホームＭＤ−ＩＳでカバーされる固定ホームエリア
の一員である。ホームＭＤ−ＩＳは認定機能に役立ち、
典型的に、加入者がシステム１００のサービスを利用す
るのを許される前にアクセスしなければならない加入者
名簿プロファイルを含む。さらに、加入者が例えばパー
ソナルコンピュータ等の固定端末装置（Ｆ−ＥＳ）と通
信する場合、順方向トラフィックは、Ｆ−ＥＳからホー
ムＭＤ−ＩＳ及びサービングＭＤ−ＩＳを介してＭ−Ｅ
Ｓに流れる。加入者が自分の固定ホームエリアに現在い
る場合は、ホームＭＤ−ＩＳ及びサービングＭＤ−ＩＳ
は同一の設備部分となる。このような状態では、逆方向
トラフィックは、Ｆ−ＥＳが加入者の固定ホームエリア
以外のエリアに位置している場合のみ、交換局間キャリ
アを介して流れなければならない。しかしながら、加入
者が自分の固定ホームエリア外にいる場合は、サービン
グＭＤ−ＩＳ及びホームＭＤ−ＩＳは同じではなく、デ
ータは順方向及び逆方向トラフィックの両方とも交換局
間キャリアを介して流れなければならない。
するＭＤ−ＩＳはサービングＭＤ−ＩＳと呼ぶことがで
きる。しかしながら、どのＭ−ＥＳ装置も、論理的に
は、ホームＭＤ−ＩＳでカバーされる固定ホームエリア
の一員である。ホームＭＤ−ＩＳは認定機能に役立ち、
典型的に、加入者がシステム１００のサービスを利用す
るのを許される前にアクセスしなければならない加入者
名簿プロファイルを含む。さらに、加入者が例えばパー
ソナルコンピュータ等の固定端末装置（Ｆ−ＥＳ）と通
信する場合、順方向トラフィックは、Ｆ−ＥＳからホー
ムＭＤ−ＩＳ及びサービングＭＤ−ＩＳを介してＭ−Ｅ
Ｓに流れる。加入者が自分の固定ホームエリアに現在い
る場合は、ホームＭＤ−ＩＳ及びサービングＭＤ−ＩＳ
は同一の設備部分となる。このような状態では、逆方向
トラフィックは、Ｆ−ＥＳが加入者の固定ホームエリア
以外のエリアに位置している場合のみ、交換局間キャリ
アを介して流れなければならない。しかしながら、加入
者が自分の固定ホームエリア外にいる場合は、サービン
グＭＤ−ＩＳ及びホームＭＤ−ＩＳは同じではなく、デ
ータは順方向及び逆方向トラフィックの両方とも交換局
間キャリアを介して流れなければならない。
【０００７】図２は、その固定ホームエリアに位置して
いないＭ−ＥＳ２０５とＦ−ＥＳ２３０間のデータ送信
と関連する多数の網パスを示すブロック図である。Ｍ−
ＥＳ２０５は、Ｆ−ＥＳ２３０よりむしろ、他の端末装
置例えば他のＭ−ＥＳとの間でデータを送受信すること
もできることがわかる。図では、５つの主要な網パスを
確認することができる。Ｍ−ＥＳ２０５からＦ−ＥＳ２
３０に流れるデータのために、考慮すべき網パスは２つ
ある。第一に、データはＭ−ＥＳ２０５からＭＤＢＳ２
１０を介してサービングＭＤ−ＩＳ２２０に流れる。第
二に、データはサービングＭＤ−ＩＳ２２０から複数の
交換曲間キャリア（ＩＸＣ）２２２、２２４のうちの１
つを介してＦ−ＥＳ２３０に流れる。明快にするため、
サービングＭＤ−ＩＳ２２０からＦ−ＥＳ２３０にデー
タを転送するために、図２には２つだけのＩＸＣ２２２
及び２２４が示されているが、前記ＩＸＣは２つ以上で
も良い。
いないＭ−ＥＳ２０５とＦ−ＥＳ２３０間のデータ送信
と関連する多数の網パスを示すブロック図である。Ｍ−
ＥＳ２０５は、Ｆ−ＥＳ２３０よりむしろ、他の端末装
置例えば他のＭ−ＥＳとの間でデータを送受信すること
もできることがわかる。図では、５つの主要な網パスを
確認することができる。Ｍ−ＥＳ２０５からＦ−ＥＳ２
３０に流れるデータのために、考慮すべき網パスは２つ
ある。第一に、データはＭ−ＥＳ２０５からＭＤＢＳ２
１０を介してサービングＭＤ−ＩＳ２２０に流れる。第
二に、データはサービングＭＤ−ＩＳ２２０から複数の
交換曲間キャリア（ＩＸＣ）２２２、２２４のうちの１
つを介してＦ−ＥＳ２３０に流れる。明快にするため、
サービングＭＤ−ＩＳ２２０からＦ−ＥＳ２３０にデー
タを転送するために、図２には２つだけのＩＸＣ２２２
及び２２４が示されているが、前記ＩＸＣは２つ以上で
も良い。
【０００８】ＭＤ−ＩＳ２２０及びＭＤＢＳ２１０間の
リンクはシステムの下部構成の一部であり、キャリアは
これらのリンクを実行するためにどんな設備でも自由に
用いることができる。したがって、均等アクセスの概念
は第１のパスに関して独特の必要条件を提起しない。同
様に、サービングＭＤ−ＩＳ２２０とホームＭＤ−ＩＳ
２４０間で制御データを交換するリンクに関して独特の
必要条件はないことが注目される。しかしながら、サー
ビングＭＤ−ＩＳ２２０は、第２のパスによるルーティ
ングを制御し、Ｍ−ＥＳ２０５と関連する加入者はこの
パスによるトラフィックの代金を支払う。したがって、
加入者の優先ＩＸＣは、サービングＭＤ−ＩＳ２２０に
均等アクセスの概念を満足させ、実行させるべく認識さ
れなければならない。
リンクはシステムの下部構成の一部であり、キャリアは
これらのリンクを実行するためにどんな設備でも自由に
用いることができる。したがって、均等アクセスの概念
は第１のパスに関して独特の必要条件を提起しない。同
様に、サービングＭＤ−ＩＳ２２０とホームＭＤ−ＩＳ
２４０間で制御データを交換するリンクに関して独特の
必要条件はないことが注目される。しかしながら、サー
ビングＭＤ−ＩＳ２２０は、第２のパスによるルーティ
ングを制御し、Ｍ−ＥＳ２０５と関連する加入者はこの
パスによるトラフィックの代金を支払う。したがって、
加入者の優先ＩＸＣは、サービングＭＤ−ＩＳ２２０に
均等アクセスの概念を満足させ、実行させるべく認識さ
れなければならない。
【０００９】Ｆ−ＥＳ２３０からＭ−ＥＳ２０５に流れ
るデータのために考慮すべき網パスは３つある。第一
に、データは、Ｆ−ＥＳ２３０から複数のＩＸＣ２３
２、２３４のうちの１つを介してホームＭＤ−ＩＳ２４
０に流れる。明快にするため、Ｆ−ＥＳ２３０からホー
ムＭＤ−ＩＳ２４０にデータを転送するために、図２に
は２つだけのＩＸＣ２３２及び２３４が示されている
が、典型的には前記ＩＸＣは２つ以上である。第２のパ
スは、ホームＭＤ−ＩＳ２４０からＩＸＣ２２２、２２
４のうちの１つを介してサービングＭＤ−ＩＳ２２０に
データを転送するのに役立つ。最後に、第３のパスは、
サービングＭＤ−ＩＳ２２０からＭ−ＥＳ２０５にＭＤ
ＢＳ２１０を介してデータを転送するのに役立つ。
るデータのために考慮すべき網パスは３つある。第一
に、データは、Ｆ−ＥＳ２３０から複数のＩＸＣ２３
２、２３４のうちの１つを介してホームＭＤ−ＩＳ２４
０に流れる。明快にするため、Ｆ−ＥＳ２３０からホー
ムＭＤ−ＩＳ２４０にデータを転送するために、図２に
は２つだけのＩＸＣ２３２及び２３４が示されている
が、典型的には前記ＩＸＣは２つ以上である。第２のパ
スは、ホームＭＤ−ＩＳ２４０からＩＸＣ２２２、２２
４のうちの１つを介してサービングＭＤ−ＩＳ２２０に
データを転送するのに役立つ。最後に、第３のパスは、
サービングＭＤ−ＩＳ２２０からＭ−ＥＳ２０５にＭＤ
ＢＳ２１０を介してデータを転送するのに役立つ。
【００１０】Ｆ−ＥＳ２３０は第１のパスを順方向に流
れるトラフィックのルーティングを制御し、Ｍ−ＥＳ２
０５と関連する加入者はこのパスによるトラフィックの
代金を支払わない。したがって、均等アクセスの概念
は、加入者がこのパスによるデータの転送のために優先
ルートすなわちＩＸＣを選択するのを許されることを要
しない。順方向に流れるトラフィックのための第３のパ
スは、逆方向であることを除いて、Ｍ−ＥＳ２０５から
Ｆ−ＥＳ２３０に流れるトラフィックのための第１のパ
スと同じになる。前のように、均等アクセスはこのリン
クのどちらに関しても特別な必要条件を提起しない。し
かしながら、たとえホームＭＤ−ＩＳ２４０が第２のパ
スによるルーティングを制御するとしても、加入者は典
型的にこのパスによるトラフィックの代金を支払わなけ
ればならない。均等アクセスは、さらに、加入者にこの
パスのための選択のＩＸＣを選択させる。しかしなが
ら、この必要条件は、パケットデータシステムが、発信
元よりむしろ、トラフィックの宛先と関連する加入者の
優先に基づいていくつかのデータを送らなければならな
いことを意味する。
れるトラフィックのルーティングを制御し、Ｍ−ＥＳ２
０５と関連する加入者はこのパスによるトラフィックの
代金を支払わない。したがって、均等アクセスの概念
は、加入者がこのパスによるデータの転送のために優先
ルートすなわちＩＸＣを選択するのを許されることを要
しない。順方向に流れるトラフィックのための第３のパ
スは、逆方向であることを除いて、Ｍ−ＥＳ２０５から
Ｆ−ＥＳ２３０に流れるトラフィックのための第１のパ
スと同じになる。前のように、均等アクセスはこのリン
クのどちらに関しても特別な必要条件を提起しない。し
かしながら、たとえホームＭＤ−ＩＳ２４０が第２のパ
スによるルーティングを制御するとしても、加入者は典
型的にこのパスによるトラフィックの代金を支払わなけ
ればならない。均等アクセスは、さらに、加入者にこの
パスのための選択のＩＸＣを選択させる。しかしなが
ら、この必要条件は、パケットデータシステムが、発信
元よりむしろ、トラフィックの宛先と関連する加入者の
優先に基づいていくつかのデータを送らなければならな
いことを意味する。
【００１１】均等アクセスがパケットデータサービスの
ために実行されるのを許す網構造及びプロトコルを得る
ために、いくつかの追加及び修正を技術上知られている
パケットデータに施さなければならない。以下により詳
細に説明される変更により、加入者はセション毎を基本
としてデータを経路指示するために用いられるＩＸＣを
選ぶことができる。これらの目的のため、セションの開
始は、加入者がＭ−ＥＳ２０５のソフトウェアを始動さ
せて網のサービスを用いる許可を受信する時点として定
義することができる。このセションは、加入者がＭ−Ｅ
Ｓ２０５を停止させるかまたはサービングＭＤ−ＩＳ２
２０との無線交信を維持できなくなった時に終了する。
典型的に、Ｍ−ＥＳ２０５は多数の網エンティティ識別
子（ＮＥＩ）を持つことができる。ここで、ＮＥＩは、
これにより他の端末装置がＭ−ＥＳにデータパケットを
経路指示するために識別すなわちアドレスするメカニズ
ムであり、ＮＥＩはすべて同時に能動になり得る。さら
に、Ｍ−ＥＳ２０５は所定のセションの間多数の異なる
端末装置とデータをやり取りすることができる。
ために実行されるのを許す網構造及びプロトコルを得る
ために、いくつかの追加及び修正を技術上知られている
パケットデータに施さなければならない。以下により詳
細に説明される変更により、加入者はセション毎を基本
としてデータを経路指示するために用いられるＩＸＣを
選ぶことができる。これらの目的のため、セションの開
始は、加入者がＭ−ＥＳ２０５のソフトウェアを始動さ
せて網のサービスを用いる許可を受信する時点として定
義することができる。このセションは、加入者がＭ−Ｅ
Ｓ２０５を停止させるかまたはサービングＭＤ−ＩＳ２
２０との無線交信を維持できなくなった時に終了する。
典型的に、Ｍ−ＥＳ２０５は多数の網エンティティ識別
子（ＮＥＩ）を持つことができる。ここで、ＮＥＩは、
これにより他の端末装置がＭ−ＥＳにデータパケットを
経路指示するために識別すなわちアドレスするメカニズ
ムであり、ＮＥＩはすべて同時に能動になり得る。さら
に、Ｍ−ＥＳ２０５は所定のセションの間多数の異なる
端末装置とデータをやり取りすることができる。
【００１２】典型的に、加入者のＭ−ＥＳと関連するホ
ームＭＤ−ＩＳ２３０は加入者名簿プロファイルを有
し、これは、加入者の名前、Ｍ−ＥＳと関連するＮＥ
Ｉ、他の関連情報等の、加入者に関する特定の情報を含
むメモリ装置である。この情報は、加入者がサービスに
加入する時に加入者名簿プロファイルに入力される。好
適な実施例では、この名簿は、以下にさらに説明するよ
うな使用のために、加入者の不履行優先ＩＸＣに関する
記載事項を含むように拡張される。プロトコルデータ単
位（ＰＤＵ）は、特定のサービスを提供するプロトコル
を実行するために交換される情報すなわちメッセージの
単位である。典型的なＰＤＵは、例えば、オクテット１
から始まる増加順に番号が付されたオクテットの整数を
含むことができる。各オクテットは、例えば、１から８
まで番号が付された８ビットを含むことができ、ここ
で、ビット１は下位ビットである。いくつかのメッセー
ジすなわちＰＤＵは、特定のセションの間システム１０
０を用いるサービスのためにＭ−ＥＳを登録する目的
で、Ｍ−ＥＳとサービングＭＤ−ＩＳ間でやり取りされ
る。これらのメッセージは、特に、“端末装置ハロー”
ＰＤＵや“ハロー確認”ＰＤＵを含む。その他のメッセ
ージは、登録を支援してサービングＭＤ−ＩＳとホーム
ＭＤ−ＩＳ間でやり取りされる。これらのメッセージ
は、特に、“向け直し要求”ＰＤＵや“向け直し確認”
ＰＤＵを含む。システム１００の異なる構成要素間でや
り取りされるＰＤＵはコネクションレス方式で送信され
る。本発明の原理にしたがって、上記したＰＤＵは、加
入者が特定のセションの間優先交換局間キャリア（ＩＸ
Ｃ）を指定することができる選択フィールドを含むよう
に修正される。
ームＭＤ−ＩＳ２３０は加入者名簿プロファイルを有
し、これは、加入者の名前、Ｍ−ＥＳと関連するＮＥ
Ｉ、他の関連情報等の、加入者に関する特定の情報を含
むメモリ装置である。この情報は、加入者がサービスに
加入する時に加入者名簿プロファイルに入力される。好
適な実施例では、この名簿は、以下にさらに説明するよ
うな使用のために、加入者の不履行優先ＩＸＣに関する
記載事項を含むように拡張される。プロトコルデータ単
位（ＰＤＵ）は、特定のサービスを提供するプロトコル
を実行するために交換される情報すなわちメッセージの
単位である。典型的なＰＤＵは、例えば、オクテット１
から始まる増加順に番号が付されたオクテットの整数を
含むことができる。各オクテットは、例えば、１から８
まで番号が付された８ビットを含むことができ、ここ
で、ビット１は下位ビットである。いくつかのメッセー
ジすなわちＰＤＵは、特定のセションの間システム１０
０を用いるサービスのためにＭ−ＥＳを登録する目的
で、Ｍ−ＥＳとサービングＭＤ−ＩＳ間でやり取りされ
る。これらのメッセージは、特に、“端末装置ハロー”
ＰＤＵや“ハロー確認”ＰＤＵを含む。その他のメッセ
ージは、登録を支援してサービングＭＤ−ＩＳとホーム
ＭＤ−ＩＳ間でやり取りされる。これらのメッセージ
は、特に、“向け直し要求”ＰＤＵや“向け直し確認”
ＰＤＵを含む。システム１００の異なる構成要素間でや
り取りされるＰＤＵはコネクションレス方式で送信され
る。本発明の原理にしたがって、上記したＰＤＵは、加
入者が特定のセションの間優先交換局間キャリア（ＩＸ
Ｃ）を指定することができる選択フィールドを含むよう
に修正される。
【００１３】図３は、本発明の原理による“端末装置ハ
ロー”（ＥＳＨ）ＰＤＵのフォーマットを示す。ＥＳＨ
メッセージは、Ｍ−ＥＳ２０５等のＭ−ＥＳとＭＤ−Ｉ
Ｓ２２０等のＭＤ−ＩＳ間でルーティング及び登録情報
をやり取りするために用いられる。詳細には、ＥＳＨ
は、特定のＭ−ＥＳ２０５と関連する網エンティティ識
別子（ＮＥＩ）の存在及びアクセス可能性を登録するた
めにＭ−ＥＳ２０５より送信される。図３に示されるＥ
ＳＨ内のオクテット１乃至Ｎは、ＰＤＵタイプ、このケ
ースでは“端末装置ハロー”、発信元アドレス長、及び
発信元の網アドレスを表わすために既知の仕方で用いら
れる。発信元の網アドレスは、Ｍ−ＥＳ２０５内に存在
してアクセス可能であるものとして示されているＮＥＩ
を識別する。
ロー”（ＥＳＨ）ＰＤＵのフォーマットを示す。ＥＳＨ
メッセージは、Ｍ−ＥＳ２０５等のＭ−ＥＳとＭＤ−Ｉ
Ｓ２２０等のＭＤ−ＩＳ間でルーティング及び登録情報
をやり取りするために用いられる。詳細には、ＥＳＨ
は、特定のＭ−ＥＳ２０５と関連する網エンティティ識
別子（ＮＥＩ）の存在及びアクセス可能性を登録するた
めにＭ−ＥＳ２０５より送信される。図３に示されるＥ
ＳＨ内のオクテット１乃至Ｎは、ＰＤＵタイプ、このケ
ースでは“端末装置ハロー”、発信元アドレス長、及び
発信元の網アドレスを表わすために既知の仕方で用いら
れる。発信元の網アドレスは、Ｍ−ＥＳ２０５内に存在
してアクセス可能であるものとして示されているＮＥＩ
を識別する。
【００１４】本発明にしたがって、図３のＥＳＨ ＰＤ
ＵのオクテットＮ＋１乃至Ｍは、現在のセションの間の
加入者の優先交換局間キャリア（ＩＸＣ）を表わすため
に用いられる。したがって、オクテットＮ＋１乃至Ｍは
ＥＳＨ ＰＤＵの“ＩＸＣ優先”フィールドを表わす。
好適な実施例では、少なくとも１６ビットすなわち２オ
クテットがこのフィールドに割り当てられる。同一値が
パケットデータ網の全加入者及び全構成要素によって普
遍的に観察されることを保証するために、各ＩＸＣに唯
一の識別子を割り当てることができる。Ｍ−ＥＳ２０５
と該Ｍ−ＥＳ２０５と関連する加入者装置間のインター
フェースに適当な変更を行なうことにより、加入者は、
Ｍ−ＥＳ２０５に接続されたキーパッドまたはキーボー
ドのようなデータ入力装置２０７に自分の優先ＩＸＣの
識別子を入力することができる。したがって、例えば、
加入者がＭ−ＥＳ２０５のソフトウェアを始動させる
時、ＥＳＨメッセージの一部として自分の優先ＩＸＣの
識別子を入力するよう促がすことができる。
ＵのオクテットＮ＋１乃至Ｍは、現在のセションの間の
加入者の優先交換局間キャリア（ＩＸＣ）を表わすため
に用いられる。したがって、オクテットＮ＋１乃至Ｍは
ＥＳＨ ＰＤＵの“ＩＸＣ優先”フィールドを表わす。
好適な実施例では、少なくとも１６ビットすなわち２オ
クテットがこのフィールドに割り当てられる。同一値が
パケットデータ網の全加入者及び全構成要素によって普
遍的に観察されることを保証するために、各ＩＸＣに唯
一の識別子を割り当てることができる。Ｍ−ＥＳ２０５
と該Ｍ−ＥＳ２０５と関連する加入者装置間のインター
フェースに適当な変更を行なうことにより、加入者は、
Ｍ−ＥＳ２０５に接続されたキーパッドまたはキーボー
ドのようなデータ入力装置２０７に自分の優先ＩＸＣの
識別子を入力することができる。したがって、例えば、
加入者がＭ−ＥＳ２０５のソフトウェアを始動させる
時、ＥＳＨメッセージの一部として自分の優先ＩＸＣの
識別子を入力するよう促がすことができる。
【００１５】ＭＤ−ＩＳ２２０は、ＥＳＨ ＰＤＵを受
信すると、ホームＭＤ−ＩＳ２４０に“向け直し要求”
（ＲＤＲ）ＰＤＵを送って、特定のＮＥＩの存在及びア
クセス可能性を登録する。図４は、本発明による典型的
なＲＤＲ ＰＤＵを示す。オクテット１乃至Ｍは、ＰＤ
Ｕタイプ、発信元アドレス長、発信元網アドレス、転送
アドレス長、及び転送網アドレスを表わすために既知の
技術にしたがって用いられる。転送網アドレスパラメー
タは、Ｍ−ＥＳ２０５にアドレスされた後続のＰＤＵが
向け直されるべきサービングＭＤ−ＩＳ２２０と関連す
るアドレスである。本発明にしたがって、オクテットＭ
＋１乃至ＰはＩＸＣ優先フィールドを表わし、相変わら
ず、加入者の優先ＩＸＣに対応する識別子を送信するた
めに用いられる。
信すると、ホームＭＤ−ＩＳ２４０に“向け直し要求”
（ＲＤＲ）ＰＤＵを送って、特定のＮＥＩの存在及びア
クセス可能性を登録する。図４は、本発明による典型的
なＲＤＲ ＰＤＵを示す。オクテット１乃至Ｍは、ＰＤ
Ｕタイプ、発信元アドレス長、発信元網アドレス、転送
アドレス長、及び転送網アドレスを表わすために既知の
技術にしたがって用いられる。転送網アドレスパラメー
タは、Ｍ−ＥＳ２０５にアドレスされた後続のＰＤＵが
向け直されるべきサービングＭＤ−ＩＳ２２０と関連す
るアドレスである。本発明にしたがって、オクテットＭ
＋１乃至ＰはＩＸＣ優先フィールドを表わし、相変わら
ず、加入者の優先ＩＸＣに対応する識別子を送信するた
めに用いられる。
【００１６】次いで、ホームＭＤ−ＩＳ２４０は、“向
け直し確認”（ＲＤＣ）ＰＤＵを送信し、その現在位置
におけるＭ−ＥＳ２０５の存在を認知すると共に、その
現在位置に網転送サービスを提供するためのホームＭＤ
−ＩＳの都合良さすなわち能力をサービングＭＤ−ＩＳ
２２０に通知する。本発明による典型的なＲＤＣ ＰＤ
Ｕは図５に示される。オクテット１乃至Ｎは、ＰＤＵタ
イプ、宛先アドレス長、及び宛先網アドレスのために用
いられる。宛先網アドレスパラメータは、前のＲＤＲ
ＰＤＵで告げられたＭ−ＥＳのＮＥＩである。オクテッ
トＮ＋１乃至Ｍは、ＲＤＣメッセージのためのＩＸＣ優
先フィールドを表わし、本発明にしたがって、加入者の
優先ＩＸＣに対応する識別子を表わすために用いられ
る。
け直し確認”（ＲＤＣ）ＰＤＵを送信し、その現在位置
におけるＭ−ＥＳ２０５の存在を認知すると共に、その
現在位置に網転送サービスを提供するためのホームＭＤ
−ＩＳの都合良さすなわち能力をサービングＭＤ−ＩＳ
２２０に通知する。本発明による典型的なＲＤＣ ＰＤ
Ｕは図５に示される。オクテット１乃至Ｎは、ＰＤＵタ
イプ、宛先アドレス長、及び宛先網アドレスのために用
いられる。宛先網アドレスパラメータは、前のＲＤＲ
ＰＤＵで告げられたＭ−ＥＳのＮＥＩである。オクテッ
トＮ＋１乃至Ｍは、ＲＤＣメッセージのためのＩＸＣ優
先フィールドを表わし、本発明にしたがって、加入者の
優先ＩＸＣに対応する識別子を表わすために用いられ
る。
【００１７】ＲＤＣ ＰＤＵのオクテットＮ＋１乃至Ｍ
の内容は、加入者が現在のセションのための優先ＩＸＣ
を表わすために選んだかどうかに依存する。加入者が、
ＥＳＨ ＰＤＵのＩＸＣ優先フィールドにおける選択を
示すことにより現在のセションのために優先ＩＸＣを選
択しなかった場合は、オクテットＮ＋１乃至Ｍは、加入
者名簿に記憶されている通りの加入者の不履行優先ＩＸ
Ｃに対応する識別子を含む。しかしながら、加入者が、
ＥＳＨ ＰＤＵのＩＸＣ優先フィールドに現在のセショ
ンのために優先交換局間キャリアを示した場合は、ホー
ムＭＤ−ＩＳは、ＲＤＲメッセージ内のＩＸＣ優先が加
入者名簿内の他のＩＸＣ優先情報より高い優先度のもの
であるとみなす。このような状態では、ＲＤＣメッセー
ジのオクテットＮ＋１乃至Ｍは、ＥＳＨメッセージのＩ
ＸＣ優先フィールドに示されているような加入者の優先
ＩＸＣを含む。
の内容は、加入者が現在のセションのための優先ＩＸＣ
を表わすために選んだかどうかに依存する。加入者が、
ＥＳＨ ＰＤＵのＩＸＣ優先フィールドにおける選択を
示すことにより現在のセションのために優先ＩＸＣを選
択しなかった場合は、オクテットＮ＋１乃至Ｍは、加入
者名簿に記憶されている通りの加入者の不履行優先ＩＸ
Ｃに対応する識別子を含む。しかしながら、加入者が、
ＥＳＨ ＰＤＵのＩＸＣ優先フィールドに現在のセショ
ンのために優先交換局間キャリアを示した場合は、ホー
ムＭＤ−ＩＳは、ＲＤＲメッセージ内のＩＸＣ優先が加
入者名簿内の他のＩＸＣ優先情報より高い優先度のもの
であるとみなす。このような状態では、ＲＤＣメッセー
ジのオクテットＮ＋１乃至Ｍは、ＥＳＨメッセージのＩ
ＸＣ優先フィールドに示されているような加入者の優先
ＩＸＣを含む。
【００１８】ＭＤ−ＩＳ２２０がホームＭＤ−ＩＳ２４
０からＲＤＣメッセージを受信すると、サービングＭＤ
−ＩＳ２２０及びホームＭＤ−ＩＳ２４０は共に、この
セションの持続期間中、各メモリ装置に優先交換局間キ
ャリア情報を保持する。また、ＭＤ−ＩＳ２２０は、典
型的に、“ハロー確認”（ＩＳＣ）ＰＤＵを送り、Ｍ−
ＥＳ２０５の存在を認知すると共に、網サービスを提供
するためのサービングＭＤ−ＩＳの都合良さすなわち能
力をＭ−ＥＳ２０５に通知する。好適な実施例では、Ｉ
ＳＣ ＰＤＵも、優先キャリアがホームＭＤ−ＩＳ２４
０及びサービングＭＤ−ＩＳ２２０にアクセス可能か否
かを表わす選択フィールドを含むように修正される。現
在のセションの間加入者により選ばれた優先キャリアが
利用できない場合は、選択フィールドは、優先キャリア
を用いるサービスが拒まれていることを表わす。かけが
えとして、選択フィールドは、代わりのキャリアを用い
てサービスを提供することができることを表わす。
０からＲＤＣメッセージを受信すると、サービングＭＤ
−ＩＳ２２０及びホームＭＤ−ＩＳ２４０は共に、この
セションの持続期間中、各メモリ装置に優先交換局間キ
ャリア情報を保持する。また、ＭＤ−ＩＳ２２０は、典
型的に、“ハロー確認”（ＩＳＣ）ＰＤＵを送り、Ｍ−
ＥＳ２０５の存在を認知すると共に、網サービスを提供
するためのサービングＭＤ−ＩＳの都合良さすなわち能
力をＭ−ＥＳ２０５に通知する。好適な実施例では、Ｉ
ＳＣ ＰＤＵも、優先キャリアがホームＭＤ−ＩＳ２４
０及びサービングＭＤ−ＩＳ２２０にアクセス可能か否
かを表わす選択フィールドを含むように修正される。現
在のセションの間加入者により選ばれた優先キャリアが
利用できない場合は、選択フィールドは、優先キャリア
を用いるサービスが拒まれていることを表わす。かけが
えとして、選択フィールドは、代わりのキャリアを用い
てサービスを提供することができることを表わす。
【００１９】上記に説明されたＰＤＵパラメータの順序
及び長さは変更できることがわかる。また、いくつかの
ＰＤＵには追加のパラメータを含めることができる。Ｍ
−ＥＳ２０５が、パケットデータサービスが現在のセシ
ョンの間特定の優先交換局間キャリアを用いて提供され
ることの指示を受信すると、実際のデータパケットは、
優先ＩＸＣを介して望ましい宛先に経路指示されなけれ
ばならない。データパケットは、１９８１年９月のＲＦ
Ｃ７９１，ＤＡＲＰＡ インターネット プログラム
プロトコル仕様の“インターネット プロトコル”に定
義されているようなルーズ ソース ルーティング（Ｌ
ＳＲ）によって、ＭＤ−ＩＳ２２０またはＭＤ−ＩＳ２
４０から優先ＩＸＣの適当な境界ルーターに送信するこ
とができる。かけがえとして、データパケットは、該デ
ータパケットが優先ＩＸＣの境界にあるルーターに直接
アドレスされた新しいパケットの情報フィールドに運ば
れるカプセル化方法を用いて送信することができる。
及び長さは変更できることがわかる。また、いくつかの
ＰＤＵには追加のパラメータを含めることができる。Ｍ
−ＥＳ２０５が、パケットデータサービスが現在のセシ
ョンの間特定の優先交換局間キャリアを用いて提供され
ることの指示を受信すると、実際のデータパケットは、
優先ＩＸＣを介して望ましい宛先に経路指示されなけれ
ばならない。データパケットは、１９８１年９月のＲＦ
Ｃ７９１，ＤＡＲＰＡ インターネット プログラム
プロトコル仕様の“インターネット プロトコル”に定
義されているようなルーズ ソース ルーティング（Ｌ
ＳＲ）によって、ＭＤ−ＩＳ２２０またはＭＤ−ＩＳ２
４０から優先ＩＸＣの適当な境界ルーターに送信するこ
とができる。かけがえとして、データパケットは、該デ
ータパケットが優先ＩＸＣの境界にあるルーターに直接
アドレスされた新しいパケットの情報フィールドに運ば
れるカプセル化方法を用いて送信することができる。
【００２０】加入者の優先ＩＸＣを介してデータパケッ
トを経路指示するために、ホームＭＤ−ＩＳ２４０やサ
ービングＭＤ−ＩＳ２２等の各ＭＤ−ＩＳには、それぞ
れ、各交換局間キャリア識別子を該交換局間キャリアと
関連する対応する転送すなわち境界ルーターにマップす
る新しいデータベースすなわちルックアップテーブル１
４１及び２２１が備えられる。図６はこのような代表的
なデータベース６００を示し、このデータベースは、管
理手段により設定されるメモリ装置内に確立することが
でき、識別子対境界ルーターアドレスマッピングを記憶
する。構内キャリアがＩＸＣに接続する位置である存在
地点すなわち境界ルーターは、典型的に、Ｍ−ＥＳが現
在位置している特定のセルに依存する。このような状態
では、データベース６１０は、図６に示されるような２
次元的な配列になり、ＩＸＣ優先フィールドで指定され
たＩＸＣ識別子と、Ｍ−ＥＳが現在位置しているセルと
に基づく加入者の優先ＩＸＣの転送すなわち境界ルータ
ーアドレスを表わす。データベースの内容はＭＤ−ＩＳ
の特定形態に依存し、典型的に各ＭＤ−ＩＳについて異
なることがわかる。
トを経路指示するために、ホームＭＤ−ＩＳ２４０やサ
ービングＭＤ−ＩＳ２２等の各ＭＤ−ＩＳには、それぞ
れ、各交換局間キャリア識別子を該交換局間キャリアと
関連する対応する転送すなわち境界ルーターにマップす
る新しいデータベースすなわちルックアップテーブル１
４１及び２２１が備えられる。図６はこのような代表的
なデータベース６００を示し、このデータベースは、管
理手段により設定されるメモリ装置内に確立することが
でき、識別子対境界ルーターアドレスマッピングを記憶
する。構内キャリアがＩＸＣに接続する位置である存在
地点すなわち境界ルーターは、典型的に、Ｍ−ＥＳが現
在位置している特定のセルに依存する。このような状態
では、データベース６１０は、図６に示されるような２
次元的な配列になり、ＩＸＣ優先フィールドで指定され
たＩＸＣ識別子と、Ｍ−ＥＳが現在位置しているセルと
に基づく加入者の優先ＩＸＣの転送すなわち境界ルータ
ーアドレスを表わす。データベースの内容はＭＤ−ＩＳ
の特定形態に依存し、典型的に各ＭＤ−ＩＳについて異
なることがわかる。
【００２１】既知の無線パケットデータ通信システム
は、計算及び請求書発送のために各ＭＤ−ＩＳに組み込
まれたトラフィック マトリクス セグメントを含む。
このトラフィック マトリクス セグメントは、ＭＤ−
ＩＳにより集められた計算情報を含み、典型的にはヘッ
ダと計算情報の多数列とからなる。指定された時間の
間、各ＭＤ−ＩＳは、各ＭＤ−ＩＳが運ぶトラフィック
に関する情報を追跡し続けて記録する。記録された情報
は、典型的には、特定の期間の間送られかついくつかの
指定された属性を有する、データパケットの総数とデー
タオクテットの総数の計数を含む。この属性はヘッダと
列で指定することができ、ここで、ヘッダは全ての列に
共通な属性を指定し、各列は独特な属性群を定義する。
典型的な属性は、数ある中で、例えば、パケットデータ
が流れている方向や、Ｍ−ＥＳの網エンティティ識別子
を含む。本発明の好適な実施例によれば、交換局間キャ
リアによる請求情報を促進するために、トラフィック
マトリクス セグメントの各列の属性定義に追加のフィ
ールドを加えることができる。
は、計算及び請求書発送のために各ＭＤ−ＩＳに組み込
まれたトラフィック マトリクス セグメントを含む。
このトラフィック マトリクス セグメントは、ＭＤ−
ＩＳにより集められた計算情報を含み、典型的にはヘッ
ダと計算情報の多数列とからなる。指定された時間の
間、各ＭＤ−ＩＳは、各ＭＤ−ＩＳが運ぶトラフィック
に関する情報を追跡し続けて記録する。記録された情報
は、典型的には、特定の期間の間送られかついくつかの
指定された属性を有する、データパケットの総数とデー
タオクテットの総数の計数を含む。この属性はヘッダと
列で指定することができ、ここで、ヘッダは全ての列に
共通な属性を指定し、各列は独特な属性群を定義する。
典型的な属性は、数ある中で、例えば、パケットデータ
が流れている方向や、Ｍ−ＥＳの網エンティティ識別子
を含む。本発明の好適な実施例によれば、交換局間キャ
リアによる請求情報を促進するために、トラフィック
マトリクス セグメントの各列の属性定義に追加のフィ
ールドを加えることができる。
【００２２】加入者は、自分のホームエリア内にいて、
ホームエリア外にあるＦ−ＥＳとの交信を望む時は、そ
のセションの間上述したのと同じ仕方で優先ＩＸＣを指
定することもできることがわかる。換言すれば、優先Ｉ
ＸＣに対応する識別子は、端末装置ハローメッセージの
ＩＸＣ優先フィールドに含まれる。しかしながら、この
状態では、サービングＭＤ−ＩＳ及びホームＭＤ−ＩＳ
は同じ設備部分になる。したがって、向け直し要求及び
向け直し確認メッセージを送る必要がなくなる。ホーム
ＭＤ−ＩＳは、端末装置ハローメッセージのＩＸＣ優先
フィールドで受信した情報と、ＩＸＣ識別子対境界ルー
ターアドレスマッピングデータベースとを用いるだけ
で、指定された交換局間キャリアを介してＦ−ＥＳにデ
ータを送る。
ホームエリア外にあるＦ−ＥＳとの交信を望む時は、そ
のセションの間上述したのと同じ仕方で優先ＩＸＣを指
定することもできることがわかる。換言すれば、優先Ｉ
ＸＣに対応する識別子は、端末装置ハローメッセージの
ＩＸＣ優先フィールドに含まれる。しかしながら、この
状態では、サービングＭＤ−ＩＳ及びホームＭＤ−ＩＳ
は同じ設備部分になる。したがって、向け直し要求及び
向け直し確認メッセージを送る必要がなくなる。ホーム
ＭＤ−ＩＳは、端末装置ハローメッセージのＩＸＣ優先
フィールドで受信した情報と、ＩＸＣ識別子対境界ルー
ターアドレスマッピングデータベースとを用いるだけ
で、指定された交換局間キャリアを介してＦ−ＥＳにデ
ータを送る。
【００２３】本発明は特定の実施例に関して説明された
が、本発明の精神と範囲内にある他の配置が当業者によ
り容易に明らかになるだろう。したがって、本発明は付
随の請求の範囲によってのみ制限される。
が、本発明の精神と範囲内にある他の配置が当業者によ
り容易に明らかになるだろう。したがって、本発明は付
随の請求の範囲によってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が特に効果的になる典型的なパケットデ
ータシステムの基本構成を示す。
ータシステムの基本構成を示す。
【図２】移動端末装置都固定端末装置間のデータ送信と
関連する多数の網パスを示すブロック図である。
関連する多数の網パスを示すブロック図である。
【図３】本発明の原理による“端末装置ハロー”メッセ
ージのフォーマットを示す。
ージのフォーマットを示す。
【図４】本発明の原理による“向け直し要求”メッセー
ジのフォーマットを示す。
ジのフォーマットを示す。
【図５】本発明の原理による“向け直し確認”メッセー
ジのフォーマットを示す。
ジのフォーマットを示す。
【図６】交換局間キャリアを対応する境界ルーターアド
レスにマップする典型的な移動データ中間装置データベ
ースを示す。
レスにマップする典型的な移動データ中間装置データベ
ースを示す。
１２０ ルーティングエリアサブドメイン １３０、１３１、１３２ セル １４０〜１４３ 中間装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｑ 7/26 7/30 7/36 (56)参考文献 特開 平４−104928（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−133528（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−133529（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−183954（ＪＰ，Ａ) 特表 平９−511632（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04Q 7/22 H04L 12/56 H04M 3/00 H04M 3/42 H04Q 7/24 H04Q 7/26 H04Q 7/30 H04Q 7/36
Claims (23)
- 【請求項１】 固定ホームエリアを有し、コネクション
レス方式でデータを送受信する移動無線端末システムで
あって、加入者に、特定のセションの間前記移動無線端
末システムとの間でデータをやり取りする優先交換局間
キャリアを指定させる移動無線端末システムと、 前記移動無線端末システムから前記優先交換局間システ
ムを識別する情報を受信し、前記優先交換局間キャリア
を識別する情報を前記移動無線端末システムに関連する
ホーム移動データ中間システムに送信するサービング移
動データ中間システムと、 加入者が通信システムより提供されるサービスを利用す
るのを許される前にアクセスされなければならないホー
ム移動データ中間システムであって、前記サービング移
動データ中間システムへの特定のセションのために加入
者の優先交換局間キャリアを確認するホーム移動データ
中間システムと、 前記通信システムの構成要素間でコネクションレス方式
でデータを送信する複数の交換局間キャリアとからな
り、 前記サービング移動データ中間システムは特定のセショ
ンの間前記優先交換局間キャリアを介して逆方向トラフ
ィックを送り、 前記移動無線端末システムがその固定ホームエリア外に
ある場合は、前記ホーム移動データ中間システムが特定
のセションの間前記優先交換局間キャリアを介して順方
向トラフィックを送ることを特徴とする移動無線パケッ
トデータ通信システム。 - 【請求項２】 請求項１記載の通信システムにおいて、
加入者の優先交換局間キャリアに対応する識別子は、前
記通信システムの構成要素間で交換される指定されたプ
ロトコルデータ単位のＩＸＣ優先フィールドに含まれる
移動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項３】 請求項２記載の通信システムにおいて、
識別子は、前記移動無線端末システムのための登録手続
きの間前記指定されたプロトコルデータ単位のＩＸＣ優
先フィールドに含まれる移動無線パケットデータ通信シ
ステム。 - 【請求項４】 請求項３記載の通信システムにおいて、
加入者の優先交換局間キャリアに対応する識別子は、前
記移動無線端末システムから前記サービング移動データ
中間システムに送信される端末システムハロープロトコ
ルデータ単位のＩＸＣ優先フィールドに含まれる移動無
線パケットデータ通信システム。 - 【請求項５】 請求項４記載の通信システムにおいて、
識別子は、前記サービング移動データ中間システムから
ホーム移動データ中間システムに送信される向け直し要
求プロトコルデータ単位のＩＸＣ優先フィールドに含ま
れる移動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項６】 請求項５記載の通信システムにおいて、
識別子は、前記ホーム移動データ中間システムから前記
サービング移動データ中間システムに送信される向け直
し確認プロトコルデータ単位のＩＸＣ優先フィールドに
含まれる移動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項７】 請求項６記載の通信システムにおいて、
サービング移動データ中間システム及びホーム移動デー
中間システムは各々、前記優先交換局間キャリアに対応
する識別子を前記優先交換局間キャリアと関連する境界
ルーターアドレスにマップする各データベースを含む移
動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項８】 請求項７記載の通信システムにおいて、
データパケットは、ルーズソースルーティングにより前
記優先交換局間キャリアと関連する各境界ルーターに送
られる移動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項９】 請求項７記載の通信システムにおいて、
データパケットは、カプセル化方式により前記優先交換
局間キャリアと関連する各境界ルーターに送られる移動
無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項１０】 請求項７記載の通信システムにおい
て、前記各データベースは、各メモリユニットに記憶さ
れる２次元的な配列であり、各配列は、前記優先交換局
間キャリアと、前記移動無線端末システムが位置する特
定のセルとに対応する識別子に基づいて加入者の優先交
換局間キャリアのための境界ルーターアドレスを示す移
動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項１１】 請求項６記載の通信システムにおい
て、前記ＩＸＣ優先フィールドは少なくとも１６ビット
からなる移動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項１２】 請求項６記載の通信システムにおい
て、前記ホーム移動データ中間システムは、前記加入者
のための不履行優先交換局間キャリアのための記載事項
がある加入者名簿プロファイルを含み、前記ＩＸＣ優先
フィールドに指定された識別子に対応する交換局間キャ
リアは、前記不履行優先交換局システムより高い優先度
を与えられる移動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項１３】 請求項６記載の通信システムにおい
て、識別子は、前記サービング移動データ中間システム
から前記移動無線端末システムに送信されるハロー確認
プロトコルデータ単位のＩＸＣ優先フィールドに含まれ
る移動無線パケットデータ通信システム。 - 【請求項１４】 請求項７記載の通信システムにおい
て、前記移動無線端末システムは、加入者が、加入者の
優先交換局間キャリアを識別する情報を入力することが
できるデータ入力システムを含む移動無線パケットデー
タ通信システム。 - 【請求項１５】 請求項１４記載の通信システムにおい
て、前記データ入力システムはキーパッドである移動無
線パケットデータ通信システム。 - 【請求項１６】 移動無線パケットデータ通信システム
における交換局間への均等アクセスの提供方法であっ
て、 特定のセションの間コネクションレス方式で移動無線端
末システムとの間でデータをやり取りする優先交換局間
キャリアを指定するステップと、 前記移動無線端末システムのための登録手続きの間、前
記移動無線端末システムから前記サービング移動データ
中間システムに、前記優先交換局キャリアを識別する情
報を送信するステップと、 前記登録手続きの間、前記サービング移動データ中間シ
ステムからホーム移動データ中間システムに、前記優先
交換局間キャリアを識別する情報を送信するステップ
と、 前記登録手付きの間、前記ホーム移動データ中間システ
ムから前記サービング移動データ中間システムに、前記
優先交換局間キャリアを確認する情報を送信するステッ
プとからなることを特徴とする方法。 - 【請求項１７】 請求項１６記載の方法において、前記
移動無線端末システムから情報を送信するステップは、
ＩＸＣ優先フィールド内の前記優先交換局間キャリアに
対応する識別子を含む端末システムハロープロトコルデ
ータ単位を送信するステプからなる方法。 - 【請求項１８】 請求項１７記載の方法において、前記
サービング移動データ中間システムから情報を送信する
ステップは、ＩＸＣ優先フィールド内の前記優先交換局
間キャリアに対応する識別子を含む向け直し要求プロト
コルデータ単位を送信するステップからなる方法。 - 【請求項１９】 請求項１８記載の方法において、前記
ホーム移動データ中間システムから情報を送信するステ
ップは、ＩＸＣ優先フィールド内の前記優先交換局間キ
ャリアに対応する識別子を含む向け直し確認プロトコル
データ単位を送信するステップからなる方法。 - 【請求項２０】 請求項１９記載の方法において、優先
交換局間キャリアを指定するステップは、前記交換局間
キャリアを識別する情報を、前記移動無線端末システム
に接続されたデータ入力システムに入力するステップか
らなる方法。 - 【請求項２１】 請求項２０記載の方法において、さら
に、 特定のセションの間、前記サービング移動データ中間シ
ステムから前記優先交換局間キャリアを介して逆方向ト
ラフィックを送るステップと、 前記移動無線端末システムがその固定ホームエリア外に
位置する場合、特定のセションの間、前記ホーム移動中
間システムから前記優先交換局間キャリアを介して順方
向トラフィックを送るステップとを含む方法。 - 【請求項２２】 請求項２１記載の方法において、デー
タパケットは、ルーズソースルーティングにより前記優
先交換局間キャリアと関連する各境界ルーターに送られ
る方法。 - 【請求項２３】 請求項２１記載の方法において、デー
タパケットは、カプセル化方式により前記優先交換局間
キャリアと関連する各境界ルーターに送られる方法。
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