JP3181706U - フェイスマグネット - Google Patents

Abstract

【課題】パーツを付帯することなく、固定的なぬいぐるみの表情の印象を容易に変化させることができるぬいぐるみを提供する。
【解決手段】ぬいぐるみの顔面とぬいぐるみの手の先端の内部に磁性体を設置し、その磁力によって手を顔の各所につけることにより、手ぶりの表現で表情の印象を変化させる。
【選択図】図１

Description

この考案は、顔面および手の内部に磁性体を設置して手の配置を変えることにより表情の印象を変えるぬいぐるみ、及びこのぬいぐるみの技術を応用し、かばんの要素と一体化したザック、パックかばん類に関するものである。

従来のぬいぐるみの表情は固定的で、その全体の雰囲気で楽しむものであるが、表情の変わらない無生物であるぬいぐるみに対して、時として声をかけてみたり、あたかもコミュニケーションを取る事が可能な生物のように扱って、想像の中での表情の変化を楽しんでいる。

そのようなぬいぐるみにおいて、表情そのものを変えるための磁石がついたパーツをいくつか用意しておいて、それを交換することで表情の印象を変えるというぬいぐるみが提案されている。
（参考文献：実用新案登録第３０８２２４１号）

実用新案登録文献

実用新案登録第３０８２２４１号

しかしながら、以上の技術によれば表情を変化させるために顔のパーツを常に携行もしくは本体に付帯しておらなければならず、その作業も煩雑である。
表情の変化の目的は感情の変化を表現し、擬似的なコミュニケーションを楽しむことであるから、表情の構成要素である目、鼻、口などを物理的に変化させなくても、手ぶりなどで表情の印象は変えることができ、それにより感情の変化を表現する事ができる。
そこで、この考案は簡易な機能で表情の印象の変化を伝えられるぬいぐるみを提供することを課題とする。

以上の課題を解決するために、本考案はぬいぐるみの顔面の目の下、耳、口元、頬、鼻の内部、及び、ぬいぐるみの手の内部に磁性体を設置し、磁力の引き合う力を利用して、ぬいぐるみの手が顔の各所につくようにしたものである。

本考案によれば、ぬいぐるみの顔面の磁性体を設置した各所に、同じく磁性体を内蔵したぬいぐるみの手をくっつけることにより、手ぶりの表現で様々な表情の印象の変化を表現する事ができる。
動作に必要な部材は全て内蔵されているため、ぬいぐるみ本体以外のパーツの携行なども必要としない。表情の印象を変化させる動作も容易なため、何回も楽しむことができる。
表情の印象の変化を通じて多くの情報を伝達できるため、ぬいぐるみの付加価値が格段に向上するものである。

本考案の一実施形態を示す正面図である。 図１のぬいぐるみの表現する表情の印象例の説明図。

この考案の一実施形態を、図１に示す。
ぬいぐるみの手１の先端の内部には強力な磁性体が内蔵してある。

ぬいぐるみの顔面の裏側の各所（目の下２、耳３、口元４、頬５、鼻６）にも磁性体が設置してある。

ぬいぐるみの手１をぬいぐるみ顔面の各部にかざすと磁力により固定化され、表情の印象を大きく変化させることができる。

目の下２に手をつけることで１０ 号泣、口元４に手をつけることで、１１ 驚嘆 などが表現できる。耳３については手を付ける位置が前と後ろでは印象が変わる。（１２ 拒否 と １４ バンザイ）、その他の表現については図２の１０〜２１に示す。

表情の表現は磁力によってぬいぐるみの手１を固定化することによってなされているので、容易に変化させることができ、付帯のパーツなどなしに表情の変化を楽しむことができる。
「実施形態の効果」

図１の実施形態ではぬいぐるみ全身の形状をしているが、他の実施形態ではぬいぐるみ頭部と手の部分だけでもよく、これを応用してかばんやリュックなどと一体化したものでも良い。

１ ぬいぐるみの手 ２ 目の下 ３ 耳 ４ 口元 ５ 頬
６ 鼻
１０ 号泣 １１ 驚嘆 １２ 拒否 １３ 歓喜 １４ バンザイ
１５ 忌避 １６ 悲しみ １７ 挨拶 １８ 微笑 １９ 思案
２０ 疑問 ２１ 泣きべそ

Claims (2)

1. 顔面の目の下、耳、口元、頬、鼻の内部、および、手のひらの内部に磁性体を設置し、表情の印象を変化させることを特徴としたぬいぐるみ
2. 請求項１記載のぬいぐるみを応用し、かばんの要素と一体化したザック、パック、かばん類

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