JP3181701B2 - 画像修正装置および該装置を用いた画像形成システム - Google Patents

画像修正装置および該装置を用いた画像形成システム

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JP3181701B2 JP20246992A JP20246992A JP3181701B2 JP 3181701 B2 JP3181701 B2 JP 3181701B2 JP 20246992 A JP20246992 A JP 20246992A JP 20246992 A JP20246992 A JP 20246992A JP 3181701 B2 JP3181701 B2 JP 3181701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録に係る画像データ
を修正する画像修正装置、および該装置と該装置から修
正された画像の供給を受けて記録媒体上に画像を出力す
る画像出力装置とを有してなる画像形成システムに関
し、例えば記録媒体として布を用い、布上に画像のプリ
ントを行う捺染システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成システムにおいて、基本画像を
所定の規則で繰返し、全体で連続した画像を形成するこ
とが望まれる場合がある。例えばテキスタイルデザイン
等に応用される画像処理においては、基本画像を所定の
規則で繰返しながら全体で連続した大判の柄を形成する
手法が、布に印刷する捺染や、壁紙,カーペット等大判
の印刷に際して用いられる。
【0003】ところで、最近注目されているインクジェ
ット方式の記録手段を捺染に応用した画像形成システム
は、捺染システムとして新しいものである。従来の捺染
方法としては、 A)ローラに模様を刻み込んで布地に押し当てて連続柄
を生成するローラ捺染 B)スクリーン型に版を作り、重ね合わせたい色、模様
だけの数のスクリーン型を用意するスクリーン捺染 が、主なものである。
【0004】従来方法とインクジェット方式を応用した
捺染方式の優劣は、ここでは詳しくは説明しないが、ま
った新しいデザイン環境の提案や、対環境性を含めた生
産現場の革新と極めて多くの点で注目されている。
【0005】特にデザインの立場から、インクジェット
方式を応用した捺染システムの長所を挙げると、 1.抜群な細線の表現性 例えば、400DPI(400線)の印刷装置では、約
63μmの細線を自由に表現できる。
【0006】2.使用できる色が、従来の最大20〜3
0色に比べ、ほぼ無限に近い。
【0007】ということがいえる。
【0008】インクジェット捺染システム等、コンピュ
ータを用いて印刷データを作成,修正し、データをその
まま印刷する手法における版下作成の手法は、 (1)デザイナは繰返し画像の基本になる基本画像を作
成する。
【0009】(2)その基本画像をスキャナで読み取
り、コンピュータ上に取り込む。
【0010】(3)コンピュータ画面上で、デザイナま
たはオペレータが繰返される基本画像間の境界部の連続
性を保つためマウス等を使い修正する。
【0011】という手法を採ることが考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】繰返し画像の基本にな
る基本画像を作成する上での問題点としては、 (1)図21に示すような種々の態様で基本画像300
を繰返しプリントする場合、例えば同図(B)のように
プリントを行う場合、図4に示すように繰返し部の画像
の連続性を保つための処理をオペレータの手操作で行う
には極めて多くの手間をかけて繰返し部の合せ込みをす
ることが必要となる。すなわち、繰返し部の画像の連続
性は、位置的なズレの補正と、色調の連続性の確保との
2点があるので、オペレータがこれら処理を行うにはオ
ペレータに高度な熟練と時間とが要求されることにな
る。
【0013】(2)また、デザインは、紙にデザイナが
画像要素を描いてこれを切貼りしながら作成することが
あるため切貼り部が黒線になったり、基本画像の重ね合
せ部が黒線になったりするので、これをも修正しなけれ
ばならないという問題が生じる。
【0014】本発明は、かかる問題点を解決し、繰返し
部や画像要素の組合せの画像の不連続性に対する修正の
処理を容易かつ確実に行うことができるようにすること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
基本画像を所定のパターンで繰返し記録可能な画像形成
システムに適用される画像修正装置であって、前記繰返
しにより隣接する基本画像の境界部における画像要素の
画像データを連続させるために基本画像内の画像要素に
対して修正を施す修正手段を具え、該修正手段は、修正
対象の画像要素を選択する選択手段を有することを特徴
とする。
【0016】また、本発明は、2以上の基本画像を組合
せて形成された画像を記録可能な画像形成システムに適
用される画像修正装置であって、前記組合せ部分におけ
基本画像の画像データを連続させるために前記画像要
素に対して修正を施す修正手段を具え、該修正手段は、
1つの基本画像に対して修正を施したことに応じて、当
該修正内容を組み合わせ画像における他の基本画像に対
して反映させる手段を有することを特徴とする。
【0017】これらにおいて、前記修正手段は、前記画
像要素間の位置ずれを修正する手段を有するものとする
ことができる。
【0018】また、前記修正手段は、前記画像要素間の
色調ずれを修正する手段を有するものとすることができ
る。
【0019】また、本発明は、上記画像修正装置と、当
該修正された画像に基づいて記録を行う画像出力手段
と、を具えたことを特徴とする。
【0020】以上において、前記画像出力手段は色調を
異にする記録剤に対応して複数設けられた記録ヘッドを
有するものとすることができる。
【0021】ここで、前記記録ヘッドは、前記記録剤と
してインクを用い、該インクを吐出するインクジェット
記録ヘッドとすることができ、該ヘッドは、前記インク
ジェット記録ヘッドは、インクを吐出するために利用さ
れるエネルギとしてインクに膜沸騰を生じさせる熱エネ
ルギを発生する素子を有するものとすることができる。
【0022】また、本発明画像形成システムは、記録媒
体として布を用いる捺染システムとすることができる。
【0023】
【作用】本発明によれば、基本画像の繰返し部や、画像
要素の組合せ等により作成された画像上に生じる画像の
不連続性に対する修正、さらにはその修正内容を反映し
た記録を、容易かつ確実に行うことができるようにな
る。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0025】なお、以下では、本発明の好適な実施例と
しての捺染システムについて、次の手順にて説明を行
う。
【0026】(1)システムの全体(図1〜図2) (2)ホストコンピュータ(図3〜図12) (2.1)構成 (2.2)動作 (3)プリンタ(図13〜図27) (3.1)印刷機構の説明 (3.2)装置構成の説明 (3.3)基本画像のプリントパターン (3.4)変換データ,パラメータのダウンロード (4)その他 (1)システムの全体 図1は本発明の一実施例に係る捺染システムの全体構成
を示す。ホストコンピュータHは、布等の記録媒体に対
して記録(以下プリント,印刷ともいう)を行うプリン
タPに対して捺染のための原画データおよびその他の制
御コマンド等を供給するデータ供給装置をなす。このホ
ストコンピュータHを用いて、デザイナにより作成さ
れ、スキャナSにより読込まれた原画に対して所望の修
正を加え、プリンタPに対して所要のパラメータを設定
して捺染を行わせることができる。ホストコンピュータ
Hはまた、イーサネット(XEROX社による)などの
LAN(ローカルエリアネットワーク)1016と結合
して他システム等との交信を可能とすることができる。
また、ホストコンピュータHに対しては、プリンタPよ
りその状態等が通知される。ホストコンピュータHにつ
いては図3、プリンタPについては図13等を用いてそ
の詳細を後述する。
【0027】図2は本システムを用いて行うことができ
る捺染処理手順の一例を示す。各ステップで行う処理内
容は例えば次の通りである。
【0028】原画作成ステップMS1 デザイナが適宜の手段を用いて原画、すなわち記録媒体
である布上の繰返し画像の基本単位となる基本画像を作
成するステップである。当該作成にあたっては、図3に
つき詳述するホストコンピュータHの所要の各部、例え
ば入力手段や表示手段等を用いることもできる。
【0029】原画入力ステップMS3 原稿作成ステップMS1にて作成された原画をスキャナ
Sを用いてホストコンピュータHに読込むステップ、ま
たはホストコンピュータHの外部記憶に格納された原画
データを読込むステップ、またはLAN1016より原
画データを受信するステップである。
【0030】原画修正ステップMS5 本例における捺染システムは、図21について後述する
ように、基本画像に対して種々の繰返しパターンの選択
を可能とするが、選択された繰返しパターンその他によ
って境界部において不本意な画像の位置ずれや色調の不
連続性が生じうる。本ステップは、繰返しパターンの選
択を受容するとともに、当該選択に応じた繰返しパター
ンの境界部における不連続性の修正を行うステップであ
る。その修正の態様については、図4〜図12について
後述する。
【0031】特別色指定ステップMS7 本例に係るプリンタPでは、基本的にイエロー(Y),
マゼンタ(M)およびシアン(C)、あるいはさらにブ
ラック(BK)のインクを用いてプリントを行うが、捺
染においてはこれら以外の色、例えば金色,銀色などの
金属色や、鮮明なレッド(R),グリーン(G),ブル
ー(B)などの使用を望むことがある。そこで、本例の
プリンタPにおいては、これら特別な色(以下特色とい
う)のインクを用いたプリントを可能とするとともに、
本ステップにおいてその特色の指定を行う。
【0032】カラーパレットデータ作成ステップMS9 デザインにおいては、デザイナは標準カラーパッチから
色を選びながら原画を作成する。当該選択色に対するプ
リント時の色の再現性が捺染システムの生産性に大きく
影響する。そこで、本ステップでは、選択された標準色
を良好に再現するためのY,M,Cあるいは特色の混合
比率を定めるデータを生成する。
【0033】ロゴ入力ステップMS11 反物では、端部にデザイナ,メーカのブランド等のロゴ
マークをプリントする場合が多い。本ステップでは、そ
のようなロゴマークの指定、およびその色,サイズ,位
置の指定等を行う。
【0034】布サイズ指定ステップMS13 プリント対象である布の幅,長さ等を指定する。これに
よりプリンタPにおける記録ヘッドの主走査方向および
副走査方向における走査量や、原画パターンの繰返し数
等が定まる。
【0035】原画倍率指定ステップMS15 原画に対するプリント時の変倍率(例えば100%,2
00%,400%など)を設定する。
【0036】布種類指定ステップMS17 布には綿,絹,毛などの天然繊維や、ナイロン,ポリエ
ステル,アクリルなどの合成繊維等、種々な種類があ
り、捺染に関わる特性を異にする。そして、布の伸縮性
によると考えられるが、プリント時の送り量を等しくす
る場合には、主走査毎の境界部に発生するすじの現れ方
が異なってくる。そこで、本ステップではプリントに係
る布の種類を入力し、プリンタPにおける適切な送り量
の設定に供するようにする。
【0037】インク最大打込み量設定ステップMS19 同じ量のインクを布上に打込んでも、布上に再現させる
画像濃度は布種により異なる。また、プリンタPにおけ
る定着系の構成等によっても打込み可能なインク量は異
なる。そこで、本ステップでは布種類やプリンタPの定
着系の構成等に応じてインク最大打込み量を指定する。
【0038】プリントモード指定ステップMS21 プリンタPにおいて高速プリントを行うかまたは通常プ
リントを行うか、あるいは、1ドットに対し1回のイン
ク打込みを行うかまたは複数回のインク打込みを行うか
などを指定する。さらには、プリントを中断したとき等
において、中断の前後で柄が連続するように制御を行う
か、または柄の連続性とは無関係に新たにプリントを開
始するかの指定を行うようにすることもできる。
【0039】ヘッドシェーディングモード指定ステップ
MS23 プリンタPにおいて複数の吐出口を有する記録ヘッドを
用いる場合には、製造上のばらつきやその後の使用状態
等によってヘッドの吐出口毎にインク吐出量または吐出
方向のばらつきが生じる場合がある。そこでこれを補正
すべく吐出口毎の駆動信号を補正してプリント濃度を一
定にする処理(ヘッドシェーディング)を行うことがあ
る。本ステップでは、かかるヘッドシェーディングのタ
イミング等を指定できるようにする。
【0040】プリントステップMS25 以上の指定に基づき、プリンタPによって捺染を実行す
る。
【0041】なお、以上において指定等を行うことが不
要であればそのステップを削除もしくはスキップするよ
うにしてもよい。また、必要に応じてその他の指定等を
行うステップを追加してもよい。
【0042】(2)ホストコンピュータ (2.1)構成 図3は、本発明の一実施例にかかるホストコンピュータ
の構成を中心としてシステム全体を示すブロック図であ
る。
【0043】図において、1011は情報処理システム
全体の制御を実行するCPU、1013はCPU101
1が実行するプログラムを記憶したり、この実行の際の
ワーク領域として用いられるメインメモリ、1014は
CPU1011を介さずにメインメモリ1013と本シ
ステムを構成する各種機器との間でデータの転送を行う
DMAコントローラ(Direct Memory A
ccess Controller、以下DMACとい
う)である。1015はLAN1016と本システムと
の間のLANインターフェース、1017はROM,S
RAM,RS232C方式インターフェースなどを有し
た入出力装置(以下、I/Oという)である。I/O
1017には、各種外部機器を接続可能である。101
8および1019は外部記憶装置としてのそれぞれハー
ドディスク装置およびフロッピーディスク装置、102
0はハードディスク装置1018やフロッピーディスク
装置1019と本システムとの間で信号接続を行うため
のディスクインターフェースである。1022はプリン
タPおよびスキャナSとホストコンピュータHとの間で
信号接続を行うためのスキャナ/プリンタインターフェ
ースであり、GPIB仕様のものとすることができる。
1023は各種文字情報,制御情報などを入力するため
のキーボード、1024はポインティングデバイスとし
てのマウス、1025はキーボード1023およびマウ
ス1024と本システムとの間で信号接続を行うための
キーインターフェスである。1026はインターフェス
1027によって、その表示が制御されるCRT等の表
示装置である。1012は上記各機器間を信号接続する
ためのデータバス,コントロールバス,アドレスバスか
らなるシステムバスである。
【0044】(2.2)動作 以上説明した各種機器などを接続してなるシステムで
は、デザイナまたはオペレータは、CRT1026の表
示画面に表示される各種情報に対応しながら操作を行
う。すなわち、LAN1016,I/O 1017に接
続される外部機器、ハードディスク1018、フロッピ
ーディスク1019、スキャナS、キーボード102
3、マウス1024から供給される文字,画像情報な
ど、また、メインメモリ1013に格納されシステム操
作にかかる操作情報などがCRT1026の表示画面に
表示され、デザイナまたはオペレータはこの表示を見な
がら各種情報の指定、システムに対する指示操作などを
行う。
【0045】ここで、図2に示した諸ステップのうち、
図3に示すシステムを用いて行う本実施例の主要部に係
る原画修正ステップMS5の処理に含めることができる
複数の処理の詳細を説明する。
【0046】ここでは、図21(B)に示すような基本
画像300の繰返しパターンを選択し、図4に示すよう
な柄を布上にプリントする場合を例示する。図4におい
て破線で囲んだ部分が基本画像300である。
【0047】まず、図5(A)に示すように、1つの基
本画像300Aとこれに連続する基本画像300Bとに
ついて柄がずれていた場合において、基本画像300A
上の柄をいくつかのブロック(図ではBL1〜BL3)
に分け、すなわち処理したい複数の画像要素に分け、ブ
ロック毎に移動を行って(図ではブロックBL2に対し
て行っている)、同図(B)に示すように柄の連続性を
確保する処理について述べる。
【0048】図6はその処理を、ホストコンピュータH
の有する表示器1026の画面を参照しつつ、デザイナ
またはオペレータがマウス1024その他の入力手段を
用いて行う手順の一例を示す。
【0049】まず、ステップSS5−1では、上記ステ
ップMS3で入力した原画(基本画像)についての図2
1に示すような繰返しパターンの選択を受容し、当該受
容に応じてステップSS5−3において基本画像300
Aとこれに連続する基本画像部分の表示を行う。ここで
は、図21(B)に示すパターンの選択に基づいて図5
(A)に示すような表示がなされる。
【0050】次に、ステップSS5−5にて、当該表示
を見たオペレータの、既に柄の連続性が確保されている
等の理由による現状で可とする旨の指示入力が判断され
れば直ちに処理を終了する。一方、否であればステップ
SS5−7に進み、ずれの修正を容易に行うことができ
るようにするべく、基本画像内をいくつかのブロックに
分ける。分け方としては、オペレータが画面を参照しつ
つ、最も修正がし易いように例えば各柄要素をひとまと
めにすればよい。次に、ステップSS5−9では、不連
続が生じているブロック(図5(A)ではブロックBL
2)についての移動処理を行う。すべてのブロックにつ
いて所要の処理を行い、同図(B)に示すように連続性
が確保されれば、可とする旨の指示入力を与えるステッ
プSS5−11を経て処理を終了する。
【0051】修正の処理は画面を参照しつつ行うオペレ
ータの操作によるものとする他、ホストコンピュータH
により自動的に行うものとすることもできる。この場合
には、例えば図6のステップSS5−7以降を図7のよ
うに書換えることができる。
【0052】図7において、SS5−13は基本画像の
柄要素につき輪郭を抽出する処理である。この処理につ
いては、ラプラシアン,勾配等公知の画像処理を利用し
て輪郭検出を行うとともに、さらにこれらによって得た
データの2値化を行う処理を含めることができる。
【0053】次に、ステップSS5−15では、得られ
た輪郭データに基づいて柄の連続するエリアを判断しブ
ロック分けを行う。そして、ステップSS5−17に
て、輪郭データに基づいてブロック毎の移動・補正を行
う。
【0054】繰返される基本画像の境界部における柄の
位置ずれを補正するためには、上述のようにブロック分
けないしブロック毎の移動を行うほか、図8(A)およ
び(B)に示すように、基本画像300A中の一部30
0A1を削除するようにすることもできる。この場合に
は、例えば図6におけるステップSS5−7以降を例え
ば図9(A)または(B)のように書換えることができ
る。
【0055】すなわち、オペレータの操作を伴う図9
(A)の手順においては、ステップSS5−21にて柄
の連続性を見ながら基本画像全体を移動してずれ量が許
容される位置となるまで補正し、そしてステップSS5
−23にて決定の入力を待ち、不要エリアを削除する。
一方ホストコピュータの自動処理により行う図9(B)
の手順においては、ステップSS5−25にて図8のス
テップSS5−13と同様の輪郭抽出を行った後、ステ
ップSS5−27にて当該輪郭データに基づきずれ量が
所定値未満となるまで基本画像全体を移動して不要エリ
アを削除する。
【0056】なお、柄の位置ずれを修正するための処理
は、上述のようにブロック移動や基本画像全体の移動を
行うもののほか、各柄要素(もしくはブロック)毎に画
像の拡大・縮小等の変倍を行ったり、片変倍を行うもの
でもよい。また、それら修正のいずれかのみを行うので
はなく、必要に応じていずれかを選択できるようにして
もよい。さらには、オペレータの操作を伴うモードと、
コンピュータにより自動修正を行うモードとのいずれか
を選択できるようにすることもできる。
【0057】次に、繰返される基本画像境界部において
色調のずれが生じている場合の補正処理について述べ
る。これは、図10(A)に示すような基本画像300
A,300Bの柄について、原画像データでは実線Bお
よび同図(B)で示すような色調ずれを、破線Cおよび
同図(C)で示すようにグラデュエーションをつけて修
正を施す処理である。
【0058】図11はかかる修正処理手順の一例を示
す。本手順では、まずステップSS5−31にて境界部
の画素データ群をリードし、ステップSS5−33にて
各画素を周辺画素データで平均化する。すなわち、当該
画素データと、その周囲の8画素のデータとを加算し、
これを画素数9で除した値を当該画素の値とする。この
結果得られた画素データ群が例えば図10(B)に示す
データであるとする。
【0059】次に、例えば基本画像300B側の画素デ
ータ群を、境界部から遠ざかる方向にグラデュエーショ
ンをもたせて置換えることにより、画素データの補正を
行う。これは、例えば
【0060】
【数1】Bnm ={Anm/Bnm+(1−Anm/Bnm)×X}×Bnm なる式に従って処理することができる。ここで、Bnm
およびAnmは、それぞれ、基本画像300B側の処理
対象画素データおよび基本画像300A側の境界部の対
応画素データである。また、Xはグラデュエーションを
つけるための数値であり、例えば、“0”から“1”ま
で、図10(C)に示すように境界部より“0.2”ず
つ増加させて行く値とすることができる。このような処
理の結果の画素群は同図(C)に示すものとなり、同図
(A)の破線Cに示すように色調のずれが補正される。
【0061】なお、本手順は、境界部における基本画像
300A,300Bの画素間の色調ずれが所定値以上で
あるとき、すなわち色調のずれが甚だしいときにのみ起
動するようにすることもできる。
【0062】ところで、色調のずれは基本画像の境界部
で生じるほか、デザイナが柄要素を切貼りして基本画像
の作成を行ったような場合にはその切貼り部分において
も生じ、これは黒線またはグレーエリア(R,G,Bの
各信号値がほぼ等しい部分)となって読込まれる。
【0063】図12はかかるグレーエリアの修正処理手
順の一例を示し、本手順ではまずステップSS5−41
にて、読込まれた画像データからグレーエリアを抽出す
る。次に、ステップSS5−43にて、本処理の対象と
なる部分を抽出する。この抽出は、オペレータによる基
本画像からの選択に応じて行われるようにすることがで
きる。すなわち、本来のデザインでない部分を指定する
ためである。
【0064】次に、ステップSS5−45にて、抽出し
たグレーエリアが処理対象部分に含まれるか否かを判定
し、肯定判定であればステップSS5−47に進み、そ
のグレーエリアの周辺要素の平均化を算出して、ステッ
プSS5−49にてその平均値への置換を行う。
【0065】なお、本手順は上記したグレーエリアに対
してのみならず、基本画像境界部に対しても行うように
することができる。この場合には当該境界部をも処理対
象としてステップSS5−43にて抽出するとともに、
この部分に対しステップSS5−47以下の処理を行う
ようにすることができる。また、ステップSS5−49
の処理について、図11で示したようなグラデュエーシ
ョンをつけた補正を行うようにすることもできる。ま
た、切貼りによって画像要素間で位置ずれが生じている
場合には、図6に示すような手順を採用してこれを修正
することもできる。
【0066】なお、以上述べた位置ずれ、色調ずれおよ
びグレーエリアの修正に係る諸手順は例示であって、必
要に応じこれ以外の処理を付加することもできる。ま
た、不要であればいずれかをスキップまたは削除するこ
ともできるのは勿論である。
【0067】また、以上では図21(B)に示すような
基本画像の繰返しに対して修正を行う場合を例示した
が、同図(A),(C)〜(E)その他の繰返しパター
ンに対しても適用できるのは言うまでもない。
【0068】(3)プリンタ (3.1)印刷機構の説明 図13を用いて、本発明に適用可能なプリンタPとして
シリアルタイプによるインクジェット記録装置の動作を
説明する。
【0069】図13において、キャリッジ1はシアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック
(BK)の4色に対応するカラー用の記録ヘッド2a,
2b,2c,2dを搭載しており、ガイドシャフト3は
キャリッジ1を移動案内を支持している。なお、簡略化
のために図示を省略したが、本例ではキャリッジ1には
特色用ヘッドを4本まで搭載可能であるとともに、それ
に関連した機構も配設される。各ヘッドは各別に、また
は数本を単位としてキャリッジ1に着脱自在であっても
よい。
【0070】エンドレスベルトであるベルト4は、その
一部がキャリッジ1に固定接続されて、かつ、パルスモ
ータであるキャリッジ駆動モータ5(モータドライバ2
3により駆動される)の駆動軸に取り付けられたギヤに
張られている。従って、このキャリッジ駆動モータ23
を駆動することにより駆動軸に張られたベルト4が送ら
れることになり、結果としてキャリッジ1がガイドシャ
フト3に沿って記録媒体の記録面を走査運動することに
なる。さらに、記録媒体6(記録紙や布等)を搬送する
搬送ローラ7、その記録媒体6を案内する案内ローラ8
A,8Bおよび記録媒体搬送モータ9を備えている。
【0071】また、各記録ヘッド2a,2b,2c,2
dおよび特色用記録ヘッドには、記録媒体6に向けてイ
ンク滴を吐出させる吐出口が例えば400DPI(ドッ
ト/インチ)の密度で256個設けられている。それぞ
れの記録ヘッド2a,2b,2c,2d(およびさらに
特色用のヘッド)に対しては、対応したインクタンク1
1a,11b,11c,11d(およびさらに特色用イ
ンクタンク)から供給チューブ12a,12b,12
c,12d(およびさらに特色用供給チューブ)を介し
てインクが供給される。そして、各吐出口に連通する液
路に設けられたエネルギー発生手段(図示せず)に対し
ては、各ヘッドドライバ24a,24b,24c,24
d(およびさらに特色用ドライバ)よりフレキシブルケ
ーブル13a,13b,13c,13d(およびさらに
特色用フレキシブルケーブル)を介してインク吐出信号
が選択的に供給される。
【0072】さらに、各記録ヘッド2a,2b,2c,
2d等には、ヘッドヒータ14a,14b,14c,1
4d(14b.14c,14d等は図示せず)と温度検
知手段15a,15b,15c,15d(15b,15
c,15d等は図示せず)が設けられており、温度検知
手段15a,15b,15c,15d等からの検知信号
は、CPUを有する制御回路16に入力される。制御回
路16は、この信号に基づいて、ドライバ17および電
源18を介してヘッドヒータ14a,14b,14c,
14d等における加熱を制御する。
【0073】キャッピング手段20は、非記録時に各記
録ヘッド2a,2b,2c,2dの吐出口面に当接し、
その乾燥および異物が混入するのを抑え、あるいはその
除去を行うものである。具体的には、非記録時には、記
録ヘッド2a,2b,2c,2dが、キャッピング手段
20と対向する位置に移動する。そして、キャッピング
手段20は、キャップドライバ25によって前進駆動さ
れ、弾性部材44を吐出口面に圧接させてキャッピング
を行うようになっている。なお、図では省略した特色用
ヘッドのためのキャッピング手段も設けられるのは勿論
である。
【0074】目詰まり防止手段31は、記録ヘッド2
a,2b,2c,2dが空吐出動作をするときに吐出イ
ンクを受けるものである。この目詰まり防止手段31
は、記録ヘッド2a,2b,2c,2d等と対面してい
て、空吐出されたインクを吸収受液する液受け部材2を
備えており、キャッピング手段20と記録開始位置の間
に配置されている。なお、液受け部材32および液体保
持部材45の材質としては、スポンジ状多孔質部材、あ
るいはプラスチック焼結体等が有効である。
【0075】キャッピング手段20には、水吐出用電磁
弁61ならびにエアーポンプドライバ62が連結され、
それぞれ制御回路16による制御の下にキャッピング手
段20内に配設された洗浄用の水の吐出ならびにエアー
の噴射用ノズルを駆動する。
【0076】図14は、本実施例の記録ヘッドの動作を
説明するための平面図であり、図13に示したものと同
じ要素には同一符号をつけ、それらの説明は省略する。
また、本図においても特色用ヘッド2S1〜2S4に関
連した構成は図示を省略されている。
【0077】図14において、記録開始検知センサ34
およびキャッピング手段検知センサ36は、それぞれ各
記録ヘッド2a,2b,2c,2dそれぞれの位置を検
出するためのものである。また、空吐出位置検知センサ
35は、記録ヘッド2a,2b,2c,2dが走査方向
に移動しながら行う空吐出動作の基準位置を検知する。
【0078】また、108は、ヘッドシェーディング
(図2のステップMS23)の他、カラーパレットデー
タ作成(ステップMS9)にも使用できるヘッド特性測
定手段であり、ヘッドで記録したヘッドシェーディング
用テストパターンやカラーパッチをプリントした記録媒
体等を搬送する搬送手段と、それら情報を読取る読取り
手段とを有する。このヘッド特性測定手段としては、例
えば本出願人の出願になる特開平4−18358号公報
の第31図に示されたようなものを用いることができ
る。
【0079】次に、インクジェット記録動作について説
明する。
【0080】まず、待機中であるが、この場合には記録
ヘッド2a,2b,2c,2dがキャッピング手段20
によりキャッピングされている。そして、制御回路16
にプリント信号が入ると、モータドライバ23によりモ
ータ5が駆動されてキャリッジ1が移動を開始する。こ
の移動に伴って、空吐出位置検知センサ35で各記録ヘ
ッドが検知されると目詰まり防止手段31に所定の時間
インクの空吐出を行う。そして、その後、再び矢印D方
向にキャリッジ1が移動し、それを記録開始検知センサ
34によって検出されたら、記録ヘッド2a,2b,2
c,2d等の各吐出口が選択的に駆動される。これによ
り、インク滴が吐出され、記録媒体6の記録幅部分pに
ドットマトリクスパターンで画像記録が行われる。こう
して、所定幅(記録ヘッドの縦方向のノズル間隔とその
個数で決定される)の記録を行っていくと、キャリッジ
1は図の右端側の位置まで移動する(モータ5に与える
パルス数をカウントすることで検出できる)が、それを
検出してから記録ヘッド配設幅分のパルスを与えてキャ
リッジ1の後端の記録ヘッド2aが記録媒体を横切るよ
うにする。その後、キャリッジ1は反転し、矢印E方向
に駆動されて空吐出位置へ戻るとともに、記録媒体6は
記録幅部分pの幅またはこれ以上の量だけ矢印F方向に
搬送され、再び前述した動作が繰り返される。
【0081】(3.2)装置構成の説明 次に、本装置の構成を説明する。図15および図16は
実施例のインクジェットプリンタの構成およびその操作
部の構成例を示しており、図17〜図19は図15のコ
ントロールボード102の内部構成の一例をデータの流
れに沿って概念的に示している。
【0082】ホストコンピュータHからインターフェー
ス(ここではGPIB)を介し、図13における制御回
路16等を有するコントロールボード102に印刷用画
像データを送る。画像データを送る装置は特に限定され
ず、かつ、転送形態としてはネットワークによる転送、
マグネットテープ等を介するオフラインでも良い。コン
トロールボード102は、CPU102A,各種プログ
ラムを格納したROM102B,各種レジスタ領域や作
業用領域を有するRAM102Cおよび図17〜図19
その他で示す各部からなり装置全体の制御を行う。10
3はオペレータがプリンタPに対して所要の指示を与え
るための操作部およびオペレータに対してのメッセージ
等を表示するための表示器を有する操作・表示部であ
る。104はプリント対象である布等の記録媒体を搬送
するためのモータ等からなる布搬送機である。105は
図16に示した各種モータ(末尾に“M”を付してあ
る)や各種ソレノイド(“SOL”で示す)を駆動する
ためのドライバユニット入出力部である。107は各ヘ
ッドに駆動信号を供給するとともに、各ヘッドに係る情
報(装着の有無やそのヘッドの提示する色等の情報)を
受容してコントロールボード102に供給するための中
継ボードである。当該情報は前述のようにホストコンピ
ュータHに転送される。
【0083】さて、ホストコンピュータHから印刷する
画像データの情報を受けると、その画像データはGPI
Bインターフェース501,フレームメモリコントロー
ラ504を介し画像メモリ505に蓄積される(図17
参照)。実施例の画像メモリは124Mbyteの容量
を有し、A1サイズを8ビットのパレットデータ構成し
たものである。つまり、1画素につき8ビットが割り当
てられている。503はメモリ転送の高速化のためのD
MAコントローラである。ホストコンピュータHからの
転送が終了したら、所定の処理後、印刷を開始できる。
【0084】説明が前後するが、実施例の印刷装置に接
続されるホストコンピュータは、画像データをラスタイ
メージとして転送してくる。各記録ヘッドは縦方向に複
数のインク吐出ノズルが並んでいるので、画像データの
並びを記録ヘッドに合致するよう変換しなければならな
い。このデータ変換をラスタ@BJ変換コントローラ5
06で行う。そして、このラスタ@BJ変換コントロー
ラ506で変換されたデータは、画像データを変倍する
ための次の拡大コントローラ507の拡大機能を通しパ
レット変換コントローラ508に供給される。なお、拡
大コントローラ507までのデータはホストコンピュー
タから送られてきたデータであり、この実施例では8ビ
ットのパレット信号である。そして、このパレットデー
タ(8ビット)は各記録ヘッドに対する処理部(以下に
説明する)に共通に渡され、処理される。
【0085】なお、以下では記録ヘッドが8つの場合、
すなわち、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの他
に特定の色S1〜S4を記憶するヘッドが備えられてい
るものとして説明する。
【0086】さて、パレット変換コントローラ508は
ホストコンピュータHから図4または図9もしくは図1
0等の処理により入力されてきたパレットデータおよび
対応する色の変換テーブルを変換テーブルメモリ509
に供給する。
【0087】8ビットのパレットの場合、その再現可能
な色種は0〜255までの256通りであり、例えば、
図5〜図8に示したようなテーブルが各色毎に対応する
テーブルメモリ509に展開される。
【0088】具体的な回路構成としては、パレット変換
テーブルメモリ509は、パレットデータに対するアド
レス位置に変換データを書き込んでおくことでその機能
を果す。つまり、実際にパレットデータがアドレスとし
て供給される場合には読出しモードでメモリをアクセス
する。なお、パレット変換コントローラ508は、パレ
ット変換テーブルメモリ509の管理や、コントロール
ボード102とパレット変換テーブルメモリ509との
インターフェースを行う。また、特色に関して、次段の
HSコントローラ510およびHS変換テーブルメモリ
511からなるHS系との間に、特色混入量を設定する
回路(出力を0〜1倍する回路)を介挿し、その設定量
を可変とすることもできる。その場合には、図5〜図8
に示したようなデータの送信に続き、当該可変とするた
めのデータを送信してそれら回路に設定するようにすれ
ばよい。
【0089】HS変換コントローラ510およびHS変
換テーブルメモリ511は。ヘッド特性測定手段108
により測定したデータに基づいて、各ヘッドの各吐出口
に対応する印刷濃度のバラツキの補正を行う。たとえ
ば、濃度の薄い(吐出量の少ない)吐出口に対して濃い
めにデータ変換し、濃度の濃い(吐出量の多い)吐出口
に対しては薄めにデータ変換し、中くらいの吐出口に対
してはそのまま流すという処理を行う。
【0090】次のγ変換コントローラ512およびγ変
換テーブルメモリ513は色毎に、全体の濃度を濃くし
たり薄くしたりするためのテーブル変換である。例え
ば、何もしない場合には、リニアなテーブルで、 0入力には0出力 100入力には100出力 210入力には210出力 255出力には255出力 ということである。
【0091】次段の2値化コントローラ514は、疑似
階調機能を持つものであり、8ビットの階調データを入
力し、2値化された1ビットの疑似階調データを出力す
るものである。多値データを2値データに変換するもの
には、ディザマトリクスによるもの、誤差拡散法等があ
るが、実施例でもこれらを採用するものとし、その詳述
は割愛するが、いずれにせよ、単位面積あたりのドット
の数で階調表現するものであればよい。
【0092】ここで2値化されたデータはつなぎメモリ
515に格納されたのち、各記録ヘッド駆動用として使
用される。そして、各つなぎメモリから出力された2値
データは、C,M,Y,BK,S1〜S4として出力さ
れる。各色の2値化信号は同様な処理が実施されるの
で、ここでは2値データCを注目して図21を用いて説
明する。なお、同図は記録色シアンに対する構成であっ
て、各色毎に同様の構成を有するものである。なお、図
19は図17,図18に示すつなぎメモリ515よりも
後段の回路構成を示すブロック図である。
【0093】2値化された信号Cはシーケンシャルマル
チスキャンジェネレータ(以下SMSジェネレータ)5
22に向けて出力されるが、パターンジェネレータ51
7,518により装置単体のテスト印刷を実施する場合
もあるので、当該データは、セレクタ519に供給され
る。勿論、この切り換えはコントロールボード102の
CPUによって制御されており、操作者が操作部103
(図15参照)に対して所定の操作を行った場合には、
テスト印字をすべく2値パターンコントローラ517か
らのデータを選択する。従って、通常は、2値コントロ
ーラ514(つなぎメモリ516)からのデータを選択
するようになっている。
【0094】なお、SMSコントローラ522は、ノズ
ル毎の吐出量または吐出方向のばらつきによる画像の濃
度ムラを防止するものである。マルチスキャンは例えば
特願平4−79858号として提案されている。つなぎ
メモリ524は、ヘッド間隔の物理的な位置の補正をす
るバッファメモリであり、画像データを一旦ここに入力
し、ヘッドの物理的な位置に応じたタイミングで出力す
る。従って、このつなぎメモリ524は各記録色毎にそ
の容量は異なる。また、マルチスキャンを行って、すな
わち1画素に対して複数の吐出口からインク吐出を行う
ようにして画質を優先するか、あるいはそのようなマル
チスキャンを行わずに高速性を優先するかは、図2のス
テップMS21で指定することができる。
【0095】このようなデータ処理を実施した後、ヘッ
ド中継ボード107を介しヘッドにデータが送られる。
【0096】ところで、従来はパレット変換,HS変
換,γ変換用のデータは、装置本体に設けられたメモリ
に固定保持されていた。そのため、出力したい画像デー
タと合わない場合があり、十分な品位の画像が得られな
いことがあった。そこで、本実施例では、これらの変換
用データは外部から入力可能とし、各変換テーブルメモ
リに蓄えるようにした。例えば、図5〜図8に示すよう
なパレット変換データを変換テーブルメモリ509にダ
ウンロードする。つまり、実施例の変換テーブルメモリ
509,511,513は全てRAMにより構成されて
いる。そして、パレット変換,γ変換用のデータは、ホ
ストコンピュータ101から送られてくるようにした。
また、HS変換用のデータは、外部に設けられたヘッド
特性測定機108(図15参照)より入力し、常にヘッ
ドの状態に合わせたデータを得られるようにした。ヘッ
ド特性測定器108で各記録色のヘッド特性を得るため
には、各々の記録ヘッドでテスト印字(均一な所定の中
間調濃度の記録)を行う。そして、その記録幅に対応す
るその濃度分布を測定することで行う。かかるヘッドの
状態とは、ヘッドに含まれる複数ノズルの吐出状態のば
らつき、または、ヘッドにより印字された後の画像の濃
度が所望の濃度とどの程度異なっているかである。
【0097】また、本実施例においては、変換用のパラ
メータが入力されるまでは異常出力の防止等を防ぐた
め、図20に示すようにデータが入力しても出力を0に
し、印刷が実施されないようにした。γ変換等について
も同様である。
【0098】(3.3)基本画像のプリントパターン 基本画像の画像データの入力の際は、ホストコンピュー
タHがプリンタPに入力画像サイズ(Xin,Yin)をコ
マンドとパラメータの形式で送信する。これにより、プ
リンタPのCPU102Aは画像メモリ505に入力領
域を確保し、RAM102Cの所定のパラメータ記憶部
に、この入力画像サイズを記憶する。次にホストコンピ
ュータHが画像データをプリンタPに逐次送信すると、
プリンタPでこの画像データを受信し、FMコントロー
ラ504を介して画像メモリ505に格納する。一方、
ホストコンピュータHはその画像データの出力形式をプ
リンタPに送信する。これによりプリンタPは、その画
像出力形式をRAM102Cのパラメータ記憶部に記憶
する。ここでは、画像出力形式として図24のような出
力タイプを扱うことにする。
【0099】図21の(A)〜(E)は本実施例におけ
る画像出力形式を示す図である。
【0100】図21の(A)は、基本画像300をX方
向(キャリッジ1の送り方向)とY方向(記録媒体6の
送り方向)に図のように周期的に繰返すように印刷出力
する形式(タイプ1)を示す。図21の(B)は、基本
画像300を繰返して印刷する際に、基本画像300を
X方向に1つ置きに所定のオフセット量(ずらし量)Δ
yだけY方向にずらして印刷出力する形式(タイプ2)
を示している。図21の(C)は、前述のタイプ2(図
21(B))とほぼ同様に、基本画像300をY方向に
1つ置きに所定のオフセット量ΔxだけX方向にずらし
て印刷出力する形式(タイプ3)を示す。図21の
(D)は、基本画像300を回転(図21(D)では9
0度)させた後、タイプ2(図21の(B))と同様に
Y方向にオフセット量(図21(D)ではオフセット
“0”)だけずらして印刷出力する形式(タイプ4)を
示す。最後に図21の(E)は、基本画像300を回転
(図21(E)では90度)させた後、図21(C)の
タイプ3と同様にX方向にオフセット量(図21(E)
では“0”)だけずらして印刷出力する形式(タイプ
5)を表している。
【0101】ホストコンピュータHより出力される出力
形式を指定するパラメータとしては、上述したもののほ
か、タイプ1〜5のような出力タイプ、基本画像サイズ
(X b ,Yb )、全出力画像サイズ(XOUT ,Y
OUT )、X方向オフセット量Δx、Y方向オフセット量
Δy、回転量(ここでは、90度単位とする)等があ
る。これらパラメータは、下記の条件のもとに設定され
る。
【0102】Xin×Yin≦メモリ505の容量,Xb
in ,Yb ≦Yin ,XOUT ≧Xb ,YOUT ≧Yb
Δx≦Xb ,Δy≦Yb ,等である。
【0103】ホストコンピュータHは、図2のステップ
MS25において画像データの印刷命令をプリンタPに
送信し、これによりプリンタPは印刷動作に入る。
【0104】具体的には、CPU102AはFMコント
ローラ504に設けたアドレス制御部のメモリ505の
読出しタイミングと、モータドライバ23の起動タイミ
ングと、ヘッドドライバ24の起動タイミングを制御す
ることで、記録媒体である布28への印刷タイミングを
制御する。アドレス制御部はパラメータ記憶部にセット
されたパラメータに従ってメモリ505より逐次画像デ
ータを読出してヘッドドライバ24へ向けて出力する。
これによりヘッドドライバ24は、その画像データに応
じて記録ヘッド2a〜2dもしくはさらに特色用ヘッド
の駆動信号を形成して各記録ヘッドに出力する。こうし
て各記録ヘッドは駆動信号によって駆動され、インク滴
を布6に吐出してその画像データに応じた画像を印刷す
る。
【0105】一方、モータドライバ23は、搬送モータ
9を駆動することで布6を印刷できる位置に給送し、キ
ャリッジモータ5を所定方向に回転させることによりキ
ャリッジ1をD方向に移動させながら記録を行う(図1
3参照)。こうして1スキャン分の印刷が終了すると、
次にキャリッジモータ5を逆方向に回転させて、キャリ
ッジ1をE方向に移動させてホームポジションまで戻
り、そして布6を、その記録された1スキャンのY方向
の幅分だけ、もしくはマルチスキャン時にはそれ未満の
量だけY方向に移動するために搬送モータ9を回転させ
る。以上でのタイミングは、キャリッジ1の1往復を基
本サイクルとし、記録ヘッドの印刷動作速度が印刷タイ
ミングの基準となる。
【0106】このように、プリンタPは上述した動作を
繰返し実行することにより、全出力画像サイズ(X
OUT ,YOUT )で指定されたサイズの画像を印刷し終る
と、モードドライバ,ヘッドドライバ,FMコントロー
ラ504等の動作を停止させて印刷モードを終了し、再
びホストコンピュータHおよび操作表示部103からの
入力待ちになる。
【0107】図22は本実施例のパラメータ記憶部およ
びアドレス制御部の内部構成の一例を示すブロック図で
ある。
【0108】図22において、830から836のそれ
ぞれは、パラメータ記憶部におけるレジスタ等の記憶部
を示し、レジスタ830には全出力画像サイズ(X
OUT ,YOUT )、レジスタ831には基本画像サイズ
(Xb ,Yb )、レジスタ832には基本画像を繰返し
て出力するX方向およびY方向の回数(Nx ,Ny )、
レジスタ833には出力タイプ、レジスタ834にはX
方向のオフセット量Δx、レジスタ835にはY方向オ
フセット量Δy、レジスタ836には回転量Rが各々記
憶されている。
【0109】なお、Nx =INT(XOUT /XB ),N
y =INT(YOUT /Yb )である。ただし、INT
(a)は、数字aが小数である時、その数字aの小数第
1位を切り上げて整数にすることを示す。例えば、IN
T(1.2)=2である。
【0110】これらのレジスタは、入力した画像データ
の出力形式に応じてアドレス制御部の各部へ接続される
(具体的には、以下に述べる比較器の基準値として使用
する)。
【0111】図22において、837はXアドレス発生
器Aで、基本画像300のX方向のアドレス(XADR
A)をカウントしている。838はYアドレス発生器A
で、基本画像300のY方向のアドレス(YADRA)
をカウントしている。839と840のそれぞれはXア
ドレス発生器B、Yアドレス発生器Bで、前述した画像
出力タイプ2,3(図21(B),(C))のように、
XまたはY方向にずらした基本画像300のX方向のア
ドレス(XADRB)と、Y方向のアドレス(YADR
B)をカウントしている。これらアドレス発生器837
〜840は、各々主に実際にアドレスを出力するカウン
タと、そのアドレスが基本画像のサイズあるいは全画像
のサイズを越えたかどうかを比較するための比較器とで
構成される。
【0112】841は基本画像300のX方向およびY
方向の繰返しを各々カウントするブロックカウンタで、
主にカウンタと比較器で構成される。842はセレクタ
で、X方向のアドレス(XADRA)と、X方向にずら
されたXアドレス(XADRB)のいずれか一方を選択
している。843も同様にY方向のアドレス(YADR
A)と、Y方向にずらされたYアドレス(YADRB)
を選択するセレクタである。844はタイミング発生部
で、セレクタ42,43よりのアドレス(XADR)と
(YADR)とに基づいて、メモリ部9の各種読出し信
号(CS,ADR,RAS,CAS,WE等)および各
種タイミング信号(IN,OUT,VE,PE等)を出
力する。
【0113】ここでは、メモリ505の構成は市販され
ているD−RAM(ダイナミックRAM)モジュールを
1つ以上用いて構成している。上記メモリ部9の読出し
信号において、CSはモジュールを選択するチップセレ
クト信号、ADRは行アドレス(YADR)と列アドレ
ス(XADR)を時間的に割り付けた信号で、RASは
行アドレス・ストローブ信号、CASは列アドレス・ス
トローブ信号、WEはライトイネーブル(書込み可)信
号であり、これら信号のタイミングの詳細を図23に示
す。
【0114】また、上述の各種タイミング信号におい
て、INは画像入力データを一時保持するラッチ回路の
ラッチタイミング信号、OUTは画像出力データを一時
保持するラッチ回路のラッチタイミング信号、VEは1
ラスタ毎に有効な画像データを示すビデオイネーブル信
号、PEは1ページのうち有効なラスタを示すページイ
ネーブル信号である(図23,図24参照)。
【0115】次に、図21(A)に示すタイプ1の画像
出力の場合におけるアドレス制御部の各部の動作を図2
3を参照して説明する。
【0116】ホストコンピュータHまたは操作・表示部
103から印刷開始が指示されると、CPU102Aは
START信号をアドレス制御部に出力してXアドレス
発生器A837,Yアドレス発生器A838を共にクリ
アし((XADRA)と(YADRA)を共に“0”に
する)、かつこれらアドレス発生器837,838が動
作できるようにし、タイミング発生部844,ブロック
カウンタ841も動作可能にする。
【0117】出力基準タイミング信号500(画像出力
クロックCLK,ラスタ同期信号HSYNC,スタート
信号START等がある)のうち、START信号がハ
イレベル(イネーブル)になり、水平同期信号HSYN
Cが立上ると、図26に示すように、タイミング発生部
44はVE信号とPE信号を共にハイレベル(イネーブ
ル)にする。また、VE信号とHSYNC信号が共にハ
イレベルの間、図26に示すようにCLKに同期してR
AS,CAS,ADR,WE,OUTの各信号がメモリ
505に出力されてメモリ505より画像データが読出
される。また、VE信号とPE信号が共にハイレベルの
間に、メモリ505より読出すアドレスを制御すること
により、画像データの読出し位置と出力位置とを決定す
る。
【0118】次に、アドレス制御部におけるアドレス制
御について説明する。
【0119】Xアドレス発生器A837の出力は、水平
同期信号HSYNCがハイレベルになると“0”にクリ
アされ、CLKの立上りに同期してその出力(XADR
A)を1ずつカウントアップし、そのカウント値が“X
b ”(基本画像サイズのX方向の長さ)になるとブロッ
クカウンタ41にリップルキャリイ信号(XARC)を
出力して、その出力アドレス(XADRA)を“0”に
クリアする(図26のタイミングT1〜T3)。すなわ
ち、このキャリイ信号(XARC)は、基本画像サイズ
レジスタ831に記憶された基本画像サイズの“Xb
と、CLKを計数しているカウンタの出力値とを比較器
(図示せず)により比較した結果である。
【0120】この動作中、ブロックカウンタ841は、
セレクタ842がXアドレス発生器A837よりのアド
レス信号(XADRA)を選択し、セレクタ843がY
アドレス発生器A838よりのアドレス信号(YADR
A)を選択するように選択信号XSEL,YSELを共
にハイレベルで出力する。そして、Xアドレス発生器8
37からのキャリイ信号(XARC)を受けるとX方向
のブロックカウントXを1つ進め、X方向の繰返し回数
x と等しくなったら(タイミングT3)、Yアドレス
発生器A838を1だけカウントアップするためのYC
NT信号を出力し、X方向の1ラスタ分の画像データの
出力が終了したことを知らせるXEND信号を1(イネ
ーブル)にする。
【0121】タイミング発生部844はその間、セレク
タ42よりのアドレス信号(XADR)と、セレクタ4
3よりのアドレス信号(YADR)とに基づいて、メモ
リ505のアドレス信号ADRとチップセレクト信号C
Sを作成し、出力基準タイミング信号500に同期して
RAS,CAS,WE,ADR,CS,OUT等の各信
号をメモリ505に出力して画像データの読出しを行っ
ている。そして、ブロックカウンタ841より入力され
るXEND信号が“1”になるとVE信号をロウレベル
(ディスイネーブル)にし(タイミングT3)、一旦、
メモリ部9よりの画像データの読出しを停止するために
各信号の出力を停止する。ここで、VE信号がロウレベ
ルになると、Xアドレス発生器837,Yアドレス発生
器838,ブロックカウンタ841のカウントも停止す
る。
【0122】次に、次のラスタの先頭である水平同期信
号HSYNCが立上ると上記動作を繰返し、Yアドレス
発生器A838は逐次カウントアップされる。こうして
各ラスタの印刷処理が行われ、Yアドレス発生器A83
8より出力されるYアドレス(YADRA)の値が基本
画像サイズのY方向の長さ“Yb ”と一致すると(タイ
ミングT5〜T7)、Yアドレス発生器A838,キャ
リイ信号(YARC)をブロックカウンタ841に出力
し、かつ信号(YADRA)を“0”にクリアする。
【0123】Yアドレス発生器838からのキャリイ信
号(YARC)を受けるとブロックカウンタ41は、Y
方向のブロックカウントYを1つ進め、この値が繰返し
回数Ny と等しくなったかどうかを調べ、等しくなると
Y方向の読出しが全て終了したことを知らせるYEND
信号をハイレベル(イネーブル)にする(タイミングT
7)。このYEND信号が1になると、タイミング発生
器844は、VE,PE信号をともにロウレベル(ディ
スイネーブル)にするとともに、各信号の出力を停止
し、布1単位分についての画像読出しを完了する。ま
た、PE信号がロウレベルになると、Xアドレス発生器
A837,Yアドレス発生器A838およびブロックカ
ウンタ841の計数動作も停止する。
【0124】上記繰返し回数Ny はホストコンピュータ
Hからコマンドとともに送出されてよいし、上記ステッ
プMS13(図2)に応じて算出されるものでもよく、
さらには操作・表示部103で設定してもよい。
【0125】次に、図21の(B)で示されたタイプ2
の画像出力の場合における、アドレス制御部の動作を図
24のタイミング図を参照して説明する。
【0126】このタイミング図の基本的な動作は、図2
3に示すタイプ1の画像出力の場合と同様であるが、異
なる点はYアドレス発生器B840の動作を有効にする
ことと、セレクタ843の選択処理である。
【0127】具体的には、ブロックカウンタ841が、
選択信号YSELによりセレクタ843をブロックカウ
ンタ841のX方向のブロックカウントに同期させてハ
イレベル/ロウレベルと切り換えることで、Yアドレス
発生器A838よりの信号(YADRA)とYアドレス
発生器B840よりの信号(YADRB)を切り換え
て、YアドレスYADRをブロック毎に切り換える点が
異なる。
【0128】また、Yアドレス発生器B840は、水平
同期信号HSYNCの立上りで“0”にクリアされるの
ではなく、このタイミングでY方向のオフセット量Δy
がロードされる。また、Yアドレス発生器B840は、
基本画像サイズのY方向の長さ“Yb ”とYアドレス発
生器B840の出力(YADRB)とを比較し、(YA
DRB)が“Yb ”に等しくなると“0”にクリアされ
る。なお、このときキャリイ信号YBRCは出力され
ず、ブロックカウンタ41はXアドレス発生器A837
よりのキャリイ信号(YARC)でブロックカウンタY
をインクリメントする。
【0129】このタイミングは図24に詳しく示されて
おり、例えば図21(B)の基本画像300部分の最初
の1スキャン分を印刷する時は、タイミング発生部84
4に入力されるYアドレス(YADR)はYアドレス発
生器A838の出力(YADRA)が選択されて“0”
となり、次に右側の画像領域(オフセットされた部分)
の最初の1スキャン分を印刷する時はYアドレス発生器
B840の出力(YADRB)が選択されて“Δy”に
設定されている。また同様に3つ目の画像領域(オフセ
ットがない)では、Yアドレス(YADR)は“0”に
戻り、次のオフセットされている領域では再び“Δy”
となる。
【0130】次に、これらの画像領域を印刷する2スキ
ャン目では、Yアドレス(YADR)はオフセットされ
ていない画像領域ではYアドレス発生器A838の出力
(YADRA)が選択されて“1”となり、オフセット
されている領域ではYアドレス発生器B840の出力
(YADRB)が選択されて“Δy+1”となる。
【0131】なお、図21(B)のライン301を出力
した後は、Yアドレス発生器B840の出力(YADR
B)は基本画像サイズ“Yb ”に等しくなるため、
“0”にクリアされる。
【0132】また、前述の図21(C)に示すタイプ3
の場合は、タイプ2の場合ではY方向のオフセットであ
るのに対し、このタイプ3ではX方向のオフセットとし
ている点が異なる。従って、前述のタイプ2では、セレ
クタ843がYアドレス発生器A838とYアドレス発
生器B840の出力を選択してYアドレス(YADR)
の形成に工夫をしたが、このタイプ3ではセレクタ84
2が、Xアドレス発生器A837とXアドレス発生器B
839の出力のいずれかを選択してXアドレス(XAD
R)として出力する制御が必要となる。
【0133】具体的には、ブロックカウンタ841がブ
ロックカウンタ841のYカウント値と同期させてセレ
クタ842の選択信号XSELをハイレベル/ロウレベ
ルに切り換えることで、Xアドレス発生器A837が出
力するアドレス(XADRA)とXアドレス発生器B8
39が出力するアドレス(XADRB)をブロック毎に
切り換えて(XADR)としてタイミング発生部44に
出力する。また、Xアドレス発生器B839は、HSY
NCの立上りで“0”にクリアされるのでなく、このタ
イミングでX方向のオフセット量“Δx”がロードされ
る。また、Xアドレス発生器B839は、基本画像サイ
ズのX方向の幅“Xb ”と、その出力(XADRB)と
を比較し、(XADRB)が“Xb ”を越えるとリップ
ルキャリイ(XBRC)を出力せずに、Xアドレス発生
器B839を“0”にクリアする。また、ブロックカウ
ンタ41は、Xアドレス発生器A837よりのキャリイ
(XARC)でブロックカウンタXの値をインクリメン
トする。
【0134】タイプ4とタイプ5は、基本画像サイズの
横“Xb ”と縦“Yb ”との比率が整数であると幾何学
的には美しく有用である。特にXb =Yb (基本画像が
正方形)であると、格子状にきれいに配置できるし、構
成上比較的容易で、XADRとYADRの入れ換えや、
アドレス発生器837〜840のカウント方向(ダウン
/アップカウント)を回転量Rに応じて実現することが
できる。
【0135】また、基本画像を回転する場合、アドレス
制御だけでなく、回転用処理部をパイプライン的に挿入
することも可能である。また、アドレス制御により、画
像データを実際に出力する前に、例えば基本画像を90
度回転した回転画像を画像メモリに基本画像分だけ作成
して記憶しておくことにより、より簡単に高速にこれら
回転画像を含む画像データを出力することができる。
【0136】また、ブロックカウンタ841は、基本画
像のブロックをカウントして、全出力画像サイズ(X
OUT ,YOUT )が出力されるようにしたが、この限りで
ない。特に、XOUT ,YOUT が各々Xb ,Yb の倍数で
ない時は、ブロックのカウントだけではXOUT ,YOUT
を規定できなくなる。そこで、余り画素Xr =XOUT
x ×Xb ,ただし、Nx =INT(XOUT /Xb )−
1を導入し、繰返し回数Nx の比較と、余り画素Xr
を比較することによりXOUT に到達したかどうかを判定
するようにできる。これはY方向についても同様であ
る。
【0137】また、記録ヘッドでの印刷速度が遅く、か
つ画像出力クロックが遅い場合は、前述したアドレス形
成をCPU等のソフトウェア処理により実現することも
可能である。特にソフトウェアにより、メモリの一部を
カウンタとして図22の構成の一部をソフトウェアで置
き換えることも可能である。
【0138】なお、本実施例では、記録ヘッドへ出力す
る画像データの並びをラスタ形式で行い、記録ヘッドに
依存する画像データ配列の変更をラスタ@BJ変換コン
トローラ506(図17)で行うようにしているが、本
発明はこれに限定されるものでなく、メモリ505に格
納される画像データの配列と記録ヘッドに出力する画像
データの配列が同じであってもよく、また異なる場合
は、ヘッドドライバに出力する時点で記録ヘッドのヘッ
ド配列に合わせるようにしてもよい。
【0139】なお、本例に係るプリンタPの機械的構成
では実際には図25に示すように、Y方向に幅Hy の記
録範囲を有する記録ヘッドをX方向にスキャンして画像
出力するようにしている。
【0140】このような場合は、FMコントローラ50
4が有するアドレス制御部のY方向のYアドレス発生器
838,Yアドレス発生器B840を、Hy だけカウン
トするカウンタ(および比較器)と、そのリップルキャ
リイをカウントするカウンタ(および比較器)の2段構
成で実現することも可能である。
【0141】また、Y方向にHy の幅で、X方向にX
OUT の単位(バンド単位と称する)で画像を読出して印
刷することも可能である。このとき、上記のY方向のY
アドレス発生器838,Yアドレス発生器B840の上
位のカウンタを必要とせずに、下位のカウンタ(Hy
のカウンタ)だけで構成することも可能である。具体的
には、バンド単位で画像を出力する毎に、CPU102
AがY方向の規定アドレス(今度印刷するバンド単位の
始めの画像データのYアドレス)をHy 用のカウンタに
ロードし、そこからカウントアップを行うようにしても
よい。
【0142】(3.4)変換データ,パラメータのダウ
ンロード 以上説明した、各変換データを各変換コントローラを介
して変換テーブルにダウンロードするため、あるいはホ
ストコンピュータHや操作・表示部103で設定した各
種パラメータを対応する所定のレジスタに格納するた
め、本実施例の装置は図26のフローチャートに従って
処理することになる。以下、その動作を説明するが、同
処理を行うプログラムはコントロールボード102内に
設けられたROM102Bに格納されているものであ
り、CPU102Aが実行するものである。
【0143】先ず、本システムに電源が投入されると、
ステップSP1でプリンタPを初期化する。この初期化
処理には、各記録色に対する変換テーブル509,51
1および513の初期化処理も含まれる。
【0144】そして、次のステップSP2で、ホストコ
ンピュータHや操作・表示部103よりテストプリント
の指示を受けているか否かを判断し、その指示があった
と判断したらステップSP3でテストプリントを行う。
この場合、先に説明したように、各記録色ごとのセレク
タ519が2値PGコントローラからのデータを選択す
るよう指示信号を出力し、印刷処理を行うことになる。
【0145】さて、ホストコンピュータHや操作・表示
部103からの指示がない場合には、ステップSP4に
進んで、GPIBインターフェース501を介してデー
タを受信したかどうかを判断し、その受信を待つ。デー
タ受信があると、ステップSP4に進み、その受信デー
タが画像データであるか、各変換テーブル用データやパ
ラメータであるかを判断する。ちなみに、画像データで
あるか否かの判断は、受信データの先頭に位置する制御
コマンドを解釈することで行われる。特に、変換テーブ
ル用のデータやパラメータである場合、続いて送られる
データがどの記録色のどの変換テーブルのためのデータ
であるのか、あるいはどの制御に用いるパラメータであ
るのかを示す識別データが付加される。
【0146】さて、受信したデータが画像データである
と判断した場合には、ステップSP6に進んで、その画
質に基づく印刷処理を実行する。
【0147】また、変換テーブル用データ,パラメータ
であると判断した場合には、ステップSP7に進んで、
その制御コマンドを解釈してどの記録色のどの変換テー
ブルであるのか、あるいはパラメータであるのかを判断
し、ステップSP8でその判別結果に基づいて受信デー
タを対応する変換コントローラやCPUを介して変換テ
ーブルやレジスタに格納する。
【0148】なお、ホストコンピュータHや操作・表示
部103で設定した情報その他は、操作・表示部103
の表示器上に表示することもできる。図27はその表示
例を示すものである。図中の表示器103Dには布6の
印刷済みの長さ,布の全長,布の送り量等が表示されて
いるが、ホストコンピュータHや本操作・表示部の操作
ボタンを用いて設定した各種パラメータ,モード等も表
示しうるのは勿論である。図27において、103Eは
各種エラーランプである。103Aおよび103Bはそ
れぞれ停止ボタンおよび緊急停止ボタンを示し、それぞ
れ、プリント出力の連続性を保護する停止モードおよび
保護しない停止モードとの選択を可能とするのに用いる
ことができる。
【0149】(4)その他 なお、本発明は、インクジェット記録方式に限らず種々
の記録方式を採ることができるが、特にインクジェット
記録方式を適用する場合には、その中でも、インク吐出
を行わせるために利用されるエネルギとして熱エネルギ
を発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を
備え、前記熱エネルギによりインクの状態変化を生起さ
せる方式の記録ヘッド、記録装置において優れた効果を
もたらすものである。かかる方式によれば記録の高密度
化,高精細化が達成できるからである。
【0150】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0151】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0152】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0153】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0154】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0155】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0156】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0157】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基本画像の繰返し部や、画像要素の組合せ等により作成
された画像上に生じる画像の不連続性に対する修正、さ
らにはその修正内容を反映した記録を、容易かつ確実に
行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る捺染システムの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】その捺染処理手順の概要を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の一実施例に係るホストコンピュータの
構成を中心としてシステムを示すブロック図である。
【図4】基本画像の繰返しパターンの1つを採用するこ
とによって形成される画像の一例を示す説明図である。
【図5】(A)および(B)は、図2における修正処理
に含まれる基本画像の位置ずれ修正処理の一例を説明す
るための説明図である。
【図6】その処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】同じく他の例を示すフローチャートである。
【図8】(A)および(B)は、位置ずれ処理の他の例
を示す説明図である。
【図9】(A)および(B)は、その処理手順の2例を
示すフローチャートである。
【図10】(A)〜(C)は修正処理に含まれる色ずれ
修正処理の一例を説明するための説明図である。
【図11】その処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図12】修正処理に含まれるグレーエリア修正処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本実施例に適用されるプリンタの機械的な概
略構成を示す斜視図である。
【図14】同じく平面図である。
【図15】図13に示すプリンタの電気的な概略構成を
示すブロック図である。
【図16】同じくブロック図である。
【図17】図15におけるコントロールボードの内部構
成の一部をデータの流れを中心として示すブロック図で
ある。
【図18】同じくブロック図である。
【図19】同じくブロック図である。
【図20】図18に示す各メモリに対し、変換用パラメ
ータが入力されるまでの異常出力を防止するためにセッ
トするデータを説明するための説明図である。
【図21】(A)〜(E)は記録媒体に対する基本画像
の形成パターンの諸例を示す説明図である。
【図22】パラメータ記憶部およびアドレス制御部の構
成例を示すブロック図である。
【図23】本実施例のプリンタによる画像出力(タイプ
1)を出力する場合のメモリ制御部の各信号の出力タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図24】本実施例のプリンタによる画像出力(タイプ
2)を出力する場合のメモリ制御部の各信号の出力タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図25】本例のプリンタによる実際の画像出力例を示
す説明図である。
【図26】図18に示す各メモリおよび各部レジスタに
変換データおよびパラメータをセットするための処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図27】プリンタにおける操作・表示部の主要部の構
成例を示す平面図である。
【符号の説明】
S スキャナ H ホストコンピュータ 1011 CPU 1016 LAN 1018,1019 外部記憶 1023 キーボード 1024 マウス 1026 CRT P プリンタ 2a〜2d,S1〜S4 記録ヘッド 6 記録媒体(布) 16 制御回路 23 モータドライバ 24 ヘッドドライバ 102 コントロールボード 102A CPU 102B ROM 102C RAM 104 布送り機 501 GPIBインターフェース 504 フレームメモリ(FM)コントローラ 505 画像メモリ 509 パレット変換テーブルメモリ 511 HS変換テーブルメモリ 513 γ変換テーブルメモリ 515 つなぎメモリ 520 ロゴ入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−222766(JP,A) 特開 昭63−209849(JP,A) 特開 平2−81654(JP,A) 特開 平3−59177(JP,A) 特開 平2−53976(JP,A) 特表 平3−505069(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/05 B41J 2/01 B41J 21/00 G06F 3/12

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本画像を所定のパターンで繰返し記録
    可能な画像形成システムに適用される画像修正装置であ
    って、 前記繰返しにより隣接する基本画像の境界部における画
    像要素の画像データを連続させるために基本画像内の画
    像要素に対して修正を施す修正手段を具え、 該修正手段は、修正対象の画像要素を選択する選択手段
    を有する ことを特徴とする画像修正装置。
  2. 【請求項2】 2以上の基本画像を組合せて形成された
    画像を記録可能な画像形成システムに適用される画像修
    正装置であって、前記組合せ部分における基本画像の画
    像データを連続させるために前記画像要素に対して修正
    を施す修正手段を具え、 該修正手段は、1つの基本画像に対して修正を施したこ
    とに応じて、当該修正内容を組み合わせ画像における他
    の基本画像に対して反映させる手段を有する ことを特徴
    とする画像修正装置。
  3. 【請求項3】 前記修正手段は、前記画像要素間の位置
    ずれを修正する手段を有することを特徴とする請求項1
    または2に記載の画像修正装置。
  4. 【請求項4】 前記修正手段は、前記画像要素間の色調
    ずれを修正する手段を有することを特徴とする請求項1
    または2に記載の画像修正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の画
    像修正装置と、 当該修正された画像に基づいて記録を行う画像出力手段
    と、 を具えたことを特徴とする画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記画像出力手段は色調を異にする記録
    剤に対応して複数設けられた記録ヘッドを有することを
    特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、前記記録剤としてイ
    ンクを用い、該インクを吐出するインクジェット記録ヘ
    ッドであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成
    システム。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    クを吐出するために利用されるエネルギとしてインクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成システム。
  9. 【請求項9】 記録媒体として布を用いることを特徴と
    する請求項5ないし8のいずれかに記載の画像形成シス
    テム。
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