JP3181441B2 - 薄型電源装置 - Google Patents
薄型電源装置Info
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- JP3181441B2 JP3181441B2 JP19171893A JP19171893A JP3181441B2 JP 3181441 B2 JP3181441 B2 JP 3181441B2 JP 19171893 A JP19171893 A JP 19171893A JP 19171893 A JP19171893 A JP 19171893A JP 3181441 B2 JP3181441 B2 JP 3181441B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，高周波インバータで駆
動される整流回路を備える薄型電源装置に関するもので
ある。
動される整流回路を備える薄型電源装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】移動用のＯＡ機器や通信端末では本体の
寸法が小型，薄型なので，その電源は当然小型で薄型が
要求される。従来この種の薄型電源装置としては，数10
0kHzの高周波インバータで駆動されて, 整流用ダイオー
ドと平滑用のインダクタとコンデンサからなる回路が多
く用いられている。そしてこの回路の実装については，
金属基板上にそれぞれ薄い寸法の表面実装型部品を取り
付けて構成されている。この構造で出力10W で厚さ３mm
乃至５mm程度にすることができる。
寸法が小型，薄型なので，その電源は当然小型で薄型が
要求される。従来この種の薄型電源装置としては，数10
0kHzの高周波インバータで駆動されて, 整流用ダイオー
ドと平滑用のインダクタとコンデンサからなる回路が多
く用いられている。そしてこの回路の実装については，
金属基板上にそれぞれ薄い寸法の表面実装型部品を取り
付けて構成されている。この構造で出力10W で厚さ３mm
乃至５mm程度にすることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種の薄型電源装置
においては，インバータの動作周波数を上昇させると，
その周波数に反比例して変圧器や平滑用のコンデンサの
寸法は小さくなる。（インバータが非絶縁型の場合には
変圧器の代わりにチョークコイルのような磁気部品が対
応する。）しかし平滑用のコンデンサの静電容量につい
ては，一般にはリプルを低減するため，コンデンサの容
量と寸法は大きくなる。すなわち，負荷電流／電圧の比
率に比例して必要容量が要求される。したがって，薄型
電源装置の寸法制限を満たすためには平滑用のコンデン
サの寸法，特に高さ制限が重要である。本発明は，薄型
電源装置を所定の特性を維持しつつ，薄型電源装置の厚
さを従来よりも薄くすることができる薄型電源装置を提
供することを目的とするものである。
においては，インバータの動作周波数を上昇させると，
その周波数に反比例して変圧器や平滑用のコンデンサの
寸法は小さくなる。（インバータが非絶縁型の場合には
変圧器の代わりにチョークコイルのような磁気部品が対
応する。）しかし平滑用のコンデンサの静電容量につい
ては，一般にはリプルを低減するため，コンデンサの容
量と寸法は大きくなる。すなわち，負荷電流／電圧の比
率に比例して必要容量が要求される。したがって，薄型
電源装置の寸法制限を満たすためには平滑用のコンデン
サの寸法，特に高さ制限が重要である。本発明は，薄型
電源装置を所定の特性を維持しつつ，薄型電源装置の厚
さを従来よりも薄くすることができる薄型電源装置を提
供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、基板の表面に搭載された薄型磁気部品
と、整流体と、一対の出力端子と、平滑用のコンデンサ
とからなる薄型電源装置において、前記平滑用のコンデ
ンサは前記磁気部品の高さと同等、またはそれ以下の高
さの薄型コンデンサを複数並列接続したものからなり、
これら薄型コンデンサそれぞれに直列に薄型抵抗が接続
され、前記薄型コンデンサと前記薄型抵抗とを直列接続
したものそれぞれが前記基板上に離れて形成された一対
の長形ランド間に跨がって配設され、接続された薄型電
源装置を提供するものである。
決するために、基板の表面に搭載された薄型磁気部品
と、整流体と、一対の出力端子と、平滑用のコンデンサ
とからなる薄型電源装置において、前記平滑用のコンデ
ンサは前記磁気部品の高さと同等、またはそれ以下の高
さの薄型コンデンサを複数並列接続したものからなり、
これら薄型コンデンサそれぞれに直列に薄型抵抗が接続
され、前記薄型コンデンサと前記薄型抵抗とを直列接続
したものそれぞれが前記基板上に離れて形成された一対
の長形ランド間に跨がって配設され、接続された薄型電
源装置を提供するものである。
【０００５】
【０００６】
【実施例】図１は本発明に係る薄型電源装置の一実施例
を説明するための回路ブロック図であり，図２は本発明
の一実施例を示す薄型電源装置の実装図である。まず回
路構成については，図１に示すように，入力端子１，
３，から直流を受電してインバータ５で約500kHzに変換
して変圧器７の一次巻線に送られる。そして変圧器７の
２次巻線の高周波電圧はダイオード９と11とにより整流
される。そしてさらに平滑用のインダクタ13と，平滑用
のコンデンサ15,17,19,21,23との並列回路により，より
平坦な直流となって出力端子35，37との間に出力され
る。
を説明するための回路ブロック図であり，図２は本発明
の一実施例を示す薄型電源装置の実装図である。まず回
路構成については，図１に示すように，入力端子１，
３，から直流を受電してインバータ５で約500kHzに変換
して変圧器７の一次巻線に送られる。そして変圧器７の
２次巻線の高周波電圧はダイオード９と11とにより整流
される。そしてさらに平滑用のインダクタ13と，平滑用
のコンデンサ15,17,19,21,23との並列回路により，より
平坦な直流となって出力端子35，37との間に出力され
る。
【０００７】変圧器７は可撓性の基板上にパターン形成
されたシート状のコイルに，薄いフェライトコアを組み
合わせて構成される。またインダクタ13も同様に構成さ
れる。そして変圧器７によって一次・二次間は絶縁され
るが，絶縁を要しない場合には変圧器７を省いて，代わ
りにチョッパー回路としてのインダクタに置き換えるこ
ともできる。
されたシート状のコイルに，薄いフェライトコアを組み
合わせて構成される。またインダクタ13も同様に構成さ
れる。そして変圧器７によって一次・二次間は絶縁され
るが，絶縁を要しない場合には変圧器７を省いて，代わ
りにチョッパー回路としてのインダクタに置き換えるこ
ともできる。
【０００８】この薄型電源装置の実装については，図２
に示すように金属板の絶縁被覆上に形成された所定の導
電パターンをもつ金属基板２の上に全ての構成部品が表
面実装される。ただし入力端子１，３とインバータ５は
図示されていない。変圧器７の二次巻線端子の一方は長
形ランド51に接続されて，金属基板２の端部にある出力
端子37まで延長される。また変圧器７の二次巻線端子の
他方は整流用のダイオード９，11とインダクタ13とを介
して長形ランド53に接続されて，金属基板２の端部にあ
る出力端子35まで延長される。長形ランド51と53とは互
いに向かい合って平行に位置しており，これらの間に平
滑用のコンデンサ15，17，19，21，23が並列に接続され
る。これら平滑用のコンデンサ15，17，19，21，23の高
さは変圧器７の高さと同程度かそれ以下とし，これらコ
ンデンサで平滑用コンデンサとして必要な静電容量を満
足するように並列個数が定められる。
に示すように金属板の絶縁被覆上に形成された所定の導
電パターンをもつ金属基板２の上に全ての構成部品が表
面実装される。ただし入力端子１，３とインバータ５は
図示されていない。変圧器７の二次巻線端子の一方は長
形ランド51に接続されて，金属基板２の端部にある出力
端子37まで延長される。また変圧器７の二次巻線端子の
他方は整流用のダイオード９，11とインダクタ13とを介
して長形ランド53に接続されて，金属基板２の端部にあ
る出力端子35まで延長される。長形ランド51と53とは互
いに向かい合って平行に位置しており，これらの間に平
滑用のコンデンサ15，17，19，21，23が並列に接続され
る。これら平滑用のコンデンサ15，17，19，21，23の高
さは変圧器７の高さと同程度かそれ以下とし，これらコ
ンデンサで平滑用コンデンサとして必要な静電容量を満
足するように並列個数が定められる。
【０００９】次に図３は本発明に係る薄型電源装置の第
２の実施例の回路ブロック図である。図３において図１
と同じ符号の要素は，それぞれ同じ要素に対応する。こ
の実施例では，平滑用のコンデンサ15,17,19,21,23にそ
れぞれ抵抗25,27,29,31,33が直列接続されている。これ
ら抵抗25,27,29,31,33の実装については，図４に示すよ
うに各コンデンサ15,17,19,21,23と長形ランド53との間
に抵抗25,27,29,31,33が配置される。
２の実施例の回路ブロック図である。図３において図１
と同じ符号の要素は，それぞれ同じ要素に対応する。こ
の実施例では，平滑用のコンデンサ15,17,19,21,23にそ
れぞれ抵抗25,27,29,31,33が直列接続されている。これ
ら抵抗25,27,29,31,33の実装については，図４に示すよ
うに各コンデンサ15,17,19,21,23と長形ランド53との間
に抵抗25,27,29,31,33が配置される。
【００１０】抵抗25,27,29,31,33は抵抗値１Ωまたはそ
れ以下の値であって，平滑用コンデンサ15,17,19,21,23
とそれぞれ直列接続することにより，コンデンサに僅か
に損失分を含ませて，電源装置のフィードバック系の乱
調を抑制する作用をさせる。表面実装用の薄型の抵抗器
としては，１Ω程度が下限であるが，平滑用コンデンサ
を並列構成し，分割してそれぞれに抵抗を接続すること
により，等価的直列抵抗の値を，上記目的のための定数
として適当な値に定めることができる。また抵抗を分割
して実装するので，発生熱を分散させて温度上昇を抑制
することができる。
れ以下の値であって，平滑用コンデンサ15,17,19,21,23
とそれぞれ直列接続することにより，コンデンサに僅か
に損失分を含ませて，電源装置のフィードバック系の乱
調を抑制する作用をさせる。表面実装用の薄型の抵抗器
としては，１Ω程度が下限であるが，平滑用コンデンサ
を並列構成し，分割してそれぞれに抵抗を接続すること
により，等価的直列抵抗の値を，上記目的のための定数
として適当な値に定めることができる。また抵抗を分割
して実装するので，発生熱を分散させて温度上昇を抑制
することができる。
【００１１】
【発明の効果】本発明は以上述べたように磁気部品の高
さと同程度またはそれ以下の高さの複数の薄型コンデン
サを基板上の一対の長形ランド間に跨がって並列に配設
して平滑用コンデンサとしたので，所定の特性を維持し
つつ，電源装置の厚さを従来よりも薄くすることがで
き，また平滑用のコンデンサが複数に分割されており，
表面積が大きくなり，したがって放熱が良好になる。
さと同程度またはそれ以下の高さの複数の薄型コンデン
サを基板上の一対の長形ランド間に跨がって並列に配設
して平滑用コンデンサとしたので，所定の特性を維持し
つつ，電源装置の厚さを従来よりも薄くすることがで
き，また平滑用のコンデンサが複数に分割されており，
表面積が大きくなり，したがって放熱が良好になる。
【図１】本発明に係る薄型電源装置の一実施例の回路ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】本発明に係る薄型電源装置の一実施例の実装図
である。
である。
【図３】本発明に係る薄型電源装置の第２の実施例の回
路ブロック図である。
路ブロック図である。
【図４】本発明に係る薄型電源装置の第２の実施例の実
装図である。
装図である。
１…入力端子 ２…金属基板 ３…入力端子 ５…インバータ ７…変圧器 ９…ダイオード 11…ダイオード 13…インダクタ 15，17，19，21，23…コンデンサ 25，27，29，31，33…抵抗 35，37…出力端子 51 53…長形ランド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02M 1/14 H02M 7/00 - 7/40
Claims (1)
- 【請求項１】 基板の表面に搭載された薄型磁気部品
と、整流体と、一対の出力端子と、平滑用のコンデンサ
とからなる薄型電源装置において、 前記平滑用のコンデンサは前記磁気部品の高さと同等、
またはそれ以下の高さの薄型コンデンサを複数並列接続
したものからなり、これら薄型コンデンサそれぞれに直
列に薄型抵抗が接続され、前記薄型コンデンサと前記薄
型抵抗とを直列接続したものそれぞれが前記基板上に離
れて形成された一対の長形ランド間に跨がって配設さ
れ、接続されたことを特徴とする薄型電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19171893A JP3181441B2 (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 薄型電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19171893A JP3181441B2 (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 薄型電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731147A JPH0731147A (ja) | 1995-01-31 |
| JP3181441B2 true JP3181441B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=16279330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19171893A Expired - Fee Related JP3181441B2 (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 薄型電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3181441B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6440750B1 (en) | 1997-06-10 | 2002-08-27 | Agere Systems Guardian Corporation | Method of making integrated circuit having a micromagnetic device |
| US6255714B1 (en) * | 1999-06-22 | 2001-07-03 | Agere Systems Guardian Corporation | Integrated circuit having a micromagnetic device including a ferromagnetic core and method of manufacture therefor |
-
1993
- 1993-07-05 JP JP19171893A patent/JP3181441B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0731147A (ja) | 1995-01-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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