JP3181294U - 折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる大きさの様々な物品を同一の緩衝部材及び同一の収納容器により対応し、その収納手段は板体を折り曲げるだけの簡単な操作により折り曲げた状態を保持できるようにしたもので、収納作業や取り出し作業を容易にした緩衝部材を提供する。
【解決手段】折曲板体と該折曲板体上の可撓性フィルム間に生じる間隙に物品を保持する緩衝部材において、折曲板体の物品を保持する部分の中央片部10周囲に上下及び左右に折り曲げ部を設けて小寸法の立ち上げ片を形成し、該中央片部10の四隅外方となる該小寸法の立ち上げ片部に左右及び左右の上下側切欠部を設けることにより小寸法の立ち上げ片部の端部側が該切欠部の内側に入り込むように形成し、外方の折り曲げ部に連続形成した外方上片部、外方下片部は該中央片部10の裏側に、左立ち上げ片部、右立ち上げ片部は該中央片部10に対して垂直方向へ折り曲げることを可能とした。
【選択図】図3

Description

本考案は、物品収納体となる収納容器に様々な大きさの衝撃に弱い物品を収納する際に使用する緩衝用物品保持手段となる折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材に関する。
壊れ易い様々な大きさの物品や精密機器類等の衝撃に弱い物品を収納容器により運搬或いは保管する際 、外部からの衝撃が当該物品に直接伝わらないようにするために各種の衝撃緩衝手段が考えられているが、その内の最も有効な手段として可撓性フィルムを利用するものがある。
上記可撓性フィルムを利用する手段は、図5(a)に示すように、段ボール紙や他の材料からなる保持体としての枠体Aと該枠体A間に保持された上下の該可撓性フィルムBとで形成された緩衝部材間に物品Cを挟持し、或いは図5(b)に示すように、可撓性フィルムDを弾力性のある保持体としての板体E上にその左右端部Fのみを固定し、該可撓性フィルムDと板体E間の物品Cを該可撓性フィルムDにより該板体E側に押し付け支持することにより、外部からの衝撃を該可撓性フィルムD或いは弾力性を有する保持体としての板体Eにより吸収し、大きな衝撃が該物品Cに直接伝わることを防止している技術がある。
また、図5(c)に示すように、板体Eの左右に折り曲げ片Gを突出させて設け、該折り曲げ片Gに端部が固定された可撓性フィルムHにより物品Cを支持し、その該折り曲げ片Gを物品C側に折り曲げることにより他の物品収納体となる収納容器Iへの収納案内手段及び取り出しのための取り出し手段とするタイプの緩衝部材がある。
特開2007−290741号公報 特開平11−208726号公報
上記図5(a)、(b)の板体A又は板体Eと可撓性フィルムB、Dとの組み合わせよりなる緩衝部材は、物品Cを衝撃から守るには適しているが、運搬する場合には、該緩衝部材を別途収納容器へ収納する等により行うことになり、その際、該収納容器からの衝撃を避けるためには他の衝撃緩和手段を考えなければならなかった。また、該収納容器への収納や取り出しにも工夫が要るものであった。
他方、図5(c)のように、板体を折り曲げて折り曲げ片Gを設け、その折り曲げ片Gを収納容器Iへの収納案内手段及び取り出しのための取り出し手段とすることができるが、該収納容器Iへの収納時に強制的に該板体Eを折り曲げなければならず、また、取り出した後は該折り曲げ片Gが元の平面状態となる板体へ戻る動きが生じていた。
従って、収納時には物品Cを可撓性フィルムHにより板体E側へ押圧した状態で、該板体Eの折り曲げ片Gの折り曲げ状態を維持しながら収納作業を行わなくてはならず、また、取り出した後の板体の折り曲げ部の元へ戻る現象により緩衝部材に反発力が作用し、取り扱いづらかった。
本考案は、上記欠点を解決したもので、異なる大きさの様々な物品を同一の緩衝部材及び同一の収納容器により対応できるようにし、その収納手段は板体を単に折り曲げるだけの簡単な操作により折り曲げた状態を維持して対応できるようにしたので、収納作業や取り出し作業を簡便に行うことのできる緩衝部材を提供するものである。
本考案は、折曲板体と該折曲板体上の可撓性フィルム間に生じる間隙に物品を保持する緩衝部材において、折曲板体の物品を保持する部分の中央片部周囲に上下及び左右に折り曲げ部を設けて小寸法の立ち上げ片を形成し、該中央片部の四隅外方となる該小寸法の立ち上げ片部に左右及び左右の上下側切欠部を設けることにより小寸法の立ち上げ片部の端部側が該切欠部の内側に入り込むように形成し、外方の折り曲げ部に連続形成した外方上片部、外方下片部は該中央片部の裏側に、左立ち上げ片部、右立ち上げ片部は該中央片部に対して垂直方向へ折り曲げることを可能とした折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
また、上記切欠部は、上下及び左右折り曲げ部の内側折り曲げ部端部を底辺とし、外側折り曲げ部側を頂点とした三角形状に切欠してなる折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
更に、上記中央片部並びに小寸法の立ち上げ片部及び外方上片部、外方下片部により弾力性を有する物品緩衝支持のための部材及び空間を形成してなる折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
また、上記左立ち上げ片部及び右立ち上げ片部を移動、収納、取り出し等のための把持部としてなる折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
更に、上記左上下小寸法の立ち上げ片部及び右上下小寸法の立ち上げ片部の折り曲げ部での折り曲げにより側方側からの物品への衝撃緩和のための空間を形成してなる折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
また、上記折曲板体は、段ボール紙等の弾力性のある材料とした折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
物品を収納した後、可撓性フィルムを引張させる方向に折曲板体を折り曲げ組み立てを行うことになるので、該物品は、該可撓性フィルムにより折曲板体側へ強く押圧され、強固に保持されることになる。
折り曲げ組み立てされた緩衝部材は、その折り曲げた状態をそのまま自立保持することが可能となるので、該緩衝部材を別途収納容器に入れ易くなった。
また、収納容器から取り出す場合においても、折り曲げた状態を保持したまま作業をすることができるので、該緩衝部材を組み立てる前の平板状態へ戻ろうとする力が作用することがなく、安全な状態で別途収納容器からの緩衝部材の取り出し作業及び該緩衝部材からの物品の取り出し作業を行うことが可能となった。
本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材の展開平面図。 本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材の折曲板体の一部を裏側へ折り曲げた平面図。 (a)本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を折り曲げ完成させた平面図、(b)同側面図、(c)同斜視図。 (a)本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせて該折曲板体を折り曲げた緩衝部材を別途収納容器に収めた状態を示す平面図、(b)同側断面図。 (a)枠体と可撓性フィルムとを組み合わせた従来の緩衝部材の側断面図、(b)板体と可撓性フィルムとを組み合わせ従来の他の実施例の緩衝部材の側断面図、(c)可撓性フィルムを利用した従来の緩衝部材を収納容器に収めた状態を示す側断面図。
以下、図面を参考に本考案の実施例を説明する。
図1は、本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材1を構成する保持体としての折曲板体2及びその中央部に敷設された可撓性フィルム3との展開平面図を示している。該折曲板体2は、段ボール紙や他の材料からなり、収納の対象となる物品W1に揺れが生じても破損しないような弾力が得られるものを採用する。
該折曲板体2の表面上には、該可撓性フィルム3が該折曲板体2の中央部に敷設され、その上下の両端部4a、4bのみが該折曲板体2に固定され、その間を非固定部分としている。該折曲板体2と可撓性フィルム3とにより緩衝部材1を構成し、該折曲板体2と可撓性フィルム3との間に適宜大きさの物品W1を横方向より収納することになる。
該緩衝部材1は、該折曲板体2と可撓性フィルム3との間に物品W1を収納し、図2に示すように、該折曲板体2の上下に設けられた上片部及び下片部を折れ曲がり部に沿って裏面側へ折曲することにより該可撓性フィルム3に引張力を付与し、該物品W1を折曲板体2側へ押し付け、強固に固定して別体の収納容器5に収納することになる。
本実施例1に示す折曲板体2は、平板上の物品W1を保持する箇所の上下の横方向及び左右の縦方向に各々所定間隔を有した平行な折り曲げ部を設けている。図1に示すように、物品W1を保持する箇所の折曲板体2の上方部に上横折り曲げ部6a、6b、下方部に下横折り曲げ部7a、7bを各々設け、他方、左右の縦方向には左側折り曲げ部8a、8b及び右側折り曲げ部9a、9bを各々設け、上記上下の横折り曲げ部6a、7a間及び上記左右側折り曲げ部8a、9a間の折曲板体2の表面側を物品W1の載置スペースとなる中央片部10としている。
上横折り曲げ部6a、6b間の上片部側は底側立ち上げ片部11として形成され、該上横折り曲げ部6aで裏側へ90度折り曲げ、該上横折り曲げ部6bで更に中央片部10の裏側へ90度折り曲げることで、折り曲げ後において該底側立ち上げ片部11は略垂直状の立ち上がり部として形成され、該底側立ち上げ片部11に連結する外方上片部12は該中央片部10の裏側へ該中央片部10と該底側立ち上げ片部11の幅寸法(組み立て後の高さ)間隔を隔てて平行の位置に折り曲げ組み立てられることになる。
他方、下横折り曲げ部7a、7b間の下片部側も底側立ち上げ片部13として形成され、該下横折り曲げ部7aで裏側へ90度折り曲げ、該下横折り曲げ部7bで更に中央片部10の裏側へ90度折り曲げることで、折り曲げ後において該底側立ち上げ片部13は略垂直状の立ち上がり部として形成され、該底側立ち上げ片部13に連結する外方下片部14は該中央片部10の裏側へ該中央片部10と該底側立ち上げ片部13の幅寸法間隔を隔てて平行の位置に折り曲げ組み立てられることになる。
該上横折り曲げ部6a、6bは、左右方向へ延設され、各々左上横折り曲げ部6c、6d及び右上横折り曲げ部6e、6fを形成し、該左上横折り曲げ部6c、6d間は左上側立ち上げ片部15として形成され、該左上側立ち上げ片部15に連続してその外方に該左上側立ち上げ片部15の幅寸法間隔を隔てて左上外側立ち上げ片部16を形成している。
該左上横折り曲げ部6cで裏側へ90度折り曲げ、該左上横折り曲げ部6dで更に90度裏側へ折り曲げることになる。この折り曲げは、図2に示すように、上横折り曲げ部6a、6bの折り曲げと同時に行うことになる。
他方、該右上横折り曲げ部6e、6f間は右上側立ち上げ片部17として形成され、該右上側立ち上げ片部17に連続してその外方に該右上側立ち上げ片部17の幅寸法間隔を隔てて右上外側立ち上げ片部18が形成されている。
該右上横折り曲げ部6eで裏側へ90度折り曲げ、該右上横折り曲げ部6fで更に90度裏側へ折り曲げることになる。この折り曲げは、上記同様、上横折り曲げ部6a、6bの折り曲げと同時に行うことになる。
該下横折り曲げ部7a、7bは、左右方向へ延設され、各々左下横折り曲げ部7c、7d及び右下横折り曲げ部7e、7fを形成し、該左下横折り曲げ部7c、7d間は左下側立ち上げ片部19として形成され、該左下側立ち上げ片部19に連続してその外方に該左下側立ち上げ片部19の幅寸法間隔を隔てて左下外側立ち上げ片部20を形成している。
該左下横折り曲げ部7cで裏側へ90度折り曲げ、該左下横折り曲げ部7dで更に90度裏側へ折り曲げることになる。この折り曲げは、下横折り曲げ部7a、7bの折り曲げと同時に行うことになる。
他方、該右下横折り曲げ部7e、7f間は右下側立ち上げ片部21として形成され、該右下側立ち上げ片部21に連続してその外方に該右下側立ち上げ片部21の幅寸法間隔を隔てて右下外側立ち上げ片部22が形成されている。
該右下横折り曲げ部7eで裏側へ90度折り曲げ、該右下横折り曲げ部7fで更に90度裏側へ折り曲げることになる。この折り曲げは、上記同様、下横折り曲げ部7a、7bの折り曲げと同時に行うことになる。
上記各々の折り曲げ部での折り曲げにより、図2に示すような折曲板体2と可撓性フィルム3との間に収納した物品W1を強く保持するために該可撓性フィルム3に張力を付与した状態とすることができる。
該左側折り曲げ部8a、8b間は左底側立ち上げ片部23として形成され、該左底側立ち上げ片部23に連続してその外方に左上内側立ち上げ片部24を形成している。
図2に示した状態から、該左側折り曲げ部8aで裏側へ90度折り曲げ、該左底側立ち上げ片部23を底側の立ち上げ部とし、その外側の左側折り曲げ部8bで折り返して左上内側立ち上げ片部24を90度上方へ立ち上げることにより、図3に示した状態とすることができる。
他方、該右側折り曲げ部9a、9b間は右底側立ち上げ片部25として形成され、該右底側立ち上げ片部25に連続してその外方に右上内側立ち上げ片部26を形成している。
上記同様、図2に示した状態から、該右側折り曲げ部9aで裏側へ90度折り曲げ、該右底側立ち上げ片部25を底側の立ち上げ部とし、その外側の右側折り曲げ部9bで折り返して右上内側立ち上げ片部26を90度上方へ立ち上げることにより、図3に示した状態とすることができる。
底側立ち上げ片部11に連続する左上側立ち上げ片部15及び右上側立ち上げ片部17間には中央片部10の隅部での折り曲げを可能とするために各々三角形状の切欠部27、28を設けている。
該切欠部27、28は、各々左底側立ち上げ片部23及び右底側立ち上げ片部25の端部を底辺とし、左上外側立ち上げ片部16及び右上外側立ち上げ片部18側を頂点とした三角形状のものとしている。折り曲げ時に、図3に示すように、左上側立ち上げ片部15、左底側立ち上げ片部23及び右上側立ち上げ片部17、右底側立ち上げ片部25の端部側が各々底側立ち上げ片部11の内側に入り込んで収まるようにしている。
他方、底側立ち上げ片部13に連続する左下側立ち上げ片部19及び右下側立ち上げ片部21間にも中央片部10の隅部での折り曲げを可能とするために各々三角形状の切欠部29、30を設けている。
該切欠部29、30は、各々左底側立ち上げ片部23及び右底側立ち上げ片部25の端部を底辺とし、左下外側立ち上げ片部20及び右下外側立ち上げ片部22側を頂点とした三角形状のものとしている。折り曲げ時に、左下側立ち上げ片部19、左底側立ち上げ片部23及び右下側立ち上げ片部21、右底側立ち上げ片部25の端部側が各々底側立ち上げ片部13の内側に入り込んで収まるようにしている。
上記折り曲げにより、左右の立ち上げ片部は立ち上がった状態を保持することができ、開放する方向へ別途力を作用させない限り該左右の立ち上げ片部が平面状態に戻ることはない。
図3は、図2の状態のものを左側折り曲げ部8a、8b及び右側折り曲げ部9a、9bで折り曲げたもので、(a)は平面図、(b)は側面図及び(c)は斜視図を各々示している。
物品W1を可撓性フィルム3と中央片部10との間へ側方から挿入し、各片部を折り曲げて図3の状態に折曲したものを図4に示す別途収納容器5に挿入配置することになる。その際、左上内側立ち上げ片部24及び右上内側立ち上げ片部26は、上方へ延出し、且つ左上外側立ち上げ片部16及び左下外側立ち上げ片部20との間並びに右上外側立ち上げ片部18及び右下外側立ち上げ片部22との間は、左上側立ち上げ片部15、右上側立ち上げ片部17及び左下側立ち上げ片部19、右下側立ち上げ片部21の幅寸法に相当する所定間隔を有しているので、該左上内側立ち上げ片部24及び右上内側立ち上げ片部26を把持して該収納容器5の内側壁に作業者の指等が接触することなく容易に収納することが可能となる。
また、収納後にあっては、底側立ち上げ片部11、13、左底側立ち上げ片部23、右底側立ち上げ片部25により物品W1を載置固定している中央片部10は、収納容器5の底部より立ち上がった箇所に位置していることになり、収納容器5に衝撃が加わっても物品W1にはその衝撃が直接伝わることなく緩和させることが可能となる。
更に、左上内側立ち上げ片部24と左上外側立ち上げ片部16、左下外側立ち上げ片部20並びに右上内側立ち上げ片部26と右上外側立ち上げ片部18、右下外側立ち上げ片部22間に所定寸法の間隔を有した空間が形成されることになり、収納容器5に側方からの衝撃が加わっても物品W1にはその衝撃が直接伝わることなく緩和させることが可能となる。
また、該中央片部10の大きさを該収納容器5の内側寸法とほぼ同一状態となるように形成しておくことにより、該底側立ち上げ片部11、13及び左上外側立ち上げ片部16、右上外側立ち上げ片部18、左下外側立ち上げ片部20、右下外側立ち上げ片部22は折り曲げ前の戻る方向へ力が作用することになるので、それらが該収納容器5の内壁に強く密着することになり、該収納容器5が反転等しても収納した状態を保持することができる。
該緩衝部材1は、左右の立ち上げ片部を立ち上げた状態が自立維持されて収納容器5に収納することができるが、同様に、該緩衝部材1を取り出した場合も、図3に示した状態を維持することができる。従って、取り出し時における立ち上げ片部の平面状態方向への戻る作用による衝撃がなく、各片部を元に戻す別途作業により安全且つ容易に緩衝部材1から物品W1を取り出すことができる。
物品W1を取り出した緩衝部材1は、反復使用できることは言うまでもない。
なお、上記実施例において上下及び左右等と記載しているが、実施例を説明する上で便宜上使用したものであり、位置関係によっては左右が上下となったり、上下が左右となるものであり、この言葉に拘束されるものではない。
1 緩衝部材
2 板体
3 可撓性フィルム
4a、4b 両端部
5 収納容器
6a、6b 上横折り曲げ部
6c、6d 左上横折り曲げ部
6e、6f 右上横折り曲げ部
7a、7b 下横折り曲げ部
7c、7d 左下横折り曲げ部
7e、7f 右下横折り曲げ部
8a、8b 左側折り曲げ部
9a、9b 右側折り曲げ部
10 中央片部
11 底側立ち上げ片部
12 外方上片部
13 底側立ち上げ片部
14 外方下片部
15 左上側立ち上げ片部
16 左上外側立ち上げ片部
17 右上側立ち上げ片部
18 右上外側立ち上げ片部
19 左下側立ち上げ片部
20 左下外側立ち上げ片部
21 右下側立ち上げ片部
22 右下外側立ち上げ片部
23 左底側立ち上げ片部
24 左上内側立ち上げ片部
25 右底側立ち上げ片部
26 右上内側立ち上げ片部
27、28、29、30 切欠部

Claims (6)

  1. 折曲板体と該折曲板体上の可撓性フィルム間に生じる間隙に物品を保持する緩衝部材において、折曲板体の物品を保持する部分の中央片部周囲に上下及び左右に折り曲げ部を設けて小寸法の立ち上げ片を形成し、該中央片部の四隅外方となる該小寸法の立ち上げ片部に左右及び左右の上下側切欠部を設けることにより小寸法の立ち上げ片部の端部側が該切欠部の内側に入り込むように形成し、外方の折り曲げ部に連続形成した外方上片部、外方下片部は該中央片部の裏側に、左立ち上げ片部、右立ち上げ片部は該中央片部に対して垂直方向へ折り曲げることを可能とした折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
  2. 切欠部は、上下及び左右折り曲げ部の内側折り曲げ部端部を底辺とし、外側折り曲げ部側を頂点とした三角形状に切欠してなることを特徴とする請求項1記載の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
  3. 中央片部並びに小寸法の立ち上げ片部及び外方上片部、外方下片部により弾力性を有する物品緩衝支持のための部材及び空間を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
  4. 左立ち上げ片部及び右立ち上げ片部を移動、収納、取り出し等のための把持部としてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
  5. 左上下小寸法の立ち上げ片部及び右上下小寸法の立ち上げ片部の折り曲げ部での折り曲げにより側方側からの物品への衝撃緩和のための空間を形成してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
  6. 折曲板体は、段ボール紙等の弾力性のある材料としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020001735A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 ジャパン・プラス株式会社 物品保持部材及び物品収納箱

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