JP3181278U - ドロス回収用スプーン - Google Patents

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貴弘 福本
忍 小向
亮 中沖
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伸一 竹内
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Abstract

【課題】ドロスの汲み上げ作業時にドロス回収用スプーンからドロスが逃げにくく、汲み上げたドロスをドロスパンに落下させる際にはドロスが飛び散りにくいドロス回収用スプーンを提供すること。
【解決手段】底面及び側面に多数の開口5が形成され、略V形の角隅部12を有する。
【選択図】図3

Description

本考案は、ドロス回収用スプーンに関するものである。
亜鉛めっき鋼板の製造に用いられる溶融亜鉛めっき浴の表面には、浮遊ドロスが発生する。これはめっき付着量を制御するワイピング部において溶融亜鉛が空気と接触して生成されるものであり、そのまま放置すると液面に凝固・堆積し鋼板に付着して押し疵を誘発するため、定期的に排除する必要がある。このため従来は作業員がスプーン状の器具により浮遊ドロスを除去していた(特許文献1)。
従来、ドロス回収用スプーンは、図5、6に示すように、すり鉢形状を有しているため、ドロスの汲み上げ時にスプーン上端のアール部からドロスが逃げやすく作業効率が悪いという問題や、汲み上げたドロスをドロスパンに落下させる際、ドロスが飛び散りスプラッシュを発生しやすいという問題があった。
特開2006−111944号公報
本考案の目的は前記の問題を解決し、ドロスの汲み上げ作業時にドロス回収用スプーンからドロスが逃げにくく、汲み上げたドロスをドロスパンに落下させる際にはドロスが飛び散りにくいドロス回収用スプーンを提供することである。
上記課題を解決するためになされた本考案のドロス回収用スプーンは、底面及び側面に多数の開口を備え、略V形の角隅部を有することを特徴とするものである。
請求項2記載の考案は、請求項1記載のドロス回収用スプーンにおいて、5角形のホームベース型としたことを特徴とするものである。
本考案に係るドロス回収用スプーンは、底面及び側面に多数の開口を備え、略V形の角隅部を有するため、ドロスの汲み上げ作業時には、略V形の角隅部を先端として汲み上げ作業を行うことができ、汲み上げたドロスをドロスパンに落下させる際には、略V形の角隅部からドロスを落下させることができ、前記の問題(ドロスの汲み上げ時にスプーン上端のアール部からドロスが逃げやすく作業効率が悪いという問題や、汲み上げたドロスをドロスパンに落下させる際、ドロスが飛び散りスプラッシュを発生しやすいという問題)を回避することができる。
本考案のドロス回収用スプーンを用いた亜鉛回収装置の概念図である。 本考案のドロス回収用スプーンの上面図である。 本考案のドロス回収用スプーンの側面図である。 浮遊ドロスのすくい取りパターンを説明する平面図である。 従来のドロス回収用スプーンの上面図である。 従来のドロス回収用スプーンの側面図である。
以下に本考案の好ましい実施形態を示す。
図1は、本考案のドロス回収用スプーンを用いた亜鉛回収装置の概念図であり、1は亜鉛めっき鋼板の製造に用いられる溶融亜鉛めっき浴、2はその近傍に設置されたドロス汲みロボットである。ドロス汲みロボット2のアーム3の先端にはドロス回収用スプーン4が取り付けられており、液面の浮遊ドロスをすくい取る。
ドロス回収用スプーン4は図2、図3に示すように、上部が開いたホームベース型の金属容器であり、その底面及び側面には多数の開口5が形成されている。この実施形態では底面はホームベース型であるが、平面視した際に略V形の角隅部12を有する他の多角形としてもよい。ドロス回収用スプーン4の側面と底面との間の角度θは、60°〜80°とすることが好ましい。この角度が80°を越えると容積が小さくなるため汲み出し回数が増加し、且つ残渣ドロスが付着しやすくなる。又、この角度を60°よりも小さくすると押圧の力がドロスに充分伝わらず回収率が低くなるからである。最も好ましい範囲は65°〜75°である。
このように、略V形の角隅部12を有することにより、ドロスの汲み上げ作業時には、略V形の角隅部12を先端として汲み上げ作業を行うことができ、汲み上げたドロスをドロスパンに落下させる際には、略V形の角隅部12からドロスを落下させることができ、ドロスの汲み上げ時にスプーン上端のアール部からドロスが逃げやすく作業効率が悪いという問題や、汲み上げたドロスをドロスパンに落下させる際、ドロスが飛び散りスプラッシュを発生しやすいという問題を回避することができる。
ドロス回収用スプーン4の底面から上部までの高さは、従来のドロス回収用スプーンよりも浅く、100〜120mmとすることが好ましい。このように、従来のドロス回収用スプーンよりも浅くすることにより、汲み上げ作業時に余分な純亜鉛まで汲み上げてしまう現象を効果的に回避することができる。
ドロス回収用スプーン4の上部開口面積は、従来のドロス回収用スプーンよりも広く確保している。このように、従来のドロス回収用スプーンよりも上部開口面積を広く確保することにより、1回の汲み上げ作業での汲み上げ量が増加し、作業効率を高めることができる。
なおドロス回収用スプーン4の表面にはセラミックコーティングを施して濡れ性を抑制し、ドロスの付着防止を図ることが好ましい。ドロス汲みロボット2はプログラムに従ってアーム3を動かして溶融亜鉛めっき浴1の表面の浮遊ドロスを一箇所にかき集め、すくい取る。
溶融亜鉛めっき浴1の上方には、押圧手段6が設置されている。この押圧手段6はシリンダ7により昇降されるアーム8の下端に金型9を支持させたものである。この金型9はドロス回収用スプーン4の内面形状に対応する形状のものである。その材質は例えばSSであるが亜鉛よりも融点の高い金属であればその他の材質とすることもできる。
ドロス汲みロボット2は浮遊ドロスをすくい取ったのち、押圧手段6の直下の液面上にドロス回収用スプーン4を静止させる。押圧手段6が金型9をドロス回収用スプーン4の内部に向かって降下させるか、ドロス汲みロボット2がドロス回収用スプーン4を金型9に向かって上昇させることにより、ドロス中から溶融亜鉛をしぼり出すようになっている。このとき金型9の表面にドロスが付着することを防止するために、金型9の表面にもセラミックコーティングを施しておくことが好ましい。また金型9にヒーター10を内蔵させておき、亜鉛の融点(420℃)以上に金型9を加熱することが好ましい。
上記した本考案の装置の動作をまとめると次のとおりである。
まずドロス汲みロボット2がドロス回収用スプーン4を浴中に30秒程度浸漬し、付着しているドロスを溶解する。次にドロス汲みロボット2が予めプログラムされた通りアーム3を動かし、浮遊ドロスを一ヶ所にかき集めたうえ、ドロス回収用スプーン4によりすくい取る。このときの動作パターンの一例を図4に示す。このようにして浮遊ドロスをすくい取った後、ドロス汲みロボット2はドロス回収用スプーン4を上下左右に揺り動かして溶融亜鉛を開口5から流下させる。次にドロス汲みロボット2は押圧手段6の直下の液面上にドロス回収用スプーン4を静止させ、押圧手段6が金型9をドロス回収用スプーン4の内部に向かって降下させるか、ドロス回収用スプーン4を上昇させることにより、ドロス回収用スプーン4内のドロス中から溶融亜鉛をしぼり出す。このとき搾り出された亜鉛は浴中に戻る。その後、図1に示すようにドロス汲みロボット2がドロス回収用スプーン4を反転させ、残渣ドロスをドロスバケット11に排出する。
1 溶融亜鉛めっき浴
2 ドロス汲みロボット
3 アーム
4 ドロス回収用スプーン
5 開口
6 押圧手段
7 シリンダ
8 アーム
9 金型
10 ヒーター
11 ドロスバケット
12 略V形の角隅部

Claims (2)

  1. 底面及び側面に多数の開口が形成され、略V形の角隅部を有することを特徴とするドロス回収用スプーン。
  2. 5角形のホームベース型としたことを特徴とする請求項1記載のドロス回収用スプーン。
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