JP3181246U - 圧力管のジョイント構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】気密性、耐久性および強度が高い圧力管のジョイント構造を提供することにある。
【解決手段】本体30および差込部40を含む。本体30は、内部にピストン32および位置決めリング31を設けている。本体30は、めねじ301を設けている。位置決めリング31は、おねじ310を設け、外部にナット36を嵌設している。位置決めリング31は、おねじ310が本体30のめねじ301と螺合する。ピストン32は、位置決めリング31内に挿入される嵌合部33を設けている。嵌合部33は、溝34およびパッキング35を設けている。差込部40は、外周におねじ41を設け、本体30のナット36と螺合する。また、差込部40は、嵌合部42およびパッキング43を設けている。差込部40が本体30に挿入され、連結されると、差込部40の嵌合部42が本体30のピストン32を押し付け、閉鎖されていた状態が開放状態となる。
【選択図】図3

Description

本考案は、圧力管のジョイント構造に関し、特に、気密性、耐久性および強度が高い圧力管のジョイント構造に関する。
図1および図2を参照する。図1は、従来の圧力管のジョイント構造を示す分解断面図である。図2は、従来の圧力管のジョイント構造を示す断面図である。図1および図2に示すように、従来の圧力管のジョイント構造は、本体10および差込部20を含む。本体10は、内部に凸縁11を設け、ピストン12および内部スプリング13を装着している。本体10は、出口に嵌合ボール14、カバ15および外部スプリング16を設けている。差込部20は、外周に環状溝21を設け、内部にピストン22および内部スプリング23を設けている。不使用時は、差込部20および本体10が分離しているが、本体10内で内部スプリング13の弾力がピストン12を凸縁11に押し付け、気密効果が生んでいる(図1参照)。使用時において、差込部20が本体10内に挿入され、嵌合ボール14が差込部20の環状溝21内に嵌合連接して一体となる。差込部20のピストン22および本体10ピストンの12が相互に押し合い、連通した状態となり、圧力が本体10から差込部20に繋がる。以上のような構造には、以下の三つの短所があった。
本体10のピストン12は、内部スプリング13を設けなければならないが、スプリングには疲労という問題があり、耐久性が乏しく、弾力が不足した場合、気密が不良となる。
差込部20および本体10の連結は、嵌合ボール14、外部スプリング16およびカバ15の嵌合に頼るもので、強度不足のため、誤ってカバ15に触れると外れてしまうおそれがあった。
複数のボールを有する嵌合ボール14を装着すると、構造が複雑になり、コストが高くなってしまった。また、嵌合ボール14の嵌合強度が不足していた。
特開2010−65386号公報
本考案の目的は、気密性、耐久性および強度が高い圧力管のジョイント構造を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案は、圧力管のジョイント構造を提供する。本考案の圧力管のジョイント構造は、本体および差込部を含む。本体は、内部にピストンおよび位置決めリングを設けている。本体は、めねじを設けている。位置決めリングは、おねじを設け、外部にナットを嵌設している。位置決めリングは、おねじが本体のめねじと螺合する。ピストンは、位置決めリング内に挿入される嵌合部を設けている。嵌合部は、溝およびパッキングを設けている。差込部は、外周におねじを設け、本体のナットと螺合する。また、差込部は、嵌合部およびパッキングを設けている。差込部が本体に挿入され、連結されると、差込部の嵌合部が本体のピストンを押し付け、閉鎖されていた状態が開放状態となる。
本考案の圧力管のジョイント構造は、スプリングを用いなくても気密効果が得られるため、スプリングの疲労による気密性不良や故障などといった問題を解決することができ、耐久性に優れている。嵌合ボールおよび外部スプリングを設けて差込部を嵌合する必要がないため、構造が簡略で製造コストを削減することができる。位置決めリングのおねじおよび本体のめねじが相互に螺着して一体となるため、組み立てが容易であり、分解して行なうメンテナンスも手間がかからない。
従来の圧力管のジョイント構造を示す分解断面図である。 従来の圧力管のジョイント構造を示す断面図である。 本考案の一実施形態による圧力管のジョイント構造を示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態による圧力管のジョイント構造を示す分解断面図である。 本考案の一実施形態による圧力管のジョイント構造を示す断面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図3〜5を参照する。図3は、本考案の一実施形態による圧力管のジョイント構造を示す分解斜視図である。図4は、本考案の一実施形態による圧力管のジョイント構造を示す分解断面図である。図5は、本考案の一実施形態による圧力管のジョイント構造を示す断面図である。図3〜5に示すように、本考案の圧力管のジョイント構造は、本体30および差込部40を含む。本体30は、内部にピストン32および位置決めリング31を設けている。本体30は、めねじ301を設けている。位置決めリング31は、おねじ310を設け、外部にナット36を嵌設している。位置決めリング31は、おねじ310が本体30のめねじ301と螺合する。ピストン32は、位置決めリング31内に挿入される嵌合部33を設けている。嵌合部33は、溝34およびパッキング35を設けている。差込部40は、外周におねじ41を設け、本体30のナット36と螺合する。また、差込部40は、嵌合部42およびパッキング43を設けている。差込部40が本体30に挿入され、連結されると、差込部40の嵌合部42が本体30のピストン32を押し付け、閉鎖されていた状態が開放状態となる。
図4を参照する。図4に示すように、不使用時において、差込部40および本体30は、分離しているが、本体30が連接している圧力源がピストン32を前進させ、位置決めリング31に押し付けられている状態で気密効果が得られる。図5を参照する。図5に示すように、差込部40が本体30内に挿入され、差込部40の嵌合部42が本体30のピストン32の嵌合部33を押し付け、ピストン32が後退し、開放された状態となる。つまり、本体30に連接した圧力が嵌合部33の溝34を介して差込部40に繋がって提供される。また、差込部40は、おねじ41が本体30のナット36と螺着して一体となる。
本考案の圧力管のジョイント構造は、本体30内のピストン32がスプリングを用いなくても気密効果が得られるため、スプリングの疲労による気密性不良や故障などの問題を解決することができ、耐久性に優れている。
差込部40および本体30の結合は、ナット36の螺合により強固になり、誤って触れると外れてしまうという問題が解決された。
本体30は、従来技術のように嵌合ボールおよび外部スプリングを設けて差込部40を嵌合する必要がないため、構造が簡略で製造コストを削減することができる。
位置決めリング31のおねじ310および本体30のめねじ301が相互に螺着して一体となるため、組み立てが容易であり、分解して行なうメンテナンスも手間がかからない。
本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護の範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
10 本体
11 凸縁
12 ピストン
13 内部スプリング
14 嵌合ボール
15 カバ
16 外部スプリング
20 差込部
21 環状溝
22 ピストン
23 内部スプリング
30 本体
31 位置決めリング
32 ピストン
33 嵌合部
34 溝
35 パッキング
36 ナット
40 差込部
41 おねじ
42 嵌合部
43 パッキング
301 めねじ
310 おねじ

Claims (1)

  1. 本体および差込部を含み、前記本体は内部にピストンおよび位置決めリングを設け、前記本体はめねじを設け、前記位置決めリングはおねじを設け、外部にナットを嵌設し、前記位置決めリングは前記おねじが前記本体の前記めねじと螺合し、前記ピストンは前記位置決めリング内に挿入される嵌合部を設け、前記嵌合部は溝およびパッキングを設け、前記差込部は外周におねじを設け、前記本体の前記ナットと螺合し、前記差込部は嵌合部およびパッキングを設け、前記差込部が前記本体に挿入され、連結されると、前記差込部の前記嵌合部が前記本体の前記ピストンを押し付け、閉鎖されていた状態が開放状態となることを特徴とする圧力管のジョイント構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113007478A (zh) * 2021-03-29 2021-06-22 重庆大学 变构型多体水面机器人用的机械电气油路一体化模块接口
CN113966291A (zh) * 2019-06-05 2022-01-21 舍弗勒技术股份两合公司 用于液压装置的联接装置及用于将联接装置的第一联接部件和第二联接部件联接并流体连接的方法

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