JP3181116U - 印刷表示パネル - Google Patents

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久永 梶田
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Abstract

【課題】観察者側から出光する光を効率よく利用して高い輝度にて、簡単に所望の文字や図形を表示でき、更には立体感や質感(深み・濃淡)を与えることが可能な印刷表示パネルを提供する。
【解決手段】印刷表示パネル100は、透光性を有すると共に、印刷可能な光透過性基材1と、光透過性基材1を保持するホルダ2と、ホルダ2内に設けられ、光透過性基材1に光を照射する光源3と、を備え、光透過性基材1の少なくとも一方の面に光拡散層4を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、光源からの透過光を光拡散層に照射して発光表示させる印刷表示パネルに関する。
エッジライトからの光を透過させて文字や図形等のパターンを発光させる表示体がある。光源から表示体に導かれる光は直進光である。したがって、表示体の表示効果を高めるためには、光源から表示体に導かれた光を、表示体から外部へ出射する光に変換する必要がある。
従来、この種の表示体における直進光から出射光への変換は、サンドブラストや彫刻等の凹凸加工や、印刷インクの印刷形状(ドット印刷)の工夫などで対応していた。しかし、これらの方策は、光源からの直進光を完全に出射光に変換できず、透過光のロスが多く発生していた。
このような表示体に関連する技術として、例えば、透明アクリル板に形成された板状光伝達部材の表面に線状の溝を形成し、該板状光伝達部材の一側面の凹部にLEDランプを装着して発光させる面発光体が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の面発光体によれば、LEDランプからの光は、板状光伝達部材の側面のみならず上下の面もより均一な状態で発光する。
さらに、光散乱材を含まない透明な合成樹脂層からなる透明部材と、光散乱材を含む半透明な合成樹脂層からなる半透明部材との接合によって面状発光体を形成し、該面状発光体の一端面側にLEDアレイを配設した面状発光体が提案されている(特許文献2参照)。
またさらに、先端部に点光源発光体を配備した棒状の第1の導光体の側面光出射部を、板状の第2の導光体の一側端部に結合して該第2の導光体の主面から放射光を得る面発光装置が提案されている(特許文献3参照)。
そして、絵や文字等を彫刻するか成型で凹凸を持たせた硝子などの投光性素材にLEDランプ等の発光体を嵌め込むか密着または密接するようにして取り付けた発光物が提案されている(特許文献4参照)。
特開2000−348518号公報 特開平11−329044号公報 特開平11−191307号公報 特開2000−149606号公報
ところで、特許文献1の技術では、線状の溝形状なくして面発光体は得られない。
特許文献2の技術では、透明部材と半透明部材とを接合しないと面状発光体を形成することができない。
特許文献3の技術では、点光源を線状光源に変換する第1の発光体なくして面発光体が得られない。
特許文献4の技術では、絵や文字等を彫刻するか成型で凹凸を付けない限り発光物が得られない。
そこで本考案は、観察者側へ出射する光を効率よく利用して高い輝度にて、簡単に所望の文字や図形を表示でき、更には立体感や質感(深み・濃淡)を与えることが可能な印刷表示パネルの提供を目的とする。
上記の目的を達成すべく成された本考案の構成は以下の通りである。
即ち、本考案に係る印刷表示パネルは、透光性を有すると共に、印刷可能な光透過性基材と、上記光透過性基材を保持するホルダと、上記ホルダ内に設けられ、上記光透過性基材に光を照射する光源と、を備え、上記光透過性基材の少なくとも一方の面に、光拡散層が印刷法により形成されていることを特徴とする。
本考案によれば、光透過性基材の少なくとも一方の面に光拡散層を有するので、高輝度で、指向性を各種各様に変化させて印刷表示パネルを設計できる。しかも、印刷法により製造できるため、非常に簡単に性能の良い印刷表示パネルを安価で提供することができる。
第1の実施形態の印刷表示パネルを示す概略断面図である。 第2の実施形態の印刷表示パネルを示す概略断面図である。 第3の実施形態の印刷表示パネルの構成要素を示す概略斜視図である。 第3の実施形態の印刷表示パネルを示す概略斜視図である。 第4の実施形態の印刷表示パネルの構成要素を示す概略斜視図である。 第4の実施形態の印刷表示パネルを示す概略斜視図である。 第5の実施形態の印刷表示パネルの構成要素を示す概略斜視図である。 第5の実施形態の印刷表示パネルを示す概略斜視図である。 第9の実施形態の印刷表示パネルを示す概略斜視図である。 第9の実施形態の印刷表示パネルの消灯時の表示を示す概略斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案の実施の形態を説明するが、本考案はこれらの実施形態に限定されない。なお、本明細書で特に図示または記載されない部分に関しては、当該技術分野の周知または公知技術を適用する。
≪第1の実施形態≫
まず、図1を参照して、本考案に係る印刷表示パネルの第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の印刷表示パネルを示す概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態の印刷表示パネル100は、光透過性基材1、ホルダ2および光源3を備える。
光透過性基材1は、透光性を有すると共に、印刷可能な長方形の板材により形成される。光透過性基材1の材質としては、例えば、合成樹脂板やガラス板等、光透過性を有するものであれば、特に限定されないが、好ましくはPMMA、PS、PC、ポリエステル樹脂等の合成樹脂板、石英ガラス板が挙げられる。光透過性基材1の厚みは特に限定されないが、1mm〜10mmであることが好ましい。
ホルダ2は、光透過性基材1等を起立させた状態で保持する部材である。ホルダ2の材質としては特に限定されないが、例えば、PMMA、PS、PC、ポリエステル樹脂等の合成樹脂材、アルミニウム、ステンレス等の金属、木材等が挙げられる。
ホルダ2には、その長手方向に沿って底面が矩形状の上向き溝部2aが形成されている。光透過性基材1は、ホルダ2の上向き溝部2aに起立状態で保持される。
光源3は、ホルダ2の上向き溝部2a内に設けられ、光透過性基材1を下方から照らすエッジライトである。光源3としては、例えば、発光ダイオード(LED)が好適に用いられる。
光透過性基材1は、文字や図形等のパターン状に形成された光拡散層4を有する。光拡散層4は、光透過性基材1の少なくとも一方の面に形成される。すなわち、図1のように、光透過性基材1の観察面と反対側の面(背面)に形成してもよいし、光透過性基材1の観察面(光出射側面もしくは前面)に形成してもよい。
光拡散層4は、印刷法により形成された印刷層よりなり、例えば、ポリマー微粒子と透明バインダーとからなるプラスチック用印刷インクを用いた印刷法により形成される。
印刷法については特に限定されず、例えば、スクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷等、公知の方法を適用できる。これらのうちでも、スクリーン印刷が、ポリマー微粒子の粒径・配合比、光拡散層の印刷膜厚、透明バインダーの材料、等の選択範囲が広く、自由自在な輝度と指向性の設計が可能であり、好ましい。
ポリマー微粒子としては、例えばPS、PMMA、PC、ウレタン系等の透明樹脂からなる微粒子が挙げられる。ポリマー微粒子の形状は、球状でも、ラグビーボール状等の非球状でもよい。
ポリマー微粒子の平均粒子径は3〜20μmであり、好ましくは4〜18μmである。3μm未満の場合は光の透過性が低下するため好ましくなく、20μmを超える場合には光の拡散性に乏しく表示面の明るさが低下するため好ましくない。
透明バインダーとしては、少なくとも、透明な樹脂固形分、好ましくは溶剤可溶性の樹脂固形分を含有し、印刷適性の観点から、更に有機溶剤を含有することが好ましい。樹脂固形分としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂等を用いることができる。
ポリマー微粒子と透明バインダーの配合割合は、ポリマー微粒子10〜40重量%、透明バインダー90〜60重量%、好ましくはポリマー微粒子20〜30重量%、透明バインダー80〜70重量%である。ポリマー微粒子が10重量%未満では、印刷面積に対してポリマー微粒子の含有量が少ないため、光の拡散性に乏しく十分な表示面の明るさが得られない場合があるため好ましくない。また、ポリマー微粒子が40重量%を超えると、印刷方法やポリマー微粒子の形状によって印刷適性が低下する場合があり好ましくない。
光透過性基材1の背面に、光源から出照する光を反射する光反射層を有していてもよい。光透過性基材1の観察面(光出射側面)と反対側の面に、光反射層を有すると、光透過性基材1の光拡散層4の輝度や指向性が向上する。光反射層は、光透過性基材1の観察面と反対面や、光源を設置する面以外の側面に設けてもよい。
光反射層としては、例えば、金属蒸着(Ag、Al等)処理、鏡面反射シート・金属箔・金属蒸着フィルムなどの貼合・転写、パール色・白色などの塗膜形成等を行ってもよい。
光源3から出射した光は、光拡散層4に達するまで直進する直進光や、光拡散層4に達するまでに光反射層で反射する反射光となり、光拡散層4に投射された光が拡散して出射光となる。当該出射光により、光拡散層4は非常に穏やかに発光し、観察者5は、光拡散層4により形成された文字や図形等のパターンを認識することができる。
この際、ポリマー微粒子が透明な場合には、光拡散層4で形成された文字や図形等からのパターンは、観察面側(前面側)からのみならず、観察面と反対側(背面側)からも光って見える。一方、ポリマー微粒子が透明でない場合には、光拡散層4で形成された文字や図形等のパターンは観察面側(前面側)からのみ光って見える。
光透過性基材1に印刷される会社名、商品名、ロゴ等は、LEDエッジライトからの変化する光を受けて印刷表示パネル100の正面に明るく表示される。本実施形態の印刷表示パネル100によれば、光透過性基材1の少なくとも一方の面に光拡散層4を有するので、高輝度で、指向性を各種各様に変化させて設計できる。しかも、印刷法により製造できるため、非常に簡単に性能の良い印刷表示パネル100を安価に提供することができる。
したがって、門灯や各種イベント用表示物やアミューズメントやディスプレイ・インジケーター(デジカメ・ステレオ・携帯電話・DVD・その他)・室内灯や車内・庫内灯を初め各種の表示体として採用できる。
また、本実施形態の印刷表示パネル100は、ホルダ2の前面に物品展示用の載置台を備えることにより、発光表示可能な商品の展示台として活用することができる。
さらに、本実施形態の印刷表示パネル100は、印刷法を工夫することにより、例えば、ネガ、ポジ、裏表、重ね刷り、濃さ、色等を調整することができ、効果的な表示を行うことができる。
≪第2の実施形態≫
次に、図2を参照して、本考案に係る印刷表示パネルの第2の実施形態について説明する。図2は、第2の実施形態の印刷表示パネルを示す概略断面図である。なお、第1の実施形態と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明する。
図2に示すように、本実施形態の印刷表示パネル200は、光透過性基材1の両面に光拡散層4a、4bを形成した点以外は、第1の形態と同様である。
本実施形態の印刷表示パネル200によれば、立体感や質感・深みなどの表示が得られる。
即ち、本実施形態の印刷表示パネル200によれば、観察者側表面の発光輝度が光拡散層4a、4bの合成による輝度分布となり、光拡散層4bの拡散光のみの輝度分布との差が発生し、立体感や質感・深みなどの表示が得られる。立体感や質感・深みなどの表示は、光拡散層4a、4bのポリマー微粒子の混合割合や膜厚の違いなどで、自由に輝度分布が設計できるため、各種各様の表示画像が得られる。
≪第3の実施形態≫
次に、図3および図4を参照して、本考案に係る印刷表示パネルの第3の実施形態について説明する。図3は第3の実施形態の印刷表示パネルの構成要素を示す概略斜視図である。図4は第3の実施形態の印刷表示パネルを示す概略斜視図である。なお、第1の実施形態と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明する。
図3および図4に示すように、本実施形態の印刷表示パネル300は、複数の光透過性基材1を備える点以外は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態の印刷表示パネル300では、例えば、ホルダ2に2枚の光透過性基材1a、1bが保持される。
光透過性基材1a、1bには、それぞれ図形やロゴ、商品名、社名等の文字が直接印刷される。例えば、観察面側(前面側)に位置する光透過性基材1aの一方の面には、印刷法により無着色の光拡散層4でRED21の文字が形成される。例えば、観察面と反対側(背面側)に位置する光透過性基材1bの一方の面には、印刷法により無着色の光拡散層4でBLUE22の文字が形成される。
光透過性基材1bの背面には、光反射層を有していてもよい。光反射層としては、例えば、反射シートが採用される。
例えば、光透過性基材1aに光源3から赤色の光を導入すると、RED21の文字を赤色に発光させて表示することができる。次に、光透過性基材1bに光源3から青色の光を導入すると、BLUE22の文字を青色に発光させて表示することができる。
また例えば、前面側に位置する光透過性基材1aの一方の面に印刷法により赤色の光拡散層4でRED21の文字を形成し、背面側の光透過性基材1bの一方の面に印刷法により青色の光拡散層4でBLUE22の文字を形成してもよい。この場合、光源3を赤色で発光させると、赤色で形成されたRED21の文字を浮かび上がらせて表示することができ、青色で形成されたBLUE22の文字は認識されない。次に、光源3を青色で発光させると、青色で形成されたBLUE22の文字を浮かび上がらせて表示することができ、赤色で形成されたRED21の文字は認識されない。
尚、着色した光拡散層を形成する場合には、透明バインダーとポリマー微粒子の少なくとも一方に、蓄光体(蛍光体)や各種選択波長性顔料や染料を含有させた印刷インクを用いればよい。
本実施形態の印刷表示パネル300は、基本的に第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。本実施形態の印刷表示パネル300によれば、第2の実施形態よりも効果的に立体感や質感・深みなどを表示することができる。
即ち、本実施形態の印刷表示パネル300は、複数の光透過性基材1を重ねて使用することにより、個々の光透過性基材1に表示する図形や文字に当該光透過性基材1の厚み分の距離感が演出され、立体的な表示効果を得ることができるという特有の効果を奏する。
なお、光透過性基材1a、1bの少なくとも一枚に替えて、第2の実施形態の両面に光拡散層を有する光透過性基材を用いてもよい。
≪第4の実施形態≫
次に、図5および図6を参照して、本考案に係る印刷表示パネルの第4の実施形態について説明する。図5は第4の実施形態の印刷表示パネルの構成要素を示す概略斜視図である。図6は第4の実施形態の印刷表示パネルを示す概略斜視図である。なお、第1の実施形態と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明する。
図5および図6に示すように、本実施形態の印刷表示パネル400は、光透過性基材1、光を透過可能な印刷シート40、導光板44を有する。本実施形態では、2枚の光透過性基材1a、1bを有し、当該光透過性基材1a、1b間に印刷シート40が配置される。
図5(a)(b)に示すように、光透過性基材1の両面には、それぞれ図形やロゴ、商品名、社名等の文字が直接印刷される。例えば、光透過性基材1の観察面(前面)には、印刷法により無着色の光拡散層4aでRED41の文字が形成される。例えば、光透過性基材1aの観察面と反対側の面(背面)には、印刷法により無着色の光拡散層4bでBLUE42の文字が形成される。
図5(c)に示すように、印刷シート40は、例えば、模様や図形等の所望の背景43が印刷された光を透過可能なシートである。印刷シート40のシート材としては、たとえば、プリンタで印刷可能な上質紙等の用紙やPET等の合成樹脂シート・フィルムなどが採用される。
図5(d)に示す導光板44には、例えばドット状の光拡散層が複数印刷されており、ドット状の光拡散層は上方へ向かうほど直径が大きく設定されている。これにより、光源3からの光を効率良く面拡散させることができる。
図6(a)に示すように、本実施形態の印刷表示パネル400は、例えば、ホルダ2に観察面側から光透過性基材1、印刷シート40および導光板44の順で保持される。
導光板44の背面には、光反射層を有していてもよい。光反射層としては、例えば、反射シートが採用される。
光源3は、第4の実施形態と同様に、例えば、LEDを用いたエッジライトであり、R(赤色)・G(緑色)・B(青色)で選択的に発光させることができる。
例えば、光源3をR,G,Bの任意の色で発光させると、背景43の前面にRED41とBLUE42の双方の文字をR,G,Bの任意の色で表示させることができる。
本実施形態の印刷表示パネル400は、基本的に第3の実施形態と同様の作用効果を奏する。本実施形態の印刷表示パネル400によれば、模様や図形等の背景43等を印刷した印刷シート40が存在するため、第3の実施形態よりも効果的に立体感や質感・深みなどを表示することができる。
即ち、本実施形態の印刷表示パネル400は、光透過性基材1の背面に背景43等を印刷した印刷シート40を有することにより、背景43の前に当該光透過性基材1の厚み分の距離感もってRED41やBLUE42の文字が表出され、立体的な表示効果を得ることができるという特有の効果を奏する。
また、本実施形態の印刷表示パネル400は、光源3の発光色を選択的に変化させることにより、演出効果を高めることができるという特有の効果を奏する。
さらに、印刷シート40は複数枚重ねて使用することができ、印刷シート40の前面や背面の文字を装飾することができる。
≪第5の実施形態≫
次に、図7から図10を参照して、本考案に係る印刷表示パネルの第5の実施形態について説明する。図7は第5の実施形態の印刷表示パネルの構成要素を示す概略斜視図である。図8は第5の実施形態の印刷表示パネルを示す概略斜視図である。なお、第1および第4の実施形態と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明する。
図7および図8に示すように、本実施形態の印刷表示パネル500は、複数の光透過性基材1を有し、最前面に光を透過可能な印刷シート40を有する。本実施形態では、2枚の光透過性基材1a、1bを有する。
図7(a)に示すように、最背面に配置する光透過性基材1bの一方の面には、例えば、背景となる図形が直接印刷される。本実施形態では、例えば、光透過性基材1bの一方の面に、印刷法により無着色の光拡散層4で蜘蛛の巣51の図柄が形成される。
図7(c)に示すように、最前面に配置する印刷シート40には、光透過性基材1bの背景となる図形に重ね合わせて表示する図形や文字が直接印刷される。本実施形態では、例えば、印刷シート40の一方の面に、印刷法により所望の色で蜘蛛52の図柄が形成される。印刷シート40は、例えば、模様や図形等の所望の背景が印刷された光を透過可能なフィルムである。印刷シート40のシート材としては、たとえば、プリンタで印刷可能な上質紙等の用紙やPET等の合成樹脂シート・フィルムなどが採用される。
図7(b)に示すように、印刷シート40と光透過性基材1bの中間に位置する光透過性基材1aの一方の面には、印刷シート40に印刷した図形に対応する発光面となる図柄が直接印刷される。本実施形態では、例えば、光透過性基材1aの一方の面に、印刷法により無着色の光拡散層4で蜘蛛53の図柄が形成される。この蜘蛛53の図柄と印刷シート40の蜘蛛52の図柄とは対応している。
図8に示すように、本実施形態の印刷表示パネル500は、例えば、ホルダ2に観察面側から印刷シート40、光透過性基材1a、および光透過性基材1bの順で保持される。
光源3は、第3の実施形態と同様に、例えば、R(赤色)・G(緑色)・B(青色)で選択的に発光可能なLEDエッジライトである。
次に、第5の実施形態の印刷表示パネル500の表示変化について説明する。
光源3の消灯時には、光透過性基材1bに蜘蛛の巣51の図柄が無着色の光拡散層4で印刷されているので自然光が拡散し、蜘蛛の巣51の図柄が白く表示される。白色の蜘蛛の巣51の図柄の前面には、印刷シート40に所望の色で印刷された蜘蛛52の図柄が暗く観えている。
緑色のLEDの点灯時には、蜘蛛の巣51の図柄が緑色に発光表示される。また、緑色の蜘蛛の巣51の図柄の前面には、印刷シート40に印刷された蜘蛛52の図柄が若干緑色に着色された状態で明るく光って見える。
赤色のLEDの点灯時には、蜘蛛の巣51の図柄が赤色に発光表示される。また、赤色の蜘蛛の巣51の図柄の前面には、印刷シート40に印刷された蜘蛛52の図柄が若干赤色に着色された状態で明るく光って見える。
青色のLEDの点灯時には、白色の蜘蛛の巣51の図柄が青色に発光表示される。また、青色の蜘蛛の巣51の図柄の前面には、印刷シート40に印刷された蜘蛛52の図柄が若干青色に着色された状態で明るく光って見える。
本実施形態の印刷表示パネル500は、基本的に第4の実施形態と同様の作用効果を奏する。本実施形態の印刷表示パネル500によれば、光源3の発光色を選択的に変化させることにより、第4の実施形態よりも表示図柄の演出効果を高めることができるという特有の効果を奏する。
≪第6の実施形態≫
次に、本考案に係る印刷表示パネルの第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態の印刷表示パネルは、最背面にバックシートを配置している点以外は、第5の実施形態と同様である。バックシートとしては、例えば黒色等のシートが採用される。
本実施形態の印刷表示パネルによれば、最背面にバックシートが配置されているので、第5の実施形態よりも点灯時により鮮明に図柄を表示することができるという特有の効果を奏する。
≪第7の実施形態≫
次に、本考案に係る印刷表示パネルの第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態の印刷表示パネルは、印刷シート40と前面側の光透過性基材1aとの間にハーフミラーシートを配置している点以外は、第6の実施形態と同様である。
ハーフミラーシートは、ハーフミラーシートの背面に位置する光透過性基材に光源からの光を導入した場合には光透過性を有し、光透過性基材に光を導入しない場合には鏡面として機能する半透過型シートである。
本実施形態の印刷表示パネルによれば、印刷シート40と前面側の光透過性基材1aの間にハーフミラーシートが配置されているので、消灯時には蜘蛛の巣51の図柄を表示させないという特有の効果を奏する。
≪第8の実施形態≫
次に、本考案に係る印刷表示パネルの第8の実施形態について説明する。
第8の実施形態の印刷表示パネルは、印刷シート40の前面側にハーフミラーシートを配置している点以外は、第6の実施形態と同様である。
本実施形態の印刷表示パネルによれば、最前面にハーフミラーシートが配置されているので、消灯時には何も表示させないという特有の効果を奏する。
≪第9の実施形態≫
次に、図9および図10を参照して、本考案に係る印刷表示パネルの第9の実施形態について説明する。図9は第9の実施形態の印刷表示パネルの構成要素を示す概略斜視図である。図10は第9の実施形態の印刷表示パネルを示す概略斜視図である。なお、第1および第4の実施形態と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明する。
図9および図10に示すように、本実施形態の印刷表示パネル900は、複数の光透過性基材1を有し、最前面に光を透過可能な印刷シート40を差し替え可能に有する。本実施形態では、2枚の光透過性基材1a、1bを有する。
図9(a)に示すように、最背面に配置する光透過性基材1bの一方の面には、例えば、変更する必要のない固定の文字や図柄が直接印刷される。本実施形態では、例えば、光透過性基材1bの一方の面に、印刷法により無着色の光拡散層4で飲食店名61、ランチタイム62および日替わりランチ63の固定文字が形成される。
図9(c)に示すように、最前面に配置する印刷シート40には、光透過性基材1bの背景の固定文字に重ね合わせて表示する図形や写真が直接印刷される。本実施形態では、例えば、印刷シート40の一方の面に、印刷法により所望の色で料理写真64が形成される。印刷シート40は、例えば、模様や図形、写真等の所望の図柄が印刷された光を透過可能なシートである。印刷シート40のシート材としては、たとえば、家庭用インクジェット・プリンタで印刷可能なPET等の合成樹脂シート・フィルムなどが採用される。
図9(b)に示すように、印刷シート40と光透過性基材1bの中間に位置する光透過性基材1aの一方の面には、印刷シート40に印刷した図形や写真に対応する発光面となる背景領域65が直接印刷される。本実施形態では、例えば、光透過性基材1aの一方の面に、印刷法により無着色の光拡散層4で矩形の背景領域65が形成される。この背景領域65と印刷シート40の料理写真64とは対応している。
図10に示すように、本実施形態の印刷表示パネル900は、例えば、ホルダ2に観察面側から印刷シート40、光透過性基材1a、および光透過性基材1bの順で保持される。
光源3は、第4の実施形態と同様に、例えば、R(赤色)・G(緑色)・B(青色)で選択的に発光可能なLEDエッジライトである。
次に、本実施形態の印刷表示パネル900の表示について説明する。
前面側の光透過性基材1aは、白色のLEDを点灯させて背景領域65を白色に発光させることにより、印刷シート40に印刷された料理写真64の色を自然に表示する。
背面側の光透過性基材1bは、R,G,Bの任意の色のLEDを点灯させて飲食店名61、ランチタイム62および日替わりランチ63の固定文字を任意の色に発光させる。
本実施形態の印刷表示パネル900によれば、印刷シート40を差し替えることにより、日替わりメニューを表示することができる。印刷シート40は、家庭用インクジェット・プリンタで印刷可能であるので、飲食店が容易に日替わり表示することができる。
さらに、飲食店のメニューとして使用する場合は、例えば、印刷シート40に季節を感じさせる写真を印刷して、写真を季節ごとに替えるなどの演出を図ることができる。
本実施形態の印刷表示パネル900は、基本的に第5の実施形態と同様の作用効果を奏する。特に本実施形態の印刷表示パネル900によれば、印刷シート40を差し替えて日替わりメニューを表示するなど、表示図柄の演出効果を高めることができるという特有の効果を奏する。
なお、本実施形態では、背面側の光透過性基材1bに光拡散層4で固定文字を印刷し、前面側の光透過性基材1aに光拡散層4で背景領域65を印刷したが、これに限定されず、1枚の光透過性基材1の表裏に光拡散層4で固定文字と背景領域を印刷してもよい。この場合には、固定文字と背景領域を異なる色で表示することはできない。
1、1a、1b 光透過性基材
2 ホルダ
3 光源
4、4a、4b 光拡散層
40 印刷シート
100〜500、900 印刷表示パネル

Claims (6)

  1. 透光性を有すると共に、印刷可能な少なくとも1枚の光透過性基材と、
    前記光透過性基材を保持するホルダと、
    前記ホルダ内に設けられ、前記光透過性基材に光を照射する光源と、
    を備え、
    前記光透過性基材の少なくとも一方の面に、光拡散層が印刷法により形成されていることを特徴とする印刷表示パネル。
  2. 前記光拡散層は、透明ポリマー微粒子と透明バインダーとからなるプラスチック用印刷インクを用いた印刷法により形成されることを特徴とする請求項1に記載の印刷表示パネル。
  3. 前記光透過性基材の前面または背面に、光を透過可能な印刷シートが差し替え可能に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷表示パネル。
  4. 前記光拡散層の少なくとも一部は、前記印刷シートの印刷部分の形状に対応した形状で形成されることを特徴とする請求項3に記載の印刷表示パネル。
  5. 前記光透過性基材を複数有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷表示パネル。
  6. 前記光源は、発光色を選択して照射可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の印刷表示パネル。
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