JP3180564U - Ledライン光源組み込み建材 - Google Patents

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幹生 小林
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Abstract

【課題】LED光源を巾木等の建材の内部に組み込んで、その建材そのものを透過して内部から外方へ発光させることにより、LED光源を利用した新たな建材として使用することができるLEDライン光源組み込み建材を提供する。
【解決手段】複数のLED発光体2を幅の狭い長尺の基盤に間隔をあけてライン状に取り付けてなるLEDモジュール4を長尺の放熱板5に固定すると共に、該放熱板5の両端を挟込み台座の両端に形成した挟込み部8aで挟持することによって放熱板5の下部に放熱スペースを形成したLEDライン光源を構成し、巾木又は廻り縁等の建材の内部にLEDライン光源を取り付けると共に、該建材の外装を厚さ調整によって透光性を発揮する合成樹脂によって形成し、LEDライン光源から発せられる光が該建材の外装を透過して外方へ発光すると共に、消灯時には該建材を通常の建材として機能させるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、LEDライン光源を巾木や廻り縁等のライン状の建材の内部に組み込むことにより、建材の内部から外方に発光させると共に、消灯時には通常の建材として機能するようにしたLEDライン光源組み込み建材に関する。
従来から建築物の室内等に用いられている間接照明等は、主に白熱灯及び蛍光灯を用いた照明器具を使用するものであった。しかしながら、白熱灯及び蛍光灯のいずれであっても、それらの構成部品が所定の大きさを有し、且つ発熱を防止するための放熱用スペースが必要であるため、照明器具の全体サイズが大きくなるという欠点があった。
ところで、近年になって、表面実装型LEDモジュールを光源に利用することによって、照明器具を小型化したLED光源が使用されるようになっている。このLED光源は、建材の寸法や意匠をそのままの状態にして照明やサインとして機能させることが可能である。
このようなLED光源の従来例として、特許文献1に記載されている照明器具は、複数のLEDモジュールをライン状に配列したLEDライン光源を備えたものである。さらに、特許文献1の照明器具は、表面実装型LEDモジュールの配光角が蛍光灯等に比べて狭いため、個々の表面実装型LEDモジュールの前面に配光調整用レンズを設けることにより、広い配光角で光を拡散させるようにした構成を有するものである。
特開2011−77002号公報
ところで、LED光源は、低温発熱であり、省電力であって、さらに寿命が長いことで知られており、近年においては、白熱灯や蛍光灯に代わる新しい照明器具に関して様々な領域に利用分野を広げるべく開発が行われている。
本考案は、LED光源の技術的特性に基づいて、LED光源の新たな用途を開発すべくなされたものである。即ち、本考案は、LED光源が、低温発熱であって省電力であり、さらには長寿命であることに鑑みて、このLED光源を巾木や廻り縁等の建材の内部に組み込んで、その建材の内部から透過して外方へ発光させることにより、LED光源を利用した新たな建材として使用することができるLEDライン光源組み込み建材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案における請求項1のLEDライン光源組み込み建材は、複数のLED発光体を幅の狭い長尺の基盤に間隔をあけてライン状に取り付けてなるLEDモジュールを長尺の放熱板に固定すると共に、該放熱板の両端を挟込み台座の両端に形成した挟込み部で挟持することによって放熱板の下部に放熱スペースを形成したLEDライン光源を構成し、巾木又は廻り縁等の建材の内部にLEDライン光源を取り付けたLEDライン光源組み込み建材において、LEDライン光源を組み込む建材の外装を厚さ調整によって透光性を発揮する合成樹脂により形成した樹脂カバーで構成し、樹脂カバーの厚さ調整又は樹脂カバーの一部に形成した透光部の厚さ調整によって、該建材の内部に設けたLEDライン光源から発せられる光が建材の外装を透過して外方へ発光する照度を得ると共に、消灯時には建材を通常の建材として機能させるようにしたことを特徴とする。
本考案のLEDライン光源組み込み建材によれば、LED光源が、低温発熱であって省電力であり、さらには長寿命であるため、このLED光源を巾木や廻り縁等の合成樹脂より形成した建材の内部に組み込んで、その建材そのものを内部から透過して外方へ発光させると共に、消灯時には通常の建材として機能するようにした新たな建材として使用することが可能である。
また、本考案によれば、少なくとも樹脂カバーを塩化ビニル樹脂等のように所定厚さで透光性を有する樹脂材料を用いて形成することにより、その厚さ調整によって必要な照度を得ることが可能となる。また、LEDライン光源から発した光が樹脂カバーを介して拡散状態で透過し、その前方にLEDライン光を透過面全体にほぼ均一にした状態に拡散させることが可能となる。
さらに、本考案により、所定ピッチでライン状に配置していたLED光が、目に見える点状に発光するのではなく、透過面全体に均一的な光に拡散され、影のできにくいむらのない光で周辺を照明することが可能となる。
また、本考案によるLEDライン光源組み込み建材によれば、従来、意匠材、或いは仕上げ見切り材であった巾木のほかに、天井廻り縁や壁の装飾モール等の内部からLED光が発光される建材として構成することが可能となる。これによって、用途的には、上記のように巾木、天井等の廻り縁、壁の装飾モールのほか、壁ボーダーライン、手摺、建具枠、階段の段鼻やノンスリップ等にも適用可能であり、LED光源が細かいピッチで配列されているため、建材の長さに合わせて全体の長さ寸法が自由に変えられるライン状の建材照明として利用可能である。また、使用される空間に合わせ、ライン状だけでなく、相互に連結させ、L字形状、T字形状、十字形状、ロの字形の環状等の構成も可能となる。
さらに、本考案のLEDライン光源組み込み建材は、設置位置によっては、照明のみならず誘導サイン灯として使用することが可能であり、人感センサー等と組み合わせることにより、夜間照明、夜間誘導照明、非常用照明、省エネルギー照明としての利用も可能となる。
また、本考案のLEDライン光源組み込み建材の設置箇所としては、住宅の居室と廊下、水周り、ホテルの宿泊室と廊下、病院或いは診療所の病室と廊下、水周り、高齢者施設の個室と廊下、水周り、船舶の居室と廊下、さらにはオフィスや研究室等、様々な箇所に設置可能である。と共に、避難通路や避難階段等の避難誘導等の防災にも効果を発揮する。
(a)は本考案に使用するLEDライン光源であって挟込み台座を左右別体に構成した例を示す斜視図であり、(b)は巾木にLEDライン光源を組み込んだLEDライン光源組み込み建材を示す斜視図であり、(c)は本考案に使用するLEDライン光源の挟込み台座を左右一体に構成した斜視図であり、(d)は挟込み台座がLEDライン光源の全長を支える場合の上面図であり、(e)は間隔をおいたピース状の挟込み台座がLED光源を支える場合の上面図を示す。 本考案に使用するLEDライン光源組み込み建材を巾木に利用した例を示す断面図であり、(a)はLEDライン光源を一列に構成したものであり、(b)はLEDライン光源を2列に構成したものである。 本考案によるLEDライン光源組み込み建材を巾木に利用した例を示す図であり、(a)は樹脂カバーを取り付ける前の状態を示す断面図であり、(b)は樹脂カバーを取り付けた状態を示す斜視図である。 本考案によるLEDライン光源組み込み建材を円弧形カバーを有する廻り縁に利用した例を示す図であり、(a)は樹脂カバーを取り付ける前の状態を示す断面図であり、(b)は樹脂カバーを取り付けた状態を示す斜視図である。 本考案によるLEDライン光源組み込み建材を平面カバーを有する廻り縁に利用した例を示す図であり、(a)は樹脂カバーを取り付ける前の状態を示す断面図であり、(b)は樹脂カバーを取り付けた状態を示す斜視図である。 本考案によるLEDライン光源組み込み建材を円弧形カバーを有するモールに利用した例を示す図であり、(a)は樹脂カバーを取り付ける前の状態を示す断面図であり、(b)は樹脂カバーを取り付けた状態を示す斜視図である。 本考案によるLEDライン光源組み込み建材を廻り縁に利用した例を示す図であり、(a)は樹脂カバーを取り外した状態を示す断面図であり、(b)は樹脂カバーを取り付けた状態を示す断面図である。 (a)は本考案によるLEDライン光源組み込み建材を天井の照明用に利用した例を示す斜視図であり、(b)は梁部材の出隅等に取り付けた状態を示す断面図である。 (a)〜(c)は、本考案によるLEDライン光源組み込み建材を壁面等に取り付けた手摺に適用した例を示す断面図である。
本考案によるLEDライン光源組み込み建材1は、図1(a)、(b)、(c)に示すように、複数のLED発光体(発光ダイオード2)を幅の狭い長尺のLED基盤3に間隔をあけてライン状に取り付けてなるLEDモジュール4を長尺の構造体を兼ねる放熱板5に固定すると共に、該放熱板5の両端を挟込み台座8の両端に形成した挟込み部8a、8aで挟持することによって放熱板5の下部に放熱スペース10aを形成したLEDライン光源6を構成する。
また、巾木9又は廻り縁等の建材の内部にLEDライン光源6を取り付けると共に、該建材の外装を厚さ調整によって透光性を発揮する合成樹脂(樹脂カバー11)によって形成し、該建材の厚さ調整によって該建材の内部に設けたLEDライン光源6から発せられる光が該建材の外装(樹脂カバー11の透光部12)を透過して外方へ発光すると共に、消灯時には該建材を通常の建材として機能させるようにしたものである。
即ち、本考案に使用するLEDライン光源6は、図1(a)に示すように、LED発光体として発光ダイオード2を幅の狭い長尺のLED基盤3に所定間隔の小ピッチで一列のライン状に取り付けることによってLEDモジュール4を構成し、このLEDモジュール4を放熱性と強度性を持たせるためにアルミニウム板等の長尺な金属製放熱板5に固定した構成を有する。
また、上記のLEDライン光源6においては、電源安定器7(図8(a)(b)参照)を設けてあるほか、LED光源として必要な構成は周知の部品等を用いるようにしている。
さらに、図1(a)に示すように、このLEDライン光源6の金属製放熱板5の両端は、挟込み台座8の両端に隙間を設けた挟込み部8aに挟持されることによって取り付けられる。この挟込み台座8は、図1(a)に示すように、左右に分離した構成からなる左右別体型のほかに、図1(c)に示すように、左右一体的に構成したものとすることも可能である。また、図1(d)に示すように、挟込み台座8はLED光源6の放熱板5の全長を支える場合の他に、図1(e)に示すように、間隔を置いたピース状の挟込み台座8によりLEDライン光源6を支える場合もある。
また、図4(a)、(b)に示すように、挟込み台座8の取付け部位によって形状を変えるようにしてもよい。いずれしても、図1(a)(b)(c)、さらには図4(a)(b)等のように、挟込み台座8の両端に設けられた挟込み部8a、8aでLEDライン光源6の放熱板5の両端を挟持すると共に、放熱板5の下部に放熱用の放熱スペース10aを設けた構成とし、該放熱スペース10aに金属製放熱板5からの放熱を拡散するようにしている。
また、上記のLEDライン光源6は、長尺のLED基盤3及び構造体を兼ねた長尺の金属製放熱板5を長さ60cm等の所定長に構成することによってユニット化し、これを設置箇所に応じて直線状、L字形状、T字形状、十字形状、ロの字形の環状等に連結することによって、シームレスなLEDライン光源6を構成することが可能となるものである。
さらに、例えば、図1(b)に示す巾木9又は廻り縁等の建材の内部にLEDライン光源6を取り付けるようにして、この建材の長さを上記の基盤3及び金属製放熱板5の長さに対応した所定の長さとし、所定長さのLEDライン光源6と建材とをユニット化したLEDライン光源組み込み建材1とすることによって、設置箇所に応じて、この建材1を直線状、L字形状、T字形状、十字形状、ロの字形の環状等に連結することにより、継ぎ目のない建材、即ちシームレスなLEDライン光源組み込み建材1として構成することが可能となる。
上記の構成において、図1(b)に示すLEDライン光源組み込み建材1は、その建材として巾木9の外装を合成樹脂によって形成し、この巾木9の前面の途中にLEDライン光源6のための収納室10を巾木9の長手方向に沿って形成する。また、収納室10の背面には先端がL字形に屈曲した挟込み台座8を固定し、この挟込み台座8の両側の挟込み部8a、8aにLEDライン光源6の放熱板5の両端を挟持することによって固定する。
一方、収納室10の前面の上下に段差9aを形成し、この段差9aに所定厚さの塩化ビニル樹脂からなる樹脂カバー11を接着剤等で固定する。このような構成において、樹脂カバー11の前面と巾木9の前面とを同一面にすることによって、樹脂カバー11が巾木9と一体的な外装を有する建材となる。
また、巾木9の本体を塩化ビニル樹脂から構成し、樹脂カバー11の材料を厚さ調整によって透光性を発揮する合成樹脂として塩化ビニル樹脂を用いて構成することにより、全体を塩化ビニル樹脂製建材とすることも可能である。さらに、このような巾木9と樹脂カバー11を所定色に着色したり、木目調等に着色することによって、好みの照明カラーを得ることも可能である。
いずれにしても、少なくとも樹脂カバー11を厚さ調整によって透光性を発揮する合成樹脂として塩化ビニル樹脂を用いて形成し、その厚さを所定値以下の肉厚に調整することにより、LEDライン光源6から発した光が樹脂カバー11を介して拡散状態で透過し、その前方にLEDライン光をむらのない状態に拡散させることが可能となる。これによって、所定ピッチでライン状に配置していたLED光が、目に見える点状に発光するのではなく、均一的な柔らかい光として拡散され、影のできにくい優しい光で周辺を照明することが可能となる。
なお、上記のようにLED光を拡散状態で透過することができる合成樹脂製の建材の外装又は樹脂カバー11の厚さは、着色状態やLEDライン光の強さによって大幅に影響を受けるため、LEDライン光源組み込み建材1の設置箇所に求められる光の強さを考慮して透光を調整することにより設定するのが好ましい。
また、本実施例では、厚さ調整によって透光性を発揮する合成樹脂として塩化ビニル樹脂を用いてあるが、光源の強度との関係もあるため特定はできないが、建材としてのある程度の強度を持ち光源からの光りを透光しうる合成樹脂であれば、塩化ビニル樹脂以外のものでも適用可能である。
なお、図2(a)及び(b)に示すLEDライン光源組み込み建材1は、塩化ビニル樹脂からなる巾木9の前面部を樹脂カバー11で覆い、この樹脂カバー11の一部をLED光を透過し得る所定厚さの透光部12として構成したものである。このような構成において、図2(a)に示すように、LEDライン光源6を1列のライン状に構成するほか、図2(b)に示すように、LEDライン光源6を2列のライン状に構成することも可能である。この場合、2列の各ラインを異なる発光色のLEDダイオードで構成することによって、その両方を発光することで光の変化を調整し、またいずれか一方のラインを発光することによって異なる色の発光を行うことも可能である。
また、本考案によるLEDライン光源組み込み建材1としては、図1(b)に示すように巾木9に使用するほか、建築材料として様々な箇所に使用可能である。そこで、以下に、本考案によるLEDライン光源組み込み建材1を適用した実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例は、本考案によるLEDライン光源組み込み建材1を巾木9に使用したものである。その構成は、図3(a)に示す取付け用ベース16に着脱自在に樹脂カバー11を設け、この樹脂カバー11の前面の一部に厚さ調整によって透光を可能とした透光部12を形成し、図3(b)に示すように、取付け用ベース16に樹脂カバー11を互いの鉤爪17a、17bで着脱自在に係止する。このような構成により、取付け用ベース16の内部に挟込み台座8を固定して、所定長さのLEDライン光源6を取り付けた構成し、樹脂カバー11を透過してLEDライン光源6からの光を発光させることが可能となる。
本実施例は、本考案によるLEDライン光源組み込み建材1を円弧形状の透光部12を有する廻り縁15に使用したものである。その構成は、図4(a)(b)に示す断面アングル形の取付け用ベース16に円弧形状の透光部12を有する樹脂カバー11を互いの鉤爪17a、17bで着脱自在に係止したものである。
また、図4(b)に示すように、樹脂カバー11の内部における取付け用ベース16の内壁面に、挟込み台座8を固定し、この挟込み台座8の両側の挟込み部8a、8aにLEDライン光源6の放熱板5の両端を挟持することにより、樹脂カバー11を透過してLEDライン光源6からの光を発光させることが可能となる。
本実施例は、本考案によるLEDライン光源組み込み建材1を平面形状の樹脂カバー11を有する廻り縁15に使用したものである。その構成は、図5(a)に示す断面アングル形の取付け用ベース16に、平面形状を有する樹脂カバー11を互いの鉤爪17a、17bで着脱自在に係止し、図5(b)に示すように、前面の平面部を所定厚さの透光部12として形成したものである。
また、取付け用ベース16の内壁面に、挟込み台座8を固定して所定長さのLEDライン光源6を取り付けることにより、LEDライン光源6から発せられる光を樹脂カバー11の前面の透光部12を透過して発光させることが可能となる。
本実施例は、本考案によるLEDライン光源組み込み建材1を半円形状の樹脂カバー11を有するモール状に形成したものである。その構成は、図6(a)(b)に示す凹形状の取付け用ベース16に断面半円弧形状の樹脂カバー11を互いの鉤爪17a、17bで着脱自在に係止したものである。
また、図6(b)に示すように、樹脂カバー11の内部の取付け用ベース16に、挟込み台座8を固定し、この挟込み台座8に所定長さのLEDライン光源6を取り付けることにより、LEDライン光源6から発せられる光を半円弧形状の樹脂カバー11の透光部12を透過して発光させることが可能である。
本実施例は、本考案によるLEDライン光源組み込み建材1を曲面形状の樹脂カバー11を有する入隅用のコーナー材に使用したものである。その構成は、図7(a)(b)に示す断面アングル形状の取付け用ベース16に樹脂カバー11として曲面形状の透光部12を鉤爪17a、17bで着脱自在に係止するようにしたものである。
また、このような樹脂カバー11の内部に、LEDライン光源6を取り付けることにより、LEDライン光源6から発せられる光を樹脂カバー11の透光部12を透過して発光させることが可能な構成としている。
本実施例は、本考案によるLEDライン光源組み込み建材1を天井19や梁形部や下り天井部20の照明用に利用したものである。即ち、図8(a)に示すLEDライン光源組み込み建材1は、その下部に傾斜状の複数の段差22aを有する張出部材22を取り付ける。また、この張出部材22の上面に樹脂カバー11を取り付けると共に、その張出部22の内部に電源安定器7を収納するようにしたものである。
また、図8(b)に示すLEDライン光源組み込み建材1は、梁形部や下り天井部20の出隅等に張出部材22を取り付けたものであり、この張出部22の上面に樹脂カバー11を取り付ける。また、側部に滑らかに湾曲する湾曲面22bを施すと共に、梁部材20の出隅部の枠部材25内に電源安定器7を収納するようにしたものである。
図9(a)〜(c)に示す本実施例のLEDライン光源組み込み建材1を壁面24等に取り付けた手摺21に適用した例を示すものである。即ち、図9(a)に示す建材は、廊下の壁面24等にネジ26で固定する形態の手摺21であり、この手摺部21の下部にLEDライン光源6を取り付ける収納室10を設け、該収納室10の下面を樹脂カバー11の透光部12で覆うように固定したものである。
また、図9(b)に示す建材は、廊下の壁面24等に固定した手摺支持金物23の先端に断面円形の棒状の手摺21aを取り付け、該手摺21aの下部にLEDライン光源6を取り付けた収納室10を設け、該収納室10の下面を樹脂カバー11の透光部12で覆うように固定したものである。
さらに、図9(c)に示す建材は、廊下の壁面24等に固定した薄型の付長押21bの側部にLEDライン光源6を取り付けた収納室10を形成し、該収納室10の側面を樹脂カバー11の透光部12で覆うように固定したものである。
本考案のLEDライン光源組み込み建材は、LED光源が、低温発熱であって省電力であり、さらには長寿命であることに鑑みて、このLED光源を巾木や廻り縁等の建材の内部に組み込んで、その建材そのものを透過して内部から外方へ発光させることにより、LED光源を利用した新たな建材として使用することができるLEDライン光源組み込み建材として利用可能である。
1 LEDライン光源組み込み建材
2 LED発光体(発光ダイオード)
3 LED基盤(基盤)
4 LEDモジュール
5 構造体を兼ねた放熱板
6 LEDライン光源
7 電源安定器
8 挟込み台座
8a 挟込み部
9 巾木
9a 欠込み段差
10 収納室
10a 放熱スペース
11 樹脂カバー
12 透光部
15 廻り縁
16 取付け用ベース
17a、17b 鉤爪
18 コーナー材
19 天井
20 梁形部及び下り天井部
21a 手摺
21b 付長押
22 張出部材
22a 段差
22b 湾曲面
23 手摺支持金物
24 壁面
25 枠部材
26 ネジ

Claims (1)

  1. 複数のLED発光体を幅の狭い長尺の基盤に間隔をあけてライン状に取り付けてなるLEDモジュールを長尺の放熱板に固定すると共に、該放熱板の両端を挟込み台座の両端に形成した挟込み部で挟持することによって放熱板の下部に放熱スペースを形成したLEDライン光源を構成し、巾木又は廻り縁等の建材の内部にLEDライン光源を取り付けたLEDライン光源組み込み建材において、
    LEDライン光源を組み込む建材の外装を厚さ調整によって透光性を発揮する合成樹脂により形成した樹脂カバーで構成し、樹脂カバーの厚さ調整又は樹脂カバーの一部に形成した透光部の厚さ調整によって、該建材の内部に設けたLEDライン光源から発せられる光が建材の外装を透過して外方へ発光する照度を得ると共に、消灯時には建材を通常の建材として機能させるようにしたことを特徴とするLEDライン光源組み込み建材。
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