JP3179874U - ボルトとナットとからなる締結具 - Google Patents

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篤 竹村
昌久 岡田
圭亮 岡田
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株式会社オーイーディー
三豊工業株式会社
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Abstract

【課題】振動などによりボルトが緩むことなく、その脱落を防止し得るとともに、強く締め付けることが可能なボルトとナットとからなる締結具を提供すること。
【解決手段】ボルト1の軸部3を本体軸部3aとその先端側に存在する細径軸部3bとし、前記本体軸部に並目ネジ4aの雄ネジを形成し、前記細径軸部に細目ネジ4bの雄ネジを形成するとともに、前記並目ネジに螺合する雌ネジを締付ナット5に形成し、前記細目ネジに螺合する雌ネジを緩み止めナット6に形成することにより、前記本体軸部に締付ナットを螺合させ、前記細径軸部に緩み止めナットを螺合させるようにしたボルトとナットとからなる締結具とした。
【選択図】 図3

Description

本考案は、ボルトとナットとからなる締結具に関するもので、特に緩み難いボルトとナットとからなる締結具に関するものである。
従来から、一本のボルトに二つのナットを螺合した緩み止め構造、いわゆるダブルナットとした緩み止め構造が存在する。これは、ボルトに螺合した締付ナットに続いて緩み止めナットを螺合して締め付け、締付けナットが振動等によって緩む方向に回転するのを緩み止めナットで阻止するものである。
また、この緩み止め構造は、締付ナットと緩み止めナットの双方に、同一ピッチの雌ネジを形成し、それと同一ピッチの雄ネジを軸部に形成したボルトに螺合し、両ナット間に生じる摩擦力によって締付ナットの緩みを防止するものである。
従来のこうした構造に係る緩み止めは、締付ナットの緩みをある程度防止することができるものの、大きな振動が長時間加わると、締付ナットと緩み止めナットがいわゆる共回りを起こし、緩んでしまうといった問題があった。
そこで、上記した問題を解決するため、特許文献1には、ボルトの軸部に並目ネジと細目ネジの両方を重複させて形成し、この並目ネジに締付ナットを螺合させ、細目ネジに緩み止めナットを螺合させるようにした緩み防止ボルトが開示されている。
この緩み防止ボルトによれば、締付ナットと緩み止めナットのピッチが異なるので、両者が共回りを起こすことがなく、よって締付ナットの緩みを効果的に防止することができるものであった。
特開2003−184848号公報
しかしながら、上記した特許文献1に開示された緩み防止ボルトにおいては、並目ネジと細目ネジとを重複させてボルトの軸部に形成したものであるので、並目ネジのネジ山が細目ネジの存在により欠損部分を有するものとなり、該並目ネジに締付ナットを螺合させた場合、その欠損部分の存在によりネジ山が変形するおそれが高く、締付ナットを強く締め付けることが出来ないものであった。また、細目ネジが締付ナットの螺合の邪魔とならないよう、細目ネジのピッチは並目ネジのピッチの整数分の1、即ち、2分の1、3分の1等にする必要があり、その製作に高い精度が要求されるとともに設計の自由度が低いものであった。
本考案は、上述した背景技術が有する課題に鑑みなされたものであって、その目的は、振動などによりボルトが緩むことなく、その脱落を防止し得るとともに、強く締め付けることが可能であり、且つ製作が容易なボルトとナットとからなる締結具を提供することにある。
上記した目的を達成するため、本考案は、次の(1)〜(3)に記載のボルトとナットとからなる締結具とした。
(1)ボルトの軸部を本体軸部とその先端側に存在する細径軸部とし、前記本体軸部に並目ネジの雄ネジを形成し、前記細径軸部に細目ネジの雄ネジを形成するとともに、前記並目ネジに螺合する雌ネジを締付ナットに形成し、前記細目ネジに螺合する雌ネジを緩み止めナットに形成することにより、前記本体軸部に締付ナットを螺合させ、前記細径軸部に緩み止めナットを螺合させるようにしたことを特徴とする、ボルトとナットとからなる締結具。
(2)上記細径軸部は、上記本体軸部の軸径の60〜90%の軸径に形成されていることを特徴とする、上記(1)に記載のボルトとナットとからなる締結具。
(3)上記細径軸部に形成された細目ネジは、本体軸部に形成された並目ネジのピッチの30〜70%のピッチに形成されていることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載のボルトとナットとからなる締結具。
上記した本考案に係るボルトとナットとからなる締結具によれば、締付ナットと緩み止めナットのピッチが異なるので、両者が共回りを起こすことがなく、よって締付ナットの緩みを効果的に防止することができる。また、並目ネジと細目ネジとが重複して形成されていないため、並目ネジに欠損部分がなく、該並目ネジに螺合させる締付ナットを強く締め付けることができる。さらに、緩み止めナットを螺合させる細目ネジは、ボルトの先端側の細径軸部に形成されているため、締付ナットを螺合させる場合に該細目ネジが邪魔となることがない。
本考案に係るボルトとナットとからなる締結具の一実施形態を示した図であって、ボルトに締付ナット及び緩み止めナットを螺合させる前の状態を示した概念的な半断面側面図である。 図1に示したボルトとナットとからなる締結具において、ボルトに締付ナットを螺合させた状態を示した概念的な半断面側面図である。 図1に示したボルトとナットとからなる締結具において、ボルトに締付ナット及び緩み止めナットを螺合させた状態を示した概念的な半断面側面図である。
以下、上記した本考案に係るボルトとナットとからなる締結具の一実施形態を、図面を示して詳細に説明する。
図1〜図3は、本考案に係るボルトとナットとからなる締結具の一実施形態を示したものである。この図1〜図3に図示したボルト1は、頭部2と、軸部3とを有する。頭部2は、略六角柱の形状をなし、スパナ、六角レンチなどの工具により締め付けるのに適した形状とされている。また、軸部3は、本体軸部3aと、その先端側に存在する細径軸部3bとから構成され、前記本体軸部3aに並目ネジ4aの雄ネジが形成され、前記細径軸部3bに細目ネジ4bの雄ネジが形成されている。一方、締付ナット5には、前記本体軸部3aに形成された並目ネジ4aに螺合する雌ネジ(図示せず)が形成され、緩み止めナット6には、前記細径軸部3bに形成された細目ネジ4bに螺合する雌ネジ(図示せず)が形成されている。
上記細径軸部3bは、上記本体軸部3aの軸径の60〜90%の軸径に形成されていることが好ましく、70〜85%の軸径に形成されていることが更に好ましい。これは、60%に満たない細い細径軸部を形成した場合には、該細径軸部の強度が弱くなるとともに、該細径軸部に形成された細目ネジ4aに螺合する緩み止めナット6と、本体軸部に形成された並目ネジ4aに螺合する締付ナット5との十分な当接面積を確保することが困難となるために好ましくない。逆に90%を超える細径軸部を形成した場合には、本体軸部に形成された並目ネジ4aへの締付ナット5の挿入・螺合に際して、該細径軸部に形成された細目ネジ4bが邪魔となるおそれがあるために好ましくない。
また、細径軸部に形成された細目ネジ4bは、本体軸部に形成された並目ネジ4aのピッチの30〜70%のピッチに形成されていることが好ましく、45〜60%のピッチに形成されていることが更に好ましい。これは、30%に満たない狭いピッチの細目ネジを形成した場合には、該細目ネジに螺合する緩み止めナット6の進度が遅く、施行上好ましくない。一方、70%を超え、並目ネジとさほどピッチ差のない細目ネジを形成した場合には、締付ナット5と緩み止めナット6が共回りを起こすおそれがあるために好ましくない。
なお、並目ネジ4aは、本体軸部の全長に亘り形成されている必要は必ずしもなく、図示したように本体軸部3aの上方のみに形成してもよい。また、締付ナット5と緩み止めナット6との当接面に、抵抗が増す凹凸等を形成し、緩み止めナット6が単独で回転するのを阻止する構成とすることは好ましい実施形態である。
上記ボルト1、締付ナット5、そして緩み止めナット6を使用し、被締結物を締結するに際しては、従来と同様に行えばよい。
すなわち、図1に示したように、先ず締結すべき部材11,12のそれぞれに形成された貫通孔11aおよび12aに、ボルト1の軸部3を挿入する。この際、必要に応じて座金13を介在させる。
続いて、図2に示したように、ボルト1の本体軸部3aに形成された並目ネジ4aに、締付ナット5を挿入・螺合し、強く締め付けることにより部材11,12を締結する。この際、ボルト1の先端部に存在する細目ネジ4bは、径が細い細径軸部3bに形成されているため、締付ナット5を並目ネジ4aに螺合させる場合に、何ら邪魔となることがない。また、本体軸部3aに形成された並目ネジ4aは、何ら欠損部分がないものであるために変形し難く、締付ナット5を強く締め付けることが可能となる。
続いて、図3に示したように、ボルト1の細径軸部3bに形成された細目ネジ4bに、緩み止めナット6を挿入・螺合し、先に螺合した締付ナット5の端面に強く当接させる。これにより、振動が長期に亘って加わっても、締付ナット5と緩み止めナット6とのピッチが異なるので、両者が共回りを起こすことがなく、よって締付ナット5の緩みを効果的に防止することができる。また、ボルトのネジ山を潰したり、ボルトとナットとを溶接すること等によってボルトの緩みを防止するものではないため、ボルト1を取り外したい場合には、スパナ、六角レンチなどの工具を用いてボルト1から緩み止めナット6および締付ナット5を取り外せば、容易にボルト1を取り外すことができる。
以上、本考案に係るボルトとナットとからなる締結具の一実施形態を説明したが、本考案は、何ら既述の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の技術的思想の範囲内において、種々の変形および変更が可能であることは当然である。
例えば、上記実施形態においては、ボルトとして、頭部2が略六角柱の所謂六角ボルトを示したが、六角穴付きボルト、アイボルト、蝶ボルト、スタッドボルトなどであってもよい。
本考案に係るボルトとナットとからなる締結具は、振動が加えられる環境下において使用される部品の締結、例えば、自動車、船舶、航空機、さらにはモータを搭載した洗濯機等の家電製品の部品の締結に、広く利用することができる。
1 ボルト
2 頭部
3 軸部
3a 本体軸部
3b 細径軸部
4a 並目ネジ
4b 細目ネジ
5 締付ナット
6 緩み止めナット
11,12 締結すべき部材
11a,12a 貫通孔
13 座金

Claims (3)

  1. ボルトの軸部を本体軸部とその先端側に存在する細径軸部とし、前記本体軸部に並目ネジの雄ネジを形成し、前記細径軸部に細目ネジの雄ネジを形成するとともに、前記並目ネジに螺合する雌ネジを締付ナットに形成し、前記細目ネジに螺合する雌ネジを緩み止めナットに形成することにより、前記本体軸部に締付ナットを螺合させ、前記細径軸部に緩み止めナットを螺合させるようにしたことを特徴とするボルトとナットとからなる締結具。
  2. 上記細径軸部は、上記本体軸部の軸径の60〜90%の軸径に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のボルトとナットとからなる締結具。
  3. 上記細径軸部に形成された細目ネジは、本体軸部に形成された並目ネジのピッチの30〜70%のピッチに形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のボルトとナットとからなる締結具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104653582A (zh) * 2013-11-18 2015-05-27 张响红 一种反正丝螺丝钉
JP2016084929A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 好司 岡田 締結具の製造方法
JP2020109315A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 株式会社トライテック 締結器具

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