JP3179824U - 放射能測定器 - Google Patents

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Abstract

【課題】土壌や食品における放射能測定器を簡易に、しかも被検査物の内側から容易に測定を可能にした放射能測定器を提供する。
【解決手段】キャップ部20を取り付けた状態の放射能測定器1であって、中央部に操作状態、測定結果を表示する表示部3、及び操作部4a、4bが設けられている。表示部3を中心にキャップ部20の反対側は、放射能測定器1を握れる握持部5として構成され、この内部にバッテリーなどが内蔵された電源部で構成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、放射能測定器において、被検査物に、特に土壌や食品にできるだけ近接させて、測定する放射能検出器に関する。
わが国で2011年3月11日に起きた東日本大震災において、特に原子力発電所における放射能汚染が問題になっている。農作物や海産物などの汚染が心配されている。また土壌も汚染されつつあり、これら放射能については、常に監視しながらの生活を余儀なくされている現状にある。
そこで、放射能測定器は、放射線遮断容器内で測定する大型のものから、簡易的に空間線量を測定するものなど、容易に普及しつつあり、一般民衆は、常に放射能測定器は、安心を得るためにも必要なものとなってきている。
一般的に空間線量を測定する放射能測定器は、機器内部に検出器が装着されており、特にガンマー線は、ほとんどのものを透過して測定できるため、特にセンサー類を表出させる必要はない。したがって通常は、特許文献1で示されるように放射線遮蔽容器10で示されるような容器で測定するのが望ましく、あらかじめ空の容器内で測定しておくとともに、被検査物を入れて測定する場合とを比較し、実際の線量値を求めるために補正するなどして求めていた。
但し、簡易的に測定する場合であっても、できるだけ被検査物に対して、近接して測定することが望ましく、しかも、土壌や食物などの被検査物に接触することは避けたほうがよい。それは、放射性物質が検出部に付着したままになって他の測定の妨げになる場合があり、また検知部の金属の表面が腐食などで劣化するのを防止することも重要となる。
特開平6−43254号公報
そこで、本考案者らは、各種の形状を試みた。特に本考案が解決しようとする課題は、土壌や食物における放射能汚染による汚染された被検査物に対する放射能測定器おいて、簡易的に、素早く放射能の測定を行えること。つまりこれら被検査物に対して、内側から、しかも放射能測定器における検知部の劣化を同時に防止できることを目的としている。
上記課題を解決するために本考案は、請求項1に記述するように放射線の検知部と、適宜な筐体にバー状に形成した前記放射線の検知部の一端を表出して形成し、この検知部を覆って、被検査物に突き刺しを容易にする先端先細りにしたキャップ部を設けて構成したことである。
また上述した放射線の検出部は、被検出部に合わせて形状を異ならせた複数の前記キャップ部を付け替え可能としている。
さらにこの放射能測定器は、放射能数値が設定値以上になった際、アラームを鳴らす警報部を設けることによって突き刺した被検査物おける警告状態を聴覚的に察知できるようにしたものである。
このように、先端先細りにしたキャップ部を設けて、土壌や食物における被検査物に対して、内側から近接した状態で素早く放射能測定が行えるので、操作性もよい。またキャップ部も被検出部に合わせて付け替え可能でしかも複数の形状のものを付け替え可能としているので、キャップを替えるだけで素早く異なる被検査物を測定できたり、状況に合わせて、被検査物に突き刺しやすい形状を選択できる。そして、警報部を設けることで突き刺した被検査物の警告状態を感覚的に察知できる。
本考案の一実施例を示す放射能測定器の説明図。 図1における本考案の放射能測定器のギャップ部を取り付ける前の説明図。 キャップ部の一実施例を示す説明図。 キャップ部の一実施例を示す説明図。 本考案の放射能測定器のブロック説明図。 本考案の放射能測定器の操作状態のフロー説明図。
次に、本考案の最良の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、キャップ部20を取り付けた状態の放射能測定器1の説明図であって、中央部に操作状態、測定結果を表示する表示部3、及び操作部4a、4bが設けられている。表示部3を中心にキャップ部20の反対側は、放射能測定器1を握れる握持部5として構成され、この内部にバッテリーなどが内蔵された電源部(後述する34)で構成されている。
図2は、キャップ部20を取り外した状態の放射能測定器1を示している。この検知器(後述する2)は、PINダイオードとCslで構成される放射線感知部であって、特にγ線を容易に検知できるようになっている。
図3、図4には、キャップ部20,25の実施例を示すものが示されているが、キャップ部20の先端は、円錐状21になっており、ストレートに突き刺しやすい状態の被検査物、またキャップ部25の先端は、へら状26になっており、隙間のある被検査物に差し込みやすい被検査物に適しており、選択的に使用すればよい。
次に、図5に示すブロック図に基づいて、回路内部の状態を説明する。検知部2の後段には、増幅部31が接続され、検知部2の信号を後述する制御部39で変換できる程度に増幅するアンプとなっている。制御部39には、電源部34からの電源をON/OFFするスイッチとしての操作部4aと、モード別機能の変更、機能設定を行うスイッチとなる操作部4bが接続されている。32は、通信部であり、プログラムのダウンロードと、シリアルの通信機能を備えた通信部32が前記制御部39に接続されている。33は、ダウンロードしたプログラムを記憶したり、各測定時の一時記憶するメモリ、及び測定ログを記憶するようにすることもできる記憶部である。
3は、表示部であり、LCDで構成され、測定された放射線値を表示できるものであり、操作部4bによって、uSv/h、Bq/cc、CPSおよびCPM値を表示できるようにしている。また、制御部39には、警報部35が接続されており、放射線数値が設定以上になった時には、聴覚的にアラームを鳴らすように設定できるようになっている。34は、前述した電源部34が設けられており、本実施例での仕様としては、AA1.5V×2EAを用いて、制御部39、増幅部31の使用電源として供給されるようになっている。
本発明の放射能測定器1は、従来の放射線遮断容器内で測定する大型のものと比較しても一定の条件であれば遜色なく測定できることがわかるのでその実験データを提示する。
Figure 0003179824
上記の表では、放射能測定器1は、「SPM−2000」で表示されており、他の測定器は、それぞれ「B装置」、「C装置」としてあらわされている。鉛遮蔽物の厚さも、「SPM−2000」が無に対して、それぞれ10cm、2cmとなっており、装置も大型になっていることかわかる。
そして、放射能測定データ比較実験の結果は、(表2)以降にまとめた。
測定に使用した標準線源
1) 標準物質メーカー:韓国標準科学研究院
2) 標準物質番号:205−05−603(Mix gamma)450cc
3) S/N:12Mix308
4) 認証基準日:2012−04−01
5) 測定基準日:2012−06−29
6) 標準線源の各種
Figure 0003179824
その結果、「SPM−2000」、「B装置」、「C装置」のトータル放射能は、28541.1、28541.1、12696.1であり、基準450ccに対しては、それぞれ63.42、63.42、28.21(Bq/cc)となり、測定範囲は、下記(表3)の通りとなる。
Figure 0003179824
また、エネルギー測定範囲:150〜1250kev(表2中、順番4〜9までのみ)での測定データとしては、表4となり、「SPM−2000」は、95%〜105%となり、±5%程度の誤差は、あるものの簡易的に測定できる範囲にある。
Figure 0003179824
図6に基づいて、本考案の放射能測定器1における測定フローを説明する。操作部4aの電源ボタンを押すと、メイン電源及び増幅部31に電源が供給され、表示部3の作動状態が確認された状態が表示された上でスタンバイ状態となる。この状態でキャップ部20,25が選択的に取り付けられた放射能測定器により、被検査物にキャップ部20(又は25)が突き刺され、測定される(ステップ101)。制御部39は、測定された数値を各モード別表示数値に計算する(ステップ102)。
操作部4bによるモード表示変更ボタンにより、各モード別に表示する(ステップ103)。放射線数値が設定以上になった時には、聴覚的にアラームが鳴るようになっている(ステップ104)。
本考案は、このように被検査物に突き刺すキャップ部20,25を設けたので、キャップ部20,25の内側に位置する検知器2が被検査物にきわめて簡単に突き刺さり、検知器2は接近して、内側から測定でき、測定効率を上げることができ、しかも、突き刺さった状態で、放射線数値が設定以上になった時には、聴覚的にアラームが鳴るようになっているので視覚、聴覚的に警報状態を察知でき産業上もきわめて有益なものを提供できる。
1・・・・放射能測定器
2・・・・検知器
3・・・・表示部
4a、4b・・・・操作部
5・・・・握持部
20,25・・・・キャップ部
35・・・・警報部
39・・・・制御部

Claims (3)

  1. 放射線の検知部と、この放射線の検出部に基づき演算し、放射能数値を表示させる制御部を有してなる放射能測定器であって、
    適宜な筐体にバー状に形成した前記放射線検出部の一端を表出して形成し、この検知部を覆って、被検査物に突き刺しを容易にする先端先細りにしたキャップ部からなることを特徴とする放射能測定器。
  2. 前記放射能測定器は、被検査部に合わせて形状を異ならせた複数の前記キャップ部を付け替え可能としたことを特徴とする前記請求項1記載の放射能測定器。
  3. 前記放射能測定器は、放射能数値が設定値以上になった際、アラームを鳴らす警報部を設けてなることを特徴とする前記請求項1乃至2記載の放射能測定器。
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