JP3179590B2 - 毛髪処理剤 - Google Patents

毛髪処理剤

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JP3179590B2
JP3179590B2 JP26957592A JP26957592A JP3179590B2 JP 3179590 B2 JP3179590 B2 JP 3179590B2 JP 26957592 A JP26957592 A JP 26957592A JP 26957592 A JP26957592 A JP 26957592A JP 3179590 B2 JP3179590 B2 JP 3179590B2
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正直 丹羽
秀樹 林
剛正 伊藤
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ホーユー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は染毛剤の前処理剤又は後
処理剤、特に酸性染毛料の処理前又は処理後に使用する
毛髪処理剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
染毛処理した後、毛髪の損傷やごわつき又は退色を防止
するために、高級アルコールやカチオン界面活性剤を主
剤とするヘアリンスまたはトリートメントが用いられて
きた。しかしながら、染毛剤による毛髪の損傷、ごわつ
き、および染毛後の退色を防止するという効果はまだ満
足できるものはなかった。本発明は、上記課題を解決
し、染毛後の毛髪の損傷を防ぎ、ごわつきがなく指通り
がよく、更に退色を少なくする毛髪処理剤を提供するこ
とを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の毛髪処
理剤は、天然多糖類高分子及び/又はその誘導体、分子
量が10万以上のポリエチレングリコール、およびラノ
リンから誘導されるノニオン界面活性剤またはカチオン
界面活性剤を含有することを要旨とする。
【0004】本発明において使用される天然多糖類高分
子及び/又はその誘導体としては、キサンタンガム、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースが好ましい。その配合量は、毛髪処
理剤に対して0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜
5重量%である。その配合量が0.1重量%よりも少な
いと粘度が低くなり、毛髪に塗布した際に垂れ落ちると
いう問題点がある。一方、10重量%よりも多いと、粘
度が高くなり、のびが悪く毛髪に塗布しにくいという問
題点がある。
【0005】また、本発明に使用される分子量が10万
以上のポリエチレングリコールとしては、例えば、ポリ
エチレングリコール100000、ポリエチレングリコ
ール300000、ポリエチレングリコール40000
0、ポリエチレングリコール600000、ポリエチレ
ングリコール1100000、ポリエチレングリコール
2500000、ポリエチレングリコール400000
0等が使用できる。この中でも特に、ポリエチレングリ
コール300000、ポリエチレングリコール4000
00、ポリエチレングリコール600000、ポリエチ
レングリコール1100000が好ましい。その配合量
は、毛髪処理剤に対して0.01〜10重量%、好まし
くは0.1〜3重量%である。0.01重量%よりも少
ないと毛髪の仕上がりや退色防止の十分な効果は得られ
ず、一方、10重量%よりも多く配合しても、それ以上
の効果は得られない。
【0006】また、本発明に使用されるラノリンから誘
導されるノニオン界面活性剤又はカチオン界面活性剤と
しては、例えば、ポリオキシエチレン(以下、POEと
略す。)ラノリン、POEラノリンアルコール、POE
還元ラノリン、POE還元ラノリンアルコール、ラノリ
ン誘導第四級アンモニウム塩等が使用できる。この中で
も特に、POEラノリンアルコール、ラノリン誘導第四
級アンモニウム塩が好ましい。その配合量は、毛髪処理
剤に対して0.05〜5重量%、好ましくは0.1〜2
重量%である。0.05重量%よりも少ないと毛髪の仕
上がりや退色防止の十分な効果は得られず、一方、5重
量%よりも多く配合しても、それ以上の効果は得られな
い。
【0007】また、pHは2.0〜7.0、特に2.5
〜6.5までの弱酸性であることが好ましい。pHが
7.0以上であると退色面で良好な結果が得られない。
【0008】本発明の毛髪処理剤には、通常の化粧品中
に用いられる、クエン酸、乳酸、レブリン酸等の有機
酸、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコ
ール、ノニオン界面活性剤、メチルパラベン等の抗菌剤
等を配合することができる。
【0009】本発明の毛髪処理剤を毛髪に適用するに際
しては、その効果を一層上げるために、毛髪に塗布した
後、1〜5分間放置することが好ましい。
【0010】本発明の毛髪処理剤は、染毛剤により染毛
処理を行う前あるいは後に使用するが、特に後に使用す
る場合に、毛髪の仕上がりや退色防止効果に優れる。
【0011】本発明の毛髪処理剤は、酸化染料中間体と
酸化剤からなる酸化染毛剤、酸性染料などの法定色素を
用いる酸性染毛料、鉄塩などの金属塩を用いる金属染毛
剤、ヘンナなどの植物性染毛剤などの種々の染毛剤に使
用することができる。この中でも特に酸性染毛料に使用
した場合に、毛髪の仕上がりや退色防止の顕著な効果が
期待できる。
【0012】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例
の記述に制約されるものではない。
【0013】<実施例1> HEC CF−V 1.0重量% アルコックスE−60 0.5重量% ラノコートDES−50 0.5重量% エタノール 1.0重量% レブリン酸 0.2重量% メチルパラベン 0.1重量% 精製水 残部 なお、HEC CF−Vはフジケミカル(株)のヒドロ
キシエチルセルロース、アルコックスE−60は明成化
学工業(株)のポリエチレングリコール110000
0、ラノコ−トDES−50は日光ケミカルズ(株)の
ラノリン誘導第四級アンモニウム塩である。
【0014】<実施例2> キサンタンガム 1.0重量% アルコックスE−60 1.0重量% POE(30)ラノリン 0.5重量% クエン酸 0.1重量% メチルパラベン 0.1重量% 精製水 残部 <実施例3> SH90−4000 1.5重量% アルコックスE−30 0.5重量% POE(20)ラノリンアルコール 0.2重量% エタノール 5.0重量% 精製水 残部 なお、SH90−4000はヒドロキシプロピルメチル
セルロース、アルコックスE−30は明成化学工業
(株)のポリエチレングリコール300000である。
【0015】<比較実験>本発明の効果を示すために以
下の比較実験を行った。
【0016】(1)退色の防止効果 下記の酸性染毛料を用いて、染毛後の退色防止の効果を
比較する。 <酸性染毛料> ベンジルアルコール 10重量% N−メチルピロリドン 10重量% エタノール 10重量% カーボポール 2重量% 酒石酸 1.5重量% 青色1号 0.2重量% 精製水 残部 <処理手順> (本発明の処理手順1)酸性染毛料処理前に本願の毛髪
処理剤を用いる。実施例1の毛髪処理剤を山羊毛の毛束
に塗布し、洗い流さずにそのまま酸性染毛料を塗布す
る。そして、40℃に加温して15分間放置する。次に
室温で5分間放置した後、温湯で洗い流す。その後、シ
ャンプー操作を5回繰り返した。 (本発明の処理手順2)酸性染毛料処理後に本願の毛髪
処理剤を用いる。酸性染毛料を山羊毛の毛束に塗布し、
40℃に加温して15分間放置する。次に室温で5分間
放置した後、温湯で洗い流す。そして、実施例1の毛髪
処理剤を塗布し、最後に温湯で洗い流す。その後、シャ
ンプー操作を5回繰り返した。 (比較例の処理手順)本発明の毛髪処理剤を用いない。
酸性染毛料を毛髪に塗布し、40℃に加温して15分間
放置する。次に室温で5分間放置した後、温湯で洗い流
す。実施例1の毛髪処理剤は用いない。その後、シャン
プー操作を5回繰り返した。
【0017】<結果>シャンプー操作を行う前と後の色
差をカラーコンピュータ(スガ試験機株式会社製のカラ
ーコンピュータSM−2MCH)を用いて測定した。そ
して、下記の基準で評価し、下記の結果を得た。
【0018】
【表1】 <基準> ○…ΔE≦4 △…4<ΔE<8 ×…ΔE≧8
【0019】(2)毛髪の仕上がりおよび色移り 表2の実施例1および比較例1〜4の毛髪処理剤を用い
て、各5名、合計50名のパネラーにより、シャンプー
した後の指通り、およびタオルドライ時のタオルへの色
移りについて、下記の基準で評価し、最も多いものを結
果として表2に示した。
【0020】<酸性染毛料> ベンジルアルコール 8重量% エタノール 20重量% カーボポール940 2重量% 酒石酸 1.5重量% 橙色205号 0.5重量% 精製水 残部 <処理方法> (方法1)本発明の実施例1および比較例1〜4を酸性
染毛料の前処理に使用する。 (方法2)本発明の実施例1および比較例1〜4を酸性
染毛料の後処理に使用する。
【0021】<結果>
【表2】 <基準> ◎…著しく良好 ○…良好 △…普通 ×…劣っている
【0022】
【発明の効果】本発明の毛髪処理剤によれば、染毛後の
毛髪の損傷を防ぎ、ごわつきがなく指通りがよく、更に
退色を少なくすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−108725(JP,A) 特開 平2−264709(JP,A) 特開 平4−66522(JP,A) 特開 昭60−166606(JP,A) 特開 平4−279512(JP,A) 特開 昭53−19983(JP,A) 特開 昭62−164612(JP,A) 特開 昭63−297317(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/06 - 7/155

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染毛剤の前後処理剤であって、(a)
    サンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
    シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
    ロース及びカルボキシメチルセルロースから選ばれる
    然多糖類高分子及び/又はその誘導体、(b)分子量が
    10万以上のポリエチレングリコール、および(c)ラ
    ノリンから誘導されるノニオン界面活性剤またはカチオ
    ン界面活性剤を含有することを特徴とする毛髪処理剤。
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