JP3179104U - 自転車用車輪のつり合い測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な装置で容易かつ正確に自転車用車輪のつり合いを測定するつり合い測定装置を提供する。
【解決手段】平板状の基板110と、自転車用車輪200のハブ210一端側を、自転車用車輪200が回転可能状態、かつ着脱自在に取り付けられるとともに、ハブの取り付け位置からハブが配置された方向とは逆の方向に延設され先端に支点部243を備える車軸支持部材240とを備える。さらに、板部材111上に配置され自転車用車輪200が取り付けられた車軸支持部材240の支点部243を支持ずる支持部材120と、基板110上に配置され、自転車用車輪を取り付けた状態の車軸支持部材の支点部243を基板110上に配置し、前記支点部および前記自転車用車輪の外周縁部の一箇所だけに荷重がかかる状態としたとき、前記外周縁部の前記一箇所にかかる荷重を測定できるデジタルはかり130と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、自転車用車輪のつり合い測定装置に係り、特に車輪の静的つり合いを容易に測定できる自転車用車輪のつり合い測定装置に関する。
自転車の車輪のつり合いがとれていないと、車輪のぶれが発生する。このぶれは、走行速度の増加に伴い増し、これにより走行抵抗が増し、駆動力の伝達効率が悪化する。また、車輪の振動がフレームと共振することもある。このため、自転車においても、車輪のつり合いを取ることが重要である。
一般に車輪等の回転体のつり合いには、回転体の上下方向の静的(スタティック)なつり合いと、車輪の幅方向の動的(ダイナミック)なつり合いと、がある。しかし、自転車の車輪は幅方向の寸法が小さいため、動的なつり合いに関しては車輪のふれを調整することで問題のないレベルにすることができる。しかし、車輪のふれを取っただけでは、静的なつり合いはそのままであるので、この静的なつり合いの状態を測定して修正することが行われる。
従来、自転車用車輪のつり合いを簡易に測定する手順は以下の通りである。まず、自転車用車輪(以下単に車輪という)のハブを水平方向で、かつ車輪が回転自在となるよう配置する。この状態で、車輪の重い箇所が下側になるように回転して静止する。このときの車輪の上側に位置するリムの位置に適当な重さの修正おもりを取り付ける。そして、この操作を何回か行い、特定の箇所が下側に配置されないように調整する。
また、自転車用車輪のつり合い測定装置として、非特許文献1は、自転車用車輪を高速で回転させ、その振動状態に基づいて静的なつり合い状態を測定するものを開示する。
また、自転車用車輪のようにスポークを備える車輪の不整合を検出する装置として、特許文献1は、リムの不整合を検出するための装置を開示する。
また、自動車のホイールバランサーとしては、動的、静的なつり合いを測定する装置として、さまざまなものが提案されている。例えば特許文献2は、自動車用車輪のつり合い重量アンバランスを自動的に演算して特定し、修正おもりの取り付け位置を算出するものを開示する。
日本ロボティックス株式会社「ホイールバランサー」カタログ 特開昭53−089102号公報参照 再表02/066949公報参照
しかし、上述した車輪の回転位置でつり合いを測定する方法では、つり合い状態の測定はもっぱら人の感覚に頼るものであり、修正おもりの重さも試行錯誤により決定するものであるため、処理に時間がかかる。
また、非特許文献1に記載のもの、実用新案登録文献1に記載のもの、および特許文献2に記載のものは、大がかりな装置を必要とし、簡単に自転車用車輪のつり合いを測定することができない。
本考案は上述した課題にかんがみてなされたものであり、簡易な装置で容易かつ正確に自転車用車輪のつり合いを測定することができる自転車用車輪のつり合い測定装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する請求項1に記載の考案は、平板状の基板と、自転車用車輪の車軸一端側を、前記自転車用車輪が回転可能な状態であってかつ着脱自在に取り付けられるとともに、反車軸方向へ突設され、前記自転車用車輪を回転可能な状態に支持しうる支点部を有する車軸支持部材と、前記基板上に配置され、前記自転車用車輪を取り付けた状態の前記車軸支持部材の前記支点部を前記基板上に配置し、前記支点部および前記自転車用車輪の外周縁部の一箇所のみに荷重がかかる状態にすることにより、前記外周縁部の前記一箇所にかかる荷重を測定できる荷重測定装置とを備えることを特徴とする。
同じく請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置において、前記車軸支持部材は、前記車軸を軸方向に対して直交する状態に支持できる平板状の固定板部と、前記固定板部から反車軸方向に延設され、先端に前記支点部を備える延設板部とを備えることを特徴とする。
同じく請求項3に記載の考案は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置において、前記自転車用車輪の前記車軸の一端を前記車軸支持部材に固定する車軸固定部材を備えることを特徴とする。
同じく請求項4に記載の考案は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置において、前記基板は、前記車軸支持部材の前記支点部を前記車軸の軸を含む平面上での揺動を可能な状態で支持する支点支持部材を備えることを特徴とする。
同じく請求項5に記載の考案は、請求項2又は4に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置において、前記車軸支持部材は、所定の長さ寸法を有するチャンネル状に形成されると共に、前記支点支持部材は、前記支点部を2箇所で支持することを特徴とする。
同じく請求項6に記載の考案は、請求項4または請求項5に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置において、前記支点支持部材は、前記荷重測定装置からの距離が異なる複数の異なる箇所に前記支点部の支持箇所を備えることを特徴とする。
同じく請求項7に記載の考案は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置において、前記荷重測定装置は測定結果をデジタル表示するデジタルはかりであることを特徴とする。
本考案によれば、自転車用車輪のつり合い測定装置を、基板、車軸支持部材、および荷重測定部材等の簡易な構成で実現でき、大がかりな設備、装置を使用することなく容易かつ正確に自転車用車輪のつりあいを測定することができる。
実施形態に係る自転車用車輪のつり合い測定装置を示すものであり、(a)は分解状態を示す模式図、(b)測定状態を示す模式図である。 同自転車用車輪のつり合い測定装置の基板を示すものであり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。 同自転車車輪のつり合い測定装置の基板を示す斜視図である。 同自転車用車輪のつり合い測定装置の車軸支持部材を示すものであり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。 同自転車用車輪のつり合い測定装置の車軸支持部材を示す斜視図である。 同自転車用車輪のつり合い測定方法における自転車用車輪の測定箇所の一例を示す模式図である。 同自転車用車輪のつり合い測定方法におけるつり合い測定の結果を示すものであり、(a)は測定値を示す表、(b)はつり合い状態を示すレーダーチャートである。
本考案を実施するための形態に係る自転車用車輪のつり合い測定方法、および自転車用車輪のつり合い測定装置について説明する。
本実施形態に係る自転車用車輪のつり合い測定装置について説明する。図1は実施形態に係る自転車用車輪のつり合い測定装置を示すものであり、(a)は分解状態を示す模式図、(b)測定状態を示す模式図である。
実施形態に係る自転車用車輪のつり合い測定装置100(以下単に「つり合い測定装置100」という)は、図1(a)に示すように、基板110と、基板110上に配置した荷重測定装置としてのデジタルはかり130と、基板110上に直径Dの自転車用車輪200(以下車輪200という)を配置するための車軸支持部材240とを備える。
実施形態に係る測定装置100を用いて車輪200のつり合い測定を行う場合には、車軸支持部材240に車輪200を取り付けた状態で、基板110上で車輪200の荷重Wを、車軸支持部材240と、デジタルはかり130で支える。そして、デジタルはかり130にかかる荷重W2を測定する。車輪200の外周の複数箇所で測定を行い、各測定箇所における荷重の分布状態を取得する。この値に基づいて、車輪200のつり合い状態を得、このつり合い状態から、車輪200取り付けるべき修正錘の重さと、車輪200への取り付け位置を取得する。さらに修正錘を取り付けた後、測定装置100でつり合い測定を行い、必要に応じてこれを繰り返す。
基板110は、平板状の板部材111と、この板部材111上に配置され、車軸支持部材240を配置するための支持部材120を備える。板部材111の下面には補強部材112、113を接合している。
支持部材120には、3箇所に凹部122、123、124を切欠形成している。これにより、車軸支持部材240の配置位置を変更できるため、
車軸支持部材240は、ハブ210の一端(この例では下端)に取り付けられる平板状の固定板部241と、この固定板部241の端縁部から直交方向に延設される延設板部242とからなる断面ほぼL字状であって、図4に示すように所定の長さ寸法を有するチャンネル状の部材である。本例では固定板部241の寸法aを延設板部242の寸法bより大きくしている。また、この車軸支持部材240の長さ方向(図1中奥行き方向)の寸法は、板部材111の幅寸法Hとほぼ同じに形成されている。
車軸支持部材240の固定板部241には、ハブ210の一端側を、車輪200が回転可能な状態であって、かつ着脱自在に取り付けることができる。また、延設板部242の先端部には、ハブ210が取り付けられた場合の反車軸方向に突設され、前記自転車用車軸を回転可能に支持しうる直線状の支点部243が形成されている。測定時には、この支点部243を支持部材120の凹部122、123、124のいずれかに配置する。
つり合い測定を行う車輪200は、クイックリリース式のものであり、ハブ210、スポーク220、リム231、タイヤ232とで構成される。ハブ210の中空のハブ軸211には、クイックリリースレバー213が接続された車軸212が回転自在に配置され、クイックリリースレバー213の反対側には、調整ナット214が配置されている。本実施形態では、このクイックリリースレバー213を使用した機構を車軸の一端を前記車軸支持部材240に固定する車軸固定部材として使用する。
クイックリリース式の車輪は、工具を使わずに素早く車輪をフォークやチェーンステイへ着脱することができるよう構成されるものである。また、自転車用の車輪としては、ハブの両端にロックナットを備えるものがある。このような形式の車輪も同様に測定できる。
次に基板110の構成について説明する。図2は同自転車用車輪のつり合い測定装置の基板110を示すものであり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、図3は同自転車車輪のつり合い測定装置の基板を示す斜視図である。両図において基板110にはデジタルはかり130を配置している。基板110は、木材で形成する。基板110は、平板状の板部材111と、この上面に車軸支持部材240の支点部243を中心として揺動可能に保持する2本の支持部材120と、補強部材112、113とで構成する。支持部材120は、板部材111の長さ方向一端側において幅方向両側端に配置されている。
2つの支持部材120は、それぞれ木製の四角柱部材121の上面に、下向きに斜辺を配置した側方断面直角三角形状の凹部122、123、124を3つ形成して構成する。凹部122、123、124は、この凹部122、123、124は、設置される車軸支持部材240の支点部243の揺動に抵抗が生じない形状とする。また、凹部122、123、124は、測定する車輪200のサイズに応じて車輪200を取り付けた車軸支持部材240の配置位置を選択できるよう、その設置位置を選定する。なお、凹部は3つに限らず、必要に応じてその数を設定することができる。
凹部122、123、124を形成した2つの支持部材120を板部材111に設置した状態で、2つの支持部材120の対応する一対の凹部122、123、124のいずれか一対に支点部243を配置した状態で、車輪200は、ハブ210の軸線を含む平面に沿って自由に揺動できる。なお、支持部材120を設けることに代え、車軸支持部材240の支点部243を支持する凸部または凹部を設けることができる。
また、上述したように、板部材111の下側には、板部材111の補強と、板部材111を設置面GLに配置したときのがたつきを防止するため2本の補強部材112、113をT字状に配置している。補強部材112、113は木製の四角柱部材で構成する。なお、基板110を構成する板部材111、支持部材120および補強部材112、113は木製としたが、これは金属、合成樹脂等で形成することができる。また、基板110は、少なくとも板部材111と支持部材120とを備えるものであればよい。さらに、これら各部を一体に形成することができる。
デジタルはかり130は、圧電素子等の変位電圧に基づいて電気的に被測定物の質量を測定するものである。本実施形態では、秤量1kg、最小目盛り1gの電子式のもので、市販のものを使用した。このデジタルはかり130の本体131の上面には、はかり台132、液晶表示部133、スイッチ134が配置されている。なお、このデジタルはかり130の秤量、最小目盛りの値は、測定する車輪200の重さにより選定することができる。
ここで、図1(b)に示すように、車輪200の重心Gにかかる荷重Wは、支点部243で荷重W1として、デジタルはかり130に荷重W2としてかかる。荷重W1、荷重W2の大きさは、車輪200の重心Gがハブ210の軸上にあれば、車輪200の大きさ(直径D)と、車軸支持部材240の寸法とで定まる。すなわち、ハブ210の軸の鉛直方向からの傾きをθ、重心Gと支点部243との水平距離をL1、重心Gと測定箇所との水平距離をL2とすると、W1、W2の値は、
W=W1+W2…式1
W1・L1=L2・W2…式2
の式をW1、W2について解くことで得られる。ここで、L1、L2の値は、車輪200の直径D、車軸支持部材240の寸法a、寸法b、ハブ210の寸法hで定まる。
そして、車輪200の釣りあいがとれていれば、荷重W2の値は、車輪200の外周のいずれの位置に置いても同じとなる。荷重W2の測定値が各測定箇所で異なるとき、重心Gがハブ210の軸からずれていることとなる。
車軸支持部材240の寸法aを40mm、寸法bを20mm、車輪200の直径Dを700mmとするとき、W1/W2の値は、ハブ210の長さ寸法hによっても異なるが、4/1より小さくすることができる。
このため、一般的な車輪による荷重Wは1000〜2000g程度であることを考慮すると、荷重W2は100〜200g程度となる。このため、デジタルはかり130の秤量は、1000gであれば十分である。
また、自転車用車輪のつり合いを取るのに必要とされる修正おもりの質量は、一般に0.5g単位で最大15g程度と考えられる。このため、仮に4gの修正おもりを取り付けると、この修正おもりの質量はデジタルはかり130の測定値を100gとすると4%となり、デジタルはかり130の感度を考慮しても十分高い精度となる。このため、最小目盛りは1gであれば足りる。
一方、デジタルはかり130の測定値が800gであったとすると、4gの修正錘をとりつけたとき、修正錘はデジタルはかり130の測定値800gの0.5%となる。この状態では、デジタルはかりの感度を考慮すると正確性に疑問がのこる。このため、本実施形態では、荷重W2の値をなるべく小さくするように構成している。なお、デジタルはかり130は、前記例のものに限らない。より精密なつり合い測定と修正とを行うためには、より細かな最小目盛りを備えるデジタルはかりを使用する。
次に車軸支持部材240について詳細に説明する。図4は同自転車用車輪のつり合い測定装置の車軸支持部材を示すものであり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は正面図、(e)は背面図、図5は同自転車用車輪のつり合い測定装置の車軸支持部材を示す斜視図である。
本実施形態では、車軸支持部材240は、全体は所定の長さ寸法を有するチャンネル状に形成され、長さの異なる2本のアルミニウム製L字押出部材を重ねて接合することにより構成されている。すなわち、第1部材250(寸法m1:図6(a)参照)と、第2部材260(寸法m2:図6(a)参照)とを重ね合わせて形成する。第1部材250の長さ寸法m1は第2部材260の長さ寸法m2より大きく形成されている。
第1部材250の内側中央に、第2部材260の中央が位置するように配置する。第1部材250の寸法m1は板部材111の幅寸法H(図2(b)参照)とほぼ同一に形成されている。
また、車軸支持部材240の厚さ寸法、すなわち第1部材250と、第2部材260とを重ねた厚さd(図4(a)参照)を、車輪200を取り付けるフォークやチェーンステイの取り付け部位の厚さ寸法と等しくしておくことが望ましい。このようにすると、車輪200を車軸支持部材240に容易に設置できる。
第1部材250は、2枚の直交する第1板部251と第1板部より幅寸法が小さい第2板部252とにより構成されている。これら両板部251、252の幅方向中央に、車輪200の車軸212をはめ込む切欠部253、254を形成する。切欠部253、254は外側に向け開口を備えたU字形状をなす。
また、第2部材260は、第1板部261とこの第1板部261より幅寸法が小さい第2板部262とが直交する形状をなす。これら両板部261、板部262の幅方向中央に、車輪200の車軸212をはめ込む切欠部263、264を形成する。切欠部263、264は外側に向け開口を備えたU字形状をなす。また、切欠部263、264は、切欠部253、254より大きく形成する。
この切欠部253、切欠部263により、固定板部241側にハブ210を取り付けるための切欠穴部245を、切欠部254、切欠部264により延設板部242側にハブ210を取り付けるための切欠穴部246を形成する。
車軸支持部材240にはハブ210を取り付けるための切欠穴部245、246を設けたため、車軸支持部材240には、ハブ210を異なる位置に取り付けることができる。そこで、車軸支持部材240は、2箇所に支点部243を備える。すなわち、第1部材250を構成する第1板部251の端縁部、および第2板部252の端縁部のいずれかが支点部243として機能する。このような構成により、車軸支持部材240は、車輪200の直径、質量が異なる場合に対応して、異なる条件で車輪200を支持できる。
次に、このような構成の車軸支持部材240に車輪200を設置する場合について説明する。車輪200は、クイックリリースレバー213を備える形式のものとして説明する。
まず、自転車から取り外した車輪200のクイックリリースレバー213をゆるめ、クイックリリースレバー213の反対側の調整ナット214とハブ軸211の間に車軸支持部材240の切欠部253、263を挿入し、さらにクイックリリースレバー213とハブ軸211の間にスペーサー280を配置する。この状態で、車輪200のハブ軸211は車軸支持部材240に対して自由に回転させることができる。そして、図6に示すように、車輪200に設定した1〜32の測定箇所(スポークの設置位置)における荷重をデジタルはかり130で測定して、その測定結果を記録する。
そして、この測定結果から車輪200のつり合い状態を把握する。このつり合い状態を把握するためには、半径軸に荷重を、円周に測定箇所をとったレーダーチャートを描くのが好適である。
ここで、スペーサー280は、車軸支持部材240の固定板部241のフォークやチェーンステイの厚さ寸法と同一の厚さ寸法を持つ部材であり、クイックリリースレバー213で車輪200を車軸支持部材240に取り付けるために設ける。スペーサー280は、車軸212挿入用の切欠があるU字状のものを使用することができる。また、このスペーサー280に代え車輪の直径方向に延設された形状のスペーサー290(図1(b)中に仮想線で示した)を使用することができる。
このような長尺のスペーサー280を使用するのは以下の理由による。
即ち、質量が大きい車輪200を測定するとき、デジタルはかり130には、大きな荷重がかかる。しかし、上述のようにデジタルはかり130に係る荷重は少ない方が、つり合いの測定には有利である。そこで、長尺のスペーサー280をデジタルはかり130と車輪の径方向において反対側に配置した状態で測定する。すると、スペーサー290の荷重Wsにより、全体の重心が反デジタルはかり130側に移動し、デジタルはかり130への荷重が少なくなる。このため、大質量の車輪を測定するとき、つり合い測定を安定して行うことができるのである。
なお、ここでは、車輪200として、クイックリリースレバー213を備えるものを例として説明したが、車輪としては、クイックリリースレバーを備えない形式のものを測定対象とすることができる。この場合には、車輪のハブのねじ部を車軸支持部材240の固定板部241を取り付け、ねじ部に車軸固定部材としての固定ナットをねじ込み固定すればよい。
この場合、ハブの反対側のねじ部にはスペーサー280を取り付ける必要はない。なお、スペーサー290を取り付けた場合には、前述した測定を行うことができる。
次にこの測定装置100を使用して車輪200のつり合いを測定した結果について説明する。図6は同自転車用車輪のつり合い測定方法における自転車用車輪の測定箇所の一例を示す模式図、図7は同自転車用車輪のつり合い測定方法におけるつり合い測定の結果を示すものであり、(a)は測定値を示す表、(b)はつり合い状態を示すレーダーチャートである。
図6に示すように、車輪200に配置された32本のスポーク220のリム231への接合箇所を測定箇所とする。なお、番号「1」の箇所には空気バルブが取り付けられている。測定は前輪(front)、後輪(rear)の2本であり、その質量は、前輪1100g、後輪1600g、直径はそれぞれ700mmである。
まず、前輪について説明する。前輪の測定結果を図7(a)、(b)に示す。「1」〜「32」の測定箇所において、230g〜239gであり、差分は9g、平均は235gであった図7(b)のレーダーチャートに基づいてリム231の「16」と「17」の間の箇所に4.5gの調整おもりを取り付けた。つり合い錘の質量は差分の1/2により定める
その状態で、再度つり合いを測定したところ、235g〜237gとなり、差分は2g、平均は236gとなった。これにより、前輪の不つり合い状態は解消し、つり合い調整ができた。
次に、後輪について説明する。後輪の測定結果を図7(a)、(c)に示す。1〜32の測定箇所において、304g〜327gであり、差分は23g、平均は316gであった。なお、後輪が前輪より重いのはスプロケットが取り付けられているからである。図7(c)のレーダーチャートに基づいて「32」の箇所に11.5gの調整おもりを取り付けた。つり合い錘の質量は差分の1/2により定める。
その状態で、再度つり合いを測定したところ、315g〜320gとなり、差分は5g、平均は318gとなった。これにより、後輪の不つり合い状態は解消し、つり合い調整ができた。
以上説明したように、本考案に係る自転車用車輪のつり合い測定装置によれば、大がかりな装置を使用せず、容易かつ正確に自転車用車輪のつり合い測定を行うことができる、
100 つり合い測定装置(自転車用車輪のつり合い測定装置)
110:基板
111:板部材
112、113:補強部材
120:支持部材
121:四角柱部材
122、123、124:凹部
130:デジタルはかり(荷重測定装置)
131:本体
132:はかり台
133:液晶表示部
134:スイッチ
200:車輪(自転車用車輪)
210:ハブ
211:ハブ軸
212:車軸
213:クイックリリースレバー
214:調整ナット
220:スポーク
231:リム
232:タイヤ
240:車軸支持部材
241:固定板部
242:延設板部
243:支点部
245、246:切欠穴部
250:第1部材
251:第1板部
252:第2板部
253、254:切欠部
260:第2部材
261:第1板部
262:第2板部
263、264:切欠部
253、263:切欠部
263、264:切欠部
280:スペーサー
290:スペーサー

Claims (7)

  1. 平板状の基板と、自転車用車輪の車軸一端側を、前記自転車用車輪を着脱自在に取り付けられるとともに、反車軸方向へ突設され、前記自転車用車輪を回転可能な状態に支持しうる支点部を有する車軸支持部材と、前記基板上に配置され、前記自転車用車輪を取り付けた状態の前記車軸支持部材の前記支点部を前記基板上に配置し、前記支点部および前記自転車用車輪の外周縁部の一箇所のみに荷重がかかる状態にすることにより、前記外周縁部の前記一箇所にかかる荷重を測定できる荷重測定装置とを備えることを特徴とする自転車用車輪のつり合い測定装置。
  2. 前記車軸支持部材は、前記車軸を軸方向に対して直交する状態に支持できる平板状の固定板部と、前記固定板部から反車軸方向に延設され、先端に前記支点部を備える延設板部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置。
  3. 前記自転車用車輪の前記車軸の一端を前記車軸支持部材に固定する車軸固定部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置。
  4. 前記基板は、前記車軸支持部材の前記支点部を前記車軸の軸を含む平面上での揺動を可能な状態で支持する支点支持部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置。
  5. 前記車軸支持部材は、所定の長さ寸法を有するチャンネル状に形成されると共に、前記支点支持部材は、前記支点部を2箇所で支持することを特徴とする請求項2又は4のいずれか1項に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置。
  6. 前記支点支持部材は、前記荷重測定装置からの距離が異なる複数の異なる箇所に前記支点部の支持箇所を備えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置。
  7. 前記荷重測定装置は測定結果をデジタル表示するデジタルはかりであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の自転車用車輪のつり合い測定装置。
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