JP3178945U - 自動しおり - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡単でシンプルな構造でありながら、確実に自動しおりの効果も期待でき、さらに広告用としての効果も期待できる自動しおりを提供する。
【解決手段】書籍に挟んで固定するための固定部と、読書中の頁間に挿入されるしおり部3が、折り部4を介して連接されてなるものであって、さらにこの固定部にU字状の切込みにより切込み舌片を、折り部4から離れた位置に、前記U字状の凸部を折り部4の反対方向に向けて設け、この固定部と舌片で書籍の頁間にしっかり固定されるようにすると共に、前記しおり部3が折り部4で曲げられ開口する頁に常に位置するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】書籍に挟んで固定するための固定部と、読書中の頁間に挿入されるしおり部3が、折り部4を介して連接されてなるものであって、さらにこの固定部にU字状の切込みにより切込み舌片を、折り部4から離れた位置に、前記U字状の凸部を折り部4の反対方向に向けて設け、この固定部と舌片で書籍の頁間にしっかり固定されるようにすると共に、前記しおり部3が折り部4で曲げられ開口する頁に常に位置するようにした。
【選択図】図1
Description
本考案は、書籍に挟み、ページをめくった時に次のページに自動しおりの先端部が移動し、書籍を閉じると開いていた位置に自動しおりの先端部が保持される機能を有するしおりに関する。
従来より、書籍のページをめくった時に次のページに自動的にしおりの先端部が移動するタイプのしおりは、いくつか知られている。
例えば、特開2000−190661号(以下「特許文献1」という)においては、連結部14としおり部13は折り目29を介して略直角に折り曲げられている実施例が示されている。
しかるに折り目29は本の厚さ方向に対し折った位置が決められてしまうため、折り目の位置より数ページの時は、折り角度により追従できるが、ページ数が多くなると折り角度に無理が生じ、スムースにしおり部の移動ができず、挟み代えて折り目を作り変えねばならない欠点を有していた。
しかるに折り目29は本の厚さ方向に対し折った位置が決められてしまうため、折り目の位置より数ページの時は、折り角度により追従できるが、ページ数が多くなると折り角度に無理が生じ、スムースにしおり部の移動ができず、挟み代えて折り目を作り変えねばならない欠点を有していた。
そのため何度も折り目を作ることになり連結部14は折り目の痕だらけとなり、折癖が邪魔して上手くしおり部が移動しない結果となっていた。
また連結部14は1枚のページの水平方向に対し同じ水平方向に幅が広くなっているため、ページをめくったとき、連結部14の曲げ強度が大きいために柔軟性に欠き、しおり部13を跳ね上げる形でしかページの送りができず、無理に頁を捲るとしおり部13のエッジがペーパーナイフのような作用となり、頁紙が破れてしまうという構造上の欠点を有していた。
そこで、実用新案登録第3145153号(以下「特許文献2」という)なる自動しおり機能を有するブック用具が提案されている。その内容をみると、しおり部2は弾性撓み部3と連結されており、この弾性撓み部3のもう一方の端部は、保持部4の上部と連結され、挟み幅Dを0.05mmから最大40mmとし、前記弾性撓み部の寸法の長さLは20〜70mm、高さHは1〜5mm、厚さTは0.2〜1.0mmとした自動しおりである旨、記載されている。
したがって、特許文献2における、しおり部2は弾性撓み部3により、支えられており、材質は、紙でもよい旨の記載があるが、十分この弾性状態を維持するための材料、例えば、ポリプロピレン、アクリル、塩化ビニール等の合成樹脂、又は、軟鋼、ステンレス鋼、アルミ、真鍮などを選択したり、この細長い弾性撓み部3を形成する加工コストも高価になり、市場に普及させるためには各種の問題があった。
また、図示してはいないが、書店では、販促用の用途にも利用されている広告を兼る長方形状のしおりを書籍の間に挟んで配布している。これは、サービスの一環でもあり、コストが掛からず、広告効果も期待できるしおりとして、提供されているが、自動しおり効果はなかった。
本考案は、従来の自動しおりのように、製造コストが掛からず、極めて簡単でシンプルな構造でありながら、確実に自動しおりの効果も期待でき、さらに広告用としての効果も期待できる自動しおりを提供することを目的とする。
本考案の自動しおりは、書籍に挟んで固定するための固定部と、読書中の頁間に挿入されるしおり部が、折り部を介して連接されるものであって、
さらに前記固定部にU字状の切込み部により切込み舌片を前記折り部の反対方向に向けて設けてなるものである。理想的には、請求項2に記載したように、前記切込み舌片の一対の切込み起点を前記折り部から離して設け、この切込み起点と前記折り部の間に、前記しおり部を書籍から持ち上げるしおり持ち上げ部を形成してなることを特徴としている。
さらに前記固定部にU字状の切込み部により切込み舌片を前記折り部の反対方向に向けて設けてなるものである。理想的には、請求項2に記載したように、前記切込み舌片の一対の切込み起点を前記折り部から離して設け、この切込み起点と前記折り部の間に、前記しおり部を書籍から持ち上げるしおり持ち上げ部を形成してなることを特徴としている。
また、請求項3における本考案のしおり部の表面側には、広告の少なくとも一部を表示する広告表示部を設けたので、常にページ間にしおり部が表出する機能とマッチングさせたことで広告がより効果的に、印象づけられ広告機能を増大させることができる。
本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本考案の一実施例を示す自動しおり1の表面と裏面を並列して説明した平面説明図であって、書籍に挟んで固定するための固定部2と、読書中の頁間に挿入されるしおり部3が、折り部4を介して連接されてなる。そして、さらに前記固定部2にU字状の切込み部5により切込み舌片6を前記折り部4の反対方向に向けて設けてなるものである。理想的な実施例として前記切込み5の一対の切込み起点7a、7bは、前記折り部4から離して設け、この切込み起点7a、7b位置と前記折り部4の間に、前記しおり部を書籍から持ち上げるしおり持ち上げ部8を形成してなるものである。
このように構成された自動しおり1は、使用に際して、図4に示されるように、固定部2を書籍10の適当な頁(10a)に差し込み、さらに挿入していく、そして切込み部5で形成された舌片6を表面側に持ち上げ、固定部2を差し込んだ書籍10の頁の後ろ側の紙の1枚又は数枚(図4では2枚)の後頁(10b)に差し込み、この舌片6と固定部2で挟み込む(図4参照)。また、自動しおり1は、図3に示されるように、固定部2を裏面側からみて、折り部4で手前に折り曲げると、しおり部3の表側が表出して、手前側に見えるようになる。すなわち図4、図1で示される書籍を読んでいる頁(10c)側にしおり部3の表側が表出されるようになる。
図4に示されるように固定部2が書籍に挟まれ、さらに固定部2の上部であって、折り部4の手前側にしおり持ち上げ部8が形成されている。したがって、しおり部3は、折り部4で折りたたまれ、先端が斜めに書籍10の開口頁(10c)に差し込まれることになり、書籍を読み続け、頁を捲っても、頁捲りに支障なく、常に書籍の開口頁(10c)にしおり部3が差し込まれる。この状態から、書籍10を閉じてもしおり部3は、今まで読んでいた開口頁(10c)に差し込まれているため簡単に読書を再開できるようになる。
この自動しおり1の使用態様については、図5に示されるように、書籍10の横から固定部2を挟み込んで使用しても良い。こうすることで、書籍10の頁を捲る際、しおり部3を持ち上げることなくよりスムースに頁が捲れる。
また、本考案における他の実施例としては、図2で示された折り部4は、固定部2の長手方向に対して、直行する方向に設けられているが、図6に示されるように、折り部14を傾斜して設けることにより、図7で示されるように、書籍10の開口頁に対して自動しおり部13が斜めに表出し、ページ捲りを容易にしている。
また、この効果は、図8に示されるように、固定部22の長手方向に直行する線分に対して、切込み起点27a、27b傾斜して(位置を異ならせて)、設けても良い。こうすることで、しおり部23は書籍に対して傾斜して差し込まれているので、自動しおり部23も書籍10の開口頁に対して斜めに表出し、ページ捲りを容易にしている。
構造上、本考案の自動しおり1のしおり部3、13、23は開口頁(10c)で常に表出しているので、この表面に広告9、19、29などを印刷しておくことで、広告効果は高まる。例えば、出版社が、読者向けに読んで欲しい出版物名を印刷したり、キャンペーなどを、あるいはキャラクターなどを印刷しておくことにより読者に伝わりやすいものとなる。
なお、本考案における切込み起点7a、7b(17a、17b、27a、27b)は、丸穴で構成しても良いが、打ち抜き加工上、丸穴の刃が摩耗しやすく、精度が落ちやすいため、図9に示すようにU字状の打ち抜きの内側に僅かに切り込むようにしても良い。こうすることで、丸穴を設けることと同様に、書籍の頁を挟みやすくしてすると共に、切込み起点が不用意に裂けることを防止できる。
以上、のように構成される自動しおり1は、1枚のシートで、材質が、紙や合成樹脂などで、平面状態で印刷、型抜きで簡単に製造でき、製造コストも抑えられる上、従来のしおりとしても、自動しおりとしても、最終利用者である読者の趣向に合わせて利用できる。また自動しおりとして利用する場合には、読者が自動しおり1の折り部4、14、24で折り曲げるだけで簡単に自動しおりになる。また自動しおりとして使用した場合、しおり部の表面の広告が常に表出するように構成でき、極めて効果のある自動しおりが提供できるなど産業上極めて有益なものとして普及しやすいものとなる。
1、11、21・・・自動しおり
2、12、22・・・固定部
3、13、23・・・しおり部
4、14、24・・・折り部
5、15、25・・・切込み部
6、16、26・・・舌片
7a、7b、17a、17b、27a、27b・・・切込み起点
8、18、28・・・しおり持ち上げ部
9、19、29・・・広告表示部
10・・・書籍
11・・・頁
2、12、22・・・固定部
3、13、23・・・しおり部
4、14、24・・・折り部
5、15、25・・・切込み部
6、16、26・・・舌片
7a、7b、17a、17b、27a、27b・・・切込み起点
8、18、28・・・しおり持ち上げ部
9、19、29・・・広告表示部
10・・・書籍
11・・・頁
Claims (3)
- 書籍に挟んで固定するための固定部と、読書中の頁間に挿入されるしおり部が、折り部を介して連接され、
さらに前記固定部にU字状の切込み部による切込み舌片を前記折り部の反対方向に向けて設けてなることを特徴とする自動しおり。 - 前記切込み部の切込み起点を前記折り部から離して設け、この切込み起点と前記折り部の間に、前記しおり部を書籍から持ち上げるしおり持ち上げ部を形成してなることを特徴とする前記請求項1記載の自動しおり。
- 前記しおり部には、表面側には、広告の少なくとも1部を表示する広告表示部を有してなることを特徴とする前記請求項1乃至3記載の自動しおり。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004334U JP3178945U (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 自動しおり |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004334U JP3178945U (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 自動しおり |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3178945U true JP3178945U (ja) | 2012-10-11 |
Family
ID=48005646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012004334U Expired - Fee Related JP3178945U (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 自動しおり |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7360137B1 (ja) | 2023-01-06 | 2023-10-12 | ヒカリ株式会社 | 筆記帳 |
-
2012
- 2012-07-17 JP JP2012004334U patent/JP3178945U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7360137B1 (ja) | 2023-01-06 | 2023-10-12 | ヒカリ株式会社 | 筆記帳 |
JP2024097734A (ja) * | 2023-01-06 | 2024-07-19 | ヒカリ株式会社 | 筆記帳 |
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