JP3178915U - 側溝蓋 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリート製および金属製側溝蓋の重量とグレーチングの盗難対策に伴う作業性の問題と、それを改善するために開発されたプラスチック製の側溝蓋の成形性の低さを改良した側溝蓋を提供する。
【解決手段】側溝蓋の製造に際し、再生可能資源である竹由来の微細な短繊維を含む粉末をプラスチックに混和することで比重を増大させて水に浮かないようにし、プラスチックの良好な溶融成形性を維持することで多孔構造を形成して排水性の向上を図る。さらに、竹粉中の繊維成分により機械的強度を高める。これにより、作業性、成形性、機械的物性、さらに排水性に優れた側溝蓋を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】側溝蓋の製造に際し、再生可能資源である竹由来の微細な短繊維を含む粉末をプラスチックに混和することで比重を増大させて水に浮かないようにし、プラスチックの良好な溶融成形性を維持することで多孔構造を形成して排水性の向上を図る。さらに、竹粉中の繊維成分により機械的強度を高める。これにより、作業性、成形性、機械的物性、さらに排水性に優れた側溝蓋を提供する。
【選択図】図1
Description
本考案は、再生可能資源を有効利用し、軽量で作業性に優れた側溝用の蓋に関するものである。
車両走行道路等に付属している側溝には、コンクリート製の蓋、もしくはグレーチングと呼ばれる鋼材を格子状に組んだ溝蓋が設置されている。従来、側溝の蓋は、トラックのクレーン吊り具を使用して、本体を上げたり下げたりして、所要の作業をしているが、重くて取り扱いにくいので作業性が悪く、自動車等の輪荷重に対応して滑り、騒音、がたつき等の問題点があった。これらの蓋は、車両の通行に対して十分な強度がある反面、その重量が非常に重く、設置や修復の際に作業性が悪い。また、グレーチングの場合は、金属のため高価であるばかりでなく、盗難に遭いやすく、グレーチング同士を連結させるなどの対策が取られており、作業性の低下を招いている。
上記のような作業性の悪さを改善するためにプラスチック製の溝蓋が開発されている。しかし、プラスチックの比重は軽く水に浮いてしまうため、金属性の補強筋入れたり(特許文献1)、コンクリートや砂利などの重量物を載せたり(特許文献3)、骨材を混和する(特許文献3)などの方法で重くする対策が取られている。しかし、このような方法は、プラスチックの最大の特徴である溶融成形性を低下もしくは不可能にしてしまうという問題点があった。
本考案が解決しようとする課題は、コンクリート製および金属製側溝蓋の重量とグレーチングの盗難対策に伴う作業性の問題点と、それを改善するために開発されたプラスチック製の側溝蓋の成形性の低さに関する問題点である。
本考案は、再生可能資源である竹由来の微細な短繊維を含む粉末をプラスチックに混和することで、プラスチックの溶融成形性を維持したまま、比重を増大させて水に浮かないようにし、さらに機械的強度を高めることを特徴とする。
水蒸気処理後に粉砕して得られる1000μm以下の微細な竹繊維の引張強度は、約40MPa以上であり、さらにそのみかけ比重は約1.3である。したがって、この竹繊維を含む竹粉をプラスチックに対して、10:90から80:20の重量比でブレンドすることにより、プラスチックの機械的強度と比重増大に寄与する。
本考案で用いるプラスチックとしては、家電リサイクル法、自動車リサイクル法、容器包装リサイクル法などの法律に基づき回収分別されたプラスチック類が好適に用いられる。具体的には、ポリプロピレン主体成分、ABS樹脂やAS樹脂などのスチレン系プラスチック成分、およびポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂などの熱溶融性樹脂である。さらに、コンパクトディスクなどに用いられるポリカーボネート系樹脂も好ましく用いられる。
本考案の側溝蓋は、コンクリート製や金属製に比べて軽量であるため、作業性に富み、溶融成形可能であるため、複雑な形状や表面の滑り止め用模様の付与も容易である。
本考案の側溝蓋は、再生可能資源である竹粉を含有しているため、製造に伴う炭酸ガス発生抑制に寄与する。さらに、プラスチックとして、回収分別品をリサイクルすることができ、さらなる炭酸ガス発生抑制に寄与する。
本考案に付与された排水用の円形孔は、その直径が5〜50mmであるため、子供の靴が嵌る危険性はなく、また、その総面積が蓋上面積の1〜30%、好ましくは3〜20%を占めるため、効果的な排水が可能である。さらに、下方に向かって拡大するテーパー状となっているため、孔内部で閉塞状態となることがない。なお、この円形孔は、真円である必要はなく、溶融成形性に応じて楕円体であることも好適に選択可能である。
本考案に付与された滑り止め用の模様は、滑り止めの機能を有するものであれば特に限定されないが、好適には、粗面模様、線状模様、円形模様、多角形模様などが単独もしくは組み合わされて、本考案の側溝蓋の上表面上に凹凸模様として付与される。
本考案の側溝蓋は、外周の所定位置を欠いて掛部としているため、設置および修復時に作業性が容易である。
良好な設置および修復の作業性、成形性、および排水性を再生可能資源である竹粉をプラスチックとブレンドし、溶融成形することによって実現した。
図1は、本考案の側溝蓋の概観図である。図2は、本考案の側溝蓋の例の第三角法における正面図、上面図、底面図、右側面図、孔断面図である。ここに、例示した図は、直径10mmの円形孔を46個付与し、その総面積は、蓋上面積の3%に相当する。図3は、本考案の側溝蓋の使用状態の例である。
1 掛部
2 円形孔
3 滑り止め用模様
4 側溝本体
2 円形孔
3 滑り止め用模様
4 側溝本体
Claims (4)
- 少なくとも80%以上が長径1000μm以下の竹粉とプラスチックが10:90から80:20重量比からなる組成物を溶融成形によって作製した成形体であり、掛部(1)と複数の排水用円形孔(2)と滑り止め用模様(3)を設けたことを特徴とする側溝蓋。
- 排水用の円形孔(2)は、その直径が5〜50mmであり、その総面積は蓋上面積の1〜30%である事を特徴とする請求項第1項記載の側溝蓋。
- 排水用の円形孔(2)は、詰まり防止のため下方に向かって拡大するテーパー状となっている事を特徴とする請求項第1および2項記載の側溝蓋。
- プラスチックが回収リサイクル品であることを特徴とする請求項1〜3項記載の側溝蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004569U JP3178915U (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | 側溝蓋 |
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JP2012004569U JP3178915U (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | 側溝蓋 |
Publications (1)
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JP3178915U true JP3178915U (ja) | 2012-10-04 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014009539A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Kyushu Institute Of Technology | 敷設用成形体 |
JP2014173280A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Kyushu Institute Of Technology | 側溝蓋 |
CN104179243A (zh) * | 2014-09-15 | 2014-12-03 | 苏州市海神达机械科技有限公司 | 多功能除臭地漏 |
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2012
- 2012-07-26 JP JP2012004569U patent/JP3178915U/ja not_active Expired - Fee Related
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