JP3178495U - シェルター - Google Patents
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Abstract
【課題】内部の居住面積も広く、また、地震により発生する津波等の非難場所として最適であり、簡単、かつ安価に構築でき、しかも堅牢なシェルターを提供する。
【解決手段】プレキャスト・プレストレストコンクリートを素材とし、全体の形状が船底を逆にした形状の低層系の建屋本体1を設けるに際し、該建屋本体1の基礎部を、地面を掘り下げ、高強度鉄筋コンクリートを素材とするべた基礎2を設け、該べた基礎2上に、複数個の免震装置3を介して、適宜の大きさに仕切られる格子状の枠体4aを形成し、これら各枠体4aによって仕切られた溝4b内に、埋戻土Xを充填した基礎スラブ4を設け、該基礎スラブ4上に前記建屋本体1を設ける免震構造とした。
【選択図】図3
【解決手段】プレキャスト・プレストレストコンクリートを素材とし、全体の形状が船底を逆にした形状の低層系の建屋本体1を設けるに際し、該建屋本体1の基礎部を、地面を掘り下げ、高強度鉄筋コンクリートを素材とするべた基礎2を設け、該べた基礎2上に、複数個の免震装置3を介して、適宜の大きさに仕切られる格子状の枠体4aを形成し、これら各枠体4aによって仕切られた溝4b内に、埋戻土Xを充填した基礎スラブ4を設け、該基礎スラブ4上に前記建屋本体1を設ける免震構造とした。
【選択図】図3
Description
この考案は、シェルターに関するものであり、津波や台風による自然災害発生時には、災害からから生命および財産を保護する津波用のシェルターである。
従来、シェルターには、屋外で発生する放射能から身を守るもの、竜巻等の風害から身を守るものや、屋内で発生し、屋内の一部屋を避難シェルターとして、強盗から生命や財産を守るものと種々が存在している。
しかしながら、自然災害のうち、地震発生後に発生する,最も強烈な津波からも生命はもちろん、財産も守ることが必要である。
そのために、津波から身を守る津波避難用シェルターは存在した。例えば、特許文献1のように。
しかしながら、この技術内容は、極めて少人数用の津波避難用シェルターであり、大人数では全員避難し救助できる規模の施設ではなかった。
そこで、比較的多人数のものが、瞬時に避難することが可能であり、内部の居住面積も広く、効率的であるシェルターを開発する必要がある。
そこで、上記課題を解決する為に、この考案は、内部の居住面積も広く、また、地震により発生する津波等の非難場所として最適であり、簡単、かつ安価に構築でき、しかも堅牢なシェルターを開発・提供する事にある。
課題を解決するための手段として、本考案は、建屋本体をプレキャスト・プレストレストコンクリートで構成し、建屋本体の形状は船底を逆にした構造であり、壁面は、津波に対して乗り超えてしまうシェルターを開発・提供するものである。
この考案によると、建屋本体(1)の全体の形状が、船底を逆にした形状とし、さらに低層であるため、地震により発生し、打ち寄せる津波も、建屋本体の屋上部を越流してしまう構造としたため、津波の水圧から建屋本体の破壊を防止することができ、人命や財産を守ることができる。
また、建屋本体(1)は、プレキャスト・プレストレストコンクリート構造とし、べた基礎(2)並びに基礎スラブ(4)は、高強度鉄筋コンクリートで構成され、且つ、免震構造としたものであり、堅牢で、且つ、安価である等の極めて有益なる効果を奏する。
以下、この考案について詳細に説明する。尚、この考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。
そこで、この考案の一実施例を図1〜図4に基づいて詳述すると、プレキャスト・プレストレストコンクリートを素材と、全体の形状が船底を逆にした形状の低層系の建屋本体(1)を設け、 該建屋本体(1)の基礎部には、地面を掘り下げ、高強度鉄筋コンクリートを素材とするべた基礎(2)を設け、該べた基礎(2)上に、複数個の免震装置(3)を介して、基礎スラブ(4)を形成し、該基礎スラブ(4)は、適宜の大きさに仕切られる格子状の枠体(4a)を形成し、これら各枠体(4a)によって仕切られた溝(4b)内には、埋戻土(X)を充填して設け、前記建屋本体(1)は免震構造としたシェルターから構成されるものである。
また、免震装置(3)は、図面においては、合計50個設けたものを掲載しているが、この数に制限されることはない。
さらに、べた基礎(2)と、建屋本体(1)の間には、高強度鉄筋コンクリートを用いて格子状の枠体(4a)を形成し、さらに、基礎スラブ(4)の溝(4b)には、それぞれ埋戻土(X)が充填され、重力を有し、建屋本体(1)の錘としての機能を有し、建屋本体(1)の補強となるよう構成してもよいものである。
さらに、建屋本体(1)を軟弱地盤の上に構築する場合には、基礎スラブ(4)と免震装置(3)を介して位置するべた基礎(2)は、岩盤層まで打ち込んだ複数本の杭(Y)の打ち込み構築することも可能である。
また、建屋本体(1)は、図面に示すように2階建ての低層系の建築物を示しており、該建屋本体(1)の長辺部の壁面には、一階部分には開口扉(5)を複数形成しており、また、2階部分の壁には、窓(6)を形成し、これら、開口扉(5)及び窓(6)には、水密機能及び耐圧性を備えた構成とするものであり、これにより建屋本体(1)内への水の浸入を防止するよう構成している。
さらに、建屋本体(1)の内部において、複数の開口扉(5)を有する一階の通路(7)部分と、避難用居室(8)とは、壁面(9)で遮断しており、避難用居室(8)へ浸入する水を防止しており、出入りは二階への階段(10)と通ずるよう構成したものである。
この考案のシェルターの技術を確立し、この技術をもとに製造・販売することにより産業上の利用可能性を有する。
1 低層系の建屋本体
1a 一階スラブ
2 べた基礎
2c 側壁面
3 免震装置
4 基礎スラブ
4a 格子状の枠体
4b 溝
5 開口扉
6 窓
7 一階の通路
8 避難用居室
9 壁面
10 階段
X 埋戻土
Y 杭
1a 一階スラブ
2 べた基礎
2c 側壁面
3 免震装置
4 基礎スラブ
4a 格子状の枠体
4b 溝
5 開口扉
6 窓
7 一階の通路
8 避難用居室
9 壁面
10 階段
X 埋戻土
Y 杭
Claims (1)
- プレキャスト・プレストレストコンクリートを素材と、全体の形状が船底を逆にした形状の低層系の建屋本体(1)を設け、 該建屋本体(1)の基礎部には、地面を掘り下げ、高強度鉄筋コンクリートを素材とするべた基礎(2)を設け、該べた基礎(2)上に、複数個の免振装置(3)を介して、基礎スラブ(4)を形成し、該基礎スラブ(4)は、適宜の大きさに仕切られる格子状の枠体(4a)を形成し、これら各枠体(4a)によって仕切られた溝(4b)内には、埋戻土(X)を充填して設け、前記基礎スラブ(4)上に、前記建屋本体(1)の一階スラブ(1a)と免震構造としたことを特徴とするシェルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003685U JP3178495U (ja) | 2012-06-19 | 2012-06-19 | シェルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003685U JP3178495U (ja) | 2012-06-19 | 2012-06-19 | シェルター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3178495U true JP3178495U (ja) | 2012-09-20 |
Family
ID=48005230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012003685U Expired - Fee Related JP3178495U (ja) | 2012-06-19 | 2012-06-19 | シェルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178495U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015110896A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-06-18 | 株式会社大昇 | シェルター |
US10180010B2 (en) | 2015-06-02 | 2019-01-15 | Shelter Japan Co., Ltd. | Half-underground evacuation shelter |
US10428548B2 (en) | 2015-06-12 | 2019-10-01 | Shelter Japan Co., Ltd. | Underground evacuation shelter |
-
2012
- 2012-06-19 JP JP2012003685U patent/JP3178495U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015110896A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-06-18 | 株式会社大昇 | シェルター |
JP2016183552A (ja) * | 2013-10-31 | 2016-10-20 | 株式会社大昇 | シェルター |
US10180010B2 (en) | 2015-06-02 | 2019-01-15 | Shelter Japan Co., Ltd. | Half-underground evacuation shelter |
US10428548B2 (en) | 2015-06-12 | 2019-10-01 | Shelter Japan Co., Ltd. | Underground evacuation shelter |
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