JP3178277U - キャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造 - Google Patents
キャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3178277U JP3178277U JP2012003887U JP2012003887U JP3178277U JP 3178277 U JP3178277 U JP 3178277U JP 2012003887 U JP2012003887 U JP 2012003887U JP 2012003887 U JP2012003887 U JP 2012003887U JP 3178277 U JP3178277 U JP 3178277U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dwelling unit
- floor
- veranda
- unit structure
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
【課題】従来と同等の階高さを維持しつつ、居住者が圧迫感を感じない天井高さを有し、かつ間取りの自由度を向上させたキャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造を提供する。
【解決手段】複数の室を有する略箱状の居住専有部10と、居住専有部10を構成する一の側壁に沿って外方に突出するように設けられたベランダ3と、を備えた住戸の住戸構造であって、住戸には、上下階の各住戸を鉛直方向に貫通する共用の排水管として使用し得る排水竪配管P2および共用の上水管として使用し得る上水竪配管P1が収容されたパイプシャフトが設けられており、パイプシャフトが、一の側壁近傍および/またはベランダ3に設けられている。居住専有部10の略中央部付近に分散して水廻り設備20を設置する場合に比べて、間取りの自由度を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】複数の室を有する略箱状の居住専有部10と、居住専有部10を構成する一の側壁に沿って外方に突出するように設けられたベランダ3と、を備えた住戸の住戸構造であって、住戸には、上下階の各住戸を鉛直方向に貫通する共用の排水管として使用し得る排水竪配管P2および共用の上水管として使用し得る上水竪配管P1が収容されたパイプシャフトが設けられており、パイプシャフトが、一の側壁近傍および/またはベランダ3に設けられている。居住専有部10の略中央部付近に分散して水廻り設備20を設置する場合に比べて、間取りの自由度を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、キャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造に関する。さらに詳しくは、間取りの自由度を向上させたキャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造に関する。
一般的にマンション等の集合住宅の住戸は、マンション等の集合住宅の強度維持および建築面積の有効な利用等の観点から、平面視略矩形に形成された構造が採用されている。例えば、奥行方向の長さが間口方向の長さに比べて長くなるように形成された平面視略長方形の住戸が一般的である。このような住戸では、水平に形成された上下のスラブと、この上下のスラブ間に設けられた壁(例えば、隣接する住戸間の界壁やマンション等の外壁)とで囲まれた空間に居住専有部が形成されている。そして、この居住専有部は、リビング(L)、ダイニング(D)、寝室などの複数の居室や、キッチン(K)、洗面室、トイレ、バスルームなどの複数の水廻り設備などが設けられており、その外側には共用廊下やバルコニー、ベランダなどが設けられている。
近年、将来の家族構成やライフスタイルが変化した場合に合わせて、居住専有部内の居室等の間取り(レイアウト)を変更したいという要望がある。
しかし、上述したような一般的な住戸では、水廻り設備によって間取りを変更するときの自由度が制限されるといった問題がある。
水廻り設備は、飲料用等の上水を上水管から供給し、使用済みの水を排水管を通して排水している。一般的に、上水は、集合住宅の最上部に設けられたタンクに貯留され、重力落下を利用して下方の住戸に上水を供給している。また、排水は、住戸から重力落下を利用し集合住宅近傍の地上または地下に設けられた排水処理設備に送られる。つまり、上水の供給方法および排水の排水方法は、いずれも重力落下を利用している。このため、一般的な集合住宅に設けられている上水管および排水管は、集合住宅の上下階の住戸を最上階から最低階まで略鉛直方向に貫通するように配設されている。言い換えれば、上水管および排水管は、その両端間が同一軸上に位置するように形成されている(以下、この上水管を上水竪配管といい、この排水管を排水竪配管という)。かかる上水竪配管および排水横配管は、マンション等の集合住宅の共用物であるため、各住戸の居住者は、かかる上水竪配管および排水横配管を自由に取り替えたり、配管形状を変えたりなどができない。したがって、上述したように水廻り設備によって間取りの自由度が制限されるのである。
居住専有部に配設された竪配管を中心軸に対して屈曲させれば、間取りの自由度を高くできる。しかし、これらの竪配管は、上述したように各住戸の居住者が自由に変更等できない。仮に変更することについて了解を得た場合であっても、これらの竪配管を途中で屈曲したことによって、屈曲部分において、内部を流れる排水の流路抵抗が大きくなる。とくに、排水竪配管では、この屈曲部分を排水が流れるときに、屈曲した部分が抵抗となって落下音や衝撃音などの不快な騒音が発生するといった問題が生じる。このため、排水竪配管を移動できる範囲は、元の位置からわずかの距離に限定されてしまう。つまり、これらの竪配管とくに排水竪配管を移動させることは、現実的でない。
そこで、水廻り設備によって間取りの自由度が制限されないような住戸構造が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1または特許文献2では、上水竪配管および排水竪配管を居住専有部の共用廊下側に配設したパイプシャフト(PS)内に収容しており、居住専有部の内装床を床スラブと内装床と間に床下空間を有する二重床構造となるように形成し、上水竪配管および排水竪配管と水廻り設備とを接続する上水配管および排水配管(以下、上水横配管および排水横配管という)を床下空間に配設した住戸構造が開示されている。これらの住戸構造では、床下空間内に横配管を自由に配設することができるので、水廻り設備の位置を自由に変更することができるから、水廻り設備によって間取りの自由度が制限されないし、排水竪配管を屈曲等する必要がないので、排水の落下音等による騒音を発生させることもない、といった利点がある。
しかるに、特許文献1または特許文献2の住戸構造では、床下空間内に配設した上水横配管および排水横配管のうち、とくに排水竪配管は、その内部を流れる排水が、水廻り設備から排水竪配管に向かって重力落下しながら良好に流れるようにするために十分な勾配(例えば、1/50〜1/75程度)を設けて配設される必要がある。しかし、建築コスト等の観点から、床下空間の高さ(つまり、床スラブの上面から内装床の下面までの距離)は、一般的に約300mm程度にしかできない。かかる制限によって排水横配管の長さも制限される。すると、床下構造として二重床構造を採用する特許文献1の住戸構造では、排水竪配管と水廻り設備との距離はある程度制限されるといった問題がある。言い換えれば、二重床構造を採用した住戸構造であっても、間取りの自由度がある程度制限されるのである。
また、近年、省エネルギーやエコロジーの観点から節水型トイレの普及が進んでいる。節水型トイレは、従来のトイレと比べて排水時に使用する水量が極端に少なくなっているので、上述した二重床構造の床下に配設する排水横配管の勾配をより強くする必要がある。なぜなら、節水型トイレを採用した場合、排水量が従来に比べて少ないので、従来の勾配では汚物等が横配管内に詰まるといった問題が生じるからである。つまり、節水型トイレを採用する場合には、排水竪配管と節水型トイレとの距離がより短くなるように制限されるので、その間取りの自由度もより制限されるのである。
しかも、二重床構造を採用した特許文献1または特許文献1の住戸構造では、床下空間の高さ分だけ、内装床の上面と天井面間の距離(以下、天井高さという)が小さくなる(例えば、天井高さが2100mm程度になる)といった問題がある。居室の天井高さが2100mm以上であれば、建築基準法上居室と認定されるが、一般な集合住宅の住戸の天井高さが2400mm以上を有する現在においては、かかる天井高さを有する住戸は、居住者にとって圧迫感を感じさせる高さである。このため、このような天井高さを有する住戸は、集合住宅の住戸の購入を検討している購入者からも敬遠されるといった問題もある。
一方、二重床構造を採用しつつ、天井高さが2400mm以上を有する住戸構造とする場合、床スラブの上面から天井スラブの上面までの距離(いわゆる階高)を床下空間の高さ分だけ高くする必要がある。この場合、二重床構造を有さない一般的な住戸が積層された集合住宅の場合と比べて建築コストが上昇したり、建築高さが制限された集合住宅では、建築可能な階数が一般的な集合住宅に比べて少なくなるといった問題が生じていた。すると、結果として、住戸の価格も高くせざるを得ないといった問題が生じる。
本考案は上記事情に鑑み、従来と同等の階高さを維持しつつ、居住者が圧迫感を感じない天井高さを有し、かつ間取りの自由度を向上させたキャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造を提供することを目的とする。
第1考案のキャンチを有効利用した住戸構造は、複数の室を有する略箱状の居住専有部と、該居住専有部を構成する一の側壁に沿って外方に突出するように設けられたベランダと、を備えた住戸の住戸構造であって、前記住戸には、上下階の各住戸を鉛直方向に貫通する共用の排水管として使用し得る排水竪配管および共用の上水管として使用し得る上水竪配管が収容されたパイプシャフトが設けられており、該パイプシャフトが、一の側壁近傍および/または前記ベランダに設けられていることを特徴とする。
第2考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、複数の住戸を有する集合住宅おける、複数の室を有する略箱状の居住専有部を備えた住戸の住戸構造であって、前記居住専有部において、一の側壁近傍にすべてのパイプシャフトが設けられており、該パイプシャフト内には、上下階の各住戸を鉛直方向に貫通する共用の排水管として使用し得る排水竪配管および共用の上水管として使用し得る上水竪配管が収容されていることを特徴とする。
第3考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、第2考案において、前記一の側壁に沿って外方に突出するように前記ベランダが設けられており、該ベランダに、前記パイプシャフトが設けられていることを特徴とする。
第4考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、第1または第3考案において、前記ベランダに、水廻り設備が設けられていることを特徴とする。
第5考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、第4考案において、前記居住専有部は、その床部が、床スラブと、該床スラブの上面に設けられた内装床と、から構成されており、前記ベランダは、その床部を構成する片持ちスラブ部を備えており、該片持ちスラブには、該片持ちスラブの上面から浮かせた状態で保持された水廻り床部が設けられており、該水廻り床部は、前記水廻り設備を配置した状態において、その床面が前記内装床の上面と略面一になるように形成されていることを特徴とする。
第6考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、第1、第3、第4、第または第5考案において、前記ベランダは、前記一の側壁に沿って外方に突出するように設けられたベランダと、該ベランダの軸方向に略直交し得るように連続して延設された後方ベランダと、を備えていることを特徴とする。
第2考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、複数の住戸を有する集合住宅おける、複数の室を有する略箱状の居住専有部を備えた住戸の住戸構造であって、前記居住専有部において、一の側壁近傍にすべてのパイプシャフトが設けられており、該パイプシャフト内には、上下階の各住戸を鉛直方向に貫通する共用の排水管として使用し得る排水竪配管および共用の上水管として使用し得る上水竪配管が収容されていることを特徴とする。
第3考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、第2考案において、前記一の側壁に沿って外方に突出するように前記ベランダが設けられており、該ベランダに、前記パイプシャフトが設けられていることを特徴とする。
第4考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、第1または第3考案において、前記ベランダに、水廻り設備が設けられていることを特徴とする。
第5考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、第4考案において、前記居住専有部は、その床部が、床スラブと、該床スラブの上面に設けられた内装床と、から構成されており、前記ベランダは、その床部を構成する片持ちスラブ部を備えており、該片持ちスラブには、該片持ちスラブの上面から浮かせた状態で保持された水廻り床部が設けられており、該水廻り床部は、前記水廻り設備を配置した状態において、その床面が前記内装床の上面と略面一になるように形成されていることを特徴とする。
第6考案のマンション等の集合住宅の住戸構造は、第1、第3、第4、第または第5考案において、前記ベランダは、前記一の側壁に沿って外方に突出するように設けられたベランダと、該ベランダの軸方向に略直交し得るように連続して延設された後方ベランダと、を備えていることを特徴とする。
第1考案によれば、居住専有部の一の側壁近傍および/またはベランダにすべてのパイプシャフトが設けることができる。このため、パイプシャフト近傍に水廻り設備を配置すれば、居住専有部および/またはベランダにおいて、水廻り設備を一箇所に集約することができる。すると、居住専有部の略中央部付近に分散して水廻り設備を設置する場合に比べて、間取りの自由度を向上させることができる。例えば、居住専有部が平面視略矩形であれば、間取りが可能な空間を平面視略コ字状やL字状に形成できる。また、ベランダにパイプシャフトを設ければ、居住専有部内をすっきりさせることができる。
第2考案によれば、居住専有部の一の側壁近傍にすべてのパイプシャフトが設けられているので、パイプシャフト近傍に水廻り設備を配置すれば、居住専有部において、水廻り設備を一箇所に集約することができる。すると、居住専有部の略中央部付近に分散して水廻り設備を設置する場合に比べて、間取りの自由度を向上させることができる。例えば、居住専有部が平面視略矩形であれば、間取りが可能な空間を平面視略コ字状やL字状に形成できる。
第3考案によれば、ベランダにパイプシャフトが設けられているので、居住専有部内をすっきりさせることができる。
第4考案によれば、バスルームや洗面室、トイレ、キッチンなどの水廻り設備をベランダに配置するので、ベランダに配置した水廻り設備の面積分だけ、居住専有部内における間取りが可能な空間を増加させることができる。すると、居住専有部内に大部分の水廻り設備を設けた場合に比べて、間取りの自由度を向上させることができる。例えば、すべての水廻り設備をベランダに配置すれば、居住専有部の面積が同一であって、居住専有部の内装床を二重床構造とした住戸構造と比べて、間取りの自由度を同等にできる。しかも、居住専有部内に水廻り設備を配置しないので、居住専有部内をすべて居室等に使用できるから、二重床構造を採用した住戸構造と比べて、より間取りの自由度を向上させることができる。さらに、二重床構造とする必要もないので、階高および居住者が圧迫感を感じない程度(例えば、2400mm程度)の天井高さを維持しつつ、居住専有部を自由な間取りにすることができる。言い換えれば、住戸の居住者は、本来、自由に使用することができる専有空間(例えば、床スラブの上面から天井までの高さを有する空間)を、確実に使用することができるのである。また、間取りの自由度を向上させつつ、建設コストを二重床構造を採用する場合に比べて低く抑えることが可能となるので、住戸価格を抑えることができる。
第5考案によれば、水廻り床部は、床下空間を有する構造であるので、かかる床下内に複数の水廻り設備に使用する排水横配管および上水横配管を配置することができる。つまり、複数の水廻り設備を確実にベランダに配置することができるのである。例えば、バスルーム、トイレ、洗面室などをベランダに配置し、これらの水廻り設備からパイプシャフト内に収容された排水竪配管および上水竪配管にそれぞれ排水横配管および浄水横配管を接続することができる。しかも、水廻り設備を配置した状態において、水廻り床部の床面と居住専有部の内装床の床面が略面一になるように形成されているので、居住者の動線をよりスムースになるように形成することができる。つまり、居住専有部内からベランダの水廻り設備まで段差等が存在しない状態にできるので、小さな子供やお年寄りが躓いたりして転倒などするのを防止できる。
第6考案によれば、水廻り設備を配置するためにベランダから連続するように後方ベランダが延設されているので、全体として一般的なベランダの機能(物干し場や後方ベランダを避難経路に使用するなど)を維持しつつ、かかる空間を有効活用することができる。
第2考案によれば、居住専有部の一の側壁近傍にすべてのパイプシャフトが設けられているので、パイプシャフト近傍に水廻り設備を配置すれば、居住専有部において、水廻り設備を一箇所に集約することができる。すると、居住専有部の略中央部付近に分散して水廻り設備を設置する場合に比べて、間取りの自由度を向上させることができる。例えば、居住専有部が平面視略矩形であれば、間取りが可能な空間を平面視略コ字状やL字状に形成できる。
第3考案によれば、ベランダにパイプシャフトが設けられているので、居住専有部内をすっきりさせることができる。
第4考案によれば、バスルームや洗面室、トイレ、キッチンなどの水廻り設備をベランダに配置するので、ベランダに配置した水廻り設備の面積分だけ、居住専有部内における間取りが可能な空間を増加させることができる。すると、居住専有部内に大部分の水廻り設備を設けた場合に比べて、間取りの自由度を向上させることができる。例えば、すべての水廻り設備をベランダに配置すれば、居住専有部の面積が同一であって、居住専有部の内装床を二重床構造とした住戸構造と比べて、間取りの自由度を同等にできる。しかも、居住専有部内に水廻り設備を配置しないので、居住専有部内をすべて居室等に使用できるから、二重床構造を採用した住戸構造と比べて、より間取りの自由度を向上させることができる。さらに、二重床構造とする必要もないので、階高および居住者が圧迫感を感じない程度(例えば、2400mm程度)の天井高さを維持しつつ、居住専有部を自由な間取りにすることができる。言い換えれば、住戸の居住者は、本来、自由に使用することができる専有空間(例えば、床スラブの上面から天井までの高さを有する空間)を、確実に使用することができるのである。また、間取りの自由度を向上させつつ、建設コストを二重床構造を採用する場合に比べて低く抑えることが可能となるので、住戸価格を抑えることができる。
第5考案によれば、水廻り床部は、床下空間を有する構造であるので、かかる床下内に複数の水廻り設備に使用する排水横配管および上水横配管を配置することができる。つまり、複数の水廻り設備を確実にベランダに配置することができるのである。例えば、バスルーム、トイレ、洗面室などをベランダに配置し、これらの水廻り設備からパイプシャフト内に収容された排水竪配管および上水竪配管にそれぞれ排水横配管および浄水横配管を接続することができる。しかも、水廻り設備を配置した状態において、水廻り床部の床面と居住専有部の内装床の床面が略面一になるように形成されているので、居住者の動線をよりスムースになるように形成することができる。つまり、居住専有部内からベランダの水廻り設備まで段差等が存在しない状態にできるので、小さな子供やお年寄りが躓いたりして転倒などするのを防止できる。
第6考案によれば、水廻り設備を配置するためにベランダから連続するように後方ベランダが延設されているので、全体として一般的なベランダの機能(物干し場や後方ベランダを避難経路に使用するなど)を維持しつつ、かかる空間を有効活用することができる。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態の住戸構造1は、箱状の居住専有部10と、この居住専有部10の外側に外方に向かって張り出すように設けられた略L字状のベランダ3と、を備えている。
図1に示すように、本実施形態の住戸構造1は、箱状の居住専有部10と、この居住専有部10の外側に外方に向かって張り出すように設けられた略L字状のベランダ3と、を備えている。
居住専有部10は、集合住宅において階層を構成する上下に隣接した床スラブ1sと、これらの床スラブ1s間に設けられた複数の側壁と、から形成されている。つまり、居住専有部10は、天井、床および複数の側壁によって囲まれた中空な空間10h(以下、間取りが可能な空間10hという)を有している。
例えば、図1に示すように、居住専有部10は、床部を構成する床スラブ1sから天井を構成する床スラブ1sに向かって立設した長尺な側壁5、6と、この長尺な側壁5、6の端部間を連結する短尺な側壁7、8とから形成されている。側壁5は、隣接する住戸間の界壁として機能する壁であり、この側壁5に対向するように立設された側壁6の外部には、ベランダ3を構成する側方ベランダ4が設けられている。これらの側壁5、6間には、共用廊下側に面するように側壁8が立設されており、共用廊下から居住専有部10の内部に連通するように開口部が形成されている。この開口部には、玄関Eが設けられている。そして、側壁8に対向するように立設された側壁7の外には、ベランダ3を構成する後方ベランダ5が設けられている。
ベランダ3は、上述したように、居住専有部10の外側に外方に向かって張り出すように設けられた部材であり、側方ベランダ4と、この側方ベランダ4の軸方向と略直交するように連続して延設された後方ベランダ5とから形成されている。例えば、ベランダ4は、その基端部が居住専有部10の床部を構成する床スラブ1sの外側面に連結した片持ちスラブ4sと、この片持ちスラブ4sの先端部から上方に向かって立設するように設けられた手摺壁4wと、を備えた構造とすることができる(図4参照)。
居住専有部10は、その内部に形成された間取りが可能な空間10h内に複数の居室11と、複数の水廻り設備20とが設けられている。
例えば、図1に示すように、間取り空間10hには、玄関Eから延びた廊下が設けられており、この廊下をはさんで対向するように共用廊下に面する側壁8に沿って居室11aと居室11bが設けられている。そして、居室11bから側壁5に沿うように後方ベランダ5側に向かって居室11cと居室11dが順に設けられている。居室11dには、側壁7に沿って隣接するように居室11eが設けられている。つまり、居室11dと居室11eは、後方ベランダ5に面するように設けられているのである。
そして、側壁ベランダ4に面するように居室eと居室aとの間には水廻り設備20として使用されるキッチン23とトイレ21が後方ベランダ5側から順に設けられている。つまり、側壁6に沿うように後方ベランダ5から共用廊下に面する側壁8に向かって、居室11e、キッチン23、トイレ21そして居室11aがこの順に設けられており、かつ側壁6の略中央部近傍にキッチン23とトイレ21が設けられている。
例えば、図1に示すように、間取り空間10hには、玄関Eから延びた廊下が設けられており、この廊下をはさんで対向するように共用廊下に面する側壁8に沿って居室11aと居室11bが設けられている。そして、居室11bから側壁5に沿うように後方ベランダ5側に向かって居室11cと居室11dが順に設けられている。居室11dには、側壁7に沿って隣接するように居室11eが設けられている。つまり、居室11dと居室11eは、後方ベランダ5に面するように設けられているのである。
そして、側壁ベランダ4に面するように居室eと居室aとの間には水廻り設備20として使用されるキッチン23とトイレ21が後方ベランダ5側から順に設けられている。つまり、側壁6に沿うように後方ベランダ5から共用廊下に面する側壁8に向かって、居室11e、キッチン23、トイレ21そして居室11aがこの順に設けられており、かつ側壁6の略中央部近傍にキッチン23とトイレ21が設けられている。
また、図1に示すように、キッチン23とトイレ21には、各設備に上水を供給するための上水縦管p1と、各設備で使用した水を排水するための排水竪配管p2とを内部に収容したパイプシャフト2a、2bが近接するように設けられている。
一方、ベランダ3を構成する側方ベランダ4には、水廻り設備20として使用される洗面室24とバスルーム22が、後方ベランダ5側から共用廊下側に向かって、この順に側壁6に沿って設けられている。洗面室24とバスルーム22は、側壁6の略中央部に位置するように設けられている。また、洗面室24とバスルーム22の両者間には、パイプシャフト2cが設けられている。
なお、上水縦管p1および排水竪配管p2は、集合住宅の上下階の住戸を最上階から最低階まで略鉛直方向に貫通するように配設された配管である。つまり、かかる状態に配設された状態において、両配管は、その両端間が同一軸上に位置するように配設されているのである。
また、水廻り設備20には、各設備の蛇口等と上水縦管p1を接続するように上水横配管が設けられており、各設備の排水口と排水竪配管p2を接続するように排水横配管が設けられている。例えば、図4に示すように、バスルーム22と洗面室24には、排水竪配管p2に接続した排水横配管22p2、24p2と、図示しない上水竪配管p1に接続した上水横配管22p1、22p2が設けられている。
また、水廻り設備20には、各設備の蛇口等と上水縦管p1を接続するように上水横配管が設けられており、各設備の排水口と排水竪配管p2を接続するように排水横配管が設けられている。例えば、図4に示すように、バスルーム22と洗面室24には、排水竪配管p2に接続した排水横配管22p2、24p2と、図示しない上水竪配管p1に接続した上水横配管22p1、22p2が設けられている。
以上のごとく居室11や水廻り設備20を配置して、水廻り設備20を居住専有部10の一の側壁近傍に設ければ、すべてのパイプシャフト2を居住専有部10の一の側壁近傍に位置するように設けることができる。
例えば、図1に示すように、キッチン23などの水廻り設備20を側壁6の略中央部近傍に集約して配置することができる。言い換えれば、すべてのパイプシャフト2を、側壁6の略中央部近傍(例えば、かかる側壁に対して半径が約2mの範囲内)に集約するように設けることができる。つまり、居住専有部10内に設けられたすべてのパイプシャフト2a、2bを側壁6の略中央部から半径約2mの範囲内に限定して設けることができる。この場合、居住専有部10内の間取り空間10hにおいて、水廻り設備20以外の居室11を所望の位置に配置することができ、居室11間の間取り(レイアウト)の自由度を向上させることができる。
具体的には、一の側壁6の略中央部近傍に水廻り設備20およびパイプシャフト2だけを設けているので、居住専有部10内の間取り空間10hにおいて、共用廊下側の側壁8から後方ベランダ5まで連通した間取り空間10hを形成することができる。
例えば、図2に示すように、居住専有部10内に略L字状の間取りが可能な空間10hを形成することができる。かかる略L字状の間取りが可能な空間10hでは、自由に居室11間壁を設けることができるので、自由な形状または大きさの居室11を形成したり、居室11付属物(例えば、クローゼット等)を自由な配置に形成することができる。つまり、居住専有部内の略中央部付近にも水廻り設備が設けられている一般的な住戸構造に比べて、その間取りの自由度を向上させることができるのである。
例えば、図2に示すように、居住専有部10内に略L字状の間取りが可能な空間10hを形成することができる。かかる略L字状の間取りが可能な空間10hでは、自由に居室11間壁を設けることができるので、自由な形状または大きさの居室11を形成したり、居室11付属物(例えば、クローゼット等)を自由な配置に形成することができる。つまり、居住専有部内の略中央部付近にも水廻り設備が設けられている一般的な住戸構造に比べて、その間取りの自由度を向上させることができるのである。
なお、図5に示すように、水廻り設備20として使用されるバスルーム22を、側方ベランダ4の共用廊下に面する部分に設けてもよい。この場合、バスルーム22や洗面室24、トイレ21、キッチン23等の水廻り設備20を平面視略矩形状の居住専有部10の一のコーナー部に集約して配置することができる。すると、バスルーム22や洗面室24、トイレ21を有するサニタリースペースの床面積を広くできるし、上述した場合と同様に居住専有部10内に略L字状の間取りが可能な空間10hを形成することができる。
(パイプシャフト2を側方ベランダ4に設けた住戸構造の説明)
とくに、居住専有部10内に設けられたすべてのパイプシャフト2を側方ベランダ4に設けた住戸構造が好ましい。この場合、住戸構造1の居住専有部10内から水廻り設備20をすべて排除することができるので、側方ベランダ4に配置した水廻り設備20の床面積分だけ、居住専有部10内の間取り空間10hの床面積を増加させることができる。言い換えれば、居住専有部10は、その内部から居室11等を排除した状態では、その内部にほぼ何もない空間を形成することができるのである。すると、居住専有部10内に大部分の水廻り設備20を設けた場合に比べて、間取り(レイアウト)の自由度をより向上させることができる。
とくに、居住専有部10内に設けられたすべてのパイプシャフト2を側方ベランダ4に設けた住戸構造が好ましい。この場合、住戸構造1の居住専有部10内から水廻り設備20をすべて排除することができるので、側方ベランダ4に配置した水廻り設備20の床面積分だけ、居住専有部10内の間取り空間10hの床面積を増加させることができる。言い換えれば、居住専有部10は、その内部から居室11等を排除した状態では、その内部にほぼ何もない空間を形成することができるのである。すると、居住専有部10内に大部分の水廻り設備20を設けた場合に比べて、間取り(レイアウト)の自由度をより向上させることができる。
例えば、図3に示すように、側方ベランダ4において、キッチン23、洗面室24、バスルーム22そしてトイレ21等を、この順に後方ベランダ5側から並べるように配設する。すると、図3に示すように、居住専有部10内の間取り空間10hの床面積は、居住専有部10の床部を構成する床スラブ1sの床面積とほぼ同等の面積となるように形成できる。
以上のごとく、すべての水廻り設備20を側方ベランダ4に配置すれば、居住専有部10の床部を構成する床スラブ1sの床面積が同一であって、居住専有部10の内装床を二重床構造とした住戸構造と比べて、間取りの自由度を同等にできる。
しかも、本実施形態の住戸構造1では、居住専有部10内に水廻り設備20を配置しないので、居住専有部10内をすべて居室11等に使用できる。すると、居住専有部の内装床を二重床構造にした住戸構造と比べても、より間取りの自由度を向上させることができる。
さらに、本実施形態の住戸構造1では、二重床構造とする必要もないので、階高および居住者が圧迫感を感じない程度(例えば、2400mm程度)の天井高さを維持しつつ、居住専有部10内のすべての空間を自由にレイアウトできる。言い換えれば、住戸の居住者は、本来、自由に使用することができる専有空間(例えば、床スラブ1sの上面から天井までの高さを有する空間)を、確実に使用することができるのである。しかも、間取りの自由度を向上させつつ、建設コストを二重床構造を採用する場合に比べて低く抑えることが可能となるので、住戸価格を抑えることもできる。
なお、図3に示すように、キッチン23を対面キッチン23となるように設ければ、キッチンスペールをより有効的に使うことができる、ので好ましい。
(側方ベランダ4の床部の説明)
また、側方ベランダ4に水廻り設備20を設けた場合には、以下のような構造とする、のが好ましい。
例えば、図3に示すように、バスルーム22の出入口から洗面室24にかけて、いわゆるサニタリールームを側方ベランダ4に設け、かかるサニタリールームの床部SAfの床面SAfsが居住専有部10の内装床10fの床面と略面一になるように形成されている、のが好ましい。
また、側方ベランダ4に水廻り設備20を設けた場合には、以下のような構造とする、のが好ましい。
例えば、図3に示すように、バスルーム22の出入口から洗面室24にかけて、いわゆるサニタリールームを側方ベランダ4に設け、かかるサニタリールームの床部SAfの床面SAfsが居住専有部10の内装床10fの床面と略面一になるように形成されている、のが好ましい。
例えば、図4では、側方ベランダ4は、その床部を構成する居住専有部10の床スラブ1sの外側面から連続するように延設された片持ちスラブ4sと、この片持ちスラブ4sの端部に立設した手摺壁4wと、から形成されている。そして、片持ちスラブ4sの厚さが居住専有部10の床スラブ1sの厚さと略同等になるように形成されている。具体的には、床スラブ1sの床厚が約150mm〜200mmであれば、片持ちスラブ4sの床厚も同等の厚さとなるように形成されている。この場合、上述したように、バスルーム22やサニタリールームを設けた部分の片持ちスラブ4sに、その上面から離間し、かつその上面SAfsを居住専有部10の内装床10fの上面10fsと略面一となるようにサニタリールームの床部SAfを設ける。つまり、図4に示すように、サニタリールームの床部SAfは、床下に床下空間SAfhを有する二重床構造となるように形成するのである。
以上のごとき構造とすれば、サニタリールームの床部SAfの床下空間SAfh内にバスルーム22に設けられた排水横配管22p2および洗面室24に設けられた排水横配管24p2や、図示しない上水横配管22p1、24p1を配置することができる。つまり、かかる構造とすることによって、水廻り設備20とパイプシャフト2の距離がやや離れていても、床下空間SAfh内に上水横配管および排水横配管を配置できるので、サニタリールームの床部SAfをすっきりとすることができる。しかも、床下空間SAfh内には、複数の上水竪配管p1等を配置できるので、側方ベランダ4に設けるパイプシャフト2は、一箇所だけでよくなる。
しかも、図示しないサニタリールームの床部SAfの床下空間SAfh内に設けられた支持部材によって、サニタリールームの床部SAfは、その床面SAfsが居住専有部10の内装床10fの床面10fsと略面一になるように保持されている。すると、かかる構成、つまりサニタリールームの床面SAfsと居住専有部10の内装床10fの床面10fsが略面一になるように形成されていれば、居住者の動線をよりスムースになるように形成することができる。すると、居住専有部10内からサニタリールームまで段差等が存在しない状態にできるので、小さな子供やお年寄りが躓いたりして転倒などするのを防止できる。
なお、サニタリールームの床部SAfは、片持ちスラブ4sの上面から離間させた状態で維持することができる構造であればとくに限定されず、例えば、サニタリールームの床部SAfと片持ちスラブ4sの上面の間に、木材やジャッキ等の支持部材を設けることができる。
上記サニタリールームの床部SAfが、特許請求の範囲にいう水廻り床部に相当する。
また、本明細書に示したベランダ3には、上述したようなベランダのほか、バルコニーやルーフバルコニー等も含む。
(他の実施形態)
なお、上述した例では、本考案の住戸構造が、居住専有部10の外側にベランダ3を設けた場合について説明したが、ベランダを設けない構造の住戸構造を採用してもよい。
具体的には、本考案の住戸構造1の居住専有部10を構成する一の側壁近傍にすべてのパイプシャフト2を集約させる。例えば、玄関を有する側壁の軸方向に略直交する一の側壁において、その長手方向の中間部分にパイプシャフト2を集約する。そして、居住専有部10の内部から居室11等を排除した状態とすれば、図2に示す場合とほぼ同様に略L字状の間取りが可能な空間10hを形成することができる。すると、図1に示した水廻り設備20を側壁6の略中央部近傍に集約して配置した場合と同様の効果を奏する。つまり、本考案の住戸構造が、ベランダを設けない場合であっても、居住専有部10内の間取りが可能な空間10hにおいて、居室11や水廻り設備20を所望の位置に配置することができるので、間取り(レイアウト)の自由度を向上させることができる。
なお、上述した例では、本考案の住戸構造が、居住専有部10の外側にベランダ3を設けた場合について説明したが、ベランダを設けない構造の住戸構造を採用してもよい。
具体的には、本考案の住戸構造1の居住専有部10を構成する一の側壁近傍にすべてのパイプシャフト2を集約させる。例えば、玄関を有する側壁の軸方向に略直交する一の側壁において、その長手方向の中間部分にパイプシャフト2を集約する。そして、居住専有部10の内部から居室11等を排除した状態とすれば、図2に示す場合とほぼ同様に略L字状の間取りが可能な空間10hを形成することができる。すると、図1に示した水廻り設備20を側壁6の略中央部近傍に集約して配置した場合と同様の効果を奏する。つまり、本考案の住戸構造が、ベランダを設けない場合であっても、居住専有部10内の間取りが可能な空間10hにおいて、居室11や水廻り設備20を所望の位置に配置することができるので、間取り(レイアウト)の自由度を向上させることができる。
本考案の住戸構造は、居住者が圧迫感を感じない天井高さを有し、かつ間取りの自由度を向上させたマンション等の集合住宅の住戸構造に適している。
1 住戸構造
2 パイプシャフト
3 ベランダ
4 側方ベランダ
5 後方ベランダ
10 居住専有部
11 居室
20 水廻り設備
21 トイレ
22 バスルーム
23 キッチン
24 洗面室
P1 上水竪配管
P2 排水竪配管
2 パイプシャフト
3 ベランダ
4 側方ベランダ
5 後方ベランダ
10 居住専有部
11 居室
20 水廻り設備
21 トイレ
22 バスルーム
23 キッチン
24 洗面室
P1 上水竪配管
P2 排水竪配管
Claims (6)
- 複数の室を有する略箱状の居住専有部と、該居住専有部を構成する一の側壁に沿って外方に突出するように設けられたベランダと、を備えた住戸の住戸構造であって、
前記住戸には、
上下階の各住戸を鉛直方向に貫通する共用の排水管として使用し得る排水竪配管および共用の上水管として使用し得る上水竪配管が収容されたパイプシャフトが設けられており、
該パイプシャフトが、
一の側壁近傍および/または前記ベランダに設けられている
ことを特徴とするキャンチを有効利用した住戸構造。 - 複数の住戸を有する集合住宅おける、複数の室を有する略箱状の居住専有部を備えた住戸の住戸構造であって、
前記居住専有部において、
一の側壁近傍にすべてのパイプシャフトが設けられており、
該パイプシャフト内には、
上下階の各住戸を鉛直方向に貫通する共用の排水管として使用し得る排水竪配管および共用の上水管として使用し得る上水竪配管が収容されている
ことを特徴とするマンション等の集合住宅の住戸構造。 - 前記一の側壁に沿って外方に突出するように前記ベランダが設けられており、
該ベランダに、
前記パイプシャフトが設けられている
ことを特徴とする請求項2記載のマンション等の集合住宅の住戸構造。 - 前記ベランダに、
水廻り設備が設けられている
ことを特徴とする請求項1または3記載のマンション等の集合住宅の住戸構造。 - 前記居住専有部は、
その床部が、床スラブと、該床スラブの上面に設けられた内装床と、から構成されており、
前記ベランダは、
その床部を構成する片持ちスラブ部を備えており、
該片持ちスラブには、
該片持ちスラブの上面から浮かせた状態で保持された水廻り床部が設けられており、
該水廻り床部は、
前記水廻り設備を配置した状態において、その床面が前記内装床の上面と略面一になるように形成されている
ことを特徴とする請求項4記載のマンション等の集合住宅の住戸構造。 - 前記ベランダは、
前記一の側壁に沿って外方に突出するように設けられたベランダと、該ベランダの軸方向に略直交し得るように連続して延設された後方ベランダと、を備えている
ことを特徴とする請求項1、3、4、または5記載のマンション等の集合住宅の住戸構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003887U JP3178277U (ja) | 2012-06-27 | 2012-06-27 | キャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003887U JP3178277U (ja) | 2012-06-27 | 2012-06-27 | キャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3178277U true JP3178277U (ja) | 2012-09-06 |
Family
ID=48005025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012003887U Expired - Lifetime JP3178277U (ja) | 2012-06-27 | 2012-06-27 | キャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178277U (ja) |
-
2012
- 2012-06-27 JP JP2012003887U patent/JP3178277U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011047261A (ja) | 衛生設備付き多機能家具 | |
JP4185105B2 (ja) | 集合住宅 | |
JP6291152B2 (ja) | 戸建て住宅及びその設計方法 | |
JP6466243B6 (ja) | 建物 | |
JP3178277U (ja) | キャンチを有効利用した住戸構造およびマンション等の集合住宅の住戸構造 | |
CN104704177A (zh) | 用作结构支撑物和实用空间的框架 | |
JP7233842B2 (ja) | 住宅用可動間仕切り構造 | |
JP6018735B2 (ja) | 集合住宅の排水システム | |
JP5632578B2 (ja) | 建物 | |
JP6203160B2 (ja) | 複数層建築物 | |
JP2003056188A (ja) | 片廊下型集合住宅 | |
JP5609131B2 (ja) | 建築物 | |
JP6707272B2 (ja) | 多層長屋 | |
JP6830020B2 (ja) | 住宅 | |
JP4966369B2 (ja) | 集合住宅 | |
JP2017106230A (ja) | 多層長屋 | |
JP5774827B2 (ja) | 水廻り設備室構造および洗面カウンターの配置構造 | |
JP7456169B2 (ja) | 住宅 | |
JP6292986B2 (ja) | フリーアクセスフロアシステム | |
JP6738130B2 (ja) | 建築物構造、及び排水構造 | |
JP6649179B2 (ja) | 建物の配管構造及び建物 | |
JP6100511B2 (ja) | 水廻り部構造及び水廻り部のリフォーム方法 | |
JP2006045879A (ja) | 建物 | |
KR101080931B1 (ko) | 무량판 구조 아파트 | |
JP2005220685A (ja) | 重層長屋構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3178277 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150815 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |