JP3178233B2 - 画像符号化方法及び画像符号化装置及び光ディスク - Google Patents

画像符号化方法及び画像符号化装置及び光ディスク

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JP3178233B2
JP3178233B2 JP6949594A JP6949594A JP3178233B2 JP 3178233 B2 JP3178233 B2 JP 3178233B2 JP 6949594 A JP6949594 A JP 6949594A JP 6949594 A JP6949594 A JP 6949594A JP 3178233 B2 JP3178233 B2 JP 3178233B2
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像符号化に関するも
ので、特に光ディスク等の蓄積形メディアに適した符号
化方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクなどの蓄積メディア用
の規格として動画像符号化方法の標準化作業がISO/
IEC SC29/WG11におけるムーヒ゛ンク゛ ヒ゜クチャ エキ
スハ゜ートク゛ルーフ゜(MPEG) によって進められている。一般
に、画像データをそのまま蓄積すると、膨大な量のメモ
リが必要となる。従って、画像を効率的に圧縮してメデ
ィアに蓄積する技術が極めて重要な技術となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、光ディスクは、
CD、LDに見られるように、通常、一定レ−トの画像
デ−タが再生される。しかし、画像に応じて、情報量を
多く含む画像と、情報量を多く含まない画像があり、画
像のデ−タレ−トが常に一定であることは、特に情報量
を多く含む画像の画質劣化の原因となっていた。
【0004】また、光ディスクからの再生方式として、
再生レ−トが一定であることにこだわらず、所定レ−ト
以下であれば、どのようなレートでも対応可能な間欠的
な再生方式が本発明者により提案されている。(特願平
03−086958合公報)本発明はこのような光ディ
スクで使用される符号化方式に関するものであり、画像
の有する情報量に応じたデ−タ量を画像に割り当てるこ
とにより、あらゆる画像、特に情報量を多く含む画像の
画質改善を可能とした符号化方式を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像符号化方法
は、所定時間の映像信号を符号化する符号化方法であっ
て、最初に所定の量子化幅により量子化を行い符号化し
た結果の短区間ごとの発生データ量を検出し、前記発生
データ量が多い短区間には多い目標データ量を設定し、
前記発生データ量が少ない短区間には少ない目標データ
量を設定した後、その目標データ量に基づいて符号化を
行うものであり、これにより上記目標が達成される。
【0006】前記画像符号化方法は、所定時間の映像信
号を、所定の量子化幅Q1により量子化を行う第1の符
号化手段と、その結果発生した前記所定時間よりも短い
短区間ごとのデータ量D1を記憶する記憶手段と、前記
短区間ごとのデータ量D1と略比例関係を有する目標デ
ータ量D2を短区間ごとに設定し、さらに前記短区間の
目標データ量D2の総和が所定のデータ量DALLであ
るように設定する、目標データ量設定手段と、短区間ご
との符号化の結果が、短区間の前記目標データ量D2に
なることを目標として、各短区間ごとの符号化を行う第
2の符号化手段と、前記第2の符号化を行った結果、そ
れまでの各短区間に発生したデータ量D3の総和ΣD3
と、目標データ量D2のそれまでの総和ΣD2を比較す
る比較手段と、前記比較の結果、ΣD2>ΣD3なら
ば、その後の短区間の目標データ量をやや多めに修正
し、ΣD2<ΣD3ならば、その後の短区間の目標デー
タ量をやや少なめに修正する、目標データ量修正手段と
を有するように構成され、符号化を行うものである。
【0007】ここで 第2の符号化手段は、映像信号デ
−タを、量子化幅決定手段の情報により量子化幅Q2に
て量子化を行う量子化手段と、前記量子化手段の出力を
可変長符号化する可変長符号化手段と、前記可変長符号
化手段の出力を一旦蓄え、所定のレ−トにて出力するバ
ッファ手段と、前記バッファ手段に残っている残量デー
タ量と、目標データ量設定手段からの情報により、前記
量子化手段の量子化幅Q2を設定する量子化幅決定手段
とより、構成されてもよい。
【0008】また、目標データ量設定手段は、目標デー
タ量を計算する目標データ量計算手段と、短区間の目標
データ量が最大DMAX以下、あるいは最小DMIN以
上であるように制限する、目標データ量制限手段より、
構成されてもよい。
【0009】また、目標データ量設定手段は、短区間ご
とのデータ量D1の大小により、画像符号化の難易度を
短区間ごとに数段階に判別する判別手段を有し、前記判
別手段で判別されたそれぞれの段階において、1種類の
目標データ量D2を設定するように構成されてもよい。
【0010】
【作用】これにより、画像の複雑さに応じた目標データ
量の設定及び符号化が可能となり、限られた情報量の中
で、最も画質の劣化の少ない効率的な符号化が2パス目
で可能となるものである。また、目標データ量と、実際
に発生したデータ量の総和を逐次比較しフィードバック
するため、長時間画像の符号化時でも誤差が蓄積されな
いという大きな効果がある。
【0011】また、短区間の目標データ量または発生デ
−タ量の最大値、あるいは最小値を制限することによ
り、符号化時に符号化装置の処理能力を越えないように
制御し、また復号化時にも復号化装置の処理能力を越え
ないないように制御することが可能となるものである。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を説明する前に、MPEGで
提案されている画像符号化回路について、図5を用いて
説明する。
【0013】図5の符号化回路2は、動き補償DCT方
式を用いてデータを圧縮する。動き補償DCT方式と
は、入力画像データの内、周期的に選択された1フレー
ムをそのフレーム内のデータのみを用いて圧縮し、残り
のフレームに関しては、前のフレームとの差分を圧縮し
て伝送する方式の一つである。フレーム内圧縮及びフレ
ーム間圧縮には、典型的には、直交基底変換の1種であ
る離散コサイン変換が使用される。また、フレーム間の
差分を計算する際に、前フレームとの間で画像の動きベ
クトルを検出し、動きを合わせてから差分を取ることに
より圧縮率を大幅に向上させている。
【0014】以下、図5の符号化回路2の動作をさらに
説明する。図5において実線はデータの流れを表し、破
線は制御の流れを表す。
【0015】入力端子30から画像データが入力され
る。減算器10は、前フレームとの差分を計算するのに
使われる。符号化制御回路22は、処理されるべきピク
チャのタイプに応じて、リフレッシュスイッチ23及び
24のオンオフを制御する。すなわち、符号化制御回路
22は、処理されるべきピクチャがIピクチャ(イント
ラピクチャ)である場合には、リフレッシュスイッチ2
3及び24をオフにする(フレーム内圧縮)。その結
果、減算器10は動作しない。
【0016】入力された画像データは、離散コサイン変
換回路(DCT)11により離散コサイン変換される。
離散コサイン変換は、通常、2次元で行われる。8x8
のブロックごとに離散コサイン変換を行うとすると、そ
の変換の結果として8x8の係数が得られる。DCTが
施されたデータは、本来、連続量であるが、ディジタル
回路を用いて演算している為に、64個の各係数は、所
定のビット幅のディジタル値として得られる。このデー
タは、次に、量子化回路12により、各周波数成分毎に
最適なビット配分がなされる。通常、低域成分は、画像
を構成する重要成分であるのでビット配分を多くし、高
域成分は、画像を構成するのにさほど重要では無いため
に、ビット配分を少なくする。可変長符号化回路(VL
C)13は、量子化回路12の出力に対し可変長符号化
を行う。可変長符号化とは、統計的に出現確率がより高
いデータにより短い符号長を割り当てる手法で、この手
法により、データの持つ統計的な冗長成分が除去され
る。この手法においては、ハフマン符号がよく用いられ
る。
【0017】量子化回路12の出力は、逆量子化回路1
5により量子化が元に戻される。逆量子化回路15は、
量子化時とは逆に、各周波数成分の振幅をもとの振幅に
戻す。逆量子化により元の振幅に戻された各係数は、逆
DCT回路16により元の画像データに復元される。復
元された画像データがフレーム内画像データの場合に
は、加算器17は動作しない。その後、復元された画像
データは、フレームメモリ18により所定の数のフレー
ム分だけ遅延される。遅延された画像データは、動きベ
クトル検出回路20に入力される。動きベクトル検出回
路20は、入力画像データからの動き量を計算する。動
き補償回路19は、その動き量に応じて、画像データの
位置を移動させる。このようにして、動き補償された画
像データは、減算器10により次の画像データとの差分
を計算するのに使われる。
【0018】Iピクチャに続く何フレームかの画像デー
タは、前フレームの画像データとの差分を圧縮するため
に使用される。符号化制御回路22は、処理されるべき
ピクチャがPピクチャ又はBピクチャである場合には、
リフレッシュスイッチ23及び24をオンにする(フレ
ーム間圧縮)。リフレッシュスイッチ23は、フレーム
間の差分を計算する時にオンとなり、減算器10を動作
させるのに使われる。リフレッシュスイッチ24は、リ
フレッシュスイッチ23と同一の周期でオン、オフを繰
り返している。オンの時は、加算器17を動作させ、フ
レーム間差分データと前フレームデータを加算し、フレ
ームを復元するのに使われる。可変長符号化回路13
は、フレーム間圧縮データに対しても可変長符号化を行
う。
【0019】ここで、Iピクチャ−から次のIピクチャ
−までを、1GOP(グループオブピクチャ−)と呼
び、通常15フレーム(約0.5秒)前後の映像信号に
より構成される。
【0020】可変長符号化回路(VLC)13の出力は
バッファ回路14を介して出力端子31に出力される。
量子化幅決定回路21はバッファ回路14の状態をみ
て、量子化回路12に量子化幅を指定するものである。
つまり、バッファ回路14からは、所定の一定レートで
出力されているとした場合、バッファ回路14内に残っ
ているデータが少ない時、よりデータを発生させる必要
があるため、量子化幅Qをそれまでよりやや小さくし発
生ビット数を増やすように制御する。逆にバッファ回路
14内に残っているデータが多すぎる時、データを発生
させにくくする必要があるため、量子化幅Qをそれまで
よりやや大きくし、発生ビット数を減らすように制御す
るものである。
【0021】つまり、バッファ残量より、次の区間に発
生させる目標とする目標データ量を算出し、その目標デ
ータ量より量子化幅を算出することになる。
【0022】目標データ量が多ければ、量子化幅Qは小
さくする必要があり、逆に目標データ量が小さければ、
量子化幅Qは大きくする必要がある。言わば反比例の関
係にある。
【0023】この量子化幅決定回路21に、映像信号の
各区間の目標データ量をあらかじめ求めておき、符号化
と同時に短区間ごとに強制的に次々と目標データ量を変
更していくことにより、本発明が実現される。
【0024】図1にて、本発明の1実施例を説明する。
1パス目、所定の映像信号、例えば2時間の映像信号を
端子1から入力し、符号化回路2にて第1の符号化を行
う。符号化回路2は、図5と同様のものであるが、バッ
ファ回路14から量子化回路12へのフィードバックル
ープは省かれる。つまり、発生データ量の大小に関わら
ず、量子化幅決定回路で決定される量子化幅Q1は一定
値の固定で行われる。ただし、ピクチャ−ごとに独立に
設定されていてもよい。
【0025】その結果発生したデータ量D1を、短区間
ごと、例えば2GOP単位ごとに記憶回路3にて記憶す
る。そのときの発生データ量D1と、目標データ量D2
の例として、簡単なモデルを図3(A)、(B)に示
す。
【0026】横軸に時間(GOP)、縦軸に発生データ
量を示したもので、区間Aは標準な画像、区間Bは動き
の少ない符号化に簡単な画像、区間Cは動きの多い符号
化に難しい画像を示している。それぞれ全時間の1/3
づつの時間であったとすると、それぞれの区間で発生し
た発生データ量D1の総和の比は、A:B:C=2:
1:3となる。ここで、縦軸の数値そのものは量子化幅
Q1に依存するが、本発明では、縦軸の数値そのものよ
りも、各区間の相対的な比率がより重要となる。
【0027】光ディスクの総容量DALLを、3ギガバ
イトとした場合、区間Aへの割り当て量は、3ギガ/6
×2=1ギガ と計算される。同様に、区間Bは0.5
ギガ、区間Cは1.5ギガ と計算される。
【0028】一般に、1パス目で発生した短区間の発生
データ量をD1、データ量D1の総和をΣD1、目標デ
ータ量をD2、総容量をDALL、とした場合、各短区
間の目標データ量D2は、 D2=D1×DALL/ΣD1 で求められる。
【0029】このようにして、例えば2時間の映像信号
を、2GOP(1秒)ごとの短区間で分割し、それぞれ
の目標データ量D2が、前記記憶回路3にて記憶した発
生データ量D1と略比例し、かつ、それぞれの目標デー
タ量D2の総和が、光ディスクの総容量DALLとなる
ように割り当てることは、計算により容易に可能であ
る。
【0030】図1での目標データ量設定回路4は、記憶
回路3の情報をもとに、このように目標データ量を求め
るものである。
【0031】次に2パス目、先ほどと同じ映像信号を図
1端子1から入力し符号化を行う。この時、図1で、目
標データ量設定回路4は、符号化回路2へ、逐次、予め
計算された目標データ量を送る。符号化回路2は、図5
とほぼ同様であるが、量子化幅決定回路21が目標デー
タ量設定回路4からの指令を受けることができる構成に
なっていることが大きく異なる。
【0032】このように、2パス目で符号化を行った結
果のデータ量をD3とすると、符号化の結果発生した総
データ量ΣD3は総データ量検出回路(ΣD3)5にて
検出される。また、最初に計算された目標データ量D2
のそれまでの総和であるΣD2は、総データ量検出回路
(ΣD2)6にて検出される。そして、総データ量検出
回路5と総データ量検出回路6の出力が比較回路7にて
比較される。
【0033】この結果、目標データ量修正回路8では、
ΣD2>ΣD3ならば、その後の短区間(2GOP)の
目標データ量をやや多く設定し直すことにより、発生デ
ータ量を増やし、逆にΣD2<ΣD3ならば、その後の
短区間の目標データ量をやや少なく設定し直すことによ
り、発生データ量を減らすように修正を行うことにな
る。この修正の指示を、目標データ量修正回路8が目標
データ量設定回路4に与えることになる。
【0034】次に、より詳細な例として、図4(A)
(B)に、1パス目での発生データ量D1、目標データ
量D2を示している。
【0035】1パス目での発生データ量D1と略比例
(相似形)の関係で、目標データ量D2が計算されてい
る。しかし、極端に発生データ量D1が大きい区間
(A)と極端に発生データ量D1が小さい区間(B)に
関しては、目標データ量D2が極端になりすぎないよう
に制限されている。これは、符号化、復号化の際の処理
速度を考慮した場合、なんらかの制限を設けることは非
常に重要であり、特に光ディスクにおいては、ある最大
転送レート以上の再生は不可能となるため、短区間(2
GOP)の目標データ量は、ある最大値(DMAX)以
下であるように制限する目標データ量制限手段が必要に
なる。
【0036】これを実現するためのブロック図を図2に
示す。目標データ量設定回路4が目標データ量計算回路
41と目標データ量制限回路42より構成されており、
上記動作は目標データ量制限回路42により行われる。
【0037】2パス目での発生データ量D3は、目標デ
ータ量D2と近い値になるように、制御される。図1の
量子化幅設定手段21で、言わば瞬時瞬時フィードバッ
クループが形成され、また、総データ量検出回路5、総
データ量検出回路6、比較回路7、目標データ量修正回
路8、目標データ量設定回路4にて、総和におけるフィ
ードバックループが形成される。その結果、それまでの
データ量の総和ΣD2、ΣD3がほとんど等しくなるよ
うに制御される。
【0038】図4(C)(D)に、1パス目での発生デ
ータ量D1、目標データ量D2の第2の例を示してい
る。
【0039】1パス目での発生データ量D1の大小によ
り、3段階に判別し、それぞれの段階に応じて1種類の
目標データ量D2が設定されているのがわかる。こうす
ることにより、各区間ごとにむやみに目標データ量がを
微小変動することがなく、フィードバックループが安定
になるという効果が生じる。ここで、何段階に判別する
かは、3段階に限るものではない。
【0040】また、短区間は実施例で述べた2GOPに
かぎるものではなく、1GOPでも、10GOPでも、
1ピクチャ−単位でもよい。
【0041】また、1パス目での発生データ量D1と目
標データ量D2の関係は略比例を例に上げたが、非線形
的な関係(図4)でも良く、ある相関があれば、本発明
の域をでるものではない。
【0042】また、符号化として、DCTを用いない符
号化方式(DPCM等)や、フレーム間符号化を用いな
い符号化方式(JPEG)であっても、本発明の域をで
るものではない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像の複雑さに応じた目標データ量の設定及び符号化が
可能となり、限られた情報量の中で、最も画質の劣化の
少ない効率的な符号化が2パス目で可能となるものであ
る。
【0044】また、目標データ量と、実際に発生したデ
ータ量の総和を逐次比較しフィードバックするため、長
時間画像の符号化時でも誤差が蓄積されないという大き
な効果がある。
【0045】また、短区間の目標データ量または発生デ
−タ量の最大値を制限することにより、符号化時の符号
化装置、または復号化時の復号化装置の処理能力を越え
ないように制御することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化方法を実現するためのブロ
ック図
【図2】本発明の目標データ量設定回路を説明するため
のブロック図
【図3】本発明の画像符号化方法の発生データ量と目標
データ量の関係を説明するための模式図
【図4】本発明の画像符号化方法の発生データ量と目標
データ量の関係を説明するためのより詳細な模式図
【図5】従来の符号化方式のブロック図
【符号の説明】
2 符号化回路 3 記憶回路 4 目標データ量設定回路 5 総データ量検出回路(ΣD3) 6 総データ量検出回路(ΣD2) 7 比較回路 8 目標データ量修正回路 21 量子化幅決定回路 41 目標データ量計算回路 42 目標データ量制限回路

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間の映像信号を、所定の量子化幅
    Q1により量子化を行う第1の符号化ステップ、前記第
    1の符号化ステップにより発生した前記所定時間よりも
    短い1フレーム期間以上の短区間ごとのデータ量D1を
    逐次記憶する記憶ステップ、前記短区間ごとのデータ量
    D1と相関を有する目標データ量D2を短区間ごとに設
    定し、さらに前記短区間の目標データ量D2の総和が所
    定のデータ量DALLであるように設定する目標データ
    量設定ステップ、短区間ごとの符号化の結果が、短区間
    の前記目標データ量D2になることを目標として、各短
    区間ごとの符号化を行う第2の符号化ステップ、前記第
    1と第2の符号化ステップにより、それまでの各短区間
    に発生したデータ量D3の総和ΣD3と、目標データ量
    のそれまでの総和ΣD2を比較する比較ステップ、前記
    比較の結果、ΣD2>ΣD3ならば、その後の短区間の
    目標データ量を多く、ΣD2<ΣD3ならば、その後の
    短区間の目標データ量を少なく、目標データ量設定ステ
    ップを修正する目標データ量修正ステップ、を有するこ
    とを特徴とする 画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 第2の符号化ステップは、映像信号デー
    タを、量子化幅決定ステップの情報により量子化幅Q2
    にて量子化を行う量子化ステップ、前記量子化ステップ
    の出力を可変長符号化する可変長符号化ステップ、前記
    可変長符号化ステップの出力を一旦蓄え、所定のレート
    にて出力するバッファステップ、前記バッファステップ
    に残っている残量データ量と、目標データ量設定ステッ
    プからの情報により、前記量子化ステップの量子化幅Q
    2を設定する量子化幅決定ステップ、を有することを特
    徴とする請求項1記載の 画像符号化方法。
  3. 【請求項3】 目標データ量設定ステップは、目標デー
    タ量を計算する目標データ量計算ステップと、短区間の
    目標データ量が最大DMAX以下、あるいは最小DMI
    N以上であるように制限する、目標データ量制限ステッ
    プ、を有することを特徴とする請求項1記載の 画像符号
    化方法。
  4. 【請求項4】 短区間は、n個(nは自然数)のGOP
    (グループオブピクチャー)で構成されることを特徴と
    する請求項1記載の 画像符号化方法。
  5. 【請求項5】 短区間ごとのデータ量D1と目標データ
    量D2の間の相関は、略比例であることを特徴とする請
    求項1記載の 画像符号化方法。
  6. 【請求項6】 目標データ量設定ステップは、短区間ご
    とのデータ量D1の大小により、画像符号化の難易度を
    短区間ごとに複数の段階に判別する判別ステップを有
    し、前記判別ステップで判別されたそれぞれの段階にお
    いて、1種類の目標データ量D2を設定することを特徴
    とする請求項1記載の 画像符号化方法。
  7. 【請求項7】 所定時間の映像信号を、所定の量子化幅
    Q1により量子化を行う第1の符号化手段、前記第1の
    符号化手段により発生した前記所定時間よりも短い1フ
    レーム期間以上の短区間ごとのデータ量D1を逐次記憶
    する記憶手段、前記短区間ごとのデータ量D1と相関を
    有する目標データ量D2を短区間ごとに設定し、さらに
    前記短区間の目標データ量D2の総和が所定のデータ量
    DALLであるように設定する目標データ量設定手段、
    短区間ごとの符号化の結果が、短区間の前記目標データ
    量D2になることを目標として、各短区間ごとの符号化
    を行う第2の符号化手段、前記第1と第2の符号化手段
    により、それまでの各短区間に発生したデータ量D3の
    総和ΣD3と、目標データ量のそれまでの総和ΣD2を
    比較する比較手段、前記比較の結果、ΣD2>ΣD3な
    らば、その後の短区間の目標データ量を多く、ΣD2<
    ΣD3ならば、その後の短区間の目標データ量を少な
    く、目標データ量設定手段を修正する目標データ量修正
    手段、を有することを特徴とする 画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 第2の符号化手段は、映像信号データ
    を、量子化幅決定手段の情報により量子化幅Q2にて量
    子化を行う量子化手段、前記量子化手段の出力を可変長
    符号化する可変長符号化手段、前記可変長符号化手段の
    出力を一旦蓄え、所定のレートにて出力するバッファ手
    段、前記バッファ手段に残っている残量データ量と、目
    標データ量設定手段からの情報により、前記量子化手段
    の量子化幅Q2を設定する量子化幅決定手段、を有する
    ことを特徴とする請求項7記載の 画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 目標データ量設定手段は、目標データ量
    を計算する目標データ量計算手段と、短区間の目標デー
    タ量が最大DMAX以下、あるいは最小DMIN以上で
    あるように制限する、目標データ量制限手段、を有する
    ことを特徴とする請求項7記載の 画像符号化装置。
JP6949594A 1994-04-07 1994-04-07 画像符号化方法及び画像符号化装置及び光ディスク Expired - Lifetime JP3178233B2 (ja)

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