JP3177714B2 - 多次元パンニング効果装置 - Google Patents

多次元パンニング効果装置

Info

Publication number
JP3177714B2
JP3177714B2 JP13174492A JP13174492A JP3177714B2 JP 3177714 B2 JP3177714 B2 JP 3177714B2 JP 13174492 A JP13174492 A JP 13174492A JP 13174492 A JP13174492 A JP 13174492A JP 3177714 B2 JP3177714 B2 JP 3177714B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
sound
sound image
control
image localization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13174492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05303382A (ja
Inventor
康剛 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP13174492A priority Critical patent/JP3177714B2/ja
Publication of JPH05303382A publication Critical patent/JPH05303382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3177714B2 publication Critical patent/JP3177714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stereophonic System (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器やエレクトリ
ックギター等とともに用いられる効果装置に関し、特に
パンニング効果を多次元に拡張した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子楽器にはパンニング効果
装置が搭載されている。従来のパンニング効果装置の例
を図4に示す。101は、音源装置であって楽音信号T
Sを出力する。楽音信号TSは、2つに分けられ、乗算
器105、106に送られる。102は、低周波発振器
(LFO)であって、振幅が「0.5」を中心として
「0」〜「1」の範囲で変化し、周波数が0.1〜数1
0Hz程度の正弦波状の低周波信号を発振する。この低
周波信号は、乗算器106で楽音信号TSと乗算される
とともに、加算器104に送られ、1から減算される。
この減算された信号が乗算器105で楽音信号TSと乗
算される。乗算器105、106の出力信号はアンプ1
03へ送られ、スピーカ駆動レベルまで増幅されて左右
のスピーカ107、108で発音される。
【0003】このような構成によれば、楽音信号TSの
音像は、左右のスピーカ107、108を結ぶ線分中を
LFO102の発振する低周波信号に応じて左右に振動
するようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のパンニング効果装置は、音像の移動の範囲が2つ
のスピーカを結ぶ線分中に限られ、広がり感に乏しかっ
た。本発明はこのような問題に鑑み、多次元的に広がる
パンニング効果を得ることができる効果装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の多次元パンニン
グ効果装置は、互いに離間して配置される複数のスピー
カと、第1及び第2の次元にそれぞれ対応し且つ互いに
異なる周期で時間的に変化する第1及び第2の制御信号
を発生する制御手段と、前記制御手段からの第1及び第
2の制御信号に応じてそれぞれ上下方向及び左右方向に
音像定位を制御する信号処理を入力される音信号に施し
て該音信号を前記複数のスピーカに送出することにより
前記音信号の音像を多次元的に移動させる音像定位手段
とを備えたものである。
【0006】
【作用】本発明の多次元パンニング効果装置によれば、
制御手段は、第1及び第2の次元にそれぞれ対応し且つ
互いに異なる周期で時間的に変化する第1及び第2の制
御信号を発生し、音像定位手段は、入力される音信号に
信号処理を施して複数のスピーカに供給する際に制御
段からの第1及び第2の制御信号に応じてそれぞれ上下
方向及び左右方向に音像定位を制御するように信号処理
を実行する。この結果、音信号の音像位置は、多次元的
に移動する。
【0007】
【実施例】図3は、本願実施例の多次元パンニング効果
装置を内蔵した電子楽器2と、その使用状態を示す図で
ある。同図において、1は電子楽器2の操作者である。
3は鍵盤、4は表示装置である。5は操作パネルであ
り、音色スイッチやデータスラーダー等を含む。6はジ
ョイスティックであり、操作者が、X軸、Y軸方向それ
ぞれに自由に動かすことができる。7はスピーカL(左
用)、8はスピーカR(右用)である。9は、本願実施
例の多次元パンニング効果装置によって、操作者1が認
識する音像位置の動く空間を表わす球である。
【0008】図1は、電子楽器2の内部構成を示すブロ
ック図である。11は、音源装置であり楽音信号TSを
出力する。12は、楽音信号TSの音像を様々な位置に
現出するようデジタル的に信号処理をする音像定位装置
である。13および14は、音像定位のための信号処理
がなされた信号をデジタル−アナログ変換するDA変換
器である。15はDA変換された信号をスピーカ駆動レ
ベルまで増幅するアンプである。7および8は、図3で
示したスピーカL7およびR8をブロックで示したもの
であり、アンプ15の出力信号を楽音として発音する。
【0009】18は、図3で示した鍵盤3、操作パネル
5を含めてブロックで示したものであり、操作者1によ
る操作に応じて音色を表す信号TC、押鍵を表す信号K
ON、離鍵を表す信号KOF、音高を表す信号KC、押
鍵強度を表すITなどの操作情報が出力される。6は、
図3で示したジョイスティック6をブロック図で示した
ものであり、操作者1の操作に応じて操作情報が出力さ
れる。なお、音高を表す信号KCは、440Hz付近の
A4の音高を「69」として、半音下がる毎に1ずつ小
さく、半音上がる毎に1ずつ大きくなる数値で表され
る。ビブラートなどの微小なピッチ変化を表すときは、
信号KCの小数点以下を用いて表す。
【0010】20は、制御部であって、鍵盤等18から
信号TCが入力されると音源装置11の発生する楽音信
号TSの音色が指定されたものになるよう音源装置11
のパラメータを設定する。また、制御部20は、鍵盤等
18から信号KON、KCおよびITが入力されると音
源装置11に楽音信号TSを信号KCの表す音高かつI
Tの示す押鍵強度に比例した音量で発生を開始させ、信
号KOFが入力されると音源装置11に発生している楽
音信号TSを停止させる。
【0011】制御部20はさらに、鍵盤等18からの複
数の信号応じて音像定位装置12内の後述する2つの
LFO27、28を制御する信号LFO1C,LFO2
Cを出力する。また、制御部20は、ジョイスティック
6の操作情報に基づき、ジョイスティック6のX軸方向
の変位を示す信号X、Y軸方向の変位を示す信号Yを出
力する。
【0012】ここで、第1LFO27、第2LFO28
を制御する信号LFO1C、LFO2Cについて説明す
る。操作パネル5内の図示しないLFO設定操作子を操
作することによって、後述の第1LFO27、第2LF
28の周波数のオフセット値を表すF1、F2、振幅
のオフセット値を表すA1、A2および波形の種類(正
弦波、三角波等)を表すWF1、WF2が発生され、制
御部20へ入力される。また、音高を表す信号KCをも
ちいて前記F1に対し演算 F1’=F1×(1+(KC/690)) (a) A2’=A2×(1−(KC/690)) (b) を実行し、第1LFO27の周波数および第2LFO2
8の振幅を変更する。そして、制御部20は、F1’、
A1、WF1を信号LFO1Cとして、F2、A2’、
WF2を信号LFO2Cとして音像定位装置12へ送出
する。この変更により、第1LFO27は、音高が高い
ときほど周波数が高くなり、第2LFO28は、音高が
高いときほど振幅が小さくなる。
【0013】次に、図2を参照して、音像定位装置12
の詳細を説明する。図2は、音像定位装置12の内部構
成を示すブロック図である。同図40は、前記信号処理
を行なう信号処理部であり、50は、信号処理の内容す
なわち音像位置の移動を制御する移動制御部である。
【0014】移動制御部50から先に説明する。第1L
FO27と加算器29は音像の仰角移動(すなわち演奏
者の正面の場合図3の破線α上の移動)を制御する。第
1LFO27は、制御部20からの制御信号LFO1C
として入力されるF1’に応じて決められる周波数、A
1に応じて決められる振幅、WF1に応じて決められる
波形の低周波信号PYを出力する。そして、加算器29
で制御部20からの信号Y、すなわちジョイスティック
6のY軸方向の変位を表わす信号と加算される。これに
より、第1LFO27の周期的変化と、操作者1による
ジョイスティック6の任意の変化とが合成されて仰角移
動を制御する信号となる。
【0015】第2LFO28と加算器30、係数コント
ローラ25、係数メモリ26は、操作者1を取り囲む3
60゜の方位角方向(すなわち破線βで表される方向)
に音像を移動する制御をする。第2LFO28は、第1
LFO27と同様に、制御部20からの制御信号LFO
2Cとして入力されるF2によって決められる周波数、
A2’によって決められる振幅、WF2によって決めら
れる波形を持った低周波信号PXを出力する。加算器3
0では、加算器29と同様に、低周波信号PXとジョイ
スティックのX軸方向の変位を表わす信号Xとが加算さ
れる。こうして、加算器30の出力信号は、第2LFO
28の周期的変化と、操作者1によるジョイスティック
6の任意の変化とが合成された信号となる。
【0016】係数コントローラ25は、加算器30の出
力を方位角情報として受けとり、その方位角に音像を定
位させるために必要な係数を係数メモリ26から読み出
す。係数データは、後述するFIRフィルタ22、23
両方分をワンセット化してあり、方位角5゜毎に360
゜分、全部で72セット分が係数メモリ26に記憶され
ている。係数コントローラ25は、ワンセットの係数デ
ータを読み出して、FIRフィルタ22、23にそれぞ
れ分けて出力する。
【0017】また、係数コントローラ25は、係数が記
憶されていない方位角すなわち5゜より細かい方位角に
対しては、その左右両隣の2セットの係数データを読み
出し、FIRフィルタの段数毎の係数を一つづつ補間し
て5゜より細かい方位角に対応したワンセットの係数デ
ータを得る。すなわち、係数コントローラ25は、加算
器30から入力されたPXとXの加算信号を方位角信号
として、その方位角に対応するFIRフィルタの係数を
読み出し、必要に応じて補間を行なって、FIRフィル
タ22、23に与える、という動作をする。なお、方位
角360゜に対し、できるだけ細かく係数データを持つ
ことが望ましいが、データ量が多すぎるときは、もっと
粗い方位角間隔で係数データを持つようしてもよい。
【0018】次に、信号処理部40について説明する。
21は、所望の帯域を減衰させることができるノッチフ
ィルタであり、音源装置11からの楽音信号TSが入力
される。ノッチフィルタによって音像の上下感が制御で
きることは、Anthony J. Watkinsの論文 "Psychoacoust
ical aspects of synthesized vertical locale cues"
(J. Acoust. Soc. Am. 63(4). Apr. 1978)などに詳しく
説明されているので、ここでの説明は省略する。このノ
ッチフィルタ21は、加算器29の出力信号によってそ
の係数が変化し、入力楽音信号TSにおける所望の上下
角に対応した周波数帯域を減衰させる。すなわち、PY
とYの合成値に応じて、楽音信号TSの音像位置の仰角
が変化することになる。
【0019】FIRフィルタ22、23は、ノッチフィ
ルタ21の出力に対してさらに信号処理を施し、左右の
音量差、左右の時間差、左右それぞれの周波数強度特
性、周波数位相遅延特性を総合的に付与する。すなわ
ち、方位角に対応して記憶されている係数が読み出され
てFIRフィルタ22、23にそれぞれ与えられると、
その方位角位置に定位しているように操作者1が感じる
ような音量、時間、周波数強度、周波数位相遅延のそれ
ぞれの特性およびそれらの左右の特性差が与えられる。
この音像定位の原理を、係数メモリ26内に記憶させる
係数データの作成方法に合わせて説明する。
【0020】所定の空間にダミーヘッドを置き、両耳の
耳介内にそれぞれマイクロホンを設置する。このダミー
ヘッドに対し、所定の方位角からインパルス音を与え、
インパルス音発生と同時に2つのマイクロホンの出力を
記録する。2つのマイクロホンの出力、すなわちインパ
ルス応答信号はダミーヘッド自体が引き起こす左右の耳
を中心とした音場の伝達関数を示しており、この伝達関
数を表わすフィルタを用いて信号処理をすれば、耳の回
音場通らず直接耳に入ってきた音に対しても、前
記所定の方位角からの音と全く同様の音として聴こえ
る。本願実施例の場合、FIRフィルタを用いるので、
前記インパルス応答をデジタルデータで表わしたもの
を、そのままFIRフィルタの係数とするだけで前記伝
達関数を表わすフィルタを作ることができる。このよう
にして、様々な方位からのインパルス応答に基づき、F
IRフィルタの係数を求めていくのである。
【0021】この方法で、方位角に限らず仰角方向につ
いても、様々な角度からインパルス応答を測定して、全
空間方向に対してFIRフィルタ係数を求めてもよい。
本実施例では、係数データが大規模化するのを避けるた
め、仰角方向については比較的構成の簡単なノッチフィ
ルタを用いて簡略化してある。
【0022】また、前記インパルス応答の測定におい
て、インパルス音が発生してから初めの主応答が出るま
でしばらく無応答の時間があるので、その無応答の時間
の分をFIRフィルタの係数を0として記憶している
が、この時間の分を別に可変遅延回路として分離するよ
うに構成してもよい。
【0023】以上説明したように、楽音信号TSは、ノ
ッチフィルタ21、FIRフィルタ22、23で所望の
位置にその音像が定位するように信号処理される。この
FIRフィルタ22、23の出力信号をそれぞれDA変
換し、ヘッドホンで聴取すると所望の位置に音像が定位
して聞こえるが、本願実施例では、電子楽器2に内蔵さ
れたスピーカL7、スピーカR8を用いるので、各スピ
ーカから操作者1までの間に左右の音が混ざり合ってク
ロストークを起こし、その音像定位の効果が有効に発揮
されなくなる。そこで、クロストークキャンセラ24を
用いる。
【0024】クロストークキャンセラ24は、図3の操
作者1とスピーカL7、スピーカR8の位置関係におい
て発生するクロストーク、すなわち左スピーカL7が操
作者1の右耳に与える成分とスピーカR8が操作者1の
左耳に与える成分をそれぞれ正負反転して、予めスピー
カL7、R8に供給される左右各々の信号に加えて置く
ものである。これによって、スピーカL7から発生した
音は操作者1の左耳にしか届かず、スピーカR8から発
生した音は操作者1の右耳にしか届かないのと全く同
様、すなわちヘッドホンを使用しているのと全く同様の
状態になる。こうして、スピーカL7、スピーカR8を
用いても、有効に音像位置が認識できるようになる。
【0025】次に、本願実施例の動作の一例を説明す
る。第1LFO27からの低周波信号を2.0Hzの正
弦波信号で振幅が比較的小さいものとする。また、第2
LFO28からの低周波信号を1.0Hzの正弦波信号
で振幅が中程度のものとする。このとき、操作者1が鍵
盤を押すと、楽音信号TSが設定されている音色、例え
ばサキソホンの音色で発生し、その音像位置は、ノッチ
フィルタ21によって上下方向にやや小さく2.0Hz
で振動し、FIRフィルタ22、23によって中程度に
横方向に1.0Hzで振動することとなる。すなわち、
操作者1の前方に横長に8の字を描くようにサキソフォ
ンの音像が移動する。
【0026】この状態で、操作者1がジョイスティック
6を右の方へ徐々に倒すと、前記8の字が次第に右方へ
移ってきて、完全に右に倒した状態で、操作者1の真右
を中心に右前方から右後方にかけて横長の8の字が描か
れるようにサキソフォンの音像が移動する。
【0027】上記実施例では、方位角方向の音像定位を
FIRフィルタで処理するようにしたが、より簡略化し
てIIRフィルタ組み合わせて用いてもよい。さらに、
さほど音像位置の精度を求めない場合は、遅延と音量差
のみで行なってもよい。
【0028】上記実施例では、遠近感の制御を行なって
いないが、距離を含めて空間上のあらゆる位置に対応し
たFIRフィルタの係数を用いれば、距離感を含めてよ
り拡張されたパンニング効果装置を得ることができる。
この場合、距離制御専用の第3のLFOを設けると望ま
しく、また、ジョイスティック6の下に感圧センサを設
け、押圧操作で距離定位を制御するように構成するとよ
い。また、音像位置を制御する操作子は、ジョイスティ
ックに限らず、ポテンショメータや加速度センサなどを
用いた操作子でもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、入力さ
れる音信号に信号処理を施して第1及び第2のスピーカ
に供給する際に、第1及び第2の次元にそれぞれ対応し
且つ互いに異なる周期で時間的に変化する第1及び第2
の制御信号に応じてそれぞれ上下方向及び左右方向に音
像定位を制御するように信号処理を行なう構成にしたの
で、パンニング効果が多次元的に発生して広がり感のあ
る音像移動を実現することができ、例えばユーザの前方
に8の字を描くような複雑な形式の音像移動を達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願実施例の全体のブロック図。
【図2】 本願実施例の音像定位装置の内部構成を示す
ブロック図。
【図3】 本願実施例のパンニング効果装置を内蔵した
電子楽器と、その操作状況を表わす図。
【図4】 従来技術を表す図。
【符号の説明】
12:音像定位装置 7:スピーカL 8:スピーカR
20:制御部 21:ノッチフィルタ 22:FIR
フィルタ 23:FIRフィルタ 25:係数コントロ
ーラ 26:係数メモリ 27:第1LFO 28:第
2LFO
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−230799(JP,A) 特開 平4−40496(JP,A) 特開 昭57−24994(JP,A) 特開 平4−40100(JP,A) 特開 平2−132493(JP,A) 特開 昭56−53000(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに離間して配置される複数のスピーカ
    と、 第1及び第2の次元にそれぞれ対応し且つ互いに異なる
    周期で時間的に変化する第1及び第2の制御信号を発生
    する制御手段と、前記制御 手段からの第1及び第2の制御信号に応じてそ
    れぞれ上下方向及び左右方向に音像定位を制御する信号
    処理を入力される音信号に施して該音信号を前記複数の
    スピーカに送出することにより前記音信号の音像を多次
    元的に移動させる音像定位手段とを備えた多次元パンニ
    ング効果装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段では、第3の次元に対応する
    第3の制御信号を発生し、前記音像定位手段では、前記
    制御手段からの第3の制御信号に応じて遠近方向に音像
    定位を制御するように前記信号処理を実行することを特
    徴とする請求項1記載の多次元パンニング効果装置。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の次元に対応した操作並
    びに押圧操作が可能な操作子と、この操作子の押圧操作
    に応答する感圧センサとを設け、前記音像定位手段
    は、前記操作子による第1及び第2次元対応の操作に応
    じてそれぞれ上下方向及び左右方向に音像定位を制御す
    ると共に前記操作子の押圧操作に基づく前記感圧センサ
    の出力に応じて遠近方向に音像定位を制御するように前
    記信号処理を実行することにより前記音信号の音像を多
    次元的に移動させることを特徴とする請求項2記載の多
    次元パンニング効果装置。
JP13174492A 1992-04-24 1992-04-24 多次元パンニング効果装置 Expired - Fee Related JP3177714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13174492A JP3177714B2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 多次元パンニング効果装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13174492A JP3177714B2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 多次元パンニング効果装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05303382A JPH05303382A (ja) 1993-11-16
JP3177714B2 true JP3177714B2 (ja) 2001-06-18

Family

ID=15065178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13174492A Expired - Fee Related JP3177714B2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 多次元パンニング効果装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3177714B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5010148B2 (ja) * 2006-01-19 2012-08-29 日本放送協会 3次元パンニング装置
AU2007207861B2 (en) 2006-01-19 2011-06-09 Blackmagic Design Pty Ltd Three-dimensional acoustic panning device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05303382A (ja) 1993-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5386082A (en) Method of detecting localization of acoustic image and acoustic image localizing system
EP0563929B1 (en) Sound-image position control apparatus
JP2009232438A (ja) 垂直または水平に配置できる結合アレイスピーカー
JP3624805B2 (ja) 音像定位装置
JPH0792968A (ja) 電子楽器の音像定位装置
JP2886402B2 (ja) ステレオ信号発生装置
JP3177714B2 (ja) 多次元パンニング効果装置
JP2007124023A (ja) 音場再現方法、音声信号処理方法、音声信号処理装置
JP3271532B2 (ja) 電気弦楽器の音像定位装置
JP2924502B2 (ja) 音像定位制御装置
JP3552244B2 (ja) 音場再生装置
JPH08190375A (ja) 電子楽器
JPH0444500A (ja) ヘッドホンシステム
JP2522092B2 (ja) 音像定位装置
JPH1023600A (ja) 音像定位装置
JP3463313B2 (ja) 音場生成回路
WO2023182003A1 (ja) 電子楽器
JP3197077B2 (ja) 定位音像生成装置
JP2005051801A (ja) 音像定位装置
JP2526711B2 (ja) 音像定位装置
JP3799619B2 (ja) 音響装置
JP3090416B2 (ja) 音像制御装置及び音像制御方法
JPH09327100A (ja) ヘッドホン再生装置
JP2745852B2 (ja) 電子楽器の効果装置
WO2023181431A1 (ja) 音響システムおよび電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees