JP3176766U - トイレットペーパー - Google Patents

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Abstract

【課題】大人と子ども、男性と女性、温水洗浄便座の有無などのトイレにおけるトイレットペーパーの使用形態の違いによっては、必ずしもJIS規格に定められた114mmのロール幅を必要とせずに、ロール幅を小柄な人にとっての手のひらに合う小さなサイズにして、使いやすくかつ環境に配慮した省資源化を可能とするトイレットペーパーを提供する。
【解決手段】紙製のシートを巻回するトイレットペーパーにおいて、ロール幅を75mmを中心として70mm〜80mmとする。トイレットペーパーの中心穴は、既存のペーパーホルダーに装填される直径と幅径からなる筒体を挿入可能な寸法形状とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、ロール型のトイレットペーパーに係り、特に使いやすくかつ環境に配慮した省資源化を可能とする新規なトイレットペーパーに関するものである。
旧来から日本のトイレでは、B5版サイズの大きさの、通称ちり紙が利用されていたが、水洗式トイレの普及に伴いちり紙に替わって巻き取り式のロール状のトイレットペーパーが普及するようになった。
そして、トイレットペーパーが普及するに連れて、使用者の利便性のためにミシン目を入れたり、2枚重ねにしたり、下水処理を行いやすくするために水に濡れると繊維がほぐれる材質にしたり、香りをつけたりするなど、各種の改良が施されてきた。
このトイレットペーパーの寸法は、ヨーロッパではメートル法に基づき100mm幅が主流であるのに対し、米国では4インチ1/2に由来する114mm幅が主流であり、そして日本においても米国製のトイレットペーパー製造機械を導入したことなどから、この114mm幅が主流であり、JISでもこの寸法に定められている。
JIS規格に定められているロール型のトイレットペーパーの寸法は、ロール幅が114mm±2mm(4インチ1/2)、ロール内径が38mm±1mm(1インチ1/2)、外径が120mm以下というように、インチサイズを基にして定められている。
そして、現在流通しているトイレットペーパーにあっては、ロール幅が100〜114mm、外径が100〜110mm、長さはシングルで50〜60m、2枚重ねでは半分の25〜30m、という寸法のものが多くなっている(特許文献1参照)。
さらに、トイレットペーパーを装填して使用するためのトイレットペーパーホルダーにあっても、このロール幅が114mmのトイレットペーパーの形状・寸法に適用するようにして形状・寸法が設定され、使いやすい構造のトイレットペーパーホルダーが数多く普及し、トイレの個室ごとに設置されているものである。
特開2010−221041号公報
トイレットペーパーと同様に、手で拭くことに用いるモノとして、ハンカチーフ、ふきん、おしぼり、雑巾などが存在するが、これらは何れも使いやすいように使用者の手のひらサイズに畳むなどされて用いられることが多く、トイレットペーパーについてもこれらと同様に手のひらサイズにして使用されることが多い。
そもそも、米国から日本にもたらされたロール型のトイレットペーパーも、元来、米国人の手のひらサイズ等の体型を基準にしてその寸法が設定されたはずであり、米国人よりも一般的に体型が小柄な日本人にとっては、上記ロール幅の114mmは少し手に余るサイズであり、これよりも幅狭でも十分使用可能なはずである。
しかしながら、上述したように、規格化された寸法のトイレットペーパーが市場に普及し、これを装填するトイレットペーパーホルダーについても寸法が固定化されることとなり、これにより一定寸法のトイレットペーパーホルダーに装填することができないような、規格外の寸法のトイレットペーパーが流通することは、ほとんどなかった。
エコロジーなどの観点から、1ロール当たりの紙の量を減らすべく、ロール幅が100〜105mmというJIS規格寸法よりも若干幅狭のトイレットペーパーも数多く流通している。この寸法は、トイレットペーパーホルダーにぎりぎり収まるべく設定されたものであるが、ロール幅がJIS規格よりも約10mm小さいからといって、114mmのトイレットペーパーと比較して、特段使いづらいということもないものであった。しかしながら、この寸法であっても小柄な人にとっての手のひらサイズよりも大きく、そして温水洗浄便座の利用などを考慮した場合によっては、やはり少し手に余るサイズであるといえる。
このように、トイレットペーパーの使用形態の違いは明らかに存在するにもかかわらず、従来のトイレットペーパーとしては、これまで通りのロール幅が100〜114mmのものだけであり、子ども用のトイレットペーパーとか、女性用のトイレットペーパーとか、温水洗浄便座に適した形状のトイレットペーパーというものは存在しなかった。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであり、大人と子ども、男性と女性、温水洗浄便座の有無などのトイレにおけるトイレットペーパーの使用形態の違いによっては、必ずしもJIS規格に定められた114mmのロール幅を必要とせずに、ロール幅を小柄な人にとっての手のひらに合う小さなサイズにして、使いやすくかつ環境に配慮した省資源化を可能とするトイレットペーパーを提供しようとするものである。
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本考案者は、トイレットペーパーのロール幅をこれまでになく大胆に幅狭に設定したトイレットペーパーを案出するに至った。
すなわち、本考案は、紙製のシートを巻回するトイレットペーパーにおいて、ロール幅を75mmを中心として70mm〜80mmとすることを特徴とするトイレットペーパーを提供するものである。
これにより、女性や子どもなどの体型の小さな人の手のひらに収まるサイズのトイレットペーパーを提供することができ、手に余ることなく使いやすいものとなった。
また本考案は、トイレットペーパーの中心穴には既存のペーパーホルダーに装填される直径と幅径からなる筒体を挿入可能とする。
これにより、ロール幅の小さい本考案のトイレットペーパーの中心穴に、例えば約100〜110mm幅の筒体を挿入することで、これまでのJIS規格に準拠した約114mm幅のトイレットペーパーを装填するトイレットペーパーホルダーに対して、確実かつ容易に装填することができる。
本考案のトイレットペーパーを、従来のトイレットペーパーと比較対照してロール幅の相違を示すものであり、図1(A)は本考案のトイレットペーパー、図1(B)は従来のトイレットペーパーを示す説明図である。 本考案のトイレットペーパーを、従来のトイレットペーパーと比較対照してロール幅の相違を示すものであり、図2(A)は本考案のトイレットペーパー、図2(B)は従来のトイレットペーパーを示す使用状態を示す説明図である。 本考案のトイレットペーパーに用いられる筒体を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本考案のトイレットペーパーを実施するための形態を詳細に説明する。図1乃至図3は、本考案の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
図1(A)は、本考案に係るトイレットペーパー1を示し、このトイレットペーパー1は、ロール幅が約75mm、外径が100〜110mm、内径が約38mmという寸法であり、シート2枚重ねの長さが約25mとするものである。本実施形態のトイレットペーパー1におけるシートの材質、シートのエンボス加工、ミシン目そして巻き芯の材質等については、従来のトイレットペーパーのものと同様であり、ロール幅を従来のものの約2/3としたことに最大の特徴がある。なおこのロール幅の寸法としては、75mmのみならず、製造ロットごとのバラツキも含めて70mmから80mmの範囲も含むこととする。
図1(B)は、従来のJIS規格に定められた、ロール幅が114mmのトイレットペーパー2を示している。この2個のトイレットペーパーを比較すると、本実施形態のトイレットペーパー1のロール幅が、従来のものよりも明らかに小さいことが対照される。
このようなロール幅が小さい本実施形態のトイレットペーパー1にあっては、従来のサイズのトイレットペーパーホルダーに装填することができない。そこで、図2(A)の使用状態を示す図のように、内径約38mmの中心孔に、外径が約35mm、長さが約110mmの中空の筒体3を挿入して、この筒体3をトイレットペーパーホルダー4に装填するものである。なお、本実施形態の筒体は、円筒形状であるが、必ずしも円筒形状に限られるものではなく、トイレットペーパー1の中心孔に挿入され、トイレットペーパーホルダー4に装填することができる寸法形状であれば、断面が多角形の筒状であったり、軸方向に多段構造であったりしてもよいものである。
筒体3の材質としては、トイレットペーパー1の重量を支持し、トイレットペーパーホルダー4に装填して回転可能な程度の強度を備えていればよく、厚紙、合成樹脂材、木材、金属などが考えられる。合成樹脂材とすれば、多量のモノを寸法精度良く、安価に製造することができる。
また、トイレットペーパー1の中心孔に筒体3を挿入してトイレットペーパーホルダー2に装填した場合、トイレットペーパー1はホルダーに対して30〜40mm程度の水平方向の隙間が生じることから、シートを引き出したり、シートを切断したりする際に、トイレットペーパー1が左右に動いてしまい、使いづらくなるおそれがある。
図3は、ロール幅が約75mmと幅狭なトイレットペーパー1を左右にがたつかせなくするために、上述した筒体3に改良を加えた筒体4を示している。
この筒体3は、筒体の一方端から約75mmの位置に、外径が38mm以上、例えば約55mmのフランジ状のストッパー部3aを突設している。
このような筒体3をトイレットペーパー1に挿入し、それをトイレットペーパーホルダー2に装填することにより、左右にがたつきを生じることなく、従来のトイレットペーパーと同様に支障なく使用することができる。
なお、このような筒体3に限ることなく、従来のJIS規格サイズのトイレットペーパーの巻芯を取り出し、これをトイレットペーパー1の中心孔に挿入して使用してもよいものである。外径が約40mmで内径が約38mmと、同じ寸法の筒体3と巻芯であっても、双方とも紙製ということもあって多少は変形することから、筒体3の中にこの巻芯を挿入することは可能である。
このようなロール幅に特徴を有する本考案のトイレットペーパーについて、本願出願人は2011年11月と2012年2月に市場アンケートを行い、数十人の参加者にロール幅75mmのトイレットペーパーを使用してもらい、その使用感を募り、以下に、その使用した統計・感想等を列挙する通り、本考案のロール幅75mmのトイレットペーパーの有効性があることがわかる。
《使用統計》
・ロール幅 75mmのトイレットペーパー1個の使い切る日数:3.25日
・ロール幅110mmのトイレットペーパー1個の使い切る日数:3.67日
《考察》面積比で通常の約68%である本考案のトイレットペーパーが、通常のトイレットペーパーの約88%の使用量に対応している。このことは、通常のトイレットペーパーと同じ使用面積(使用量)を、よりも少ない面積の本考案のトイレットペーパーでまかなえることを示している。さらに、この中の6人中3人は、本考案のロール幅75mmのトイレットペーパー1個の使い切る日数(すなわち、使用ロール数/1日)が通常サイズのトイレットペーパーと同じだった。
このことから、本考案のトイレットペーパーは、あらゆる人にとって従来の100〜114mmのロール幅のトイレットペーパーに代えて使用することができるというほどではないものの、半数近くの人にとっては従来の100〜114mmのロール幅のトイレットペーパーの代替として互換性を有して用いることができる。
《ロール幅の感想》
「使う前は少し心許なかったけれど、使っていくうちに慣れて問題がなかった。」
「幅が狭くても何の問題も生じなかった。」
「掌にピッタリするサイズは、従来のサイズのものよりも手からはみ出す部分が少なくて使いやすい。」
「あと1cmくらい横幅がほしい。」
「通常のトイレットペーパーの大きさは無駄がありすぎると感じる。」
「子どもがいる家庭で有効だと思う。」
「いつも使っている商品と変わりなかった。」
「温水洗浄機で洗浄した後で使用するには、この幅でも不自由しない。」
「子どもが紙を使いすぎてトイレを詰まらせることを防げると思う。」
「幅が狭くても、長さを余計に長く使うことはなかった。」
「女性や子どもなら、シートを折り畳まずに使えてぴったりのサイズで使いやすいが、手のひらの大きい男性には物足りないサイズ。」・・・など。
以上、本考案のトイレットペーパーについて、具体的な実施の形態を示して説明したが、本考案はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態におけるトイレットペーパーの構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
本考案のトイレットペーパーは、トイレットペーパーを製造する産業や一般家庭において利用することができるものである。
1 トイレットペーパー
3 筒体
3a ストッパー部
4 トイレットペーパーホルダー

Claims (2)

  1. 紙製のシートを巻回するトイレットペーパーにおいて、ロール幅を75mmを中心として70mm〜80mmとすることを特徴とするトイレットペーパー。
  2. トイレットペーパーの中心穴は、既存のペーパーホルダーに装填される直径と幅径からなる筒体を挿入可能な寸法形状とすることを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー。
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