JP3176517U - 愛玩動物用ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】用途・目的などに応じて、平坦状のベッドとカドラータイプのベッドに簡単に変更可能であるとともに、縁部の一部のみでも絞って立ち上げることが可能な愛玩動物用ベッドを提供する
【解決手段】所定のクション性を有して形成されたマット部2と、前記マット部の外側に一体に周設され、マット部とは境界部100を境にして別領域に形成された縁部3と、紐状に形成され、前記縁部内に所定箇所を固定して収容されるとともに、前記縁部所定位置から外方に突出して備えられる複数個の引張り操作部20とで構成されており、前記複数個の引張り操作部は、それぞれ縁部の周方向で異なる位置にて、それぞれ独立して備えられ、その一乃至複数の引張り操作部を引張り操作することにより、所定の縁部3を絞り込んで立ち上げることができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、例えば猫や犬などの愛玩動物が休息するに適したベッドに関し、より詳しくは、愛玩動物の大きさや使用に応じてサイズや形態を変形して使用することが可能な愛玩動物用ベッドに関する。本考案は、「ベッド」という名称を付しているが、この種の製品は「マット」という名称でも使用されることがあるため、本考案では、「ベッド」という名称には「マット」という名称も含まれる概念として使用している。なお、本考案の範囲内であるか否かは、上述した名称に固執して判断されるものではなく、本考案の産業上の利用分野・解決課題・技術的手段などを総合的に考慮して社会通念・一般的常識に基づいて判断される。
従来から、猫や犬などの愛玩動物が横になって休息できる愛玩動物用ベッド(マットともいう。)として、例えば特許文献1などに開示のベッドが知られている。
特許文献1に開示のベッドは、愛玩動物が寝そべることのできる円形状のマット部(クッション部)と、マット部(クッション部)の周囲を囲うように矩形状に形成され、寝そべった愛玩動物の頭部が置かれる土手状の枕部とにより、平面視で全体矩形状に構成されている。
特開2002−191247号公報
特許文献1に開示されている愛玩動物用ベッドにあっては、どんなときであってもその全体形状が平面視で平坦な矩形状のまま変化することがない。
ところで、愛玩動物、特に犬の場合、身体全体がベッド上に乗るように、特許文献1に開示されているような平坦状の広いベッドを使用して休むことが多い。
また、ベッドの縁部が壁状に立ち上がった、いわゆるカドラータイプのベッドが安心感を与えるということで使用されることも多い。
しかし、平坦状のベッドとカドラータイプのベッドの双方を用意するには費用が掛かるばかりか嵩張るため収納にも課題があった。特に、このようなベッドは、一般的に冬季に使用されるものであって、暖かくなる春先などからは使用されなくなるものであるため、特に収納の面で課題を抱えていたものである。
さらに、多少大きな犬などの場合、カドラータイプのベッドを使用したくても、カドラータイプでは窮屈な場合もある。カドラータイプが好まれる理由として、犬などの愛玩動物は、身体の一部だけでも何かに触れている、囲われていることによって安心感が生まれてくるということが知られている。
本考案は、上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、用途・目的などに応じて、平坦状のベッドとカドラータイプのベッドに簡単に変更可能であるとともに、縁部の一部のみでも絞って立ち上げることが可能な愛玩動物用ベッドを提供することである。
上記課題を達成するために本考案がなした第1の技術的手段は、所定のクション性を有して形成されたマット部と、
前記マット部の外側に一体に周設され、マット部とは境界部を境にして別領域に形成された縁部と、
紐状に形成され、前記縁部内に所定箇所を固定して収容されるとともに、前記縁部所定位置から外方に突出して備えられる複数個の引張り操作部とで構成されており、
前記複数個の引張り操作部は、それぞれ縁部の周方向で異なる位置にて、それぞれ独立して備えられ、その一乃至複数の引張り操作部を引張り操作することにより、所定の縁部のみ若しくは全ての縁部を絞り込んで立ち上げることができることを特徴とする愛玩動物用ベッドとしたことである。
本考案がなした第2の技術的手段は、前記第1の技術的手段において、各引張り操作部は、縁部内に収容される連続した紐部材であって、紐部材の離間した複数の所定領域をそれぞれ折り曲げるとともに、それぞれの折り曲げ領域を、縁部の所定位置に設けた各開口から外部に突出させ、かつ縁部内にて、少なくとも隣り合う開口間に位置する紐部材の所定箇所を、縁部と一体に固定したことを特徴とする。
本考案がなした第3の技術的手段は、前記第1の技術的手段において、各引張り操作部は、それぞれ縁部内に収容される断続した紐部材であって、紐部材の中間領域を折り曲げるとともに、その折り曲げ領域を縁部の所定位置に設けた開口から外部に突出させ、かつ各紐部材のそれぞれの両端部は、前記開口を境にして縁部内を左右に分かれて収容されるとともに、縁部内にてそれぞれの両端部が縁部と一体に固定されていることを特徴とする。
本考案がなした第4の技術的手段は、所定のクション性を有して平面視で矩形状に形成されたマット部と、
前記マット部の外側にて一体に周設された縁部と、
前記マット部と縁部がそれぞれ別領域となるように境界を形成する境界部と、
紐状に形成され、前記縁部内に所定箇所を固定して収容されるとともに、前記縁部所定位置から外方に突出して備えられる複数個の引張り操作部とで構成されており、
前記複数個の引張り操作部は、それぞれ縁部の周方向で異なる位置にて、それぞれ独立して備えられ、
引張り操作部は、縁部内に収容される連続した紐部材であって、紐部材の相対向する所定領域をそれぞれ折り曲げるとともに、それぞれの折り曲げ領域を、縁部の相対向する位置に設けた各開口から外部に突出させ、かつ縁部内にて、少なくとも隣り合う開口間に位置する紐部材の所定箇所を縁部と一体に固定し、
それぞれの引張り操作部を引張り操作することにより、所定の縁部若しくは全ての縁部を絞り込んで前記境界部を境にして立ち上げることができることを特徴とする愛玩動物用ベッドとしたことである。
本考案がなした第5の技術的手段は、前記第1の技術的手段乃至第4の技術的手段のいずれかにおいて、引張り部材は、縁部の開口から突出した紐部材の突出部分にストッパ部を備えたことを特徴とする愛玩動物用ベッドとしたことである。
本考案によれば、用途・目的などに応じて、平坦状のベッドとカドラータイプのベッドに簡単に変更可能であるとともに、縁部の一部のみでも絞って立ち上げることが可能な愛玩動物用ベッドを提供することができた。
すなわち、全ての引張り操作部を引張り操作することで、全ての縁部を絞って立ち上げることも可能であるが、所定の引張り操作部のみを引張り操作することにより、所定の縁部のみを絞って立ち上げることができる。これによれば、ベッドを広く使用しつつも、愛玩動物が寄りかかったり、頭をのせたりすることもできる立ち上がり縁部(壁部)を一部に形成することができ、使用勝手に大変優れた愛玩動物用ベッドを提供できる。
本考案の第一の実施形態で、平坦状のベッド状態を示す平面図である。 一方の引張り操作部のみを引張り操作することで、所定領域の縁部のみを絞って立ち上げている状態を示す全体斜視図である。 双方の引張り操作部を引張り操作して、縁部全域を絞って立ち上げることで、いわゆるカドラータイプに変更した状態を示す全体斜視図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のAで示す領域を拡大して示す横断平面図である。 図1のAで示す領域を拡大して示す縦断側面図である。 本考案の第二の実施形態で、平坦状のベッド状態を示す平面図である。
本考案による愛玩動物用ベッド(以下、単にベッドともいう。)の一実施形態を図に従って説明する。図1乃至図6は本考案の第一の実施形態、図7は第二の実施形態を示す。
なお、本考案は本実施形態に示す構成に限定して解釈されるものではなく、本考案の範囲内において適宜設計変更可能である。
「第一の実施形態」
本実施形態による愛玩動物用ベッド1は、図1乃至図6に示すように、マット部2と、該マット部2の周囲に一体に備えられた縁部3と、縁部3内に収容された引張り操作部20とによって構成されている。
本実施形態では、全体が平面視で矩形状の愛玩動物用ベッド1が想定されている。
本実施形態では、所定の大きさの矩形状の布材や軟質合成樹脂材(後述する外装部)などを縫い合わせて袋状に形成し、その平面視で中央の領域に矩形状のマット部2を形成すると共に、そのマット部2の外側の領域を縁部3として一体に形成している。
マット部2と縁部3との境界は、縫い合わせた際に形成される所定の境界部(ステッチ部)100によって形成されており、該境界部(ステッチ部)100がマット部2と縁部3がそれぞれ別個の領域となるように区分けしている(図1乃至図4参照。)。
マット部2は、図1に示すように、所定のクション性を有して平面視で矩形状に形成されている。
マット部2は、布・軟質合成樹脂からなる外装部2aと、外装部2a内に詰められた綿・ウレタン樹脂などのクッション材2bとで構成されている(図1,図4参照。)。
なお、マット部2の平面視形状や材質・厚みなどの諸仕様は特に限定されるものではなく、所定のクッション性を有しているものであればよく任意に設計変更可能である。
縁部3は、図1に示すように、前記マット部2の外周にて一体に形成されており、本実施形態では、前記マット部2の側面(四辺)の全周域を囲うように平面視でロの字形状に形成されている。
本実施形態の縁部3は、マット部2の外側に一体に備えられた第1縁部4と、該第1縁部4の外側で、該第1縁部4とは別個の領域となるように区分けされて一体に備えられた第2縁部10とで構成されている(図1乃至図5参照。)。第1縁部4と第2縁部10との間も、マット部2と第1縁部4との間と同様に、縫い合わせて形成される境界部(ステッチ部)200によって区分けされている。
第1縁部4は、前記マット部2と同じく布・軟質合成樹脂からなる外装部4aと、外装部4a内に詰められた綿・ウレタン樹脂などのクッション材4bとで構成されている(図1,図4参照。)。また、第1縁部4は、第1の領域5〜第4の領域8の4つの領域からなり、第1の領域5と第2の領域6との間、第2の領域6と第3の領域7との間、第3の領域7と第4の領域8との間、第4の領域8と第1の領域5との間を、それぞれ縫い合わせて4つの独立した領域に区分けされている。符号300はそれぞれの縫い合わせ部であるステッチ部を示す。
第1縁部4の全体形状平面視形状や材質・厚みなどの諸仕様は特に限定されるものではなく、所定のクッション性を有しているものであればよく任意に設計変更可能である。
第2縁部10は、前記第1縁部4と同じく布・軟質合成樹脂からなる外装部10aによって内部を中空に形成しており、その中空内部10bに引張り操作部20を構成する紐部材30が収容されている(図1、図4乃至図6参照。)。
本実施形態では、第2縁部10における第1の領域11と第2の領域12との間(図1中、Aで示す領域)、及び第3の領域13と第4の領域14との間(図1中、Bで示す領域)のみ縫い合わせており、第1の領域11と第4の領域14との間(図1中、Cで示す領域)、そして第2の領域12と第3の領域13との間(図1中、Dで示す領域)は縫い合わされてはおらずに、それぞれ離間され、かつそれぞれの相対向する端部に開口11a、12a、13a、14aが形成されている。
前記それぞれの開口11a、12a、13a、14aからは、引張り操作部20を構成する紐部材30の一部が突出している。符号31、32はそれぞれ突出部を示す。符号400は、それぞれの縫い合わせ部であるステッチ部を示す。
引張り操作部20の一実施形態を説明すると、紐状に形成され、前記第2縁部10の中空内部10bの所定位置に所定箇所を固定して収容されるとともに、前記第2縁部10の所定の開口11a、12a、13a、14aから一部が外方に突出して備えられており、その紐部材の突出部31、32を引っ張ったり、緩めたりして操作する。
本実施形態では、一本の連続した紐部材30を使用している。
まず、第2縁部10の第1の領域11〜第4の領域14の全領域長さよりも長尺とした一本の紐部材30を、各領域11〜14の中空内部10bに挿通する。
具体的には、所定長さの一本の紐部材30を、第1の領域11の開口11aから中空内部10bに向けて挿通し、第2の領域12の中空内部10bを通って第2の領域12の開口12aから一旦、外方に突出させる。
そして、第2の領域12の開口12aから所定長さ突出させた状態で折り返し(折り曲げて)、その折り返した端部を、対向する第3の領域13の開口13aから第3の領域13の中空内部10bへと挿通させ、第4の領域14の中空内部10bを通って第4の領域14の開口14aから外方に突出させる。この状態で、第4の領域14の開口14aから突出した紐部材30の一端は、前記第1の領域11の開口11aから突出している紐部材30の他端と対向する(図1参照。)。
そして、前記突出している両端30a、30bを所定の方法で固定(締結など)することで、紐部材30は図示の如く無端状に形成される。
従って、紐部材30は、相対向する領域、すなわち、図1に示すように平面視で相対向している前記Cの領域とDの領域にて、それぞれ折れ曲がった突出部(折り曲げ領域)31、32が位置するように配される(図1参照。)。
なお、本実施形態では、図1乃至図3に示すように、前記それぞれの突出部31、32にそれぞれ所定のストッパ部40を取り付けている。
次に、第1の領域11と第2の領域12との間(前記Aの領域)、及び第3の領域13と第4の領域14との間(前記Bの領域)のみ縫い合わせる。このとき、各領域11〜14の中空内部10bを挿通する紐部材30は、第1の領域11と第2の領域12との間(前記Aの領域)、及び第3の領域13と第4の領域14との間(前記Bの領域)をそれぞれ縫い合わせる時に、第2縁部10に一体に縫い合わされる。
すなわち、紐部材30は、第2縁部10における中空内部10bで、第1の領域11と第2の領域12との間(前記Aの領域)で第2縁部10に一体に固定されるとともに、第3の領域13と第4の領域14との間(前記Bの領域)でも第2縁部10に一体に固定されて収容されることとなる(図1、図5、図6参照。)。
ストッパ部40は、内部に紐部材30を挿通し、内部に挿通した紐部材30の任意の箇所を係止して停止させたり、その係止状態を解除させたりすることのできる周知のものが一例として挙げられる。
なお、本考案では、特にストッパ部40が必須の構成要素ではなく、ストッパ部40を備えないものであっても本考案の範囲内である。すなわち、絞った後の紐部材を縛る構成であってもよい。また、本考案に用いられるストッパ部40は、特に限定解釈されるものではなく、一般的な構造のものが本考案の範囲内で適宜設計変更可能である。また、一つの引張り操作部に対するストッパ部の配設個数は、単数個であっても複数個であってもよく、さらに、複数個配設する場合、同一構造のものを複数個配設しても、異なる構造のものを複数個配設してもよく、実施の形態に応じて本考案の範囲内で適宜設計変更可能であり限定解釈はされない。
従って、本実施形態の引張り操作部20は、それぞれ第2縁部10の周方向で異なる位置、すなわち、第1の領域11と第4の領域14に対して1つ(ここでは、第1の引張り操作部21と称する。)と、第2の領域12と第3の領域13に対して1つ(ここでは、第2の引張り操作部22と称する。)が、それぞれ独立して備えられていることとなる。言い換えると次のとおりである。
第1の引張り操作部21は、第1の領域11の開口11aと第4の領域14の開口14aから突出する紐部材30の突出部31と、突出部31に備えられるストッパ部40と、その突出部31と連続して第1の領域11の中空内部10b・第4の領域14の中空内部10bにそれぞれ挿通される紐部材30の左右の挿通部分33、34とで構成され、第1の領域11の中空内部10bに挿通された挿通部分33の端部33aが、第1の領域11と第2の領域12との境界部、すなわち、図1中のAの領域で第2縁部10と一体に固定され、第4の領域14の中空内部10bに挿通された挿通部分34の端部34aが、第3の領域13と第4の領域14との境界部、すなわち、図1中のBの領域で第2縁部10と一体に固定される。
また、第2の引張り操作部22は、第2の領域12の開口12aと第3の領域13の開口13aから突出する紐部材30の突出部32と、突出部32に備えられるストッパ部40と、その突出部32と連続して第2の領域12の中空内部10b・第3の領域13の中空内部10bにそれぞれ挿通される紐部材30の左右の挿通部分35、36とで構成され、第2の領域12の中空内部10bに挿通された挿通部分35の端部35aが、第1の領域11と第2の領域12との境界部、すなわち、図1中のAの領域で第2縁部10と一体に固定され、第3の領域13の中空内部10bに挿通された挿通部分36の端部36aが、第3の領域13と第4の領域14との境界部、すなわち、図1中のBの領域で第2縁部10と一体に固定される。
従って、上述のように構成されることにより、本実施形態の愛玩動物用ベッド1は次のように操作して使用可能である。
縁部3全域を絞り込んでベッド1のマット部2全周域に壁状部分を形成した、いわゆるカドラータイプとする場合を、まず説明する。
図1中でCの領域にある第1の引張り操作部21の突出部31に備えられているストッパ部40を緩めて紐部材30を引っ張ると、挿通部分33、34のそれぞれの端部33a、34aが図1中のAの領域とBの領域にて第2縁部10と一体に固定されているため、第2縁部10の第1の領域11と第4の領域14が襞状に縮んで絞り込まれる。このように絞り込まれることにより、縁部3がマット部2との境界のステッチ部100を境にして立ち上がり、いわゆる壁部分を形成することとなる(図2参照。)。
そして、同じく、図1中でDの領域にある第2の引張り操作部22の突出部32に備えられているストッパ部40を緩めて紐部材30を引っ張ると、挿通部分35、36のそれぞれの端部35a、36aが図1中のAの領域とBの領域にて第2縁部10と一体に固定されているため、第2縁部10の第2の領域12と第3の領域13が襞状に縮んで絞り込まれる。
このように絞り込まれることにより、縁部3全体がマット部2との境界のステッチ部100を境にして立ち上がり、いわゆるマット部2の全周域に立ち上がった壁部分を形成することとなる(図3参照。)。
なお、上述の説明では、第1の引張り操作部21と第2の引張り操作部22を別々に操作した場合を説明したが、上記第1の引張り操作部21と第2の引張り操作部22は同時に操作することを妨げるものではないことは当然である。
本考案によれば、それぞれの引張り操作部(本実施形態では、第1の引張り操作部21と第2の引張り操作部22)を引張り操作することにより、所定の縁部若しくは全ての縁部を絞り込んで立ち上げることができるという点に特徴的な技術思想を有しているものである。
すなわち、使用状況によっては、平坦状のままで使用することもでき、さらに、縁部全域を立ち上げて、図3に示すような、いわゆる一般的なカドラータイプのベッドとして使用することもできるが、本考案では、図2に示すように、所定の縁部のみを立ち上げて使用することも可能であり、この点が新規有用な構造である。
特に、多少大きな犬などの場合、カドラータイプのベッドを使用したくても、カドラータイプでは窮屈な場合もある。そこで、所定の引張り操作部(例えば、第1の引張り操作部21)のみを操作して縁部3の一部だけを絞って立ち上げることとすれば、一部は開放状態としたまま(縁部3を立ち上げずに平坦状としたまま)でも、立ち上げた一部の縁部3に身体の一部だけでも寄りかかれたりするため、ベッドを広くしながらも犬に安心感を与えてリラックスさせることができる。
また、各引張り操作部20(21、22)は、それぞれ第2縁部10の中空内部10bに収容される断続した紐部材を使用する場合も本考案の範囲内である。
図示はしないが、例えば、前記第1の引張り操作部21の紐部材と、第2の引張り操作部22の紐部材をそれぞれ別個のものとする。
そして、第1の引張り操作部の紐部材のそれぞれの端部は、第1の領域と第2の領域との間、第4の領域と第3の領域との間で、それぞれ縁部と一体に固定する(縫い合わせる)。作用効果は、一本の紐部材を使用した前記実施形態と同じである。
「第二の実施形態」
図7は、本考案の第二の実施形態であって、本実施形態では、平面視で八角形状の愛玩動物用ベッド1が想定されている。
本実施形態では、各引張り操作部は、第2縁部10の第1の領域70〜第8の領域77のそれぞれの中空内部10bに収容される連続した紐部材50であって、紐部材50の離間した複数の所定領域をそれぞれ折り曲げるとともに、それぞれの折り曲げ領域(突出部分)51,52,53,54を、第2縁部10の所定位置に設けた各開口70a〜77aから外部に突出させ、かつ第2縁部10の中空内部10bにて、少なくとも隣り合う開口間に位置する紐部材50の所定箇所を、第2縁部10と一体に固定して構成している。
具体的に説明すると、本実施形態における第2縁部10は、第1の領域70と第8の領域77とが対向する領域E、第2の領域71と第3の領域72とが対向する領域F、第4の領域73と第5の領域74とが対向する領域G、第6の領域75と第7の領域76とが対向する領域Hは、それぞれ離間するとともに、それぞれの領域の相対向する端部は開口している。
まず、第1の領域70の開口70aから長尺の一本の紐部材50を挿通し、第2の領域71の中空内部10bを通って第2の領域71の開口71aから一旦、外方に突出させる。
そして、第2の領域71の開口71aから所定長さ突出させた状態で折り返し(折り曲げて)、その折り返した端部を、対向する第3の領域72の開口72aから第3の領域72の中空内部10bへと挿通させ、第4の領域73の中空内部10bを通って第4の領域73の開口73aから一旦、外方に突出させる。
そして、第4の領域73の開口73aから所定長さ突出させた状態で折り返し(折り曲げて)、その折り返した端部を、対向する第5の領域74の開口74aから第5の領域74の中空内部10bへと挿通させ、第6の領域75の中空内部10bを通って第6の領域75の開口75aから一旦、外方に突出させる。
そして、第6の領域75の開口75aから所定長さ突出させた状態で折り返し(折り曲げて)、その折り返した端部を、対向する第7の領域76の開口76aから第7の領域76の中空内部10bへと挿通させ、第8の領域77の中空内部10bを通って第8の領域77の開口77aから外方に突出させる。
この状態で、第8の領域77の開口77aから突出した紐部材50の一端50aは、前記第1の領域70の開口70aから突出している紐部材50の他端50bと対向する(図7参照。)。
そして、前記突出している両端50a、50bを所定の方法で固定(締結など)することで、紐部材50は図示の如く無端状に形成される。
次に、第1の領域70と第2の領域71との間(図7中、符号Iで示す領域)、第3の領域72と第4の領域73との間(図7中、符号Jで示す領域)、第5の領域74と第6の領域75との間(図7中、符号Kで示す領域)、及び第7の領域76と第8の領域77との間(図7中、符号Lで示す領域)を縫い合わせる。このとき、各領域70〜78の中空内部10bを挿通する紐部材50は、前記領域I、領域J、領域K、領域Lをそれぞれ縫い合わせる時に、第2縁部10に一体に縫い合わされて固定されて収容されることとなる(図7参照。)。
よって、本実施形態では、図示したとおり、第1の領域70と第8の領域77との間にある第1の引張り操作部60と、第2の領域71と第3の領域73との間にある第2の引張り操作部61と、第4の領域74と第5の領域75との間にある第3の引張り操作部62と、第6の領域76と第7の領域77との間にある第4の引張り操作部63を有することとなる。
従って、第1の引張り操作部60の紐部材50の突出部分(折り曲げ領域)51、52、53、54を引っ張って第1の領域70と第8の領域77を絞ると、領域Iと領域Lにて紐部分50はそれぞれ第2縁部10と一体に固定されている(ステッチ部400)ため、縁部3は襞状に絞り込まれてステッチ部100を境にして壁状に立ち上げられる。
この操作を第1の引張り操作部60〜第4の引張り操作部63の任意の操作部を操作することで、所定の縁部領域を立ち上げることができる。
その他の構成及び作用効果については、第一の実施形態の説明を援用し、ここでの重複した説明は省略する。
なお、上述した各実施形態では、上述したとおり、平面視で矩形状・八角形状のベッドをもって説明したが、本考案は何等これに限定解釈されるものではなく、例えば平面視で三角形状・五角形などの他の多角形状、あるいは平面視で円形状などの種々の形態のベッドも想定され、本考案の範囲内である。
紐部材の形状も断面視で円形状の紐部材に限定解釈されるものではなく、断面視矩形状などの一般的な紐形状は全て範囲内である。材質も特に限定解釈されるものではなく、非伸縮性であっても伸縮性であってもよく本考案の範囲内で設計変更可能である。
1 ベッド
2 マット部
3 縁部
100、200、300、400 境界部(ステッチ部)
20(21、22、60、61、62、63) 引張り操作部
30、50 紐部材

Claims (5)

  1. 所定のクション性を有して形成されたマット部と、
    前記マット部の外側に一体に周設され、マット部とは境界部を境にして別領域に形成された縁部と、
    紐状に形成され、前記縁部内に所定箇所を固定して収容されるとともに、前記縁部所定位置から外方に突出して備えられる複数個の引張り操作部とで構成されており、
    前記複数個の引張り操作部は、それぞれ縁部の周方向で異なる位置にて、それぞれ独立して備えられ、その一乃至複数の引張り操作部を引張り操作することにより、所定の縁部のみ若しくは全ての縁部を絞り込んで立ち上げることができることを特徴とする愛玩動物用ベッド。
  2. 各引張り操作部は、縁部内に収容される連続した紐部材であって、紐部材の離間した複数の所定領域をそれぞれ折り曲げるとともに、それぞれの折り曲げ領域を、縁部の所定位置に設けた各開口から外部に突出させ、かつ縁部内にて、少なくとも隣り合う開口間に位置する紐部材の所定箇所を、縁部と一体に固定したことを特徴とする請求項1に記載の愛玩動物用ベッド。
  3. 各引張り操作部は、それぞれ縁部内に収容される断続した紐部材であって、紐部材の中間領域を折り曲げるとともに、その折り曲げ領域を縁部の所定位置に設けた開口から外部に突出させ、かつ各紐部材のそれぞれの両端部は、前記開口を境にして縁部内を左右に分かれて収容されるとともに、縁部内にてそれぞれの両端部が縁部と一体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の愛玩動物用ベッド。
  4. 所定のクション性を有して平面視で矩形状に形成されたマット部と、
    前記マット部の外側にて一体に周設された縁部と、
    前記マット部と縁部がそれぞれ別領域となるように境界を形成する境界部と、
    紐状に形成され、前記縁部内に所定箇所を固定して収容されるとともに、前記縁部所定位置から外方に突出して備えられる複数個の引張り操作部とで構成されており、
    前記複数個の引張り操作部は、それぞれ縁部の周方向で異なる位置にて、それぞれ独立して備えられ、
    引張り操作部は、縁部内に収容される連続した紐部材であって、紐部材の相対向する所定領域をそれぞれ折り曲げるとともに、それぞれの折り曲げ領域を、縁部の相対向する位置に設けた各開口から外部に突出させ、かつ縁部内にて、少なくとも隣り合う開口間に位置する紐部材の所定箇所を縁部と一体に固定し、
    それぞれの引張り操作部を引張り操作することにより、所定の縁部若しくは全ての縁部を絞り込んで前記境界部を境にして立ち上げることができることを特徴とする愛玩動物用ベッド。
  5. 引張り部材は、縁部の開口から突出した紐部材の突出部分にストッパ部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の愛玩動物用ベッド。
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