JP3176514U - 冷菓製造補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の収容容器に取り付けて使用することができ、収容容器内に収容された菓子素材を簡易にスティック付き冷菓として食することができるようにする冷菓製造補助具を提供する。
【解決手段】収容容器に収容された流動性、半流動性、半固形の菓子素材を冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する際に使用される冷菓製造補助具であって、一端側に収容容器に収容された菓子素材に差し込まれる差込み部が形成されたスティック部材と、スティック部材を挿入可能な貫通孔が形成され収容容器に収容された菓子素材を上方から被覆可能に構成されたカバー部材とを備え、カバー部材が収容容器に設置された設置状態かつカバー部材の貫通孔にスティック部材が挿入された状態において、収容容器に収容された菓子素材に差込み部が差し込まれた差込み状態となるように構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】収容容器に収容された流動性、半流動性、半固形の菓子素材を冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する際に使用される冷菓製造補助具であって、一端側に収容容器に収容された菓子素材に差し込まれる差込み部が形成されたスティック部材と、スティック部材を挿入可能な貫通孔が形成され収容容器に収容された菓子素材を上方から被覆可能に構成されたカバー部材とを備え、カバー部材が収容容器に設置された設置状態かつカバー部材の貫通孔にスティック部材が挿入された状態において、収容容器に収容された菓子素材に差込み部が差し込まれた差込み状態となるように構成した。
【選択図】 図1
Description
本考案は、冷菓製造補助具に関するものである。
従来、菓子を収容する収容容器の蓋の収容容器側の面に菓子内に埋設されて該菓子を保持し得る棒状の菓子保持体(スティック)を突設し、蓋を開けると収容容器内の菓子が蓋と一体的に取り出されるようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、蓋の収容容器側の面に食品支持棒を垂設すると共に、蓋の上面に柄接続部を突設させ、この柄接続部と係合可能な棒状の柄(スティック)を蓋の上面に載置して、この柄を起立させることで蓋を引き外す構成も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このような構成によれば、蓋を開けることによって収容容器内からスティック付きの状態で菓子等が取り出され、ユーザは、この菓子等を、手でスティックを持った状態で食することができる。
また、蓋の収容容器側の面に食品支持棒を垂設すると共に、蓋の上面に柄接続部を突設させ、この柄接続部と係合可能な棒状の柄(スティック)を蓋の上面に載置して、この柄を起立させることで蓋を引き外す構成も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このような構成によれば、蓋を開けることによって収容容器内からスティック付きの状態で菓子等が取り出され、ユーザは、この菓子等を、手でスティックを持った状態で食することができる。
しかしながら、蓋を開ける際には、蓋を収容容器に対して傾けながら開けることになるところ、特許文献1及び特許文献2に記載の構成のように、収容容器内部にスティックが突出している場合には、蓋を開ける際にこのスティックが邪魔になり、蓋を開けにくいという問題がある。
また、特許文献1及び特許文献2に記載の構成では、菓子等の食品を収容する収容容器の蓋自体にスティックが取り付けられ、蓋を開けるとともに菓子等がスティックのついた状態で取り出される。このため、菓子等の食品をスティックのついた状態でなければ食すことができない構成となっており、その食べ方が限定されてしまうという問題もある。
さらに、特許文献2に記載の構成では、手で握持する部分が単に容器の蓋と係合されているだけであるため、係合部分の強度が弱く、不安定となるおそれがあり、菓子等の食品を食している途中で食品が落下する等のおそれもある。
また、特許文献1及び特許文献2に記載の構成では、菓子等の食品を収容する収容容器の蓋自体にスティックが取り付けられ、蓋を開けるとともに菓子等がスティックのついた状態で取り出される。このため、菓子等の食品をスティックのついた状態でなければ食すことができない構成となっており、その食べ方が限定されてしまうという問題もある。
さらに、特許文献2に記載の構成では、手で握持する部分が単に容器の蓋と係合されているだけであるため、係合部分の強度が弱く、不安定となるおそれがあり、菓子等の食品を食している途中で食品が落下する等のおそれもある。
本考案は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、任意の収容容器に取り付けて使用することができ、収容容器内に収容された菓子素材を簡易にスティック付き冷菓として食することができるようにする冷菓製造補助具を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本考案の冷菓製造補助具は、
上端が開口した収容容器に収容された流動性、半流動性、半固形の菓子素材を冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する際に使用される冷菓製造補助具であって、
一端側に前記収容容器に収容された菓子素材に差し込まれる差込み部が形成され、他端側に摘み部が形成されたスティック部材と、
前記菓子素材が収容された前記収容容器に設置可能に構成され、設置状態において当該収容容器に収容された菓子素材を上方から被覆可能に構成されたカバー部材と、
を備え、
前記カバー部材の中央部又はその近傍位置には、前記スティック部材の少なくとも一部を挿入可能な貫通孔が形成され、
前記貫通孔及び前記スティック部材は、前記カバー部材が前記収容容器に設置された設置状態かつ前記カバー部材の貫通孔に当該スティック部材が挿入された状態において、前記収容容器に収容された前記菓子素材に前記差込み部が差し込まれた差込み状態となるように構成されていることを特徴としている。
上端が開口した収容容器に収容された流動性、半流動性、半固形の菓子素材を冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する際に使用される冷菓製造補助具であって、
一端側に前記収容容器に収容された菓子素材に差し込まれる差込み部が形成され、他端側に摘み部が形成されたスティック部材と、
前記菓子素材が収容された前記収容容器に設置可能に構成され、設置状態において当該収容容器に収容された菓子素材を上方から被覆可能に構成されたカバー部材と、
を備え、
前記カバー部材の中央部又はその近傍位置には、前記スティック部材の少なくとも一部を挿入可能な貫通孔が形成され、
前記貫通孔及び前記スティック部材は、前記カバー部材が前記収容容器に設置された設置状態かつ前記カバー部材の貫通孔に当該スティック部材が挿入された状態において、前記収容容器に収容された前記菓子素材に前記差込み部が差し込まれた差込み状態となるように構成されていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の冷菓製造補助具において、
前記カバー部材は、前記収容容器内に収容された前記菓子素材の表面に接する中蓋であることを特徴としている。
前記カバー部材は、前記収容容器内に収容された前記菓子素材の表面に接する中蓋であることを特徴としている。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1に記載の冷菓製造補助具において、
前記カバー部材は、前記収容容器の径よりも大きく、前記収容容器の開口部全体を覆う外蓋であることを特徴としている。
前記カバー部材は、前記収容容器の径よりも大きく、前記収容容器の開口部全体を覆う外蓋であることを特徴としている。
また、請求項4に記載の考案は、請求項1に記載の冷菓製造補助具において、
前記カバー部材は、
前記収容容器内に収容された前記菓子素材の表面に接する中蓋と、
前記収容容器の径よりも大きく、前記収容容器の開口部全体を覆う外蓋と、
により構成されていることを特徴としている。
前記カバー部材は、
前記収容容器内に収容された前記菓子素材の表面に接する中蓋と、
前記収容容器の径よりも大きく、前記収容容器の開口部全体を覆う外蓋と、
により構成されていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の考案は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷菓製造補助具において、
前記スティック部材は、前記摘み部側から前記カバー部材の前記貫通孔に挿入されることを特徴としている。
前記スティック部材は、前記摘み部側から前記カバー部材の前記貫通孔に挿入されることを特徴としている。
また、請求項6に記載の考案は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷菓製造補助具において、
前記スティック部材における前記摘み部側が挿入され、前記スティック部材及びこのスティック部材が差し込まれている前記菓子素材を起立状態で支持可能であるスタンド部材をさらに備えていることを特徴としている。
前記スティック部材における前記摘み部側が挿入され、前記スティック部材及びこのスティック部材が差し込まれている前記菓子素材を起立状態で支持可能であるスタンド部材をさらに備えていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の考案は、請求項6に記載の冷菓製造補助具において、
前記スティック部材を高さ方向の複数段階で係止可能な係止機構をさらに備え、
前記スタンド部材の底面には開口部が設けられていることを特徴としている。
前記スティック部材を高さ方向の複数段階で係止可能な係止機構をさらに備え、
前記スタンド部材の底面には開口部が設けられていることを特徴としている。
この考案によれば、冷菓製造補助具は、流動性、半流動性、半固形の菓子素材が収容され上端が開口した収容容器であればどのようなものにでも適用することができ、収容容器内に収容された任意の菓子素材を冷凍・固化して簡易にスティック付き冷菓を製造することができるとの効果を奏する。
また、冷菓製造補助具が収容容器の蓋と一体化していないため、蓋を開ける際に冷菓製造補助具のスティック部材が邪魔になることがない。
さらに、収容容器に収容された菓子素材に差し込まれる差込み部と手で摘む摘み部とがスティック部材の両端部に一体的に設けられているため、スティック付き冷菓を収容容器から取り出す際や食する際に摘み部だけが外れたり、菓子素材部分が落下したりするおそれがなく、完成したスティック付き冷菓を安心して食することができる。
また、冷菓製造補助具が収容容器の蓋と一体化していないため、蓋を開ける際に冷菓製造補助具のスティック部材が邪魔になることがない。
さらに、収容容器に収容された菓子素材に差し込まれる差込み部と手で摘む摘み部とがスティック部材の両端部に一体的に設けられているため、スティック付き冷菓を収容容器から取り出す際や食する際に摘み部だけが外れたり、菓子素材部分が落下したりするおそれがなく、完成したスティック付き冷菓を安心して食することができる。
以下、図面を参照しつつ、本考案に係る冷菓製造補助具の一実施形態について詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態には、本考案を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る冷菓製造補助具を構成する部材を示した分解斜視図である。
本実施形態における冷菓製造補助具1は、上端が開口した収容容器(例えば図8(a)等に示す収容容器7)に収容された流体性、半流体性、半固体のいずれかの菓子素材F(例えば図8(a)等に示すプリン)を冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する際に使用されるものである。本実施形態では、冷菓製造補助具を用いて半固体の菓子素材Fであるプリンを冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する場合を例として説明する。
ここで、菓子素材Fは、開口部を有する所定の収容容器内に収容され、冷凍することによって固化する流体性、半流体性、半固体のものであればどのようなものでも適用可能である。例えば、菓子素材Fとしては、プリンの他、ゼリー、ヨーグルト、牛乳、各種ジュース、液状チョコレート等が挙げられる。また、常温において固化していないアイスクリームやキャンディー等でもよい。さらに、既成の菓子素材だけでなく、ユーザ自ら作った菓子素材であってもよい。
本実施形態における冷菓製造補助具1は、上端が開口した収容容器(例えば図8(a)等に示す収容容器7)に収容された流体性、半流体性、半固体のいずれかの菓子素材F(例えば図8(a)等に示すプリン)を冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する際に使用されるものである。本実施形態では、冷菓製造補助具を用いて半固体の菓子素材Fであるプリンを冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する場合を例として説明する。
ここで、菓子素材Fは、開口部を有する所定の収容容器内に収容され、冷凍することによって固化する流体性、半流体性、半固体のものであればどのようなものでも適用可能である。例えば、菓子素材Fとしては、プリンの他、ゼリー、ヨーグルト、牛乳、各種ジュース、液状チョコレート等が挙げられる。また、常温において固化していないアイスクリームやキャンディー等でもよい。さらに、既成の菓子素材だけでなく、ユーザ自ら作った菓子素材であってもよい。
本実施形態において、冷菓製造補助具1は、図1に示すように、スティック部材2と、カバー部材3としての中蓋4及び外蓋5と、スタンド部材6とを備えて構成されている。
なお、本実施形態では、冷菓製造補助具1が形状の異なる2本のスティック部材2を備えている場合を例示しているが、スティック部材2の数や形状はここに示す例に限定されない。例えば、スティック部材2は1本でもよいし、3本以上備えられていてもよい。また、複数のスティック部材2を備える場合、その形状は同一でもよいし、その一部又は全部が異なる形状であってもよい。
また、本実施形態では、冷菓製造補助具1が大きさの異なる2枚の中蓋4(第1の中蓋4a及び第2の中蓋4b)を備えている場合を例示しているが、中蓋4の数や大きさはここに示す例に限定されない。例えば、中蓋4は1枚でもよいし、3枚以上備えられていてもよい。また、複数の中蓋4を備える場合、その大きさは同一でもよいし、それぞれが異なる大きさであってもよい。なお、以下において、第1の中蓋4aと第2の中蓋4bとを特に区別しないときには、単に「中蓋4」と称する。
なお、本実施形態では、冷菓製造補助具1が形状の異なる2本のスティック部材2を備えている場合を例示しているが、スティック部材2の数や形状はここに示す例に限定されない。例えば、スティック部材2は1本でもよいし、3本以上備えられていてもよい。また、複数のスティック部材2を備える場合、その形状は同一でもよいし、その一部又は全部が異なる形状であってもよい。
また、本実施形態では、冷菓製造補助具1が大きさの異なる2枚の中蓋4(第1の中蓋4a及び第2の中蓋4b)を備えている場合を例示しているが、中蓋4の数や大きさはここに示す例に限定されない。例えば、中蓋4は1枚でもよいし、3枚以上備えられていてもよい。また、複数の中蓋4を備える場合、その大きさは同一でもよいし、それぞれが異なる大きさであってもよい。なお、以下において、第1の中蓋4aと第2の中蓋4bとを特に区別しないときには、単に「中蓋4」と称する。
図2は、スティック部材2の斜視図である。
スティック部材2は、棒状のスティック本体20を備えている。スティック部材2のスティック本体20の一端側には収容容器7(図8(a)等参照)に収容された菓子素材F(例えば図8(a)等に示すプリン)に差し込まれる差込み部21が形成されており、他端側には摘み部25が形成されている。
本実施形態では、スティック部材2ごとに差込み部21の形状が異なっており、図1に示すように、一のスティック部材2は、先端部が星又は花を象った形状に形成された差込み部21を備えており、他のスティック部材2は、先端部が円弧状となった差込み部21を備えている。なお、差込み部21の形状は特に限定されず、図示例以外の形状であってもよい。差込み部21は、大きくて複雑な形状である方が菓子素材Fを冷凍・固化させたのち差込み部21が菓子素材Fから抜けにくく好ましいが、菓子素材Fの種類によっては差し込みにくくなることが考えられる。このため、差込み部21の大きさや形状は、菓子素材Fの種類や用途等に応じて適宜決定される。
スティック部材2は、棒状のスティック本体20を備えている。スティック部材2のスティック本体20の一端側には収容容器7(図8(a)等参照)に収容された菓子素材F(例えば図8(a)等に示すプリン)に差し込まれる差込み部21が形成されており、他端側には摘み部25が形成されている。
本実施形態では、スティック部材2ごとに差込み部21の形状が異なっており、図1に示すように、一のスティック部材2は、先端部が星又は花を象った形状に形成された差込み部21を備えており、他のスティック部材2は、先端部が円弧状となった差込み部21を備えている。なお、差込み部21の形状は特に限定されず、図示例以外の形状であってもよい。差込み部21は、大きくて複雑な形状である方が菓子素材Fを冷凍・固化させたのち差込み部21が菓子素材Fから抜けにくく好ましいが、菓子素材Fの種類によっては差し込みにくくなることが考えられる。このため、差込み部21の大きさや形状は、菓子素材Fの種類や用途等に応じて適宜決定される。
差込み部21には、複数の貫通孔22が形成されている。
差込み部21に貫通孔22を設けることは必須ではないが、貫通孔22が設けられている場合には、差込み部21を菓子素材Fの内部に差し込んだ際に、菓子素材Fが貫通孔22の内部に充填され、この状態で冷凍することで、菓子素材Fとスティック部材2の差込み部21とをより強固に結合させ、差込み部21を抜けにくくすることができる。
なお、差込み部21に形成される貫通孔22の形状、大きさ、数等は特に限定されない。また、差込み部21に、貫通孔22に代えて凹部を形成してもよい。この場合にも、差込み部21を菓子素材Fの内部に差し込んだ際に、菓子素材Fが凹部の内部に充填されることにより、菓子素材Fとスティック部材2の差込み部21とを強固に結合させることができる。
差込み部21に貫通孔22を設けることは必須ではないが、貫通孔22が設けられている場合には、差込み部21を菓子素材Fの内部に差し込んだ際に、菓子素材Fが貫通孔22の内部に充填され、この状態で冷凍することで、菓子素材Fとスティック部材2の差込み部21とをより強固に結合させ、差込み部21を抜けにくくすることができる。
なお、差込み部21に形成される貫通孔22の形状、大きさ、数等は特に限定されない。また、差込み部21に、貫通孔22に代えて凹部を形成してもよい。この場合にも、差込み部21を菓子素材Fの内部に差し込んだ際に、菓子素材Fが凹部の内部に充填されることにより、菓子素材Fとスティック部材2の差込み部21とを強固に結合させることができる。
摘み部25は、冷凍・固化した菓子素材Fを収容容器7から取り出す際及び収容容器7から取り出した菓子素材Fを食する際に手で摘む部分である。
本実施形態では、摘み部25に、指を引っ掛けることができる程度の孔部が形成されている。なお、摘み部25に孔部が形成されていることは必須の構成ではない。また、摘み部25は、手で摘みやすい形状であればよく、摘み部25の形状は特に限定されない。
本実施形態では、摘み部25に、指を引っ掛けることができる程度の孔部が形成されている。なお、摘み部25に孔部が形成されていることは必須の構成ではない。また、摘み部25は、手で摘みやすい形状であればよく、摘み部25の形状は特に限定されない。
スティック本体20における差込み部21との境界部分には、スティック本体20の厚みよりも厚く形成されたスティック係止部27が設けられている。本実施形態では、スティック係止部27の厚みは、後述するカバー部材3の貫通孔(本実施形態では中蓋4の貫通孔41)の幅寸法よりも大きく形成されており、スティック部材2をカバー部材3の貫通孔(中蓋4の貫通孔41)に挿入した際に、スティック係止部27が貫通孔41の周縁部に突き当たって係止されるようになっている。
なお、スティック係止部27の形状、大きさは、ここに示したものに限定されない。スティック係止部27は、スティック部材2をカバー部材3の貫通孔(中蓋4の貫通孔41、外蓋5の貫通孔55)に挿入した際に、スティック係止部27が貫通孔の周縁部に突き当たるものであればよく、その幅及び長さの少なくともいずれか一方が、カバー部材3の貫通孔(中蓋4の貫通孔41、外蓋5の貫通孔55)の幅寸法、長さ寸法よりも大きく形成されていればよい。
スティック係止部27をこのような形状、大きさとすることにより、スティック部材2をカバー部材3の貫通孔(本実施形態では中蓋4の貫通孔41)に挿入した際に、スティック係止部27が貫通孔41の周縁部に突き当たり、スティック部材2がカバー部材3(本実施形態では中蓋4)に係止される。
なお、スティック係止部27の形状、大きさは、ここに示したものに限定されない。スティック係止部27は、スティック部材2をカバー部材3の貫通孔(中蓋4の貫通孔41、外蓋5の貫通孔55)に挿入した際に、スティック係止部27が貫通孔の周縁部に突き当たるものであればよく、その幅及び長さの少なくともいずれか一方が、カバー部材3の貫通孔(中蓋4の貫通孔41、外蓋5の貫通孔55)の幅寸法、長さ寸法よりも大きく形成されていればよい。
スティック係止部27をこのような形状、大きさとすることにより、スティック部材2をカバー部材3の貫通孔(本実施形態では中蓋4の貫通孔41)に挿入した際に、スティック係止部27が貫通孔41の周縁部に突き当たり、スティック部材2がカバー部材3(本実施形態では中蓋4)に係止される。
カバー部材3は、菓子素材Fが収容された収容容器7に設置可能に構成されており、設置状態において当該収容容器7に収容された菓子素材Fを上方から被覆可能に構成されているものである。
本実施形態では、カバー部材3は、前述のように2枚の中蓋4と外蓋5とで構成されている。
本実施形態では、カバー部材3は、前述のように2枚の中蓋4と外蓋5とで構成されている。
図3(a)は、中蓋4を表面側(菓子素材Fに接触する側)から見た斜視図であり、図3(b)は、中蓋4を裏面側から見た斜視図である。なお、本実施形態において、第1の中蓋4aと第2の中蓋4bとは、その径(大きさ)以外の構成が同じであることから、図3(a)及び図3(b)では、単に「中蓋4」としてその構成を示している。
中蓋4は、収容容器7内に収容された菓子素材Fの表面に接するように収容容器7に配置されるものである。
中蓋4を菓子素材Fの表面に接するように配置することにより、菓子素材Fを冷凍・固化させる過程において菓子素材Fの表面が空気に触れたり、菓子素材Fの表面に埃が付着したりするのを防止し、また、菓子素材Fの表面の乾燥等を防ぐことができる。
また、中蓋4は菓子素材Fの上面を覆うことで乾燥等を防ぐ効果に加え、スティック部材2の差込み部21を菓子素材Fの中心位置に確実に挿入・固定した状態で冷凍することができるように、スティック部材2を支持する効果も奏する。これにより、冷凍途中でスティック部材2が倒れたりすることがなく、また菓子素材Fの固化後に菓子素材Fをスティック部材2とともに引き抜く際には、収容容器7に対して垂直方向に確実に力を加えることができるため、力の弱い子供が引き抜く場合でも最も抜き易い所作を可能とする。
中蓋4は、収容容器7内に収容された菓子素材Fの表面に接するように収容容器7に配置されるものである。
中蓋4を菓子素材Fの表面に接するように配置することにより、菓子素材Fを冷凍・固化させる過程において菓子素材Fの表面が空気に触れたり、菓子素材Fの表面に埃が付着したりするのを防止し、また、菓子素材Fの表面の乾燥等を防ぐことができる。
また、中蓋4は菓子素材Fの上面を覆うことで乾燥等を防ぐ効果に加え、スティック部材2の差込み部21を菓子素材Fの中心位置に確実に挿入・固定した状態で冷凍することができるように、スティック部材2を支持する効果も奏する。これにより、冷凍途中でスティック部材2が倒れたりすることがなく、また菓子素材Fの固化後に菓子素材Fをスティック部材2とともに引き抜く際には、収容容器7に対して垂直方向に確実に力を加えることができるため、力の弱い子供が引き抜く場合でも最も抜き易い所作を可能とする。
図3(a)及び図3(b)に示すように、中蓋4はほぼ円盤状の部材であり、その中央部又はその近傍位置には、スティック部材2の少なくとも一部を挿入可能な貫通孔41が形成されている。
本実施形態では、スティック部材2は、摘み部25の側からカバー部材である中蓋4の貫通孔41に挿入されるようになっており、貫通孔41は、スティック部材2の摘み部25及びスティック本体20を挿通させることができる大きさに形成されている。
また、前述のように、本実施形態では、スティック係止部27の厚みが、貫通孔41の幅寸法よりも大きく形成されており、スティック部材2を中蓋4の貫通孔41に挿入した際に、スティック係止部27が貫通孔41の周縁部に突き当たって係止されるようになっている。
貫通孔41及びスティック部材2は、カバー部材3である中蓋4が収容容器7に設置された設置状態かつカバー部材3である中蓋4の貫通孔41に当該スティック部材2が挿入された状態において、収容容器7に収容された菓子素材Fに差込み部21が差し込まれた差込み状態となるように構成されている(図6及び図7参照)。すなわち、スティック係止部27が貫通孔41の周縁部に突き当たるまでスティック部材2を中蓋4の貫通孔41に挿通させ、この状態で中蓋4を菓子素材Fの表面に接触するように配置すると、中蓋4の表面側に突出している差込み部21が収容容器7に収容された菓子素材Fに差し込まれる。
なお、本実施形態では、貫通孔41の周縁には、中蓋4の裏面側に立ち上がる立設部41aが形成されており、貫通孔41にスティック部材2が挿入された際に、スティック部材2の側面を支持し、中蓋4のぐらつきを抑えて姿勢を安定させる構成となっている。
本実施形態では、スティック部材2は、摘み部25の側からカバー部材である中蓋4の貫通孔41に挿入されるようになっており、貫通孔41は、スティック部材2の摘み部25及びスティック本体20を挿通させることができる大きさに形成されている。
また、前述のように、本実施形態では、スティック係止部27の厚みが、貫通孔41の幅寸法よりも大きく形成されており、スティック部材2を中蓋4の貫通孔41に挿入した際に、スティック係止部27が貫通孔41の周縁部に突き当たって係止されるようになっている。
貫通孔41及びスティック部材2は、カバー部材3である中蓋4が収容容器7に設置された設置状態かつカバー部材3である中蓋4の貫通孔41に当該スティック部材2が挿入された状態において、収容容器7に収容された菓子素材Fに差込み部21が差し込まれた差込み状態となるように構成されている(図6及び図7参照)。すなわち、スティック係止部27が貫通孔41の周縁部に突き当たるまでスティック部材2を中蓋4の貫通孔41に挿通させ、この状態で中蓋4を菓子素材Fの表面に接触するように配置すると、中蓋4の表面側に突出している差込み部21が収容容器7に収容された菓子素材Fに差し込まれる。
なお、本実施形態では、貫通孔41の周縁には、中蓋4の裏面側に立ち上がる立設部41aが形成されており、貫通孔41にスティック部材2が挿入された際に、スティック部材2の側面を支持し、中蓋4のぐらつきを抑えて姿勢を安定させる構成となっている。
また、図3(b)に示すように、中蓋4の裏面側には、中蓋4の周縁に沿って立上り部42が形成されている。
外蓋5を取り付けた際には、この立上り部42が後述する外蓋5のフランジ部に当接する。すなわち、外蓋5には、第1のフランジ部53と、これよりも径の大きい第2のフランジ部54とが形成されており、第1の中蓋4aを用いた場合には、第1の中蓋4aの立上り部42が第1のフランジ部53に当接し(図6参照)、第2の中蓋4bを用いた場合には、第2の中蓋4bの立上り部42が第2のフランジ部54に当接する(図7参照)。
このように、本実施形態では、第1のフランジ部53と、これよりも径の大きい第2のフランジ部54とに対応する径の異なる2枚の中蓋4(第1の中蓋4a及び第2の中蓋4b)を備えていることにより、上端開口の径の異なる複数種類の収容容器7に対応し、各種の収容容器7に収容された菓子素材Fを用いてスティック付き冷菓を製造することが可能となっている。
外蓋5を取り付けた際には、この立上り部42が後述する外蓋5のフランジ部に当接する。すなわち、外蓋5には、第1のフランジ部53と、これよりも径の大きい第2のフランジ部54とが形成されており、第1の中蓋4aを用いた場合には、第1の中蓋4aの立上り部42が第1のフランジ部53に当接し(図6参照)、第2の中蓋4bを用いた場合には、第2の中蓋4bの立上り部42が第2のフランジ部54に当接する(図7参照)。
このように、本実施形態では、第1のフランジ部53と、これよりも径の大きい第2のフランジ部54とに対応する径の異なる2枚の中蓋4(第1の中蓋4a及び第2の中蓋4b)を備えていることにより、上端開口の径の異なる複数種類の収容容器7に対応し、各種の収容容器7に収容された菓子素材Fを用いてスティック付き冷菓を製造することが可能となっている。
図4(a)は、外蓋5を表面側(菓子素材Fの表面と対向する側)から見た斜視図であり、図4(b)は、外蓋5を裏面側から見た斜視図である。
外蓋5は、収容容器7の径(収容容器7の上端開口の径)よりも大きく、収容容器7の開口部全体を覆うように収容容器7に配置されるものである。
外蓋5は、収容容器7の径(収容容器7の上端開口の径)よりも大きく、収容容器7の開口部全体を覆うように収容容器7に配置されるものである。
図4(a)及び図4(b)に示すように、外蓋5は、底部51aを有する小径部51とこれに連設された大径部52とを備えるほぼ円筒状の部材である。
小径部51の上端には外向きの第1のフランジ部53が形成されており、大径部52はこの第1のフランジ部53の外周端から上方に向かって立ち上がるように連設されている。
大径部52の上端は開口しており、開口端に沿って外向きの第2のフランジ部54が形成されている。
第1のフランジ部53の径は、第1の中蓋4aの径とほぼ同じとなっている。前述のように、第1の中蓋4aを用いた場合には、第1の中蓋4aの立上り部42が第1のフランジ部53に当接し、第1のフランジ部53が第1の中蓋4aの立上り部42の端面を受け止める(図6参照)。
また、第2のフランジ部54の径は、第2の中蓋4bの径とほぼ同じとなっている。第2の中蓋4bを用いた場合には、第2の中蓋4bの立上り部42が第2のフランジ部54に当接し、第2のフランジ部54が第2の中蓋4bの立上り部42の端面を受け止めるようになっている(図7参照)。
小径部51の上端には外向きの第1のフランジ部53が形成されており、大径部52はこの第1のフランジ部53の外周端から上方に向かって立ち上がるように連設されている。
大径部52の上端は開口しており、開口端に沿って外向きの第2のフランジ部54が形成されている。
第1のフランジ部53の径は、第1の中蓋4aの径とほぼ同じとなっている。前述のように、第1の中蓋4aを用いた場合には、第1の中蓋4aの立上り部42が第1のフランジ部53に当接し、第1のフランジ部53が第1の中蓋4aの立上り部42の端面を受け止める(図6参照)。
また、第2のフランジ部54の径は、第2の中蓋4bの径とほぼ同じとなっている。第2の中蓋4bを用いた場合には、第2の中蓋4bの立上り部42が第2のフランジ部54に当接し、第2のフランジ部54が第2の中蓋4bの立上り部42の端面を受け止めるようになっている(図7参照)。
カバー部材3である外蓋5の底部51aの中央部又はその近傍位置(中蓋4の貫通孔41に対応する位置)には、スティック部材2の少なくとも一部を挿入可能な貫通孔55が形成されている。
本実施形態では、スティック部材2は、摘み部25の側からカバー部材3である外蓋5の貫通孔55に挿入されるようになっており、貫通孔55は、スティック部材2の摘み部25及びスティック本体20を挿通させることができる大きさに形成されている。
本実施形態では、スティック部材2は、摘み部25の側からカバー部材3である外蓋5の貫通孔55に挿入されるようになっており、貫通孔55は、スティック部材2の摘み部25及びスティック本体20を挿通させることができる大きさに形成されている。
また、本実施形態において、貫通孔55の周縁には、外蓋5の表面側及び裏面側に立ち上がる立設部55aが形成されている。
立設部55aの内周面は貫通孔55にスティック部材2が挿入された際にスティック部材2の側面と摺接するようになっており、立設部55aの内周面とスティック部材2の側面との摩擦抵抗により、スティック部材2は任意の位置で係止可能となっている。
このように、本実施形態において、立設部55aはスティック部材2を高さ方向(すなわち、スティック部材2の延在方向、図6及び図7において上下方向)の複数段階で係止可能な係止機構として機能する。
立設部55aの内周面は貫通孔55にスティック部材2が挿入された際にスティック部材2の側面と摺接するようになっており、立設部55aの内周面とスティック部材2の側面との摩擦抵抗により、スティック部材2は任意の位置で係止可能となっている。
このように、本実施形態において、立設部55aはスティック部材2を高さ方向(すなわち、スティック部材2の延在方向、図6及び図7において上下方向)の複数段階で係止可能な係止機構として機能する。
また、本実施形態において、底部51aの周縁近傍であって、後述するスタンド部材6の係止爪62に対応する位置には、それぞれ係止用孔56が形成されている。
図4(b)等に示すように、係止用孔56は、係止爪62の爪本体62aが挿通可能な孔本体56aと、爪本体62aの厚みよりも幅の狭い溝部56bとで構成されている。
なお、係止爪62を係止する構成は係止用孔56に限定されず、切り欠き、窪み(凹部)等であってもよい。
図4(b)等に示すように、係止用孔56は、係止爪62の爪本体62aが挿通可能な孔本体56aと、爪本体62aの厚みよりも幅の狭い溝部56bとで構成されている。
なお、係止爪62を係止する構成は係止用孔56に限定されず、切り欠き、窪み(凹部)等であってもよい。
スタンド部材6は、スティック部材2における摘み部25側が挿入され、スティック部材2及びこのスティック部材2が差し込まれている菓子素材Fを起立状態で支持可能に構成された部材である。
図5(a)は、スタンド部材6の斜視図であり、図5(b)は、スタンド部材6を上側から見た斜視図であり、図5(c)は、スタンド部材6を底部側から見た斜視図である。
図5(a)から図5(c)に示すように、スタンド部材6はほぼ円筒状の部材であり、上端(図5(a)において上端)及び下端(図5(a)において下端、スタンド部材6の底面)に開口部63,64を有している。
スタンド部材6は、高さ方向のほぼ中ほどに段部が設けられ、下方に行くほど径が小さくなっており、外観がアイスクリーム等を盛り付けるコーンカップを模した形状となっている。スタンド部材6の底面はある程度の面積を有し、スタンド部材6は底面を下にして自立することが可能となっている。
なお、スタンド部材6の底面に設けられる開口部64は、ユーザが手指等を挿入できる程度の大きさであればよく、図示例のように、スタンド部材6の底面全体が開口しているものに限定されない。
図5(a)は、スタンド部材6の斜視図であり、図5(b)は、スタンド部材6を上側から見た斜視図であり、図5(c)は、スタンド部材6を底部側から見た斜視図である。
図5(a)から図5(c)に示すように、スタンド部材6はほぼ円筒状の部材であり、上端(図5(a)において上端)及び下端(図5(a)において下端、スタンド部材6の底面)に開口部63,64を有している。
スタンド部材6は、高さ方向のほぼ中ほどに段部が設けられ、下方に行くほど径が小さくなっており、外観がアイスクリーム等を盛り付けるコーンカップを模した形状となっている。スタンド部材6の底面はある程度の面積を有し、スタンド部材6は底面を下にして自立することが可能となっている。
なお、スタンド部材6の底面に設けられる開口部64は、ユーザが手指等を挿入できる程度の大きさであればよく、図示例のように、スタンド部材6の底面全体が開口しているものに限定されない。
スタンド部材6における上端縁には、2つの係止爪62が、ほぼ対向する位置に設けられている。
係止爪62は、スタンド部材6の外側に向かって張り出した爪本体62aと、この爪本体62aよりも厚みが薄く爪本体62aを支持する爪支持部62bとで構成されている。
スタンド部材6は、この係止爪62を外蓋5の底部51aに形成されている係止用孔56に係止することにより、外蓋5に取り付けることができるようになっている。
係止爪62は、スタンド部材6の外側に向かって張り出した爪本体62aと、この爪本体62aよりも厚みが薄く爪本体62aを支持する爪支持部62bとで構成されている。
スタンド部材6は、この係止爪62を外蓋5の底部51aに形成されている係止用孔56に係止することにより、外蓋5に取り付けることができるようになっている。
すなわち、前述のように、外蓋5の係止用孔56は、係止爪62の爪本体62aが挿通可能な孔本体56aと、爪本体62aの厚みよりも幅の狭い溝部56bとからなっている。スタンド部材6を外蓋5に取り付ける際には、係止爪62の爪本体62aを係止用孔56の孔本体56aに挿入した後、スタンド部材6と外蓋5とを周方向に相対的に回転(本実施形態では、外蓋5をスタンド部材6に対して時計回りに回転)させて、係止爪62を孔本体56aから溝部56bまで移動させることにより、係止爪62が係止用孔56に係止(ロック)され、スタンド部材6が外蓋5に取り付けられる。なお、スタンド部材6を外蓋5から取り外す際には、取り付ける際とは反対方向(本実施形態では、外蓋5をスタンド部材6に対して反時計回り)にスタンド部材6と外蓋5とを回転させることにより、係止(ロック)が解除され、取り外し可能となる。
図6は、第1の中蓋4aを用いた場合の冷菓製造補助具1の組立状態を示した断面斜視図であり、図7は、第2の中蓋4bを用いた場合の冷菓製造補助具1の組立状態を示した断面斜視図である。なお、図6及び図7では、菓子素材F(本実施形態ではプリン)を二点鎖線で表している。
図6及び図7に示すように、冷菓製造補助具1は、スタンド部材6を取り付けた状態においてスタンド部材6の底部を下にして起立可能となっている。
図6及び図7に示すように、冷菓製造補助具1は、スタンド部材6を取り付けた状態においてスタンド部材6の底部を下にして起立可能となっている。
次に、図8(a)から図8(c)、図9(a)及び図9(b)を参照しつつ、本実施形態における冷菓製造補助具1の作用について説明する。
冷菓製造補助具1を用いてスティック付き冷菓を製造する場合、まず、流動性、半流動性、半固形の菓子素材F(本実施形態ではプリン、図8(a)等参照)が収容されている収容容器に蓋(図示せず)が設けられている場合には、この蓋を外す。
そして、スティック部材2を、その摘み部25の側からカバー部材3である中蓋4の貫通孔41に挿入する。スティック部材2を中蓋4の貫通孔41に挿入する際には、中蓋4の表面側(図3(a)等において表面)がスティック部材2の差込み部21側に来るような向きでスティック部材2を挿入する。このとき、中蓋4の立設部41aによってスティック部材2の側面が支持されることにより中蓋4の姿勢が安定し、スティック部材2を菓子素材Fの表面に対してほぼ垂直に持った場合に、中蓋4が菓子素材Fの表面に対してほぼ水平に維持される。
次に、ユーザは、図8(a)に示すように、スティック部材2の摘み部25を持って、スティック部材2の差込み部21を収容容器に収容されている菓子素材Fのほぼ中央にほぼ垂直に差し込む。そして、スティック部材2を、中蓋4の表面が菓子素材Fの表面に接するまで差し込んだ後、この状態で菓子素材Fを冷凍・固化させる。
なお、スティック部材2を菓子素材Fに差し込む手順はここに例示したものに限定されない。例えば、先にスティック部材2を菓子素材Fに差し込んだ後に、中蓋4を表面側(図3(a)等において表面)を下にした状態で上方からスティック部材2に通すようにしてもよい。
そして、スティック部材2を、その摘み部25の側からカバー部材3である中蓋4の貫通孔41に挿入する。スティック部材2を中蓋4の貫通孔41に挿入する際には、中蓋4の表面側(図3(a)等において表面)がスティック部材2の差込み部21側に来るような向きでスティック部材2を挿入する。このとき、中蓋4の立設部41aによってスティック部材2の側面が支持されることにより中蓋4の姿勢が安定し、スティック部材2を菓子素材Fの表面に対してほぼ垂直に持った場合に、中蓋4が菓子素材Fの表面に対してほぼ水平に維持される。
次に、ユーザは、図8(a)に示すように、スティック部材2の摘み部25を持って、スティック部材2の差込み部21を収容容器に収容されている菓子素材Fのほぼ中央にほぼ垂直に差し込む。そして、スティック部材2を、中蓋4の表面が菓子素材Fの表面に接するまで差し込んだ後、この状態で菓子素材Fを冷凍・固化させる。
なお、スティック部材2を菓子素材Fに差し込む手順はここに例示したものに限定されない。例えば、先にスティック部材2を菓子素材Fに差し込んだ後に、中蓋4を表面側(図3(a)等において表面)を下にした状態で上方からスティック部材2に通すようにしてもよい。
菓子素材Fが冷凍・固化したら、図8(b)に示すように、スティック部材2を、その摘み部25の側からカバー部材3である外蓋5の貫通孔55に挿入する。なお、スティック部材2を外蓋5に挿入するタイミングは菓子素材Fの冷凍・固化後でなくてもよく、冷凍・固化させる前に挿入してもよい。
そして、図8(c)に示すように、スティック部材2の摘み部25に指を掛け、図8(c)に示す矢印の方向に引き抜く。このとき、中蓋4の立上り部42の端面を外蓋5のフランジ部(第1の中蓋4aを用いた場合には第1のフランジ部53、第2の中蓋4bを用いた場合には第2のフランジ部54)が受け止める。外蓋5を押さえる力と摘み部25を引く力とは相対するため、確実に中蓋4を外蓋5で受け止めることができる。これにより、不意に収容容器7内から菓子素材Fが抜けたり突然菓子素材Fが飛び出したりすることがなく、力の加減が難しい子供が菓子素材Fを引き抜こうとした場合でも、転倒する等の事故を防止でき、安全に引き抜き動作を行うことができる。また、万一スティク部材2から菓子素材Fが抜けてしまった場合であっても、菓子素材Fが収容容器7と外蓋5との間には留まるため、菓子素材Fの落下を防ぐことができる。
なお、スティック部材2とともに菓子素材Fを取り出す前に、収容容器7の底部に孔を開けるようにしてもよい。この場合には、スティック部材2とともに菓子素材Fを収容容器7から引き抜く際に孔から収容容器7内に空気が入ることにより、より円滑に取り出し動作を行うことができる。
これにより、図9(a)に示すように、冷凍・固化した菓子素材Fが、スティック部材2及び中蓋4とともに収容容器7から取り出され、中蓋4及び外蓋5(カバー部材3)の上に保持された状態となる。
そして、図8(c)に示すように、スティック部材2の摘み部25に指を掛け、図8(c)に示す矢印の方向に引き抜く。このとき、中蓋4の立上り部42の端面を外蓋5のフランジ部(第1の中蓋4aを用いた場合には第1のフランジ部53、第2の中蓋4bを用いた場合には第2のフランジ部54)が受け止める。外蓋5を押さえる力と摘み部25を引く力とは相対するため、確実に中蓋4を外蓋5で受け止めることができる。これにより、不意に収容容器7内から菓子素材Fが抜けたり突然菓子素材Fが飛び出したりすることがなく、力の加減が難しい子供が菓子素材Fを引き抜こうとした場合でも、転倒する等の事故を防止でき、安全に引き抜き動作を行うことができる。また、万一スティク部材2から菓子素材Fが抜けてしまった場合であっても、菓子素材Fが収容容器7と外蓋5との間には留まるため、菓子素材Fの落下を防ぐことができる。
なお、スティック部材2とともに菓子素材Fを取り出す前に、収容容器7の底部に孔を開けるようにしてもよい。この場合には、スティック部材2とともに菓子素材Fを収容容器7から引き抜く際に孔から収容容器7内に空気が入ることにより、より円滑に取り出し動作を行うことができる。
これにより、図9(a)に示すように、冷凍・固化した菓子素材Fが、スティック部材2及び中蓋4とともに収容容器7から取り出され、中蓋4及び外蓋5(カバー部材3)の上に保持された状態となる。
その後、スタンド部材6の係止爪62と外蓋5の係止用孔56との位置を合わせて、係止爪62を係止用孔56に係止させることにより、スタンド部材6を外蓋5に取り付ける。
これにより、図9(b)に示すように、あたかも菓子素材Fがコーンカップに盛り付けられたアイスクリームのような外観を有するスティック付き冷菓を製造することができる。
このスタンド部材6を取り付けた状態において、スティック付き冷菓はスタンド部材6を手に持って食することができるとともに、テーブル上等の任意の場所に、スタンド部材6の底部を下にして起立させることができる。
これにより、図9(b)に示すように、あたかも菓子素材Fがコーンカップに盛り付けられたアイスクリームのような外観を有するスティック付き冷菓を製造することができる。
このスタンド部材6を取り付けた状態において、スティック付き冷菓はスタンド部材6を手に持って食することができるとともに、テーブル上等の任意の場所に、スタンド部材6の底部を下にして起立させることができる。
また、スティック付き冷菓の菓子素材F部分を食べ進んで外蓋5が邪魔になるような場合には、スタンド部材6の底部の開口部から指を挿入してスティック部材2を下から押し上げることにより、中蓋4の上に支持されている菓子素材F部分を外蓋5上から浮かすことができる。このとき、外蓋5の貫通孔55の周縁に設けられている立設部55aの内周面とスティック部材2の側面との摩擦抵抗により、スティック部材2は高さ方向の任意の位置で係止可能であり、ユーザは食べやすい任意の位置までスティック部材2を押し上げた状態で菓子素材F部分を食することができる。
なお、スティック付き冷菓の菓子素材F部分を食する際に、必ずしもスタンド部材6を用いる必要はない。例えば、スタンド部材6を外蓋5に取り付けずに、中蓋4及び外蓋5(カバー部材3)の上に菓子素材Fが保持された状態(図9(a)におけるスタンド部材6の取り付け前の状態)で、スティック部材2の摘み部25を手に持って菓子素材F部分を食してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、上端が開口した収容容器7に収容された流動性、半流動性、半固形の菓子素材Fについて広く適用することができる。このため、市販のプリンやヨーグルト等はもちろん、ユーザが自分で材料を混ぜ合わせる等により作った菓子素材F(例えば手作りのヨーグルトやクリーム等)であっても、本実施形態の冷菓製造補助具を用いることにより、簡易にスティック付き冷菓を製造することができる。
また、収容容器にはじめからスティック部材を備えておく場合と異なり、菓子素材Fを、ユーザの好みに応じて、スティック付き冷菓とせずにスプーン等を用いて食することも可能であり、菓子素材Fの食べ方に制約がない。
また、収容容器7に収容された菓子素材Fを上方から被覆可能に構成されたカバー部材3(すなわち、中蓋4及び外蓋5)を備えているため、上端が開口した収容容器7に収容された菓子素材Fの表面に埃等が付着することを防止することができる。
また、カバー部材3が収容容器7に設置された設置状態かつカバー部材3の貫通孔41,55にスティック部材2が挿入された状態において、収容容器7に収容された菓子素材Fに差込み部21が差し込まれた差込み状態となるように構成されている。このため、スティック部材2及びこれが挿入されたカバー部材3を収容容器7に設置するだけで、菓子素材Fに差込み部21が差し込まれ、誰でも簡易にスティック付き冷菓を製造することができる。
また、本実施形態では、カバー部材3として収容容器7内に収容された菓子素材Fの表面に接するように収容容器7に配置される中蓋4を備えている。このため、菓子素材Fの表面に埃が付着するのを防止することができ、また、菓子素材Fの表面が空気に触れたり、菓子素材Fの表面が乾燥することを防ぐことができる。これにより、菓子素材Fの表面を衛生的に保つことができるとともに、菓子素材Fの表面が空気に触れることによる菓子素材Fの変色や劣化等を防ぐことができる。
また、中蓋4は、スティック部材2の摘み部25側から挿入され、スティック部材2に対して摘み部25側(食べるときの下側)に抜けるように構成されている。このようにすることにより、菓子素材Fを食しながら中蓋4を下にずらしていくことができ、中蓋4を誤って噛んでしまう危険がなく、食べやすい。
また、中蓋4がスティック部材2に挿入されていることで、冷凍・固化した菓子素材Fを収容容器7から引っ張り出す際にスティック部材2だけが抜けてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、カバー部材3として収容容器7の径よりも大きく、収容容器7の開口部全体を覆う外蓋5を備えている。外蓋5は、菓子素材Fの受け皿として機能し、冷凍・固化した菓子素材Fが溶け出した際にユーザの手元等に菓子素材Fが垂れて付着することを防止する。
また、外蓋5は、スティック部材2及び菓子素材Fを収容容器7から抜き取る際に中蓋4の立設部41aの端面を受け止めるフランジ部(第1のフランジ部53及び第2のフランジ部54)を備えており、スティック部材2及び菓子素材Fを収容容器7から抜き取る際のストッパとしても機能する。このように、本実施形態では、中蓋4の他に、ストッパとしての外蓋5を備えていることにより、スティック部材2及び菓子素材Fを収容容器7から抜き取った際に、ぽんと抜けた感覚を演出することができる。
また、外蓋5の貫通孔55の周縁に設けられた立設部55aは、スティック部材2を高さ方向(すなわち、スティック部材2の延在方向)の複数段階で係止可能な係止機構として機能する。このため、菓子素材Fを食べ進むに応じてスティック部材2を任意の位置で係止することができ、菓子素材Fを外蓋5から浮かせた状態で保持することができる。これにより、外蓋5が歯に当たる等により食べる際の邪魔になることを防止できる。
また、本実施形態では、外蓋5にスタンド部材6を取り付けることができるようになっており、あたかもコーンカップに盛り付けられたアイスクリームのように、スタンド部材6を手で持った状態で菓子素材F部分を食することができる。また、スタンド部材6をスティック付き冷菓を起立保持させるスタンドとして利用し、ユーザが食べかけのティック付き冷菓をテーブル等に置いて、両手が自由になる状態とすることもできる。
また、スタンド部材6の下面(底面)には開口部64が形成されているため、スタンド部材6を取り付けた状態でもユーザが開口部64から手指を入れてスティック部材2を下から押し上げることができる。これにより、菓子素材Fを食べ進んだときには、受け皿となる外蓋5の上に菓子素材Fを押し上げ、菓子素材Fを外蓋5から浮かせた状態とすることができ、外蓋5等が食べる際の邪魔になることを防止して、最後まで食することができる。
また、スティック部材2の差込み部21に複数の貫通孔22が形成されており、差込み部21を菓子素材Fの内部に差し込んだ際に、菓子素材Fが貫通孔22の内部に充填され、この状態で冷凍することで、菓子素材Fとスティック部材2の差込み部21とをより強固に結合させることができる。このため、冷凍・固化した後に菓子素材Fを収容容器7から取り出す際に、菓子素材Fがスティック部材2から剥がれにくく、菓子素材Fを取り出しやすい。
また、収容容器にはじめからスティック部材を備えておく場合と異なり、菓子素材Fを、ユーザの好みに応じて、スティック付き冷菓とせずにスプーン等を用いて食することも可能であり、菓子素材Fの食べ方に制約がない。
また、収容容器7に収容された菓子素材Fを上方から被覆可能に構成されたカバー部材3(すなわち、中蓋4及び外蓋5)を備えているため、上端が開口した収容容器7に収容された菓子素材Fの表面に埃等が付着することを防止することができる。
また、カバー部材3が収容容器7に設置された設置状態かつカバー部材3の貫通孔41,55にスティック部材2が挿入された状態において、収容容器7に収容された菓子素材Fに差込み部21が差し込まれた差込み状態となるように構成されている。このため、スティック部材2及びこれが挿入されたカバー部材3を収容容器7に設置するだけで、菓子素材Fに差込み部21が差し込まれ、誰でも簡易にスティック付き冷菓を製造することができる。
また、本実施形態では、カバー部材3として収容容器7内に収容された菓子素材Fの表面に接するように収容容器7に配置される中蓋4を備えている。このため、菓子素材Fの表面に埃が付着するのを防止することができ、また、菓子素材Fの表面が空気に触れたり、菓子素材Fの表面が乾燥することを防ぐことができる。これにより、菓子素材Fの表面を衛生的に保つことができるとともに、菓子素材Fの表面が空気に触れることによる菓子素材Fの変色や劣化等を防ぐことができる。
また、中蓋4は、スティック部材2の摘み部25側から挿入され、スティック部材2に対して摘み部25側(食べるときの下側)に抜けるように構成されている。このようにすることにより、菓子素材Fを食しながら中蓋4を下にずらしていくことができ、中蓋4を誤って噛んでしまう危険がなく、食べやすい。
また、中蓋4がスティック部材2に挿入されていることで、冷凍・固化した菓子素材Fを収容容器7から引っ張り出す際にスティック部材2だけが抜けてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、カバー部材3として収容容器7の径よりも大きく、収容容器7の開口部全体を覆う外蓋5を備えている。外蓋5は、菓子素材Fの受け皿として機能し、冷凍・固化した菓子素材Fが溶け出した際にユーザの手元等に菓子素材Fが垂れて付着することを防止する。
また、外蓋5は、スティック部材2及び菓子素材Fを収容容器7から抜き取る際に中蓋4の立設部41aの端面を受け止めるフランジ部(第1のフランジ部53及び第2のフランジ部54)を備えており、スティック部材2及び菓子素材Fを収容容器7から抜き取る際のストッパとしても機能する。このように、本実施形態では、中蓋4の他に、ストッパとしての外蓋5を備えていることにより、スティック部材2及び菓子素材Fを収容容器7から抜き取った際に、ぽんと抜けた感覚を演出することができる。
また、外蓋5の貫通孔55の周縁に設けられた立設部55aは、スティック部材2を高さ方向(すなわち、スティック部材2の延在方向)の複数段階で係止可能な係止機構として機能する。このため、菓子素材Fを食べ進むに応じてスティック部材2を任意の位置で係止することができ、菓子素材Fを外蓋5から浮かせた状態で保持することができる。これにより、外蓋5が歯に当たる等により食べる際の邪魔になることを防止できる。
また、本実施形態では、外蓋5にスタンド部材6を取り付けることができるようになっており、あたかもコーンカップに盛り付けられたアイスクリームのように、スタンド部材6を手で持った状態で菓子素材F部分を食することができる。また、スタンド部材6をスティック付き冷菓を起立保持させるスタンドとして利用し、ユーザが食べかけのティック付き冷菓をテーブル等に置いて、両手が自由になる状態とすることもできる。
また、スタンド部材6の下面(底面)には開口部64が形成されているため、スタンド部材6を取り付けた状態でもユーザが開口部64から手指を入れてスティック部材2を下から押し上げることができる。これにより、菓子素材Fを食べ進んだときには、受け皿となる外蓋5の上に菓子素材Fを押し上げ、菓子素材Fを外蓋5から浮かせた状態とすることができ、外蓋5等が食べる際の邪魔になることを防止して、最後まで食することができる。
また、スティック部材2の差込み部21に複数の貫通孔22が形成されており、差込み部21を菓子素材Fの内部に差し込んだ際に、菓子素材Fが貫通孔22の内部に充填され、この状態で冷凍することで、菓子素材Fとスティック部材2の差込み部21とをより強固に結合させることができる。このため、冷凍・固化した後に菓子素材Fを収容容器7から取り出す際に、菓子素材Fがスティック部材2から剥がれにくく、菓子素材Fを取り出しやすい。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、カバー部材3が、収容容器7内に収容された菓子素材Fの表面に接する中蓋4と、収容容器7の径よりも大きく、収容容器7の開口部全体を覆う外蓋5とにより構成されている場合を例としたが、カバー部材3の構成はこれに限定されない。
例えば、カバー部材3が中蓋4のみで構成されていてもよい。この場合にも、菓子素材Fの表面に埃が付着するのを防止することができ、また、菓子素材Fの表面が空気に触れたり、菓子素材Fの表面が乾燥することを防ぐことができる。これにより、菓子素材Fの表面を衛生的に保つことができるとともに、菓子素材Fの表面が空気に触れることによる菓子素材Fの変色や劣化等を防ぐことができる。
また、カバー部材3が外蓋5のみで構成されていてもよい。この場合、外蓋5は、菓子素材Fの受け皿として機能し、冷凍・固化した菓子素材Fが溶け出した際にユーザの手元等に菓子素材Fが垂れて付着するのを防ぐことができる。
例えば、カバー部材3が中蓋4のみで構成されていてもよい。この場合にも、菓子素材Fの表面に埃が付着するのを防止することができ、また、菓子素材Fの表面が空気に触れたり、菓子素材Fの表面が乾燥することを防ぐことができる。これにより、菓子素材Fの表面を衛生的に保つことができるとともに、菓子素材Fの表面が空気に触れることによる菓子素材Fの変色や劣化等を防ぐことができる。
また、カバー部材3が外蓋5のみで構成されていてもよい。この場合、外蓋5は、菓子素材Fの受け皿として機能し、冷凍・固化した菓子素材Fが溶け出した際にユーザの手元等に菓子素材Fが垂れて付着するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、外蓋5の貫通孔55の周縁に設けられた立設部55aが、スティック部材2を高さ方向(すなわち、スティック部材2の延在方向)の複数段階で係止可能な係止機構として機能する場合を例としたが、係止機構はこれに限定されない。
例えば、スタンド部材6の内部にスタンド部材6を水平方向に仕切る図示しない仕切り板を設け、この仕切り板に、周縁に立設部が設けられスティック部材2を貫通させる貫通孔を設けてもよい。この場合には、この仕切り板の立設部が係止機構として機能し、立設部の内周面がスティック部材2の側面に摺接することで、スティック部材2を高さ方向の複数段階で係止可能となる。
また、例えば、外蓋5の貫通孔55の周縁に設けられた立設部55a、又はスタンド部材6に仕切り板を設けた場合における仕切り板の立設部の内周面に樹脂等で形成された滑り止め等を配置してもよい。これにより、より確実にスティック部材2を係止可能となる。
また、例えば、外蓋5の貫通孔55の周縁に設けられた立設部55a、又はスタンド部材6に仕切り板を設けた場合における仕切り板の立設部の内周面に凹凸を設け、スタンド部材6の側面にもこの凹凸と噛み合う凹凸を設けてもよい。このように構成した場合には、立設部の内周面に形成された凹凸とスタンド部材6の側面に形成された凹凸とが噛み合うことにより、一層確実にスティック部材2を高さ方向の複数段階で係止可能とすることができる。
例えば、スタンド部材6の内部にスタンド部材6を水平方向に仕切る図示しない仕切り板を設け、この仕切り板に、周縁に立設部が設けられスティック部材2を貫通させる貫通孔を設けてもよい。この場合には、この仕切り板の立設部が係止機構として機能し、立設部の内周面がスティック部材2の側面に摺接することで、スティック部材2を高さ方向の複数段階で係止可能となる。
また、例えば、外蓋5の貫通孔55の周縁に設けられた立設部55a、又はスタンド部材6に仕切り板を設けた場合における仕切り板の立設部の内周面に樹脂等で形成された滑り止め等を配置してもよい。これにより、より確実にスティック部材2を係止可能となる。
また、例えば、外蓋5の貫通孔55の周縁に設けられた立設部55a、又はスタンド部材6に仕切り板を設けた場合における仕切り板の立設部の内周面に凹凸を設け、スタンド部材6の側面にもこの凹凸と噛み合う凹凸を設けてもよい。このように構成した場合には、立設部の内周面に形成された凹凸とスタンド部材6の側面に形成された凹凸とが噛み合うことにより、一層確実にスティック部材2を高さ方向の複数段階で係止可能とすることができる。
また、本実施形態では、スティック部材2と中蓋4とを別体とし、着脱自在に構成したが、スティック部材2と中蓋4とは一体となっていてもよい。
なお、その他、本発明が本実施形態に限定されず、適宜変更可能であることはいうまでもない。
1 冷菓製造補助具
2 スティック部材
3 カバー部材
4 中蓋
5 外蓋
6 スタンド部材
7 収容容器
21 差込み部
25 摘み部
41 貫通孔
55 貫通孔
F 菓子素材
2 スティック部材
3 カバー部材
4 中蓋
5 外蓋
6 スタンド部材
7 収容容器
21 差込み部
25 摘み部
41 貫通孔
55 貫通孔
F 菓子素材
Claims (7)
- 上端が開口した収容容器に収容された流動性、半流動性、半固形の菓子素材を冷凍・固化してスティック付き冷菓を製造する際に使用される冷菓製造補助具であって、
一端側に前記収容容器に収容された菓子素材に差し込まれる差込み部が形成され、他端側に摘み部が形成されたスティック部材と、
前記菓子素材が収容された前記収容容器に設置可能に構成され、設置状態において当該収容容器に収容された菓子素材を上方から被覆可能に構成されたカバー部材と、
を備え、
前記カバー部材の中央部又はその近傍位置には、前記スティック部材の少なくとも一部を挿入可能な貫通孔が形成され、
前記貫通孔及び前記スティック部材は、前記カバー部材が前記収容容器に設置された設置状態かつ前記カバー部材の貫通孔に当該スティック部材が挿入された状態において、前記収容容器に収容された前記菓子素材に前記差込み部が差し込まれた差込み状態となるように構成されていることを特徴とする冷菓製造補助具。 - 前記カバー部材は、前記収容容器内に収容された前記菓子素材の表面に接する中蓋であることを特徴とする請求項1に記載の冷菓製造補助具。
- 前記カバー部材は、前記収容容器の径よりも大きく、前記収容容器の開口部全体を覆う外蓋であることを特徴とする請求項1に記載の冷菓製造補助具。
- 前記カバー部材は、
前記収容容器内に収容された前記菓子素材の表面に接する中蓋と、
前記収容容器の径よりも大きく、前記収容容器の開口部全体を覆う外蓋と、
により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷菓製造補助具。 - 前記スティック部材は、前記摘み部側から前記カバー部材の前記貫通孔に挿入されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷菓製造補助具。
- 前記スティック部材における前記摘み部側が挿入され、前記スティック部材及びこのスティック部材が差し込まれている前記菓子素材を起立状態で支持可能であるスタンド部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷菓製造補助具。
- 前記スティック部材を高さ方向の複数段階で係止可能な係止機構をさらに備え、
前記スタンド部材の底面には開口部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の冷菓製造補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012002186U JP3176514U (ja) | 2012-04-13 | 2012-04-13 | 冷菓製造補助具 |
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KR200469943Y1 (ko) * | 2012-02-01 | 2013-11-14 | 주식회사 새샘 | 빙과제조용기 |
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2012
- 2012-04-13 JP JP2012002186U patent/JP3176514U/ja not_active Expired - Fee Related
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