JP3175513B2 - フォークリフトにおける油圧シリンダの制御回路 - Google Patents

フォークリフトにおける油圧シリンダの制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷役用産業車両として
のフオークリフトにおけるリフトシリンダとフルフリー
シリンダとの作動順序を制御する制御回路に係り、さら
に詳細には、リフトシリンダに背圧を付与してリフトシ
リンダとフルフリーシリンダとの順序に誤差動を生じな
いようにした制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】フオークリフトに備えた複数の油圧シリ
ンダを制御する油圧回路の構成は図3に示すごとき構成
である。
【0003】図3において、主要部分の構成のみについ
て説明すると、油圧ポンプ1に接続した主回路3とフオ
ークリフト(全体図は省略)におけるリフトシリンダ5
のピストン側室5Lに接続した油圧回路7との間にはリ
フトバルブ9が配置してある。上記油圧回路7にはフロ
ーレギュレータバルブ11が配置してあり、一方のリフ
トシリンダ5はダウンセーフティバルブ13を介して接
続してある。なお、リフトシリンダ5における上部側の
ロッド側室5Uは単にタンクTに接続してある。
【0004】前記油圧回路7には分岐回路15が分岐接
続してあり、この分岐回路15はフオークリフトにおけ
るフルフリーシリンダ17の下部側のピストン側室17
Lに接続してあり、一方のフルフリーシリンダ17はダ
ウンセーフティバルブ19を介して接続してある。な
お、フルフリーシリンダ17の上部側のロッド側室17
Uは単にタンクTに接続してある。
【0005】なお、フオークリフトにおけるチルトシリ
ンダ21と油圧ポンプ1とを接続した回路22にはチル
トバルブ23が配置してある。さらに、フオークリフト
におけるパワーステアリングシリンダ25と油圧ポンプ
1とを接続した回路27にはステアリングホイール29
によって操作されるパワーステアリングバルブ31が配
置してある。
【0006】以上のごとき構成において、リフトバルブ
9とチルトバルブ23が共に中立位置にあるときには、
油圧ポンプ1からの圧油はドレン回路33を介して循環
されるものである。そして、チルトバルブ23に備えた
操作レバー23Lを右方向又は左方向に操作すると、チ
ルトシリンダ21のピストンロッドは、図3において左
方向又は右方向に移動されるものである。また、パワー
ステアリングホイール29を回転操作すると、パワース
テアリングシリンダ25は、回転方向に対応して右方向
又は左方向へ作動するものである。
【0007】前記リフトバルブ9に備えた操作レバー9
Lを操作して主回路3と油圧回路7を接続すると、油圧
ポンプ1からの圧油がリフトシリンダ5のピストン側室
5Lとフルフリーシリンダ17のピストン側室17Lへ
供給されることとなる。
【0008】ここで、作動順序としては、フルフリーシ
リンダ17のピストンロッドが上昇作動してストローク
エンドに達した後にリフトシリンダ5のピストンロッド
が上昇を開始するように、リフトシリンダ5におけるピ
ストンの受圧面積よりもフルフリーシリンダにおけるピ
ストンの受圧面積を大きく構成してある。
【0009】換言すれば、リフトシリンダ5の径よりも
フルフリーシリンダ17の径が大きく構成してある(特
開平2−291399号、実開平2−18496号等参
照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、リフト
シリンダ5の径よりもフルフリーシリンダ17の径を大
きくして受圧面積を大きくしてあるので、フルフリーシ
リンダ17におけるピストンロッドが上昇作動してフオ
ークリフトのフオークを上昇せしめた後に、リフトシリ
ンダ5のピストンロッドが上昇を開始してフルフリーシ
リンダ17及びフオークを一体的に上昇せしめることに
なる。
【0011】ところが、リフトシリンダ5におけるピス
トンの受圧面積とフルフリーシリンダ17におけるピス
トンの受圧面積との差が小さく、また分岐回路15の管
路抵抗が大きい場合や、作動油が低温で粘度が大きい場
合には、フルフリーシリンダ17が作動する前にリフト
シリンダ5が作動することがある。
【0012】そこで、リフトシリンダ5に比較してフル
フリーシリンダ17を大径にして受圧面積の差を大きく
することも考えられる。しかし、受圧面積の差を大きく
すると、フルフリーシリンダ17の停止後に、フルフリ
ーシリンダ17に流入していた大量の作動油が小径のリ
フトシリンダ5に急激に流入する態様となる。
【0013】したがって、フルフリーシリンダ17の上
昇速度とリフトシリンダ5の上昇速度との速度差が大き
くなり、この速度差が大きいことによる衝撃が発生して
フオーク上の荷崩れを生じ易いものになるという問題が
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、フオークリフトに
おけるリフトシリンダのピストン側室と油圧ポンプとを
接続した油圧回路から分岐した分岐回路をフルフリーシ
リンダのピストン側室に接続してなる制御回路におい
て、前記リフトシリンダの受圧面積とフルフリーシリン
ダの受圧面積をほぼ等しく設けると共に、前記リフトシ
リンダにおけるロッド側室とタンクとを接続した接続回
路に、前記フルフリーシリンダの上昇作動停止後に前記
リフトシリンダの上昇が開始されるように当該リフトシ
リンダの前記ロッド側室に背圧を付与するための圧力制
御弁を配置した構成である
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について説
明するに、全体的構成は前述した従来の構成とほとんど
同一であるので、同一の機能を奏する構成部分には同一
符号を付することとして重複した説明は省略する。
【0025】図1において、前述した従来の回路構成と
相違する点は、リフトシリンダ5における上部側のロッ
ド側室5Uに接続し接続回路35に、上記ロッド側室5
Uから圧油を排出するときに背圧を付与することのでき
る例えばリリーフバルブのごとき圧力制御弁37を配置
し、かつタンクT方向への圧油の流れを阻止するチェッ
ク弁39を上記圧力制御弁37に並列に接続した構成で
ある。なお、上記圧力制御弁37は、接続回路35内の
圧力を調節し得るように設定圧を調節自在の可変の圧力
制御弁であり、分岐回路15の管路抵抗を相殺し得る圧
力以上に設定してある。
【0026】また、本実施例においては、リフトシリン
ダ5とフルフリーシリンダ17はほぼ同径であって、両
シリンダにおけるピストンの受圧面積はほぼ等しく設け
てある。
【0027】以上のごとき構成において、リフトバルブ
9を操作して主回路3と油圧回路7とを接続すると、
1の油圧回路より理解されるように、油圧ポンプ1から
の圧油は、油圧回路7と分岐回路15を介してリフトシ
リンダ5のピストン側室5Lとフルフリーシリンダ17
のピストン側室17Lとへ供給され、リフトシリンダ5
のピストン側室5Lに流入する傾向にある。しかし、リ
フトシリンダ5のロッド側室5Uの圧力が圧力制御弁3
7の設定圧以上に上昇しなければロッド側室5Uの作動
油はタンクTへドレンされないので、油圧回路7内の圧
油は分岐回路15を経てフルフリーシリンダ17のピス
トン側室17Lに流入する。
【0028】したがって、フルフリーシリンダ17にお
けるピストンロッドが上昇作動し、フオークリフトにお
けるフオークを上昇せしめることになる。そして、フル
フリーシリンダ17のピストンロッドが上昇端に達して
停止すると、分岐回路15,油圧回路7及びリフトシリ
ンダ5におけるピストン側室5Lの圧力が次第に上昇す
る。
【0029】上述のごとくリフトシリンダ5のピストン
側室5L内の圧力が次第に上昇すると、リフトシリンダ
5のロッド側室5U内の圧力も次第に上昇する。そし
て、ロッド側室5U内の圧力が圧力制御弁37の設定圧
以上になると、ロッド側室5U内の圧油が圧力制御弁3
7を介してタンクTに排出されて、リフトシリンダ5の
上昇作動が開始されることになる。
【0030】したがって、リフトシリンダ5の受圧面積
とフルフリーシリンダ17の受圧面積がほぼ等しく、か
つフルフリーシリンダ17に至る分岐回路15の管路抵
抗が比較的大きい場合であっても、リフトシリンダ5の
作動とフルフリーシリンダ17の作動順序を正確に制御
することができるものである。
【0031】また、フルフリーシリンダ17の上昇作動
の停止後にリフトシリンダ5が直ちに上昇作動を開始す
るとき、両シリンダ17,5の受圧面積がほぼ等しいの
で、両シリンダ17,5の上昇速度はほぼ等しく速度差
は零であり、速度差に起因する衝撃を抑制することがで
きるものである。
【0032】なお、フルフリーシリンダ17及びリフト
シリンダ5の下降作動は自重によって行われるものであ
り、リフトシリンダ5のロッド側室5Uにはチェックバ
ルブ39を介して作動油が吸入されるものである。
【0033】この場合、リフトシリンダ5のピストン側
室5Lにはフオークリフトにおけるマスト,フルフリー
シリンダ17及びフオークの重量に相当する圧力が作用
し、フルフリーシリンダ17のピストン側室17Lには
フオークの重量に相当する圧力が作用するものであるか
ら、フルフリーシリンダ17よりもリフトシリンダ5の
方が先に下降作動し、リフトシリンダ5が下降端に達し
て停止した後にフルフリーシリンダ17の下降作動が開
始されるものであり、作動順は正確に行われるものであ
る。
【0034】また、前記構成においては圧力制御弁37
の設定圧を調整することによりリフトシリンダ5のロッ
ド側室5Uに付与する背圧を調節することができもので
あり、作動油の粘度の相違や分岐回路15の長さの相違
による管路抵抗の相違があるような場合であっても容易
に対応することができるものである。
【0035】図2は第2実施例を示すものである。この
第2実施例においてはドレン回路33に圧力制御弁37
を配置し、かつ圧力制御弁37の一次側に接続回路35
を接続した構成である。
【0036】この第2実施例の構成においてもリフトシ
リンダ5のロッド側室5Uに背圧を付与することがで
き、第1実施例と同様の作用効果を奏するものである。
【0037】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、フルフリーシリンダの作動
に先立ってリフトシリンダが作動しないように、リフト
シリンダのロッド側室に背圧を付与することができる。
【0038】
【0039】したがって、リフトシリンダの動作とフル
フリーシリンダの動作との順序を正確に制御することが
できる。
【0040】また本発明においては、リフトシリンダの
受圧面積とフルフリーシリンダの受圧面積をほぼ等しく
設けてなるものであるから、フルフリーシリンダの作動
速度とリフトシリンダの作動速度との速度差をほぼ零に
することができ、速度差が大きいことにより衝撃を防止
することができるものである。
【0041】また、フルフリーシリンダを小径とするこ
とができることにより、操作者の視界をより広くするこ
とができるものである。
【0042】
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る油圧シリンダの制御
回路の説明図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る油圧シリンダの制御
回路の説明図である。
【図3】従来の油圧シリンダ制御回路の説明図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 3 主回路 5 リフトシリンダ 7 油圧回路 15 分岐回路 17 フルフリーシリンダ 35 接続回路 37 圧力制御弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フオークリフトにおけるリフトシリンダ
    のピストン側室と油圧ポンプとを接続した油圧回路から
    分岐した分岐回路をフルフリーシリンダのピストン側室
    に接続してなる制御回路において、前記リフトシリンダ
    の受圧面積とフルフリーシリンダの受圧面積をほぼ等し
    く設けると共に、前記リフトシリンダにおけるロッド側
    室とタンクとを接続した接続回路に、前記フルフリーシ
    リンダの上昇作動停止後に前記リフトシリンダの上昇が
    開始されるように当該リフトシリンダの前記ロッド側室
    に背圧を付与するための圧力制御弁を配置したことを特
    徴とするフォークリフトにおける油圧シリンダの制御回
    路。
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