JP3175357U - 急須 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯飲みに注ぐときに急須を注ぎ口側に過度に傾け過ぎても急須の蓋が外れて落ちることがなく、また、急須の茶棚への収納及び取り出しが容易で、更に注ぎ口にゴミが入らず、注ぎ口から垂れることのない急須を提供する。
【解決手段】急須1の蓋受口6の前部側の蓋受周縁壁面を略垂直に形成し、蓋受口6の表面から蓋7の周縁側の厚みより高い上側部分の上記周縁壁面に、釉薬によって僅かの厚みを有する緩やかな小凸部9を形成する。さらに、蓋受口6の後部側に、蓋の周縁の上面側の一部を覆う高さ位置に後部蓋止めカバー10を設け、注ぎ口部3の先端部分の下面側に注ぎ口4を下向きに開口形成し、急須本体の後部側面に、取っ手5を設けた。
【選択図】図3

Description

この考案は、茶湯を入れるときに使用する急須に係り、特に、急須内の底付近にある茶湯を残らず湯飲みに注ぐときに急須を注ぎ口側に過度に傾け過ぎても急須の蓋が外れて落ちることのない急須に関するものである。
お茶を飲む場合には急須が使用される。急須の蓋を外して、その内部に茶葉を入れ、熱湯をその内部に入れると、茶葉は熱湯によって急須内で所謂踊りながら、熱湯によって十分に攪拌されて茶葉のエキスが熱湯に溶け出す。これを湯飲みに注いでお茶をいただいている。
急須内の茶湯を湯飲みに注ぐときに、急須の底に残った茶湯を残らず湯飲みに入れるために、往々にして急須を注ぎ口側に傾け過ぎてしまうきらいがある。この場合、急須の蓋が落ちないように蓋の一部を押さえるが、押さえるのを忘れることもしばしば起きる。
そうすると、蓋が急須から外れて、注いでいる湯飲み側に落下して、運が悪いと湯飲みの上に落ちて、茶湯の入った湯飲み内にはいったり、湯飲みを倒して内部の茶湯をテーブルの上に溢したり、或いは湯飲みの一部を破損させたりする等の不都合があった。
この不都合を解消するものとして、実願平7−815(実用新案登録第3013389号)の「上蓋の落下防止を図った急須」が考案されている。この考案では、注ぎ口部となる鶴首口側の蓋受口の周縁に溢れ止めカバーが形成されている。この溢れ止めカバーによって、急須を鶴首口側に過度に傾き過ぎても蓋が外れて注いでいる湯飲み側に落下するのを防いでいる。
また、一般に急須はその側面に取っ手が設けられている。取っ手は急須内の茶湯を湯飲み内に注ぎやすいように、斜め上向きに傾けて設けられていて、取っ手の先端部は急須の蓋よりも上側まで延びている。又急須の注ぎ口は一般にほぼ上向きになっている。
実願平7−815(実用新案登録第3013389号)
ところで、前記の実願平7−815(実用新案登録第3013389号)の「上蓋の落下防止を図った急須」の考案では、急須を鶴首口側に過度に傾き過ぎても蓋が外れて注いでいる湯飲み側に落下するのを防止できる特徴がある反面、急須を過度に傾き過ぎたときに、茶湯の一部が蓋受口の周縁に形成された溢れ止めカバーの内側に入ることも考えられる。溢れ止めカバーの内側は狭いため、掃除も十分にできない恐れもあり、茶湯の水分が蒸発して茶葉のゴミとしてこびり付くことも考えられる。そして、こびり付いている茶葉のゴミが、次回に使用中に急須に入れる熱湯の蒸気によって溶解して急須内に入り込んで、茶湯の味を微妙に変えることも考えられる。
また、一般に、急須はその側面に設けられている取っ手の先端部が急須の蓋よりも上側まで延びているので、茶棚に急須を収納する場合に、取っ手が茶棚の天井側に近すぎることになって、手で取っ手を掴んで、茶棚に急須入れる場合に収納しづらく、また、茶棚から急須を取り出す場合も取り出しにくいという不都合がある。
さらに、急須の注ぎ口はほぼ上向きに形成されているため、上から落ちるゴミが入りやすくなり、また、茶棚に収納したりそこから取り出す際に、上向きの注ぎ口の一部が茶棚の天井の一部に触れたりして、衛生的でないこともある。
さらにまた、急須の注ぎ口はほぼ上向きに形成されているため、茶湯を注いで、急須をテーブルの上などに置くと、注ぎ口は傾いた状態から上向きの状態に戻るが、このとき、注いだ茶湯の一滴が上向きになった注ぎ口の先端に残り、それが注ぎ口から垂れることもあった。
この考案は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、湯飲みに注ぐときに急須を注ぎ口側に過度に傾け過ぎても急須の蓋が外れて落ちることがなく、また、急須の茶棚への収納及び取り出しが容易で、更に注ぎ口にゴミが入らず、注ぎ口から垂れることのない急須を提供することにある。
以上の課題を達成するために、請求項1の考案は、急須の注ぎ口部となる側の蓋受口の前部側の蓋受周縁壁面を略垂直に形成し、蓋受口の表面から蓋の周縁側の厚みより高い上側部分の上記周縁壁面に、釉薬によって僅かの厚みを有する緩やかな小凸部を形成し、注ぎ口部の反対側となる蓋受口の後部側に、蓋の周縁の上面側の一部を隙間をあけて上側から覆う高さ位置に後部蓋止めカバーを設けた手段よりなるものである。
また、請求項2の考案は、急須の注ぎ口部となる側の蓋受口の前部側の蓋受周縁壁面を略垂直に形成し、蓋受口の表面から蓋の周縁側の厚みより高い上側部分の上記周縁壁面に、釉薬によって僅かの厚みを有する緩やかな小凸部を形成し、注ぎ口部の反対側となる蓋受口の後部側に、蓋の周縁の上面側の一部を隙間をあけて上側から覆う高さ位置に後部蓋止めカバーを設け、急須本体の前部側に設けられる注ぎ口部の先端部分の下面側に注ぎ口を下向きに開口形成し、急須本体の後部側面に、後部側面の上部から後方の延びながら下向きに曲がる取っ手を設けた手段よりなるものである。
課題を解決するための手段よりなる請求項1の考案に係る急須によれば、注ぎ口側となる蓋受口の前部側の周縁壁は略垂直に形成され、その略垂直な壁面には蓋の周縁厚み分の高さのその上側に相当する箇所に釉薬によって僅かの出っ張りを有する緩やかな小凸部が形成され、注ぎ口の反対側となる蓋受口の後部側には蓋の周縁の上面側の一部を上側から覆う後部蓋止めカバーが形成されているので、急須を注ぎ口側に過度に傾き過ぎても、蓋の前部側はこの小凸部によって蓋受口の外側に滑るのが防がれ、また蓋の後部側は後部蓋止めカバーによって前側に倒れるのが防がれる。このように、この蓋受口の小凸部と後部蓋止めカバーとの協同作業によって、急須を注ぎ口側に過度に傾き過ぎても蓋が外れて注いでいる湯飲み側に落下するのを防止することができる。
しかも、急須を注ぎ口側に過度に傾き過ぎた際に往々にして起きる茶湯の一部が注ぎ口側となる蓋受口の前部側及びその周縁壁に付着しても、その部分には蓋の上側を覆うような蓋止めカバーがないので水洗いの掃除が容易で、付着した茶湯を簡単に洗い流すことができる。
また、請求項2の考案に係る急須によれば、前記の効果に加えて、急須の取っ手が急須本体の後部側面に上下向きに形成され、その上下向きに形成された箇所を手で掴む構造となっており、しかも取っ手の上端は急須の蓋よりも高くないので、急須の取っ手を掴んで内側天井が低い茶棚に収納或いはそこから取り出す際に、取っ手或いは取っ手を掴む手の一部が高さの低い茶棚の内側天井に触れることもないので、急須の茶棚への収納及び取り出しが容易となる。
また、従来の急須のように注ぎ口が上向きに形成されている場合には、茶棚などに収納する際或いはそこから取り出す際に、上向きの注ぎ口の一部が茶棚の高さが低い内側天井に触れてゴミが入ったり汚れたりし、又、テーブルの上などに急須を放置している間に室内のゴミが注ぎ口の上側から落ちて入ることもあり、必ずしも衛生的とは云えないこともあったが、この考案の急須では、急須の注ぎ口が下向きに形成されているため、茶棚などに収納する際或いはそこから取り出す際に、高さが低い茶棚の内側天井に触れることもなく、又テーブルの上などに急須を放置している間に室内のゴミが入ることもなく、非常に衛生的である。
さらに、従来の急須のように注ぎ口が上向きに形成されている場合には、茶湯を注いで、急須をテーブルの上などに置くと、注ぎ口は傾いた状態から上向きの状態に戻り、このとき、注いだ茶湯の一滴が上向きになった注ぎ口の先端に残り、それが注ぎ口から垂れることもあったが、この考案の急須では、急須の注ぎ口が下向きに形成されているため、茶湯を注いで、急須をテーブルの上などに置いても、注ぎ口が上向きになることがないので、注いだ茶湯の一滴が注ぎ口の先端に残ることもなく、このため、注ぎ口から垂れることもない等、極めて実用的有益なる効果を奏するものである。
この考案を実施するための形態を示す急須の側面図である。 この考案を実施するための形態を示す急須の平面図である。 この考案を実施するための形態を示す急須の断面図である。 (A)はこの考案を実施するための形態を示す蓋受周縁壁面の部分拡大断面図、(B)はこの考案を実施するための形態を示す急須を下向きに傾けたときの蓋受周縁壁面の部分拡大断面図である。
以下、図面に記載の考案を実施するための形態に基づいて、この考案をより具体的に説明する。
図において、急須1は、茶葉、熱湯が入れられる急須本体2、急須本体2の前部側に設けられた注ぎ口部3、注ぎ口部3の先端部分の下面側に形成された注ぎ口4,急須本体2の後部側面に設けられた取っ手5、急須本体2の上部に形成された蓋受口6、蓋受口6に取り付けられる蓋7、蓋受口6の周縁に形成された蓋受周縁壁面8、蓋受周縁壁面8の上部に形成された小凸部9、蓋受口6の後部に設けられた後部蓋止めカバー10、蓋受口6の内周側に形成された茶漉しフィルター受口11などから構成されている。
急須本体2の前部側には注ぎ口部3が設けられている。注ぎ口部3は側面からみて前方に向かって斜め上向きに絞られるように形成されている。その先端部分の上面側は前方に丸みを帯びて形成され、通常はある注ぎ口4はその部分には形成されていない。その代わりに、注ぎ口部3の先端部分の下面側に注ぎ口4を下向きに開口して形成されている。
注ぎ口4を下向きに形成することにより、注ぎ口4に空気中を浮遊するゴミや埃が入るのが防がれて衛生的である。また、内側天井が低い茶棚に急須1を収納したり、そこから取り出す際に、注ぎ口4が茶棚の低い内側天井に当たることもなく、注ぎ口4が低い内側天井に触れて非衛生的でなくなるのを防ぐこともできる。
また、従来の急須では注ぎ口が上向きに形成されているため、その注ぎ口の周縁も上向きになっていて、急須を傾けて湯飲みに茶湯を注いだ後に元の状態にもどした際には、上向きになった注ぎ口の周縁に残りの一滴が付着して残り、これがその後に下に落ちることもあるが、注ぎ口4はいつも下向きになっているので、その周縁に茶湯の一滴が付着することもない。
急須本体2の後部側面には取っ手5が設けられている。取っ手5は、従来の急須の側部側面から斜め上向きに設けられるものと異なり、急須本体2の後部側面の上部から後方に延びながら下向きに曲がり、その曲がった先端は急須本体2の後部側面の下部に接続されている。急須で茶湯を注ぐ場合には、この取っ手5の後方に延びながら下向きに曲がる部分を掴むことになる。
このため、掴む手の高さが従来の急須の取っ手を掴むときと異なり、急須1の上方に出ることはなく、急須本体2の側面の位置にとどまるため、高さが低い茶棚内に急須1を収納したり、そこから取り出す際に、手が茶棚の高さが低い内側天井などに当たることがなく、スムーズな収納及び取り出しができる。
急須本体2の上部には、上からみて円形に開口され、円形の開口部には蓋受口6が形成されている。この開口部には蓋7が取り外し自在に取り付けられている。蓋受口6は円形の開口部の円周縁側に、内側つまり円形の中心に向かって少し張り出すようにして形成されている。張り出す蓋受口6の表面はほぼ水平に形成されている。この蓋受口6は円形の開口部分を塞ぐために取り付けられる蓋7の円周縁側の下面部分を下側から受けるものである。
蓋受口6の内周側には茶漉しフィルター受口11が形成されている。この茶漉しフィルター受口11の内側には茶漉しフィルター12が取り外し自在に取り付けられている。茶漉しフィルター受口11は円形の蓋受口6の内周縁側に、つまり円形の中心に向かって少し張り出すようにして形成されている。張り出す茶漉しフィルター受口11の表面は蓋受口6の表面より一段低い位置に形成されている。この茶漉しフィルター受口11は茶漉しフィルター12の周縁の鍔12aの下面部分を下側から受けて支える役目を果たすものである。
蓋受口6の周縁には、蓋7の円周縁側の厚みより数倍の高さとなる蓋受周縁壁面8が形成されていて、蓋7が蓋受口6内でずれるのが防がれている。又蓋7の内側に急須本体2の内部の茶湯の蒸気が水滴となって付着し、これが蓋7の円周縁に流れても、蓋受周縁壁面8によって、急須本体2の外側に流れ出るのが防がれている。
蓋7の円周縁側の厚みより数倍の高さとなる蓋受周縁壁面8には、蓋7の円周縁側の厚みより高い上側部分に釉薬によって僅かな厚み、例えば2mm前後の小さな厚みを有する穏やかな小凸部9が形成されている。この釉薬による小凸部9は少なくとも蓋受口6の前部側つまり急須1の注ぎ口部3となる側に形成されている。ただ、蓋受周縁壁面8の高い上側部分の全周に形成していてもよい。なお、小凸部9が形成されていない蓋受周縁壁面8の表面には釉薬は塗布されていない。
湯飲みに茶湯を注ぐために、急須1を略垂直に傾けた場合に、急須1の注ぎ口部3となる側の蓋受周縁壁面8に形成された小凸部9は、上下向きに傾いた蓋7の下端部分が蓋受周縁壁面8を滑ってその外側にずり落ちるのを防ぐ役目を果たす。つまり、蓋7の下端部分がこの小凸部9に遮られて前方にずれるのが防がれるのである。この小凸部9の厚みは僅かであるので、急須1を洗う場合に、洗い難いことはなく、従って、この小凸部9と蓋受口6の表面との隙間部分に付着した茶渋も洗い流すことができる。
注ぎ口部3の反対側となる蓋受口6の後部側、つまり、取っ手5が形成された側には、蓋7の円周縁側の上面側の一部を上下の隙間をあけて上側から覆う高さ位置に後部蓋止めカバー10が形成されている。この隙間は、蓋7を蓋受口6から外したりこれに取り付けたりする場合、接触して妨げとならない程度の間隔である。後部蓋止めカバー10は急須1を垂直以上に傾けた場合に、蓋7が傾いた下端を支点として前方側に転倒して、蓋受口6から外れるのを防ぐ機能を果たしている。
後部蓋止めカバー10は、蓋受口6の後部側の蓋受周縁壁面8の上端に接着され、その前部側が蓋受口6側に張り出すように形成されている。また、図面では後部蓋止めカバー10の後部側は丁度その部分に取り付けられている取っ手5の上部部分に接着されている。後部蓋止めカバー10はこの2箇所の接着によって、簡単に外れないようになっている。
図面では、後部蓋止めカバー10は例えばハートの形状をしていて、ハートの広い側が蓋受口6側に張り出している。ハートの狭くなっている部分が取っ手5側に張り出している。なお、後部蓋止めカバー10はこのハートの形状に限定されるものではなく、種々の形状であってもよく、要は蓋7が前方に向けて転倒するのを防止できる構造であればどのようなものでもよい。
次に、上記考案を実施するための形態の構成に基づく使用について以下説明する。
急須1の蓋7をあけ、この急須1の内部に茶漉しフィルター12を入れる。茶漉しフィルター12の上面開口周縁に形成された鍔12aが、急須1の蓋受口6の内周側に形成された茶漉しフィルター受口11に係止されるので、茶漉しフィルター12はその底面が急須1の内部底面から少し浮いた状態で支持される。
茶漉しフィルター12の内部側に、例えば緑茶の葉を適量入れる。これに例えば熱湯を注ぐ。熱湯が注がれると、茶漉しフィルター12の内部側に入れられた茶葉は、いわゆる踊りながら茶漉しフィルター12の内部側で拡散する。
この場合において、袋に入れられた茶類の葉は、袋の内部が狭いため、熱湯を注いでも、袋の内部でいわゆる踊りながら拡散できないので、葉に含まれるエキスを満遍なく抽出させることができないが、茶漉しフィルター12の内部側で踊りながら拡散する茶葉は熱湯と十分に交わるために、茶葉に含まれるエキスが満遍なく熱湯に溶け出す。
溶け出したエキスは熱湯によって拡散し、茶漉しフィルター12の側周面及び底面に形成された多数のメッシュ孔を通過して、茶漉しフィルターの外側に抽出される。このとき、メッシュ孔の孔径よりも小さな一部の微細な葉はメッシュ孔を通り抜けて茶漉しフィルター12の外側に流出するが、メッシュ孔の孔径よりも大きい茶葉はメッシュ孔によって遮られて、茶漉しフィルター12の外側に漏れ出ることはない。
それから、湯飲みに茶湯を入れるために、急須1の取っ手5を手で掴んで急須1を持ち上げて、注ぎ口部3側を下向きに傾けて湯飲み内に茶湯を注ぐ。急須1内の茶湯は注ぎ口部3を流下して、その先端部分の下面側に形成された注ぎ口4から湯飲み内に注がれる。
この場合において、急須1の内部底面側に残っている茶湯を湯飲みに注ごうとして、急須1を略垂直に傾けると、急須1の蓋7も上下向きになり、このとき蓋7の下端となる部分は前部側の蓋受周縁壁面8に当接する。蓋受周縁壁面8の上部側には小凸部9が形成されているため、蓋7の下端部分はこの小凸部9が障壁となって、それ以上、移動して蓋受口6から外れて湯飲み側に落下することはない。
また、急須1を垂直よりもさらに傾かせて、上下向きに傾いている蓋7の上端を転倒させようとする力が働いても、蓋7の上端となる蓋受口6の後部側には後部蓋止めカバー10が設けられているので、この後部蓋止めカバー10に蓋7の上端側の上面が当接して、転倒するのが防がれて、蓋7が誤って湯飲みの中に落ちたり、その周囲に落ちるのを防ぐことができる。
このように、蓋受口6の前部側の蓋受周縁壁面8の上部側に形成された小凸部9と、蓋受口6の後部側に設けられた後部蓋止めカバー10によって、急須1を過度に傾けても、急須1の蓋7が蓋受口6から外れて落下するのを確実に防ぐことができる。
なお、この考案は上記考案を実施するための形態に限定されるものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
1 急須
2 急須本体
3 注ぎ口部
4 注ぎ口
5 取っ手
6 蓋受口
7 蓋
8 蓋受周縁壁面
9 小凸部
10 後部蓋止めカバー
11 茶漉しフィルター受口
12 茶漉しフィルター
12a 鍔

Claims (2)

  1. 急須の注ぎ口部となる側の蓋受口の前部側の蓋受周縁壁面を略垂直に形成し、蓋受口の表面から蓋の周縁側の厚みより高い上側部分の上記周縁壁面に、釉薬によって僅かの厚みを有する緩やかな小凸部を形成し、注ぎ口部の反対側となる蓋受口の後部側に、蓋の周縁の上面側の一部を隙間をあけて上側から覆う高さ位置に後部蓋止めカバーを設けたことを特徴とする急須。
  2. 急須の注ぎ口部となる側の蓋受口の前部側の蓋受周縁壁面を略垂直に形成し、蓋受口の表面から蓋の周縁側の厚みより高い上側部分の上記周縁壁面に、釉薬によって僅かの厚みを有する緩やかな小凸部を形成し、注ぎ口部の反対側となる蓋受口の後部側に、蓋の周縁の上面側の一部を隙間をあけて上側から覆う高さ位置に後部蓋止めカバーを設け、急須本体の前部側に設けられる注ぎ口部の先端部分の下面側に注ぎ口を下向きに開口形成し、急須本体の後部側面に、後部側面の上部から後方の延びながら下向きに曲がる取っ手を設けたことを特徴とする急須。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022224784A1 (ja) * 2021-04-22 2022-10-27 株式会社AO Labo. 飲料抽出器

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