JP3174826B2 - 原動機付自転車の補機類配置構造 - Google Patents

原動機付自転車の補機類配置構造

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JP3174826B2 JP29955294A JP29955294A JP3174826B2 JP 3174826 B2 JP3174826 B2 JP 3174826B2 JP 29955294 A JP29955294 A JP 29955294A JP 29955294 A JP29955294 A JP 29955294A JP 3174826 B2 JP3174826 B2 JP 3174826B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ペダル軸及び補助駆動
用原動機を備えたペダル走行可能の原動機付自転車の補
機類配置構造に関し、特にバッテリ等の補機類を配設す
るための構造に関する。 【0002】 【従来の技術】メインパイプとシートポストとを大略V
字形に形成してなる車体フレームの下端部にペダル軸を
配置し、シートポストの上端に鞍型シートを備えたペダ
ル走行 可能の原動機付自転車において、例えば前照灯用
バッテリ,荷物収容用キャリアバスケット,さらには補
助駆動用原動機としてのガソリンエンジン用燃料タンク
あるいはモータ電源用バッテリ等々各種の補機類を備え
る場合がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで上記補機類を
備える場合には、その配置構造をどのようにするかが問
題となる。特に、上述のV型フレームを備えた原動機付
自転車では、後輪廻りを簡素化して軽快なイメージを得
たいというデザイン上の要請があるが、例えば後輪を覆
う後フェンダ上にキャリアバスケットを配設した場合は
このようなデザイン上の要請には応えられない。 【0004】またキャリアバスケットを備える場合に
は、例えばゴルフクラブ,傘等の長尺物は、従来のキャ
リアバスケットは上下方向にそれほど長くは形成されて
いないことから、そのまま収容するのは困難であり、ゴ
ムバンド等で固定する必要がある。 【0005】さらにまた、上記各種の補機類の配置構造
の如何によっては、重量バランスがくずれて重心が車体
中心から前後何れかに偏り、原動機付自転車本来の走行
感覚が損なわれてしまうという懸念もある。さらにまた
上記V型フレームにおけるV空間はシートに着座する場
合にメインパイプを跨ぐ足通し空間として機能するもの
であるから、該空間に補機類を配置するとそれだけ足通
し空間が狭められ、乗降性が低下することが考えられ
。 【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、特に、メインパイプとシートポストにより側
面視略V字型の上方に開放された足通し空間を形成し
て、デザインを重視し、且つ乗降性の低下を回避するフ
レームを採用し、このようなデザインと乗降性の観点か
ら、メインパイプに沿って大重量の第1補機類としての
バッテリーが配置されるという新規な構造の原動機付自
転車において、バッテリーの上記配置により発生する車
体の重心が前方に大きくずれてしまうという問題点を、
上記デザイン及び乗降性を害することなく、しかもでき
る限り大容量の第2補機類を配置できるようにしつつ解
消したい、という新規な課題を解決することを目的とす
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、後下
がりのメインパイプの後部に上方に延びるシートポスト
を固着して側面視略V字型の上方に開放された足通し空
間を形成し、上記シートポストの上部と後輪支持部材と
を左、右一対のバックステーで接続してなる車体フレー
ムを備え、上記シートポストの上端に鞍型シートを装着
し、上記車体フレームの下端付近に後輪駆動用のペダル
軸を配置し、第1補機類としてのバッテリをその長手方
向が上記メインパイプの軸線と略平行となるよう該メイ
ンパイプに沿って該メインパイプの前部側より後下がり
に配置したペダル走行可能の原動機付自転車の補記類配
置構造において、上記シートポストと後輪との間に第2
補機類を、その上部が上記バックステーに近接するよう
配置し、上記第1,第2補機類の下縁を側面視でペダル
の回転軌跡内に臨ませるとともに、側面視で上記第2補
機類の上端部の全領域の上方を適宜距離だけ離間して上
記鞍型シートで覆ったことを特徴としている。 【0008】ここで本発明における第2補機類には、上
述のように各種のものが対象となり、例えば荷物を収容
するキャリアバスケット等の物品収容容器(請求項2の
発明)、燃料タンク(請求項3の発明)等が対象となる
が、これに限定されるものではない。例えば補助駆動
原動機としてモータを採用する場合には、該モータを第
2補機類としてシートポストと後輪との間に配置し、該
モータの出力を後輪に補助的に供給することも可能であ
る。 【0009】 【作用】本発明に係る原動機付自転車の補機類配置構造
では、メインパイプに沿って第1補機類としてのバッテ
リを配置するとともに、シートポストと後輪との間の比
較的上下方向に長い空間に第2補機類を配置するように
したので、後輪用フェンダの上方に補機類を配置する必
要がなくなり、後輪回りのデザインを簡素化できる。 【0010】また各種の補機類をV型フレームのメイン
パイプ側とシートポスト側とに振り分け、しかも各補機
類の下縁が側面視でペダルの回転軌跡内に臨むほどV型
フレームの中央に近接させて配置したことから、補機類
の配置に起因する重量バランスのくずれ、ひいては重心
の偏りを抑制でき、操縦性を向上でき、原動機付自転車
本来の走行感覚を損なうことがない。この場合にバッテ
リをその長手方向がメインパイプの軸線と略平行となる
よう後下がりメインパイプに沿って配置し、しかも第2
補機類をシートポストの後側に配置したので、V字型の
足通し空間がバッテリ、第2補機類によって狭められる
ことはなく、シート前方を跨いでの乗降性の低下を回避
できる。またバッテリをメインパイプの前部側からペダ
ルの回転軌跡内に臨む位置まで長く配置するようにした
ので、バッテリの容量を大きく確保できる。さらにまた
第2補機類の上部をバックステーに近接するように配置
し、下端部をペダルの回転軌跡内に臨ませたので該第2
補機類の配置スペースを大きく確保できる。また第2補
機類の上部はバックステー付近に位置しているから転倒
時にはこのバックステーが第2補機類の上部の保護部材
として機能する。そしてまたこの第2補機類の上部はバ
ックステーに近接するように配置し、また、側方からみ
て第2補機類の上端部の全領域の上方を、適宜距離だけ
離間して鞍型シートで覆っているので、第2補機類がシ
ートの高さ以上に延長することはなく、また、シート後
方に突出することもないので、シート後方を跨いで着座
する場合に第2補機類が足に当たることはなく、第2補
機類がシート後方を跨いでの乗降性を損なうこともな
い。また側方からみて第2補機類の上端部の全領域の上
方を、適宜距離だけ離間して鞍型シートで覆ったので、
第2補機類に雨等がかかり難い。 【0011】例えば請求項2の発明のように、シートポ
ストと後輪との間の空間に第2補機類としての物品収容
容器を配置した場合は、該空間が上下に長いことから該
収容容器を上下に長い形状に形成することが容易であ
り、その結果長尺物の積載も容易である。 【0012】また請求項3の発明のように、シートポス
トと後輪との空間に第2補機類としての燃料タンクを配
置した場合は、タンク形状を該空間に沿った形状とする
ことにより、タンク容量を増大できる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図に基づいて説
明する。図1ないし図7は、請求項1,2の発明に係る
一実施例(第1実施例)によるペダル走行可能の原動機
付自転車における補機類配置構造を説明するための図で
ある。 【0014】図において、1はペダル走行可能の原動機
付自転車としてのペダル付自動二輪車であり、該自動二
輪車1の車体フレーム2は、丸形鋼管製のメインパイプ
3の前端部に操舵軸筒4を固着し、後端部に上方に延び
る丸形鋼管製のシートポスト5を略V字状をなすように
立設してなるV型フレームである。ここで上記車体フレ
ーム2のV型空間は、メインパイプ3を跨いでシート2
0に着座する場合に足を通す足通し空間となっている。
また上記シートポスト5の上部には左,右一対のバック
ステー6の上端が接続固定されており、該バックステー
6の下端部はリヤアーム(後輪支持部材)6aの後端部
に接続されたギヤケース6bに接続固定されている。 【0015】上記操舵軸筒4に回動自在に支持された前
フォーク7の下端には前輪8が、上端には操向ハンドル
9がそれぞれ装着されている。また、上記リヤアーム6
aの後端に接続されたギヤケース6bにより後輪12が
回転自在に支持されており、この後輪12,前輪8の上
部は円弧状の後フェンダ12a,前フェンダ8aによっ
て覆われている。 【0016】また上記メインパイプ3とシートポスト5
との接続部にはエンジン10が吊設されている。該エン
ジン10のクランクケース10aの後端には上記リヤア
ーム6aの前端が接続固定され、これにより上記後輪1
2を支持するリヤフレームが構成されている。また、上
記エンジン10の出力軸(図示せず)は、上記リヤアー
ム6a内に挿入配置された駆動シャフトの前端に傘歯車
機構を介して連結されており、これによりエンジン回転
が上記駆動シャフト,及びギヤケース6b内の傘歯車機
構を介して後輪12に伝達されるようになっている。な
お、10bは排気管,10cは気化器である。 【0017】また上記エンジン10の上記クランクケー
ス10aにはペダル軸11が車幅方向に貫通するように
かつ回転自在に挿入配置されている。該ペダル軸11の
左,右突出端部にはクランク11aが接続されており、
該クランク11aの先端部には足踏ペダル11bが回転
自在に装着されている。該足踏ペダル11bから入力さ
れた踏力は上記駆動シャフトを介して後輪12に伝達さ
れるようになっている。 【0018】ここで、本実施例では、上記エンジン10
の動力を後輪12に伝達するか、又は足踏ペダル11b
からの踏力を後輪12に伝達するかを切り替えるように
なっているが、勿論、エンジン動力とペダル踏力とを合
成した上で後輪に伝達するようにしても良い。 【0019】上記シートポスト5の上端には鞍型シート
20が装着され、またメインパイプ3とシートポスト5
との接続部上側、つまりV字形空間の底部には燃料タン
ク13が装着されている。この燃料タンク13は鋼板製
で潤滑油収容部を内蔵する形式のものである。 【0020】上記メインパイプ3内には第1補機類とし
ての補助電源(バッテリ)を収容するためのケース14
が挿入されている。このケース14は樹脂製円形パイプ
からなり、該ケース14にはその全長に渡って凸条のリ
ブ14a,14bが形成されている。該ケース14は上
記リブ14a,14bを設けたことによりメインパイプ
3内の上側に偏心している。また上記リブ14aの溝部
にメインパイプ3内に突設された位置決め突起3aが係
合しており、これによりケース14が上記偏心位置に回
転不能に位置決されている。 【0021】そして上記ケース14の下面とメインパイ
プ3との間の空間は配線スペースとなっており、ワイヤ
ハーネス15a,気化器等の操作ケーブル15bが配線
されている。また、上記ケース14内には補助電源とし
ての多数の乾電池16が収容されており、またメインパ
イプ3の後端には開閉蓋17aが螺着され、該開閉蓋1
7aと上記後端の乾電池16との間には導電用スプリン
グ17bが介設されている。また、上記メインパイプ3
のケース14より前側部分に切換スイッチ18が配設さ
れている。この切換スイッチ18は上記補助電源から前
照灯19への電力供給をオン,オフするためのものであ
る。 【0022】そして、上記シートポスト5と上記後フェ
ンダ12aとの間は上下に長い空間となっており、この
空間には第2補機類としてのキャリアバスケット21
が、左,右のバックステー6,6の間を通って上方から
挿入され、配置されている。このバスケット21は小径
の丸棒を所定形状に折り曲げ、相互に溶接接合してなる
篭状のもので、車両側方から見て、車両前後方向寸法よ
り上下方向寸法が大幅に長い、上記空間形状に沿った縦
長の形状になっている。 【0023】また上記キャリアバスケット21の上端に
は開口21aが形成され、底面にはトレイ21bが挿入
固定されている。上記開口21aは、上方に向いてお
り、かつ上記バックステー6より上方に位置している。
またこのキャリアバスケット21の前面の上,下2箇所
には取付けブラケット21cが固着され、このブラケッ
ト21cはシートポスト5の背面に形成された支持ブラ
ケット5aにボルト締め固着されている。 【0024】さらにまた、上記シートポスト5と後輪1
2との間の空間の最底部には、他の第2補機類としての
上記エンジン10用バッテリ10dが配設されている。
このバッテリ10dは、上述の補助電源用バッテリに比
較して大型でかつ大重量のものである。 【0025】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例構造では、V型フレームのメインパイプ3
内に第1補機類としての前照灯用バッテリ(乾電池)1
6を該パイプ3に沿って多数個配置するとともに、シー
トポスト5と後輪12との間の空間に第2補機類として
のキャリアバスケット21及びエンジン用バッテリ10
dを配置したので、補機類を後輪12の上方に配置する
必要がなくなり、該後輪12の回りを簡素化でき、軽快
なイメージのデザインが実現できる。 【0026】また本実施例では、第1補機類としての前
照灯用バッテリ16と第2補機類としてのキャリアバス
ケット21とを、メインパイプ3側とシートポスト5側
に振り分けて配置したので、例えばバスケットを第1図
に二点鎖線で示すように前照灯19の上に配置した場合
に比較して重量バランスの崩れを抑制でき、重心の前側
への偏りを抑制できる。またこの場合、比較的大重量の
エンジン用バッテリ10dについては、上記シートポス
ト5と後輪12との間の空間の最底部にかつエンジンに
近接させて配置したので、上記重量バランスに支障をき
たすことはなく、むしろ低重心化に寄与する。 【0027】また上記シートポスト5と後フェンダ12
aとの間の比較的上下に長い空間にキャリアバスケット
21を配設するとともに該バスケット21の上端の物品
出し入れ用の開口21aをバックステー6より上方に位
置させたので、このバスケット21を上下方向に長い形
状にすることができ、ゴルフクラブ22等の長尺物でも
容易に積載でき、またこの場合、上下方向に起立状態で
収容できるので従来構造における場合のようなゴムバン
ド等で固定する必要はない。さらにまた上記開口21a
をシート20により覆われるように、且つ該シート20
の適宜距離を開けた下方に位置させたので、キャリアバ
スケット21に雨水がかかり難くすることができる。 【0028】また、キャリアバスケット21自体の取り
付け、取り外しにあたっては該バスケット21を左,右
のバックステー6,6の間を通って上下に出し入れ可能
であり、該バスケット21の取り付け,取り外し作業が
容易である。 【0029】ここで従来は、前照灯用の補助電源を備え
る場合は、後輪の側面,キャリアバスケットの下方等に
専用スペースを別途に確保していたが、本実施例ではメ
インパイプ3内に樹脂製ケース14を挿入してこれを収
容スペースとしたので、乾電池の収容のための専用スペ
ースを別途に確保する必要はなく、またこのケース14
を偏心させたので、ワイヤハーネス15a等の配線スペ
ースも同時に確保でき、さらに上記ケース14内への雨
水の侵入を防止でき、耐久性を向上できる。 【0030】図8ないし図10は、請求項1,3の発明
の一実施例(第2実施例)を説明するための図であり、
本実施例は、上記第2補機類が燃料タンクである場合の
例であり、図中、図1〜図7と同一符号は同一又は相当
部分を示す。 【0031】23は第2補機類としての燃料タンクであ
り、該タンク23は、シートポスト5と後フェンダ12
aとの間の空間に配設されている。この燃料タンク23
は、左半部23aと右半部23bとをそれぞれの接続フ
ランジ部23c同士を溶接することにより接合してな
り、上記空間に沿う上下方向に長い縦長形状のものであ
る。 【0032】上記接合フランジ部23cの前側の上,下
2箇所がシートポスト5の支持ブラケット5aに、後側
の下端1箇所が後フェンダ12aの支持ブラケット12
bにボディ締め固定されている。 【0033】本実施例においても、上記第1実施例と同
様に、後輪上方に補機類を配置する必要がなくなって軽
快なイメージのデザインを実現でき、また重量バランス
の崩れを抑制できる効果がある。また本実施例では、燃
料タンク23をバックステー6の上方まで延ばし、上端
に給油口23dを設けるとともに上記上下に長い空間に
沿った形状としたので、タンク容量を容易に拡大でき
る。そしてこの場合、例えばメインパイプとシートポス
トとで形成されるV字形空間内に燃料タンクを配置した
場合のように乗降性が損なわれるということはない。 【0034】なお、上記実施例では、第2補機類がキャ
リアバスケット,燃料タンクである場合を説明したが、
本発明における第2補機類としては、上記以外の各種の
ものが採用可能である。例えば、上記補助駆動源として
ガソリンエンジンの代わりに電動モータを採用した場合
には、該モータ及び制御ユニットを第2補機類として上
記シートポストと後輪との間に配置することも可能であ
る。この場合、上記制御ユニットは上記空間内のモータ
上側に配置し、該モータ用バッテリは上記メインパイプ
に沿わせて配置することが望ましい。このバッテリは勿
論、メインパイプ内に収容する必要は必ずしもなく、要
はメインパイプに沿うように配置すれば上述の効果が得
られる。 【0035】また上記実施例では、補助駆動用原動機が
ガソリンエンジンである場合を説明したが、本発明にお
ける補助駆動用原動機として電動モータを採用してもよ
い。 【0036】 【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
原動機付自転車の補機類配置構造によれば、請求項1記
載の構成を採用することにより、特に、メインパイプと
シートポストにより側面視略V字型の上方に開放された
足通し空間を形成して、デザインを重視し、且つ乗降性
の低下を回避するフレームを採用し、このようなデザイ
ンと乗降性の観点から、メインパイプに沿って大重量の
第1補機類としてのバッテリーが配置されるという新規
な構造の原動機付自転車において、バッテリーの上記配
置により発生する車体の重心が前方に大きくずれてしま
うという問題点を、上記デザイン及び乗降性を害するこ
となく、しかもできる限り大容量の第2補機類を配置で
きるようにしつつ解消したい、という新規な課題を解決
することができる。即ち、第2補機類をシートポストと
後輪との間に配置するとともに、その下縁を側面視でペ
ダルの回転軌跡内に臨ませる構成を採用することによ
り、バッテリーとの重量バランスをとりつつ、第2補機
類を上記V字型の空間に配置することなく大容量の補機
類をデザイン及び乗降性を損なうことなしに配置するこ
とができるようになり、また大きな第2補機類を原動機
付自転車の下部に配置することとなるため、例えば自転
車に電動機をつけたような原動機付自転車でも、その重
心位置を充分に下げることができ、安定性のよい原動機
付自転車とすることができるとともに、操縦性が安定
し、しかも、万が一転倒したときでもこれを引き起こす
ことが容易となる。 【0037】また、この第2補機類の上部が上記バック
ステーに近接するよう配置し、側面視で上記第2補機類
の上端部の全領域の上方を適宜距離だけ離間して上記鞍
型シートで覆った構造を採用することにより、第2補機
類をペダルの回転軌跡内に臨ませた下端の位置からその
上方に延びる大きな空間を利用して配置でき、しかも、
鞍型シートから外方に突出せず、シートの後方を跨いで
着座する場合に第2補機類に足に引っかかることがな
く、乗降性のよい構成とすることができるとともに、原
動機付自転車の重心位置のむやみな上昇を防ぐことがで
き、安定性のよい原動機付自転車とすることもできる。
なお、側方から見て第2補機類の上端部の全領域の上方
が鞍型シートで覆われているので、第2補機類に雨がか
かるのを防止できる効果もある。 【0038】また請求項2の発明によれば、シートポス
トと後輪との間の上下に長い空間に第2補機類としての
物品収容容器を配置したので、該空間の形状に沿って収
容容器を上下に長く形成することが容易であり、その結
果長尺物でも容易に積載できる効果がある。 【0039】また請求項3の発明によれば、シートポス
トと後輪との空間に第2補機類としての燃料タンクを配
置したので、タンク形状を容易に該空間に沿った上下に
長い形状とすることができ、タンク容量を増大できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】請求項1,2の発明に係る第1実施例による
動機付自転車の補機類配置構造を説明するための側面図
である。 【図2】上記第1実施例のキャリアバスケットの分解斜
視図である。 【図3】上記第1実施例のキャリアバスケットの断面平
面図である。 【図4】上記第1実施例構造の補助電源収容部の断面側
面図である。 【図5】上記第1実施例構造の補助電源収容部のスイッ
チ部分の平面図である。 【図6】上記第1実施例構造の補助電源収容部のスイッ
チ部分の横断面図である。 【図7】上記第1実施例構造の補助電源収容部の横断面
図である。 【図8】請求項1,3の発明の第2実施例による原動機
付自転車の補機類配置構造を説明するための側面図であ
る。 【図9】上記第2実施例構造の燃料タンク部分の平面図
である。 【図10】上記第2実施例構造の燃料タンク部分の断面
平面図である。 【符号の説明】 1 ペダル付き自動二輪車(原動機付自転車) 2 車体フレーム 3 メインパイプ 5 シートポスト 11 ペダル軸 16 乾電池(第1補機類) 20 鞍型シート 21 キャリアバスケット(物品収容容器第2補機類) 23 燃料タンク(第2補機類)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.後下がりのメインパイプの後部に上方に延びるシー
    トポストを固着して側面視略V字型の上方に開放された
    足通し空間を形成し、上記シートポストの上部と後輪支
    持部材とを左、右一対のバックステーで接続してなる車
    体フレームを備え、上記シートポストの上端に鞍型シー
    トを装着し、上記車体フレームの下端付近に後輪駆動用
    のペダル軸を配置し、第1補機類としてのバッテリをそ
    の長手方向が上記メインパイプの軸線と略平行となるよ
    う該メインパイプに沿って該メインパイプの前部側より
    後下がりに配置したペダル走行可能の原動機付自転車の
    補機類配置構造において、上記シートポストと後輪との
    間に第2補機類を、その上部が上記バックステーに近接
    するよう配置し、上記第1,第2補機類の下縁を側面視
    でペダルの回転軌跡内に臨ませるとともに、側面視で上
    記第2補機類の上端部の全領域の上方を適宜距離だけ離
    間して上記鞍型シートで覆ったことを特徴とする原動機
    付自転車の補機類配置構造。 2.請求項1において、上記第2補機類が、物品収容容
    器であることを特徴とする原動機付自転車の補機類配置
    構造。 3.請求項1において、原動機としてのガソリンエンジ
    ンを備えており、上記第2補機類が、上記エンジン用燃
    料タンクであることを特徴とする原動機付自転車の補機
    類配置構造。
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