JP3174663B2 - 多重化サーバ方式における通信システム - Google Patents

多重化サーバ方式における通信システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の従局に対する通
信サービスを複数の主局によって行うようにした多重化
サーバ方式における通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、主局に障害が発生した場合であ
っても従局に対する端末通信サービスに支障を来たすこ
とのないよう、複数の主局を具えた二重化通信システム
が公知である。従来におけるこの種の二重化システム
は、例えば、現用系システムと予備系システムとを用意
しておき、各システムの作動状態を監視することによ
り、自システムまたは相手側システムに支障が発生した
とき、現用系システムと予備系システムとの切り換えを
行うように構成されている(例えば、特公昭58−41
535号公報、特開昭61−224757号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種の二重化システムでは、端末サービスを行っている現
用系システムに障害が発生した場合、これを適宜の手段
で検知し、以後予備系システムに切り替えて端末通信サ
ービスを継続する構成であるから、予備系システムは現
用系システムが正常に作動している間は待機状態とな
り、端末通信サービスを行うことがなく、システム全体
の稼働効率が低いという問題点を有している。
【0004】この問題を解決するため、複数の主局の夫
々に担当すべき従局を割り当て、各主局と各従局との間
の通信を1つの通信路を切り替えることにより行い、こ
れによりシステムの信頼性を確保しつつ、その稼動効率
を向上させるようにした通信システムが考えられる。こ
の場合、いずれかの主局で障害が発生するとその主局が
担当すべき従局を、他の正常動作している主局に割り当
てすることで通信システム全体の動作を維持継続するこ
とができる。しかしながら、上述した通信システムにあ
っては、構築された所要の通信システムの内に、主局の
数に対応した複数の独立した通信網が構成されてしま
い、従局全ての状況を一元的に管理するのに不便である
という不具合を生じる。
【0005】本発明の目的は、したがって、複数の主局
に従局を割り当て、各主局とそれに対応する従局との間
の通信を1つの通信路を切り替えることにより行うよう
にした通信システムにおいて、従局の一元管理を容易に
行うことができるようにした、多重化サーバ方式におけ
る通信システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
本発明によれば、複数の主局の夫々が全ての従局が
接続されている1つの通信路を切り換えながら前記全て
の従局のうち各主局毎に割り当てられた担当従局のみと
前記通信路を用いて通信可能なように構成された多重化
サーバ方式における通信システムにおいて、前記複数の
主局のいずれのポーリングにも応答することができる共
通従局が前記通信路に接続されていることを特徴とする
多重化サーバ方式における通信システムが提案される
【0007】
【作用】1つの通信路に全ての従局が接続されており、
これらの従局を複数の主局の夫々に割り当てて分担さ
せ、各主局は自己に割り当てられた従局のみと該通信路
の切り換えによって通信可能となるようにして多重化サ
ーバ方式による通信が行われる。該通信路には、複数の
主局のいずれのポーリングにも応答することができる共
通従局が接続されており、複数の主局により別々に管理
されている複数の従局を、通信システムの構成を何ら複
雑にすることなしに、この共通従局によって極めて容易
に一元管理することができる。さらに、異なる主局によ
って担当されている従局間におけるデータ伝送がこの共
通従局を介して可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明による、多重化サーバ方式
における通信システムの一実施例の構成を概略的に示す
図であり、この通信システム1は、通信路2に接続され
ている複数の従局である端末装置T1、T2、・・・、
TN及び共通端末装置TCに対して、複数の主局である
サーバ装置からポーリング通信によって所要の端末通信
サービスを行う構成となっている。本実施例では、機
能、構成が全く同じである第1及び第2サーバ装置4、
5が主局として設けられており、第1及び第2サーバ装
置4、5と通信路2との間の接続状態は通信切替装置6
によって制御され、これらのサーバ装置4、5は、この
通信路2を通信切替装置6によって切り替えて使用する
ことができる。
【0010】本実施例の通信システム1では、第1サー
バ装置4は奇数の添字を有する端末装置T1、T3、・
・・、TN及び共通端末装置TCとの通信を担当してお
り、第2サーバ装置5は偶数の添字を有する端末装置T
2、T4、・・・、T(N−1)及び共通端末装置TC
との通信を担当している。したがって、共通端末装置T
Cは第1及び第2サーバ装置4、5のいずれとも通信可
能であるが、その他の端末装置T1乃至TNは予め定め
られたサーバ装置との間でしか通信を行うことができな
い。このため、例えば、端末装置T1から第2サーバ装
置5及び第2サーバ装置5が担当している端末装置T
2、T4、・・・、T(N−1)に対してデータ要求が
あっても、通信できないこととなるが、このような担当
割当を確立しておくことにより、各サーバ装置の負荷を
一定とし、各端末装置への通信サービスを円滑に行うこ
とができる。
【0011】図2を参照すると、第1サーバ装置4は、
通信サービスのために必要なデータ及びその他の所要の
データを蓄えておくためのデータ記憶装置11、制御C
PU12、担当する端末装置及び共通端末装置(以下、
単に担当端末と言う)との間の通信のための制御を行う
端末通信制御部13、及び第1サーバ装置4の担当端末
を示すデータである担当端末テーブルをストアしておく
ためのメモリ14を備えており、これらはデータバス1
5に図示の如く接続されている。上記説明から判るよう
に、メモリ14内にストアされている担当端末テーブル
には、端末装置T1、T3、・・・、TN及び共通端末
装置TCが示されている。なお、符号16で示されるの
は、第1サーバ装置4の各部に必要な電力を供給するた
めの電源装置である。
【0012】端末通信制御部13は、サーバ装置から担
当端末への信号伝送のための送信線41に所要の信号を
送出するための送信回路17、送信回路17と送信線4
1との間に設けられたゲート回路18、担当端末からサ
ーバ装置への信号伝送のための受信線42からの信号を
受信するための受信回路19を具えている。これらの各
回路17、18、19には、通信切替装置6から後述の
如くして出力される通信許可信号が制御線43を介して
入力されており、通信切替装置6から通信許可信号が与
えられた場合にのみこれらの回路17、18、19が作
動可能状態とされ、第1サーバ装置4と所要の担当端末
との間の通信が可能となる。
【0013】端末通信制御部13は、さらに、通信権要
求部20とタイマ監視部21とを有しており、後述の如
くして制御CPU12から通信要求があると、通信権要
求部20はこれに応答して自己の通信権要求信号を出力
し、この通信権要求信号はタイマ監視部21を介して制
御線44に送り出され、通信切替装置6に送られる。
【0014】上記では、第1サーバ装置4の構成につい
て説明したが、担当端末が端末装置T2、T4、・・
・、T(N−1)及び共通端末装置TCであることを示
す担当端末テーブルがメモリ14にストアされることを
除いて、第2サーバ装置5も第1サーバ装置4と全く同
様に構成されているので、その詳しい説明は省略する。
図1において、第2サーバ装置5に接続されている入出
力線には、第1サーバ装置4の場合に与えたのと同一の
符号をその対応する入出力線に付してある。図1から判
るように、送信線41及び受信線42は通信切替装置6
内において通信路2と接続されている。
【0015】図1に示される通信切替装置6は、制御線
43、44と接続されている通信権判定部61を有して
おり、各サーバ装置の通信権要求部20から通信要求信
号が出力された場合、後述するようにしていずれのサー
バ装置に通信権を与えるべきかを判定し、通信権を与え
るべきサーバ装置に対し制御線43を介して通信許可信
号を出力する構成となっている。本実施例では、第1サ
ーバ装置4と第2サーバ装置5とに対して交互に通信許
可を与える構成となっており、各サーバ装置は、通信許
可信号が与えられる毎に自己の担当する担当端末を所定
の順序でポーリングし、所要の端末通信サービスを実行
することができる。
【0016】次に図3を参照して通信切替装置6による
通信権の付与動作について説明する。図3の(a)に示
される第1サーバ装置4からの通信権要求信号Aと、図
3の(b)に示される第2サーバ装置5からの通信権要
求信号Bが通信権判定部61に入力されると、通信権判
定部61では、先にレベルが立ち上がっている方の通信
権要求信号を受け入れ、対応するサーバ装置に対し通信
許可信号C又はDを出力する構成となっている。この通
信許可信号は対応する制御線43に高レベルの信号を発
生させることにより出力される。
【0017】図3の例に即して説明すれば、時刻t=t
1において通信権要求信号Aのみが高レベルとなること
に応答して第1サーバ装置4の制御線43に通信許可信
号Cが出力される。この通信許可信号Cは、第1サーバ
装置4の制御線43に出力され第1サーバ装置4がいず
れかの端末装置に対し端末通信サービスEを行う。t=
t2において第1サーバ装置4の通信が完了し、一旦、
通信権要求信号Aのレベルが低レベル状態となると、こ
の間第2サーバ装置5からずっと出力されていた通信権
要求信号Bに応答して通信権判定部61から通信許可信
号Dがt=t2において第2サーバ装置5の制御線43
に出力される。このため、t=t2から第2サーバ装置
5に通信権が与えられ、第2サーバ装置5は所要の端末
装置に対し端末通信サービスEを行うことができる。t
=t3においては、第2サーバ装置5の通信が完了し通
信権要求信号Bのレベルを一旦低レベルに落とすため、
t3において通信権が再び第1サーバ装置4に戻される
ことになる。なお、両サーバ装置4、5のタイマ監視部
21は、それぞれの通信権要求信号A、Bが一定時間以
上とならないように監視・制限を行うものである。
【0018】このように、通信切替装置6により、第1
及び第2サーバ装置4、5に対して所定のルールに従っ
て通信権が交互に与えられ、通信権を与えられたサーバ
装置は後述するようにして端末装置とポーリング通信を
行うことになる。通信切替装置6の構成は上述した構成
に限定されるものではなく、他の公知の切替え方法を用
いてこれを行ってもよいことは勿論である。
【0019】次に、図4を参照して端末装置T1の構成
について説明する。端末装置T1は、受信データ等を記
憶しておくためのメモリ22、制御CPU23、この端
末装置に固有のアドレスコードを設定するためのサムホ
イールスイッチ等から成る公知のアドレス設定スイッチ
24、サーバ装置から端末装置へ送られてきたデータを
受信するための受信回路25、所定のサーバ装置へデー
タを送信するための送信回路26、これらを相互に接続
するための内部バス27を有している。符号28で示さ
れるのは端末装置T1内の各部へ所要の電力を供給する
ための電源装置である。
【0020】受信回路25は、送信線41を介して送ら
れてきた直列データを並列データに変換するための直並
列変換部29と、直並列変換部29からの出力に応答
し、受信されたデータが自己の端末装置宛であるか否か
をアドレス設定スイッチ24の設定内容と比較して判定
するためのアドレス判定部30と、自己の端末装置宛の
受信データを一旦ストアするための受信データバッファ
部31とを有し、受信データバッファ部31に蓄積され
た受信データは内部バス27を介して制御CPU23に
一旦取り込まれ、しかる後、メモリ22にストアされ
る。
【0021】一方、送信回路26は制御CPU23で用
意された送信データを受け取って蓄積しておくための送
信データバッファ部32と、送信データバッファ部32
から供給される送信データを並直列変換して受信線42
に送出するための並直列変換部33とを有している。
【0022】上記では、端末装置T1の構成について説
明したが、他の端末装置T2、T3、・・・、TN及び
共通端末装置TCの各構成もこれと同様であるから、こ
れらの装置の構成について同様の説明を繰り返すことは
省略する。なお、アドレス設定スイッチ24について
は、各端末装置T1、T2、・・・、TN及び共通端末
装置TCにおいて、全て異なるアドレス値を設定し、自
己の端末装置宛の受信データを識別できるようにしてお
く。
【0023】図5は、図1に示す通信システム1におい
て、サーバ装置と端末装置との間で行われるデータ伝送
のために使用される中継伝文のフレーム形式を示す図で
ある。図5の(A)に示されるように、このフレーム形
式はHDLCフレーム形式となっており、フラグシーケ
ンスF、アドレス判定用のアドレスフィールドA、コン
トロールフィールドC、インフォメーションフィールド
I、及びフレームチェックシーケンスFCSが図示の如
く配列されて成っている公知の構成である。ここで、イ
ンフォメーションフィールドIは、図5の(B)に示さ
れるように、ポーリング及び各種応答の区別を示すデー
タ区分エリア51と、中継伝文の宛先端末のアドレスを
示す相手先端末アドレスエリア52と、中継伝文を依頼
した端末のアドレスを示す発信元端末アドレスエリア5
3と、所要の伝送情報が配列される送信内容データエリ
ア54とから成っている。
【0024】次に、このフレーム形式に従って、サーバ
装置と端末装置との間、及びサーバ装置と共通端末装置
との間で通信を行わせるため、各装置にストアされてい
る制御プログラムについて説明する。
【0025】図6は、第1サーバ装置4における通信処
理プログラムの概略を示すフローチャートである。この
通信処理プログラム70はメモリ14内にストアされて
おり、所定の時間間隔で実行される。通信処理プログラ
ム70の実行が開始されると、ステップ71で先ずメモ
リ14内にストアされている担当端末テーブルを読出
し、本実施例では奇数添字を有する端末装置T1、T
3、・・・、TNを担当しているため、ステップ72で
端末装置T1への通信サービスが実行され、次のステッ
プ73で端末装置T3への通信サービスが実行される。
このように、第1サーバ装置4の担当装置に対して順次
通信サービスが実行され、ステップ7nで端末装置TN
への通信サービスが完了すると、ステップ7cで共通端
末装置TCへの通信サービスが行われる。すなわち、第
1サーバ装置4は、その担当端末に対して所定の順序で
通信サービスを繰り返し行う。
【0026】図7は、第2サーバ装置5における通信処
理プログラムの概略を示すフローチャートである。この
通信処理プログラム80は第2サーバ装置5内の所定の
メモリ14内にストアされており、所定の時間間隔で実
行される。通信処理プログラム80の実行が開始される
と、ステップ81で先ずメモリ14内にストアされてい
る担当端末テーブルを読出し、本実施例では偶数添字を
有する端末装置T2、T4、・・・、T(N−1)を担
当しているため、ステップ82で端末装置T2への通信
サービスが実行され、次のステップ83で端末装置T4
への通信サービスが実行される。このように、第2サー
バ装置5の担当端末に対して順次通信サービスが実行さ
れ、ステップ8mで端末装置T(N−1)への通信サー
ビスが完了すると、ステップ8cで共通端末装置TCへ
の通信サービスが行われる。すなわち、第2サーバ装置
5は、担当端末に対して所定の順序で通信サービスを繰
り返し行う。
【0027】図8には、図6、図7の各ステップにおい
て実行される通信サービスの詳細を示す詳細フローチャ
ートが示されている。このフローチャートについて説明
すると、先ずステップ91でサーバ内に現在通信サービ
スを行っている担当端末宛の中継伝文があるか否かが判
別される。サーバ内に担当端末宛の中継伝文がない場合
にはステップ91の判別結果はNOとなり、ステップ9
2に入り、ここで中継伝文なしのポーリング送信が実行
され、ステップ93に入る。
【0028】ステップ93では、端末側からの中継伝文
要求があるか否かが判別される。中継伝文要求がない場
合にはステップ93の判別結果はNOとなり、この通信
サービスの実行が終了する。ステップ93で中継伝文の
要求があると判別されると、ステップ93の判別結果は
YESとなり、ステップ94に入る。ステップ94で
は、インフォメーションフィールドI内の相手先端末ア
ドレスエリア52を参照し、その中継伝文要求が自己の
担当端末宛のものか否かが判別され、その判別結果がN
Oの場合にはこの要求は無視され、この通信サービスの
実行が終了する。
【0029】一方、ステップ94の判別結果がYESと
なるとステップ95に入り、ここで担当端末へ許可応答
の送信が実行される。次いで、ステップ96に進み、担
当端末から中継伝文を受信し、ステップ97で担当端末
へ確認応答を送信する。ステップ98では受信された中
継伝文を一時的にメモリに記憶するなどして保持し、こ
のプログラムの実行が終了する。なお、ステップ98で
一時記憶された中継伝文は相手先端末アドレス52で示
された担当端末に中継されることとなる。
【0030】次に、ステップ91の判別結果がYESと
なった場合について説明する。この場合は、ステップ9
9で中継伝文ありのポーリング送信が行われ、ステップ
100で担当端末からの許可応答があったか否かが判別
される。許可応答がない場合にはステップ100の判別
結果はNOとなり、ステップ101でエラー処理が実行
された後、このプログラムの実行が終了する。
【0031】ステップ100の判別結果がYESとなる
とステップ102に進み、ここで中継伝文を送信し、ス
テップ103において担当端末からの確認応答の有無が
判別される。確認応答が得られるとステップ103の判
別結果はYESとなり、このプログラムの実行が終了す
る。ステップ103で確認応答が得られないと、その判
別結果はNOとなり、ステップ101においてエラー処
理が実行された後、このプログラムの実行が終了する。
【0032】図8を参照して説明した通信サービスの内
容は、図6、図7に示す各ステップの通信サービスに適
用されるものである。
【0033】図9には、各端末装置及び共通端末装置に
おいて実行される通信処理プログラムを示すフローチャ
ートが示されており、以下、このフローチャートを参照
しながら、これらの各種端末装置における通信処理手順
について説明する。
【0034】端末装置において実行される通信処理プロ
グラム110の実行が開始されると、先ずステップ11
1においてこの端末装置を担当すべきサーバ装置からの
ポーリングを受信し、ステップ112でポーリングの区
分が中継伝文あり又は中継伝文なしかを判定し、サーバ
装置経由の中継伝文の有無がチェックされる。サーバ装
置経由の中継伝文がある場合にはステップ112の判別
結果がYESとなり、ステップ113に入り、ここでサ
ーバ装置への許可応答の送信が実行される。次いで、ス
テップ114に進み、中継伝文を受信し、ステップ11
5でサーバ装置へ確認応答を送信する。次のステップ1
16では、受信された中継伝文を処理し、このプログラ
ムの実行が終了する。
【0035】次に、ステップ112の判別結果がNOと
なった場合について説明する。この場合は、ステップ1
17に入り、ここで、この端末装置から他の端末装置又
は共通端末装置への中継伝文の有無が判別される。他の
端末装置又は共通端末装置への中継伝文ありの場合には
ステップ118に入り、サーバ装置へ相手先端末アドレ
ス52及び発信元端末アドレス53を設定した中継伝文
ありのポーリング応答送信が実行され、ステップ119
に進む。ステップ119ではサーバ装置からの許可応答
の有無が判別され、許可応答がある場合にはステップ1
19の判別結果がYESとなり、ステップ120で中継
伝文の送信が実行される。そして、ステップ121でサ
ーバ装置からの確認応答が得られることによりその判別
結果がYESとなった場合、このプログラムの実行が終
了する。
【0036】一方、ステップ119又は121の判別結
果がNOであると、ステップ123に入り、エラー処理
が実行され、しかる後、このプログラムの実行が終了す
る。また、ステップ117の判別結果がNOであると、
ステップ122においてサーバ装置へ中継伝文なしのポ
ーリング応答送信が実行され、このプログラムの実行が
終了する。
【0037】上記説明から判るように、通常、第1サー
バ装置4又は第2サーバ装置5のいずれかが、通信切替
装置6によって通信路2と接続され、第1サーバ装置4
が端末装置T1、T3、・・・、TN及び共通端末装置
TCを順次ポーリングする。一方、第2サーバ装置5
は、端末装置T2、T4、・・・、T(N−1)及び共
通端末装置をTCを順次ポーリングする。各サーバ装置
は、図8に示す手順に従って、サーバ装置から自己の担
当端末への中継伝文要求の有無、及び自己の担当端末か
らサーバ装置への中継伝文要求があるか否かを判別し、
このような中継伝文要求があった場合には、所要の中継
伝文の送信、受信等を実行する。
【0038】一方、各端末装置及び共通端末装置にあっ
ては、図9に示す手順に従って、サーバ装置経由で受信
すべき中継伝文の有無、及び他端末装置への中継伝文の
有無が判別され、これらの判別結果に従って中継伝文の
受信処理及び又は送信処理が実行される。
【0039】したがって、この構成によれば、共通端末
装置TCは、サーバ装置4、5のいずれに対しても中継
伝文要求を行うことができるので、この通信システム1
における全ての端末装置T1乃至TNの情報、及び第1
及び第2サーバ装置4、5に関する情報を収集すること
が可能である。しかるに、共通端末装置TCにおいて、
通信システム1のあらゆる情報を一元管理することがで
きる。また、端末装置Tkと端末装置T(k−1)との
間で伝文の送信が必要とされる場合であっても、第1及
び第2サーバ装置4、5のいずれからも応答拒否を受け
ることのない共通端末装置TCを経由させることによ
り、端末装置TkとT(k−1)との間で伝文の授受を
行うことができる。
【0040】このことを図10、図11に示すシーケン
ス図に基づいて詳細に説明する。先ず、図10に基づ
き、第1サーバ装置4とその担当端末との間の通信手順
に関し、端末装置T1の中継伝文が第1サーバ装置4を
介して共通端末装置TCに伝送されるシーケンスについ
て説明する。
【0041】第1サーバ装置4から端末装置T1に対し
ポーリング(中継伝文なし)が実行されると、これに対
し、中継伝文ありのポーリング応答が端末装置T1から
第1サーバ装置4に対して行われる。第1サーバ装置4
は、このポーリング応答を受けて、中継伝文を送信して
もよい旨の許可応答を端末装置T1に送り、この結果、
端末装置T1からは、第1サーバ装置4を経由して共通
端末装置TCに伝送されるべき中継伝文が第1サーバ装
置4に送信される。第1サーバ装置4が中継伝文を受信
した後、端末装置T1に対して中継伝文を受信したこと
を確認するための確認応答が第1サーバ装置4から送信
される。これにより、第1サーバ装置4による端末装置
T1に対する通信サービスが終了する。
【0042】第1サーバ装置4は、共通端末装置TCに
対する通信サービスタイミングにおいて、中継伝文あり
のポーリングを行い、これに応答して共通端末装置TC
から第1サーバ装置4に向けて許可応答が送られると、
端末装置T1から受け取った中継伝文が共通端末装置T
Cに送信される。中継伝文の受信により、共通端末装置
TCから第1サーバ装置4に向けて確認応答が送信さ
れ、これにより、共通端末装置TCに対する通信サービ
スが終了する。
【0043】次に、図11のシーケンス図を参照しなが
ら、共通端末装置TCに保存されている中継伝文を第2
サーバ装置5を経由して端末装置T2に送信するシーケ
ンスについて説明する。
【0044】第2サーバ装置5から共通端末装置TCに
対しポーリング(中継伝文なし)が実行されると、これ
に対し、中継伝文ありのポーリング応答が共通端末装置
TCから第2サーバ装置5に対して行われる。第2サー
バ装置5は、このポーリング応答を受けて、中継伝文を
送信してもよい旨の許可応答を共通端末装置TCに送
り、この結果、共通端末装置TCからは、第2サーバ装
置5を経由して端末装置T2に伝送されるべき中継伝文
が第2サーバ装置5に送信される。第2サーバ装置5が
中継伝文を受信した後、共通端末装置TCに対して中継
伝文を受信したことを確認するための確認応答が第2サ
ーバ装置5から送信される。これにより、第2サーバ装
置5による共通端末装置TCに対する通信サービスが終
了する。
【0045】第2サーバ装置5は、端末装置T2に対す
る通信サービスタイミングにおいて、中継伝文ありのポ
ーリングを行い、これに応答して端末装置T2から第2
サーバ装置5に向けて許可応答が送られると、共通端末
装置TCから受け取った中継伝文が第2サーバ装置5か
ら端末装置T2に送信される。中継伝文の受信により、
端末装置T2から第2サーバ装置5に向けて確認応答が
送信され、これにより、端末装置T2に対する通信サー
ビスが終了する。
【0046】上記では、端末装置間のデータ伝送のシー
ケンスについて詳述したが、この説明から、共通端末装
置TCが全ての端末装置から所要の情報を受け取ること
ができることが容易に理解される。したがって、共通端
末装置TCは端末装置T1乃至TNの各情報をサーバ装
置を経由して容易に収集することができ、この通信シス
テム1の管理を共通端末装置TCにおいて一元的に行う
ことができる。
【0047】上記実施例では、第1及び第2サーバ装置
4、5を、通信切替装置6を介して、端末装置が接続さ
れている通信路2に接続する構成としたが、この通信切
替装置6を用いることは必ずしも必要ではない。例え
ば、第1サーバ装置4、第2サーバ装置5、端末装置T
1乃至TN、及び共通端末装置TCを、ローカルエリア
ネットワークの如き共通の伝送路に接続し、各サーバ装
置によって担当端末をポーリングする構成とすることも
できる。さらに、サーバ装置は2つに限定されるもので
はなく、2つ以上のサーバ装置を用いるシステムにも本
発明を適用することができるものである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、複数の主局の夫々が1
つの通信路を切り換えながら各主局毎に割り当てられた
担当従局のみと通信可能なように構成された多重化サー
バ方式における通信システムにおいて、複数の主局のい
ずれのポーリングに対しても応答できる共通従局を設け
たので、複数の主局により別々に管理されている複数の
従局を、通信システムの構成を何ら複雑にすることなし
に、この共通従局によって極めて容易に一元管理するこ
とができる。さらに、共通従局を設けたことにより、異
なる主局によって担当されている従局間におけるデータ
伝送がこの共通従局を介して可能となるため、任意の2
つの従局間のデータ伝送が主局間での直接通信を必要と
することなく可能となり、主局間の通信路、或いは従局
間の通信路も全く必要としない。この結果、簡単な構成
で、各主局、従局間の処理順位を乱すことなしに、共通
従局におけるシステムの一元管理、及び従局間通信を実
現することができ、コストを増大させることなく、通信
システムの機能の大幅な向上を図ることができる。ま
た、共通従局は通信路に接続されていればよいので、共
通従局は必ずしも主局の近くに配設する必要はなく、設
置箇所に関する自由度が高いという利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多重化サーバ方式における通信シ
ステムの一実施例の構成を概略的に示す概略構成図。
【図2】図1の第1サーバ装置の詳細構成を示すブロッ
ク図。
【図3】図1の通信切替装置による通信路の切替動作を
説明するための信号波形図。
【図4】図1の端末装置の構成を示すブロック図。
【図5】図1に示す通信システムで用いられているデー
タ伝送のために使用される中継伝文のフレーム形式を示
す図。
【図6】図1の第1サーバ装置の担当端末に対する通信
サービス処理のため、第1サーバ装置の制御CPUで実
行される通信処理プログラムを示すフローチャート。
【図7】図1の第2サーバ装置の担当端末に対する通信
サービス処理のため、第2サーバ装置の制御CPUで実
行される通信処理プログラムを示すフローチャート。
【図8】図6、図7の各ステップにおいて実行される各
端末に対する通信サービスのための処理を説明するため
の詳細フローチャート。
【図9】各端末装置及び共通端末装置の制御CPUにお
いて実行される通信処理プログラムを示すフローチャー
ト。
【図10】第1サーバ装置とその担当端末との間で実行
される中継伝文伝送のシーケンスの一例を示すシーケン
ス図。
【図11】第2サーバ装置とその担当端末との間で実行
される中継伝文伝送のシーケンスの一例を示すシーケン
ス図。
【符号の説明】
1 通信システム 2 通信路 4 第1サーバ装置 5 第2サーバ装置 6 通信切替装置 T1乃至TN 端末装置 TC 共通端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊神 和典 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブ ラザー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−144337(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の主局の夫々が全ての従局が接続さ
    れている1つの通信路を切り換えながら前記全ての従局
    のうち各主局毎に割り当てられた担当従局のみと前記通
    信路を用いて通信可能なように構成された多重化サーバ
    方式における通信システムであって、前記複数の主局の
    いずれのポーリングにも応答することができる共通従局
    が前記通信路に接続されていることを特徴とする多重化
    サーバ方式における通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102201675B1 (ko) * 2019-04-16 2021-01-11 김성수 매트리스 분해 시스템

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