JP3173623U - 破砕型標的具 - Google Patents
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Abstract
【課題】弾丸が命中した破砕型標的は破砕片となって標的支持体から飛散するので、弾丸の的中を射撃位置から容易に確認できるし、構成が簡単で極めて安価であり、標的支持体への標的の取着作業も容易で、更に破砕片は生分解するので環境汚染の無い破砕型標的具を提供する。
【解決手段】標的支持体1は、紙製のシート状支持材2と、シート状支持材2に形成する切込みにより周方向に離間して設けた複数の標的支持部3とから構成してある。各標的支持部3は、シート状支持材2から先端側にかけて起立可能な3個の係止片5からなり、先端側外面は破砕型標的11と同色の黒色着色面にしてある。生分解性プラスチックであるポリヒドロキシブチレートにより成形した破砕型標的11は、各係止片5に外縁側11Aを係止することにより係着する。
【選択図】図4
【解決手段】標的支持体1は、紙製のシート状支持材2と、シート状支持材2に形成する切込みにより周方向に離間して設けた複数の標的支持部3とから構成してある。各標的支持部3は、シート状支持材2から先端側にかけて起立可能な3個の係止片5からなり、先端側外面は破砕型標的11と同色の黒色着色面にしてある。生分解性プラスチックであるポリヒドロキシブチレートにより成形した破砕型標的11は、各係止片5に外縁側11Aを係止することにより係着する。
【選択図】図4
Description
本考案は、ライフル銃、その他の各種の銃による射撃に用いる標的に関し、殊に被弾による破砕片が生分解することで環境汚染を解消し、破砕片の除去作業を不要にする破砕型標的具に関する。
例えば、ライフル銃による射撃の標的具には、標的面が黒色、裏面が白色の金属製標的を白色の標的板に横方向に回転可能なように上下の位置で枢支し、弾丸が当った標的は反転して白色の裏面が表れるようにした反転型標的具、標的板に例えば両面粘着シートを用いて陶器製或いは合成樹脂製の破砕型標的を貼着し、弾丸が当った標的が破砕するようにした貼着型標的具が使用されている。また、弾丸が命中した標的は破壊されることなく落下するようにしたソフトエアガン用バイアスロン式ターゲット装置(特許文献1)が提案されている。
特許文献1の反転型標的具は、弾丸の当たり場所によっては標的が180度確実に反転しないために射撃位置からは弾丸の命中を誤認する欠点、標的の取着が面倒という欠点がある。また、貼着型標的具は、命中によって破砕した標的の破砕片の一部が標的ボードに貼着したままの状態になり、大きい破砕片が残った場合には射撃位置から確実に命中したかを確認できないという欠点がある。また、特許文献1に記載の装置は、構成が複雑で、高価であり、取扱いが簡便でないといった欠点がある。
また、特許文献2の破砕型標的具は、弾丸が命中した標的は破砕片となって標的支持体から確実に飛散するので弾丸の命中を射撃位置から容易に確認できるし、簡単な構成なので極めて安価であると共に、標的支持体への標的の取着が容易であり、しかも径の異なる破砕型標的も使用することができるという幾多の優れた点を有する。しかし、破砕片は標的支持体の下の地面に落下したままで環境を汚染することから、その解消のための除去作業を要するという未解決の問題点ある。
本考案は上述した従来技術の欠点や未解決の問題点に鑑みなされたものである。即ち、弾丸が命中した破砕型標的は破砕片となって標的支持体から確実に飛散するので弾丸の命中を射撃位置から容易に確認できるし、簡単な構成からなるので極めて安価であると共に、標的支持体への標的の取着が容易であり、また径の異なる破砕型標的も使用することができる。しかも被弾による破砕片が生分解することで環境汚染を解消し、破砕片の除去作業を不要にできる破砕型標的具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成した本考案は、標的支持体は、シート状支持材と、該シート状支持材に形成する切込みにより周方向に離間して設けた複数の標的支持部とから構成し、破砕型標的は該各標的支持部に外縁側を係止することにより保持するようにし、かつ該破砕型標的は生分解性硬質プラスチックにより成形したことにある。
そして、前記各標的支持部は、前記シート状支持材から先端側にかけて起立可能な係止片からなる。
また、前記シート状支持材は、強度性のある紙類で成形するとよい。
また、前記係止片は、前記破砕型標的の外縁側に重なる先端側外面を該破砕型標的と同色の着色面にするとよい。
更に、前記シート状支持材に、前記標的支持部の内側に位置して小径の破砕型標的を取着する第2の標的支持部を設けるとよい。
また、前記破砕型標的は、ポリヒドロキシブチレートにより成形するとよい。
本考案は上述の如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)標的支持体は、破砕型標的の外縁側を複数の標的支持部で係止して保持する構成にしたから、弾丸が命中した破砕型標的の破砕片は確実に飛散するので、射撃位置から命中の有無を容易に、確実に確認することができる。
(2)破砕型標的は生分解性硬質プラスチックにより成形したから、被弾による破砕片は生分解することで環境を汚染することがないし、破砕片の除去作業が不要なので維持費を低減できる。
(3)各標的支持部は、シート状支持材に形成する切込みによる係止片からなるから、標的具としての構成が単純で、安価であるし、標的支持体に破砕型標的を取着する作業が極めて容易であり、効率的に行うことができる。
(4)シート状支持材は、強度性のある紙類で成形することで、破砕型標的を確実に保持することができ、しかも従来の標的具に比べて費用を大幅に低減できる。
(5)標的支持部を構成する係止片は、破砕型標的の外縁側と重なる先端側外面を破砕型標的と同色の着色面にすることにより、視覚上破砕型標的にとけ込むことで照準時や射撃時の視覚上での障害になる事態を解決してある。
(6)シート状支持材に標的支持部の内側に位置して小径の破砕型標的を取着する第2の標的支持部を設けたから、標的支持体は径の異なる破砕型標的にも用いることができ、立射と伏射の両方の射撃方法での使用、射撃精度を向上するための使用といった種々の使い方が可能である。
(7)破砕型標的は、硬度の高いポリヒドロキシブチレートにより成形するから、破砕型標的は被弾により確実に破砕し、しかも破砕片は自然に分解するので環境汚染が無いし、破砕片を除去する作業を不要にできる。
(1)標的支持体は、破砕型標的の外縁側を複数の標的支持部で係止して保持する構成にしたから、弾丸が命中した破砕型標的の破砕片は確実に飛散するので、射撃位置から命中の有無を容易に、確実に確認することができる。
(2)破砕型標的は生分解性硬質プラスチックにより成形したから、被弾による破砕片は生分解することで環境を汚染することがないし、破砕片の除去作業が不要なので維持費を低減できる。
(3)各標的支持部は、シート状支持材に形成する切込みによる係止片からなるから、標的具としての構成が単純で、安価であるし、標的支持体に破砕型標的を取着する作業が極めて容易であり、効率的に行うことができる。
(4)シート状支持材は、強度性のある紙類で成形することで、破砕型標的を確実に保持することができ、しかも従来の標的具に比べて費用を大幅に低減できる。
(5)標的支持部を構成する係止片は、破砕型標的の外縁側と重なる先端側外面を破砕型標的と同色の着色面にすることにより、視覚上破砕型標的にとけ込むことで照準時や射撃時の視覚上での障害になる事態を解決してある。
(6)シート状支持材に標的支持部の内側に位置して小径の破砕型標的を取着する第2の標的支持部を設けたから、標的支持体は径の異なる破砕型標的にも用いることができ、立射と伏射の両方の射撃方法での使用、射撃精度を向上するための使用といった種々の使い方が可能である。
(7)破砕型標的は、硬度の高いポリヒドロキシブチレートにより成形するから、破砕型標的は被弾により確実に破砕し、しかも破砕片は自然に分解するので環境汚染が無いし、破砕片を除去する作業を不要にできる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は標的支持体、2は該標的支持体1を構成するシート状支持材を示し、該シート状支持材2は強度性があり、表面2Aが白色の紙を横長の長方形に成形したものからなる。3、3、・・は、前記シート状支持材2の表面2Aに横方向に離間して設けた複数個、本実施の形態では5個の標的支持部を示す。該各標的支持部3は、後述する破砕型標的11の直径と同径の外輪線4Aと、その内側に表した内輪線4Bとからなる位置表示輪4と、該位置表示輪4の周方向に120度の間隔を存し、位置表示輪4の中心に向けてシート状支持材2に形成した略台形状の3個の係止片5、5、5とから構成してある。
該各係止片5は、前記外輪線4Aの外側から前記内輪線4Bに向けてシート状支持材2に略ハ字状に形成した左右一対の縦切込み5A、5Aと、内輪線4B上に位置して形成し、該両縦切込み5A、5Aの先端に連結する横切込み5Bとから構成してある。このような構成からなる3個の係止片5、5、5は、シート状支持材2から先端側5Cにかけて起立可能になっている。
6は各係止片5の先端側5Cの外面で、外輪線4Aと内輪線4Bに囲まれる部分に設けた黒色着色面で、該黒色着色面6は破砕型標的11と同じ黒色に着色して成形してあり、破砕型標的11に対して係止片5の先端側5Cが視覚上とけ込むようにして照準時や射撃時の障害にならないようにしてある。
更に、7は、位置表示輪4の内側に位置してシート状支持材2の表面2Aに設けた小径標的支持部を示す。該小型標的支持部7は、後述する破砕型標的11を小径にした破砕型小径標的(図示せず。)の輪郭と同径に表した外輪線8Aと、その内側に表した内輪線8Bとから形成した位置表輪8と、該位置表示輪8の周方向に120度の間隔を存し、位置表示輪8の中心に向けて形成した略台形状の3個の係止片9、9、9とから構成してある。
該各係止片9は、前記外輪線8Aの外側から内輪線8Bに向けてシート状支持材2に略ハ字状に形成した左右一対の縦切込み9A、9Aと、前記内輪線8B上に位置して形成し、該両縦切込み9A、9Aの先端に連結する横切込み9Bとから構成してある。そして、3個の係止片9、9、9は位置表示輪8の中心に向いており、シート状支持材2から先端側9Cにかけて起立可能になっている。10は各係止片9の先端側9C表面に着色した黒色着色面である。このように、各係止片9は係止片5と同様に構成してある。
更に、11は直径が115mm、厚さが3mmの黒色の円板からなる大径の破砕型標的を示す。該破砕型標的11は生分解性プラスチック、本実施の形態では硬度の高いポリヒドロキシブチレートで成形することにより、外周縁11A側の端に弾丸が当たっても全体が破砕して飛散するので、標的への命中を容易に、確実に確認することができる。
そして、破砕型標的11は、ポリヒドロキシブチレートにカーボン粉を混合して成型し、或いは成型後に塗料を塗布することで黒色に着色してある。なお、図3及び図4では、作図の線や符号引出し線を示すために係止片5の先端側5C及び破砕型標的11は黒色に替えて便宜上灰色に表してある。また、例えば伏射により射撃を行う場合の標的には、破砕型小径標的を用いており、該破砕型小径標的は直径が45mm、厚さが3mmの円板からなり、大径の破砕型標的11と同じ素材と製法で成形してある。
本実施の形態からなる破砕型標的具は上述の構成からなるもので、シート状支持材2は、地盤に立設する木製の標的ボード13に画鋲やピン等の留め具14、14、・・で取着する。そして、シート状支持材2に破砕型標的11を係着する場合は、3個の係止片5、5、5の先端側5Cを引き起し、各係止片5とシート状支持材2の間に形成した空隙に破砕型標的11の外周縁11Aを嵌合させる。これにより、破砕型標的11は3個の係止片5、5、5によって周方向に3点で係止するから、シート状支持部2に確実に、かつ安全性良く支持された状態になる。
射撃した弾丸が破砕型標的11に命中すると、破砕型標的11は衝撃によって破砕し、多数の破砕片になってシート状支持材1から飛散する。この場合、破砕型標的11は外周縁11Aが周方向の3点で支持されているだけであるから、各破砕片は係止片5に保持されることなくシート状支持材2から確実に飛散する。かくして、弾丸が破砕型標的11に確実に命中したことを正確に、速やかに確認することが出来る。
破砕型小径標的を第2の小径標的支持部7に係着して射撃した場合の破砕現象や飛散状況は上記と同じであるから、その詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態では、外輪線4A(8A)と内輪線4B(8B)からなる位置表示輪4(8)をシート状支持材2に表したが、位置表示輪4(8)は各係止片5(9)をシート状支持材2に設ける場合と、破砕型標的11を係着させる際の位置の目安とするものであり、シート状支持材2に必ずしも明示して設ける必要はない。
また、本考案に係る破砕型標的具は、ライフル銃の標的具に限らずエアライフル銃等、弾丸で標的を射撃する銃器の標的具として用いることができるものである。
1 標的支持体
2 シート状支持材
3、7 標的支持部
5、9 係止片
6、10 黒色着色面
11 破砕型標的
2 シート状支持材
3、7 標的支持部
5、9 係止片
6、10 黒色着色面
11 破砕型標的
Claims (6)
- 標的支持体は、シート状支持材と、該シート状支持材に形成する切込みにより周方向に離間して設けた複数の標的支持部とから構成し、破砕型標的は該各標的支持部に外縁側を係止することにより保持するようにし、かつ該破砕型標的は生分解性硬質プラスチックにより成形してなる破砕型標的具。
- 前記各標的支持部は、前記シート状支持材から先端側にかけて起立可能な係止片からなることを特徴とする請求項1記載の破砕型標的具。
- 前記シート状支持材は、強度性のある紙類で成形してあることを特徴とする請求項1記載の破砕型標的具。
- 前記係止片は、前記破砕型標的の外縁側に重なる先端側外面を該破砕型標的と同色の着色面にしてあることを特徴とする請求項2記載の破砕型標的具。
- 前記シート状支持材に、前記標的支持部の内側に位置して小径の破砕型標的を取着する第2の標的支持部を設けてあることを特徴とする請求項1記載の破砕型標的具。
- 前記破砕型標的は、ポリヒドロキシブチレートにより成形したものであることを特徴とする請求項1記載の破砕型標的具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007112U JP3173623U (ja) | 2011-12-01 | 2011-12-01 | 破砕型標的具 |
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