JP3172797U

JP3172797U - 太陽光線集光装置

Info

Publication number: JP3172797U
Application number: JP2011006364U
Authority: JP
Inventors: 努松田
Original assignee: 努松田
Priority date: 2011-05-16
Filing date: 2011-10-11
Publication date: 2012-01-12
Anticipated expiration: 2021-10-11

Abstract

【課題】小型で設置も容易な太陽光線集光装置を提供することを課題とする。
【解決手段】凸レンズ（１）と、その凸レンズ（１）から出た光線を受ける凹レンズ（２）を備える。凹レンズ（２）の凸レンズ（１）と反対側の焦点が凸レンズ（１）の焦点付近に位置するように配置されている。凹レンズ（２）を通った太陽光線を直接又は反射鏡（３）を介して集光部（４）に導く。
【選択図】図１

Description

本考案は、比較的小規模な装置で太陽光を集めて有効利用するための太陽光線集光装置に関するものである。

近年、エネルギーの有効活用、環境保護の点から太陽光線を有効に利用することが求められている。太陽光線を効率的に利用するためには、太陽光線を集めて強い光線とすることが望ましい。太陽光線を集める手段としては凸レンズを用いることが知られている。これによれば太陽光線を１点に集中させるように集めることができる。

特開平７−２９７４４１号公報

しかしながら、凸レンズのみで太陽光線を集めて太陽熱発電等を行おうとすると、巨大な凸レンズが必要となる。また、凸レンズの設置場所と光線が集まる焦点との間も大きく離さなくてはならず、装置自体が大規模になってしまうという問題がある。そこで、本考案は太陽光線を集光して容易に利用できる小型の装置を得ることを課題とする。

本考案の太陽光線集光装置は、凸レンズ（１）と、該凸レンズ（１）から出た光線を受ける凹レンズ（２）を備え、該凹レンズ（２）の該凸レンズ（１）と反対側の焦点が該凸レンズ（１）の焦点付近に位置するように配置されており、該凹レンズ（２）を通った太陽光線を直接又は反射鏡（３）を介して集光部（４）に導くことを特徴とする。

本考案によれば、小型の装置により効率的に太陽光線を集光して利用することができる。狭いスペースにも設置できるため、設置場所の自由度は高い。

図１は本考案の原理を説明した図である。

以下、本考案を好適な実施例を用いて説明する。

図１は本考案の原理を説明した図であり、同図において（１）は凸レンズ、（２）は凹レンズである。

太陽光線は凸レンズ（１）により狭い範囲に集められる。凸レンズ（１）の焦点の付記には凹レンズ（２）が配されている。凹レンズ（２）の凸レンズ（１）と反対側の焦点が、凸レンズ（１）の焦点の付近に位置するように配置すると効率がよい。

凸レンズ（１）で集められた光線は凹レンズ（２）に入る。凹レンズ（２）を通った光線は平行又は集約しながらも拡散しない強い太陽光線となる。

この強くなった太陽光線を集光部（４）において利用する。集光部（４）としては太陽熱発電装置、太陽光発電装置、加熱装置、照明装置等が考えられる。

凹レンズ（２）からの光線は直接集光部（４）に照射するようにしても良いが、反射鏡（３）で反射させることにより集光部（４）に導いても良い。

凸レンズ（１）と凹レンズ（２）とをセットにし、それを複数セット用いて反射鏡（３）を介して集光部（４）に集光させることもできる。個々の凸レンズ（１）と凹レンズ（２）は大きくする必要はなく、比較的小さなものを複数セット用いることにより広範囲の太陽光線を集めることができる。

本考案の太陽光線集光装置は従来のような巨大なレンズを必要せず、比較的小さな凸レンズ（１），凹レンズ（２）を組み合わせた小型の装置なので大きな設置スペースを必要としない。そのため、民家の屋上のみならず、ビルの壁面や空き地等に並べて設置することもできる。更に凸・凹レンズ・反射光の向きを自動で瞬時に制御できれば、海上に浮かべて利用することも考えられる。

本装置によって集めた強い太陽光線は、太陽光発電や太陽熱発電に利用できる。又、太陽光線を用いた加熱装置や照明装置にも利用することができる。

１凸レンズ
２凹レンズ
３反射鏡
４集光部

Claims

凸レンズと、該凸レンズから出た光線を受ける凹レンズを備え、該凹レンズの該凸レンズと反対側の焦点が該凸レンズの焦点付近に位置するように配置されており、該凹レンズを通った太陽光線を直接又は反射鏡を介して集光部に導くことを特徴とする太陽光線集光装置。