JP3171773U - ティッシュボックスおよびその組み立てセット - Google Patents

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Abstract

【課題】ポケットティッシュ又はティッシュペーパーを取出口に向けて押し上げる機能を備えたティッシュボックスにおいて、取出口から抜き取るティッシュにかかる摩擦力を従来よりも軽減し、ティッシュが破れるおそれを軽減したティッシュボックスを提供する。また、外観も楽しめるティッシュボックスを提供する。【解決手段】容器1内のポケットティッシュP又はティッシュペーパーTを取出口4に向けて押し上げる機構を備えたティッシュボックスにおいて、取出口4のある蓋2の裏面に、当該蓋2の裏面とポケットティッシュP又はティッシュペーパーTとの間に介在するスペーサ12,12を設けた。【選択図】図2

Description

本考案は、ティッシュボックスに係り、特に、ポケットティッシュ又はティッシュペーパーをティッシュの取出口に向けて押し上げる構造を備えたティッシュボックスに関する。
この種の従来例として、特許文献1では、ポケットティッシュを載せる、おさえ板と、ティッシュ取出口のある上蓋とをゴムで連結し、当該おさえ板と上蓋との間に、ポケットティシュを挟み込む構造を開示している。これによると、ティッシュペーパー(以下適宜「ティッシュ」と略述する)が減るごとに、ゴムの弾性力により、おさえ板がポケットティッシュを上蓋に向けて押し上げる。このため、ティッシュの量が減っても、取出口からティッシュを取り出しやすい。また、新品であるか、途中まで使ったものであるか、又は袋が破れてしまったものであるかに関わらず、ポケットティッシュを束ねてボックスに入れて使用することができる。
しかし、この構造では、ポケットティッシュを補充する際、ゴムの弾性力に抗して、おさえ板と上蓋との間を押し広げ、そうしながら、その広げた間にポケットティッシュを押し込まなければならず、手間がかかる。また、ポケットティッシュが上蓋に直接接触し押し付けられるので、ティッシュペーパーを取出口から取り出すときに、ティッシュにかかる摩擦力が大きくなり、無理に引き出すとティッシュペーパーが破れてしまうおそれが高い。
また、特許文献2では、ティッシュボックスの底面に設けられた紙バネが、当該紙バネの上に置かれたポケットティッシュを取出口に向けて押し上げる構造を開示している。
しかし、この文献では、ポケットティッシュをティッシュボックスの側面から補充するようになっており、紙バネを底面に押し下げながら、できた隙間にポケットティッシュを挿入する必要があり、やはり手間がかかる。また、特許文献1と同様に、ポケットティッシュがボックスの天井に直接接触し押し付けられるので、ティッシュペーパーを取出口から抜くときに、ティッシュにかかる摩擦力が大きくなり、無理に引き抜くとティッシュペーパーが破れてしまうおそれが高い。
また、特許文献3では、ティッシュボックスの底面に設けられた弾性部材が、当該弾性部材の上に置かれたティッシュを取出口に向けて押し上げる構造を開示している。ティッシュを補充する際は、ティッシュボックス上部の蓋を開け、ティッシュを弾性部材の上に重ねればよいので、特許文献1および2に比べ、ティッシュの補充は容易に行うことができると考えられる。
しかし、特許文献1および2と同様に、ティッシュが上蓋に直接接触し押し付けられるので、ティッシュペーパーを取出口から抜くときに、ティッシュにかかる摩擦力が大きくなり、無理に引き抜くとティッシュペーパーが破れてしまうおそれが高い。
また、特許文献4では、収納ケースの内部において、ポケットティッシュを載置する載置板を収納ケースの内壁に輪ゴムで吊った構造を開示している。ティッシュを補充する際は、収納ケース上部の開口からポケットティッシュを押し込んで載置板の上に重ねればよいので、特許文献1および2に比べ、ティッシュの補充は容易に行うことができると考えられる。
しかし、特許文献1乃至3と同様に、ポケットティッシュが上蓋に直接接触し押し付けられるので、ティッシュペーパーを取出口から抜くときに、ティッシュにかかる摩擦力が大きくなり、無理に引き抜くとティッシュペーパーが破れてしまうおそれが高い。また、収納ケースの内壁に載置板を吊るにあたり、内壁にゴムを止めるための孔およびスリットを4ヶ所加工しなければならない。
また、特許文献1乃至4に開示された各ティッシュボックスは、いずれも外観に工夫が無く、見て楽しめる外観にはなっていない。
登録実用新案第3119442号公報 登録実用新案第3152104号公報 登録実用新案第3016609号公報 特開平08−143073号公報
本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、ポケットティッシュ又はティッシュペーパーを取出口に向けて押し上げる機能を備えたティッシュボックスにおいて、取出口から抜き取るティッシュにかかる摩擦力を従来よりも軽減し、ティッシュが破れるおそれを軽減したティッシュボックスを提供することを課題とする。
また、本考案は、外観も楽しめるティッシュボックスを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本考案では、容器内のポケットティッシュ又はティッシュペーパーを取出口に向けて押し上げる機構を備えたティッシュボックスにおいて、取出口のある蓋の裏面に、当該蓋の裏面とポケットティッシュ又はティッシュペーパーとの間に介在するスペーサを設ける、という構成を採っている。
これによると、取出口からティッシュを引き出す際、ティッシュが蓋の裏面によって動きを規制されないため、ティッシュにかかる摩擦力の増大が抑えられ、引き出すティッシュが破れてしまうおそれが従来よりも低減される。
また、ティッシュボックスの外面に、模様を表示するカードを収容可能なカードポケットを設ける。また、ティッシュボックスの外面にシールにより模様を付する。
本考案によれば、ポケットティッシュ又はティッシュペーパーを取出口に向けて押し上げる機能を備えたティッシュボックスにおいて、取出口から抜き取るティッシュにかかる摩擦力を従来よりも軽減し、ティッシュが破れるおそれを軽減したティッシュボックスを提供することができる。
また、本考案によれば、外観も楽しめるティッシュボックスを提供することができる。
本考案の第1実施形態によるティッシュボックスの外観を示す斜視図。 図1に示すティッシュボックスのポケットティッシュ押し上げ機構の構造を示す構成図。 第1実施形態の変形例を示す構成図。 本考案の第2実施形態によるティッシュボックスの外観を示す斜視図。 図4に示すティッシュボックスのティッシュ押し上げ機構の構造を示す構成図。 第1実施形態および第2実施形態に示したスペーサーの変形例を示す構成図。
[第1実施形態]
以下、本考案の第1実施形態を図面を参照して説明する。第1実施形態のティッシュボックスの外観を図1に示す。
ティッシュボックス10は、複数のポケットティッシュPを収容可能な容器1と、この容器1の上部を覆う蓋2とを備えている。蓋2は、蓋ストッパ3を外すことにより、容器1の上部を開閉することができ、蓋ストッパ3を嵌めることにより、蓋2を容器1に固定できるようになっている。蓋2の中央にはポケットティッシュPから覗いたティッシュTを引き出すための取出口4が形成されている。
本実施形態において、容器1および蓋2は、透明ないし半透明のポリプロピレン製で、各面が方形に形成されている。容器1のサイズは、内部にポケットティッシュPを寝かせて入れたとき、ポケットティッシュPと容器1の四方の内壁との間に隙間が出来る大きさとなっている。容器1の深さは、例えば未使用のポケットティッシュPを寝かせて7個くらい重ねて収容できる深さとする。容器1の上面は全面が開放されており、その全面を覆うサイズの蓋2によって覆われている。蓋2は、幅と奥行が容器1とほぼ同一の大きさに形成されている。蓋2に形成されたティッシュの取出口4は方形に形成され、その大きさは、ティッシュTを引き出すのに好適かつティッシュTを引き出す際にポケットティッシュPが丸ごと抜け出てしまわないサイズに設定されている。
蓋ストッパ3がある面を正面として、ティッシュボックス10の正面、背面および両側面には、複数の可愛らしい模様5が付されている。模様5は、ティッシュボックス10の外面にシールを貼ることにより付されている。シールのデザインや大きさ、夜光等の特性は問わない。
また、容器1の正面、背面および両側面には、カードポケット6が設けられている。カードポケット6には、写真、イラスト等の表示された薄板状のカードを挿入し、ペット、アイドルや子供の写真、キャラクターのイラスト等を容器1に表示できるようになっている。本実施形態では、カードポケット6の部位に方形のクリアシートを貼り付けてカードポケット6を設けている。即ち、クリアシートの底辺とこれに隣接する1つの辺を容器1の外面に貼り付け、残る開放された2辺からカードを挿抜できるようにしている。なお、カードの材質は紙でもよく、写真やポストカードの切り抜き等を用いるとよい。
容器1の内部には、ポケットティッシュを取出口4に押し上げる押圧板7を備えている。容器1の側面上部中央には、この押圧板7をゴムで吊るために、当該ゴムを容器1の外に導く1つのピンホール8と、このピンホール8から引き出したゴムの端部を係止するゴムストッパ9とを備えている。このピンホール8およびゴムストッパ9は、容器1の左右の側面に対称に設けられている。ゴムストッパ9は、ピンホール8を通過できない大きさでゴムを係止できるものであればよい。ゴムストッパ9として可愛いデザインのビーズやピアス等を用いることができる。
図2は、押圧板7によりポケットティッシュPを取出口4に向けて押し上げる構造を示している。図2(a)は、正面から見た状態を示す。図2(b)は左側面から見た状態を示す。図2(c)は、押圧板7を底面から見た状態を示す。なお、右側面は、左側面と対称に現れる。
正面から見て分かるように、押圧板7は、左右の端部にゴム11,11を掛けられて容器1の内壁に吊られている。左右のゴム11,11は、それぞれ容器1の側面に設けられたピンホールを通じ、容器1の外部でゴムストッパ9に係止されている。本実施形態において、ゴム11は輪ゴムであり、左側面から見て取れるように、輪ゴム11は2等辺三角形の形状をなす。2等辺三角形の底辺は押圧板7の底面に沿い、2等辺三角形の頂点は、ゴムストッパ9によって係止される位置となる。
押圧板7の底面の図から分かるように、2本の輪ゴム11,11は、押圧板7の対向する2辺に沿ってそれぞれ配置され、押圧板7の角部には、各輪ゴム11,11をずれないように保持する切り欠き13が形成されている。また、押圧板7の底面には、写真やイラスト等の模様14を表示するとよい。このようにすると、透明ないし半透明の容器1の底面から、押圧板7の裏面に表示された模様を楽しむことができる。
蓋2を開けて、押圧板7の上にポケットティッシュPを重ねて置き、その後、蓋2を閉めると、蓋2に押されたポケットティッシュPが押圧板7を押し下げ、輪ゴム11,11に張力がかかる。このため、輪ゴム11,11の弾性力により押圧板7がポケットティッシュPの束を蓋2に設けられた取出口4に向けて押し上げる。押圧板7の大きさは、ポケットティッシュPのサイズより幾分大きく、かつ容器1の四方の内壁に接触しない大きさが好ましい。
ここで、本考案の特徴として、蓋2の裏面と、押圧板7によって押し上げられるポケットティッシュPとの間に、一対のスペーサ12,12を介在させている。このため、ポケットティッシュPは、蓋2の裏面に直接接触せず、スペーサ12の高さに応じた空間を保って、蓋2の裏面に対向する。
本実施形態において、一対のスペーサ12,12は、板状かつ棒状に形成され、蓋2の裏面からポケットティッシュPの側に突き出るように固定されている。この一対のスペーサ12,12は、ティッシュの取出口4の左右にそれぞれ配置されている。また、一対のスペーサ12,12は、その長手方向がポケットティッシュPの短手方向に沿うように配置されている。ただし、一対のスペーサ12,12は、その長手方向がポケットティッシュPの長手方向に沿うように配置されてもよい。また、スペーサ12は、長手方向の断面をL字状に形成すると、L字の一方の面を蓋2の裏面に安定的に固定することができ、かつ、L字の他方の面をスペーサとして用いることができる。
この状態で、取出口4からティッシュTを抜こうとすると、ティッシュTおよびポケットティッシュPの包装が蓋2の裏面によって動きを規制されないため、図2(a)に示すように、ティッシュTを引き抜く動きに応じてポケットティッシュPの包装が取出口4に向かってふくらむこともでき、ポケットティッシュPの包装から抜き取られるティッシュTにかかる摩擦力の増大を抑えることができる。これにより、引き抜くティッシュTが破れてしまうおそれを従来よりも低減することができる。
以上説明した本実施形態によれば、ポケットティッシュPを取出口4に向けて押し上げる機能を備えたティッシュボックス10において、取出口4から抜き取るティッシュTにかかる摩擦力を従来よりも軽減し、ティッシュTが破れるおそれを軽減することができる。これにより、便利に使用することができる。また、外観も楽しめるティッシュボックス10を提供することができ、オシャレに楽しく使用することができる。また、構造が簡単なため輪ゴムが切れたりしても自分で交換することができる。また車内など暗い所では、夜光性の光るシールなどを貼るとすぐわかる。
更に、押圧板7を吊っている各輪ゴム11,11を容器1の側面に開けた1つずつのピンホールで係止できるので、従来例で挙げた特許文献4のように、ピンホールやスリットを4ヶ所を加工する必要がない。
[第1実施形態の変形例]
次に、上述した第1実施形態の変形について述べる。第1実施形態では、押圧板7を左右のゴム11,11で吊る構成としたが、図2(b)に示したように、ゴム11,11を三角形の頂点で指示すると、押圧板7がブランコのように振れて不安定になる場合がある。そこで、図3に示すように、前後左右のゴム11で押圧板7を四方から吊るように構成してもよい。即ち、第1実施形態の構成に加え、容器1の前後にも2等辺三角形の輪ゴム11,11を設ける。容器1の前後の壁面にも、その上部中央にピンホールを開け、左右のピンホールと同じように、この前後のピンホールからゴム11,11を容器1の外に引き出し、ゴムストッパ9で係止する。押圧板7の各角部には、図3(c)に示すように2方向から切り欠き13を形成し、4本の輪ゴム11を4辺に沿って井桁状に配置する。
このようにすると、第1実施形態と同一の効果に加え、押圧板7がブランコのように振れることなく安定する。ただし、押圧板7を蓋2に向かって押し上げようとする力が強くなるため、ポケットティッシュPとスペーサ12との間の圧力が適度となるように、各ゴム11の張力を調整するとよい。
[第2実施形態]
次に、本考案の第2実施形態を図面を参照して説明する。第2実施形態のティッシュボックス20の外観を図4に示す。
ティッシュボックス20は、リフィル用のティッシュペーパーTの束を収容可能な容器1と、この容器1の上部を覆う蓋2とを備えている。蓋2は、蓋ストッパ3を外すことにより、容器1の上部を開閉することができ、蓋ストッパ3を嵌めることにより、蓋2を容器1に固定できるようになっている。蓋2の中央にはティッシュペーパーTを引き出すための取出口4が形成されている。
本実施形態において、容器1および蓋2は、透明ないし半透明のポリプロピレンにより形成されている。容器1のサイズは、内部に折り畳まれたティッシュペーパーTを寝かせて入れて、ティッシュペーパーTと容器1の四方の内壁との間に隙間が出来る大きさとなっている。容器1の上面は全面が開放されており、その全面を覆うサイズの蓋2によって覆われている。蓋2は、幅と奥行が容器1とほぼ同一の大きさに形成されている。蓋2に形成されたティッシュTの取出口4は略楕円形に形成され、その大きさは、ティッシュペーパーTを引き出すのに好適かつ折り畳まれたティッシュペーパーTの長手方向の幅よりも小さく設定されている。
蓋ストッパ3がある面を正面として、ティッシュボックス20の上面、正面、背面および両側面には、複数の可愛らしい模様5が付されている。模様5は、ティッシュボックス20の外面にシールを貼ることにより付されている。シールのデザインや大きさ、夜光等の特性は問わない。
また、容器1の正面、背面および両側面には、カードポケット6が設けられている。カードポケット6には、写真、イラスト等の表示された薄板状のカードを挿入し、ペット、アイドルや子供の写真、キャラクターのイラスト等を容器1に表示できるようになっている。本実施形態では、カードポケット6の部位に方形のクリアシートを貼り付けてカードポケット6を設けている。即ち、クリアシートの底辺とこれに隣接する1つの辺を容器1の外面に貼り付け、残る開放された2辺からカードを挿抜できるようにしている。なお、カードの材質は紙でもよく、写真やポストカードの切り抜き等を用いるとよい。
容器1の内部には、ティッシュペーパーTを取出口4に押し上げる押圧板7を備えている。容器1の前面と背面には、この押圧板7をゴムで吊るために、当該ゴムを容器1の外に導くピンホール8と、このピンホール8から引き出したゴムの端部を係止するゴムストッパ9とを備えている。このピンホール8およびゴムストッパ9は、容器1の前面と背面とに対称に設けられている。ゴムストッパ9は、ピンホール8を通過できない大きさであり、かつゴムを係止できるものであればよい。ゴムストッパ9として可愛いデザインのビーズやピアス等を用いることができる。
図5は、押圧板7によりティッシュペーパーTを取出口4に向けて押し上げる構造を示している。図5(a)は、正面から見た状態を示す。図5(b)は左側面から見た状態を示す。図5(c)は、押圧板7を底面から見た状態を示す。なお、右側面は、左側面と対称に現れる。
左側面から見て分かるように、押圧板7は、容器1の前面から背面へと掛け渡されたゴム11の上に配置され、これにより容器1の内壁に吊られている。容器1の前面から背面に掛け渡された左右2ヶ所のゴム11,11は、一端を容器1の前面上部に設けられたピンホール8を通じ、容器1の外部でゴムストッパ9に係止され、他端を容器1の背面上部に設けられたピンホール8を通じ、容器1の外部でゴムストッパ9に係止されている。本実施形態において、ゴム11には、輪ゴムを線状にして用いている。輪ゴムを複数繋いで1本のゴム11としてもよい。
押圧板7の底面の図から分かるように、2本のゴム11,11は、押圧板7の底面を短手方向に沿って配置され、中央より右と左とに1本ずつ配置されている。また、押圧板7の底面には、写真やイラスト等の模様14を表示するとよい。このようにすると、透明ないし半透明の容器1の底面から、押圧板7の裏面に表示された模様を楽しむことができる。
蓋2を開けて、押圧板7の上にリフィル用のティッシュペーパーTの束を置き、その後、蓋2を閉めると、蓋2に押されたティッシュペーパーTが押圧板7を押し下げ、ゴム11,11に張力がかかる。このため、ゴム11,11の弾性力により押圧板7がティッシュペーパーTの束を蓋2に設けられた取出口4に向けて押し上げる。押圧板7の大きさは、容器1内で折り畳まれているティッシュペーパーTのサイズと同一かそれよりも幾分大きく、かつ容器1の四方の内壁に接触しない大きさが好ましい。
ここで、本考案の特徴として、蓋2の裏面と、押圧板7によって押し上げられるティッシュペーパーTとの間に、一対のスペーサ12,12を介在させている。このため、ティッシュペーパーTは、蓋2の裏面に直接接触せず、スペーサ12の高さに応じた空間を保って、蓋2の裏面に対向する。
本実施形態において、一対のスペーサ12,12は、棒状かつその長手方向の断面をL字状に形成され、蓋2の裏面に固定されている。スペーサ12は、L字の一方の面を蓋2の裏面に安定的に固定され、かつ、L字の他方の面をスペーサとして用いるようになっている。この一対のスペーサ12,12は、ティッシュTの取出口4の左右にそれぞれ配置されている。また、一対のスペーサ12,12は、その長手方向が折り畳まれたティッシュペーパーTの短手方向に沿うように配置されている。
この状態で、取出口4からティッシュペーパーTを引き出そうとすると、当該ティッシュペーパーTが蓋2の裏面によって動きを規制されないため、図5(a)に示すように、ティッシュペーパーTを引き抜く動きに応じて後続するティッシュペーパーTが取出口4に向かってふくらむこともでき、引き出されるティッシュペーパーTにかかる摩擦力の増大が抑えられ、これにより、引き出されるティッシュペーパーTが破れてしまうおそれを従来よりも低減することができる。
以上に説明した第2実施形態によれば、ティッシュペーパーTを取出口4に向けて押し上げる機能を備えたティッシュボックス20において、取出口4から引き出されるティッシュペーパーTにかかる摩擦力を従来よりも軽減し、ティッシュペーパーTが破れるおそれを軽減することができる。これにより、便利に使用することができる。また、外観も楽しめるティッシュボックス20を提供することができ、オシャレに楽しく使用することができる。また、構造が簡単なため輪ゴムが切れたりしても自分で交換することができる。また車内など暗い所では、夜光性の光るシールなどを貼るとすぐわかる。また、補充専用のティッシュペーパーを使用することにより長期に渡って使用することができ、非常に経済的である。
[各実施形態に共通の変形例]
上記各実施形態において、スペーサ12の形状を2種類紹介したが、さらに幾つかの形状の例を図6に示す。図6(a)〜(c)は、スペーサ12の長手方向を切断した断面形状を示している。図6(a)は、第1実施形態において開示した板状の形状とほぼ同じもので、基本的には断面が縦長の長方形をしており、ポケットティッシュPまたはティッシュペーパーTに接触する下方の角に面取りが施されている。試作では高さ(断面の長手方向)を8mmとした。図6(b)は、断面を正方形としており、ポケットティッシュPまたはティッシュペーパーTに接触する下方の角に面取りが施されている。試作では高さおよび幅を各8mmとした。図6(c)は、断面の上部を方形とし、ポケットティッシュPまたはティッシュペーパーTに接触する下部を円弧状に形成している。試作では高さおよび幅を各8mmとした。図6(d)は、スペーサ12の長手方向における形状の変化を示しており、この図6(d)に示すように、ポケットティッシュPまたはティッシュペーパーTと接触する面を波型に形成し、線状に接触しつつ接触面積を減少させてもよい。また、棒状のスペーサ12は、必ずしも1本の棒で形成する必要はなく、複数の棒を線状に並べて1つのスペーサ12としてもよい。
また、第1実施形態では、三角形の輪ゴム11,11によって押圧板7の左右を吊る構造としたが、これに加えて、図5に示した容器1の前面から背面に掛け渡すゴム11を1本以上併用し、押圧板7を吊るようにしてもよい。このようにしても、押圧板7がブランコのように振れてしまう不安定を解消することができる。
また、上記各実施形態において、ゴム11として輪ゴムを用いているが、輪になっていない線状のゴムを用いることも可能である。この場合、図2の例では、ゴム11,11の両端部を押圧板7の角部に直接固定し、押圧板7の裏を這うゴムを省略すればよい。また、線状の弾性体であれば、ゴム以外の例えば線状のスプリング等を用いることも可能である。
また、以上は完成されたティッシュボックス10,20について説明をしたが、これらのティッシュボックス10,20の組み立てに必要な部品をセットにして、組み立てセットとして提供してもよい。この場合例えば、容器1、蓋2、蓋ストッパ3および取出口4から成るボックスは完成品として提供し、これに予め、ピンホール8を加工しておくと共に、蓋2とスペーサ12とを一体成型しておく。そして、カードポケット6のパーツと、押圧板7、ゴム11およびゴムストッパ9の各パーツをセットとする。ただし、カードポケット6も、予め容器1と一体成型しておいてもよい。容器1や蓋2の外装に模様5を装飾するシールや、カードポケット6に挿入するカードは、使用者の好みで別途購入するようにするとよい。
その他、本考案は上記実施形態や変形例に限定されるものではない。例えば各部のデザインは様々に変更することが可能である。
1 容器
2 蓋
3 蓋ストッパ
4 取出口
5,14 模様
6 カードポケット
7 押圧板
8 ピンホール
9 ゴムストッパ
10,20 ティッシュボックス
11 ゴム
12 スペーサ
13 切り欠き

Claims (6)

  1. 容器内のポケットティッシュ又はティッシュペーパーを取出口に向けて押し上げる機構を備えたティッシュボックスにおいて、
    前記取出口のある蓋の裏面に、当該蓋の裏面と前記ポケットティッシュ又はティッシュペーパーとの間に介在するスペーサを設けた、ティッシュボックス。
  2. 前記スペーサは、前記取出口を挟んで対向するように一対を設けた、請求項1に記載のティッシュボックス。
  3. 請求項1又は2に記載のティッシュボックスにおいて、
    当該ティッシュボックスの外面に、模様を表示するカードを収容可能なカードポケットを設けた、ティッシュボックス。
  4. 請求項1,2又は3に記載のティッシュボックスにおいて、
    当該ティッシュボックスの外面にシールにより模様を付した、ティッシュボックス。
  5. 容器内のポケットティッシュ又はティッシュペーパーを取出口に向けて押し上げる機構を備えたティッシュボックスの組み立てセットであって、
    前記取出口のある蓋の裏面と前記ポケットティッシュ又はティッシュペーパーとの間に介在するスペーサを備えると共に、前記ティッシュボックスと、前記機構を構成するパーツとをセットにした、ティッシュボックスの組み立てセット。
  6. 請求項5に記載の組み立てセットにおいて、
    前記ティッシュボックスの外面に模様を表示するカード、を収容可能なカードポケットのパーツを備えた、ティッシュボックス。
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