JP3171574U - 蒸気処理装置 - Google Patents

Abstract

【課題】簡単な構造の装置を用い、蒸気発生源から発生する蒸気の一部を装置内で復水させ、排水し、排出する蒸気の量の減少を目的とする蒸気処理装置を提供する。【解決手段】外周に一定の高さの壁面を形成した吸引口２を底面に備え、該吸引口の並びに、復水して落下した水を排水する排水口３を備える。上昇する蒸気の流れに沿って、上部左右に該蒸気を排気する排気口１を備え、さらに該蒸気を復水させる空間を構成する壁面の形成において、上面にあたる壁面の形状を山形にする。【選択図】図１

Description

本考案は、蒸気発生源から排出される蒸気を取り込み、蒸気の一部を復水させる空間を設け、排出する蒸気の量を減少させる蒸気処理装置に関する。

たとえば、スチームコンベクションオーブンや自動洗浄機など、蒸気の発生する機器の排出蒸気の処理は、機器本体に処理機能を設けたものもあるが、それらの機器を含めても、排気蒸気の処理は完全とはいいがたい。更に厨房の多くが構造上の問題や、排気・空調設備のイニシャル及びランニングコストの問題、さらにエコロジーの点からも換気量の抑制が求められること等から、適切な換気量が取れないまま放置されていることが多い。そのため、排出された蒸気は換気装置によって室外に排出される前に、室内で結露し、湿気の原因となる場合が多い。

簡単な構造の装置を用い、蒸気発生源から発生する蒸気の一部を装置内で復水させ、排水し、排出する蒸気の量の減少を目的とする蒸気処理装置を提供する。

本考案は上記課題を解決する為に以下の考案を提供する。

蒸気発生源の蒸気排気口に接続し、取り入れた蒸気の一部を復水させる空間を設けて、排出する蒸気の量を減少させるための蒸気処理装置であって、該蒸気を取り入れる吸引口と該蒸気を排気する排気口、復水した水を排水する為の排水口とを備え、該蒸気を復水させる空間を構成する壁面の形成において、上面にあたる壁面の形状を山形にすることを特徴とする蒸気処理装置である。

蒸気発生源から排出される蒸気を、本考案の蒸気処理装置を通過させることにより蒸気の一部を復水させ、排出する蒸気の量を減少させることができる。

本考案は蒸気発生源の蒸気排気口に接続し、発生する蒸気の一部を壁面への接触による結露により復水させ排水し、排気口より排出される蒸気の量を減少させる為の蒸気処理装置である。 蒸気発生源としては、加熱調理気、食器洗浄器等の厨房内設備が上げられるが、これらに限定されない。

本考案の蒸気処理装置は、該蒸気を吸引口から取り入れ、該蒸気の通過する空間において該蒸気と壁面との接触により結露させる。

そして、該蒸気を復水させる空間を構成する壁面の形成においては、結露した水が、効率よく排水口へ流れるように上面にあたる壁面の形状を山形にする。

本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する、図１は本考案の実施形態を示す斜視図である。蒸気発生源の蒸気排気口と接続する吸引口（２）を底面に、蒸気を排気する排気口（１）を上部左右に、復水した水を排水する為の排水口（３）を底面の吸引口（２）の並びに構成し、吸引口（２）は外周に一定の高さの壁面を形成する。
図２は本考案の蒸気と復水した水の流れを示した模式図である。吸引口（２）より取り込まれた蒸気は、上昇気流により上部に流れ、壁面に接触することで結露する。山形に形成された上部面に結露した水は、そのまま山形の谷部まで流れ、さらに側面を伝って底部へ落ちる。 このように復水した水は、蒸気吸引口（２）に落ちることなく、壁面を伝って底部に溜まり、排水口より排水される。蒸気の一部はそのまま排気口（１）より排気されるが、蒸気の減少は多く、室内の結露を防止することが出来る。

本考案の実施形態を示す斜視図 本考案の蒸気と復水した水の流れを示した模式図 本考案の使用状態の一例を表した参考斜視図

１は排気口
２は吸引口
３は排水口
Ａは本考案
Ｂは蒸気発生機器
Ｃは排水管

Claims (1)

1. 蒸気発生源の蒸気排気口に接続し、取り入れた蒸気の一部を復水させる空間を設けて、排出する蒸気の量を減少させるための蒸気処理装置であって、該蒸気を取り入れる吸引口と、該蒸気を排気する排気口、復水した水を排水する為の排水口とを備え、該蒸気を復水させる空間を構成する壁面の形成において、上面にあたる壁面の形状を山形にすることを特徴とする蒸気処理装置

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