JP3171070U - 折りたたみハンガー - Google Patents

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晃一 村本
晃一 村本
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Abstract

【課題】衣服を傷めにくく、吊り下げた状態の見た目が良好で、ボトム類と上着類の両方に使用することのできるハンガーを提供する。【解決手段】支持部11と、支持部11に設けられた軸部14を介してそれぞれ回動自在に取り付けられた左アーム部12と右アーム部13とからなる折りたたみハンガー10であって、左右のアーム部12,13を上方に回動させて狭くすると衣服の中に入れることができる幅となるように構成し、かつ衣服の中に入れた状態で左右のアーム部12,13を下方に回動させて左右のアーム部12,13の先端を衣服の内側に当接させると、左右のアーム部12,13が軸部14から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態で衣服の内側を支持するように構成した。【選択図】図1

Description

本考案は、衣服を吊り下げるハンガーに関するものである。
従来、ズボンやスカート等を吊り下げるためのハンガーとして、図24に示すようなハンガー200が知られている。ハンガー200は、水平に延びるアーム部201と、アーム部201の左右に設けられたクリップ202,203と、フック状の吊り具部204とから構成されており、ズボンやスカート等の腰周りの部分や裾の部分を左右のクリップ202,203で挟んで使用する。
また、同様にズボンやスカート等を吊り下げるためのハンガーとして、図25に示すようなハンガー300が知られている。ハンガー300は、本体部301と、本体部301から水平に延びる左右のアーム部302,303と、フック状の吊り具部304とから構成されており、左右のアーム部302,303が本体部301から伸縮するようになっている。そして、図25(a)のように縮んだ状態でズボンやスカート等の腰周りの部分に入れた後、本体部301内の弾性機構やラッチ機構等により、図25(b)のように伸ばした状態でズボンやスカートの内側から押圧支持して使用する。
一方、同様に内側から押圧支持するハンガーとして、特許文献1には、可撓性を有する左右の肩部を備えたハンガーを、湾曲状に撓ませてスカート等の上部開口部に入れた後、左右の肩部の弾性力によりスカート等を内側から押圧支持するようにした発明が記載されている。
特開平11−346902号公報
しかしながら、図24に記載したハンガー200は、クリップで挟んだ部分にクリップ跡が付いて衣服を傷めてしまう。特にズボンやスカート等を商品として店頭に吊り下げる場合、商品を傷めてしまうことになり問題が大きい。
また、図25に記載したハンガー300や、特許文献1に記載されたハンガーは、ズボンやスカートを弾性力等により内側から外側へ水平方向にのみ押圧支持するようになっているため、衣服を無理やり外側に突っ張ることになり、吊り下げた状態が実際の着用状態と異なる。そのため見た目が悪く、特に店頭での商品展示には向かない。また、押圧された部分の生地が、ズボンやスカートの重さによる摩擦で傷む可能性がある。
さらに、上記ハンガーはいずれもズボンやスカート等のボトム類専用であり、ジャケットやTシャツ等の上着類を吊り下げることはできない。
本考案は、上記従来の課題を解決するものであり、衣服を傷めにくく、吊り下げた状態の見た目が良好で、ボトム類と上着類の両方に使用することのできるハンガーを提供するものである。
請求項1に係る考案の折りたたみハンガーは、支持部と、前記支持部に設けられた軸部を介してそれぞれ回動自在に取り付けられた左アーム部と右アーム部とからなる折りたたみハンガーであって、前記左右のアーム部を上方に回動させて狭くすると衣服の中に入れることができる幅となるように構成し、かつ衣服の中に入れた状態で前記左右のアーム部を下方に回動させて左右のアーム部の先端を衣服の内側に当接させると、前記左右のアーム部が前記軸部から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態で衣服の内側を支持するように構成したことを特徴とする。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の折りたたみハンガーにおいて、前記左右のアーム部が衣服の重さにより下方に向けて回動するようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る考案は、請求項1又は請求項2に記載の折りたたみハンガーにおいて、前記左右のアーム部が前記軸部から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態でそれ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る考案は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1つに記載の折りたたみハンガーにおいて、前記左右のアーム部が左右対称に開閉するように構成したことを特徴とする。
請求項5に係る考案は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1つに記載の折りたたみハンガーにおいて、前記軸部が前記支持部の上端に設けられているとともに、前記支持部の下端に台座部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る考案は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1つに記載の折りたたみハンガーにおいて、前記軸部が前記支持部の下端に設けられているとともに、前記支持部が紐状部材であることを特徴とする。
請求項1に記載の考案の折りたたみハンガーによれば、支持部に設けられた軸部を介して左右のアーム部が回動自在に取り付けられており、左右のアーム部を上方に回動させて狭くすると衣服の中に入れることができる幅となるように構成されているので、ハンガーを折りたたんだ状態で衣服の内側に入れることができ、衣服の着脱が容易である。また、衣服の中に入れた状態で左右のアーム部を下方に回動させて左右のアーム部の先端を衣服の内側に当接させると、左右のアーム部はそれぞれ、軸部から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態で衣服の内側を支持するので、下側から支持することができ、水平方向のみに押圧支持するよりも衣服を傷めにくく、吊り下げた状態の見た目も良好である。また、左右のアーム部は衣服の内側に隠れた状態になるので、さらに見た目が良好である。また、ボトム類と上着類の両方に使用することができる。また、折りたたんで保管することができ場所をとらず持ち運びも便利である。また、左右のアーム部の開き具合によって、様々なサイズの衣服に使用可能である。また、衣服の内側に適度な空間が生まれるので、干した場合に乾きやすい。
また、請求項2に記載の考案によれば、左右のアーム部が衣服の重さにより下方に向けて回動するようにしたので、左右のアーム部の先端が外側に移動して衣服の当接部分を外側に押圧支持することができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、左右のアーム部が軸部から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態でそれ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段を設けたので、衣服を吊り下げるときなどに、左右のアーム部が斜め下向きになるのを防止することができる。
また、請求項4に記載の考案によれば、左右のアーム部が左右対称に開閉するように構成したので、左右のアーム部が非対称に開いて衣服が傾いてしまうのを防止することができる。
また、請求項5に記載の考案によれば、軸部が支持部の上端に設けられているとともに、支持部の下端に台座部が設けられているので、ショーケースの上に置くなどして使用することができる。
また、請求項6に記載の考案によれば、軸部が支持部の下端に設けられているとともに、支持部が紐状部材であるので、天井等に吊り下げて使用することができる。
以上、本考案によれば、衣服を傷めにくく、吊り下げた状態の見た目が良好で、ボトム類と上着類の両方に使用することのできるハンガーを提供することができる。
実施形態1に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態1に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態2に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態2に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態3に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態3に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 図6の部分拡大図である。 実施形態4に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態4に係る折りたたみハンガーを示す側面図である。 実施形態5に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態6に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態6に係る折りたたみハンガーを示す側面図である。 実施形態7に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態8に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態1乃至実施形態8に係る折りたたみハンガーの使用状態を示す図である。 実施形態1乃至実施形態8に係る折りたたみハンガーの使用状態を示す図である。 実施形態9に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態9に係る折りたたみハンガーの使用状態を示す図である。 実施形態9に係る折りたたみハンガーの使用状態を示す図である。 実施形態10に係る折りたたみハンガーを示す正面図である。 実施形態10に係る折りたたみハンガーを示す側面図である。 実施形態10に係る折りたたみハンガーの使用状態を示す図である。 実施形態10に係る折りたたみハンガーの使用状態を示す図である。 従来例に係るハンガーを示す正面図である。 従来例に係るハンガーを示す正面図である。
次に、図1乃至図16を参照して、本考案の実施形態1乃至実施形態8に係る折りたたみハンガーについて説明する。最初に、図1及び図2を参照して、実施形態1に係る折りたたみハンガー10の構成について説明する。図1及び図2は、折りたたみハンガー10を示す正面図である。
折りたたみハンガー10は、支持部11、左アーム部12、右アーム部13、軸部14、及び吊り具部15から構成されている。左右のアーム部12,13の下端は、支持部11の下端に設けられた軸部14を介して支持部11に取り付けられており、アーム部12,13はそれぞれ支持部11に対して回動自在になっている。また、支持部11の上端には、フック状の吊り具部15が設けられている。
折りたたみハンガー10は、左右のアーム部12,13を回動させて折りたたんでコンパクトにすることができ、保管に場所をとらず持ち運びも便利である。
また、折りたたみハンガー10の支持部11の中央付近は棒状に形成されており、この棒状部分の下寄りには突起部11bが設けられている。また、左右のアーム部12,13には、軸部18,19を介して左連結部16の一端と右連結部17の一端が、それぞれ回動自在に取り付けられている。そして、左連結部16の他端と右連結部17の他端が、筒状のスライド部11aに回動自在に取り付けられている。
スライド部11aは、左右のアーム部12,13の開閉に伴い、支持部11の棒状部分を上下方向にスライドするようになっている。そして、図2に示すように、スライド部11aが棒状部分に設けられた突起部11bに到達すると、左右のアーム部12,13は、それ以上下方に向けて回動しないように規制される。このように、左右の連結部16,17、軸部18,19、スライド部11a、突起部11bにより、左右のアーム部12,13の下方に向けた回動を規制する規制手段が構成されている。また、左右のアーム部12,13を、連結部16,17を介して連結することにより、左右のアーム部12,13の動きが同調して左右対称に開閉するので、左右のアーム部12,13が非対称に開いて衣服が傾いてしまうのを防止するようになっている。
次に、図3及び図4を参照して、本考案の実施形態2に係る折りたたみハンガー20について説明する。図3及び図4は、折りたたみハンガー20を示す正面図である。
折りたたみハンガー20は、支持部21、左アーム部22、右アーム部23、軸部24、及び吊り具部25から構成されている。また、折りたたみハンガー20の支持部21の中央付近には、上下方向に沿って細長い孔21bが形成されている。また、左右のアーム部22,23には、軸部28,29を介して左連結部26の一端と右連結部27の一端が、それぞれ回動自在に取り付けられている。そして、左連結部26の他端と右連結部27の他端が回動自在に連結されてスライド部21aを形成している。
スライド部21aは、左右のアーム部22,23の開閉に伴い、支持部21の孔21bを上下方向にスライドするようになっている。そして、図4に示すように、スライド部21aが孔21bの下端に到達すると、左右のアーム部22,23は、それ以上下方に向けて回動しないように規制される。このように、左右の連結部26,27、軸部28,29、スライド部21a、孔21bにより、左右のアーム部22,23の下方に向けた回動を規制する規制手段が構成されている。また、左右のアーム部22,23を、連結部26,27を介して連結することにより、左右のアーム部22,23の動きが同調して左右対称に開閉するので、左右のアーム部22,23が非対称に開いて衣服が傾いてしまうのを防止するようになっている。
次に、図5乃至図7を参照して、本考案の実施形態3に係る折りたたみハンガー30について説明する。図5及び図6は、折りたたみハンガー30を示す正面図であり、図7は、図6の部分拡大図である。
折りたたみハンガー30は、支持部31、左アーム部32、右アーム部33、軸部36,37、及び吊り具部35から構成されている。また、折りたたみハンガー30の支持部31は、下端が水平方向に分かれた逆T字形になっており、左右のアーム部32,33はそれぞれ、別々の軸部36,37によって回動自在に取り付けられている。また、左右のアーム部32,33の軸部36,37側の端部には歯車32a,33aがそれぞれ形成されており、この歯車32a,33aが噛み合いながら左右のアーム部32,33が開閉するようになっている。
そして、左右のアーム部32,33が開いて、図6及び図7に示す状態になると、左右のアーム部32,33の当接部32b,33b同士が当接し、左右のアーム部32,33は、それ以上下方に向けて回動しないように規制される。このように、左右の軸部36,37、歯車32a,33a、当接部32b,33bにより、左右のアーム部32,33の下方に向けた回動を規制する規制手段が構成されている。また、左右のアーム部32,33に形成された歯車32a,33aが噛み合いながら左右のアーム部32,33が開閉するようになっており、左右のアーム部32,33の動きが同調して左右対称に開閉するので、左右のアーム部32,33が非対称に開いて衣服が傾いてしまうのを防止するようになっている。
次に、図8及び図9を参照して、本考案の実施形態4に係る折りたたみハンガー40について説明する。図8は折りたたみハンガー40を示す正面図であり、図9は、折りたたみハンガー40を示す(a)左側面図、(b)右側面図である。
折りたたみハンガー40は、支持部41、左アーム部42、右アーム部43、軸部44、及び吊り具部45から構成されている。また、折りたたみハンガー40の支持部41の下端には、左ストッパー46と右ストッパー47が設けられている。左ストッパー46は、左アーム部42がそれ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段である。また、右ストッパー47は、右アーム部43がそれ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段である。
次に、図10を参照して、本考案の実施形態5に係る折りたたみハンガー50について説明する。図10は、折りたたみハンガー50を示す正面図である。
折りたたみハンガー50は、支持部51、左アーム部52、右アーム部53、軸部54、及び吊り具部55から構成されている。また、折りたたみハンガー50の支持部51と左アーム部52は、紐状部材からなる左ストッパー56により連結されている。同様に、支持部51と右アーム部53は、紐状部材からなる右ストッパー57により連結されている。左ストッパー56は、左アーム部52を引っ張ることで、それ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段である。また、右ストッパー57は、右アーム部53を引っ張ることで、それ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段である。
次に、図11及び図12を参照して、本考案の実施形態6に係る折りたたみハンガー60について説明する。図11及び図12はそれぞれ、折りたたみハンガー60を示す正面図及び側面図である。
折りたたみハンガー60は、支持部61、左アーム部62、右アーム部63、軸部64、及び吊り具部65から構成されている。なお、折りたたみハンガー60には、左右のアーム部62,63の下方に向けた回動を規制する規制手段は設けられていない。
次に、図13を参照して、本考案の実施形態7に係る折りたたみハンガー70について説明する。図13は、折りたたみハンガー70を示す正面図である。
折りたたみハンガー70は、支持部71、左アーム部72、右アーム部73、軸部74、及び吊り具部75から構成されている。また、折りたたみハンガー70の左右のアーム部72,73はそれぞれ、軸部74から外側かつ斜め上方に向けて延びた後、さらに先端部分が上方に湾曲している。この曲線部分は、例えばマネキンの腰周りの部分に合わせて形成するとよい。これにより、ズボンなどのボトム類を吊り下げる場合に、左右のアーム部72,73の先端が腰周りの部分のラインに沿った形となっており、より美しい状態で吊り下げることができる。なお、折りたたみハンガー70には、左右のアーム部72,73の下方に向けた回動を規制する規制手段は設けられていない。
次に、図14を参照して、本考案の実施形態8に係る折りたたみハンガー80について説明する。図14は、折りたたみハンガー80を示す正面図である。
折りたたみハンガー80は、支持部81、左アーム部82、右アーム部83、軸部86,87、及び吊り具部85から構成されている。また、折りたたみハンガー80の支持部81は、下端が水平方向に分かれた逆T字形になっており、左右のアーム部82,83はそれぞれ、別々の軸部86,87によって回動自在に取り付けられている。なお、折りたたみハンガー80には、左右のアーム部82,83の下方に向けた回動を規制する規制手段は設けられていない。
次に、図15及び図16を参照して、実施形態1乃至実施形態8に係る折りたたみハンガー10,20,30,40,50,60,70,80の使用方法について説明する。図15及び図16は、折りたたみハンガーの使用状態を示す図であり、図15はズボン1を、図16はTシャツ2を吊り下げるものである。なお、説明の都合上、図15及び図16には折りたたみハンガー60を図示しているが、その他のハンガー10,20,30,40,50,70,80の使用方法についても同様である。また、以下において、左右のアーム部を上方に回動させるとは、左右のアーム部の先端が上方に移動するように動かすことをいう。また、左右のアーム部を下方に回動させるとは、左右のアーム部の先端が下方に移動するように動かすことをいう。
ズボン1を吊り下げる場合、まず図15(a)に示すように、ズボン1の上部開口部に入るように、折りたたみハンガー60の幅を、左右のアーム部62,63をそれぞれ上方に回動させて狭くしてから、ズボン1の中に入れる。次に図15(b)に示すように、左右のアーム部62,63を下方に回動させて、左右のアーム部62,63の上部先端を、それぞれズボン1の左右内側の腰周りの部分に当接させる。なお通常、ズボン1等のボトム類の腰周りの部分は、下側のおしりの部分に比べて狭くなっているため、左右のアーム部62,63の上部先端が当接部分から外れてしまうことはない。
このとき、左右のアーム部62,63はそれぞれ、軸部64から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態になっているので、ズボン1の当接部分は、左右のアーム部62,63の上部先端に下側から支持される。同時に、ズボン1の重さにより、左右のアーム部62,63には下向きの力が加わるため、左右のアーム部62,63はそれぞれ、下方に向けて回動しながら先端が外側に移動して、ズボン1の当接部分を外側に押圧支持する。
なお、支持部61と左右のアーム部62,63の間に摩擦材を挟んだり、あるいはラッチ機構を設けるなどして、左右のアーム部62,63の回動を規制するようにしてもよい。この場合は、ズボン1の重さにより左右のアーム部62,63が下方に向けて回動することはないので、手動により左右のアーム部62,63の開き具合を適切に調整すればよい。以下の実施形態においても同様である。
また、左右のアーム部62,63の長さが短すぎて、左右のアーム部62,63を開いたときの先端同士の距離の最大値が、吊り下げるズボン等の腰周りの幅よりも短くなると、ズボン等を下側から支持することができず吊り下げることができない。一方で、左右のアーム部62,63の長さが長すぎても、ズボン等の内側に収まらなくなってしまい、吊り下げることができない。
Tシャツ2を吊り下げる場合、まず図16(a)に示すように、Tシャツ2の襟ぐり部分に入るように、折りたたみハンガー60の幅を、左右のアーム部62,63をそれぞれ上方に回動させて狭くしてから、Tシャツ2の中に入れる。なお、Tシャツ2の下側から入れる場合は、下側から入るような幅まで狭くすればよい。次に図16(b)に示すように、左右のアーム部62,63を下方に回動させて、左右のアーム部62,63の上部先端を、それぞれTシャツ2の左右内側の肩の部分に当接させる。
このとき、左右のアーム部62,63はそれぞれ、軸部64から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態になっているので、Tシャツ2の当接部分は、左右のアーム部62,63の上部先端に下側から支持される。同時に、Tシャツ2の重さにより、左右のアーム部62,63には下向きの力が加わるため、左右のアーム部62,63はそれぞれ、下方に向けて回動しながら先端が外側に移動して、Tシャツ2の当接部分を外側に押圧支持する。
実施形態1乃至実施形態8に係る折りたたみハンガーによれば、支持部に設けられた軸部を介して左右のアーム部が回動自在に取り付けられており、左右のアーム部を上方に回動させて狭くすると衣服の中に入れることができる幅となるように構成されているので、ハンガーを折りたたんだ状態で衣服の内側に入れることができ、衣服の着脱が容易である。また、衣服の中に入れた状態で左右のアーム部を下方に回動させて左右のアーム部の先端を衣服の内側に当接させると、左右のアーム部はそれぞれ、軸部から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態で衣服の内側を支持するので、下側から支持することができ、水平方向のみに押圧支持するよりも衣服を傷めにくく、吊り下げた状態の見た目も良好である。また、左右のアーム部は衣服の内側に隠れた状態になるので、さらに見た目が良好である。また、ボトム類と上着類の両方に使用することができる。また、折りたたんで保管することができ場所をとらず持ち運びも便利である。また、左右のアーム部の開き具合によって、様々なサイズの衣服に使用可能である。また、衣服の内側に適度な空間が生まれるので、干した場合に乾きやすい。
また、左右のアーム部が衣服の重さにより下方に向けて回動するようにすることで、左右のアーム部の先端が外側に移動して衣服の当接部分を外側に押圧支持することができる。
さらに、実施形態1乃至実施形態5に係る折りたたみハンガーによれば、左右のアーム部が軸部から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態でそれ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段を設けたので、衣服を吊り下げるときなどに、左右のアーム部が斜め下向きになるのを防止することができる。
さらに、実施形態1乃至実施形態3に係る折りたたみハンガーによれば、左右のアーム部が左右対称に開閉するように構成したので、左右のアーム部が非対称に開いて衣服が傾いてしまうのを防止することができる。
次に、図17乃至図19を参照して、本考案の実施形態9に係る折りたたみハンガーについて説明する。最初に、図17を参照して、実施形態9に係る折りたたみハンガー90の構成について説明する。図17は、折りたたみハンガー90を示す正面図である。
折りたたみハンガー90は、支持部91、左アーム部92、右アーム部93、軸部94、及び台座部95から構成されている。左右のアーム部92,93の下端は、支持部91の上端に設けられた軸部94を介して支持部91に取り付けられており、アーム部92,93はそれぞれ支持部91に対して回動自在になっている。また、支持部91の下端には、平板状の台座部95が設けられている。
次に、図18及び図19を参照して、折りたたみハンガー90の使用方法について説明する。図18及び図19は、折りたたみハンガー90の使用状態を示す図であり、Tシャツ2を吊り下げるものである。なお、折りたたみハンガー90には、ズボン1などのボトム類を吊り下げることも可能である。
折りたたみハンガー90を用いてTシャツ2を吊り下げる場合の方法は、実施形態1乃至実施形態8に係る折りたたみハンガーを用いる場合と同様であり、まず図18(a)に示すように、Tシャツ2の下側から入るように、折りたたみハンガー90の幅を、左右のアーム部92,93をそれぞれ上方に回動させて狭くしてから、Tシャツ2の中に入れる。次に図18(b)に示すように、左右のアーム部92,93を下方に回動させて、左右のアーム部92,93の上部先端を、それぞれTシャツ2の左右内側の肩の部分に当接させる。以降の作用効果についても同様である。
さらに、折りたたみハンガー90の軸部94は支持部91の上端に設けられているとともに、支持部91の下端に台座部95が設けられているので、ショーケースの上に置くなどして使用することができる。例えば図19に示すように、複数のTシャツ2を複数の折りたたみハンガー90を用いてショーケース3の上に置けば、商品の展示に効果的である。
なお、折りたたみハンガー90についても、左右のアーム部92,93が軸部94から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態でそれ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段を設けることができる。また、左右のアーム部92,93が左右対称に開閉するように構成することもできる。
次に、図20至図23を参照して、本考案の実施形態10に係る折りたたみハンガーについて説明する。最初に、図20及び図21を参照して、実施形態10に係る折りたたみハンガー100の構成について説明する。図20及び図21はそれぞれ、折りたたみハンガー100を示す正面図及び側面図である。
折りたたみハンガー100は、支持部101、左アーム部102、右アーム部103、軸部104、及び吊り具部105から構成されている。支持部101は、紐状部材であり、支持部101の下端には、軸部104が設けられている。左右のアーム部102,103の下端は、支持部101の下端に設けられた軸部104を介して支持部101に取り付けられており、アーム部102,103はそれぞれ支持部101に対して回動自在になっている。また、支持部101の上端には、紐状部材を結んだ輪状の吊り具部105が設けられている。なお、吊り具部105として、別途フック等を取り付けるようにしてもよい。
次に、図22及び図23を参照して、折りたたみハンガー100の使用方法について説明する。図22及び図23は、折りたたみハンガー100の使用状態を示す図であり、ズボン1を吊り下げるものである。なお、折りたたみハンガー100には、Tシャツ2などの上着類を吊り下げることも可能である。
折りたたみハンガー100を用いてズボン1を吊り下げる場合の方法は、実施形態1に係る折りたたみハンガーを用いる場合と同様であり、まず図22(a)に示すように、ズボン1の上部開口部に入るように、折りたたみハンガー100の幅を、左右のアーム部102,103をそれぞれ上方に回動させて狭くしてから、ズボン1の中に入れる。次に図22(b)に示すように、左右のアーム部102,103を下方に回動させて、左右のアーム部102,103の上部先端を、それぞれズボン1の左右内側の腰周りの部分に当接させる。以降の作用効果についても同様である。
さらに、折りたたみハンガー100の軸部104は支持部101の下端に設けられているとともに、支持部101は紐状部材であるので、支持部101の上端を結ぶなどして吊り具部105を形成し、天井等に吊り下げて使用することができる。例えば図23に示すように、複数のズボン1を複数の折りたたみハンガー100を用いて天井4から吊り下げれば、あたかもズボン1が宙に浮かんでいるような視覚的効果が得られ、商品の展示に効果的である。特に、支持部101を透明な釣り糸等にすれば、より効果的である。
なお、折りたたみハンガー100についても、左右のアーム部102,103が軸部104から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態でそれ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段を設けることができる。また、左右のアーム部102,103が左右対称に開閉するように構成することもできる。
以上、本実施形態に係る折りたたみハンガーによれば、衣服を傷めにくく、吊り下げた状態の見た目が良好で、ボトム類と上着類の両方に使用することのできるハンガーを提供することができる。
なお、上記実施形態において、支持部や左右のアーム部は、板状や棒状など様々な形状の部材により形成することができる。また、材質も、木、金属、合成樹脂など特に限定されない。
また、左右のアーム部を伸縮自在として、吊り下げる衣服の大きさに合わせて調整するようにしてもよい。
また、左右のアーム部の先端に滑り止め部材やクッション性部材を取り付けてもよい。
1 ズボン
2 Tシャツ
3 ショーケース
4 天井
10 折りたたみハンガー
11 支持部
11a スライド部
11b 突起部
12 左アーム部
13 右アーム部
14 軸部
15 吊り具部
16 左連結部
17 右連結部
18 軸部
19 軸部
20 折りたたみハンガー
21 支持部
21a スライド部
21b 孔
22 左アーム部
23 右アーム部
24 軸部
25 吊り具部
26 左連結部
27 右連結部
28 軸部
29 軸部
30 折りたたみハンガー
31 支持部
32 左アーム部
33 右アーム部
35 吊り具部
36 軸部
37 軸部
40 折りたたみハンガー
41 支持部
42 左アーム部
43 右アーム部
44 軸部
45 吊り具部
46 左ストッパー
47 右ストッパー
50 折りたたみハンガー
51 支持部
52 左アーム部
53 右アーム部
54 軸部
55 吊り具部
56 左ストッパー
57 右ストッパー
60 折りたたみハンガー
61 支持部
62 左アーム部
63 右アーム部
64 軸部
65 吊り具部
70 折りたたみハンガー
71 支持部
72 左アーム部
73 右アーム部
74 軸部
75 吊り具部
80 折りたたみハンガー
81 支持部
82 左アーム部
83 右アーム部
85 吊り具部
86 軸部
87 軸部
90 折りたたみハンガー
91 支持部
92 左アーム部
93 右アーム部
94 軸部
95 台座部
100 折りたたみハンガー
101 支持部
102 左アーム部
103 右アーム部
104 軸部
105 吊り具部
200 ハンガー
201 アーム部
202 クリップ
203 クリップ
204 吊り具部
300 ハンガー
301 本体部
302 左アーム部
303 右アーム部
304 吊り具部

Claims (6)

  1. 支持部と、前記支持部に設けられた軸部を介してそれぞれ回動自在に取り付けられた左アーム部と右アーム部とからなる折りたたみハンガーであって、
    前記左右のアーム部を上方に回動させて狭くすると衣服の中に入れることができる幅となるように構成し、かつ衣服の中に入れた状態で前記左右のアーム部を下方に回動させて左右のアーム部の先端を衣服の内側に当接させると、前記左右のアーム部が前記軸部から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態で衣服の内側を支持するように構成したことを特徴とする折りたたみハンガー。
  2. 前記左右のアーム部が衣服の重さにより下方に向けて回動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の折りたたみハンガー。
  3. 前記左右のアーム部が前記軸部から外側かつ斜め上方に向けて延びた状態でそれ以上下方に向けて回動しないように規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折りたたみハンガー。
  4. 前記左右のアーム部が左右対称に開閉するように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1つに記載の折りたたみハンガー。
  5. 前記軸部が前記支持部の上端に設けられているとともに、前記支持部の下端に台座部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1つに記載の折りたたみハンガー。
  6. 前記軸部が前記支持部の下端に設けられているとともに、前記支持部が紐状部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1つに記載の折りたたみハンガー。
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