JP3170733B2 - ステージ装置 - Google Patents

ステージ装置

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JP3170733B2
JP3170733B2 JP28101392A JP28101392A JP3170733B2 JP 3170733 B2 JP3170733 B2 JP 3170733B2 JP 28101392 A JP28101392 A JP 28101392A JP 28101392 A JP28101392 A JP 28101392A JP 3170733 B2 JP3170733 B2 JP 3170733B2
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JP
Japan
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cover
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retainer
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moves
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英治 金澤
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステージ装置に関するも
のである。なかでも防塵機構が取付けられ、又リテーナ
に保持される転動体を利用した直線運動機構を有するス
テージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学測定機に使用されているリテーナを
用いた直線運動機構を有するステージ装置には、防塵機
構を取付けないと外部からゴミが侵入し、基台の案内面
の上に落下して潤滑油に付着する。そしてゴミがテーブ
ルの円滑な直進運動を妨げるから、直進運動が円滑に行
われず、真直性が悪化し、測定の精度を低下させる虞れ
がある。
【0003】このために従来、各種の防塵機構が取付け
られていた。図4及び図5にその断面を示す従来例は、
基台1に形成された案内面3の上にコロ5を備えたリテ
ーナ4が直動可能に載置され、テーブル2はリテーナ4
に支持され直進可能である。そしてテーブル2の進行方
向に突出して設置されたカバー8がテーブル2移動した
時に基台1の案内面3を覆うことにより、防塵を行って
いた。
【0004】又、図6及び図7にその断面を示す従来例
は、基台1に形成された案内面3の上にコロ5を備えた
リテーナ4が直動可能に載置され、テーブル2はリテー
ナ4に支持され直進可能である。そしてテーブル2の進
行方向の両端にそれぞれ布製のカバー9の一端が固定さ
れ、他端が基台1に固設された巻取り機10に連絡し
て、テーブル2の進行に応じて巻取られるようになって
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4及び図5にその断
面を示すカバー8を使用する例は、カバー8がテーブル
2の進行方向に突出して設置されており、テーブル2よ
り大きいからそのためのステージ装置回りの場所的余裕
が必要となり、又突出してかさばった部分が光学測定機
自体の操作性を悪くするものであった。
【0006】又、図6及び図7にその断面を示す布製の
カバー9を使用する例は、布製のカバー9の一端がテー
ブル2に固定され、他端が基台1に固定された巻取り機
10に巻取られるようになっているので、張力が大き
く、そのために直進運動の真直性が悪化し、測定の精度
を低下させるという問題点を有している。
【0007】本発明は上記の課題に鑑み、かさばらず、
操作性が良く、測定精度を低下させる虞れのない防塵機
構の取付けられたステージ装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、案内面が形成
された基台と、案内面に載置され、リテーナに保持され
る転動体と、転動体に支持され、基台上を移動するテー
ブルとを備えたステージ装置において、記案内面上を移
動可能に設けられ、テーブルの移動に伴って露出する案
内面を覆うカバー部と、テーブルの移動方向の両端部に
設けられた当接部材とを有し、テーブルが一方に移動す
る際、リテーナによりカバー部を押し、また、テーブル
が他方に移動する際、リテーナに押されたカバー部を当
接部材により押し戻すステージ装置である。
【0009】
【作用】カバーが基台の案内面を覆っていて、ゴミが案
内面上に落ちて付着することを防ぐ。即ちテーブルが駆
動されて、基台がテーブルに覆われない状態が生じて
も、その部分の案内面の表面は常にカバーに覆われるこ
とによって露出しない。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図3により説明す
る。図1〜図3は本実施例の案内面を含みテーブルの直
進運動方向に切断した、それぞれテーブルと基台との相
対的位置の異なる断面図である。基台1に形成された1
対の案内面3の上にはそれぞれコロ5を備えたリテーナ
4が直動可能に載置され、又カバー6がリテーナ4の進
行方向前後両側にそれぞれ直動可能に載置されている。
【0011】カバー6は案内面3の上を摺動する摺動部
6aと、それから垂直に突起しフック7及びリテーナ4
に当接する突起部6bから構成されている。
【0012】テーブル2はその下面に形成された案内面
2aにおいてリテーナ4に支持され、直進可能である。
そして又フック7が案内面2aに対応した位置でテーブ
ル2の進行方向前後両側にそれぞれ固設されている。フ
ック7はテーブル2の下面より下まで伸び、カバー6の
突起部6bに当接するようになっている。
【0013】次に本実施例の動作に付いて説明する。テ
ーブル2が不図示の駆動装置により駆動され、基台1に
対して図1の位置から図2の位置に、即ち図中右側に移
動すると、リテーナ4がテーブル2の移動量の2分の1
移動して、先ずリテーナ4の右側の先端部4bが右側の
カバー6の突起部6cに当接する。カバー6はリテーナ
4の移動に従って同じ距離移動し、カバー6の摺動部6
aの一部が案内面3の右側の端部からはみでるようにな
る。次いで左側のフック7が左側のカバー6の突起部6
dに当接し、カバー6を案内面3上を右方に移動させ
る。図2においては左側のカバー6の摺動部6aの左側
の端部が案内面3の端部と丁度一致しているが、テーブ
ル2が制限一杯右側に移動したときでも、カバー6の摺
動部6aは常に案内面3を充分に覆い得るような長さに
なっている。
【0014】左側に移動する時も同様である。図2の状
態からテーブル2が左側に駆動されると、先ずリテーナ
4が移動し、左側のフック7が左側のカバー6の突起部
6dから、及びリテーナ4の右側の先端部4bがカバー
6の突起部6cから離れる。やがてリテーナ4の左側の
先端部4cがカバ−6の突起部6dに当接し、左側のカ
バー6をリテ−ナ4の左側の先端部4cとカバ−6の突
起部6dと当接後のテーブル2の移動量の2分の1移動
させる。次いで右側のフック7が右側のカバー6の突起
部6cに当接し、右側のカバー6をフック7とカバ−6
の突起6cとの当接後のテーブル2の移動量と同じ距離
移動させる。図3に示すように、テーブル2が制限一杯
左側に移動したときでも、カバー6の摺動部6aが常に
必ず案内面3を充分に覆い得るような長さになってい
る。
【0015】本実施例によると、テーブルが駆動され
て、基台がテーブルに覆われない状態が生じても、その
部分の案内面の表面は常にカバーに覆われているからゴ
ミが案内面に付着する虞れがなくなる。カバーは基台と
テーブルとの間に摺動可能にかさばらずに小さく設置さ
れていて、基台とテーブルの移動面積よりはみ出すこと
はない。カバーは平滑な案内面の表面で軽快に移動し、
又移動量が小さいから、摩擦等により直進運動の真直性
が悪化し、測定の精度を低下させることがない。
【0016】尚、カバーの摺動部の一部が案内面の端部
からはみでたときに、カバーを支持する補助的延長案内
面を設けると、カバーが安定するのは言うまでもない。
【0017】又、フックをやや水平方向に延在する形状
にして、案内面を覆う機能を分担させることが可能なこ
とも言うまでもない。
【0018】又、本実施例ではコロを備えたリテーナを
使用しているが、球を備えたリテーナを使用することが
できるのは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明によるステージ装置は、かさばら
ず、操作性が良い防塵機構が取付けられて、テーブルが
真直性の良い直進運動を行い高い精度で測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のテーブルの直進運動方向に
断った断面図である。
【図2】本発明の一実施例のテーブルの直進運動方向に
断った断面図である。
【図3】本発明の一実施例のテーブルの直進運動方向に
断った断面図である。
【図4】従来例のテーブルの直進運動方向に切断した断
面図である。
【図5】従来例のテーブルの直進運動方向に切断した断
面図である。
【図6】従来例のテーブルの直進運動方向に切断した断
面図である。
【図7】従来例のテーブルの直進運動方向に切断した断
面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 テーブル 2a、3 案内面 4 リテーナ 5 コロ 6 カバー 6a 摺動部 6b 突起部 7 フック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内面が形成された基台と、前記案内面
    に載置され、リテーナに保持される転動体と、前記転動
    体に支持され、前記基台上を移動するテーブルとを備え
    たステージ装置において、 前記案内面上を移動可能に設けられ、前記テーブルの移
    動に伴って露出する前記案内面を覆うカバー部と、前記
    テーブルの移動方向の両端部に設けられた当接部材とを
    有し、前記テーブルが一方に移動する際、前記リテーナ
    が前記カバー部を押し、また、前記テーブルが他方に移
    動する際、前記リテーナに押された前記カバー部を前記
    当接部材が押し戻すことを特徴とするステージ装置。
JP28101392A 1992-09-25 1992-09-25 ステージ装置 Expired - Lifetime JP3170733B2 (ja)

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JPH06109879A JPH06109879A (ja) 1994-04-22
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JP4808590B2 (ja) * 2006-10-26 2011-11-02 東芝機械株式会社 リテーナの位置ずれ防止装置

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