JP3170570U - 口腔清掃用具用振動ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、近年では振動モータや超音波振動子等を内蔵して、ブラシを振動させるようにした電動歯ブラシや電動歯間ブラシも使われるようになっている。それらを使用すれば、力を使わずに歯や歯間等の口腔内の清掃を効率よく行うことができる。
また、特許文献2には、電源及び制御回路を収納したハンドル部から延設したネック部を介してヘッド部を設け、そのヘッド部内に設けた駆動機構を駆動して、植毛がなされた可動部を往復振動させるように構成した電動歯ブラシが開示されている。
しかし、その本体部には通常は専用の交換用ブラシ部しか装着できないため、その場合でも一般には個人毎に専用の電動歯ブラシ等を使用することになり、誰でも手軽に使用することは出来なかった。
あるいは、上記振動源と電源部とを上記バネ式クランパに一体的に固定して設け、そのバネ式クランパに上記振動源への給電回路を開閉するスイッチを設けるようにしてもよい。
上記振動源が振動モータであり、その振動モータを上記バネ式クランパの回動軸に沿って、あるいはその回動軸に対応する位置に配置することによって、一層の小型化が可能になる。
上記スイッチを上記バネ式クランパ側に設け、そのバネ式クランパが口腔清掃用具にその柄部を挟み込んで装着されたときに、その柄部によって上記振動源への給電回路を閉じるように操作される位置に上記スイッチを配置するとよい。
例えば、一家に一台の振動ユニットを備えておけば、家族全員が好きなときにそれを自分の歯ブラシ等に装着して使用することができる。しかも、その振動ユニットは消耗することなく長期間使用できるので、極めて経済的である。
〔第1実施例〕
この考案による口腔清掃用具用振動ユニットの第1実施例を図1〜図4によって説明する。図1はその口腔清掃用具用振動ユニットのクランパ側ユニットを歯ブラシに装着した状態で示す正面図である。図2はそのクランパ側ユニットを歯ブラシに装着していない状態で図1の上方から見た図に相当する平面図、図3はそのクランパ側ユニットを歯ブラシに装着した状態で、歯ブラシの柄のみを断面にして図1の上方から見た平面図、図4は図2における手前側連結部の内側付近の長手方向に沿った縦断面図である。
また、2枚の板状部材21,22の各摘み部21c,22cの外面21co,22coにも同様な凹凸や溝などを形成して粗面にすると、この摘み部21c,22cを指で摘んでバネ式クランパ2を開く際に、指が滑り難くなって、操作し易くなるので望ましい。
したがって、摘み部21c,22cを指で摘んで把持部21b,22bを開き、図1及び図3に示すように歯ブラシ10の柄部11を把持部21b,22bで挟み込んで装着する操作を、極めて容易に行うことができる。
この実施例ではクランパ側ユニット1と電源部4を分離したので、振動部であるクランパ側ユニット1を小型軽量化でき、振動モータ3の振動を歯ブラシ10に効率よく伝えられるとともに、歯ブラシ10の操作に殆ど邪魔にならない。
振動モータ3はウオータプルーフ(防水構造)になっているので、このクランパ側ユニット1を、歯ブラシ10と共に又は別に水洗して、常に清潔に保つことができる。
図1では、コストパフォーマンスがよく、小型にできる単三型又は単四型の電池43を1本使用する電源部4の例を示している。しかし、それらの電池あるいは単五型の電池を複数本使用するものでもよいし、充電式の二次電池等を使用するものでもよいことは勿論である。
次に、この考案による口腔清掃用具用振動ユニットの第2実施例を図5及び図6によって説明する。図5はその口腔清掃用具用振動ユニットのクランパ側ユニットのみを示す図2と同様な平面図、図6はそのクランパ側ユニットの図4と同様な縦断面図である。これらの図において、図1〜図4の各部と対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの詳細な説明は省略する。この第2実施例においても、電源部及び給電線は第1実施例と同様であるから、図示を省略している。しかし、この第2実施例では第1実施例で用いた電源部4のスイッチ41は省略してもよい。
また、この実施例では、振動モータ3の筐体3aと一体に押しボタン式のスイッチ26を設けており、その少なくとも押しボタン26aを振動モータ保持部22eから把持部21b,22b側に突出させている。
この実施例によれば、バネ式クランパ2′の回転軸に対応する位置に振動モータ3を配置したので、クランパ側ユニット1′(振動部)を一層小型軽量化することができる。
次に、この考案による口腔清掃用具用振動ユニットの第3実施例を図7及び図8によって説明する。図7はその口腔清掃用具用振動ユニットのクランパ側ユニットのみを示す正面図、図8はそのクランパ側ユニットを歯ブラシに装着した状態の要部のみを、分割された把持部を断面にして図1の左側から見た図に相当する拡大図である。これらの図においても、図1から図6の各部と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施例のバネ式クランパ2″の構成と振動モータ3の保持構造は、前述した第1実施例と同様でもよいし、第2実施例と同様でもよい。
この考案による口腔清掃用具用振動ユニットの電源部の他の例を示す図9によって説明する。この図9に示す電源部40は、小型CDプレーヤや情報端末装置など各種の小型直流機器の電源装置として使用されているコンバータと同様なものである。
すなわち、この電源部40は、筐体40aから突出した一対の差込片40bを商用電源のコンセントに差し込んでAC100Vを取込み、筐体40aの内部に設けられたトランスで降圧し、整流・平滑回路で所定電圧(例えば1.5V)の直流に変換して、給電線5を通してクランパ側ユニットの振動モータ3に供給する。給電線5の端部に電源プラグ6を設けて、電源部40に対して挿入及び引き抜き可能にすると便利である。
次に、この考案による口腔清掃用具用振動ユニットの第4実施例を図10によって説明する。図10は、その口腔清掃用具用振動ユニットを歯ブラシに装着した状態で示す図1と同様な正面図である。この図10において、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
さらに、図7に示した第3実施例のように、バネ式クランパ2の把持部21b,22bを、ある程度弾性変形可能にし、挟み込む歯ブラシ10の柄部11の長手方向に沿う方向に複数の部分に分割して形成してもよい。
上述した各実施例では、口腔清掃用具として歯ブラシを使用する場合の例を説明した。しかし、口腔清掃用具はこれに限るものではなく、歯間ブラシや舌クリーナなどにもこの考案による口腔清掃用具用振動ユニットを装着して使用することができる。
前述した各実施例では、振動源として振動モータを使用する例を説明したが、それに限るものではない。例えば、超音波振動子、圧電振動子、電磁振動器など、小型化が可能な振動発生デバイスであれば、いずれも採用可能である。
3:振動モータ 3a:筐体 3b:回転駆動部 3c:回転軸
3d:偏心重り 4:電源部 5:給電線 6:電源プラグ
7:口腔清掃用具用振動ユニット 8:電源部
10:歯ブラシ 11:柄部 12:ヘッド部 13:刷毛
21,22:板状部材 21a,22a:連結片 21b,22b:把持部
21c,22c:摘み部 21d:支持部 21f:軸受溝
22d:押さえ部 22e:振動モータ保持部 22f:軸部
21g,22g:板バネ係止部 23:回転軸 24:コイルバネ
24a,24b:コイルバネの端部 25:板バネ 25a,25b:板バネの端部
25c:板バネの中間部 26:スイッチ 26a:押しボタン
40:電源部 41:スイッチ 41a:押しボタン 42:クリップ片
43:電池 81:電池 82:スイッチ
Claims (7)
- 歯ブラシ等の口腔清掃用具にその柄部を挟み込んで装着可能なバネ式クランパと、給電により振動を発生する振動源と、該振動源に給電する電源部とからなり、
前記振動源は前記バネ式クランパに一体的に固定して設けられ、
前記電源部は前記バネ式クランパとは分離して設けられ、前記振動源と給電線で接続されており、
前記電源部側と前記バネ式クランパ側の少なくとも一方に、前記振動源への給電回路を開閉するスイッチを設けたことを特徴とする口腔清掃用具用振動ユニット。 - 前記電源部が電池を収納する電池ケースであり、衣服に止めるための弾性を有するクリップ片を備えていることを特徴とする請求項1に記載の口腔清掃用具用振動ユニット。
- 歯ブラシ等の口腔清掃用具にその柄部を挟み込んで装着可能なバネ式クランパと、給電により振動を発生する振動源と、該振動源に給電する電源部とからなり、
前記振動源と前記電源部とが、前記バネ式クランパに一体的に固定して設けられ、
該バネ式クランパに前記振動源への給電回路を開閉するスイッチを設けたことを特徴とする口腔清掃用具用振動ユニット。 - 前記バネ式クランパが、2枚の板状部材の中間部を互いに回動軸の周りに回動可能に連結し、その連結部から前記回動軸に直交する一方側に延びる前方部が互いに閉じるようにコイルバネ又は板バネによって回動力を付与しており、該前方部が口腔清掃用具の柄部を挟み込む把持部であり、他方側に延びる後方部が、指で摘まれることによって前記回動力に抗して前記把持部を開く摘み部であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の口腔清掃用具用振動ユニット。
- 前記バネ式クランパの前記把持部が、弾性変形可能であって、挟み込む口腔清掃用具の柄部の長手方向に沿う方向に複数の部分に分割されていることを特徴とする請求項4に記載の口腔清掃用具用振動ユニット。
- 前記振動源が振動モータであり、該振動モータを前記バネ式クランパの前記回動軸に沿って、あるいは該回動軸に対応する位置に配置したことを特徴とする請求項4又は5に記載の口腔清掃用具用振動ユニット。
- 前記スイッチを前記バネ式クランパ側に設け、該バネ式クランパが口腔清掃用具にその柄部を挟み込んで装着されたときに、その柄部によって前記振動源への給電回路を閉じるように操作される位置に前記スイッチを配置したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の口腔清掃用具用振動ユニット。
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JP2011003952U JP3170570U (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | 口腔清掃用具用振動ユニット |
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JP2011003952U JP3170570U (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | 口腔清掃用具用振動ユニット |
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ID=54881018
Family Applications (1)
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JP2011003952U Expired - Lifetime JP3170570U (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | 口腔清掃用具用振動ユニット |
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2011
- 2011-07-08 JP JP2011003952U patent/JP3170570U/ja not_active Expired - Lifetime
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