JP3170524U - 包装用箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】梱包する収納物を出し入れするための開閉扉を梱包箱を設け、かつ、多段に積層する場合の収納物の保護及び荷崩れ防止が図られ、また、収納物の抜き取りをしても荷崩れが生じない包装用箱を提供する。【解決手段】周面から上下に延設したフラップ2により天蓋及び底蓋を形成し、仕切片6により内部を複数の区画に縦方向に仕切ることにより、複数の収納物を収納可能とした段ボール箱において、該周面に接する区画の少なくとも一つを天蓋と底蓋を支持する高さの仕切片6により出し入れゾーン7を形成すると共に、該出し入れゾーンの周面に開閉扉5を設ける。【選択図】図2
Description
本考案は、梱包する収納物を出し入れするための開閉扉を、段ボール箱の周面に設けた包装用箱に関する。
物品の流通や保管において段ボール箱が広く利用されている。段ボール箱は、仕切片や緩衝材などを設けることにより、種々の形態の収納物を梱包することができ、多段に積み重ねることで効率的に流通や保管に供することが可能となる。
多数の収納物を一括して梱包する包装形態では、一部を入れ替え、追加、抜き取りしなければならない場合が生じる。このような場合、積み重ねた段ボール箱から収納物を出し入れするには、段ボール箱をいちいち降ろしてから作業しなければならず、著しく手間のかかる作業となっていた。
これは、段ボール箱が、各周面から上下に蓋フラップを延設したA型段ボール箱のように上下に蓋を設けた構造が一般的であることに起因しており、段ボール箱をその都度降ろしてからでないと蓋が開けられないためである。
この点、特許文献1に示すように周面に開閉扉を備えた構造の「植物収納箱」があり、積み重ねた状態でも側方から収納物の入れ替え等を行うことができる。
この点、特許文献1に示すように周面に開閉扉を備えた構造の「植物収納箱」があり、積み重ねた状態でも側方から収納物の入れ替え等を行うことができる。
しかしながら、段ボール箱は、周面を構成する段ボールによって上下方向にかかる荷重に対する強度が保持され、多段に積層する場合の収納物の保護及び荷崩れ防止が図られている。このため、周面に開口部や切欠などを設けることは強度の面から好ましくなく、精々手掛け孔が設けられるに過ぎない。
このことから、特許文献1の「植物収納箱」は、鉢に植えた植物を個包装するための包装箱であり、周面に開閉扉を設けることで植木鉢を取り出しやすくするに過ぎないものといえる。
また、収納物の追加や抜き取りをする場合、段ボール箱内に生じる空隙ゾーンによって荷崩れが生じないように考慮する必要がある。これは、収納された収納物によって上下方向の強度が保持されている場合があるからである。
また、収納物の追加や抜き取りをする場合、段ボール箱内に生じる空隙ゾーンによって荷崩れが生じないように考慮する必要がある。これは、収納された収納物によって上下方向の強度が保持されている場合があるからである。
そこで本考案者は上記課題に鑑み鋭意研究した結果、本考案を成し得たものであり、その特徴とするところは、周面から上下に延設したフラップにより天蓋及び底蓋を形成し、仕切片により内部を複数の区画に縦方向に仕切ることにより、複数の収納物を収納可能とした段ボール箱において、該周面に接する区画の少なくとも一つを天蓋と底蓋を支持する高さの仕切片により出し入れゾーンを形成すると共に、該出し入れゾーンの周面に開閉扉を設けたことにある。
本明細書中でいう「出し入れゾーン」とは、天蓋と底蓋を支持する高さの仕切片によって、段ボール箱の周面との間に形成した区画域をいう。この出し入れゾーンの周面に開閉扉を設けることにより、該開閉扉を通じて収納物の出し入れを行えるようにする。開閉扉の構造は、上開き、下開き、横開き、観音開きなど特に限定するものではない。
段ボール箱の内部を縦方向に仕切る仕切片として、少なくとも出し入れゾーンを形成する仕切片は、天蓋と底蓋を支持する高さとする。これは、基本的に底蓋から天蓋に至る長さであり、両者間に突っ張る高さである。例えば、緩衝材や別体の箱体などを設ける場合は、これらの間に介在させる高さにする。要は、天蓋と底蓋との間の距離を極力変えないように支持する高さであればよい。
出し入れゾーンを形成する仕切片の高さを天蓋と底蓋を支持する高さとするのは、開閉扉を設けたことによる周面の強度低下を補強することを目的とする。このためには、仕切片をコの字型に折曲して開閉扉の開口部を囲うように設けるのが好ましい。また、コの字型の仕切片の両端部をV字型に折曲することで、より強度を高めることができる。
本考案に係る包装用箱は、天蓋と底蓋を支持する高さの仕切片により区画した出し入れゾーンの周面に開閉扉を設けたことにより、開閉扉から収納物の一部の入れ替え、追加、抜き取りを行うことができる。特に、開閉扉を設けた出し入れゾーンは、仕切片によって区画されているため、入れ替え、追加、抜き取りなどがよく行なわれる収納物の附属品や取扱説明書などの梱包チェックが容易となる。
また、包装用箱を多段に積み重ねた状態でも、周面に設けた開閉扉から収納物の一部の入れ替え、追加、抜き取りができるのみならず、該開閉扉の開口部による周面の強度低下を仕切片で補強していることから、重量物を収納しても箱の変形による荷崩れを防止でき、収納物の出し入れも容易になるなど極めて有益な効果を有するものである。
本考案に係る包装用箱は、周面に接する区画の少なくとも一つを天蓋と底蓋を支持する高さの仕切片により出し入れゾーンを形成し、その周面に開閉扉を設けたことで上記課題を解決した。
図1は、本考案に係る包装用箱1の一実施例で、各周面の上下にそれぞれフラップ2を延設したA型の段ボール箱であり、周面を構成する長さ面3と幅面4の内、幅面4の一方に開閉扉5を設けている。この開閉扉5は、包装用箱1に梱包する収納物の一部を出し入れするための扉であり、包装用箱1を積み重ねた状態でも収納物の入れ替え、追加、抜き取りを可能にする。
開閉扉5を設けた周面の裏面側には、図2(a)(b)のようにコの字型に折曲したコの字型仕切片6を設け、開閉扉5から収納物を出し入れするための出し入れゾーン7を形成している。このコの字型仕切片6は、包装用箱1の天蓋と底蓋を支持する高さで形成し、開閉扉5を設けたことによる周面の強度低下を補強するものである。コの字型仕切片6としては、図3に示すように両端部をV字型に折曲することで、耐圧強度を高くすることができ、仕切片としての自立性も高くなる。これらのコの字型仕切片6は、他の仕切片、補強材、収納物などによって保持する。
図4は、本考案に係る包装用箱1の他の実施例であり、内部にコの字型仕切片6及び他の仕切片61を装着した状態である。開閉扉5を設けた幅面4の裏面側には、該開閉扉5の開口部を囲うようにコの字型仕切片6を設けて出し入れゾーン7として区画している。本例の仕切片61は、包装用箱1への組み付けを容易にするため、左右対称に構成すると共に、組み立てたときの高さを全て天蓋と底蓋に突っ張る長さにしている。
この包装用箱1を構成するブランクシートを図5に示す。同図(a)は包装用箱1本体、同図(b)はコの字型仕切片6である。(c)乃至(e)は仕切片61であり、(c)(d)の仕切片61はそれぞれ2セット、(e)の仕切片61は6セット使用する。(f)は出し入れゾーン7に出し入れする収納物を入れる箱62であり、(g)は収納物を仕切って入れるための箱62で、その2種の仕切片を下に示している。
包装用箱1に収納物として自転車の部品であるギアクランクを10セット梱包した状態を図6に示す。ギアクランクは、クランクC、クランク軸A、スプロケットS、ボトムブラケットBBの各部品から成る。本例では、右クランクC、クランク軸A及びスプロケットSは一体に組み立てられ、左クランクCとボトムブラケットBBは、それぞれ10個ずつまとめて箱62に入れて梱包している。
本例の場合、出し入れゾーン7には、図7のようにボトムブラケットBBを収納するようにしている。ボトムブラケットBBは、ギアクランクを組み付けるフレームによって用いない場合があるためである。
基本的に、出し入れゾーン7には何も入れないで空の状態で梱包して倉庫等に保管する。これは、出し入れゾーン7に収納する収納物の使用可能性の高低にもよるが、個々の包装用箱1に入れて保管し出荷の際に抜き取るよりも、在庫管理が容易であることや仕様変更などにも対応しやすくなるからである。
出し入れゾーン7を設けた包装用箱1としては、例えば図8のようにパレットPに井桁状に開閉扉5が隠れないように積み上げて保管する。このようにすれば、開閉扉5から収納物の一部を入れ替え、追加、抜き取りを容易に行うことができる。本例では、開閉扉5の側方に同梱チェック欄8を設けて、収納物の種類や数の他、出し入れゾーン7内の収納物の有無を表示できるようにしている。
BB ボトムブラケット
C クランク
A クランク軸
S スプロケット
P パレット
1 包装用箱
2 フラップ
3 長さ面
4 幅面
5 開閉扉
6 コの字型仕切片
61 仕切片
62 箱
7 出し入れゾーン
8 同梱チェック欄
C クランク
A クランク軸
S スプロケット
P パレット
1 包装用箱
2 フラップ
3 長さ面
4 幅面
5 開閉扉
6 コの字型仕切片
61 仕切片
62 箱
7 出し入れゾーン
8 同梱チェック欄
Claims (4)
- 周面から上下に延設したフラップにより天蓋及び底蓋を形成し、仕切片により内部を複数の区画に縦方向に仕切ることにより、複数の収納物を収納可能とした段ボール箱において、該周面に接する区画の少なくとも一つを天蓋と底蓋を支持する高さの仕切片により出し入れゾーンを形成すると共に、該出し入れゾーンの周面に開閉扉を設けたことを特徴とする包装用箱。
- 開閉扉を設けた周面は、その裏面側に天蓋と底蓋を支持する高さで、コの字型に折曲した仕切片を配して出し入れゾーンを形成した請求項1記載の包装用箱。
- 出し入れゾーンを形成するコの字型の仕切片は、その両端部をV字型に折曲した請求項2記載の包装用箱。
- 開閉扉を設けた周面の表面に、同梱チェック欄を表示した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の包装用箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003543U JP3170524U (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 包装用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003543U JP3170524U (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 包装用箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3170524U true JP3170524U (ja) | 2011-09-22 |
Family
ID=54880974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011003543U Expired - Fee Related JP3170524U (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 包装用箱 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3170524U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014223936A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 包装箱 |
-
2011
- 2011-06-22 JP JP2011003543U patent/JP3170524U/ja not_active Expired - Fee Related
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