JP3170373U - 非常用電源装置及び非常用電源システム - Google Patents
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Abstract
【課題】無駄な電力を消費することなく停電時の情報通知等に寄与することができる非常用電源装置及び非常用電源システム等を提供する。【解決手段】商用電源の停電時において電気機器に電力を供給する非常用電源装置100は、商用電源からの電力を充電する蓄電池20と、商用電源の通電又は停電を判定する停電判定部40と、停電判定部40により停電と判定されたとき、蓄電池20の出力から交流電力を生成する電源生成部30と、停電判定部40により停電と判定されたときのみ上記の交流電力を出力する停電時出力端子OUT2とを含む。【選択図】図1
Description
本考案は、商用電源の停電時において非常用として電力を補助する非常用電源装置及びこれを用いた非常用電源システムに関する。
従来より、商用電源から電力が供給される電気機器を使用する環境において、商用電源の突然の停電に対応するため、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply:以下、UPS)やバックアップ電源装置等の非常用電源装置が用いられる。この場合、商用電源の停電時において、非常用電源装置が、電気機器に対して電力を供給する。
ところが、UPS等は、停電時に自動で電力を電気機器に供給することができるものの、従来から、夜間に停電が発生したときには、照明装置を点灯させるものがなかった。そこで、例えば特許文献1には、UPSを使用して非常発生時に補助継電器の作動により常用照明器を非常用として点灯させる技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、常用照明器を停電時にも非常用として点灯させているに過ぎないため、商用電源の停電時以外の通電時においても給電されることになる。従って、常用照明器に代えて、例えば停電時の情報通知等を行うような停電時にのみ動作させたい機器を用いたとしても、当該機器に対して常時給電されてしまい、無駄な電力を消費してしまうという問題がある。
本考案は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本考案の幾つかの態様によれば、無駄な電力を消費することなく停電時の情報通知等に寄与することができる非常用電源装置及び非常用電源システム等を提供することができる。
(1)本考案の第1の態様は、商用電源の停電時において電気機器に電力を供給する非常用電源装置が、前記商用電源からの電力を充電する蓄電池と、前記商用電源の通電又は停電を判定する停電判定部と、前記停電判定部により停電と判定されたとき、前記蓄電池の出力から出力電力を生成する電源生成部と、前記停電判定部により停電と判定されたときのみ前記出力電力を出力する停電時出力端子とを含む。
本態様においては、停電時出力端子を介して、停電時にのみ交流電力を外部に供給することができるようにしている。これにより、例えば停電時出力端子に、停電時の情報通知等を行う通知装置を接続することにより、無駄な電力を消費することなく、停電時の情報通知等を行うことができる。従って、無駄な電力を消費することなく停電時の情報通知等に寄与する非常用電源装置を提供することができるようになる。
(2)本考案の第2の態様に係る非常用電源装置は、第1の態様において、前記停電判定部により通電と判定されたとき非点灯状態となり、前記停電判定部により停電と判定されたとき点灯状態となる停電時照明部を含む。
本態様によれば、停電時照明部を備え、商用電源の通電時には非点灯状態となり、商用電源の停電時には点灯状態となるようにしたので、上記の効果に加えて、夜間等に停電が発生しても突然の暗闇を解消することができるようになる。
(3)本考案の第3の態様に係る非常用電源装置では、第2の態様において、前記停電時照明部は、前記蓄電池に充電された電力を用いて点灯状態となる。
本態様によれば、商用電源の停電時にも蓄電池に充電された電力を用いて点灯状態となる停電時照明部を設けることにより、夜間等に停電が発生しても突然の暗闇を解消することができるようになる。
(4)本考案の第4の態様に係る非常用電源装置は、第1の態様乃至第3の態様のいずれかにおいて、前記出力電力の出力又は停止を切り替える出力スイッチ回路を含む。
本態様によれば、出力スイッチ回路を設け、出力スイッチ回路により停電時出力端子から出力電力の出力又は停止を切り替えるようにしたので、停電時出力端子における機器の接続状態に応じた使用が可能な非常用電源装置を提供することができるようになる。
(5)本考案の第5の態様は、非常用電源システムが、上記のいずれか記載の非常用電源装置と、前記停電時出力端子に接続される通知装置とを含み、前記通知装置は、前記停電時出力端子を介して前記出力電力が供給される。
本態様によれば、商用電源の通電時においては、商用電源の電力が電気機器に供給され、商用電源の停電時においてのみ停電時出力端子から、停電時の情報通知等を行う通知装置に電力が供給される。これにより、無駄な電力を消費することなく停電時の情報通知等に寄与する非常用電源システムを提供することができるようになる。
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本考案の課題を解決するために必須の構成要件であるとは限らない。
1. 非常用電源装置
1.1 第1の実施形態
図1に、本考案の第1の実施形態における非常用電源装置の構成例のブロック図を示す。
1.1 第1の実施形態
図1に、本考案の第1の実施形態における非常用電源装置の構成例のブロック図を示す。
非常用電源装置100は、入力端子IN、出力端子OUT1、及び停電時出力端子OUT2を備えている。非常用電源装置100には、入力端子INを介して商用電源から電力が供給される。出力端子OUT1には、電気機器が接続され、該電気機器は、通電時及び停電時に出力端子OUT1を介して電力が供給される。停電時出力端子OUT2には、停電時の情報通知等を行う通知装置が接続され、該通知装置は、停電時にのみ停電時出力端子OUT2を介して出力電力が供給される。
このような非常用電源装置100は、充電回路10と、蓄電池20と、電源生成部30と、停電判定部40と、停電時切替回路50とを備えている。
充電回路10は、入力端子INを介して供給される商用電源の電力を蓄電池20に充電する制御を行う。蓄電池20は、充電回路10による充電制御によって商用電源の電力を充電する。
電源生成部30は、商用電源の停電時に公知のDC/AC変換により蓄電池20の出力から交流電力を出力電力として生成する。電源生成部30の出力は、停電時切替回路50及び停電時出力端子OUT2に供給される。
停電判定部40は、入力端子INを介して供給される商用電源の通電又は停電を判定する。また、停電判定部40は、商用電源の停電を判定すると、電源生成部30を起動させる。そして、停電判定部40により商用電源の停電が判定されたとき、電源生成部30は、上記の交流電力を生成する。停電判定部40により商用電源の通電が判定されたとき、電源生成部30は、その機能を停止し、直流電圧が0Vを出力する。
停電時切替回路50は、商用電源が通電しているとき、入力端子INを介して供給される商用電源の電力を、出力端子OUT1を介して外部に供給する。また、停電時切替回路50は、商用電源が停電しているとき、電源生成部30によって生成された交流電力を、出力端子OUT1を介して外部に供給する。
停電時出力端子OUT2からは、商用電源の停電時において電源生成部30によって生成された交流電力が出力電力として外部に供給される。
このような第1の実施形態における非常用電源装置100では、商用電源の通電時においては、停電時切替回路50により商用電源の電力が出力電力として、出力端子OUT1を介して外部に供給される。このとき、蓄電池20には、商用電源の電力が充電される。また、停電時出力端子OUT2からは、直流電圧0Vが出力され、停電時出力端子OUT2に接続される機器に対して実質的に給電されない。
そして、停電判定部40により商用電源の停電が判定されると、電源生成部30が起動され、蓄電池20に充電された電力から交流電力が生成される。この交流電力は、停電時切替回路50により出力端子OUT1を介して外部に供給されると共に、停電時出力端子OUT2を介して外部に供給される。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、停電時出力端子OUT2を介して、停電時にのみ交流電力を外部に供給することができるようになる。これにより、例えば停電時出力端子OUT2に、停電時の情報通知等を行う通知装置を接続することにより、無駄な電力を消費することなく、停電時の情報通知等を行うことができる。従って、無駄な電力を消費することなく停電時の情報通知等に寄与する非常用電源装置を提供することができるようになる。
また、出力端子OUT1から常時給電することができるので、停電時においても出力端子OUT1に接続される電気機器を継続して動作させることができるようになる。
このような非常用電源装置100は、UPSやバックアップ電源装置として提供することができる。
1.2 第2の実施形態
図2に、本考案の第2の実施形態における非常用電源装置の構成例のブロック図を示す。図2において、図1と同様の部分には同一符号を付している。
図2に、本考案の第2の実施形態における非常用電源装置の構成例のブロック図を示す。図2において、図1と同様の部分には同一符号を付している。
非常用電源装置100aは、非常用電源装置100と同様に、入力端子IN、出力端子OUT1、及び停電時出力端子OUT2を備えている。このような非常用電源装置100aは、充電回路10と、蓄電池20と、電源生成部30と、停電判定部40aと、停電時切替回路50と、停電時照明部60とを備えている。
充電回路10は、入力端子INを介して供給される商用電源の電力を蓄電池20に充電する制御を行う。蓄電池20は、充電回路10による充電制御によって商用電源の電力を充電する。
電源生成部30は、商用電源の停電時に公知のDC/AC変換により蓄電池20の出力から交流電力を出力電力として生成する。電源生成部30の出力は、停電時切替回路50及び停電時出力端子OUT2に供給される。
停電判定部40aは、入力端子INを介して供給される商用電源の通電又は停電を判定する。また、停電判定部40aは、商用電源の停電を判定すると、電源生成部30を起動させる。そして、停電判定部40aにより商用電源の停電が判定されたとき、電源生成部30は、上記の交流電力を生成する。停電判定部40aにより商用電源の通電が判定されたとき、電源生成部30は、その機能を停止し、直流電圧が0Vを出力する。また、停電判定部40aの判定結果は、停電時照明部60にも通知される。
停電時切替回路50は、商用電源が通電しているとき、入力端子INを介して供給される商用電源の電力を、出力端子OUT1を介して外部に供給する。また、停電時切替回路50は、商用電源が停電しているとき、電源生成部30によって生成された交流電力を、出力端子OUT1を介して外部に供給する。
停電時出力端子OUT2からは、商用電源の停電時において電源生成部30によって生成された交流電力が出力電力として外部に供給される。
停電時照明部60は、停電判定部40aにより商用電源の停電と判定されたとき、蓄電池20に充電された電力を用いて点灯状態となる。また、停電時照明部60は、停電判定部40aにより商用電源の通電が判定されたとき、非点灯状態となる。
このような第2の実施形態における非常用電源装置100aでは、第1の実施形態と同様に、商用電源の通電時においては、停電時切替回路50により商用電源の電力が出力電力として、出力端子OUT1を介して外部に供給される。このとき、蓄電池20には、商用電源の電力が充電され、停電時照明部60は、非点灯状態となる。また、停電時出力端子OUT2からは、直流電圧0Vが出力される。
そして、停電判定部40aにより商用電源の停電が判定されると、電源生成部30が起動され、蓄電池20に充電された電力から交流電力が生成される。この交流電力は、停電時切替回路50により出力端子OUT1を介して外部に供給されると共に、停電時出力端子OUT2を介して外部に供給される。このとき、停電時照明部60は、蓄電池20に充電された電力によって点灯状態となる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、停電時出力端子OUT2を介して、停電時にのみ出力電力を外部に供給することができるようになる。これにより、例えば停電時出力端子OUT2に、停電時の情報通知等を行う通知装置を接続することにより、無駄な電力を消費することなく、停電時の情報通知等を行うことができる。また、出力端子OUT1から常時給電することができるので、停電時においても出力端子OUT1に接続される電気機器を継続して動作させることができるようになる。
また、第2の実施形態によれば、停電時照明部60を備え、商用電源の通電時には非点灯状態となり、商用電源の停電時には点灯状態となるようにしたので、夜間等に停電が発生しても突然の暗闇を解消することができるようになる。
1.3 第3の実施形態
図3に、本考案の第3の実施形態における非常用電源装置の構成例のブロック図を示す。図3において、図2と同様の部分には同一符号を付している。
図3に、本考案の第3の実施形態における非常用電源装置の構成例のブロック図を示す。図3において、図2と同様の部分には同一符号を付している。
非常用電源装置100bは、非常用電源装置100aと同様に、入力端子IN、出力端子OUT1、及び停電時出力端子OUT2を備えている。このような非常用電源装置100bは、充電回路10と、蓄電池20と、電源生成部30と、停電判定部40aと、停電時切替回路50と、停電時照明部60と、出力スイッチ回路70とを備えている。
充電回路10は、入力端子INを介して供給される商用電源の電力を蓄電池20に充電する制御を行う。蓄電池20は、充電回路10による充電制御によって商用電源の電力を充電する。
電源生成部30は、商用電源の停電時にDC/AC変換により蓄電池20の出力から交流電力を出力電力として生成する。電源生成部30の出力は、停電時切替回路50及び出力スイッチ回路70に供給される。
停電判定部40aは、入力端子INを介して供給される商用電源の通電又は停電を判定する。また、停電判定部40aは、商用電源の停電を判定すると、電源生成部30を起動させる。そして、停電判定部40aにより商用電源の停電が判定されたとき、電源生成部30は、上記の交流電力を生成する。停電判定部40aにより商用電源の通電が判定されたとき、電源生成部30は、その機能を停止し、直流電圧が0Vを出力する。また、停電判定部40aの判定結果は、停電時照明部60にも通知される。
停電時切替回路50は、商用電源が通電しているとき、入力端子INを介して供給される商用電源の電力を、出力端子OUT1を介して外部に供給する。また、停電時切替回路50は、商用電源が停電しているとき、電源生成部30によって生成された交流電力を、出力端子OUT1を介して外部に供給する。
停電時出力端子OUT2からは、出力スイッチ回路70の出力が外部に供給される。
停電時照明部60は、停電判定部40aにより商用電源の停電と判定されたとき、蓄電池20に充電された電力を用いて点灯状態となる。また、停電時照明部60は、停電判定部40aにより商用電源の通電が判定されたとき、非点灯状態となる。
出力スイッチ回路70は、電源生成部30と停電時出力端子OUT2との間に挿入されるように設けられる。出力スイッチ回路70は、電源生成部30によって生成された交流電力(出力電力)の出力又は停止を切り替える。このような出力スイッチ回路70は、ユーザーのスイッチ操作の操作内容に従って、交流電力の出力又は停止を切り替えることができる。
第3の実施形態における非常用電源装置100bでは、第2の実施形態と同様に、商用電源の通電時においては、停電時切替回路50により商用電源の電力が出力電力として、出力端子OUT1を介して外部に供給される。このとき、蓄電池20には、商用電源の電力が充電され、停電時照明部60は、非点灯状態となる。また、停電時出力端子OUT2からは、ユーザーのスイッチ操作の操作内容にかかわらず直流電圧0Vが出力される。
そして、停電判定部40aにより商用電源の停電が判定されると、電源生成部30が起動され、蓄電池20に充電された電力から交流電力が生成される。出力スイッチ回路70により出力するように切り替えられている場合、この交流電力は、停電時切替回路50により出力端子OUT1を介して外部に供給されると共に、停電時出力端子OUT2を介して外部に供給される。一方、出力スイッチ回路70により出力を停止するように切り替えられている場合、この交流電力は、停電時切替回路50により出力端子OUT1を介して外部に供給されるが、停電時出力端子OUT2からは直流電圧0Vが出力される。また、このとき、停電時照明部60は、蓄電池20に充電された電力によって点灯状態となる。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、第2の実施形態と同様に、停電時出力端子OUT2を介して、停電時にのみ出力電力を外部に供給することができるようになる。これにより、例えば停電時出力端子OUT2に、停電時の情報通知等を行う通知装置を接続することにより、無駄な電力を消費することなく、停電時の情報通知等を行うことができる。
また、第3の実施形態によれば、停電時照明部60を備え、商用電源の通電時には非点灯状態となり、商用電源の停電時には点灯状態となるようにしたので、夜間等に停電が発生しても突然の暗闇を解消することができるようになる。
更に、第3の実施形態においては、出力スイッチ回路70を備え、出力スイッチ回路70により停電時出力端子OUT2から交流電力の出力又は停止を切り替える。これにより、第3の実施形態によれば、停電時出力端子OUT2における機器の接続状態に応じた使用が可能な非常用電源装置を提供することができるようになる。
1.4 第4の実施形態
図4に、本考案の第4の実施形態における非常用電源装置の構成例のブロック図を示す。図4において、図2と同様の部分には同一符号を付している。
図4に、本考案の第4の実施形態における非常用電源装置の構成例のブロック図を示す。図4において、図2と同様の部分には同一符号を付している。
非常用電源装置100cは、非常用電源装置100aと同様に、入力端子IN、出力端子OUT1、及び停電時出力端子OUT2を備えている。このような非常用電源装置100cは、充電回路10と、蓄電池20と、電源生成部30cと、停電判定部40aと、停電時切替回路50と、停電時照明部60とを備えている。
充電回路10は、入力端子INを介して供給される商用電源の電力を蓄電池20に充電する制御を行う。蓄電池20は、充電回路10による充電制御によって商用電源の電力を充電する。蓄電池20に充電された電力は、電源生成部30c、停電時照明部60に供給される。
電源生成部30cは、商用電源の停電時において、DC/AC変換により蓄電池20の出力から交流電力を出力電力として生成すると共に、蓄電池20の出力を直流電力として停電時出力端子OUT2に供給する。電源生成部30によって生成された交流電力は、停電時切替回路50に供給される。
停電判定部40aは、入力端子INを介して供給される商用電源の通電又は停電を判定する。また、停電判定部40aは、商用電源の停電を判定すると、電源生成部30を起動させる。そして、停電判定部40aにより商用電源の停電が判定されたとき、電源生成部30は、上記の交流電力を生成する。停電判定部40aにより商用電源の通電が判定されたとき、電源生成部30cは、その機能を停止し、停電時切替回路50及び停電時出力端子OUT2に直流電圧0Vを出力する。また、停電判定部40aの判定結果は、停電時照明部60にも通知される。
停電時切替回路50は、商用電源が通電しているとき、入力端子INを介して供給される商用電源の電力を、出力端子OUT1を介して外部に供給する。また、停電時切替回路50は、商用電源が停電しているとき、電源生成部30によって生成された交流電力を、出力端子OUT1を介して外部に供給する。
停電時出力端子OUT2からは、蓄電池20に充電された電力が、直流電力として外部に供給される。
停電時照明部60は、停電判定部40aにより商用電源の停電と判定されたとき、蓄電池20に充電された電力を用いて点灯状態となる。また、停電時照明部60は、停電判定部40aにより商用電源の通電が判定されたとき、非点灯状態となる。
第4の実施形態における非常用電源装置100cでは、第2の実施形態と同様に、商用電源の通電時においては、停電時切替回路50により商用電源の電力が出力電力として、出力端子OUT1を介して外部に供給される。このとき、蓄電池20には、商用電源の電力が充電され、停電時照明部60は、非点灯状態となる。また、停電時出力端子OUT2からは、直流電圧0Vが出力される。
そして、停電判定部40aにより商用電源の停電が判定されると、電源生成部30cが起動され、蓄電池20に充電された電力から交流電力が生成される。この交流電力は、停電時切替回路50により出力端子OUT1を介して外部に供給される。また、電源生成部30cは、蓄電池20に充電された電力を直流電力として、停電時出力端子OUT2を介して外部に出力する。このとき、停電時照明部60は、蓄電池20に充電された電力によって点灯状態となる。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、第2の実施形態と同様に、停電時出力端子OUT2を介して、停電時にのみ直流電力を出力電力として外部に供給することができるようになる。
また、第4の実施形態によれば、停電時照明部60を備え、商用電源の通電時には非点灯状態となり、商用電源の停電時には点灯状態となるようにしたので、夜間等に停電が発生しても突然の暗闇を解消することができるようになる。
2. 非常用電源システム
図5に、本考案に係る非常用電源システムの構成例のブロック図を示す。図5では、非常用電源システムに採用される非常用電源装置として、第1の実施形態における非常用電源装置を例に示している。しかしながら、図5における非常用電源システムに採用される非常用電源装置は、上記の第2の実施形態乃至第4の実施形態のいずれかにおける非常用電源装置であってもよい。
図5に、本考案に係る非常用電源システムの構成例のブロック図を示す。図5では、非常用電源システムに採用される非常用電源装置として、第1の実施形態における非常用電源装置を例に示している。しかしながら、図5における非常用電源システムに採用される非常用電源装置は、上記の第2の実施形態乃至第4の実施形態のいずれかにおける非常用電源装置であってもよい。
非常用電源システム200は、非常用電源装置100と、電気機器110と、通知装置120とを備えている。電気機器110は、出力端子OUT1を介して非常用電源装置100から電力が供給される。このような電気機器110としては、電気スタンド(蛍光灯、LED)、テレビ装置、電話装置、扇風機、冷蔵庫、電気毛布、パーソナルコンピューター、防犯システム等がある。通知装置120は、停電時出力端子OUT2を介して非常用電源装置100から電力が供給される。このような通知装置120としては、停電時の情報を出力する表示装置、表示灯、回転灯等がある。
非常用電源システム200では、商用電源の通電時には、電気機器110に商用電源からの電力が供給され、通知装置120には電力が供給されない。一方、商用電源の停電時には、非常用電源装置100に蓄電池から電力が継続して供給されると共に、通知装置120にも電力が供給される。
これにより、停電時の情報通知等を行う通知装置120の起動を簡素化することができる。このとき、通信等により起動するのではなく電力供給により起動することができるため、通知装置120における待機時の電力を不要にすることができる。また、非常用電源装置100は、停電時の情報通知を通知装置120に対して行うための機能を削減することができるので、低コスト化を図ることができるようになる。
以上、本考案に係る非常用電源装置及び非常用電源システム等を上記のいずれかの実施形態に基づいて説明したが、本考案は上記のいずれかの実施形態に限定されるものではない。例えば、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
10…充電回路、 20…蓄電池、 30,30c…電源生成部、
40,40a…停電判定部、 50…停電時切替回路、 60…停電時照明部、
70…出力スイッチ回路、 100,100a,100b…非常用電源装置、
200…非常用電源システム、 110…電気機器、 120…通知装置、
IN…入力端子、 OUT1…出力端子、 OUT2…停電時出力端子
40,40a…停電判定部、 50…停電時切替回路、 60…停電時照明部、
70…出力スイッチ回路、 100,100a,100b…非常用電源装置、
200…非常用電源システム、 110…電気機器、 120…通知装置、
IN…入力端子、 OUT1…出力端子、 OUT2…停電時出力端子
Claims (5)
- 商用電源の停電時において電気機器に電力を供給する非常用電源装置であって、
前記商用電源からの電力を充電する蓄電池と、
前記商用電源の通電又は停電を判定する停電判定部と、
前記停電判定部により停電と判定されたとき、前記蓄電池の出力から出力電力を生成する電源生成部と、
前記停電判定部により停電と判定されたときのみ前記出力電力を出力する停電時出力端子とを含むことを特徴とする非常用電源装置。 - 請求項1において、
前記停電判定部により通電と判定されたとき非点灯状態となり、前記停電判定部により停電と判定されたとき点灯状態となる停電時照明部を含むことを特徴とする非常用電源装置。 - 請求項2において、
前記停電時照明部は、
前記蓄電池に充電された電力を用いて点灯状態となることを特徴とする非常用電源装置。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記出力電力の出力又は停止を切り替える出力スイッチ回路を含むことを特徴とする非常用電源装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の非常用電源装置と、
前記停電時出力端子に接続される通知装置とを含み、
前記通知装置は、
前記停電時出力端子を介して前記出力電力が供給されることを特徴とする非常用電源システム。
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---|---|---|---|---|
JP2013165925A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-29 | Japan Delivery System Corp | 物品収受装置 |
JP2014130776A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 照明装置、照明システム及び照明装置制御方法 |
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2011
- 2011-06-29 JP JP2011003689U patent/JP3170373U/ja not_active Expired - Fee Related
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