JP3170339B2 - 生体移植材 - Google Patents

生体移植材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体移植材に関するも
のであり、さらに詳しくは、口腔外科、整形外科の領域
において骨欠損部に充填する生体移植材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】歯肉炎の原因となるプラークは、唾液中
に含まれている類粘液性の糖蛋白質であるムコイドが歯
を被覆し、その上に食物の残り粕が付着して細菌が増
殖、沈澱することによって形成される。このプラークは
歯肉溝に付着し排膿となり歯肉炎の原因となり、さらに
骨縁下にポケットが発生し、この部分では歯槽骨の吸収
が起こることとなる。
【0003】歯肉炎によって歯槽骨の吸収が起こって
も、軽症であればプラークを除去する治療のみで治癒す
るが、重症であれば骨が吸収してしまった骨欠損部に生
体移植材を充填し、該骨欠損部に骨が再生してくるよう
にする必要がある。しかし、この治療がうまくいかない
時には抜歯を余儀なくされる。
【0004】このような生体移植材としては、従来、特
開昭56-54841号公報に記載されるようなハイドロキシア
パタイトやトリカルシウムフォスフェートなど生体親和
性に優れ、骨の再生増殖を誘導するリン酸カルシウム系
化合物の顆粒が用いられ、その製法としては、まず乾式
又は湿式合成された上記リン酸カルシウム系化合物を9
00℃〜1300℃で焼成し、これを平均粒径200〜
1000μm の大きさの顆粒に分級していた。そして、
このようにして得られた生体移植材を、生理食塩水など
の液体と混合して前記骨欠損部に充填し、ここに新成骨
が生成してくるようにしていた。
【0005】また、上記生体移植材は上述の如く歯槽骨
の骨欠損部に用いられるのみではなく口腔外科一般に、
また整形外科の領域でも骨欠損部の修復のために用いら
れてきた。
【0006】
【従来技術の課題】しかしながら、上述の従来の生体移
植材は、生理食塩水などの溶液と混合してもそれ自体に
粘着性が生じることがないため、骨欠損部に充填しても
移動したり外へはみ出したりすることがあり、新成骨が
生成し難いという不具合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の生体移植材はリン酸カルシウム系化合物の
粉末を混入したゼラチン溶液に真空熱乾燥などを施し、
架橋状態のゼラチンが上記リン酸カルシウム系化合物の
粒子を担持する複合体を形成し、さらに該複合体の表面
を未架橋のゼラチンによって被覆し、この生体移植材が
生理食塩水などの液体と練和し適度な粘着性をもつよう
にしたものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図1は本発明の生体移植材1の拡大断面図であり、
2はリン酸カルシウム系化合物よりなる粒子であって、
この粒子2を真空熱乾燥などを施すことによって架橋状
態のゼラチン3が担持する複合体4を形成し、さらにこ
の複合体4の表面に未架橋のゼラチンによる皮膜5を形
成し、これらを集合させ、顆粒状としたものが生体移植
材1となる。
【0009】上記生体移植材1の平均粒径は、骨欠損部
に充填する際の使いやすさを考慮して平均粒径200〜
1000μm であることが好ましく、また上記粒子2の
大きさは架橋状態のゼラチン3に十分担持されるように
平均粒径100μm 以下、さらに上記皮膜5は、厚みが
大きいと生体移植材1が担持する粒子2の量が少なくな
ってしまうので平均厚み5〜20μm 程度が好ましい。
【0010】このように構成された生体移植材1は、上
記皮膜5が水溶性であるので、生理食塩水などの液体と
練和し適度な粘着性を生じ、一方上記複合体4は水に対
し不溶性であるので上記粒子2が複合体4内にしっかり
と担持され、骨欠損部に充填されても移動したり、脱落
することがなく、早期に骨が骨欠損部に再生増殖してゆ
き大きな治療効果がある。また、ゼラチンは薬剤カプセ
ルに用いられていることからも明らかなように生体に何
ら害を与えるものではなく、ゼラチンで生体移植材1を
構成しても生体に対し障害をもたらすことはない。
【0011】次に、この生体移植材1を製造する方法を
説明すると、まず、市販のゼラチン、またはコラーゲン
を80℃以下の温度で数時間熱処理することによって得
られるゼラチンを用意しておき、また湿式法又は固相法
で合成したハイドロキシアパタイト、トリカルシウムフ
ォスフェートまたはリン酸カルシウム系結晶化ガラスな
どを粉砕して得た粉末等のリン酸カルシウム系材料を含
む化合物を、生体との親和性を良好なものとするために
900〜1300℃の温度で焼成し、これを粉砕して平
均粒径100μm 以下に分級した粉末を用意しておく。
【0012】次に、上記粉末を、純水(蒸留水でも良
い)で1wt%以上のゼラチンを溶解したゼラチン溶液
に混入した後、風乾する。その後、この風乾したゼラチ
ンと上記粉末との混合物を120〜180℃の温度で真
空熱乾燥する。
【0013】上記の混合物に真空熱乾燥などを施すこと
によって、混合物に含まれるゼラチンが化学結合をおこ
して架橋し、この架橋状態のゼラチン3が前記粒子2を
担持し、水に対し不溶性であり、また、不融性、非熱可
塑性を有する複合体4となる。そして、このようにして
得られた複合体4を分級することによって平均粒径50
〜500μm の大きさにしておく。
【0014】最後に、前記のゼラチン溶液と平均粒径5
0〜500μm に分級した複合体4を混合した後、風乾
し、さらにこのようにして得た混合物を平均粒径200
〜1000μm に分級することによって未架橋のゼラチ
ンよりなる皮膜5が複合体4の表面を被覆したものを集
合させ、顆粒状とした本発明の生体移植材1を得る。
【0015】なお、薬剤を用いた架橋では用いる薬剤の
毒性等の問題があり真空熱乾燥による架橋が好ましい。
【0016】実施例1 硝酸カルシウムとリン酸第二アンモニウムを用いて、湿
式法によりハイドロキシアパタイトを合成した。このハ
イドロキシアパタイトを900℃で焼成後、粉砕し、平
均粒径3.1μm の粉末を作製した。
【0017】次に、純水を溶媒とする0.5wt%、1wt
%、5wt%、10wt%、20wt%、30wt%の各濃度の
ゼラチン溶液10mlに上記粉末を各10g混入し、風
乾後、160℃で24時間真空熱乾燥してゼラチンを架
橋させ、その後平均粒径50μm に分級して架橋状態の
ゼラチン3がリン酸カルシウム系化合物の粒子2を担持
する6種類の複合体4を得た。
【0018】次に、上記の6種類の複合体4のそれぞれ
10gを別々に10wt%の上記ゼラチン溶液に混入した
後、風乾し、さらに平均粒径250μm に分級すること
によって未架橋のゼラチンよりなる皮膜5が複合体4の
表面を被覆したものを集合させ、顆粒状とした本発明の
生体移植材1の6種類の試料を得た。
【0019】これらの試料を37℃生理食塩水中に混入
し、液のけん濁状態を観察した。これは生体移植材1が
崩壊して上記粒子2が溶解していないかどうか、言い換
えれば上記粒子2が複合体4内でしっかりと担持されて
いるかどうかを確かめるためのものであって、液がけん
濁するのは上記粒子2が架橋状態のゼラチン3によって
十分担持されていないため溶出していることを示す。さ
らに、液の粘着性を指でさわることによって確かめた。
その結果を表1に示す
【0020】
【表1】
【0021】表1から明らかなようにリン酸カルシウム
系化合物の粉末を練和するゼラチン溶液の濃度は1wt%
以上が良好であることが判った。
【0022】実施例2 炭酸カルシウムとピロリン酸カルシウムを用いて、固相
法により合成したトリカルシウムフォスフェートを90
0℃で焼成後、粉砕し、粒径85μm の粉末を作製し
た。
【0023】次に、純水を溶媒とする10wt%の濃度の
ゼラチン溶液10mlに上記粉末を10g混入し、風乾
後、140℃で24時間真空熱乾燥してゼラチンを架橋
させ、その後平均粒径250μm に分級して架橋状態の
ゼラチン3がリン酸カルシウム系化合物の粉末2を担持
する複合体4を得た。
【0024】次に、上記の複合体4を10gずつ純水を
溶媒とする0.5wt%、1wt%、5wt%、10wt%、2
0wt%の各濃度のゼラチン溶液に混入した後、風乾し、
さらにこのようにして得た混合物を平均粒径250μm
に分級することによって未架橋のゼラチンよりなる皮膜
5が複合体4の表面を被覆したものを集合させ、顆粒状
とした本発明の生体移植材1の5種類の試料を得た。
【0025】これらの試料を37℃生理食塩水中に混入
し、液のけん濁状態と液の粘着性を実施例1の方法で確
かめた。その結果を表1に示す。
【0026】
【表2】
【0027】表2から明らかなように上記複合体4を混
入するゼラチン溶液の濃度は1wt%以上が良好であるこ
とが判った。
【0028】実施例3 硝酸カルシウムとリン酸第二アンモニウムを用いて、湿
式法によりハイドロキシアパタイトを合成した。このハ
イドロキシアパタイトを900℃で焼成後、粉砕し、平
均粒径2.6μm の粉末を作製した。
【0029】次に、純水を溶媒とする10wt%の濃度の
ゼラチン溶液50mlに上記ハイドロキシアパタイト粉
末50gを混合し、風乾後、これを等分に5つに分け、
それぞれ100℃、120℃、140℃、160℃、1
80℃で24時間真空熱乾燥してゼラチンを架橋させ、
その後平均粒径100μm に分級して架橋状態のゼラチ
ン3がリン酸カルシウム系化合物の粒子2を担持する5
種類の複合体4を得た。
【0030】次に、上記5種類の複合体4の各10gを
別々に上記10wt%のゼラチン溶液に混入した後、風乾
し、さらにこのようにして得た混合物を平均粒径300
μmに分級することによって未架橋のゼラチンよりなる
皮膜5が複合体4の表面を被覆したものを集合させ、顆
粒状とした本発明の生体移植材1の5種類の試料を得
た。
【0031】これらの試料を37℃生理食塩水中に混入
し、液のけん濁状態と液の粘着性を実施例1の方法で確
かめた。その結果を表3に示す。
【0032】
【表3】
【0033】表3から明らかなように真空熱乾燥の温度
条件は120℃以上が良好であることが判った。
【0034】実施例4 リン酸カルシウム系結晶化ガラスを粉砕して表4に示す
ような5種類の平均粒径の粉末を作製した。
【0035】
【表4】
【0036】次に、純水を溶媒とする10wt%の濃度の
ゼラチン溶液各10mlを5つ用意し上記5種類の粉末
をそれぞれ10gずつ混入し、風乾後、140℃で24
時間真空熱乾燥してゼラチンを架橋させ、その後平均粒
径100μm に分級して架橋状態のゼラチン3がリン酸
カルシウム系化合物の粒子2を担持する5種類の複合体
4を得た。
【0037】次に、上記5種類の複合体4の各10gを
別々に上記10wt%のゼラチン溶液に混入した後、風乾
し、さらにこのようにして得た混合物を平均粒径300
μmに分級することによって未架橋のゼラチンよりなる
皮膜5が複合体4の表面を被覆したものを集合させ、顆
粒状とした本発明の生体移植材1の5種類の試料を得
た。
【0038】これらの試料を37℃生理食塩水中に混入
し、液のけん濁状態と液の粘着性を実施例1の方法で確
かめた。その結果を表4に示す。
【0039】表4から明らかなように上記粉末の平均孔
径は100μm 以下が好ましいことが判った。
【0040】実施例5 炭酸カルシウムとピロリン酸カルシウムを用いて、固相
法により合成したトリカルシウムフォスフェートを90
0℃で焼成後、粉砕し、粒径10μm の粉末を作製し
た。
【0041】また、リン酸カルシウム系結晶化ガラスを
粉砕して平均粒径10μm の粉末を作製し、トリカルシ
ウムフォスフェートよりなる粉末と混合して混合粉末を
得た。
【0042】次に、純水を溶媒とする10wt%の濃度の
ゼラチン溶液に上記混合粉末を混入し、風乾後、140
℃で24時間真空熱乾燥してゼラチンを架橋させ、その
後表5に示すような平均粒径に分級して架橋状態のゼラ
チン3がリン酸カルシウム系化合物の粒子2を担持する
6種類の複合体4を得た。
【0043】
【表5】
【0044】次に、上記6種類の複合体4の各10gを
別々に上記10wt%のゼラチン溶液に混入した後、風乾
し、さらにこのようにして得た平均粒径1000μm に
分級することによって未架橋のゼラチンよりなる皮膜5
が複合体4の表面を被覆したものを集合させ、顆粒状と
した本発明の生体移植材1の6種類の試料を得た。
【0045】これらの試料を37℃生理食塩水中に混入
し、液の粘着性を指で触って確かめた。その結果を表5
に示す。
【0046】表5から明らかなように複合体4の平均孔
径は50〜500μm であることが好ましいことが判っ
た。
【0047】実施例6 炭酸カルシウムとピロリン酸カルシウムを用いて、固相
法により合成したトリカルシウムフォスフェートを90
0℃で焼成後、粉砕し、粒径60μm の粉末を作製し
た。
【0048】次に、純水を溶媒とする10wt%の濃度の
ゼラチン溶液に上記粉末を混入し、風乾後、140℃で
24時間真空熱乾燥してゼラチンを架橋させ、その後平
均粒径300μm に分級して架橋状態のゼラチン3がリ
ン酸カルシウム系化合物の粒子2を担持する複合体4を
得た。
【0049】次に、上記複合体4を各10gずつに分
け、異なる量の5種類の上記10wt%のゼラチン溶液に
混入した後、風乾し、さらにこのようにして得た混合物
を平均粒径1000μm に分級することによって未架橋
のゼラチンよりなる皮膜5が複合体4の表面を被覆した
ものを集合させ、顆粒状とした本発明の生体移植材1の
5種類の試料を得た。
【0050】これらの試料を電子顕微鏡で観察したとこ
ろ各試料の生体移植材1の皮膜5の平均膜厚は表6に示
す如くであった。さらにこれらの試料を37℃生理食塩
水中に混入し、液の粘着性を指で触って確かめた。その
結果を表6に示す。
【0051】
【表6】
【0052】表6から明らかなように皮膜5の平均膜厚
は5〜20μm であることが好ましいことが判った。
【0053】動物実験 硝酸カルシウムとリン酸第二アンモニウムを用いて、湿
式法によりハイドロキシアパタイトを合成した。このハ
イドロキシアパタイトを900℃で焼成後、粉砕し、平
均粒径3.1μm のハイドロキシアパタイトの粉末を作
製した。
【0054】次に、純水を溶媒とする10wt%の濃度の
ゼラチン溶液10mlに上記粉末を10gを混入し、風
乾後、160℃で24時間真空熱乾燥してゼラチンを架
橋させ、その後平均粒径300μm に分級して架橋状態
のゼラチン3がリン酸カルシウム系化合物の粒子2を担
持する複合体4を得た。
【0055】次に、上記複合体4の10gを濃度10wt
%の上記ゼラチン溶液に混入した後、風乾し、さらにこ
のようにして得た混合物を平均粒径500μm に分級す
ることによって未架橋のゼラチンよりなる皮膜5が複合
体4の表面を被覆してなる生体移植材1を得た。
【0056】この生体移植材1と比較例としての一般臨
床に用いられている平均粒径450μm のハイドロキシ
アパタイト顆粒を家兎の大腿骨に埋入後、1週、4週、
8週後に屠殺し、周囲組織を検出してからホルマリン液
にて固定した。これを脱灰後、樹脂包理/染色して病理
標本を作製した。
【0057】埋入1週間後、本発明の生体移植材1の周
囲に新生骨、骨牙細胞の生成が見られた。一方、ハイド
ロキシアパタイト顆粒の周囲にも若干の骨牙細胞の生成
が見られた。
【0058】埋入4週間後、上記生体移植材1の周囲に
活発な新生骨生成が見られた。一方、ハイドロキシアパ
タイト顆粒の周囲には若干の新生骨生成が見られた。
【0059】埋入8週間後、上記生体移植材1の周囲は
多くが新生骨で包囲されていた。一方、ハイドロキシア
パタイト顆粒の周囲も新生骨で包囲されていたが、一部
繊維組織の形成が見られた。
【0060】
【発明の効果】本発明の生体移植材では、未架橋のゼラ
チンよりなる皮膜が水溶性であるので、生理食塩水など
の液体と練和し適度な粘着性を生じ、一方、ゼラチンが
架橋してリン酸カルシウム系化合物の粒子を担持した複
合体が水に対し不溶性であるので、該粒子が複合体内に
しっかり担持され骨の欠損部に充填されても移動した
り、脱落することがなく、早期に骨が骨欠損部に再生増
殖してゆき大きな治療効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生体移植材を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 生体移植材 2 粒子 3 架橋状態のゼラチン 4 複合体 5 皮膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋状態のゼラチンがリン酸カルシウム
    系化合物の粒子を担持した複合体の表面に、未架橋のゼ
    ラチンの皮膜を形成してなる生体移植材。
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