JP3169009B2 - Mpegデコーダ、mpegシステムデコーダ及びmpegビデオデコーダ - Google Patents

Mpegデコーダ、mpegシステムデコーダ及びmpegビデオデコーダ

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JP3169009B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MPEG(Movi
ng Picture Experts Group)復号技術に係り、詳しく
は、PTS(Presentation Time Stamp )/DTS(De
coding Time Stamp)処理のための回路量を削減したM
PEGデコーダ、MPEGシステムデコーダ及びMPE
Gビデオデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】MPEGシステムにおいては、送信側に
おいて、画像データを符号化したMPEGビデオストリ
ームと、音声データを符号化したMPEGオーディオス
トリームとを時分割多重して、MPEGシステムストリ
ームを形成して伝送し、受信側において、MPEGビデ
オストリームとMPEGオーディオストリームとに分離
しそれぞれ復号化して、もとの画像データと音声データ
とを再生する。この際、画像データも音声データも圧縮
して伝送されるため、送信側における原データの時刻情
報を同時に伝送し、受信側において伝送された時刻情報
から、基準時刻を用いて原データの時刻情報を復元し
て、復号と再生出力を行うようにしている。
【0003】図5は、MPEGデータの構造を示したも
のである。MPEGデータは階層構造をなしており、最
上位の階層はシステムレイヤであって、ビデオデータを
パケット化したPES(Packetarized Elementary Stre
am)パケットと、オーディオデータをパケット化したP
ESパケットとが混在して、図5(a)に示すシステム
ストリームを形成して伝送される。PESパケットは、
図示のように、パケットの先頭を示す固定値(24ビッ
ト)からなる先頭開始コードと、データ種別を示す8ビ
ットのスタートコードIDとからなる4バイトのコード
で開始され、時刻情報であるPTS/DTSを含むシス
テムヘッダと、ビデオ又はオーディオのパケットデータ
からなっている。
【0004】ここで、PTSはMPEG再生画像の出力
時刻を管理するための情報であり、DTSは画像データ
の復号開始時刻を管理するための情報である。MPEG
デコーダにおいては、MPEGデコーダ内の基準時刻で
あるSTC(System Time Stamp )と、PTS/DTS
とを比較することによって、画像の再生/復号時刻を調
整して、画像再生出力と音声再生出力との同期をとるA
V同期調整を行う。PTS/DTSは、必要に応じて比
較的長い時間間隔で、それぞれ単独で、又は同時に挿入
される。また、PTS/DTSは、ピクチャが再生画像
のフレームに対応するMPEG1システムの場合と、ピ
クチャがフレーム又はフィールドに対応するMPEG2
−PSシステムの場合のいずれの場合にも、挿入され
る。
【0005】MPEGデコーダ内では、システムレイヤ
からビデオES(Elementary Stream )とオーディオE
Sとに分離して処理を行う。ビデオESは図5(b)に
示すように、システムストリーム中のビデオパケットデ
ータ列で形成される。ビデオESは、複数のパケットデ
ータごとに1ピクチャを形成し、図5(c)に示すよう
なピクチャデータを形成する。例えば、ピクチャ1は、
パケットデータ1,2,…,N−1から形成されたもの
であり、ピクチャ2は、パケットデータN,N+1、…
から形成されたものである。ピクチャデータも、固定値
(24ビット)からなる先頭開始コードと、データ種別
を示す8ビットのスタートコードIDとを有している。
【0006】上述の各レイヤのデータにおけるスタート
コードIDとしては、MPEGシステムの規格によっ
て、ビデオES中に挿入されるスタートコードIDには
00〜B8(16進表示)を使用し、システムストリー
ム中に挿入されるスタートコードIDにはBA〜FF
(16進表示)を使用するように定められている。
【0007】図6は、従来のMPEGデコーダの構成を
示したものである。以下、図6を用いて、従来のMPE
Gデコーダの動作を説明する。受信したシステムストリ
ーム入力に対して、システムデコーダ1は、システムレ
イヤをデコードして、PTS/DTSを検出し、PTS
/DTSレジスタ1 にPTS/DTSの値を保持す
る。
【0008】システムデコーダ1は、システムストリー
ムをデコードして分離したビデオストリームを、メモリ
コントローラ2に出力する。この際、ビデオストリーム
が、PTS/DTSを付加されたデータであったとき
は、メモリコントローラ2にPTSフラグを出力する。
【0009】メモリコントローラ2は、システムデコー
ダ1から送られてきたビデオストリームをメモリ3に格
納するとともに、PTSフラグを検出したとき、メモリ
3上のPTS付加データのアドレスを、PTS/DTS
付加データアドレスレジスタ2に保持する。
【0010】メモリコントローラ2は、ビデオデコーダ
4において処理可能になったとき、メモリ3のビデオス
トリームを読み出して、ビデオデコーダ4に出力すると
ともに、ビデオストリームがPTS/DTS付加データ
であったときは、PTSフラグをビデオデコーダ4に出
力する。
【0011】ビデオデコーダ4は、入力されたビデオス
トリームを復号する。この際、PTSフラグを検出した
ときは、CPU(中央処理装置)5に対して、PTSフ
ラグを出力することによって、PTS/DTS付加デー
タを読み出したことを通知する。
【0012】CPU5は、PTSフラグを受けたとき、
PTS/DTS付加データアドレスレジスタ2をリ
ードして、PTS/DTS付加データのアドレスを確認
するとともに、システムデコーダ1に対して、PTS/
DTSレジスタ1内のPTS/DTSの値をクリア
する指示を出力する。
【0013】CPU5は、STC部6からのMPEGデ
コーダ内の基準時刻の情報であるSTC値と、PTS/
DTSレジスタ1内のPTS/DTSの値とを比較
することによって、基準時刻に従って、復号されたビデ
オデータに基づく画像再生出力を発生する。例えば、音
声再生出力に対して画像再生出力に進み又は遅れがある
ときは、ピクチャごとに削除(スキップ)し、又は繰り
返し出力(リピート)する等の方法でAV同期処理を行
い、別途復号された音声再生出力と、画像再生出力との
同期をとる。
【0014】図6に示された従来のMPEGデコーダで
は、システムデコーダ1において、PTS/DTSレジ
スタ1内に保持したPTS/DTSの処理を行って
いる期間内に、新たに入力されたビデオストリームがP
TS/DTS付加データであったときは、処理できない
ため、このPTS/DTSは廃棄される。従って、すべ
てのPTS/DTSを処理して、AV同期をとることは
できない。
【0015】これに対して、特開平8−212701号
公報においては、ビデオストリームから分離された複数
個のPTSをそのアドレスとワンセットにしてレジスタ
に順次蓄積しておき、デコード部にビデオストリームを
供給する際に、ビデオストリームのアドレスと、レジス
タから読み出されたアドレスとを比較することによっ
て、PTS付加データであることを検出して、PTSと
ピクチャとの対応をとることによって、スキップやリピ
ート等の処理を行ってデコードすることが記載されてい
る。
【0016】また、特開平10−98699号公報にお
いては、PTSのデータをビデオES等のデータストリ
ーム内の検出可能な任意の位置に挿入してデコーダに転
送することによって、デコーダにおいてPTS付加デー
タであることを検出することが記載されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図6に
示された従来のMPEGデコーダでは、入力システムス
トリームにおいて、PTS/DTS付加データが連続し
た場合には、PTS/DTSの処理を行うことができな
いという問題がある。一方、上記特開平8−21270
1号公報に記載された方法では、すべてのPTSデータ
をスタックして処理することができるが、デコード時、
レジスタから読み出されたPTSのアドレスと、ビデオ
ストリームのアドレスとの比較一致を検出して処理を行
う必要があるため、回路構成が複雑化し、ハードウェア
量が増加するという問題がある。また、特開平10−9
8699号公報に記載された方法では、PTSデータを
データストリーム中に挿入してビデオデコーダに入力す
るので、すべてのPTSデータを処理することができる
が、ビデオデコーダにおいて、データストリーム中に挿
入されたPTSデータを検出する処理が必要となり、デ
コード処理が複雑化するという問題がある。
【0018】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、入力システムストリームにおいて、PT
S/DTS付加データが連続した場合でも処理が可能で
あるとともに、PTS/DTS処理が簡単であり、PT
S/DTS処理のための回路量の増加が少ないMPEG
デコーダを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、MPEGデコーダに係り、
システムストリームからビデオエレメンタリストリーム
を分離し、該ビデオエレメンタリストリーム内における
PTS/DTSを付加されたピクチャデータのスタート
コードIDをビデオレイヤで未使用のスタートコードI
Dに変更して出力するとともに、該PTS/DTSと上
記未使用のスタートコードID値をインデックスとして
保持するシステムデコーダと、上記システムデコーダか
らのビデオエレメンタリストリームをメモリに格納した
のち読み出して出力するメモリコントローラと、上記メ
モリコントローラからのビデオエレメンタリストリーム
の復号時、該ビデオエレメンタリストリーム中のスター
トコードIDが上記未使用のスタートコードID値を持
つことを検出したとき、処理装置に対して割込みを発生
するとともに、該割込みに基づく処理装置からの指示に
応じて上記復号結果の画像を出力するビデオデコーダと
を備えてなることを特徴としている。
【0020】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のMPEGデコーダに係り、上記ビデオデコーダが、
上記未使用のスタートコードIDを検出したとき、上記
割込みとともに該未使用のスタードコードIDを処理装
置に出力し、処理装置が該割込みに応じて上記未使用の
スタートコードIDをインデックスとして上記システム
デコーダから上記PTS/DTSを読み出して処理を行
うことを特徴としている。
【0021】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のMPEGデコーダに係り、上記ビデオレイヤ
で未使用のスタートコードIDが、システムストリーム
におけるスタートコードIDから選択された値を持つこ
とを特徴としている。
【0022】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかに記載のMPEGデコーダに係り、上記
メモリコントローラが、上記ビデオデコーダにおいて、
ビデオエレメンタリストリームの処理可能な状態になっ
たとき、上記メモリからビデオエレメンタリストリーム
を読み出してビデオデコーダに出力することを特徴とし
ている。
【0023】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれかに記載のMPEGデコーダに係り、上記
処理装置が、上記割込みを受けたとき、上記システムデ
コーダから上記未使用のスタートコードID値をインデ
ックスとして持つPTS/DTSを読み出してSTC値
と比較することによって、上記ビデオデコーダに対する
画像出力の指示を行うことを特徴としている。
【0024】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のMPEGデコーダに係り、上記画像出力の指示が、
基準時刻に対して画像再生の進み又は遅れがあるとき、
画像出力をスキップし又はリピートすることを指示する
ものであることを特徴としている。
【0025】また、請求項7記載の発明は、MPEGシ
ステムデコーダに係り、入力システムストリーム中のP
TS/DTSを検出して、PTS/DTSが付加された
ピクチャのピクチャスタートコードIDを、ビデオレイ
ヤで未使用のスタートコードIDに書き換えて出力する
ことを特徴としている。
【0026】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載のMPEGシステムデコーダに係り、上記ビデオレイ
ヤで未使用のスタートコードIDが、システムストリー
ムにおけるスタートコードIDから選択された値を持つ
ことを特徴としている。
【0027】また、請求項9記載の発明は、MPEGビ
デオデコーダに係り、入力ビデオエレメンタリストリー
ムからビデオレイヤで未使用のスタートコードIDを検
出したとき、PTS/DTSを付加されたピクチャデー
タのスタートコードIDであることを認識してデコード
処理を行うことを特徴としている。
【0028】また、請求項10記載の発明は、請求項9
記載のMPEGビデオデコーダに係り、上記ビデオレイ
ヤで未使用のスタートコードIDが、システムストリー
ムにおけるスタートコードIDから選択された値を持つ
ことを特徴としている。
【0029】
【作用】この発明の構成では、システムデコーダにおい
て、システムストリームからビデオエレメンタリストリ
ームを分離し、該ビデオエレメンタリストリーム内にお
けるPTS/DTSを付加されたピクチャデータのスタ
ートコードIDをビデオレイヤで未使用のスタートコー
ドIDに変更して出力するとともに、該PTS/DTS
と上記未使用のスタートコードID値をインデックスと
して保持し、メモリコントローラにおいて、上記システ
ムデコーダからのビデオエレメンタリストリームをメモ
リに格納したのち読み出して出力し、ビデオデコーダに
おいて、上記メモリコントローラからのビデオエレメン
タリストリームの復号時、該ビデオエレメンタリストリ
ーム中のスタートコードIDが上記未使用のスタートコ
ードID値を持つことを検出したとき、処理装置に対し
て割込みを発生するとともに、該割込みに基づく処理装
置からの指示に応じて上記復号結果の画像を出力するよ
うにしたので、入力システムストリームにおいて、PT
S/DTS付加データが連続して発生した場合でも、P
TS/DTSを廃棄することなく、すべてのPTS/D
TSの処理を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例であるM
PEGデコーダの構成を示すブロック図、図2は、シス
テムデコーダの処理を示すフローチャート、図3は、メ
モリコントローラの処理を示すフローチャート、また、
図4は、ビデオデコーダの処理を示すフローチャートで
ある。この例のMPEGデコーダは、図1に示すよう
に、システムデコーダ11と、メモリコントローラ12
と、メモリ13と、ビデオデコーダ14と、CPU15
と、STC部16とから概略構成されている。
【0031】システムデコーダ11は、システムレイヤ
をデコードして、PTS/DTSの検出及びシステムス
トリームからビデオESを抽出するとともに、検出した
PTS/DTSに対応するビデオES中のピクチャスタ
ートコードIDを、システムストリームのスタートコー
ドIDの値に書き換えて、ビデオES’として出力す
る。またシステムデコーダ11において、PTS/DT
Sレジスタ11は、システムレイヤから抽出された
複数のPTS/DTSを、PTS/DTSインデックス
カウンタ11から指示されたインデックスに応じ
て、それぞれ保持する。PTS/DTSインデックスカ
ウンタ11は、PTS/DTSの書き込みごとにイ
ンクリメントして、PTS/DTSレジスタ11
おけるインデックスを指示する。
【0032】メモリコントローラ12は、システムデコ
ーダ11から送られたビデオES’をメモリ13に格納
する。メモリ13は、複数のパケットデータを含むビデ
オES’を蓄える。ビデオデコーダ14は、入力された
ビデオES’を復号するとともに、ピクチャレイヤのピ
クチャスタートコードIDとして、システムストリーム
のスタートコードIDの値に書き換えられたものを検出
したとき、PTS検出割込みを発生し、さらに、CPU
15からのスキップ/リピート要求に応じて、画像再生
出力の削除、繰り返し出力の処理を行う。
【0033】CPU15は、PTS検出割込みを受けた
とき、PTS/DTSレジスタ11 のPTS/DT
Sを読み出して、STC部16のSTCと比較すること
によって、再生画像の出力制御を行うとともに、処理を
終了したPTS/DTSレジスタ1111をクリアする
指示を行う。STC部16は、MPEGでデコーダの基
準時刻情報STCを発生する。
【0034】以下、図1乃至図4を参照して、この例の
MPEGデコーダの動作について説明する。システムデ
コーダ11では、PTS/DTSインデックスカウンタ
11のインデックス値をBAとして(ステップS
1)、システムストリームを入力する(ステップS
2)。入力システムストリーム中にPTS/DTSを付
加されたビデオPESパケットを検出したとき(ステッ
プS3)は、そのスタートコードIDを、PTS/DT
Sレジスタ11のインデックスBAに保持する(ス
テップS4)。次に、システムデコーダ11は、システ
ムストリームからビデオESを分離する(ステップS
5)。そしてビデオES中から、ピクチャデータを示す
ピクチャスタートコードID(00)を検出したとき
(ステップS6)は、そのピクチャデータのピクチャス
タートコードIDを、PTS/DTSレジスタ11
のインデックス値(BA)に変更する(ステップS
7)。例えば前述の図5(a)に示されたシステムスト
リーム中のPTS/DTSは、ピクチャ2に対するPT
S/DTSであり、従って、この場合は、ピクチャ2の
スタートコードIDを、BA〜FFの値に置き換える。
【0035】さらに、PTS/DTSインデックスカウ
ンタ11のインデックス値をインクリメントしてB
Bとし(ステップS8)、ピクチャスタートコードID
を、PTS/DTSレジスタ11のインデックス値
に変更したピクチャデータからなるストリームを、ビデ
オES’としてメモリコントローラ12に出力する(ス
テップS9)。なお、システムストリームからPTS/
DTSを付加されたビデオPESパケットを検出しなか
ったとき(ステップS3)、及びビデオESからピクチ
ャデータを示すピクチャスタートコードIDを検出しな
かったとき(ステップS6)は、そのままビデオES’
としてメモリコントローラ12に出力する(ステップS
9)。
【0036】メモリコントローラ12では、システムデ
コーダ11から送られてきたビデオES’を、メモリ1
3に格納する(ステップP1)。そして、ビデオデコー
ダ14において処理可能になって、ビデオES’を転送
できる状態になるのを待って(ステップP2)、メモリ
13上のビデオES’を読み出して、ビデオデコーダ1
4に出力する(ステップP3)。
【0037】ビデオデコーダ14では、メモリコントロ
ーラ12から送られてきたビデオES’中にスタートコ
ードを検出する(ステップQ1)と、そのスタートコー
ドIDの値が、BA≦スタートコードID≦FFである
ことを検出したとき(ステップQ2)は、CPU15に
対してPTS検出割込みとインデックス値(未使用のス
タートコードID値)を出力する(ステップQ3)とと
もに、ビデオES’のデコードを開始する(ステップQ
4)。検出されたスタートコードIDが上述の値を有し
ないとき(ステップQ2)は、PTS検出割込みを出力
することなく、ビデオES’のデコードを開始する(ス
テップQ4)。
【0038】CPU15は、PTS検出割込みを受けた
とき、通知されたインデックス値(未使用のスタートコ
ードID値)のPTS/DTSレジスタ11をリー
ドして、PTS/DTS付加データのPTS/DTS値
を読み取るとともに、システムデコーダ11に対して、
読取りを終了したPTS/DTSレジスタ11をク
リアする指示を出力する。
【0039】CPU15は、STC部16からのSTC
値と、読み取ったPTS/DTSの値とを比較すること
によって、基準時刻に従って、復号されたビデオデータ
に基づく画像再生出力を発生する。これによって、別途
復号された音声再生出力と、画像再生出力との同期をと
り、もしも、音声再生出力に対して画像再生出力に進み
又は遅れがあるときは、ピクチャごとに削除(スキッ
プ)し、又は繰り返し出力(リピート)する等の方法で
AV同期処理を行う。
【0040】このように、この例のMPEGデコーダに
よれば、入力システムストリームにおいて、PTS/D
TS付加データが連続して発生した場合でも、PTS/
DTSを廃棄することなく、すべてのPTS/DTSの
処理を行うことができるとともに、スタートコードID
の値が所定範囲にあることを検出するだけで、PTS/
DTS付加データであることを認識できるので、PTS
/DTS処理が簡単であって、従来のMPEGデコーダ
を殆どそのまま流用することが可能であり、PTS/D
TS処理のための回路量の増加が少ない。
【0041】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、MPEG
デコーダに入力されるMPEGシステムストリームは、
有線又は無線の伝送路を介して伝送されてきたものでも
よく、又はDVD(Digital Video Disk)等の記憶媒体
から読み出されたものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMPE
Gデコーダによれば、システムストリーム中に、PTS
/DTS付加データが連続して発生した場合でも、PT
S/DTSを廃棄せずに、すべてのPTS/DTSの処
理を行うことができる。また、スタートコードIDの値
が所定範囲にあることを検出するだけで、PTS/DT
S付加データであることを認識できるので、PTS/D
TS処理が簡単になり、PTS/DTS処理のための回
路量の増加が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるMPEGデコーダの
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】システムデコーダの処理を示すフローチャート
である。
【図3】メモリコントローラの処理を示すフローチャー
トである。
【図4】ビデオデコーダの処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】MPEGデータの構造を示す図である。
【図6】従来のMPEGデコーダの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
11 システムデコーダ 11 PTS/DTSレジスタ 11 PTS/DTSインデックスカウンタ 12 メモリコントローラ 13 メモリ 14 ビデオデコーダ 15 CPU 16 STC部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムストリームからビデオエレメン
    タリストリームを分離し、該ビデオエレメンタリストリ
    ーム内におけるPTS/DTSを付加されたピクチャデ
    ータのスタートコードIDをビデオレイヤで未使用のス
    タートコードIDに変更して出力するとともに、該PT
    S/DTSと前記未使用のスタートコードID値をイン
    デックスとして保持するシステムデコーダと、 前記システムデコーダからのビデオエレメンタリストリ
    ームをメモリに格納したのち読み出して出力するメモリ
    コントローラと、 前記メモリコントローラからのビデオエレメンタリスト
    リームの復号時、該ビデオエレメンタリストリーム中の
    スタートコードIDが前記未使用のスタートコードID
    値を持つことを検出したとき、処理装置に対して割込み
    を発生するとともに、該割込みに基づく処理装置からの
    指示に応じて前記復号結果の画像を出力するビデオデコ
    ーダとを備えてなることを特徴とするMPEGデコー
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記ビデオデコーダが、前記未使用のス
    タートコードIDを検出したとき、前記割込みとともに
    該未使用のスタードコードIDを処理装置に出力し、処
    理装置が該割込みに応じて前記未使用のスタートコード
    IDをインデックスとして前記システムデコーダから前
    記PTS/DTSを読み出して処理を行うことを特徴と
    する請求項1記載のMPEGデコーダ。
  3. 【請求項3】 前記ビデオレイヤで未使用のスタートコ
    ードIDが、システムストリームにおけるスタートコー
    ドIDから選択された値を持つことを特徴とする請求項
    1又は2記載のMPEGデコーダ。
  4. 【請求項4】 前記メモリコントローラが、前記ビデオ
    デコーダにおいて、ビデオエレメンタリストリームの処
    理可能な状態になったとき、前記メモリからビデオエレ
    メンタリストリームを読み出してビデオデコーダに出力
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    のMPEGデコーダ。
  5. 【請求項5】 前記処理装置が、前記割込みを受けたと
    き、前記システムデコーダから前記未使用のスタートコ
    ードID値をインデックスとして持つPTS/DTSを
    読み出してSTC値と比較することによって、前記ビデ
    オデコーダに対する画像出力の指示を行うことを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載のMPEGデコー
    ダ。
  6. 【請求項6】 前記画像出力の指示が、基準時刻に対し
    て画像再生の進み又は遅れがあるとき、画像出力をスキ
    ップし又はリピートすることを指示するものであること
    を特徴とする請求項5記載のMPEGデコーダ。
  7. 【請求項7】 入力システムストリーム中のPTS/D
    TSを検出して、PTS/DTSが付加されたピクチャ
    のピクチャスタートコードIDを、ビデオレイヤで未使
    用のスタートコードIDに書き換えて出力することを特
    徴とするMPEGシステムデコーダ。
  8. 【請求項8】 前記ビデオレイヤで未使用のスタートコ
    ードIDが、システムストリームにおけるスタートコー
    ドIDから選択された値を持つことを特徴とする請求項
    7記載のMPEGシステムデコーダ。
  9. 【請求項9】 入力ビデオエレメンタリストリームから
    ビデオレイヤで未使用のスタートコードIDを検出した
    とき、PTS/DTSを付加されたピクチャデータのス
    タートコードIDであることを認識してデコード処理を
    行うことを特徴とするMPEGビデオデコーダ。
  10. 【請求項10】 前記ビデオレイヤで未使用のスタート
    コードIDが、システムストリームにおけるスタートコ
    ードIDから選択された値を持つことを特徴とする請求
    項9記載のMPEGビデオデコーダ。
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