JP3165949U - 量水標 - Google Patents

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【課題】目盛を読み取りやすいだけでなく、現在の水位がどの警戒レベルにあるのかを視覚により直感的に認識することのできる量水標を提供する。【解決手段】量水標を、固定面に対して上下方向に並べた状態で固定される複数枚の目盛板10で構成し、それぞれの目盛板10を、固定面に対して固定される左右一対の側縁部S2と、固定面から手前側に離れた位置で前記固定面に対して平行に支持される中央部S1と、中央部S1と左右一対の側縁部S2のそれぞれとを接続する左右一対の傾斜壁部S3とで構成した。それぞれの目盛板10における側縁部S2に対する傾斜壁部S3の角度θは120?〜150?とすると好ましい。【選択図】図6

Description

本考案は、水位を測定するための量水標に関する。
河川に架けられた橋の橋脚などには、河川の水位を目視により測るための量水標が設けられている。近年の量水標には、水位を測定する以上の機能が求められるようになってきている。例えば、目盛を読み取りやすく、夜間でも目盛を読み取ることができる、目盛が色落ちしにくく長期間に亘って使用することができるなどの特徴を有する量水標がこれまでに提案されている(例えば、特許文献1〜5)。ところが、目盛の読み取りやすさを犠牲にすることなく、現在の水位がどの警戒レベルにあるのかを視覚により直感的に認識できるようにすることについては、改善の余地もあった。
実開昭49−133651号公報 実開昭57−075523号公報 実開平04−104532号公報 実開平07−032512号公報 特開2006−047167号公報
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、目盛を読み取りやすいだけでなく、現在の水位がどの警戒レベルにあるのかを視覚により直感的に認識することのできる量水標を提供するものである。また、平坦面だけでなく曲面に対しても取り付けることができるなど、様々な形態の対象物に容易に密着固定することができ、さらに、目盛などの色落ちがしにくいだけでなく、流木などが衝突しにくく破損しにくいなど、耐久性に優れた量水標を提供することも本考案の目的である。
上記課題は、固定面に対して上下方向に並べた状態で固定される複数枚の目盛板で構成され、該目盛板のオモテ面に記された目盛を読み取ることで水位を測定できるようにした量水標であって、それぞれの目盛板が、前記固定面に対して固定される左右一対の側縁部と、前記固定面から手前側に離れた位置で前記固定面に対して平行に支持される中央部と、該中央部と前記左右一対の側縁部のそれぞれとを接続する左右一対の傾斜壁部とで構成されたことを特徴とする量水標を提供することによって解決される。これに加えて、前記複数枚の目盛板を、下側に配される下側目盛板と、上側に配される上側目盛板と、下側目盛板と上側目盛板との間に配される中間目盛板とで構成し、下側目盛板におけるオモテ面の背景色を白系色とし、中間目盛板におけるオモテ面の背景色を黄系色とし、上側目盛板におけるオモテ面の背景色を赤系色とすると好ましい。
このように、それぞれの目盛板の水平断面(左右幅方向の断面)形状をハット型とすることにより、量水標の視認性を高めるだけでなく、量水標の施工性を高めることも可能になる。また、増水時に流木などが前記傾斜壁部に引っ掛からないようにすることも可能になる。さらに、上記のように、それぞれの目盛板の背景色を変えることにより、量水標を一目見ただけで、現在の水位がどの程度の警戒レベルにあるのかを容易かつ直感的に判断することが可能となる。それぞれの目盛板における目盛の色は、その背景色と異なるのであれば特に限定されない。例えば、それぞれの目盛板における目盛の色を青系色で統一すると、全ての目盛板において目盛を読み取りやすくするとともに、目盛板の見た目に統一感を持たせることもできる。
ここで、「青系色」とは、国際照明委員会(CIE)が定めるxy色度図におけるx座標が0.25以下(好ましくは0.2以下)で、かつy座標が0.25以下(好ましくは0.2以下)の範囲に属する色のことをいう。また、「黄系色」とは、同xy色度図におけるx座標が0.3〜0.5(好ましくは0.35〜0.45)で、かつy座標が0.4以上(好ましくは0.5以上)の範囲に属する色のことをいう。さらに、「赤系色」とは、同xy色度図におけるx座標が0.4以上(好ましくは0.5以上、より好ましくは0.6以上)で、かつy座標が0.35以下(好ましくは0.3以下)の範囲に属する色のことをいう。さらにまた、「白系色」とは、同xy色度図におけるx座標が0.3〜0.35で、かつ座標が0.3〜0.35の範囲に属する色のことをいう。
本考案の量水標において、それぞれの目盛板における前記側縁部に対する前記傾斜壁部の角度θ(図6を参照)は、90°よりも大きく、180°よりも小さければ特に限定されない。しかし、角度θが小さすぎると、前記傾斜壁部に流木などが引っ掛かりやすくなるおそれがある。このため、角度θは、120°以上とすると好ましい。角度θは、125°以上であるとより好ましく、130°以上であるとより好ましい。一方、角度θが大きすぎると、前記傾斜壁部を設ける意義が低下する。このため、角度θは、150°以下とすると好ましい。角度θは、145°以下であるとより好ましく、140°以下であるとさらに好ましい。
また、本考案の量水標において、それぞれの目盛板をどのような素材で形成するかも特に限定されない。しかし、それぞれの目盛板を、前記目盛がオモテ面に記された目盛表示シートと、目盛表示シートのオモテ面を覆って目盛表示シートを保護する保護フィルムと、そのオモテ面に目盛表示シートのウラ面が貼り付けられた基板と、基板のウラ面に貼り付けられたゴム材とで構成すると好ましい。これにより、量水標を、視認性や施工性や耐久性などをより兼ね備えたものとすることが可能になる。
さらに、本考案の量水標は、目盛板のみで構成してもよいが、前記固定面における目盛板の側方に固定するためのものであって目盛板と同一の層構成を有するメッセージ板を備え、メッセージ板のオモテ面に記されたメッセージを読み取ることでメッセージ板が固定された高さの危険レベルを認識できるようにすることも好ましい。これにより、現在の水位の危険レベルがどの程度であるのかを、感覚的に把握するだけでなく、具体的なメッセージによって客観的に把握することが可能になる。
以上のように、本考案によって、目盛を読み取りやすいだけでなく、現在の水位がどの警戒レベルにあるのかを視覚により直感的に認識することのできる量水標を提供することが可能になる。また、平坦面だけでなく曲面に対しても取り付けることができるなど、様々な形態の対象に容易に固定することのできる施工性に優れた量水標を提供することも可能になる。さらに、目盛などの色落ちがしにくいだけでなく、流木などが衝突しにくく破損しにくいなど、耐久性に優れた量水標を提供することも可能になる。
本考案の量水標を橋脚の鉛直な固定面に固定した状態を示した図である。 図1の量水標における下側目盛板をオモテ側から見た状態を示した図である。 図1の量水標における中間目盛板をオモテ側から見た状態を示した図である。 図1の量水標における上側目盛板をオモテ側から見た状態を示した図である。 図1の量水標における目盛板をウラ側から見た状態を示した図である。 図1の量水標における目盛板を水平面で切断した状態を示した断面図である。 図1の量水標における下側のメッセージ板をウラ側から見た状態を示した図である。 図1の量水標における上側のメッセージ板をウラ側から見た状態を示した図である。 図1の量水標におけるメッセージ板を図7,8におけるX−X面で切断した状態を示した断面図である。
本考案の量水標の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、河川に架けられた橋の橋脚に量水標を取り付けた場合を例に挙げて説明するが、本考案の量水標の技術的範囲は橋脚用のものに限定されない。本考案の量水標は、河川以外にも、水位を読み取る需要のある溜池やダムなどの様々な場所で使用することができる。
図1は、本考案の量水標を橋脚50の鉛直な固定面51に固定した状態を示した図である。本実施態様の量水標は、図1に示すように、鉛直な固定面51に対して上下方向に並べた状態で固定される複数枚の目盛板10と、固定面51における目盛板10の側方に固定されるメッセージ板20とを備えたものとなっている。すなわち、目盛板10のオモテ面に記された目盛を読み取ることで、河川の増水時の水位を読み取ることができるとともに、メッセージ板20のオモテ面に記されたメッセージを読み取ることで現在の水位の危険レベルがどの程度であるのかを客観的に把握することができるようになっている。
本考案の量水標において、目盛板10の枚数は、特に限定されず、3枚以上としてもよい。目盛板10の枚数は、量水標の設置個所や、それぞれの目盛板10の高さなどを考慮して適宜決定される。本実施態様の量水標においては、図1に示すように、目盛板10を、3枚の目盛板11,12,13、すなわち、下側に配される下側目盛板11と、上側に配される上側目盛板12と、下側目盛板11と上側目盛板12との間に配される中間目盛板13とで構成している。目盛板11,12,13のそれぞれの垂直高は、1mとなっており、量水標は、0〜3mの範囲で水位を測定できるものとなっている。
図2は、図1の量水標における下側目盛板11をオモテ側から見た状態を示した図である。図3は、図1の量水標における中間目盛板12をオモテ側から見た状態を示した図である。図4は、図1の量水標における上側目盛板13をオモテ側から見た状態を示した図である。本実施態様の量水標において、目盛板11,12,13は、図2,3,4に示すように、その幅方向両端部に目盛が青系色で記され、その幅方向中央部に数字が記されたものとなっている。
目盛板11,12,13には、図2,3,4に示すように、10個の数字が記載されており、一番下側の数字の向かって右側には「M」の文字が記されている。この「M」は、「メートル」の意であり、それぞれの目盛板11,12,13における一番下側の数字は、それぞれの目盛板11,12,13が何メートル台を測定するのかを示している。また、それぞれの目盛板11,12,13における一番下側以外の数字は、その場所が何十cm台なのかを示している。目盛は、それぞれの目盛板11,12,13の両端部に、1cm幅の線を1cm間隔で、あるいは2cm幅の線を2cm間隔で記すことにより設けている。1cm幅の部分と2cm幅の部分は、10cmおきに切り替えており、目盛を読み取りやすくしている。
また、目盛板11,12,13には、図2,3,4に示すように、向かって右下に「直」という文字が記されている。この「直」という文字は、目盛板11,12,13が鉛直な固定面51に対して固定するものであることを意味している。目盛板11,12,13が鉛直でない勾配を有する固定面51に固定するものである場合には、この「直」という文字の代わりに、その勾配を表わす文字が記される。例えば、目盛板11,12,13が3分勾配の固定面51に固定される場合には「3分」と表記し、4分勾配の固定面51に固定される場合には「4分」と表記し、5分勾配の固定面51に固定される場合には「5分」と表記する。目盛板11,12,13が勾配を有する固定面51に固定されるものである場合には、目盛板11,12,13における目盛の間隔は広くなる。
目盛板11,12,13のうち、最も下側に配される下側目盛板11は、図2に示すように、そのオモテ面の背景色が白系色とされている。また、下側目盛板11のすぐ上側に配される中間目盛板12は、図3に示すように、そのオモテ面の背景色が黄系色とされている。さらに、最も上側に配される上側目盛板13は、図4に示すように、そのオモテ面の背景色が赤系色とされている。このように、下側目盛板11の背景色を警戒度の低い白系色とし、中間目盛板12の背景色をやや警戒度の高い黄系色とし、上側目盛板13の背景色を警戒度の高い赤系色とすることで、現在の水位がどの程度の警戒レベルにあるのかを容易かつ直感的に判断することができるようになっている。
図5は、図1の量水標における目盛板10(下側目盛板11、中間目盛板12又は上側目盛板13)をウラ側から見た状態を示した図である。図6は、図1の量水標における目盛板10(下側目盛板11、中間目盛板12又は上側目盛板13)を水平面で切断した状態を示した断面図である。目盛板11,12,13の断面形状は、特に限定されないが、本実施態様の量水標においては、図6に示すように、固定面51(図1を参照)に対して固定される左右一対の側縁部Sと、固定面51から手前側に離れた位置で固定面51に対して平行に支持される中央部Sと、中央部Sと左右一対の側縁部Sのそれぞれとを接続する左右一対の傾斜壁部Sとで構成された断面ハット状のものとなっている。このため、目盛板11,12,13のオモテ側のあらゆる方向から目盛を読み取りやすくしながらも、段差部分(傾斜壁部S)に流木などが引っ掛かりにくくすることが可能となっている。本実施態様の量水標において、目盛板11,12,13における側縁部Sに対する傾斜壁部Sの角度θ(図6を参照)は、135°としている。
それぞれの目盛板11,12,13の層構成は、特に限定されない。本実施態様の量水標においては、図6に示すように、目盛がオモテ面に記された目盛表示シート10aと、目盛表示シート10aのオモテ面を覆って目盛表示シート10aを保護する保護フィルム10bと、そのオモテ面に目盛表示シート10aのウラ面が貼り付けられた基板10cと、基板10cのウラ面に貼り付けられたゴム材10dとで構成されている。
目盛表示シート10aに目盛を表記する方法は、特に限定されない。手間や生産性を考慮すると印刷で目盛を表記すると好ましい。印刷を採用すると、目盛板11,12,13に記す目盛の間隔を容易に変更することができるため、目盛板11,12,13を固定する固定面51が勾配を有する場合であっても容易に対応することができる。すなわち、従来の量水標では、固定面51が勾配を有する場合、目盛板11,12,13は垂直高1mに応じた長さのものを提供していたため、様々な長さの種類を用意しておく必要があったのに対し、本実施態様の量水標では、目盛板11,12,13の長さを1種類(例えば1m)で統一しても、勾配対応印刷技術により、容易に対応することができる。したがって、設計、積算、維持管理面での利便性を向上することも可能になる。本実施態様の量水標において、目盛表示シート10aは、スコッチプリント(登録商標)により目盛を印刷したプラスチックフィルムを使用しており、柔軟性、反射性、耐候性に優れたものとなっている。
また、保護フィルム10bの素材は、透明なものであれば特に限定されない。本実施態様の量水標において、保護フィルム10bは、フッ素系のプラスチックフィルムを使用しており、目盛表示シート10aのオモテ面に感圧着している。これにより、目盛表示シート10aの強度を高め、その耐用年数を10年以上(従来の量水標の3倍程度)とすることも可能となっている。また、目盛板11,12,13のオモテ面に汚れが付着しにくくすることが可能となっており、付着した汚れなどで目盛が読み取りにくくなるのを防ぐこともできるようになっている。
さらに、基板10cの素材は、必要とされる強度を有するものであれば特に限定されない。基板10cの素材は、基板10cの厚みなどに応じて適宜決定される。基板10cの素材は、金属や硬質樹脂(例えばABS樹脂)などが例示されるが、なかでも、ステンレス鋼などの錆びにくいものであると好ましい。本実施態様の量水標においても、基板10cはステンレス鋼(SUS−304)により形成している。
基板10cの厚さは、基板10cの素材などによって異なるが、薄くしすぎると、目盛板11,12,13の強度を保てなくなるし、逆に厚くしすぎると、目盛板11,12,13の弾性が低下して(剛性が高くなりすぎて)、目盛板11,12,13を固定面51に固定することが困難になる。というのも、固定面51は、単純な直平面である場合だけでなく、粗面の場合や橋梁の円柱橋脚などの曲面もあるからである。このため、基板10cをステンレス鋼などの金属とする場合には、基板10cの厚さは、通常、0.1〜3mmとされる。基板10cの厚さは、0.3〜2mmであるとより好ましく、0.5〜1.5であるとより好ましい。本実施態様の量水標において、基板10cの厚さは、0.8mmとなっている。
ゴム材10dは、固定面51(図1を参照)に対する目盛板11,12,13の密着性を増大させるためのものとなっている。また、従来の量水標は、固定面51に直接取り付けられたり、木材を介して固定面51に取り付けられていた。後者の場合には、該木材に防腐処理を施したといっても、その耐久性に難があったが、本実施態様の量水標のように、固定面51と接触する部分をゴム材10dとすることにより、その耐久性を飛躍的に向上することができる。ゴム材10dに使用するゴムには、合成ゴムや天然ゴムの範疇に属する各種ゴムを採用することができるが、本実施態様の量水標において、ゴム材10dは、耐候性や加工性に優れたクロロプレンゴムを使用している。ゴム材10dの配置も特に限定されないが、本実施態様の量水標においては、図5に示すように、目盛板10のウラ面における上縁に沿った箇所と、両方の側縁に沿った箇所と、中央線に沿った箇所に、帯状のゴム材10dを設けている。上縁のゴム材10dは、最上部に配される目盛板13だけに設ければよく、設置後の目盛板13と固定面51との隙間に、虫や異物が侵入するのを防ぐ役割をも有している。
続いて、メッセージ板20について説明する。本実施態様の量水標は、図1に示すように、メッセージ板20が固定面51における目盛板10の側方に固定され、そのオモテ面に記されたメッセージを読み取ることで、メッセージ板20が固定された高さの危険レベルを客観的に把握することができるようになっている。本実施態様の量水標においては、水位1mのところに、「はん濫注意」というメッセージが記されたメッセージ板21が固定され、水位2mのところに、「避難判断」というメッセージが記されたメッセージ板22が固定されている。メッセージは、この2種類に限定されず、各種の内容を表記することができる。メッセージ板20におけるメッセージの色や背景色は、特に限定されないが、本実施態様の量水標においては、メッセージを黒系色としており、背景色を黄系色としている。このような配色とすることで、メッセージを見やすく、かつ注意を喚起しやすいものとすることができる。
図7は、図1の量水標における下側のメッセージ板21をウラ側から見た状態を示した図である。図8は、図1の量水標における上側のメッセージ板22をウラ側から見た状態を示した図である。図9は、図1の量水標におけるメッセージ板20(メッセージ板21,22)を図7,8におけるX−X面で切断した状態を示した断面図である。本実施態様の量水標において、メッセージ板20は、目盛板10と同様の層構成を為している。すなわち、メッセージ板20は、図9に示すように、メッセージがオモテ面に記されたメッセージ表示シート20aと、メッセージ表示シート20aのオモテ面を覆って保護する保護フィルム20bと、そのオモテ面にメッセージ表示シート20aのウラ面が貼り付けられた基板20cと、基板20cのウラ面に貼り付けられたゴム材20dとで構成されている。メッセージ板20におけるメッセージの表記方法は、目盛板10における目盛と同様の表記方法(印刷)を採用することができるため、説明を割愛する。また、各層の素材なども、目盛板10と同様であるため、説明を割愛する。
ゴム材20dの配置は、特に限定されない。本実施態様の量水標においては、図7,8に示すように、メッセージ板20のウラ面における各辺に沿った箇所などに帯状のゴム材20dを設けている。図7,8における向かって右側の四角形状の部分(帯状のゴム材20dが三角枠状に配された部分)と、向かって左側の三角形状の部分(帯状のゴム材20dが四角枠状に配された部分)とは、分離可能となっている。このため、目盛板10の向かって右側にメッセージ板20を配する場合でも、目盛板10の向かって左側にメッセージ板20を配する場合でも、三角枠状の部分と四角枠状の部分との配置を逆にすることにより、容易に対応することができるようになっている。
10 目盛板
10a 目盛表示シート
10b 保護フィルム
10c 基板
10d ゴム材
10e 長穴
10f 連結材
11 下側目盛板
12 中間目盛板
13 上側目盛板
20 メッセージ板
20a メッセージ表示シート
20b 保護フィルム
20c 基板
20d ゴム材
21 メッセージ板
22 メッセージ板
50 橋脚
51 固定面

Claims (4)

  1. 固定面に対して上下方向に並べた状態で固定される複数枚の目盛板で構成され、該目盛板のオモテ面に記された目盛を読み取ることで水位を測定できるようにした量水標であって、
    それぞれの目盛板が、
    前記固定面に対して固定される左右一対の側縁部と、
    前記固定面から手前側に離れた位置で前記固定面に対して平行に支持される中央部と、
    該中央部と前記左右一対の側縁部のそれぞれとを接続する左右一対の傾斜壁部と
    で構成されたことを特徴とする量水標。
  2. それぞれの目盛板における前記側縁部に対する前記傾斜壁部の角度θが120〜150°とされた請求項1記載の量水標。
  3. それぞれの目盛板が、
    前記目盛がオモテ面に記された目盛表示シートと、
    目盛表示シートのオモテ面を覆って目盛表示シートを保護する保護フィルムと、
    そのオモテ面に目盛表示シートのウラ面が貼り付けられた基板と、
    基板のウラ面に貼り付けられたゴム材と
    で構成された請求項1又は2記載の量水標。
  4. さらに、前記固定面における目盛板の側方に固定するためのものであって目盛板と同一の層構成を有するメッセージ板を備え、
    メッセージ板のオモテ面に記されたメッセージを読み取ることでメッセージ板が固定された高さの危険レベルを認識できるようにした請求項3記載の量水標。
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