JP3165527U - 保存用袋 - Google Patents

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【課題】オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス等のガスを用いた生鮮品や物品の殺菌消毒、保存を効率的に行うための保存用袋を提供する。【解決手段】開口12を有する袋本体11と、前記開口12を閉じて前記袋本体11内を密封可能にする開閉手段13と、前記袋本体11内にガス又はガスミストを導入するための供給口14と、前記袋本体11内から前記ガス又はガスミストを排出するための排出口15と、を備え、物品又は生鮮品を収容すると共に、オゾンガス又はオゾンガスミストを前記袋本体11内に充填し、収容した前記物品又は生鮮品と接触させ、次いでさらに炭酸ガス又は窒素ガス又は炭酸ガスと窒素ガスの混合ガス、もしくは、炭酸ガスミスト又は窒素ガスミスト又は炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスミストに接触させることにより、前記物品又は生鮮品の殺菌・消毒・保存を可能にする。【選択図】図1

Description

本考案は、生鮮品や物品を収容し保存するための保存用袋に関し、特に、オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス等のガスを用いて生鮮品や物品を殺菌消毒し、保存する際に用いる保存用袋に関する。
オゾンは、三つの酸素原子からなり、強い酸化力を持つことで知られている。このような酸化力により、オゾンは殺菌、ウイルスの不活化、脱臭、漂白、有機物の除去等の効果を奏することができる。そのため、現在では様々な分野で活用されている。
また、炭酸ガスは、抗菌、防腐、防虫作用を有し、バクテリア、カビ、害虫などの発生を抑制することができる。特に、酸素を断つことで殺虫剤のような毒性なしに、害虫を卵、幼虫、蛹の状態でも駆除することが可能で、農薬としても用いられている。また、青果物の呼吸を抑えることによる鮮度保持効果や酸化防止効果を有しているため、生鮮品の保存のために炭酸ガスを生鮮品のパッケージに充填する等が従来から行われてきた。同様に、窒素ガスも、酸素を絶つことによって、カビ、バクテリア等を窒息させることによる物品の保存や湿気による食品の劣化対策に用いられている。
炭酸ガスや窒素ガスを用いれば、高価な衣類、書籍、骨董品等の物品を冒すカビや害虫などを、化学薬品等を用いた場合の化学反応等による変色などを生じさせることなく有効に除去できることが知られている。
そこで本考案者らは上記のオゾンガス、炭酸ガス、窒素ガスを用いて生鮮品や物品を殺菌消毒し、保存を行う装置を開発しているが、このような殺菌・消毒・保存装置に適切な袋はこれまでになかった。
そこで、本考案は、上記のオゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス等のガスを用いた生鮮品や物品の殺菌消毒、保存を効率的に行うための保存用袋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は、開口を有する袋本体と、前記開口を閉じて前記袋本体内を密封可能にする開閉手段と、前記袋本体内にガス又はガスミストを導入するための供給口と、前記袋本体内から前記ガス又はガスミストを排出するための排出口と、を備え、物品又は生鮮品を収容すると共に、オゾンガス又はオゾンガスミストを前記袋本体内に充填し、収容した前記物品又は生鮮品と接触させ、次いでさらに炭酸ガス又は窒素ガス又は炭酸ガスと窒素ガスの混合ガス、もしくは、炭酸ガスミスト又は窒素ガスミスト又は炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスミストに接触させることにより、前記物品又は生鮮品の殺菌・消毒・保存を可能にすることを特徴とする保存用袋を提供する。ここで、前記供給口は、その内部に前記袋本体内のガス又はガスミストが逆流することを防止する逆止弁を備える。
ところで、本願においては、液体を粉砕し微細な液滴にして、気体(オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス、又はこれらの混合ガス)と接触混合させることを、粉砕溶解という。さらに、オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス、又はこれらの混合ガスと液体とを粉砕溶解させたミストを、ガスミストと呼ぶ。
ここで、前記開閉手段はジッパーテープとするのが良い。このとき、前記ジッパーテープは二列設けるのが好適である。また、前記開閉手段は線ファスナーであっても良い。
なお、前記排出口には、手動ポンプ方式又は電動ポンプ方式のガス抜き装置が接続されるのが好適である。
また、前記供給口と前記排出口の代わりに、前記ガス又はガスミストを前記袋本体内に導入可能にすると共に、前記ガス又はガスミストを前記袋本体から排出可能にする供給及び排出口を設けるのが好ましい。この前記供給及び排出口は、前記ガス又はガスミストを前記袋本体内に導入する際、前記ガス又はガスミストの逆流を防止する逆止弁と、前記ガス又はガスミストを前記袋本体内から排出させるための逆止弁解除手段と、を備えるのが好適である。
本考案によれば、オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス等のガスを用いた生鮮品や物品の殺菌消毒、保存を非常に効率的に行うことができる。また簡易な構成のため、本考案を用いれば安価、手軽に生鮮品や物品の殺菌消毒、保存を行うことができる。
本考案の一実施形態に係る保存用袋の概略を示す模式図である。 図1に示す本考案の保存用袋を適用する物品殺菌・消毒保存装置の概略を示す模式図である。 図1に示す本考案の保存用袋にガス抜き装置を配置した例を示す模式図である。 図1に示す本考案の保存用袋を適用する生鮮品殺菌・消毒保存装置の概略を示す模式図である。 本考案の保存用袋の形状例を示す模式図である(その1)。 本考案の保存用袋の形状例を示す模式図である(その2)。 本考案の他の実施形態に係る保存用袋の概略を示す模式図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る保存用袋の概略を示す模式図である。図1に示すように、保存用袋10は、生鮮品又は物品と共にガス(又は、後述するガスミスト)を内部に封入する空間を形成する袋本体11と、この袋本体11の開口12を閉じて密封するための開閉部(開閉手段)13と、袋本体11内にガス又はガスミストを供給するための供給口14と、袋本体11内からガス又はガスミストを排出するための排出口15と、を備える。
袋本体11は、耐圧性、非通気性、非透湿性の素材から構成される袋である。そして、袋本体11の素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン又はこれらの素材の多層体若しくは複合体が好適である。
この袋本体11の開口12には開閉部13を設けて、袋本体11内に生鮮品又は物品を収容した状態で密封可能にする。開閉部13は、ジッパーテープと呼ばれる、凹状と凸状のテープを互いに嵌合させることで着脱可能な開閉具から構成するのが好適である。あるいは、気密性を保持可能な線ファスナー(複数の歯が取り付けられた一対のテープ状の基材を、スライダーで噛み合わせることで開閉するファスナー)を用いても良い。ジッパーテープを用いる場合には、気密性を高めるために、二列配置するようにしても良い。
供給口14は、後述するガス供給手段又はガスミスト生成供給手段に、ガス供給管又はガスミスト供給管を介して接続され、ここからガス又はガスミストが袋本体11内に供給される。この供給口14の内部には、ガス又はガスミストの逆流を防ぐための逆止弁が設けられている。
排出口15は、袋本体11内のガス又はガスミストを排出するための通気口である。この排出口15には、後述するポンプ等のガス抜き装置151を配置するようにしても良い。
次に、上述した本考案の保存用袋10を適用する物品殺菌・消毒・保存装置、及び生鮮品殺菌・消毒・保存装置の概略について順に説明する。
ここで、生鮮品とは、新鮮な状態で供される必要のある、魚介類、肉類、野菜類、果実類、海藻類、生花類等が考えられる。また、物品とは例えば、書籍、衣類、骨董品、履物、家具、玩具、寝具、貴金属などがある。
まず初めに、物品殺菌・消毒・保存装置について説明する。図2は、物品殺菌・消毒・保存装置の概略を示す模式図である。図2に示すように、物品殺菌・消毒・保存装置100は、オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス、又はこれらの混合ガス(以下、適宜単にガスという)を供給するガス供給手段110から構成される。そして本考案の保存用袋10は、物品A(ここでは例として靴を図示)を収容すると共に、ガス供給手段110から供給されたガスを内部に封入する。
ガス供給手段110は、ガスボンベ等からなり、保存用袋10にオゾンガスを供給するオゾンガス供給手段111と、炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給手段112と、窒素ガスを供給する窒素ガス供給手段113と、から構成される。これらのガス供給手段110には、ガスの圧力調整のためのレギュレータ(図示せず)が設けられている。
ガス供給手段110からのガスは、ガス供給管141を介して保存用袋10に供給される。ガス供給管141は、保存用袋10の供給口14に接続されている。
この物品殺菌・消毒・保存装置100及び本考案の保存用袋10を用いて、物品Aの殺菌消毒、保存を行う際には、まず、保存用袋10の袋本体11内に物品Aを収容し、開閉部13を閉じる。次いで、袋本体11内の空気を排出口15から排出する。
次に、オゾン供給手段111からオゾンガスを保存用袋10に供給する。保存用袋10内にオゾンガスが適度に注入されたら、オゾンガスの供給を停止し、そのまま所定時間保存用袋10の密封状態を保って、物品Aにオゾンガスを接触させ、殺菌消毒を行う。
次に、保存用袋10内のオゾンガスを排出口15から抜き取る。次いで、炭酸ガス供給手段112から炭酸ガスを、又は窒素ガス供給手段113から窒素ガスを、あるいはこれらの混合ガスを、保存用袋10内に供給する。これにより、保存用袋10内のオゾンガスが排除される。
保存用袋10内に炭酸ガス又は窒素ガス、あるいはこれらの混合ガスが適度に注入されたら、ガスの供給を停止し、そのまま保存用袋10を密封する。これで物品Aの殺菌、消毒、保存処理が完了する。例えば、取り扱う物品Aが壊れやすいような場合、保存用袋10内のガスが緩衝材とも成り得るため、保存用袋10内から抜かずに密封するのが良い。一方、保存用袋10内のガスを排出口15から抜いて保存することも可能である。その場合、保存用袋10内を真空にするのが好適である。
なお、保存用袋10の排出口15には、簡単に内部のガスを抜き取るため、図3に示すようにガス抜き装置151を設けても良い。このガス抜き装置151は、手動式のポンプ、あるいは電動式のポンプからなる。物品Aのサイズが小さい場合には、保存用袋10内のガスを排出口15から手で押し出しても良いが、ガス抜き装置151として手動の負圧ポンプを用いることでより簡単に内部のガスを抜き取ることができる。物品Aのサイズが大きい場合には、電動ポンプで保存用袋10内から外部へガスを排出するのが良い。このように、ガス抜き装置151を用いて保存用袋10内の気圧を大気圧に対して負圧にすることで、保存用袋10内のガスを簡単に除去したり、真空にしたりすることができる。
次に、生鮮品殺菌・消毒・保存装置について説明する。図4は、生鮮品殺菌・消毒・保存装置の概略を示す模式図である。
図4に示すように、生鮮品殺菌・消毒・保存装置200は、オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス、又はこれらの混合ガス(以下、適宜単にガスという)を供給するガス供給手段210と、液体を供給する液体供給手段220と、ガス供給手段210からのガスと液体供給手段220からの液体を粉砕溶解させてガスミストを生成、供給するガスミスト生成供給手段230と、を備える。そして本考案の保存用袋10は、生鮮品B(ここでは例として魚を図示)を収容すると共に、ガスミスト生成供給手段230から供給されたガスミストを内部に封入する。
ガス供給手段210は、ガスボンベ等からなり、ガスミスト生成供給手段230にオゾンガスを供給するオゾンガス供給手段211と、炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給手段212と、窒素ガスを供給する窒素ガス供給手段213と、から構成される。これらのガス供給手段210には、ガスの圧力調整のためのレギュレータ(図示せず)が設けられている。また、ガスの温度制御手段等を配置しても良い。
液体供給手段220は、ポンプ等から構成され、ガスミスト生成供給手段230に液体を供給する。あるいは、例えばオゾン水生成装置等の、ガス混合液の生成供給手段であっても良い。液体供給手段220には、図示は省略するが液体の温度制御手段を配置しても良い。
供給する液体としては、水、イオン水、オゾン水、生理食塩水、精製水、滅菌精製水を用いるのが好適である。また、この液体に、対象とする生鮮品Bに応じた添加剤を含有させ、ガスミストと共に生鮮品Bに浸透させても良い。また、液体に抗菌剤、殺菌剤を添加することにより、抗菌、殺菌効果を増大させることができる。
ガスミスト生成供給手段230は、ガス供給手段210から供給されたガスと、液体供給手段220から供給された液体とを粉砕溶解したガスミストを生成し、これを保存用袋10に供給する装置である。ガスミスト生成供給手段230としては、例えば、超音波式や霧吹き式、流体ノズルを用いた方式等、様々なミスト生成装置を適用することができる。
ガスミスト生成供給手段230からのガスミストは、ガスミスト供給管241を介して保存用袋10に供給される。ガスミスト供給管241は、保存用袋10の供給口14に接続されている。
この生鮮品殺菌・消毒・保存装置200及び本考案の保存用袋10を用いて、生鮮品Bの殺菌消毒、保存を行う際には、まず、保存用袋10の袋本体11内に生鮮品Bを収容し、開閉部13を閉じる。次いで、袋本体11内の空気を排出口15から排出する。
次に、ガスミスト生成供給手段230は、オゾン供給手段211からのオゾンガスと液体供給手段220からの液体とでオゾンガスミストを生成し、保存用袋10に供給する。保存用袋10内にオゾンガスミストが適度に注入されたら、オゾンガスミストの生成供給を停止し、そのまま所定時間保存用袋10の密封状態を保って、生鮮品Bにオゾンガスミストを接触させ、殺菌消毒を行う。
次に、保存用袋10内のオゾンガスミストを排出口15から抜き取る。次いで、炭酸ガス供給手段212からの炭酸ガス、又は窒素ガス供給手段213からの窒素ガス、あるいはこれらの混合ガスと、液体供給手段220からの液体とで炭酸ガスミスト又は窒素ガスミスト、あるいは混合ガスミストを生成し、保存用袋10に供給する。これにより、保存用袋10内のオゾンガスミストが排除される。
保存用袋10内に炭酸ガスミスト又は窒素ガスミスト、あるいは混合ガスミストが適度に注入されたら、ガスミストの生成供給を停止し、そのまま保存用袋10を密封する。これで生鮮品Bの殺菌、消毒、保存処理が完了する。例えば、取り扱う生鮮品Bが壊れやすいような場合、保存用袋10内のガスミストが緩衝材とも成り得るため、保存用袋10内から抜かずに密封するのが良い。一方、保存用袋10内のガスミストを排出口15から抜いて保存することも可能である。その場合、保存用袋10内を真空にするのが好適である。保存用袋10の排出口15には、図3に示すガス抜き装置151を設けて内部のガスミストを抜き取るようにしても良い。
なお、上記では保存用袋10の形状として、矩形の平面状の袋を例に図示したが、収容する物品や生鮮品の形状に合わせてこのほか様々な形状を採用することが可能である。図5及び図6に、保存用袋10の形状例を示す。
図5は、平面状の保存用袋の形状例を示している。図5(a)は略正方形の保存用袋10A、図5(b)は長尺な矩形状の保存用袋10B、図5(c)は略半円形の保存用袋10Cを示している。ここでは、開閉部13として上述したジッパーテープ13aを、二列用いる例を図示している。
図6は、立体状の保存用袋の形状例を示している。図6(a)は略立方体の保存用袋10D、図6(b)は長尺な直方体状の保存用袋10E、図6(c)は底の浅い円筒状の保存用袋10F、図6(d)は底の深い円筒状の保存用袋10Gを示している。ここでは、開閉部13として上述した線ファスナー13bを用いる例を図示している。
このように保存用袋10は、収容する物品や生鮮品に合わせて、様々な形状とすることができる。
なお、ここまでは、供給口14と排出口15とを別々に設ける例を示したが、これらを兼用する供給及び排出口を設けることもできる。図7に、供給口と排出口に代えて、これらを兼用する供給及び排出口16を備える保存用袋20を示す。なお、図1に示す実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
供給及び排出口16は、保存用袋20内にガス又はガスミストを供給する際には、ガス供給管141(図2参照)又はガスミスト供給管241(図4参照)と接続される。また、保存用袋20内のガス又はガスミストを排出する際には、ガス抜き装置151(図3参照)と接続されても良い。
供給及び排出口16の内部には、ガス又はガスミストを供給する際の逆流を防止する逆止弁が設けられる。ただし保存用袋10内のガスを抜く際にスムーズに排出できるよう、逆止弁解除機能も備えるようにする。例えば、浮き輪等の空気吹込口のように容易に開放可能な簡易な弁を用いても良いし、逆止弁を解除するための機構をさらに備えたものでも良い。このように、供給口と排出口とを兼ねた一つの供給及び排出口16とすることで、保存用袋20の構造を簡略化、単純化することができる。
このように、本考案によれば、オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス等のガスを用いた生鮮品や物品の殺菌消毒、保存を非常に効率的に行うことができる。また簡易な構成のため、本考案を用いれば安価、手軽に生鮮品や物品の殺菌消毒、保存を行うことができる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本考案の範囲から排除するものではない。
本考案は、生鮮品や物品を収容し保存するための保存用袋に関し、特に、オゾンガス、炭酸ガス、窒素ガス等のガスを用いて生鮮品や物品を殺菌消毒し、保存する際に用いる保存用袋に関し、産業上の利用可能性を有する。
10 保存用袋
10A 略正方形の保存用袋
10B 長尺な矩形状の保存用袋
10C 略半円形の保存用袋
10D 略立方体の保存用袋
10E 直方体状の保存用袋
10F 底の浅い円筒状の保存用袋
10G 底の深い円筒状の保存用袋
11 袋本体
12 開口
13 開閉部
13a ジッパーテープ
13b 線ファスナー
14 供給口
15 排出口
16 供給及び排出口
20 保存用袋

Claims (10)

  1. 開口を有する袋本体と、
    前記開口を閉じて前記袋本体内を密封可能にする開閉手段と、
    前記袋本体内にガス又はガスミストを導入するための供給口と、
    前記袋本体内から前記ガス又はガスミストを排出するための排出口と、を備え、
    物品又は生鮮品を収容すると共に、オゾンガス又はオゾンガスミストを前記袋本体内に充填し、収容した前記物品又は生鮮品と接触させ、次いでさらに炭酸ガス又は窒素ガス又は炭酸ガスと窒素ガスの混合ガス、もしくは、炭酸ガスミスト又は窒素ガスミスト又は炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスミストに接触させることにより、前記物品又は生鮮品の殺菌・消毒・保存を可能にすることを特徴とする保存用袋。
  2. 前記供給口は、その内部に前記袋本体内のガス又はガスミストが逆流することを防止する逆止弁を備えたことを特徴とする請求項1に記載の保存用袋。
  3. 前記開閉手段がジッパーテープであることを特徴とする請求項1又は2に記載の保存用袋。
  4. 前記開閉手段として、前記ジッパーテープを二列設けることを特徴とする請求項3に記載の保存用袋。
  5. 前記開閉手段が線ファスナーであることを特徴とする請求項1に記載の保存用袋。
  6. 前記排出口には、手動ポンプ方式又は電動ポンプ方式のガス抜き装置が接続されることを特徴とする請求項1に記載の保存用袋。
  7. 前記供給口と前記排出口の代わりに、前記ガス又はガスミストを前記袋本体内に導入可能にすると共に、前記ガス又はガスミストを前記袋本体から排出可能にする供給及び排出口を設けることを特徴とする請求項1に記載の保存用袋。
  8. 前記供給及び排出口が、
    前記ガス又はガスミストを前記袋本体内に導入する際、前記ガス又はガスミストの逆流を防止する逆止弁と、
    前記ガス又はガスミストを前記袋本体内から排出させるための逆止弁解除手段と、を備えることを特徴とする請求項7に記載の保存用袋。
  9. 前記袋本体は、耐圧性、非通気性、非透湿性の素材から構成されることを特徴とする請求項1又は7に記載の保存用袋。
  10. 前記袋本体の素材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン又はこれらの多層体若しくは複合体により構成されていることを特徴とする請求項9に記載の保存用袋。
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