JP3165404U - 浮標 - Google Patents

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誠 池間
誠 池間
景介 寺坂
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Abstract

【課題】高波浪時や荒天時など悪天候下においても認識しやすい浮標を提供する。【解決手段】俵ブイ12と重錘16と標識灯18とレーダーリフレクタ20によって浮標10を構成する。標識灯18とレーダーリフレクタ20は俵ブイ12と離間して配し、重錘16に重力が作用し、俵ブイ12が水面に浮遊した状態において、水面から離れたところに位置するようにする。これにより高波浪時や荒天時であっても付近を航行する船舶からの浮標10の被視認性および被探知性が向上する。【選択図】図1

Description

本考案は、汚濁防止膜など海面や海中に設置された水中設置物の位置を船舶等に覚知させる浮標に関する。
従来、海洋工事に伴う汚濁防止膜の展張に際しては、付近海域を航行する船舶に対する注意喚起の手段として、起点と終点に灯浮標を設置し、さらに展張距離が長いときには標識灯を汚濁防止膜のフロートに任意の間隔で取り付けることが一般的に広く行われている。しかし、漁船やプレジャーボート等の小型船舶の場合、視点が低いため、高波浪時や荒天時など悪天候の条件下では浮標灯が波間に隠れて認識しづらい状態におかれることが多く、進路を誤って汚濁防止膜に衝突したり巻き込んだりする事故の危険性が高いことが指摘されていた。また肉眼による視認には距離的な制限があり、ある程度接近しないと対象物を認識できないという問題があった。
そこで、船舶の多くがレーダー探知機を搭載していることに着目し、浮標にレーダーリフレクタを取り付けることで船舶からの被探知性を飛躍的に高めるという技術が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開平8−85492号公報 特開2006−273068号公報
これらの技術文献に開示されているのは、浮標に直にレーダーリフレクタを取り付けるというものであるが、この場合、レーダー反射板は海面とほとんど同じ高さに位置することになるため、波の間に埋没しやすく、特に悪天候下では被探知性が大幅に低下するという欠点がある。またレーダー探知機には最小探知距離があるため、レーダーリフレクタのみを取り付けた浮標は、最小探知距離内にあれば探知できないという欠点もある。
本考案は、高波浪時や荒天時など悪天候下においても認識しやすい浮標を提供することを目的としている。
本考案は、浮力発生体と、重錘と、前記重錘に重力が作用し、前記浮力発生体が水面に浮遊した状態において、水面から離れたところに位置する標識灯およびレーダーリフレクタを備えた、浮標を提供する。
標識灯およびレーダーリフレクタは、船舶の搭乗員による視認もしくは船舶に搭載されたレーダー探知機による探知の対象物となる。これらは浮力発生体に作用する浮力と重錘に作用する重力により、水面から離れた高さのところに位置するため、高波浪時や荒天時であっても付近を航行する船舶からの認識が容易である。
浮力発生体は、発泡スチロールなど素材自体が水に浮くものを所定の形状に成形したもの、もしくは金属など素材自体は水には浮かないが、適当な大きさの空洞部を設けることで浮力が発生するようにした構造体をいう。標識灯およびレーダーリフレクタの位置の安定性は、浮力発生体の形状およびこれに作用する浮力、重錘の重量、浮力発生体に作用する浮力の作用点と重錘に作用する重力の作用点の距離を適宜調整することで高めることができ、多少の風や波の影響を受けた場合であっても、標識灯およびレーダーリフレクタができるだけ水面から高い位置に維持されることが被視認性および被探知性の向上につながる。
浮標の最も簡単な構造としては、棒状体の両端側にそれぞれ重錘と標識灯およびレーダーリフレクタを配し、これらの間に浮力発生体が配したものが挙げられる。
このような浮標であれば製造コストを低く抑えることができるだけでなく、浮力発生体の位置を棒状体の何れかの端部側にずらすだけで簡単に標識灯およびレーダーリフレクタの位置安定性を調整することができる。
本考案によれば、特に高波浪時や荒天時など気象条件が悪い場面における被視認性および被探知性が向上するので、周囲を航行する船舶は汚濁防止膜等の位置を早く確実に発見することができるようになり、発見が遅れることによる衝突や汚濁防止膜の破損等の事故や損害の発生を未然に防止することができる。
浮標の側面図 浮標の設置方法の一例を示す斜視図
以下、本考案の実施の形態について、添付した図面を参照して説明する。図1は海面に浮かぶ浮標10を示したものである。浮標10は、浮力発生体として俵ブイ12を用い、俵ブイ12の中央を貫通する塩ビ管14の両端部には、それぞれ重錘16と、標識灯18およびレーダーリフレクタ20が装着されている。
塩ビ管14は市販のものを適宜の長さに切断したものを使用することができ、ここでは海面上に約150cmの高さで露出するように調整されている。塩ビ管14の両端は、中空部に海水が浸入しないようにそれぞれキャップ22で密閉されている。
重錘16は中央を塩ビ管14が貫通し、塩ビ管14に沿って動かないように上下2個の固定バンド24で塩ビ管14に固定されている。固定バンド24を緩めることで重錘16の位置を簡単に調整することができる。
俵ブイ12も重錘16と同様に上下2個の固定バンド26で塩ビ管14に固定されており、固定バンド26を緩めることで位置を簡単に調整することができる。
レーダーリフレクタ20は塩ビ管14の最上端に2個のU字金具28で固定されている。レーダーリフレクタ20は市販品をそのまま用いることもできるが、防腐処理を施した複数のアルミ板を互いに直角をなす向きに配置することで自作してもよい。
レーダーリフレクタ20の下方には標識灯18が配置されている。標識灯18は、固定ベルト30で塩ビ管14に固定された標識灯収納箱32に着脱自在に収納されている。標識灯18は市販品をそのまま用いることができる。ここでは乾電池式の標識灯18を想定しているため、電池交換の便宜上、標識灯収納箱32に収納する形態をとっているが、太陽光発電パネルとLEDの組み合わせによるフリーメンテナンスの標識等を用いる場合には塩ビ管14に直に装着することも可能である。
このように構成される浮標10は、例えば図2に示すように汚濁防止膜40などに取り付けて使用する。汚濁防止膜40は、浚渫工事などの際に生じる海水の濁り(汚濁粒子)が周辺海域に拡散しないように工事区域の周囲に敷設される。汚濁防止膜40は、海面に浮かぶフロート部42と、海中に垂れ下がるカーテン部44およびウェイトチェーン46で構成されており、カーテン部44の延長約20m毎にアンカーワイヤ48およびアンカー50で海底に係留されている。
浮標10は、汚濁防止膜40の延長に応じて適宜の間隔で設置され、フロート部42とワイヤ52で繋がれている。汚濁防止膜40はフロート部42のみが海面に露出しているため、波間に隠れて遠方からは発見しにくいのであるが、浮標10に装着された標識灯18およびレーダーリフレクタ20が海面上に大きく顔を出すことで、位置の把握が容易になっている。
本発明の浮標は、浮力発生体と、重錘と、前記重錘に重力が作用し、前記浮力発生体が水面に浮遊した状態において、水面から離れたところに位置する標識灯およびレーダーリフレクタを備えたものであれば、前述した浮標10の構成に限定されるものではない。また各部の形状や材質も限定されない。
10 浮標
12 俵ブイ
14 塩ビ管
16 重錘
18 標識灯
20 レーダーリフレクタ

Claims (2)

  1. 浮力発生体と、重錘と、前記重錘に重力が作用し、前記浮力発生体が水面に浮遊した状態において、水面から離れたところに位置する標識灯およびレーダーリフレクタを備えた、浮標。
  2. 一端側に前記重錘が配され、他端側に前記標識灯および前記レーダーリフレクタが配され、これらの間に前記浮力発生体が配された棒状体を備えた、請求項1に記載の浮標。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103123393A (zh) * 2013-01-28 2013-05-29 中国人民解放军92232部队 海面小目标反射体
CN109765575A (zh) * 2017-11-10 2019-05-17 韩国航空宇宙研究院 用于校准人造卫星的合成孔径雷达的雷达反射器***
CN113335454A (zh) * 2021-07-08 2021-09-03 大连海事大学 一种船型穿浪式减摇灯浮标结构
CN115009438A (zh) * 2022-05-25 2022-09-06 江苏科技大学 一种海上浮标智能指引方法及其指引***和设备

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