JP3163875B2 - 医用画像処理装置 - Google Patents

医用画像処理装置

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JP3163875B2
JP3163875B2 JP26989293A JP26989293A JP3163875B2 JP 3163875 B2 JP3163875 B2 JP 3163875B2 JP 26989293 A JP26989293 A JP 26989293A JP 26989293 A JP26989293 A JP 26989293A JP 3163875 B2 JP3163875 B2 JP 3163875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線画像等の医用画
像のデジタル処理を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線画像等の医用画像はデジタル化され
てエッジ強調などの処理を受け、診断のための観察に適
したものとされる。種々の医用画像のうち、とくにX線
TVシステムを用いて得たX線画像はフレームごとに順
次得られるものであるが、画像のS/N比が、X線条件
や被写体条件によりリアルタイムに変化する。そこで、
従来では、操作者が、モニター装置の画面上に表示され
たX線画像を見て、そのS/N比の変化に応じて、一定
の周波数特性を有する数種類のエッジ強調処理用フィル
タをマニュアルで選択するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにマニュアルで対応するのでは、刻々と変化する画
質に対してエッジ強調の程度を最適なものに調整するこ
とは到底不可能であり、結果として不十分な調整のまま
で、ノイズの目立つ画像や、逆にあまりシャープでない
画像しか得られない、という問題がある。また、1枚の
画像のなかでも明るい部分と暗い部分とがあり、それら
各部でS/N比が異なるが、従来ではこの1枚の画像の
なかの各部分ごとにエッジ強調処理の調整を行なうこと
もできない。
【0004】この発明は、上記に鑑み、刻々と変化する
画質に応じて、及び1枚の画像のなかの各部分の画質に
応じて、自動的に最適なフィルタリング処理を行なうこ
とができる、医用画像処理装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による医用画像処理装置においては、順次
入力されてくるデジタル画像を時間方向に積分する手段
と、この積分されたデジタル画像と順次入力されてくる
デジタル画像との差分を設定された複数の小領域ごとに
求める手段と、順次入力されてくるデジタル画像の上記
と同一もしくは別個に設定された複数の小領域ごとに輝
度を求める手段と、順次入力されてくるデジタル画像に
対してエッジ強調処理を行なうフィルタリング処理手段
と、上記の求められた差分及び輝度に応じて上記フィル
タリング手段の周波数特性を各領域ごとに定める制御手
段とが備えられることが特徴となっている。
【0006】
【作用】順次入力されてくるデジタル画像を時間方向に
積分するとノイズ成分は相対的に抑圧される。そこで、
この積分されたデジタル画像と順次入力されてくるデジ
タル画像との差分を求めれば、それはノイズの多寡に応
じたものとなる。この差分が各領域ごとに求められるた
め、各領域ごとのノイズ状況が検出されたことになる。
領域ごとの輝度も別個に求められ、これら領域ごとのノ
イズ状況及び輝度に応じてフィルタ特性が定められるた
め、各領域ごとに最適なエッジ強調処理を行なうことが
できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明を
X線TVシステムに適用した一実施例を示すもので、こ
の図において、X線管11から被写体10に向けてX線
が照射される。被写体10を透過したX線はイメージイ
ンテンシファイア(I.I.)12に入射し、X線によ
る透過像は光学像に変換される。この光学像はTVカメ
ラ13によりビデオ信号に変換され、このビデオ信号は
A/Dコンバータ14によってデジタル化される。この
デジタル画像信号はノイズリダクションフィルタ15を
経てリアルタイムエッジエンハンス回路16に送られ、
エッジ強調処理をリアルタイムにて受ける。その後、階
調変換回路(ウインドウ回路)17により階調の変換を
受け、D/Aコンバータ18によりアナログのビデオ信
号に戻され、モニター装置19に送られて表示される。
【0008】リアルタイムエッジエンハンス回路16
は、入力されたデジタル画像信号をリアルタイムでエッ
ジ強調処理するフィルタリング処理回路28を備えてお
り、さらに、このフィルタリング処理回路28をリアル
タイムで制御するために、リカーシブフィルタ21、減
算回路22、絶対値積算回路23、領域設定回路24、
26、平均値算出回路25、及びフィルタ特性算出回路
27を備えている。
【0009】入力デジタル画像信号はまずリカーシブフ
ィルタ21により時間方向に積分され、一種の残像が付
加されたような画像となってノイズが抑圧されたものと
なる。このリカーシブフィルタ21の出力画像ともとの
入力画像とが減算回路22に入力され、それらの間の差
分が求められる。リカーシブフィルタ21の出力画像は
上記のようにノイズ除去されたものであるから、入力画
像にノイズが少なければ差分も小さくなり、この差分は
入力画像のノイズの大きさに対応する。
【0010】そこで、減算回路22の出力を絶対値積算
回路23に入力して、領域設定回路24で設定された複
数の小さな領域ごとに入力画像のノイズの大きさを算出
する。この領域設定回路24は1枚の画像を任意に分割
するもので、ここではたとえば図2で示すようにN×N
個の領域に分割するものとしている。そして、絶対値積
算回路23は、N×N個の各領域ごとに差分の絶対値を
積算する。これにより各領域ごとにノイズの大きさつま
りS/N値が求められることになる。
【0011】他方、入力デジタル画像は、平均値算出回
路25に送られ、領域設定回路26で設定された各領域
ごとの輝度の平均値が求められる。この領域設定回路2
6は上記の領域設定回路24と同様のもので、領域設定
回路24とは別個に領域分割することができるが、同一
に分割するようにしてもよい。
【0012】そして、これら絶対値積算回路23からの
各領域ごとのS/N値と、平均値算出回路25からの各
領域ごとの平均輝度とがフィルタ特性算出回路27に入
力され、これらの入力データに応じて最適なフィルタ特
性が各領域ごとに算出される。ここでは、フィルタリン
グ処理回路28は、図4で示すような周波数foを中心
周波数とするバンドパスフィルタにより画像のエッジ強
調処理を行なうものとしており、そのfoでの利得を変
化させることによりノイズ低減とエッジ強調の程度が調
整できるものとしている。上記のフィルタ特性算出回路
27により求められたフィルタ特性に応じてこのフィル
タ特性が制御される。
【0013】たとえば、図4に示すフィルタ特性のfo
での利得をKとすると、このKがフィルタ特性算出回路
27により図3に示すようにして定められる。すなわ
ち、図3のKをパラメータとしたカーブに基づいて、N
/S値が大きい(ノイズが多い)場合にはKを小さく、
N/S値が小さい(ノイズが少ない)場合にはKを大き
くし、平均輝度が小さく暗い部分ほどKの値を小さくす
る。なお、foは画像信号の周波数帯域Fsとノイズの
周波数帯域Fnとから定められる。
【0014】これによりTVカメラ13から順次出力さ
れるX線画像信号に対して、その1枚ずつの画像の各領
域の画質にリアルタイムに対応して最適なフィルタ特性
とされたフィルタリング処理回路28による、各領域ご
との最適なエッジ強調処理がリアルタイムでなされるこ
とになる。
【0015】なお、上記ではノイズについて述べたが、
減算回路22からの差分出力は、ノイズに対応するだけ
でなく、画像の動きにも対応したものとなるので、絶対
値積算回路23の出力は各領域ごとの画像の動きを表わ
すものでもある。そこで、フィルタ特性算出回路27
は、各領域ごとに動きの大小に応じた最適フィルタ特性
を算出していることにもなる。
【0016】また、被写体の撮影部位とか撮影モードと
かによって上記のKの値は大体決まっているので、図3
のグラフのような複雑な計算によりKの値を求めるので
なく、撮影部位や撮影モードが定まったときにあらかじ
めKの値をいくつか選び出しておいて、フィルタ特性算
出回路27がそれらのなかから最適なものを選別するよ
うにしてもよい。このような簡略な制御とは反対に、フ
ィルタ特性の中心周波数foをも変化させるよう、より
複雑な制御を行なうこともできる。さらに各領域ごとの
輝度は上記のようにその領域の平均輝度を求めるのでは
なく、その各領域の輝度を代表するようなものを求める
ことでもよい。
【0017】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明の医用画像処理装置によれば、S/N比の悪い部
分ではノイズを抑え、S/N比の良い部分ではエッジを
よりシャープに強調することができるとともに、視覚的
に暗い部分ではノイズが目立つため、明るい部分に比較
して暗い部分ほどノイズ除去効果を大きくすることがで
き、これによって暗い部部での目障りなノイズを抑える
ことができる。このように画像の各部のノイズ状況に合
わせてフィルタ処理をダイナミックに制御することがで
き、画像全体にノイズの目立たないシャープな画質の画
像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる医用画像処理装置
のブロック図。
【図2】同実施例における画面の分割例を示す図。
【図3】同実施例におけるS/N値と平均輝度とに対す
るKの値を表わすグラフ。
【図4】同実施例におけるフィルタ特性を表わすグラ
フ。
【符号の説明】
10 被写体 11 X線管 12 イメージインテンシファイア 13 TVカメラ 14 A/Dコンバータ 15 ノイズリダクションフィルタ 16 リアルタイムエッジエンハンス回路 17 階調変換回路 18 D/Aコンバータ 19 モニター装置 21 リカーシブフィルタ 22 減算回路 23 絶対値積算回路 24、26 領域設定回路 25 平均値算出回路 27 フィルタ特性算出回路 28 フィルタリング処理回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次入力されてくるデジタル画像を時間
    方向に積分する手段と、この積分されたデジタル画像と
    順次入力されてくるデジタル画像との差分を設定された
    複数の小領域ごとに求める手段と、順次入力されてくる
    デジタル画像の上記と同一もしくは別個に設定された複
    数の小領域ごとに輝度を求める手段と、順次入力されて
    くるデジタル画像に対してエッジ強調処理を行なうフィ
    ルタリング処理手段と、上記の求められた差分及び輝度
    に応じて上記フィルタリング手段の周波数特性を各領域
    ごとに定める制御手段とを備えることを特徴とする医用
    画像処理装置。
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